Waizowl 「OGM Cloud XS」レビュー|超軽量×小型で掴み持ち特化の最強ゲーミングマウス登場

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出典:Waizowl公式

ゲーミングマウス市場には多種多様な製品が存在しますが、その中でも「軽量・高性能・個性的な形状設計」を追求しているブランドの一つがWaizowl(ワイズオール)です。

そのWaizowlから登場した新作「OGM Cloud XS」は、手の小さなプレイヤーや繊細な操作を求めるゲーマーに向けて設計された、Sサイズの超軽量ワイヤレスマウスです。

このCloud XSは、従来モデル「Cloud」や「OGM」シリーズの設計思想を受け継ぎつつも、より小型化・軽量化を図り、45g前後の驚異的な軽さと、8000Hzポーリングレート対応という最新スペックを兼ね備えています。

プロフェッショナルレベルの性能を備えながら、1万円台後半という価格帯に収めている点も、コストパフォーマンスに優れた特徴のひとつです。

形状の元になったのは、かつて人気を博したSteelSeriesの「Sensei」系。

そのデザインを一回り小さくし、より日本人の手にもフィットするように再構築されたのが「Cloud XS」といった印象です。

この記事では、「Cloud XS」の設計思想や特徴的なデザイン、クリック感、持ち心地、そしてソフトウェアによるカスタマイズ性まで、多角的にレビューしていきます。

多くのゲーマーにとって理想的なマウスとなる可能性を秘めたこのモデルが、どのような魅力を持っているのか、詳しく解説していきます。

 

目次

Waizowl 「OGM Cloud XS」とは?

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出典:Waizowl公式

Waizowl 「OGM Cloud XS」は、軽量・高性能・高いフィット感を武器に、ゲーミングマウス市場の中でもニッチな存在感を放つ製品です。

ここでは、その正体と注目すべき特徴について、3つの観点から詳しく解説します。

Waizowlというブランドの特徴

Waizowl(ワイズオール)は、高品質ながらコストパフォーマンスに優れた製品を提供する新鋭ブランドとして、近年じわじわと注目を集めています。

大手メーカーのような派手なプロモーションは行っていないものの、製品の完成度の高さから一部のマニアやガジェット好きから高評価を得ています。

特徴的なポイント:

  • 過度な装飾を排し、機能性と実用性を重視した設計
  • 軽量構造でも剛性を保つハウジング技術
  • フィット感にこだわった形状チューニング
  • グリップ力の高い「フェザーコーティング」を採用(第3世代)
  • 専用ソフトによるカスタマイズ性の高さ

「Cloud XS」の基本スペックと価格

「OGM Cloud XS」は、「Cloud」シリーズのSサイズモデルとして登場したモデルで、以下のようなスペックを備えています。

項目内容
本体サイズ全長117mm / 幅54mm / 高さ36mm
重量(実測)約45g(±2g)
センサーPixArt PAW3950
ポーリングレート最大8000Hz対応
接続方式2.4GHz無線 / Bluetooth / 有線
スイッチラシオプティカルスイッチ(Rasio製)
コーティング第3世代フェザーコーティング
バッテリー容量300mAh
価格帯(実売)約18,000円
対応ソフトウェア専用Windowsアプリ / ブラウザ版あり

このスペックから分かるように、小型・軽量・高性能という三拍子がそろったゲーミングマウスでありながら、2万円未満に抑えられている価格設定が非常に魅力的です。

最新モデルとしての位置づけと注目点

「Cloud XS」は、従来の「Cloud」や「OGM」シリーズから受け継いだ設計コンセプトに加えて、手の小さいユーザーや高いグリップ精度を求めるゲーマーに特化したチューニングが加えられています。

注目すべきポイント:

  • 超軽量設計(45g):肉抜き加工やミニマル設計による軽量化
  • Senseiインスパイア形状の進化版:左右対称ベースの丸みを残しながら、現代向けに再設計
  • エルゴノミクスの絶妙なバランス:掴み持ち・つまみ持ち・被せ持ちすべてに対応
  • 8Kポーリングレート対応:FPSなど高精度操作が求められるゲームに最適
  • 日本語対応のUI:設定の煩雑さを解消し、初心者でも扱いやすい

このように、「Cloud XS」はスペックだけでなく設計思想にも一貫性があり、プレイスタイルに合わせて柔軟に対応できる万能型の小型マウスとなっています。

 

