軽量かつ高性能!VAXEE 「XE V2 Wireless」を徹底レビュー|使用感・フィット感・設定機能まで完全解説

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出典:VAXEE公式

ゲーミングマウス市場において、高い信頼と独自の設計思想で支持を集めているVAXEE(バクシー)。

その中でも注目を集めているのが、左右対称型ワイヤレスマウスの最新モデルVAXEE 「XE V2 Wireless」です。

前モデルである「XE Wireless」は、堅実な基本性能を持ちながらも、やや重さやクリック感に課題があるという評価が一部ユーザーから寄せられていました。

しかし、「XE V2 Wireless」ではその弱点を徹底的に見直し、より軽量で洗練された操作性を実現。

さらに、最大4KHz対応Webドライバによる柔軟なカスタマイズなど、競技シーンでも十分に通用するハイエンドなスペックを搭載しています。

また、形状においても「一見オーソドックス、だが実は非常に個性的」という独特の設計が特徴で、フィット感と安定感のバランスを求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。

この記事では、実際に使用して感じたポイントや、他モデルとの比較を交えながら、VAXEE 「XE V2 Wireless」の魅力と注意点を詳しく解説していきます。

初めてVAXEEのマウスを検討している方はもちろん、XEシリーズの乗り換えやアップグレードを考えている方も、ぜひ参考にしてください。

 

目次

VAXEE 「XE V2 Wireless」とは?

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出典:VAXEE公式

VAXEE 「XE V2 Wireless」は、競技向けマウスブランドとして知られるVAXEEが手がけた左右対称型の軽量ワイヤレスマウスで、前作「XE Wireless」の正統進化モデルです。

「形状・軽さ・性能・使いやすさ」の4拍子が揃った本製品は、前モデルからのフィードバックをしっかりと反映し、重量やクリック感、設定の柔軟性などに大きな改良が加えられています。

製品概要と価格帯

VAXEE 「XE V2 Wireless」の基本情報は以下のとおりです:

項目詳細内容
発売価格23,450円(税込)
重量約59g(前作比 約17gの軽量化)
接続方式ワイヤレス(USBレシーバー)
最大ポーリングレート最大4,000Hz(4K対応)
DPI設定範囲50〜3,200(50刻みで調整可能)
センサーPixArt PAW3950
対応ソフトWebドライバ(ブラウザ上で設定可能)

この価格帯は一見すると高価に思えますが、搭載されているハードウェアの品質や、徹底的に磨き上げられた設計を考慮すると、ゲーミングマウスとしてはコストパフォーマンスに優れた選択肢です。

軽量化とスペック進化のポイント

VAXEE 「XE V2 Wireless」では、前作「XE Wireless」で指摘されていた「重さ」「クリック感」「設定自由度」といった課題が大幅に改善されています。

主な進化ポイント:

  • 大幅な軽量化(約76g → 約59g)
    → トップクラスの軽さにより、素早い操作性を実現。
  • クリック感の改善
    → メカニカルスイッチ採用で「反応速度」「押し心地」「音のシャープさ」が向上。誤クリックも軽減。
  • Webドライバによる柔軟なカスタマイズ
    → DPIやポーリングレート、応答速度(デバウンスタイム)、競技モードの切替がブラウザ上で可能。
  • プラグ&プレイ対応
    → 裏面ボタンでも設定変更可能。Webドライバとの連携により、背面LEDカラーがDPIに連動。
  • マウスソールの改良
    → 補強材入りPTFEソールにより、耐久性と滑りのバランスを強化。

このように、競技向けマウスとしての「正統進化」が凝縮されたアップグレードモデルとなっています。

同社マウスや競合モデルとの違い

VAXEE 「XE V2 Wireless」は、他のVAXEE製品や人気のゲーミングマウス(例:Logicool G Pro X Superlight、Zowie NP-01など)とも比較されることが多いですが、形状・重量・操作感で明確な差別化ポイントがあります。

