近年、ゲーミングマウス市場では「つまみ持ち」プレイヤー向けの小型・軽量マウスが注目を集めています。
その中でも、WLMOUSEが新たにリリースした「Beast Miao(ビースト ミオ)」は、独自性のある設計と最新スペックで一際注目されているモデルです。
「Beast Miao」は、重量わずか31gという超軽量設計に加え、素材にマグネシウム合金を採用し、剛性と軽さを両立。
さらに、指先の操作感にこだわった特殊形状を持ち、これまでの「つまみ持ち専用マウス」にありがちだった操作性やフィット感の不満点を、絶妙なくびれや逆波型のカーブで解消しています。
また、形状の工夫だけでなく、性能面でも最先端。
8000Hzのポーリングレート対応や、Webブラウザ上で完結する直感的な設定ソフトウェアなど、競技向けゲーマーにも対応するスペックを備えています。
さらに、従来のマウスに見られたマウスソールガイドの「出っ張り」が撤廃され、ソール交換の自由度が格段に向上した点も見逃せません。
この記事では、「Beast Miao」のデザインや握り心地、実際の操作感、そしてスペック面での特徴まで、幅広くレビューしていきます。
つまみ持ちマウスに興味がある方や、既存のマウスに不満を感じている方にとって、参考になる情報をお届けできればと思います。

WLMOUSE 「Beast Miao」とは?

つまみ持ち特化型マウスとしての特徴
WLMOUSE 「Beast Miao」は、いわゆる“フィンガーチップマウス”に分類される、つまみ持ちに完全特化したゲーミングマウスです。
一般的なマウスと異なり、掌の接触面を極限まで省き、指先だけで操作するスタイルを徹底的に追求した設計になっています。
特徴的なポイントは以下の通りです:
- 形状:つまみ持ち特化の左右対称シェイプで、側面に絶妙な“くびれ”と“逆ハの字”の傾斜を持つ
- 素材:軽量かつ高剛性なマグネシウム合金を採用し、優れた強度と操作感を両立
- 重量:わずか31gという超軽量設計
- センサー位置:マウス中央に近く、自然なエイム位置を保ちやすい構造
このように、従来の「攻めた形状」や「角ばったデザイン」から一線を画す、万人に扱いやすいフィンガーチップマウスとして登場しています。
他機種とのサイズ比較と形状設計
「Beast Miao」のサイズ感とその位置づけを理解するには、他の代表的なつまみ持ち向けマウスと比較すると分かりやすいです。
モデル名 | 全長(mm) | 幅(mm) | 高さ(mm) | 重量(g) |
---|---|---|---|---|
WLMOUSE Beast Miao | 約91 | 約55 | 約34 | 約31 |
G-Wolves HSK Pro | 約74 | 約56 | 約29 | 約29 |
「Beast Miao」はこのように、「フィンガーチップマウスとしてはやや大きめ」な部類に入りますが、絶妙にスリムな幅設計と緩やかなカーブにより、従来の小型マウスと比べても自然な握り心地が得られるよう設計されています。
また、一般的なフィンガーチップマウスの多くは側面が水平な「ボックス型」ですが、「Beast Miao」ではあえて曲面を設けることで、指先へのフィット感とホールド性を両立しています。
一般的なマウスからの乗り換えやすさ
「Beast Miao」が特に評価される点は、「つまみ持ち専用マウス」でありながら、一般的なマウスの前半分だけを取り出したような自然な形状に仕上がっていることです。
従来のフィンガーチップマウスでは以下のような課題がありました:
- 指先だけで操作するため、持ち上げにくさや安定性の欠如
- 極端に特殊な形状で、乗り換えの難しさ
- ソールやパッドとの相性問題
しかし「Beast Miao」はこれらをクリアするため、以下のような工夫がされています:
- 側面にフィット感をもたらすくびれと、指を引っかけやすい傾斜角
- マウス底面のソールガイド撤廃によって、柔らかいパッドでも引っかかりにくい構造
- 一般的なマウスに近い形状で、「初めてのフィンガーチップ」にも最適
このように、「Beast Miao」は“従来のフィンガーチップマウスの弱点”を克服しつつ、誰もが使いやすい理想のつまみ持ちマウスを目指して作られた、非常に完成度の高いモデルです。
WLMOUSE 「Beast Miao」の使用感とパフォーマンス

握りやすさと操作性の検証
WLMOUSE 「Beast Miao」は、「つまみ持ち専用設計」でありながら、従来モデルにありがちな扱いづらさを排除しています。
フィット感やリフト動作に優れ、以下の点が特に高評価です。
握りやすさの特徴
- 左右対称+くびれ設計により、薬指と小指が自然な位置に収まる
- 逆ハの字傾斜で、脱力状態でも自然に持ち上げ可能
- 側面がえぐられており、「引っかかり感」が絶妙でリフトも簡単
操作性の印象
- 指先の繊細な操作が正確に伝わる
- リコイルコントロールや微細なエイムもスムーズ
