ゲーミングヘッドセットの世界では、高音質と快適な装着感を両立することが求められます。
その中で、EPOS 「H6Pro」は、密閉型と開放型の2種類をラインナップし、ゲーマーのプレイスタイルに応じた選択肢を提供しています。
EPOSといえば、もともとゼンハイザーと共同開発したGSPシリーズで高い評価を得てきたブランドですが、「H6Pro」はその後継機として登場しました。
GSP 600(密閉型)やGSP 500(開放型)と比較して、デザインや装着感、音質においてどのような進化を遂げたのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、「H6Pro」の密閉型と開放型の違いや、ゲームプレイでの音質の評価、装着感、さらにはEQ設定による音質のカスタマイズ方法まで詳しくレビューしていきます。
GSPシリーズからの乗り換えを考えている人や、FPSなどの競技シーンに適したヘッドセットを探している人にとって参考になる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。


EPOS 「H6Pro」とは?

項目 | H6Pro 密閉型(Closed) | H6Pro 開放型(Open) |
---|---|---|
形式 | 密閉型(クローズド) | 開放型(オープン) |
接続方式 | 3.5mm有線 | |
ドライバーサイズ | 42mm | |
周波数特性(ヘッドフォン) | 20Hz – 20kHz | |
インピーダンス | 28Ω | |
感度(SPL) | 117dB | 111dB |
マイク方式 | 着脱可能なブームマイク(単一指向性) | |
マイク周波数特性 | 10Hz – 10kHz | |
マイク感度 | -35dBV/Pa | |
イヤーパッド素材 | 合皮+ベロア | ファブリック |
重量 | 約328g | 約322g |
付属品 | 3.5mm 4極ケーブル(PC/コンソール用)、3.5mm PC分岐ケーブル、着脱式マイク、マイクカバー |
EPOS 「H6Pro」は、ゲーミングオーディオブランド「EPOS」が開発した高性能ゲーミングヘッドセットです。
ゼンハイザーとの共同開発によるGSPシリーズの後継機として登場し、密閉型(Closed)と開放型(Open)の2種類がラインナップされています。
これにより、ユーザーは自身のプレイ環境や好みに応じたモデルを選択できるのが大きな特徴です。
「H6Pro」は、従来のGSP 600(密閉型)やGSP 500(開放型)と比較して、軽量化と装着感の向上が図られ、長時間のゲームプレイでも快適に使用できるよう設計されています。
また、音質面でもチューニングが見直されており、よりクリアでバランスの取れたサウンドを提供します。
それでは、「H6Pro」の特徴やデザイン、密閉型と開放型の違い、カラーバリエーションについて詳しく見ていきましょう。
「H6Pro」の特徴とデザイン
「H6Pro」の最大の特徴は、「密閉型」と「開放型」の2種類が用意されていることです。
これにより、遮音性を重視するユーザーも、自然な音の広がりを求めるユーザーも、それぞれのプレイスタイルに最適なモデルを選べます。
H6Proの主な特徴
✅ 2種類の設計(密閉型・開放型):プレイ環境に応じて選べる2モデル
✅ 軽量化されたボディ:GSPシリーズよりも大幅に軽量化され、長時間の装着でも負担を軽減
✅ 着脱可能なマイクブーム:マグネット式で簡単に取り外し可能。ヘッドホンとしても使用できる
✅ プロ仕様のサウンドチューニング:ゲームだけでなく、音楽や映画鑑賞にも適したバランスの取れた音質
✅ 豊富なカラーバリエーション:ブラック、ホワイト、グリーンなど、好みに応じて選べる
デザイン面では、GSPシリーズ特有の無骨な印象が抑えられ、洗練された外観になっています。
ヘッドバンド部分にはクッション性の高いパッドが採用され、装着感の向上が図られています。