比較項目XE V2 WirelessNP-01 V2G Pro X Superlight
形状左右対称(中央コブ・フラット天面)左右対称(右サイド傾斜あり)左右対称(やや丸みのある天面)
重量約59g約62g約63g
DPI調整50刻み、Webドライバ対応固定DPI切り替えのみ50刻み(G HUBソフト必須)
サイド形状絶壁形状(ストレート)指に沿ったカーブあり標準的なラウンド形状
推奨される持ち方手のひらを「まっすぐ」乗せるスタイルやや斜め持ちの人向け浅め〜中間持ち向け

特に「XE V2」は、“手のひらを平行に乗せるスタイル”に最適化されており、持ち方との相性がパフォーマンスに直結します。

斜めに持つスタイルのユーザーには「NP-01」などの方がフィットする可能性が高い点には注意が必要です。


総じて、VAXEE 「XE V2 Wireless」は、ただ軽いだけではなく、「実戦に耐える安定感」と「カスタマイズ性」の両立を実現した、現代の競技志向ゲーマーに向けた完成度の高いモデルと言えるでしょう。

 

VAXEE 「XE V2 Wireless」のデザインと形状の特徴

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出典:VAXEE公式

VAXEE 「XE V2 Wireless」は、見た目はシンプルながらも、手に取った瞬間に個性を感じる形状設計がなされており、その形状がプレイスタイルや持ち方に大きく影響する設計哲学のもとで作られています。

表面的には「万人受けしそうなスタンダード形状」に見えるものの、設置感・接地面・フィットポイントなどが非常に独特で、上級者からの評価も高いです。

ボディ構造とサイズ感

「XE V2 Wireless」は、以下のようなバランス型の筐体サイズを持っています。

サイズ項目数値(参考値)
全長約122mm
横幅(最大)約63mm
高さ(最大)約38mm
重量(実測)約59g
  • 左右対称設計:両利きユーザーや左右スイッチ操作が得意な人にも扱いやすい。
  • 天面の中央コブ:マウスの中心に膨らみがあり、手のひらとの接地面を広く確保。
  • フロント~リアにかけての傾斜がゆるやかで、全体的に「平たい」印象を与える。

見た目には控えめなデザインですが、各部の厚みや角度に緻密な調整がされており、実際に握ったときの感触に差が出ます。

持ち方との相性とグリップ感

このマウス最大の個性は「手のひらへの吸いつくような接地感」にあります。

  • 手のひらに“ピタッ”と張り付くような感覚
    → 天面がフラットかつ幅が広く、接触面が広いため、がっしりとしたホールドが可能です。
  • 母指球・小指球に当たる絶妙なライン構造
    → 側面がストレートに設計されており、掴み持ちでも被せ持ちでも接地圧をしっかり感じられる形状
  • 設置感の違いによるプレイスタイルの変化
    → 中指の付け根に強く当たるため、細かなマイクロ操作やトラッキング操作に影響が出やすい。
持ち方相性コメント
被せ持ち(深め)手のひら全体で包み込みやすく、接地面が多い
掴み持ち(中間)中指・親指・小指の付け根でしっかり支える感覚が得られる
つまみ持ち手のひらにほぼ接触しないため、このマウスの特性を活かしにくい
斜め持ち×小指側が浮きやすく、フィット感が大きく損なわれる

※「斜めに構えて持つタイプ」の人は、同社のNP-01などの方が適している可能性があります。

他モデル(G Pro、NP-01など)との比較

「XE V2 Wireless」は、その構造からG ProやNP-01などの人気機種とよく比較される製品です。

ここでは形状面での違いに焦点を当てて比較してみましょう。

モデル特徴的な形状持ち方との相性フィット感の特徴
XE V2 Wireless天面平坦・サイド直線平行に構えて持つ人に最適手のひらに吸いつくような密着感
G Pro X SL丸みのある天面浅め持ちやフィンガーチップ手のひらに隙間が生まれるやや軽快な操作
NP-01右側傾斜あり手を斜めに構えて持つ人に◎指のカーブにフィットしやすい設計

