VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」 徹底レビュー!ハーフエルゴ形状と4Kポーリングレートの実力を検証

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NP-01 Wirelessトップ画像
出典:VAXEE公式

この記事は2024年に公開された内容です

VAXEEのゲーミングマウスは、プロレベルの競技シーンでも高い評価を受けています。

今回レビューする VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」 は、これまで有線モデルのみ展開されていたNP-01シリーズの待望のワイヤレス版です。

さらに、4Kポーリングレート にも対応し、従来の1000Hzモデルから大幅に進化を遂げました。

NP-01シリーズの最大の特徴は、左右対称マウスのようなシルエットを持ちながら、側面にはエルゴノミクス形状を取り入れた 「ハーフエルゴ」 のデザイン。

これにより、左右対称マウスの操作性とエルゴノミクスマウスのフィット感を両立 した、唯一無二の形状を実現しています。

さらに、VAXEE製マウスの強みである ソフトウェア不要の設定システム も継承されており、マウス本体だけでDPI変更やポーリングレート調整が可能。

直感的な操作で細かい設定を変えられる点は、競技ゲーマーにとって大きなメリットです。

この記事では、そんな 「YGEN NP-01 Wireless」 のデザインやビルドクオリティ、操作感、バッテリー性能などを詳しく解説していきます。

ワイヤレス化と4K対応により、どのように進化したのかを徹底レビューします。

 

目次

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」の特徴

NP-01 Wirelessイメージ画像
出典:VAXEE公式
項目仕様
形状ハーフエルゴノミクス(左右対称+エルゴ要素)
サイズ(寸法)118 × 60 × 39 mm
重量約71~72g
センサーPixArt PAW3950
DPI設定400 / 800 / 1600 / 3200 DPI
ポーリングレート1000Hz(標準) / 2000Hz・4000Hz(4Kドングル使用時)
接続方式ワイヤレス(専用ドングル使用)
対応レシーバー1Kレシーバー(VXD01)、4Kレシーバー(VXD02)
ボタン数5ボタン(メイン2、サイド2、スクロールクリック)
メインスイッチHuano Blue Shell Pink Dot
スクロールホイール機械式(高額式ではない)
マウスフィート(ソール)PTFE(厚さ0.6mm)、上下2枚構成
コーティングマットコーティング(汚れが目立ちにくい)
リフトオフディスタンス(LoD)設定変更可能
バッテリー容量400mAh
バッテリー持続時間1000Hz(標準):約100時間
1000Hz(競技用):約55時間
2000Hz(4Kドングル):約45時間
4000Hz(4Kドングル):約35時間
充電時間約1時間50分(フル充電)
充電方式USB-C(付属ケーブル使用)

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」は、これまで有線モデルのみ展開されていたNP-01シリーズの待望のワイヤレス版です。

ここでは、「NP-01 Wireless」の主要な特徴について詳しく解説していきます。

ハーフエルゴ形状とは?

「NP-01 Wireless」の最も大きな特徴の一つが 「ハーフエルゴ形状」 です。

この形状は、左右対称マウスのフラットなシルエット を持ちながら、側面にはエルゴノミクスマウスのような左右非対称のカーブを採用 したデザインになっています。

通常の左右対称マウスは、指の配置やグリップの自由度が高い反面、しっかりと手にフィットする形状にはなっていません。

一方で、エルゴノミクスマウスは手の形に合わせたカーブを持ち、手のひらや指の位置が安定しやすいですが、持ち方が制限されやすいという特徴があります。

「NP-01 Wireless」は、この 左右対称とエルゴノミクスの良い部分を組み合わせた形状 になっており、次のようなメリットがあります。

  • 持ち方の自由度が高い : 指の配置が自然になり、手の大きさに関わらずフィットしやすい。
  • 安定感と操作性を両立 : 手のひらへの接触面積が広いため、深めの掴み持ちにも対応しやすい。
  • リラックスした握り心地 : 一般的なエルゴノミクスマウスのような極端な傾きがないため、手を自然な角度で置ける。

