この記事は2024年に公開された内容です
Pulsarの人気ゲーミングマウス「X2H」シリーズに、新たな進化を遂げた最新モデル「X2H v3」が登場しました。
一見すると形状やサイズは従来のX2Hと変わりないように見えますが、内部構造やセンサー性能に大きなアップデートが施されています。
特に注目すべきは、Pulsarが独自開発した新センサー「XS-1」の搭載と、最大8000Hzという驚異的なポーリングレートへの対応。
これにより、より精密で滑らかなカーソル操作が可能となり、FPSをはじめとするハイスピードなゲーム環境にも最適なスペックとなっています。
また、クリック感やビルドクオリティにも改良が加えられており、実際に手に取ると明確に違いを感じられる仕上がりです。
表面的なスペックだけでなく、細かなフィット感や操作性まで含めて、実用的なアップグレードが詰まったモデルといえるでしょう。
この記事では、そんな「X2H v3」の変更点や特徴、実際の使用感、他の人気ゲーミングマウスとの比較を通して、購入を検討している方にとって分かりやすくレビューしていきます。

Pulsar 「X2H v3」の進化ポイントとは?

Pulsar 「X2H v3」 仕様一覧表
項目 | 内容 |
---|---|
本体重量 | 約53g(ケーブル・ドングル除く) |
形状 | 左右対称・エルゴノミクス形状(かぶせ/つかみ向け) |
サイズ分類 | ミディアムサイズ |
センサー | Pulsar XS-1(PixArt PAW3950ベース) |
最大DPI | 32,000 DPI(10単位で微調整可能) |
ポーリングレート | 最大8,000Hz(※別売ドングル必要) 初期同梱ドングルは1,000Hz対応 |
LOD(リフトオフディスタンス) | 最短 0.7mm まで設定可能(ソフトウェア調整) |
接続方式 | ワイヤレス(2.4GHz)/USB-C有線対応 |
バッテリー容量 | 300mAh |
バッテリー持続時間 | 約20時間(8000Hz動作時) 1000Hz設定で数日〜1週間持続 |
スイッチ形式 | 光学式スイッチ(オプティカル) |
ボタン数 | 5ボタン(左右メイン、ホイール、サイド2) |
ソフトウェア | Pulsar Fusion(統合ユーティリティ) 日本語対応あり |
表面加工 | マットコーティング(滑りにくく指紋がやや残りやすい) |
付属品 | 1Kドングル、USB-Cケーブル、クイックスタートガイドなど |
価格(税込) | 約14,500円(本体)+ 約2,700円(8Kドングル)= 合計 約17,000円前後 |
Pulsar 「X2H v3」は、前作から大きく飛躍したアップグレードモデルです。見た目には大きな変化がないものの、内部には様々な技術的改良が加えられており、特に競技志向のゲーマーにとって嬉しいポイントが詰まっています。
独自センサー「XS-1」の搭載
Pulsarが新たに開発した独自センサー「XS-1」を搭載したことが、「X2H v3」最大の目玉の一つです。
XS-1センサーの特徴:
項目 | 詳細 |
---|---|
ベースセンサー | PixArt PAW3950ベース(推定) |
最大DPI | 32,000 DPI |
LOD(リフトオフディスタンス) | 最短 0.7mm に設定可能 |
DPI調整単位 | 〜3000DPIまでは10単位/以降は100単位 |
対応マウスパッド | ガラス系含む全般で安定動作確認済み |
LODの短さにより、マウスを持ち上げて移動させた際のカーソルの無駄な動きを最小限に抑えることができます。
プロレベルのエイム精度を求めるユーザーにとって非常に有利な仕様です。
また、従来のセンサーと比較してトラッキングの安定性や応答性も向上しており、ハイエンドクラスの動作が期待できます。
最大8000Hz対応のポーリングレート
「X2H v3」は、最大8000Hzのポーリングレートに対応。これは前作(V1)の最大1000Hzから一気に飛躍した仕様です。
ポーリングレート別比較:
ポーリングレート | 特徴 | 対応方法 |
---|---|---|
1000Hz(標準) | 一般的なゲーミングマウスの基準 | 同梱ドングル使用 |
4000Hz | より滑らかな操作感 | 別売りの4Kドングルが必要(V1でも対応) |
8000Hz | 超高速の入力反応、超低遅延 | V3限定機能。別売りの8Kドングルが必要 |
8K動作時は、Intel・Ryzen両環境で安定動作が確認されており、高スペックPC環境下でその真価を発揮します。