Waizowl 「OGM Cloud XS」の外観とデザインのこだわり

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出典:Waizowl公式

Waizowl 「OGM Cloud XS」の外観とデザインには、単なる軽量化だけでなく操作性・剛性・視覚的な完成度まで丁寧に配慮されています。

ここでは、3つの視点からそのディテールに迫ります。

小型かつ軽量なボディ設計

「Cloud XS」は名前の通り「XS」のサイズに分類されるゲーミングマウスです。

その寸法と重量は以下のとおりです。

項目数値
全長約117mm
グリップ幅約54mm
高さ約36mm
重量(実測)約45g(±2g)

特徴:

  • 手の小さいプレイヤーに特化したサイズ感。
  • センサー位置が中央よりやや前方にあり、マウスを深めに持ったときにもセンサーの位置がズレにくい。
  • 後部のコブ(山)がなだらかで、手のひら全体を預けやすい構造。
  • 持ち方の自由度が高く、被せ持ち・掴み持ち・つまみ持ちいずれにも対応可能。

他の軽量マウスと比較しても、絶妙な厚みと低重心設計により、安定感のある操作が可能です。

コーティングと剛性の仕上がり

「Cloud XS」は、第3世代「フェザーコーティング」を採用しています。

この表面処理は、質感とグリップ性のバランスに優れており、汗をかいても滑りにくいのが特徴です。

コーティングの評価:

  • マット調の質感で高級感がある
  • 指紋や皮脂が目立ちにくく、清潔感が持続
  • 汗をかいた状態でもグリップ力が安定
  • 乾燥した手でも滑りにくく、グリップテープ不要な場面も多い

一方、ボディの剛性については若干の注意点があります。

底面の大胆な肉抜き設計により、持ち方や押し込みによっては「たわみ」が出ることがあります。

ただしゲーム中に影響を感じるレベルではありません。

底面デザインと肉抜き構造の工夫

「Cloud XS」の底面は視認性のない部分にもこだわりが詰まっています。

デザインと構造のポイント:

  • 底面に雲(Cloud)を模した肉抜きデザイン
  • ドングルスロットや電源スイッチは中央配置で、視認性・操作性に優れる
  • 軽量化のための大胆な肉抜きが施されており、性能とビジュアルの両立を実現
  • ソール貼付け面の構造にややクセがあり、一部ソールはフィットしづらいケースも

付属のソールは以下の3タイプ:

ソール種別特徴
ドットソール滑りが良く、細かいエイムに最適
スタンダードバランス型、汎用性が高い
フルサイズ型操作時の安定感を重視、しっかりした滑走感

注意点:

  • ソールを貼るエリアの凹み構造が、ドットソール使用時にやや制約となる。
  • 8K対応ドングルやType-Cケーブルなど、付属品の質感・実用性も高評価

全体として、「Cloud XS」のデザインは美しさと実用性のバランスが非常に高く設計されています。

軽量さだけを追求したのではなく、使用中のグリップ感・ホールド感・持ち心地に至るまで、細部に配慮された完成度の高いボディです。

 

Waizowl 「OGM Cloud XS」の使用感と操作性の実力

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出典:Waizowl公式

Waizowl 「OGM Cloud XS」は、その見た目の小ささ以上に「扱いやすさ」と「フィット感」に優れたマウスです。

特に軽量設計・形状バランス・スイッチ構造・ボタン配置といった、プレイヤーの操作に直結する要素が高いレベルで調和しています。

以下では、3つの切り口からその実力を詳しくレビューします。

持ち方別フィット感(掴み持ち・つまみ持ち・被せ持ち)

「Cloud XS」は“Sensei”インスパイアの左右対称形状に再調整を加え、多様な持ち方に適応できる形状になっています。

持ち方相性の良さ解説
掴み持ちコブの高さと側面の緩やかな逆ハの字が絶妙で、指の引っ掛かりも適度。長時間でも疲れにくい。
つまみ持ち小型・軽量の恩恵で、指先操作にも対応。グリップが効いて手汗でも安定する。
被せ持ち△(※小さい手なら◎)平坦なシェル構造なので、手の小さい人ならしっかりと手のひらを預けられるが、大きな手にはやや窮屈。

特徴的な構造:

  • 側面のくびれ:適度に深く、指の自然な固定が可能。
  • 山の位置(最高点):やや後方寄りで、手のひら全体で支える持ち方に最適。
  • 高さが抑えられているため、マウス全体をしっかり包み込むように持てる。