また、イヤーカップ部分の質感も高級感があり、見た目にもこだわった作りになっています。
密閉型と開放型の違い
「H6Pro」は、密閉型(Closed)と開放型(Open)の2種類があり、それぞれの特性が異なります。
🔹 密閉型(Closed)の特徴
- 周囲の音を遮断し、没入感のあるサウンドを実現
- 低音の迫力が増し、足音や銃声などの定位が明確
- 遮音性が高く、周囲に音漏れしにくい
- FPSや競技シーンでの使用に最適
🔹 開放型(Open)の特徴
- 自然な音の広がりがあり、音の方向や距離感がつかみやすい
- 長時間使用しても耳が疲れにくい
- 遮音性が低く、周囲の音が聞こえやすい(逆に言えば、周囲への音漏れもある)
- RPGや映画鑑賞など、臨場感を重視する場面に適している
ゲームプレイにおいては、FPSやバトルロイヤル系のゲームなら密閉型、ストーリー重視のRPGやシミュレーションゲームなら開放型が適していると言えます。
カラーバリエーションと質感
「H6Pro」は、ブラック、ホワイト、グリーンの3色が展開されています。それぞれのカラーによって、デザインの印象が異なります。
- ブラック(Black):シンプルで高級感のあるデザイン。どんな環境にも馴染みやすい
- ホワイト(White):スタイリッシュで清潔感のあるデザイン。デスク環境を明るく見せる
- グリーン(Green):個性的でミリタリー風のデザイン。特にゲーマーに人気のカラー
また、イヤーパッドの素材にもこだわりがあり、密閉型は合皮とメッシュのハイブリッド構造、開放型はスウェード素材を使用することで、快適な装着感を提供します。
イヤーパッドは取り外し可能で、別売りのイヤーパッドと交換することもできます。
概要のまとめ
EPOS 「H6Pro」は、密閉型と開放型の2種類をラインナップし、ゲーマーのプレイ環境に応じた選択肢を提供するヘッドセットです。
GSPシリーズと比べて軽量化が進み、装着感やデザインの面でも進化しています。また、カラーバリエーションも豊富で、個々の好みに合わせた選択が可能です。
EPOS 「H6Pro」の音質レビュー:密閉型 vs. 開放型

EPOS 「H6Pro」は、密閉型(Closed)と開放型(Open)の2種類が用意されており、それぞれの音質特性が異なります。
ここでは、それぞれのモデルの音質を詳しく解説し、どのようなゲームや用途に適しているのかを検証していきます。
密閉型「H6Pro」の音質と特性
🔹 密閉型「H6Pro」の基本的な音質の特徴
✅ 遮音性が高く、周囲の騒音をカットして集中できる
✅ 低音が強調されており、迫力のあるサウンドを楽しめる
✅ 音の定位が明確で、FPSなどの対戦ゲームに向いている
✅ 長時間の使用では耳がこもるように感じることがある
密閉型「H6Pro」は、外部の音を遮断し、ゲームの世界に没入できる設計になっています。
特に、足音や銃声などの定位が明確で、FPSやバトルロイヤル系のゲームに最適です。
🔸 FPSでの使用感
- 足音がクリアに聞こえ、敵の位置を正確に把握しやすい
- 遮音性が高いため、周囲の雑音を気にせずプレイに集中できる
- 定位感が優れているため、音で敵の距離や方向がわかりやすい
- 低音の強調により、銃声や爆発音に迫力がある
特に、遠くの足音がよく聞こえるため、敵の接近を事前に察知しやすく、FPSの勝率を上げる助けになります。
🔸 音楽・映画鑑賞での使用感
- 低音が強いため、EDMやアクション映画との相性が良い
- 密閉型特有のこもった感じがあり、クラシックやボーカル重視の楽曲には向かない
音楽を聴く際は、迫力のあるサウンドを求める人には向いているものの、自然な音の広がりを重視する人にはややこもった印象を受けるかもしれません。
開放型「H6Pro」の音質と特性
🔹 開放型H6Proの基本的な音質の特徴
✅ 自然な音の広がりがあり、長時間使用しても耳が疲れにくい
✅ 低音の主張が控えめで、中高音がクリア
✅ 音の方向や距離感を掴みやすく、RPGやストーリー系ゲームに最適
✅ 遮音性が低く、周囲の音が聞こえやすい(逆に音漏れもしやすい)