なお、8000Hzのポーリングレートは一部のゲーミングシーンにおいて圧倒的な精度を誇る一方、システム負荷も高め。スペックに余裕のあるPCユーザーにおすすめです。
ビルドクオリティと本体構造の改善
表に出にくい部分ながら、「X2H v3」では本体の質感や構造面でも明確な進化が感じられます。
進化したビルド面のポイント:
- シェル強度の向上:指が当たる箇所にしっかりとした補強
- クリック感の改善:ふにゃっとした感触から、より明瞭でしっかりとした押し心地に
- スイッチの耐久性アップ:オプティカルスイッチの質感が向上
- 表面コーティングの改善:滑りにくく、手に馴染みやすいマットな質感
- 汚れやすさへの配慮:指紋は多少残るが、グリップテープで対策可能
初期モデルに見られた“ガサつき”や“粘り”といった不快なクリック感が解消され、現代的なゲーミングマウスとしてしっかりブラッシュアップされた印象を受けます。
Pulsar 「X2H v3」の使用感と操作性のレビュー

Pulsar 「X2H v3」は、見た目の変化こそ控えめですが、実際に触れてみるとその使用感や操作性の進化がはっきりと体感できます。
ここではクリック感、ホイール・サイドボタン、形状や重量など、実使用に直結する要素を中心にレビューしていきます。
クリック感とボタン配置の変化
メインボタンの改善点:
項目 | X2H初期モデル | X2H v3 |
---|---|---|
押し心地 | 柔らかく“ふにゃっ”とした感触 | 押下ポイントが明確、しっかりしたクリック感 |
スイッチ | 光学式(粘り気あり) | 改良型オプティカル(よりクリスプ) |
反応性 | やや遅延感あり | 押した瞬間にレスポンスが返る感覚 |
クリックの「抜けの悪さ」や「粘り気」が気になった前モデルに比べ、v3ではその点が大幅に改善されており、より直感的でキレのある操作が可能です。
とくにFPSでの連打やタップ撃ちでの精度が求められる場面では、こうした細かな押し心地の変化がゲームパフォーマンスに直結します。
ホイールとサイドボタンの使用感
ホイール(エンコーダー)性能:
- 採用機構: Pulsar独自の「ブルーエンコーダー」
- 回し心地: 軽いがしっかりとしたノッチ感があり、空回り感はない
- 操作性: スクロールの正確性が高く、スパム入力にも適応
サイドボタン:
- 押しやすい位置に設置されており、親指が自然に届く設計
- ストロークは浅すぎず深すぎず、程よい「クリック感」
- プリトラベル(遊び)あり、ポストトラベル(戻り)ほぼなし
- 音がやや高めのため、静音環境での使用にはやや注意が必要
ホイールやサイドボタンは前作と大きな変更点はないものの、完成度の高い設計がそのまま継承されており、不満点はほとんど感じられません。
本体重量とフィット感の評価
本体重量:
モデル名 | 重量 |
---|---|
X2H v3 | 53g |
競合モデル例(XM2we) | 約63g |
初期X2H ES版 | 約64g |
- 軽量であることに加え、重量バランスが非常に優れているため、持ち上げやすく動かしやすい。
- 特にローセンシやローDPI派のユーザーにはうれしい仕様。
形状・フィット感:
- サイズ感は「ミディアムサイズ」で分類可能だが、後部のコブ(ふくらみ)がかなり大きい
- 手のひらでしっかり支えるような“包み持ち”に向いた形状
- 側面が緩やかにくびれていて、持ち上げ時の指の引っかかりが絶妙
- メインボタンの先端が低く設計されており、指とマウスパッドの距離が近く、精密操作がしやすい
向いている持ち方:
- かぶせ持ち ◎
- つかみ持ち ○(微調整がしやすい)
- つまみ持ち △(サイズ感と重心の関係でやや不向き)
この形状が手に合うかどうかが購入の決め手になります。特に、背の高いマウスが好みな人には強くおすすめできるモデルです。
Pulsar 「X2H v3」の競合マウスとの比較

Pulsar 「X2H v3」は、ミディアムサイズの軽量ワイヤレスゲーミングマウスというカテゴリに属しています。
ここでは、形状や重さ、使用感が似ている、または比較対象としてよく挙げられる3つのマウスとの違いを詳しく比較していきます。
ZOWIE 「ZA-13C」との比較
「ZA-13C」は、プロにも人気のZOWIE製マウス。
手のひらへの当たり方が似ているとよく言われますが、実際には使用感が大きく異なります。
項目 | Pulsar X2H v3 | ZOWIE ZA-13C |
---|---|---|
重量 | 約53g | 約65g |