また、VAXEEのNP-01シリーズが登場したことで、この「ハーフエルゴ」という形状の認知度が広がり、今では一つの優れた形状として評価されるようになっています。

ワイヤレス化による進化点

従来のNP-01シリーズは 有線接続のみ で展開されていましたが、今回の「NP-01 Wireless」は ワイヤレス接続に対応 し、利便性が大幅に向上しました。

特に競技シーンでは、ケーブルの抵抗がないことによるストレスフリーな操作感 が求められるため、ワイヤレス対応は大きな進化と言えます。

ワイヤレス化による主なメリットは以下の通りです。

  • ケーブルの干渉がない : 有線モデルでは、ケーブルの取り回しやマウスバンジーの使用が必要でしたが、ワイヤレス化により動きがスムーズに。
  • 自由なマウス操作が可能 : マウスを動かす方向や角度に制限がなく、より直感的なプレイができる。
  • 競技用としての完成度が向上 : 高精度のセンサーとワイヤレス技術を組み合わせることで、トップレベルのeスポーツシーンでも十分に通用する性能を実現。

さらに、「NP-01 Wireless」は、独自の安定したワイヤレス通信技術 を採用し、遅延のないレスポンスを提供します。

本体を激しく振っても内部のバッテリーやパーツがガタつくことはなく、ワイヤレスながらもVAXEEの高品質なビルドクオリティを維持しています。

4Kポーリングレート対応のメリット

ワイヤレス化とともに、今回の「NP-01 Wireless」では 4Kポーリングレート に対応しました。

これにより、1000Hzを超える超高ポーリングレート での動作が可能になり、マウスの応答速度が大幅に向上しました。

ポーリングレートとは、1秒間にPCへ送信するデータの回数 を指し、1000Hzでは1秒間に1000回、4000Hzでは1秒間に4000回データを送信することを意味します。

ポーリングレートが高いほど、より正確で素早いトラッキング が可能になります。

「NP-01 Wireless」では、別売りの4Kドングルを使用することで、以下のポーリングレートに対応 します。

  • 1000Hz(標準モード) : 低消費電力モードで、バッテリー持続時間は最長100時間。
  • 2000Hz(4Kドングル使用時) : 応答速度が向上し、バッテリー持続時間は約45時間。
  • 4000Hz(4Kドングル使用時) : 最速の応答速度で、バッテリー持続時間は約35時間。

ポーリングレートが向上すると、次のようなメリットがあります。

  • マウスの動きがより滑らかに : 高ポーリングレートにより、カーソルの動きが正確になり、細かい操作がしやすくなる。
  • 応答速度の向上 : クリックやマウスの動きをPCがより高速に認識し、遅延を最小限に抑えられる。
  • 競技ゲームでの優位性 : FPSやMOBAなどの高速な操作が求められるゲームで、より素早い反応が可能に。

また、VAXEE独自の補正技術 により、4Kポーリングレート時のデータロスを防ぎ、安定したトラッキングを実現 している点も注目すべきポイントです。

他社の4K対応マウスと比較しても、「NP-01 Wireless」は非常に安定したレスポンスを持っているため、4K環境での使用に最適な設計がされています。

「NP-01 Wireless」の概要まとめ

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」は、従来の有線モデルから ワイヤレス化と4Kポーリングレート対応 によって大幅な進化を遂げました。

  • ハーフエルゴ形状 により、左右対称マウスとエルゴノミクスマウスの利点を融合
  • ワイヤレス対応 により、ケーブルの制限から解放され、快適な操作性を実現
  • 4Kポーリングレート による超高速応答で、競技シーンでも活躍できる性能

 

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」のデザインとビルドクオリティ

NP-01 Wirelessイメージ画像
出典:VAXEE公式

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」は、見た目だけでなく細部の作り込みにもこだわった高品質なゲーミングマウスです。