クリック感とスイッチ構造の評価

「Cloud XS」に搭載されているのはRasio製オプティカルスイッチ

Pulsarの旧モデルでも使われていたことがあるスイッチですが、本モデルでは剛性との相乗効果によりブレのない安定感が特徴です。

スイッチ周りの使用感:

  • クリック感
    • やや深めのストローク設計(プリ/ポストトラベル長め)
    • 反発力は中程度で連打しやすく、誤クリックしにくい
    • ブレのないドーム型トップシェルで、クリック時の安定性が高い
  • ホイールクリック
    • 重めのクリック感だが、誤爆防止には最適
    • ホイールのノッチ感(回転の刻み)は適度で、FPSからMMOまで対応可能
  • サイドボタン
    • 小ぶりながらも突出しており押しやすい
    • わずかな固さがあり、誤操作を防ぎやすい設計
    • 指が短めの人でもしっかり届く距離に配置されている

ホイール・サイドボタン・センサー配置の印象

本モデルでは細かいディテールにも抜かりがありません。

特にセンサーの位置やボタンの配置精度は非常に高く、直感的な操作をサポートします。

項目評価とポイント
ホイール位置センター寄りで、指の移動が少なく自然な配置
ホイールの質感ゴムグリップ付き、コロコロ感あり。回し心地は軽快
サイドボタン小型だが高さがあり、明確なクリック感。押し間違いが起きにくい
センサー位置やや前寄りに配置されており、マウスを深く持っても正確にトラッキング可能
ソールの滑り標準・ドット・大型と複数付属。どのタイプでも角が丸められ滑走性良好

「Cloud XS」の使用感は「小さいのに窮屈ではない」「軽いのに制御しやすい」「見た目以上に安定感がある」という印象に集約されます。

その理由は、形状・クリック感・センサー位置・コーティング・剛性すべてにおいて“バランス感覚”が非常に優れているからです。

 

Waizowl 「OGM Cloud XS」のソフトウェアとカスタマイズ機能

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出典:Waizowl公式

Waizowl 「OGM Cloud XS」は、ハードウェア性能だけでなく、ソフトウェア面でも高い柔軟性と使いやすさを誇ります。

特に日本語対応やWebドライバーの存在が、初心者から上級者まで幅広く使いやすい設計となっています。

ここでは、設定可能な機能と使い勝手の実力を詳しく解説します。

ブラウザベースの操作画面とUI

「Cloud XS」では、専用ソフトウェア(インストール型)とWebドライバー(ブラウザ上)の2種類が用意されています。

中でもWebドライバーは利便性が高く、公式サイトから直接アクセス可能でインストール不要です。

UIの特徴:

  • トップページで現在の設定状況を一目で把握可能(DPI、ポーリングレート、バッテリー状態など)
  • 右上の「地球マーク」から日本語に切替可
  • UIは直感的で、初見でも操作に迷いにくいデザイン
  • ローカル保存ではなくクラウドベースでのプロファイル管理も可能

高性能センサーとLOD設定

搭載されているPixArt PAW3950センサーは、最新世代の高性能モデルであり、設定幅も広いです。

設定項目の概要:

項目内容
DPI設定カラーで切替が視認可能。50〜26000まで調整可
ポーリングレート125 / 500 / 1000 / 4000 / 8000Hz(段階選択)
LOD(リフトオフ距離)1mm / 2mm の2段階(他社製より少なめ)
回転補正(センサー回転)マウスを斜めに持つ人向けに視点ズレを補正
リップル制御(直線補正)精密エイムを優先するための補助機能
モーションシンクセンサー同期による追従精度の最適化

特に回転補正機能は、斜め持ちによる視点ブレを防げるユニークな機能で、他社製マウスにはない利点といえます。

ポーリングレートとバッテリー消費の関係

「Cloud XS」は最大8000Hzの超高ポーリングレートに対応していますが、バッテリー消費への影響は無視できません。

ポーリングレートモード消費量(1時間あたり)バッテリー持ち目安
1000Hz通常モード約1%未満最大140時間
1000HzゲーミングモードON約3%約30時間
8000HzゲーミングモードON約6%約15時間

補足:

  • ゲーミングモード:クリック応答性や入力遅延を最小限に抑えるパフォーマンス優先モード。
  • WebドライバーからON/OFF可能で、状況に応じて使い分け可能。
  • 通常使用であれば1000Hz + 通常モードがバランス的に最適