「XE V2 Wireless」は、一見クセがないように見えるが、実際には持ち方にシビアなマウスでもあります。

とくに「斜めにマウスを構えて持つユーザー」には相性が悪く、違和感やスカスカ感が出やすいため、事前の試用を強く推奨します。

補足:実際のユーザーの声から抽出した形状の印象

  • 「表面はスタンダードでも、手のひらの接触が独特」
  • 「母指球と小指球でマウスをホールドする感覚が新しい」
  • 「被せ持ちとの相性が極端に良くて、クリック精度が上がった」
  • 「斜めに構えると小指が浮いてしまって不安定」

VAXEE 「XE V2 Wireless」は、デザイン上のシンプルさに反して、極めてユニークなフィット感と操作性を持つゲーミングマウスです。

特に「手のひらでしっかりとマウスを支えたい」「接地感でエイムの安定性を得たい」というプレイヤーにとっては、まさに理想形とも言える設計。

一方で、持ち方がマッチしない場合は扱いづらさも感じやすいため、自分のプレイスタイルとの相性をしっかり見極めて選ぶことが重要です。

 

VAXEE 「XE V2 Wireless」の使用感とパフォーマンス

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出典:VAXEE公式

VAXEE 「XE V2 Wireless」は、スペック上の性能はもちろん、実際の操作感やユーザビリティにおいても高い完成度を誇るゲーミングマウスです。

ここではクリック感やホイール、センサーの追従性、そしてカスタマイズ機能にいたるまで、実用性の観点から詳しく解説します。

クリック感・ホイール・サイドボタンの操作性

🔘 メインクリック

  • メカニカルスイッチを採用し、カチッとしたシャープな反応。
  • 押下圧は適度で、誤クリックしづらく安定感のあるフィードバック
  • 前作で指摘されていた「グラつき」や「ムラ」はほぼ解消。
  • 押す位置(先端 or 根元)によるクリック感の差が非常に少ない点も高評価。

好印象な点:

  • クリックのストロークが浅く、連打系の操作に向いている
  • クリックラグやバウンド感がなく、反応がダイレクト

🎡 ホイール

  • ノッチ感は明確かつ適度な硬さがあり、回転操作は快適。
  • スクロール表面はザラついた加工で、指へのグリップ感が強い。
    → ただし、肌が敏感な人には少し刺激が強く感じる可能性あり。
  • ホイールクリックはやや硬めで、繊細な押下には注意が必要。

➡️ サイドボタン

  • 押し心地はしっかりしており、反応・クリック感ともに優秀
  • ボタンサイズは小さめで、位置もやや高めに設置されている。
    → 深めの持ち方をする人には押すまでに距離を感じることがある。

改善点として挙げられる声も:

  • もう少し下に配置されると指の動線が自然になる
  • 傾斜があれば、指がスムーズに引っかかりやすい

センサー精度とソールの滑走性能

🎯 センサー性能(PixArt PAW3950)

  • 最大4KHzポーリングレートに対応
  • DPIは50単位で細かく調整可能(50〜3200)
  • センサーの追従性は極めて正確で、ガラスパッドでも飛びなし
  • 遅延設定(デバウンスタイム)も0ms / 2ms / 4msから選べる

📌 特徴的なポイント:

項目内容
最大DPI設定3200(50刻みで調整可能)
ポーリングレート125Hz / 500Hz / 1000Hz / 4000Hz
センサー追従高精度・高速・ぶれなし
競技モードレイテンシ低減、消費電力増加
LOD調整Webドライバから設定可能

🧊 マウスソール(PTFE+補強構造)

  • デフォルトで補強材入りのPTFEソールを採用
    → 歪みにくく、長期間の使用にも耐える
  • 滑りは「速すぎず・遅すぎず」ちょうど良いバランス
  • 水平方向だけでなく垂直方向の滑りもスムーズ

🟢 評価ポイント:

  • 多くの布系マウスパッドで安定した滑走性を実現
  • 表面がザラついていても引っかからず、滑らかに動く
  • ソールを交換せずとも実用レベルで使える品質

Webドライバと設定の柔軟性

VAXEE 「XE V2 Wireless」は、ドライバレスでも基本操作が可能な「プラグ&プレイ」仕様に加えて、Webベースのドライバで詳細設定ができる点が非常に優秀です。