形状 | 背の高い大きなコブ | やや控えめなコブ |
グリップ幅 | 広め | 細め |
センサー | XS1(32,000DPI) | 3360(最大3200DPI) |
ボタン | オプティカルスイッチ | メカニカルスイッチ |
接続 | ワイヤレス(8K対応) | 有線 |
主な違い・特徴:
- 「X2H v3」の方がグリップ幅が広く、手のひら全体で包み込むように持つスタイルに適しています。
- 「ZA-13C」は細身かつ軽快な操作感があり、つまみ持ちやつかみ持ちに向いています。
- トップクラスのセンサー性能を求めるなら、XS-1搭載の「X2H v3」が有利。
Endgame Gear 「XM2we」との比較
「XM2we」は軽量ワイヤレスマウスの中でも「グリップ感」「固定力」に定評があるモデル。
センサー性能も優れており、「X2H v3」のライバルとされる存在です。
項目 | Pulsar X2H v3 | XM2we |
---|---|---|
重量 | 約53g | 約63g |
形状 | 緩やかな逆ハの字(くびれ) | 急な逆ハの字 |
センサー | XS1(独自) | PixArt 3395 |
サイドの引っかかり | 控えめ(自然) | 強め(がっちり) |
持ち心地 | 軽やか、柔軟性あり | ホールド感強め、安定性重視 |
主な違い・特徴:
- 「XM2we」はサイドのくびれが深く、薬指や小指にしっかり引っかかる設計。結果、ホールド力は高いが力が入りやすく疲れやすい人も。
- 「X2H v3」は、くびれが浅めで自然なフィット感。長時間の操作でも疲れにくいという利点があります。
- 重さに関しては、10gの差が実感としては意外と大きく、軽快さを重視するならX2H v3に軍配。
Pulsar 「X2H」 初代モデルとの違い
v3と最も直接比較されるのが、当然ながら初代「X2H」。形状は同じでも、中身は別物と言えるほど進化しています。
項目 | X2H v3 | X2H v1 |
---|---|---|
センサー | XS-1(独自) | PAW3395 |
ポーリングレート | 最大8000Hz(8Kドングル) | 最大4000Hz(ドングル必須) |
LOD設定 | 最短0.7mmに対応 | 約1.0mm |
クリック感 | 明確でパリッとした押し心地 | 柔らかくやや不明瞭 |
ビルド品質 | シェル強度・仕上げが改善 | 標準的 |
主な違い・特徴:
- センサーとクリック感の進化が最も大きな違い。
- ポーリングレートが倍増したことで、操作の“追従感”が非常に滑らかに。
- ビルドクオリティの向上により、手に取った時の“高級感”や“安心感”もレベルアップ。
結論:
- 現在X2H v1を持っていて不満がない人は急いで買い換える必要はないですが、メインで使い倒しているならv3は確実に満足度の高いアップグレードになるでしょう。
Pulsar 「X2H v3」を使用した私の体験談・レビュー

Pulsar 「X2H v3」を約2週間、メインマウスとしてFPS(VALORANT・Apex Legends)と普段使いの両方で使用してみました。
その結果、予想以上に「気に入ってしまった」と言えるほど、完成度の高い仕上がりを実感しました。
✅ センサー精度と追従性に驚き
まず驚いたのが、XS-1センサーの追従性の良さ。
PixArt 3395ベースと言われていますが、細かいトラッキングやスナイプ時のカーソル挙動がとにかく安定していて、狙った場所に“ピタッ”と止まります。
特にローセンシ派の自分にとって、0.7mmのLOD(リフトオフディスタンス)が選べるのは大きなメリット。
マウスを浮かせて戻す時のブレがほとんど無く、エイムリセットも快適でした。
✅ 軽さと形状が絶妙なバランス
本体重量53gの軽さは、最初こそ「軽すぎるかも?」と感じましたが、慣れるともう重いマウスには戻れないほど快適。
何より、この軽さでグリップ感がしっかりしているのが「X2H v3」の強みです。
- 手のひらへのフィット感 → 大きめのコブがしっかり支えてくれる
- 指先の自由度 → 側面の緩やかな傾斜で持ち上げやすく、持ち替えもスムーズ
特に「つかみ持ち〜かぶせ持ち」の中間あたりで使うと、抜群に安定しました。
✅ ボタン感覚は人によって好みが分かれそう
オプティカルスイッチのクリック感は、正直なところ「好き嫌いが出る」と思います。
- 自分は「カチッ」とした明瞭なクリック感が好きなので、v3の押し心地は◎
- 一方、柔らかめ・静かめのスイッチが好きな人には硬く感じるかも?