カスタマイズ機能まとめ

機能対応状況
ボタン割り当て変更〇(マクロ、キー入力含む)
DPI・LED色切替〇(設定に応じて色が変化)
モーションシンク設定
センサー回転補正〇(ユニークな強み)
ゲーミングモード切替〇(8000Hzに最適)
スリープ設定(復帰条件)〇(移動/クリック選択)

「Cloud XS」のソフトウェアは、ハードウェアスペックを最大限に引き出すための柔軟な設定ができる設計です。

しかも日本語対応とブラウザ完結の利便性により、誰にでも使いやすく仕上がっています。

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Waizowl 「OGM Cloud XS」を使用した私の体験談・レビュー

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※画像はイメージです

筆者は日常的にPCゲームをプレイし、レビュー用に大小さまざまなゲーミングマウスを使ってきたユーザーです。

普段の手のひらサイズは中〜やや大きめ(約19cm)

その前提で、Waizowl 「OGM Cloud XS」を実際に1週間程度メインマウスとして使用した体験を以下にまとめます。

▶ 開封からファーストインプレッション

  • 箱を開けて持った瞬間にまず感じたのは、「驚異的な軽さ」でした。重量は約45gですが、肉抜きのバランスや重心の位置が絶妙で、数字以上に「手に乗っていない感覚」すらあります。
  • 手に取った時のサイズ感は、正直なところ「かなり小さい」という印象。普段M〜Lサイズのマウスを使っている筆者には「手の中で転がりそう」とさえ感じられました。
  • 一方で、フェザーコーティングの質感が素晴らしく、指が滑らず自然にフィットするため、予想よりもしっかり握れる安心感もありました。

▶ 持ち方ごとのフィット感と操作性

持ち方フィット感の評価コメント
掴み持ち◎ 非常に良好側面のくびれと逆ハの字の角度が絶妙。指がしっかり引っかかり、激しいエイムでも安定。
つまみ持ち○ 軽快で安定本体が軽いため指先だけでも操作しやすい。ただし本体が薄いため、多少指に力を入れる必要がある。
被せ持ち△ 小さい手向き指が余る感覚。手のひら全体を密着させるような被せ方は難しい。手の小さい人には高評価のはず。

▶ 実際のゲームプレイでの気付き

FPSでの使用感(VALORANT / Apex Legends)

  • エイムの追従性と止めの安定感が非常に優秀。軽さによる振りやすさに加え、センサーの精度も高く、繊細な操作がしやすかった。
  • リコイルコントロールやトラッキングも問題なく、つまみ持ちスタイルでのヘッドショット精度が安定
  • ただし、マウスが小さいためクリック位置の調整に慣れるまでは微妙なズレが生じることがありました。これは使用者の指の長さ次第です。

MOBAでの使用感

  • 素早く小さな移動が多いMOBAでは非常に快適。軽さとソフトな滑り心地で、腕や手首への負担がほとんどなく、長時間でも疲れにくい
  • ショートカット操作時のクリックミスも少なく、サイドボタンも程よい感触で反応が正確。

▶ 他の競合製品と比較して感じたこと

比較対象違いと感じたポイント
Pulsar X2 MiniCloud XSのほうが側面のくびれと角度の設計が絶妙で掴みやすく、エイムが安定
Lamzu Atlantis MiniAtlantis Miniはやや角度が強く、フィット感は強いが人を選ぶ印象。Cloud XSは万人向け
Ninjutso Sora 4KSoraのほうがコブが後方に集中し、手のひら全体を支える力が強い。Cloud XSは平らで扱いやすい

▶ 日常使いでの体感と満足度

  • Adobe IllustratorやPremiere Proのようなグラフィック系アプリでもポインタの細かい調整が快適
  • ホイールはやや軽めながら、回しやすく細かい作業にも対応可能
  • 電池持ちは想像以上によく、1000Hz運用で1日6時間使っても5日ほど充電不要

▶ 気になった点・惜しい点

  1. クリックがやや深めで、筆者のように浅めのクリックが好みの人には最初慣れが必要
  2. 底面のドットソール取り付け位置の凹みが微妙にズレを誘発しやすい(別のソールで回避可能)
  3. 手が大きい人はフィット感に苦労する可能性がある(これは設計上の仕様として納得)

▶ 総合的な体験まとめ

  • Waizowl 「OGM Cloud XS」は、軽量・高精度・高フィット感の三拍子を高水準で実現したゲーミングマウス。
  • 特に掴み持ちやつまみ持ちを多用するプレイヤー、小型マウスを求めている人にはベストチョイスになりうる。
  • サイズ的な制約があるため、万人受けではないが、条件に合えば競合製品を凌駕する完成度です。

 

Waizowl 「OGM Cloud XS」に関数するQ&A

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※画像はイメージです

Waizowl 「OGM Cloud XS」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「Cloud XS」はどんな人におすすめですか?