機能項目説明
DPI設定50単位で複数プリセット保存可能
ポーリングレート最大4000Hzまで対応(高ポーリングレートモードは競技向け)
デバウンスタイム0ms / 2ms / 4msで調整可能
LOD(リフトオフ距離)複数段階で変更可
モーションシンクオンオフ切替でトラッキング精度調整可能
ボタン割当全ボタンのキーリマップ対応
ファームウェアWeb上で最新バージョンに自動アップデート可能
  • 裏面ボタンで設定したDPIやレートがWebドライバと連動
  • DPIごとのLEDカラーが光って通知されるため設定状態が一目で分かる

総評:操作性 × カスタマイズ性の完成度が非常に高い

VAXEE 「XE V2 Wireless」は、クリック感、滑り、センサー性能、そして細かな設定自由度において、“軽量ゲーミングマウス”の完成形に近い使用感を実現しています。

特に、以下のようなプレイヤーに強くおすすめできます:

  • クリック連打の精度を求めるFPS/TPSプレイヤー
  • DPIやポーリングレートを細かく使い分けたい競技志向のユーザー
  • ソフトなしである程度使いたいけど、必要に応じてカスタマイズしたい人
  • 滑りすぎず止めやすいバランス型ソールを求める人

逆に、ホイールのクリックが硬めだったり、サイドボタンの配置にわずかなクセがあったりするため、極度に軽快さを求める人には好みが分かれる可能性もあります。

とはいえ、総合的には非常にバランスが取れた「競技向け軽量ワイヤレスマウスの決定版」と言える仕上がりです。

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VAXEE 「XE V2 Wireless」を使用した私の体験談・レビュー

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※画像はイメージです

🧠 使用前の期待と選定理由

VAXEE 「XE V2 Wireless」を選んだきっかけは、以前使用していた左右対称型マウス(G Pro X Superlight)に対して、「よりしっかり握れるフィット感」と「クリック精度の向上」を求めていたことです。

公式スペック上の約59gという軽量さと、Webドライバ対応で柔軟なカスタマイズが可能という点が強く興味を引き、「これなら操作の安定性が格段に上がるかもしれない」と感じ、購入を決めました。

🎮 ゲーミング時の使用体験(FPS・MOBA中心)

🔫 エイムの安定感

FPSタイトル(例:Valorant、Apex Legends)で使ったとき、「止めたいところでピタッと止まる」という感覚が非常に印象的でした。

  • 特に中距離〜遠距離での追いエイム(トラッキング)で精度が上がったと実感。
  • 天面が平らなことにより、手のひらとの接地面積が広く、マウス操作にブレが出にくい
  • 指先だけで操作するというより、手のひら全体でコントロールするイメージ

実際の感覚:

微調整が効きやすく、「やや行き過ぎたエイム」が明らかに減少  
・ADS状態(照準時)での細かいトラッキングが非常に安定
・クリックの重さが程よく、連打もミスなく行える

🎯 クリック応答性

  • メカニカルスイッチの反応が素早く、「押したい瞬間」に指が無意識に反応してくれる。
  • 前モデルにあった「クリック時の遊び」や「反発力のムラ」がほぼ消えた印象。

🖱️ プレイスタイルとの相性

私自身は掴み持ちと被せ持ちの中間ですが、この持ち方との相性が非常に良いと感じました。

感触部位感じたフィット感
中指の付け根天面の中央コブにしっかりとフィットし、支点として安定感がある
母指球(親指の下部)側面が直線的なため、圧迫感なく自然な角度で添えられる
小指の付け根マウス後部の“張り出し”に支えられて、引く動作時のブレが少ない

※逆に、手をマウスに対して斜めに構える癖がある人には違和感が出るかもしれません。

💼 日常作業時の使い勝手(WEB・事務作業)