開放型「H6Pro」は、自然なサウンドステージが特徴で、特にRPGや映画鑑賞に適しています。
🔸 RPG・ストーリーゲーム(Final Fantasy, The Witcher, Ghost of Tsushimaなど)での使用感
- 音の広がりがあり、ゲーム内の世界観に没入できる
- 環境音(風の音や水の流れなど)が自然に聞こえ、臨場感が増す
- 足音の距離感や方向感がつかみやすい
開放型は、特にオープンワールド系のゲームとの相性が抜群です。
環境音のディテールが自然に広がるため、まるでゲームの世界に入り込んでいるかのような感覚を味わえます。
🔸 音楽・映画鑑賞での使用感
- 中高音の伸びが良く、ボーカルや楽器の音がクリアに聞こえる
- ジャズやクラシックなどの繊細な楽曲と相性が良い
- 低音の迫力はやや控えめ
低音の主張が控えめな分、ボーカルや楽器の音が細かく聴き取れるため、音楽鑑賞にも向いています。
ただし、映画の爆発音や重厚なサウンドが好きな人には物足りなく感じるかもしれません。
FPS向け?ストーリー向け?ゲームジャンル別評価
ゲームジャンル | 密閉型H6Pro | 開放型H6Pro |
---|---|---|
FPS(Apex, Valorant) | ★★★★★(足音の定位が明確) | ★★★☆☆(広がりはあるが遮音性が低い) |
バトルロイヤル(Fortnite, PUBG) | ★★★★★(索敵しやすい) | ★★★☆☆(開放感はあるが競技向けではない) |
RPG(Final Fantasy, The Witcher) | ★★★☆☆(迫力はあるが広がりが少ない) | ★★★★★(環境音が自然で没入感が高い) |
ストーリーゲーム(Detroit: Become Human, Life is Strange) | ★★★☆☆(セリフは聞き取りやすいがややこもる) | ★★★★★(クリアな音質で会話も自然) |
映画・音楽鑑賞 | ★★★★☆(低音の迫力あり) | ★★★★★(自然な音の広がり) |
このように、密閉型はFPSや競技系のゲーム、開放型はRPGやストーリー重視のゲームに向いていることがわかります。
また、長時間の使用を考えると、開放型のほうが耳が疲れにくいため、快適にプレイできるでしょう。
EQ調整で音質カスタマイズ
「H6Pro」は、デフォルトでも優れた音質を持っていますが、EQ(イコライザー)を調整することでさらに自分好みの音にカスタマイズ可能です。
特に、FPSでの足音の聞き取りや、RPGの臨場感向上、音楽鑑賞時のバランス調整など、用途によって適切なEQ設定をすることで、より快適なサウンド体験が得られます。
EQ(イコライザー)とは?
EQ(イコライザー)とは、特定の周波数帯域の音量を調整する機能のことです。ヘッドセットの音質を自分好みに調整するために使われます。
一般的に、周波数帯域は以下のように分類されます。
周波数帯域 | 音の特徴 | 例 |
---|---|---|
20Hz – 60Hz | 超低音域 | 爆発音、重低音 |
60Hz – 250Hz | 低音域 | 足音、打撃音 |
250Hz – 2kHz | 中音域 | ボーカル、銃声、セリフ |
2kHz – 6kHz | 高音域 | 武器のリロード音、足音のディテール |
6kHz – 20kHz | 超高音域 | 空間の広がり、環境音 |
FPSゲームでは足音を強調するために中~高音域(2kHz~6kHz)をブーストし、RPGや映画鑑賞では低音域(60Hz~250Hz)を強調して迫力を増すといった調整が可能です。
音質レビューのまとめ
EPOS 「H6Pro」の密閉型と開放型は、それぞれ異なる音質特性を持ち、ゲームのジャンルや用途によって適したモデルが異なります。
- FPSや競技ゲーム中心の人 → 密閉型(Closedがオススメ!
→ 足音の定位がしっかりしていて、ゲームに集中しやすい。 - RPGやストーリー重視のゲームを楽しみたい人 → 開放型(Open)がオススメ!