- 指先とセンサーの位置が近く、「手の延長」のような使用感
ただし、極端に関節を使って上下左右に振るプレイスタイルには、側面形状がフィットしない可能性もあるため、その点はプレイヤーの癖によって相性が分かれると言えます。
超軽量31gの恩恵と重量バランス
「Beast Miao」の本体重量はわずか31g。
これはマグネシウム合金による高強度シェル構造と、最小限に抑えた構成設計によって実現されています。
比較モデル | 重量 |
---|---|
Beast Miao | 約31g |
G-Wolves HSK Pro | 約29g |
Finalmouse Ultralight 2 | 約47g |
軽量ゆえのメリット
- 長時間プレイでも手指の疲労感が少ない
- 指先だけでの高速・高精度なマイクロエイムが可能
- 軽さと剛性のバランスが取れており、本体がたわみにくい
また、重量バランスも非常に良好で、中央にセンサーがあることで、前後の重さに偏りを感じにくくなっています。左右へ振る際も安定性が高く、センシティブなマウス操作に応えてくれます。
サイドボタンやホイールの使用感
「Beast Miao」はつまみ持ち専用という特性上、サイドボタンやホイールにも“ミニマルさ”が求められていますが、その中でも操作感のチューニングは精密です。
サイドボタン
- 本体からの出っ張りが控えめで、誤操作を防ぐ設計
- クリック感はカチッと軽快ながら、やや小ぶりなため親指の位置には要注意
- つまみ持ちではそもそもサイドボタンを使わないプレイヤーも多いため、割り切った設計とも言える
ホイールとクリック性能
- ホイールはやや柔らかめで、静音性高めの「コリコリ感」あり
- ホイールクリックも左右クリックと同じくらいの力で押しやすく、バースト撃ちや武器変更に最適
- メインスイッチはオムロンオプティカル(またはTTC)が選択可能で、チャタリングの心配が少ない
全体として「Beast Miao」は、見た目のかわいらしさとは裏腹に、プロレベルの競技性能と使いやすさを兼ね備えたマウスです。
フィンガーチップスタイルを極めたいプレイヤーにとって、「軽い・握りやすい・繊細に動く」の三拍子が揃った、まさに理想に近い設計と言えるでしょう。
WLMOUSE 「Beast Miao」のスペックとソフトウェア対応

最新スペックと8000Hzポーリングレート対応
「Beast Miao」は、ゲーミングマウスに求められる最先端スペックを惜しみなく搭載しています。
中でも特筆すべきは最大8000Hzポーリングレート対応で、滑らかさとレスポンスにおいて非常に高いパフォーマンスを発揮します。
主なスペック
項目 | 内容 |
---|---|
重量 | 約31g(超軽量) |
素材 | マグネシウム合金(トップシェル)+プラスチック(ボトム) |
センサー | PixArt PAW3950 |
ポーリングレート | 最大8000Hz(ハイパー競技モード時は最大1000Hz) |
DPI設定 | 50刻みで調整可能 |
LOD(リフトオフ距離) | 0.7mm / 1mm / 2mm の3段階調整 |
MCU(チップ) | Nordic nRF52840 |
スイッチ選択 | オムロンオプティカル or TTCメカニカル |
バッテリー容量 | 220mAh(やや小さめ) |
連続使用時間(参考) | 約60時間(1000Hz)/約25時間(競技モード) |
8000Hz対応マウスは、システム側のスペックが求められますが、ハイパー競技モードでは1000Hzでの安定動作が可能なため、ゲーミングPCの性能に不安がある人でも柔軟に運用できます。
Webドライバーによる簡易設定とカスタマイズ性
「Beast Miao」は専用アプリのインストールが不要なWebドライバー形式の設定ツールに対応しています。
これはブラウザ上で完結できる画期的な仕組みで、MacやLinuxユーザーにとっても扱いやすい仕様です。
設定可能項目(一例)
- DPIプリセット(最大6段階)
- ポーリングレート(125~8000Hz)
- リフトオフディスタンス
- デバウンスタイム(0〜15ms、1ms刻み)
- モーションシンク(応答最適化機能)
- ハイパー競技モード(安定性重視の性能最適化)
- マクロ登録やボタン割り当て
- ドングルのライティング設定(点灯/呼吸/オフ)
ソフトウェアは日本語対応済みで、直感的なインターフェースとなっており、競技勢はもちろん、初心者にも安心して使える構成です。
ソールガイドの撤廃とソール選択の自由度
「Beast Miao」ではソールガイド(出っ張り)を完全撤廃した構造になっており、底面に段差やガイド縁がないため、ソールの貼り付け位置を気にする必要がありません。
この設計のメリット
- 好みのサードパーティ製ソールを自由に選べる
- 薄型ソールや柔らかいマウスパッドでも滑走干渉しにくい
- ソウル交換時のガイド位置ずれリスクがゼロ