🧭 ポインタの挙動とカーソル操作

  • DPI設定を800~1200に切り替えることで、作業時の細かなカーソル操作も非常に快適
  • Webページのスクロールや、複数ウィンドウ間の移動にも不満なし。
  • Webドライバで「作業用プリセット」と「ゲーム用プリセット」を使い分けられるのが非常に便利。

✍ タイピングとの相性

  • マウスが軽く、手首にかかる負担が減った
  • キーボードとマウスの往復操作時、カーソルの戻りが早くて作業スピードが向上

🔋 バッテリーと実用面

状況実際の印象・注意点
バッテリー持ち(1KHz)3〜4日程度は余裕で持つ(1日5〜6時間使用)
バッテリー持ち(4KHz)ゲーム2〜3日で充電が必要。ただし、遅延の少なさは明確に感じられる
充電通知LEDバッテリー残量が少なくても光らない点だけが唯一の不満点

🎯 総合評価(個人的な所感)

評価ポイント感想
フィット感手のひら全体がマウスと一体化する感覚。ホールド性能が非常に高い
クリック操作軽すぎず重すぎず、ストレスのないフィードバック
センサー精度ガラスパッドでも飛ばず、高DPIでも安定して追従
カスタマイズ性Webブラウザで完結。複雑なソフト不要でシンプルに調整できて助かる
弱点(あえて言うなら)ホイールクリックの硬さと、バッテリー警告の視認性

VAXEE 「XE V2 Wireless」は、高いスペックだけでなく、操作する“手”との一体感に徹底的にこだわったマウスだと感じました。

特に、安定感のあるホールド性と直感的なクリック操作を重視するプレイヤーにとっては、非常に理にかなった選択肢です。

癖の強いマウスではありませんが、その完成度の高さゆえに「自分に合うかどうか」で評価が大きく変わるマウスだと実感しています。

フィットする人には「これ以上の選択肢は無い」と思える一台です。

 

VAXEE 「XE V2 Wireless」に関するQ&A

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※画像はイメージです

VAXEE 「XE V2 Wireless」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「XE V2 Wireless」は手が小さい人でも扱えますか?

本体サイズは全長122mm、横幅63mmと中型クラスで、比較的万人向けなサイズ設計です。
ただし、“深めに被せ持ち”や“掴み持ち”を前提に設計された形状のため、つまみ持ちや手が小さい方には若干大きく感じられる可能性があります。フィット感を重視する場合は、実際に手に取って試すか、より小型のマウス(例:NP-01Sなど)も候補に入れると良いでしょう。

G Pro X Superlightとどちらが良いですか?

それぞれに強みがあります。簡潔に比較すると:

比較項目XE V2 WirelessG Pro X Superlight
フィット感手のひら全体で包むような密着感指先中心の軽快な操作感
クリック感シャープかつ安定軽快で軽め
カスタマイズ性Webドライバで調整(ソフト不要)G HUBが必要
重量(実測)約59g約63g

「安定性と精密操作」を求めるならXE V2、
「軽さとスピード重視」ならG Proが好相性です。

バッテリーの持ちは実用的ですか?4KHzで使いたいのですが。

はい、実用レベルです。ただしポーリングレートによって持続時間は大きく変わります。

  • 1,000Hz:約38時間(通常使用で3〜4日間)
  • 2,000Hz:約34時間
  • 4,000Hz:約30時間

高リフレッシュレートを使うなら、週に2〜3回の充電は必要です。なお、バッテリー残量が少なくてもLED表示などの通知が控えめなので、定期的な充電を習慣化するのがおすすめです。

斜め持ち(マウスを斜めに構える)との相性はどうですか?

あまり向いていません。
「XE V2 Wireless」は「手のひらを平行に乗せるスタイル」に最適化されているため、マウスを斜めに構えて握ると小指が浮く・接地感が不安定になるという意見もあります。斜め持ちが定着している方は、同社のNP-01シリーズの方が適している可能性があります。

Webドライバって何ですか?専用ソフトは不要ですか?