→ 音の広がりが自然で、環境音やBGMが心地よく響く。 - 映画や音楽鑑賞にも使いたい人
- 低音重視なら密閉型
- バランスの取れたクリアな音が好みなら開放型
最適なモデルを選ぶことで、ゲームプレイの没入感や快適さが大きく変わります。
EPOS 「H6Pro」の装着感と使い心地

ゲーミングヘッドセットは長時間使用することが多いため、装着感や使い心地の良さは非常に重要です。
EPOS 「H6Pro」は、従来のGSPシリーズ(GSP 600 / GSP 500)と比較して、軽量化とヘッドバンドの改良が行われ、より快適な装着感を実現しています。
ここでは、「H6Pro」の装着感に関する詳細なレビューを行い、長時間使用の快適性、イヤーパッドの素材、競合モデルとの比較について解説します。
長時間使用の快適性
「H6Pro」は、GSPシリーズよりも約70gの軽量化が実現されており、長時間の使用でも首や頭に負担がかかりにくくなっています。
モデル | 重量 |
---|---|
GSP 600(密閉型) | 約395g |
GSP 500(開放型) | 約358g |
H6Pro(密閉型) | 約322g |
H6Pro(開放型) | 約309g |
約320g前後の重量は、一般的なゲーミングヘッドセットの中では「やや軽量」に分類されます。
特に、GSP 600の395gの重さが気になっていたユーザーにとっては、「H6Pro」の軽量化は大きな改善点です。
🔹 ヘッドバンドの改良
「H6Pro」では、ヘッドバンドの形状が見直され、より頭の形にフィットしやすくなっています。
また、ヘッドバンドのクッション部分には柔らかいパッドが採用されており、長時間装着しても頭頂部に圧迫感を感じにくい設計になっています。
🔹 側圧(締め付け感)の調整
側圧(ヘッドセットの締め付け具合)は、GSPシリーズよりも若干緩めになっており、耳や頭にかかる負担を軽減。
特にGSP 600は側圧が強く、「長時間つけると疲れる」という意見もありましたが、「H6Pro」では圧力のバランスが改善されています。
一方で、密閉型は多少の側圧を感じるため、しっかりフィットする感覚が欲しい人には適していますが、長時間プレイする場合は注意が必要です。
イヤーパッドの素材と密着感
イヤーパッドの素材は、密閉型と開放型で異なる構造になっています。
モデル | イヤーパッドの素材 |
---|---|
H6Pro(密閉型) | 合皮+ベロアのハイブリッド |
H6Pro(開放型) | ファブリック素材 |
🔹 密閉型のイヤーパッド(合皮+ベロア)
- 合皮が耳をしっかり覆い、遮音性が高い
- クッション性が高く、耳への圧迫感が少ない
密閉型はしっかりフィットする設計になっており、外部の音を遮断しやすいのが特徴です。
🔹 開放型のイヤーパッド(スウェード素材)
- 通気性が高く、耳が蒸れにくい
- 密閉型に比べて若干クッション性が低い
開放型は、ファブリック素材のイヤーパッドを採用しており、長時間の使用でも耳が蒸れにくくなっています。
また、通気性が良いため、暑い環境でも快適に使用できるのが特徴です。
ただし、合皮に比べるとクッション性が少し低いため、密閉型のイヤーパッドのほうがふかふかとした感触があります。
競合モデルとの比較(GSP 600/500との違い)
「H6Pro」の装着感を、従来のGSPシリーズや他のゲーミングヘッドセットと比較すると、以下のような違いが見えてきます。
モデル | 重量 | イヤーパッド素材 | 側圧 | 快適性 |
---|---|---|---|---|
GSP 600 | 約395g | 合皮 | 強め | △(重くて側圧も強い) |
GSP 500 | 約358g | 布製 | 普通 | △(軽いがイヤーパッドが硬め) |
H6Pro(密閉型) | 約322g | 合皮+ベロア | 適度 | ◎(軽量&快適) |
H6Pro(開放型) | 約309g | 布製 | 適度 | ◎(通気性が良く長時間向き) |
Razer BlackShark V2 Pro | 約320g | メモリーフォーム+布 | 弱め | ◎(軽量&長時間向き) |
SteelSeries Arctis Nova Pro | 約340g | メッシュ | 普通 | ◎(側圧が適度で快適) |
「H6Pro」は、GSP 600/500よりも大幅に軽量化され、より快適な装着感を実現しています。
また、イヤーパッドの改良によって、蒸れにくさや密着感のバランスが向上しており、長時間のゲームプレイにも適しています。
特に開放型の「H6Pro」は、通気性の良さが際立っており、長時間プレイしても疲れにくいのが特徴です。
装着感と使い心地まとめ
EPOS 「H6Pro」は、従来のGSPシリーズよりも軽量化と快適性が向上しており、長時間のゲームプレイでもストレスなく使用できる設計になっています。
- 密閉型は、しっかりとしたフィット感と高い遮音性が特徴で、FPSなどの競技ゲームに最適
- 開放型は、スウェード素材のイヤーパッドと通気性の高さが魅力で、RPGや長時間プレイに適している
- GSP 600/500と比較すると、大幅な軽量化が施され、装着時の負担が減少
- 競合モデル(RazerやSteelSeries)とも比べても、側圧と快適性のバランスが良い
長時間快適にゲームをプレイしたい人にとって、「H6Pro」は非常に優れた選択肢となるでしょう。
EPOS 「H6Pro」を使用した体験談・レビュー

EPOS 「H6Pro」を実際に使用して、FPS・RPG・映画鑑賞・音楽リスニングなどさまざまな用途で試した体験談をお届けします。
ここでは、特に印象的だったポイントや、良かった点・気になった点を正直にレビューしていきます。
FPSゲームでの使用感
✅ 良かった点
🔹 足音の定位が驚くほど正確!