この仕様はFinalmouseなど一部のハイエンドモデルでしか見られなかったもので、実用性とカスタマイズ性の両立という点で、「Beast Miao」の魅力をさらに引き立てています。
また、パッケージには以下のようなソールも標準付属:
- 大型ソール
- 中型ソール
- 汎用丸型ソール
→ 初期状態から自分の好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
総評として、「Beast Miao」は形状・素材・センサー・設定ソフトのすべてが“今の時代の最高水準”にチューニングされており、つまみ持ちスタイルのプレイヤーにとって、あらゆる面で満足度の高い1台に仕上がっています。
WLMOUSE 「Beast Miao」を使用した私の体験談・レビュー

WLMOUSE 「Beast Miao」を使用して感じたのは、フィンガーチップマウスの“完成形”にかなり近づいた一台だということです。
普段は中型の左右対称マウスをつまみ持ちで使っていた私にとって、「Beast Miao」はサイズ感・形状・重量すべてが異なるものでしたが、不思議なほど違和感なく手に馴染みました。
▶ 初めて手に取ったときの印象
- 箱から取り出した瞬間、「軽すぎて戸惑う」という体験を初めてしました。
31gという重量は、手に持った感覚がほぼゼロに近く、まるで空間に直接触れているような浮遊感さえありました。 - ただの軽さではなく、マグネシウム合金による剛性感がはっきりと感じられ、たわみやグラつきは皆無。軽量マウスにありがちな“チープさ”は一切ありません。
▶ 握り心地と形状のフィット感
- 薬指と小指のフィット感が絶妙で、「指を置くべき位置が最初から決まっている」ような安心感があります。
側面のくびれと逆ハの字の傾斜により、無意識のうちに理想的な持ち方が自然と決まる感覚。 - フィンガーチップマウスで多く見られる「真横に平らな側面」がないため、指が滑り落ちるストレスが一切ないのは大きな違いです。
- リフト操作もスムーズで、軽い力でマウスを浮かせられ、手の疲労感が大幅に軽減されました。
▶ 実際のゲームプレイにおける使用感
私は主に VALORANT、Apex Legends、Overwatch 2 をプレイしますが、以下のような体感がありました。
▷ VALORANT(センシ:中速、DPI:1600)
- リコイルコントロールが極めてしやすく、連射時の照準ブレが最小限に。
- 軽さとセンサーの配置が絶妙で、マイクロフリックが高精度に決まりやすい。
- 指先操作での「押し込み」や「跳ね返し」も狙い通りにでき、感覚と画面上の動きのズレがほぼ皆無。
▷ Apex Legends(ハイセンシ寄り、DPI:1200)
- 激しい横移動とエイムリセットが求められる場面でも動作の追従性が驚くほど滑らか。
- 長時間プレイ時でも指の負担が少なく、後半戦でも集中力が維持できるのは大きな利点。
▷ Overwatch 2(多キャラ操作、DPI:800)
- フリックとトラッキングのどちらも安定し、特にトレーサーなど加減速の多いキャラで恩恵大。
- 反応速度が重要なサポートキャラ(アナ、バティスト)でも、8000Hz設定がレスポンスに明確な効果を感じられました。
▶ ソフトウェア・設定面での感想
- Webドライバー対応は想像以上に快適で、DPIやポーリングレートを即座に変更可能。
専用ソフトのインストールが不要なため、複数のPC環境でも同じ設定がすぐ再現できる点は大きなメリット。 - ポーリングレート8000Hz設定はさすがにPCスペックを選びますが、1000Hz&ハイパー競技モードでの安定性は非常に高いです。
フレームレートがやや落ちる古めのサブPC環境でも、全く問題なく使えました。
▶ 気になった点・注意点
- サイドボタンは意図的に飛び出しが少なく設計されており、深く握ると若干押しづらさがあります。
私自身はあまり使わない派ですが、サイドボタンでスキルやリロードを多用する人にはやや不満が出るかもしれません。 - カラーバリエーションは個性的で可愛い反面、シンプルな黒や白がないのが惜しい。デバイス全体の統一感を求める人は選択肢が限られるかもしれません。
▶ 体験談総評
「Beast Miao」は、単なる小型軽量マウスではなく、指先で“操る”という感覚を強烈に味わえるデバイスでした。
これまで「フィンガーチップは扱いづらい」という先入観を持っていた方にも、ぜひ一度試してみてほしい完成度です。
私は今では、サブではなくメインマウスとして完全に移行しています。
それほどまでに、身体感覚と操作性が一致するマウスはなかなか出会えません。
WLMOUSE 「Beast Miao」に関するQ&A

WLMOUSE 「Beast Miao」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「Beast Miao」は初心者にも使いやすいマウスですか?