VAXEEのWebドライバは、ブラウザ上で動作する設定ツールです。
専用ソフトをPCにインストールする必要がなく、Google Chromeなどからアクセスすればすぐに設定変更できます。

できること:

  • DPIの詳細設定(50刻み)
  • ポーリングレート切り替え(最大4000Hz)
  • ボタン割り当て変更
  • リフトオフディスタンス、応答速度の調整 など

プラグ&プレイ派の人にも使いやすく、競技用設定も細かく対応できる柔軟性があります。

ソールの滑りはどうですか?交換は必要?

「XE V2 Wireless」の標準ソールはPTFE素材+補強構造入りで、耐久性も高く、滑り具合も絶妙です。
布系マウスパッドとの相性も良く、初期状態でも十分なパフォーマンスを発揮するため、交換の必要は感じませんでした。「極端に滑りの速い or 遅い」マウスが好みの人以外は、純正ソールのままで十分満足できる仕上がりです。

クリック音はうるさいですか?深夜や職場でも使えますか?

クリック音は「カチッ」としたメカニカルらしい音ですが、比較的高音ではなく控えめな部類です。
静音設計とは言えませんが、深夜の使用や職場での作業用途にも支障は出にくいレベルです。気になる場合はクリック音の小さい静音モデル(他社製)と比較してみるのもよいでしょう。

マウスのビルドクオリティ(剛性・軋み)はどうですか?

ビルドクオリティは非常に高く、側面や背面を強く押し込んでも軋みやたわみはほとんど感じられません
シェル全体に剛性があり、長期使用でもガタつきが出にくい設計です。「軽量マウス=壊れやすい」と懸念している方にも安心しておすすめできる完成度です。

グリップテープや滑り止めは必要ですか?

表面コーティングには適度なザラつきがあり、素手でもしっかりグリップできる質感です。
私はグリップテープなしで問題ありませんでしたが、手汗が多い方やドライ手の人は、追加するとより安定感が増す可能性があります。また、コーティングの性質上、手汗の跡がやや目立ちやすい色味のため、気になる方はダークカラーの選択やテープの使用も視野に入れてよいでしょう。

Bluetooth接続には対応していますか?

いいえ、Bluetoothには非対応です
VAXEE 「XE V2 Wireless」は専用USBレシーバー(ドングル)による2.4GHz無線接続専用モデルとなっており、安定性と低遅延を重視した設計です。モバイルデバイスでの利用や無線切替を重視する場合は、Bluetooth対応マウスを検討してください。

形状にクセがあるという意見を見ました。慣れは必要ですか?

形状は一見オーソドックスですが、天面がやや平坦で、側面が直線的という構造により、手の置き方に“正解”が存在するタイプのマウスです。

  • 「まっすぐ乗せる」スタイル(手首を水平に保つ)に最適
  • 斜めに構える・つまみ持ちには不向き

そのため、持ち方が合えば「即フィット」しますが、合わない場合は数日〜1週間程度の慣れ期間が必要になる可能性があります。気になる方は、他ユーザーのレビューや実店舗での試用を参考にしてみると良いでしょう。

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VAXEE 「XE V2 Wireless」レビューのまとめ

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🎯 総評:スペックだけでなく「握る感覚」まで設計された、競技志向ゲーマー向けの完成形

VAXEE 「XE V2 Wireless」は、単にスペック表に優れた数字が並ぶだけのマウスではありません。

それぞれの設計要素に「なぜこうなっているのか」という明確な意図が感じられる、まさに“競技における操作安定性”を追求したプロダクトです。

✅ 技術的な進化ポイント(V1からの改善を含め)

改善点・特徴内容
重量の軽量化約17gの軽量化に成功し、約59gを実現(実測でもブレなし)
クリック感のチューニンググラつきがなくなり、押下圧も絶妙なバランス。誤爆も減少
Webドライバ対応ブラウザ上でDPI・ポーリング・ボタン割当など柔軟に設定可能
DPI設定の精度向上50単位での微調整が可能に。用途ごとにプリセット保存も可能
ソール素材の刷新補強材入りのPTFEで滑走性と耐久性を両立
センサーのアップグレードPixArt PAW3950搭載。高精度かつ飛びなしで安定追従
競技モードの搭載応答速度の最小化により、eスポーツレベルの操作環境を構築可能