- 特に密閉型「H6Pro」を使用したとき、敵の足音がしっかり分離して聞こえ、距離感がつかみやすかった。
- 室内と屋外の足音の違いがはっきり分かるので、戦略的に有利になった。
- 足音の方向がくっきり聞こえ、相手の裏取りに気づきやすくなった。
🔹 銃声や爆発音の迫力がすごい
- 密閉型は低音がしっかりしているため、銃声や爆発音に重みがあり、臨場感が増した。
- EQで低音を少し調整すると、さらにクリアで聞き取りやすくなった。
🔹 長時間プレイでもそこまで疲れない
- GSP 600のときは側圧が強く、数時間で圧迫感を感じていたが、「H6Pro」は適度なフィット感で快適だった。
- イヤーパッドが大きいため、耳が完全に収まり、圧力が分散されている感じがした。
❌ 気になった点
⚠ 密閉型は蒸れやすい
- 2~3時間のプレイで少し蒸れる感じがあり、夏場はこまめに外して休憩したほうが良さそう。
⚠ 開放型は周囲の音を拾いやすい
- 自宅で静かな環境なら問題ないが、周囲の音があると少し気になる。
- 競技向けなら密閉型が圧倒的におすすめ!
RPG・ストーリーゲームでの使用感
✅ 良かった点
🔹 開放型の音の広がりが素晴らしい
- 風の音・鳥のさえずり・街の雑踏など、環境音が非常にリアルに聞こえた。
- オーケストラのBGMが奥行きを持って再生され、映画のような没入感を味わえた。
🔹 会話のセリフが聞き取りやすい
- 中高音のチューニングが優れており、キャラクターの声が自然に聞こえる。
- 特に開放型は、映画館のスピーカーのようなクリアな音質で、長時間聞いていても疲れなかった。
❌ 気になった点
⚠ 低音の迫力は密閉型のほうが強い
- 開放型はナチュラルな音作りなので、爆発音や戦闘シーンの迫力は少し控えめに感じた。
- 「もっと迫力がほしい!」という人は、密閉型を選んでEQで低音をブーストすると良い。
映画鑑賞での使用感
✅ 良かった点
🔹 サウンドの分離感が良く、セリフがクリア
- BGMとセリフがしっかり分かれており、映画館のようなサウンド体験ができた。
- 特に開放型は空間の広がりがあり、立体的な音響を楽しめた。
🔹 爆発音やアクションシーンの迫力がすごい(密閉型)
- ジェット機の飛行音や爆発音の迫力が抜群だった。
- 密閉型の低音が効いているおかげで、臨場感が大幅にアップした。
❌ 気になった点
⚠ 開放型は音漏れするので注意
- もし家族やルームメイトがいるなら、開放型は音が漏れるため、密閉型を選んだほうが良い。
- ヘッドセットの音が聞こえない静かな環境なら、開放型が最高の選択肢。
音楽鑑賞での使用感
✅ 良かった点
🔹 開放型は楽器の音がクリア!
- ジャズやクラシックを聴くと、楽器の音がくっきり分離して聞こえる。
- ボーカルも自然で、ライブ音源を聴いているような感覚になった。
🔹 密閉型は低音の迫力がすごい
- EDMやロックを聴くと、密閉型の低音の強さが活きてくる。
- 低音が重要な曲は、密閉型で聴くと迫力満点だった。
❌ 気になった点
⚠ 音楽リスニング専用なら、もう少しフラットなヘッドホンの方が良
- 「H6Pro」はゲーム向けのチューニングなので、オーディオマニア向けのヘッドホンには及ばない。
- ただし、イコライザーを調整すれば十分に良い音を楽しめる。
使用してみた感想総評
EPOS 「H6Pro」を実際に使ってみて、ゲームや映画、音楽のすべてで高いパフォーマンスを発揮するヘッドセットだと感じました。
- FPSなら密閉型! 足音がクリアで競技シーンに最適
- RPGや映画なら開放型! 自然なサウンドステージで没入感が増す
- 映画鑑賞にも優秀! セリフやBGMの分離が良く、立体感のある音
- 音楽鑑賞にも適応! 開放型なら楽器の分離が良く、密閉型なら低音が迫力満点
→ 「H6Pro」は、ゲーミングだけでなく、エンタメ全般を楽しみたい人におすすめのヘッドセット!