はい、形状が一般的なマウスに近いため、初めてフィンガーチップマウスに挑戦する方でも扱いやすい設計になっています。特に側面のくびれや軽量ボディが、無理なく正しい持ち方を導いてくれるため、慣れやすい点が魅力です。
他のフィンガーチップマウスと比べたときの強みは?
以下のような点で優位性があります:
- 側面にくびれがあり、指先のフィット感が高い
- ソールガイドの撤廃により、好みのソールを自由に使用可能
- Webドライバー対応で、環境を問わず簡単に設定ができる
- 金属製のトップシェルで、軽さと剛性を両立
8000Hzポーリングレートは誰でも使えますか?
使用は可能ですが、高いポーリングレートにはPCの処理性能も影響します。ハイエンドPCであれば恩恵を最大限に受けられますが、スペックに不安がある場合は1000Hz+ハイパーモードでの使用をおすすめします。
サイドボタンが押しづらいって本当?
つまみ持ちスタイルでは、サイドボタンの操作がやや難しくなるのは事実です。「Beast Miao」では意図的にボタンの出っ張りが抑えられており、浅く持たないと親指が届きにくい構造です。サイドボタンを頻繁に使う人にはやや注意が必要です。
どんなプレイスタイルの人に向いていますか?
以下のようなプレイヤーに特におすすめです:
- 指先だけで繊細に操作するのが得意な人
- リコイル制御やマイクロエイムを多用するFPSプレイヤー
- 軽いマウスで疲労を抑えたい長時間ゲーマー
- サブマウスではなく、メインデバイスとして信頼性を重視する人
カラーの選択肢はどんなものがありますか?
現時点で以下の5色展開です:
- アイスブルー
- ピンク
- ホワイト&パープル
- ブラック&ショッキングピンク
- ブルー&ピンク(グラデーション)
どれも個性的な色合いで、ドングルも同系統カラーで揃っているのがポイントです。ただし、純粋なモノトーンカラー(ブラック単色・ホワイト単色)は現在ありません。
長時間の使用でも疲れませんか?
非常に疲れにくいです。「Beast Miao」は超軽量の31gでありながら、しっかりとした剛性を持っているため、手や指先に余計な力を入れずに操作できます。そのため、3〜4時間以上の長時間プレイでも手首や指が疲れにくく、集中力を持続しやすいです。
グリップテープは必要ですか?
手汗が多い方には推奨されます。「Beast Miao」の表面は金属マウスにしては滑りにくいマットな加工が施されていますが、長時間使用や高湿度環境下ではグリップ力が落ちることもあります。気になる方は、細身のグリップテープを活用すると安定感がさらに増します。
ソールの滑りは調整できますか?
付属ソールと市販ソールの組み合わせで調整可能です。「Beast Miao」には大型・中型・丸型の3タイプのソールが付属しており、それぞれ滑走性の異なる特性を持っています。さらに、ソールガイドの段差がないため、市販のサードパーティ製ソールも自由に貼り替え可能です。
クリック音は静かですか?
比較的静かですが、クリック感は明確です。オムロンオプティカルスイッチは軽いクリック圧で操作できる一方、やや高音でパキッとした音が鳴るため、静音性を重視する環境では少し目立つかもしれません。ただし、耳障りな金属音やガタつき音は一切ありません。
普段は掌で支える持ち方なのですが、違和感ありますか?