手の小さい方や、掴み持ち・つまみ持ちでプレイする方に特におすすめです。軽量で形状がコンパクトなため、指先でのコントロール性に優れており、繊細なエイム操作を求めるFPSプレイヤーとの相性が非常に良いです。

大きめの手でも「Cloud XS」は使えますか?

手の大きい方が「被せ持ち」で使うにはサイズが小さく感じられる可能性があります。ただし、つまみ持ちや浅めの掴み持ちであれば問題なく使用できる場合もあります。一度ご自身の手のサイズとマウスの寸法(全長117mm / 幅54mm / 高さ36mm)を比較して判断するのが確実です。

他社の人気マウスと比べたときの特徴は?

「Cloud XS」はPulsar 「X2 Mini」やLamzu 「Atlantis Mini」などと比較されることが多いですが、側面のくびれの深さやグリップの角度設計が絶妙で、より自然なフィット感があります。また、平坦な背のライン設計により、手のひらを預けやすいのも特徴です。

ドライバーやソフトウェアは日本語に対応していますか?

Webドライバーおよび専用アプリはどちらも日本語に対応しています。直感的なUIで、初めての方でも簡単にDPI設定やマクロ、ポーリングレート、センサー回転補正などの各種調整が行えます。

8000Hzで使用するとバッテリーの持ちはどうなりますか?

8000Hz設定時は、消費電力が高くなり、バッテリーの持ちは約15時間前後になります。通常の1000Hz設定であれば約140時間と長寿命です。用途やゲーム時間に応じて使い分けるのがベストです。

Bluetoothでも使用できますか?

「Cloud XS」は2.4GHzワイヤレスとBluetoothの両方に対応しています。ただし、ゲーミング用途では低遅延な2.4GHzの使用が推奨です。Bluetoothは日常利用やモバイル接続向きです。

クリック音はうるさいですか?静かですか?

Rasio製のオプティカルスイッチはやや高めのクリック音がします。ただし、カチッとした反発感のあるクリック音で、耳障りなノイズではなく操作感が分かりやすいタイプです。配信や動画撮影で使っても問題ないレベルといえます。

ソールの滑りやすさや耐久性はどうですか?

付属ソールはすべてエッジが丸められており、滑走性が高く耐久性も良好です。特にドットソールは滑りが軽く、素早いフリックやトラッキングに適しています。一方で、耐久面を重視する場合はスタンダードまたはフルサイズソールがおすすめです。

センサーの精度はプロ仕様にも耐えられますか?

搭載されているPixArt PAW3950センサーは、プロ仕様のハイエンドセンサーとして評価が高く、8000Hz対応かつ高DPIまで安定したトラッキングが可能です。プロゲーマーの使用にも耐えうる精度です。

付属のグリップテープは必要ですか?

「Cloud XS」のコーティングは優れており、基本的にはグリップテープなしでも十分な保持感があります。ただし、手が乾燥しやすい方や、より指先でしっかり固定したい方は、付属の純正グリップテープを使うことでさらに安心感が増します

充電はどれくらいの時間がかかりますか?

フル充電には約1.5〜2時間程度かかります。Type-C接続での急速充電に対応しており、途中で有線接続に切り替えてもプレイ継続可能です。プレイを中断せずに使えるのも魅力のひとつです。

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Waizowl 「OGM Cloud XS」レビューのまとめ

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※画像はイメージです

「Cloud XS」は、ゲーミングマウスの世界で求められるあらゆる要素――「軽量性」「精密な操作感」「カスタマイズ性」「高いグリップ性」――を、極めてコンパクトな筐体に詰め込んだ高完成度モデルです。

市場には軽いマウスは数多く存在しますが、「Cloud XS」のようにただ軽いだけでなく、操作時の一体感とフィット感にここまでこだわっている製品は多くありません

その意味で、これは“万人向け”というよりは、ある特定の条件下で「完璧に刺さる」ように設計された尖ったプロダクトだと言えるでしょう。

🧠 緻密に設計されたサイズ感と形状バランス

  • 全長117mm・高さ36mm・グリップ幅54mmという明確に“Sサイズ”なボディは、手の小さなユーザーにとっては理想的なフィット感をもたらします。
  • 側面にはしっかりとしたくびれと、程よい角度の“逆ハの字”が施されており、掴み持ち時の安定性が極めて高い
  • ただの小型マウスではなく、“Sensei形状”をベースに現代ゲーマー向けにチューニングされたこのデザインは、手のひらを自然に添わせながらも、指先操作の正確性を失わない絶妙なバランスを持っています。