EPOS 「H6Pro」に関するQ&A

EPOS 「H6Pro」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「H6Pro」はワイヤレスですか?
「H6Pro」は3.5mm有線接続のみ対応しており、ワイヤレス機能はありません。
「H6Pro」はUSB接続に対応していますか?
USB接続には対応していません。3.5mm端子のヘッドセットなので、USB接続を希望する場合は外部DACやオーディオインターフェースを利用する必要があります。
開放型と密閉型、どちらを選べばいいですか?
用途によって適したモデルが異なります。
- FPS・バトロワをプレイするなら密閉型(足音が聞こえやすく、遮音性が高い)
- RPG・ストーリー重視のゲームや映画鑑賞なら開放型(音の広がりが自然で、長時間でも快適)
- 周囲の音を遮断したいなら密閉型、長時間の快適性を求めるなら開放型がおすすめ!
イヤーパッドは交換できますか?
イヤーパッドは交換可能です。ただし、EPOS公式の純正イヤーパッドが必要になります。互換品の使用は音質や装着感に影響する可能性があるので注意してください。
マイクは取り外しできますか?
マグネット式の着脱可能なブームマイクが搭載されています。マイクを外せば、普通のヘッドホンとしても使用できます。
「H6Pro」のマイク音質はどうですか?
ゲームやボイスチャットには十分なクリアな音質ですが、プロ仕様のコンデンサーマイクと比較すると、若干低音が弱く聞こえます。配信や録音で高音質を求める場合は、別途USBマイクやオーディオインターフェースを使うのがおすすめです。
「H6Pro」のケーブルは交換できますか?
付属の3.5mmケーブルが取り外し可能なので、断線しても交換可能です。ただし、純正ケーブルまたは互換性のある高品質なケーブルを使用してください。
EPOS 「H6Pro」レビューのまとめ

EPOS 「H6Pro」は、密閉型(Closed)と開放型(Open)をラインナップすることで、ゲーマーのプレイスタイルに最適な音響体験を提供する高性能ゲーミングヘッドセットです。
この記事では、「H6Pro」の音質、装着感、EQ調整、実際の使用感を詳細にレビューしましたが、ここで改めて「H6Pro」の魅力と、どんな人におすすめかを総括します。
EPOS 「H6Pro」の総評
🔹 良かった点(メリット)
✅ 密閉型と開放型の2種類から選べる
- FPSや競技ゲーム向けの「密閉型」と、RPGや映画鑑賞向けの「開放型」が用意されているため、用途に応じた最適な選択が可能。
✅ 音の解像度と定位が優秀
- 足音や銃声の方向が明確に分かり、FPSの競技シーンで強みを発揮。
- 開放型は空間の広がりがあり、RPGやシネマティックなゲームでの没入感が抜群。
✅ GSPシリーズから大幅に軽量化(約70g減)
- GSP 600の395gに比べ、H6Proは約322g(密閉型)/ 309g(開放型)と軽くなり、長時間の装着でも疲れにくい。
✅ イヤーパッドの改良で快適性アップ
- 密閉型は合皮+ベロア素材で、遮音性と快適性のバランスが良い。
- 開放型はファブリック素材で、通気性が高く、長時間の使用でも蒸れにくい。
✅ マイクが着脱可能で、ヘッドホンとしても使える
- マグネット式で簡単に着脱できるため、ボイスチャットを使わないときはヘッドホンとしても利用可能。
🔸 気になった点(デメリット)
⚠ 密閉型は長時間使用すると蒸れやすい
- 2~3時間ほど使うと、特に夏場は少し蒸れることがあるため、適度に外して休憩すると快適。
⚠ 開放型は音漏れするため、環境を選ぶ
- 自宅で静かな環境なら問題ないが、周囲に人がいる場合は音漏れが気になる可能性あり。
⚠ USB接続やワイヤレス機能はなし
- 「H6Pro」は3.5mm端子のみの接続方式のため、USB接続やワイヤレスを求める人には向かない。
- ただし、外部アンプと組み合わせれば、音質をさらに向上できる。
こんな人におすすめ!