とはいえ、初期のX2Hにあった“ふにゃっ”とした感触は完全に解消されていて、明確な進化を感じました。
✅ バッテリーの持ちも優秀
ゲームと作業を合わせて1日5〜6時間ほど使って、バッテリーの減りは1日で20〜25%程度(8000Hz設定)。
これなら3〜4日充電不要。
ちなみに、ポーリングレートを1000Hzに落とせば1週間は余裕で持ちます。
✅ 気になった点(あえて挙げるなら)
- ブラックモデルは指紋や手汗が目立ちやすい
→ グリップテープで対策すれば問題なし - プリトラベルがやや気になる人も?
→ サイドボタンに少しだけ「遊び」がある印象(慣れれば気にならない)
✅ 最終的な満足度:非常に高い
「X2H v3」は、“見た目以上に中身が進化しているマウス”です。
買う前は「センサーが変わっただけでしょ?」と思っていましたが、いざ使ってみると、クリック感・ビルドの堅牢性・滑りにくい表面仕上げなど、すべてが高水準でまとまっていることに気づかされます。
個人的には「この形状が手に合う人」なら、迷わず“買い”のマウスだと思います。
Pulsar 「X2H v3」に関するQ&A

Pulsar 「X2H v3」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
初代X2Hを使っているけど、v3に買い替える価値はある?
あります。ただし用途によります。
特に以下の項目に当てはまる方にはおすすめです:
- より精度の高いエイムを求めている
- マウスを浮かせて操作する場面が多い
- 高ポーリングレート(8000Hz)を活用したい
- クリック感の「ふにゃ感」が気になっていた
逆に、今のX2Hに不満がなければ急いで買い替える必要はありません。
ポーリングレート8000Hzってそんなに違うの?
違いはありますが、体感できるかは環境次第です。
ポーリングレート | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
1000Hz | 標準。多くの人にとって十分 | 初心者〜中級者 |
4000Hz | マウス操作がより滑らかに感じられる | ハイセンシ派、FPSプレイヤー |
8000Hz | 極限まで遅延を減らせるが、PCに高負荷 | 競技志向・プロ級のゲーマー |
※8000Hzで使う場合は、CPU性能・USBポートの品質も重要になります。
「X2H v3」はどんな持ち方に合っていますか?
「かぶせ持ち」や「つかみ持ち」が特に合います。
持ち方 | 相性 | 解説 |
---|---|---|
かぶせ持ち | ◎ | 手のひら全体が後部のコブにしっかり乗る |
つかみ持ち | ○ | 側面の緩やかな傾斜が掴みやすい |
つまみ持ち | △ | 少し大きめの形状がネックになる場合あり |
特に手のひらで支えるスタイルが得意な人におすすめです。
ソフトウェアの使いやすさは?
非常に分かりやすく、日本語対応も◎です。
- Pulsar Fusionという統合ソフトウェアを使用
- DPI・LOD・ポーリングレート・ボタン割当など細かく設定可能
- 日本語が自然なので、初心者にも安心
設定中にストレスを感じることはほぼありませんでした。
左右対称だけど、左利きでも使える?
基本は右手用設計。ただし形状的には左利きでも使えなくはないです。
左右対称に見えますが、サイドボタンが左側のみについているため、左利きでメインに使うのは不便かもしれません。
左利き用のマウスを探している場合は、他メーカーの「両側ボタン付きモデル」の方が快適です。
他のPulsar製マウスとの違いは?
特徴的な“後部の大きなコブ”が最大の違いです。
Pulsarの他モデル(X2・X2 Miniなど)と比較すると:
- X2H v3は後ろ側の膨らみが強く、手のひらをしっかり支える構造
- つまみ・つかみ派よりも、包み込むように持ちたい人向け
この「大きなコブの形状」が手に合うかどうかが、購入の決め手になります。
ガラス製マウスパッドでも正常に使える?
問題なく使用できます。
XS-1センサーはガラスパッドにも対応しており、以下のパッドでの動作が確認されています:
- Superglide 2(ガラス)
- Skypad SP004(ガラス)
トラッキングが飛んだり、ポインタがブレるような症状はありませんでした。むしろ、滑りの良さとセンサー精度の高さが合わさって、快適そのものです。
グリップテープは必要ですか?
汗をかきやすい人にはおすすめです。
- 本体の表面は滑りにくいマットコーティングで、乾いた手では十分なグリップ感
- ただし、黒モデルは汗や皮脂が目立ちやすく、グリップもやや落ちやすい
そういった場合は、別売のグリップテープ(純正 or 汎用品)を貼ると快適性が向上します。
ゲーム以外でも使いやすい?