最初は違和感があるかもしれません。「Beast Miao」は完全に指先操作に特化しており、パームグリップやハイブリッドグリップとの相性は良くありません。手のひらをマウスに乗せる習慣がある方は、最初はエイム精度が不安定になる可能性がありますが、慣れれば高い精度が期待できます。
モバイルノートPCでも8000Hzは使えますか?
機種によっては難しい場合があります。8000Hzの高ポーリングレートは高いUSB転送速度とCPUの処理能力を要求するため、省電力型のノートPCではマウスの動作が不安定になる可能性があります。1000Hz設定に落として使用するのが安全です。
カスタム設定の保存はできますか?
はい、内部メモリに保存されます。「Beast Miao」はWebドライバー上で設定した内容をマウス本体に保存可能で、PCごとに設定し直す必要はありません。DPIプリセットやポーリングレート、マクロ設定などを保持できるため、持ち運んで別の環境で使うときも便利です。
WLMOUSE 「Beast Miao」レビューのまとめ

WLMOUSE 「Beast Miao」は、これまでの「つまみ持ち専用マウス」や「フィンガーチップマウス」が抱えていた多くの弱点を、構造・性能・使い心地のすべてにおいて刷新した革新的な製品です。
その完成度の高さから、単なる軽量マウスではなく、まるで“手指の延長”のように動かせる精密なツールとして、多くのFPSゲーマーや競技志向のプレイヤーに支持されるだけの実力を備えています。
✅ 総合評価ポイント
評価軸 | 内容 |
---|---|
握りやすさ | くびれ形状と逆ハの字カーブで、指先に吸い付くようなフィット感。どの指も“置くべき場所が最初から決まっている”感覚で自然に持てる。 |
操作性 | 超軽量31gによりリフト操作やエイムの切り返しが非常に軽快。センサー位置も最適で、細かいフリックやトラッキングが正確に伝わる。 |
素材と剛性 | マグネシウム合金による剛性の高さが際立つ。軽量ながら“おもちゃっぽさ”はなく、しっかりとした質感。 |
カスタマイズ性 | ソールガイドを排除したフラットな底面により、サードパーティ製ソールも自由に貼れる。大型・中型・丸型のソールが付属し、環境に応じて選択可能。 |
ソフト対応 | Webブラウザで全設定が完結。DPI・ポーリングレート・LODなどが細かく調整可能で、競技マウスとしての柔軟性が極めて高い。 |
🎮 実際の使用シーンでの強み
- FPS(VALORANT・Apex)
⇒ 指先操作でのリコイル制御やマイクロフリックが非常にやりやすい。ミドル〜ロングレンジでの追従性が安定。 - バトルロイヤル系
⇒ 長時間のプレイにも適しており、指・手首の疲労を感じにくい。軽量設計が終盤の集中力維持にも貢献。 - 高DPIプレイヤーやローセンシ派どちらにも対応
⇒ 高DPIでは滑らかな追従性、ローセンシでは広い範囲の操作を軽い力で実現。どちらの設定でもエイム精度が落ちにくい。
👤 こんな人におすすめ
- つまみ持ちスタイルを極めたい/移行したいユーザー
- 指先だけで高精度な操作を行いたいFPS・タクティカルシューター勢
- 今までのフィンガーチップマウスに違和感があったが、試してみたい人
- 軽くてしっかりしたマウスを探しているハードゲーマー
- ソフトウェアに煩わされず、簡潔に高性能な設定がしたい人
⚠ 注意点・気になる部分も
- サイドボタンは控えめな出っ張りで、深めに握る人にはアクセスしにくい設計
- カラーは個性的だが、シンプルなブラック・ホワイト単色が存在しない(見た目にこだわる人は要注意)
- 8000Hzポーリングレートの恩恵をフルに受けるには、ある程度のPCスペックが必要
🔚 WLMOUSE 「Beast Miao」レビューの総括
WLMOUSE 「Beast Miao」は、「フィンガーチップマウス=ニッチな製品」という従来の常識を打ち破る、誰にでも“指先での操作の気持ちよさ”を実感させてくれる名機です。
その設計思想は明快で、「余計な部分を削ぎ落とし、本当に必要な操作性だけを残した」という、機能美にあふれた一本。
つまみ持ちに最適化された形状に、軽さ・剛性・設定の自由度までも備わっており、まさに現時点でのフィンガーチップマウスの完成形に最も近い存在といっても過言ではありません。
もしあなたが「マウスを完全に手の一部として使いたい」と思うなら、「Beast Miao」はその期待に真っ直ぐ応えてくれることでしょう。

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