「H6Pro」は、ゲーム・映画・音楽を高音質で楽しみたい人に最適ですが、どのモデルがどんな人に向いているかをまとめました。
こんな人におすすめ! | 密閉型(Closed) | 開放型(Open) |
---|---|---|
FPS・バトロワ(Apex / Valorant)をプレイする | ◎(足音の定位が最高!) | △(開放型でも聞こえるが、密閉型のほうが有利) |
RPG・シングルプレイゲームを楽しみたい | ○(迫力のある低音) | ◎(環境音の広がりが最高!) |
長時間プレイしても疲れにくいヘッドセットが欲しい | ○(GSP 600より軽量化) | ◎(圧倒的に快適!) |
映画を迫力のある音で楽しみたい | ◎(爆発音や低音の厚みがすごい) | ○(自然な音響でセリフも聞き取りやすい) |
音楽鑑賞にも使いたい | ○(低音が強めで迫力がある) | ◎(ボーカルや楽器の音がクリア) |
家族やルームメイトがいる環境で使う | ◎(音漏れしないので安心) | △(音漏れするため、静かな環境向け) |
ワイヤレスがいい | ×(H6Proは有線専用) | ×(H6Proは有線専用) |
EPOS 「H6Pro」レビューの総括
✅ FPSをプレイするなら「密閉型」一択! 足音の聞こえ方が優秀で、競技向けの高精度な音定位を実現。
✅ RPG・ストーリーゲーム・映画なら「開放型」がおすすめ! 長時間快適に使えて、臨場感のあるサウンドを楽しめる。
✅ 軽量&高級感のあるデザインで、長時間使用しても快適!
✅ マイクが着脱できるので、ゲーム用だけでなくヘッドホンとしても使える!
✅ USBやワイヤレス接続が不要なら、最高クラスの有線ゲーミングヘッドセット!
EPOS 「H6Pro」は、密閉型と開放型の2種類を展開し、それぞれの特性を活かしてゲーマーやオーディオ愛好者に最適なサウンド体験を提供します。
密閉型は足音の定位が明確で、競技シーンでの優位性を求めるプレイヤーに最適。
一方で開放型は、自然な音の広がりがあり、RPGや映画鑑賞など長時間の使用でも快適に楽しめる設計となっています。
従来のGSPシリーズと比較して軽量化が進み、装着感やフィット感も向上しているため、長時間のゲームプレイでも負担が少なく、快適に使用できるのも大きなポイントです。
また、イコライザー調整を活用することで、自分の好みに合わせた音質カスタマイズが可能になり、より理想的なサウンド体験を追求できます。
ゲーム、映画、音楽と幅広い用途で活躍し、快適性と音質のバランスに優れた「H6Pro」。
競技プレイヤーからカジュアルゲーマーまで、幅広いユーザーにとって満足度の高い選択肢となるでしょう。
音の世界に没入し、より豊かなゲーム体験を楽しむための最適なヘッドセットを探しているなら、「H6Pro」は間違いなくおすすめの一台です。


・Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」徹底レビュー!FPS最強のゲーミングヘッドセットの実力とは?
・HyperX 「Cloud3」 徹底レビュー!Cloud2との違い・進化点・使用感を解説
・Razer 「BlackShark V2 Pro」を徹底レビュー|FPSゲーマー必見!進化した音質とマイク性能を解説
・Logicool 「G733」 徹底レビュー|軽量&長時間バッテリーの最強ゲーミングヘッドセット
・audio-technica 「ATH-M50xSTS」徹底レビュー|ゲーム配信&録音に最適なヘッドセットの実力とは?
・SteelSeries 「Arctis Nova Pro」の特徴とWirelessモデルの違いを徹底レビュー【どっちを買うべきか】
・SONY 「INZONE H9」徹底レビュー!PS5向け最強ゲーミングヘッドセットの実力を検証
・SONY 「INZONE H5」を徹底レビュー!H7との違い・音質・装着感を詳しく解説!
・ゲーミングヘッドセットの選び方と普通のヘッドホンとの違いを徹底解説!最適なモデルの選び方とは?