軽快な操作感でデスクワークにも最適です。
- 軽くて動かしやすく、カーソルの追従性も高いため、Photoshopや動画編集などの作業用途でも活躍
- スクロールホイールのノッチ感がしっかりしているため、ExcelやWebブラウジングも快適
ただし、クリック音はやや高めなので、静音性が求められる環境では注意が必要です。
充電しながら使える?
充電ケーブル接続中も問題なく使用可能です。
- USB-Cポートからの充電に対応
- 充電しながらでも遅延や接続の不安定さは一切なし
- ケーブル自体も柔らかく、有線状態でもストレスは感じにくい設計です
左右対称マウスだけど、左右のクリック感に差はある?
左右のクリックバランスは非常に優秀です。
- メインボタンの押し心地・跳ね返り・音の高さに大きな差はなし
- 初期のX2Hで見られた“左だけややフニャ感”という報告は、v3ではほぼ解消
バラつきが心配な方でも、全体的に品質が安定している印象です。
Pulsar 「X2H v3」レビューのまとめ

🔍 総合評価:Pulsar 「X2H v3」の真価とは?
Pulsar 「X2H v3」は、前モデル(X2H)からの順当かつ実用的な進化を遂げた、“中身勝負”の完成度重視型マウスです。
表面的には大きな変更がなくても、実際の操作性やフィードバックの質が明確に違い、使えば使うほどその違いを実感できます。
✅ 機能面の進化:何がどう良くなったのか?
項目 | 初代X2H | X2H v3 |
---|---|---|
センサー | PixArt PAW3395 | 独自センサー XS1 |
最大DPI | 約26,000 | 32,000 |
LOD設定 | 約1.0mm〜 | 最短0.7mm設定可能 |
ポーリングレート | 最大4000Hz(別売ドングル) | 最大8000Hz(別売ドングル) |
重量 | 約56g(実測差あり) | 正確な53g(個体差ほぼなし) |
クリック感 | ふにゃ感あり、やや曖昧 | 明瞭で“跳ね返り”のある押し心地 |
シェル構造 | やや柔め | 剛性アップ、クリック感改善に寄与 |
ソフトウェア | Pulsar専用だが機能限定 | Pulsar Fusion(統合管理・多機能) |
🎮 使用感の総評:ゲームプレイでの印象
FPSプレイヤー視点でのメリット:
- エイム精度が求められるスナイプ系(VALORANTなど)で真価発揮
- 軽さ+フィット感がローセンシとの相性抜群
- 8000Hzのポーリングレートでスムーズかつダイレクトなカーソル制御
MMO・RTS用途でも:
- 高精度のセンサーと安定したホイールがUI操作やドラッグ系アクションに適応
- クリックの疲れにくさが、長時間セッションでもストレスを軽減
👋 「買うべき人」と「慎重になるべき人」
あなたはどっち? | 購入を強くおすすめ | 検討を少し慎重に |
---|---|---|
使用スタイル | FPS・かぶせ/つかみ持ち | つまみ持ち中心 |
使用時間 | 長時間プレイ(3時間以上/日) | 短時間・軽作業のみ |
手の形状 | 中〜大きめの手 | 小さめの手 |
重量へのこだわり | 軽量マウスが好き | 適度な重さが安心 |
クリックの好み | パリッと明瞭派 | 柔らかめ派 |
🔚 最終的な結論:「X2H v3」は“万人受けする完成形”
- 「高性能=尖っていてクセがある」という印象を覆し、万人にとって扱いやすいバランス型
- 軽さ・形状・機能の3点で高い水準を実現
- 特に「今までゲーミングマウスを何本も試してきたけど、どれもピンと来なかった人」には刺さる可能性大
✅ Pulsar 「X2H v3」レビューの総括
Pulsar 「X2H v3」は、見た目こそ従来モデルと似ていますが、その中身は確実に進化を遂げた完成度の高いゲーミングマウスです。
独自センサー「XS-1」や最大8000Hzのポーリングレート対応といったスペック面の強化に加え、クリック感やビルドクオリティなど、実際に手に取ったときの使用感も大幅に改善されています。
軽量かつ安定した操作性は、長時間のゲームプレイでも快適で、競技志向のゲーマーはもちろん、日常使いを重視するユーザーにも幅広くおすすめできる一台です。
あなたのプレイスタイルに寄り添ってくれる、頼れる相棒になってくれることでしょう。
ぜひ一度、手に取ってその完成度を体感してみてください。

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