🖐 使用感に基づいた評価(体との“馴染み方”)

このマウスの本質的な魅力は「手のひらとの密着感」にあります。

特に以下のような操作感の変化が印象的でした。

  • トラッキングエイムの精度が上がった
    → 手のひらが吸いつくように密着し、微調整でズレが起きない。
  • 中指・小指・親指の付け根でしっかり固定できる
    → 指の支点が自然に作られるため、安定した水平移動が可能。
  • 浅め持ちでは合わないこともある
    → このマウスのポテンシャルは「深めの被せ持ち」または「掴み持ち」で発揮される。

📌 他モデルとの位置付け(G Pro・NP-01などとの比較)

比較項目VAXEE XE V2 WirelessG Pro X SuperlightNP-01 V2
形状タイプ左右対称・天面フラット左右対称・丸みのある天面左右対称・右傾斜あり
最適な持ち方被せ持ち・深めの掴み持ち浅めのつまみ持ち〜掴み持ち斜め持ち、手首を内に倒す持ち方
重量(実測)約59g約63g約62g
カスタマイズ性Webドライバ(インストール不要)G HUB必須設定ボタンによる簡易操作のみ
操作の安定性非常に高い軽快で俊敏自然なフィット感
サイドボタン配置やや高め標準的少し低めで押しやすい

👤 このマウスが「刺さる」ユーザー像

強くおすすめできる人:

  • エイムの“止め”と“追従”のバランスを重視するFPS/TPSゲーマー
  • 手のひらでしっかりマウスをホールドしたい中〜大きめ手の人
  • 被せ持ち or 掴み持ちがメインのプレイヤー
  • 競技モードや高リフレッシュレートを活用するプロ志向ゲーマー
  • Webドライバでソフト不要かつ細かい設定をしたい人

合わない可能性のある人:

  • つまみ持ち・浅め持ちが基本スタイルの人
  • マウスを斜めに持つクセがある人(小指が浮く)
  • 静音性・軽タッチクリックを最重視する人
  • サイドボタンを頻繁に使う人(やや遠い位置にあるため)

⚠ 注意すべきマイナーポイント

  • ホイールクリックがやや硬め
    → 長時間使用や頻繁な多用にはやや不向き
  • バッテリー警告がわかりにくい
    → LED表示で残量が出ないため、突然切れるリスクあり
  • サイドボタンが小さく、高い位置にある
    → 手のサイズや持ち方によっては押しづらさを感じる

🧩 VAXEE 「XE V2 Wireless」レビューの総括

VAXEE 「XE V2 Wireless」は、ただ軽くて高性能なだけのゲーミングマウスではなく、「自分の手でしっかりと操作する感覚」を軸に設計された、非常に完成度の高い一台です。

前作からの改良点は明確で、軽量化、クリック感、設定自由度、ソールの滑りといった細部に至るまで、一つひとつがプレイヤーの実戦環境に向けて最適化されています。

特に、手のひら全体でマウスを包み込むように持つプレイヤーにとっては、まるで手とマウスが一体になったかのようなフィット感が得られ、長時間のプレイでも疲労が少なく、高精度な操作を維持しやすい印象を受けました。

もちろん、万人向けとは言い切れず、持ち方や手のサイズ、操作スタイルによっては合わないケースもあるでしょう。

しかし、それでもなお、自分のスタイルとこのマウスが噛み合ったときの“答え”のような感触は、他のどのモデルにも代えがたいものがあります。

あらゆる面で「目的に応じて設計された」ことが伝わってくるこのマウスは、ただ使いやすいだけでなく、プレイヤーのポテンシャルを引き出すための“武器”になり得ます。

もしあなたが、自分のプレイスタイルに真剣に向き合いたいと思っているなら、このVAXEE 「XE V2 Wireless」は、間違いなく検討に値する製品です。

手にした瞬間、あなたのエイムに変化が生まれるかもしれません。

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