🧪 実用的なスペックと高いカスタマイズ性

「Cloud XS」は、PixArt社のPAW3950センサーを搭載し、最大8000Hzポーリングレートに対応するなど、プロ用途にも十分対応可能なトラッキング性能を備えています。

  • ソフトウェア面では日本語UI対応、Webベースのドライバーも用意され、インストール不要で簡単に設定可能。
  • DPI設定、ポーリングレート、LOD切替、センサー角度補正、マクロ登録など、想定されるカスタマイズ項目はすべて網羅
  • 専用アプリのUIも洗練されており、初心者でも直感的に操作できるのは大きなメリット。

👀 細部まで妥協のない作り込み

  • 第3世代フェザーコーティングにより、手汗をかいても滑らず、高いグリップ感を維持。ドライでもウェットでも安定する“万人向けの触感”。
  • 本体内部構造も合理的に設計されており、肉抜き構造でも剛性が確保されている
  • センサー位置はやや前寄りで、深めに持ってもカーソルの挙動がズレにくく、非常に直感的な操作感を実現しています。

📌 注意点:合う人には最高、合わない人には明確に違和感

課題点内容と対策
サイズ感が明確に「小さい」手の大きい人や被せ持ちにはフィットしづらい。つまみ・掴み特化と考えるべき。
クリックがやや深めRasioスイッチの特性。反発感が強くはないため、クリック“のキレ”を重視する人は注意。
ソールの貼り位置が独特ドットソール使用時は底面の形状に注意。フルサイズソール推奨。

ただしこれらの点は、製品コンセプトと対象ユーザーの絞り込みによる“割り切り”とも言える部分であり、むしろこれがあるからこそ、「Cloud XS」の完成度が高いともいえます。

🎯 総合評価と向いているユーザー像

総合スコア(筆者評価)

評価項目スコア(5段階)
軽量性★★★★★
フィット感★★★★★
操作性(エイム等)★★★★☆
カスタマイズ性★★★★☆
汎用性★★★☆☆
コストパフォーマンス★★★★☆

「Cloud XS」が「刺さる」ユーザー像

  • 手が小さく、今までのマウスが「大きすぎる」と感じていた人
  • 掴み持ち・つまみ持ちをメインとし、指先操作を重視するゲーマー
  • 8000Hzポーリングや高性能センサーを活かしたいハイエンド志向のプレイヤー
  • 軽さや精密さを重視しながらも、グリップ性やクリックの安定性も妥協したくない人

💡 Waizowl 「OGM Cloud XS」レビューの総括

Waizowl 「OGM Cloud XS」は、軽量ゲーミングマウスの中でも特に“サイズ感”と“操作性”にこだわり抜かれた一台です。

全長117mm・高さ36mmという明確にSサイズに分類されるボディは、手の小さいユーザーや、繊細な操作を重視するプレイヤーにとって非常に高いフィット感を提供してくれます。

掴み持ち・つまみ持ちに特化した形状は、指先のホールド力を自然に高めてくれる構造となっており、激しいマウス操作でもブレにくく、安定感があります。

ハード面ではPixArt PAW3950センサーの高い精度と最大8000Hzポーリングレート対応によって、プロレベルの反応速度を実現。

さらに、Webベースで日本語対応の専用ソフトウェアは直感的で、DPIやマクロ、LOD、センサー角度補正まで細かく調整が可能です。

軽量ながら剛性のあるボディ、グリップ力に優れたコーティング、3種類の付属ソールなど、細部にまで使いやすさが追求されているのも特筆すべきポイントでしょう。

もちろん、サイズが小さいがゆえに手の大きな方や、被せ持ち主体のプレイヤーには合わない場面もあります。

しかし、それはあくまで製品コンセプトに忠実であるからこそ。

「Cloud XS」は、万人受けを狙った汎用マウスではなく、“最適なユーザーにだけ最大の満足を提供する”というスタンスを明確に持ったモデルです。

使う人を選ぶからこそ、刺さる人にはこれ以上ないほどしっくりくる。

Waizowl 「OGM Cloud XS」は、あなたの手に真のフィットをもたらすかもしれない、小さな名機です。

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