ここでは、デザインやビルドクオリティについて詳しく解説します。

サイズ・重量・バランスの詳細

サイズ(寸法)

「NP-01 Wireless」のサイズは 118 × 60 × 39 mm で、ミディアムサイズのゲーミングマウスに分類されます。

  • 全長118mm → 一般的なミディアムサイズより若干短め
  • 幅60mm → 側面のカーブが特徴的で握りやすい
  • 高さ39mm → 後端の膨らみが手のひらにフィット

同じシリーズの小型版 「NP-01s Wireless」 は、幅と高さがわずかに小さく設計されており、手が小さい人向けの選択肢となります。

重量と重心バランス

「NP-01 Wireless」の公称重量は 71-72gで、近年主流の超軽量マウス(60g以下)と比べると若干重め。

しかし、これは安定感を重視した設計によるものです。

  • 軽すぎるとマウスがブレやすくなるが、72g前後の重さがあることで精密なトラッキングが可能
  • 重心はセンサーの近くに配置されており、バランスの取れた操作感 を実現
  • バッテリー搭載ながら、左右どちらに偏ることもなく、自然な動きをサポート

コーティングと耐久性の評価

「NP-01 Wireless」の表面には、VAXEE独自のマットコーティングが施されています。

このコーティングは、以下のような特徴を持っています。

  • 適度なグリップ感がある : 手が乾燥していても滑りすぎることがなく、しっかりとホールドできる
  • 汗や皮脂が目立ちにくい : 長時間使用しても指紋や汚れがつきにくく、メンテナンスがしやすい
  • 触った部分に跡が残りづらい : べたつきにくく、ゲームプレイ中でも快適

特に競技シーンでは、長時間プレイ時に手汗が出ることが多いため、グリップ力の維持は重要なポイント。

「NP-01 Wireless」はコーティングのバランスが良く、多くのゲーマーにとって使いやすい仕様になっています。

ただし、手が極端に乾燥している人にとっては、滑りやすく感じる可能性 もあります。

その場合は、市販のグリップテープを貼ることで対策が可能です。

シェルの剛性と組み立て精度

VAXEEは、マウスのビルドクオリティに定評のあるメーカーの一つです。

「NP-01 Wireless」も例外ではなく、シェルの強度や組み立て精度が非常に高く仕上げられています。

  • パーツの継ぎ目が目立たない : 一体感のあるデザインで、段差や隙間がほとんどない
  • 側圧をかけてもほとんどたわまない : 強く握っても歪みがなく、剛性が非常に高い
  • 内部のパーツがしっかり固定されている : 振ってもカタカタと音がせず、バッテリーや基盤がズレることがない

ゲーミングマウスの中には、側圧をかけるとシェルが歪んだり、ボタンが誤作動するものもありますが、「NP-01 Wireless」はその心配がありません。

また、ボタンの取り付け精度も高く、押し心地にムラがない のも特徴。

クリック時の感触が均一で、どの位置を押しても違和感がありません。

さらに、マウスを激しく振っても内部でパーツが動くことがなく、組み立て精度の高さがうかがえます。

これは、耐久性を重視するゲーマーにとって大きなメリット です。

デザインとビルドクオリティまとめ

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」のデザインとビルドクオリティを総合的に評価すると、競技用としての完成度が非常に高い ことが分かります。

サイズと重量のバランスが良く、安定感がある
高品質なマットコーティングでグリップ感を維持
剛性が高く、側圧や振動に強い耐久設計

 

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」の操作感と使用感

NP-01 Wirelessイメージ画像
出典:VAXEE公式

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」は、プロゲーマーや競技志向のプレイヤー向けに設計されたゲーミングマウスです。

実際に使ってみると、クリック感、ホイール、センサーの精度など、細部に至るまでこだわり抜かれていることがわかります。

ここでは、「NP-01 Wireless」の操作感と使用感について詳しく解説していきます。

ボタンのクリック感とスイッチ構造

「NP-01 Wireless」のメインボタンは、VAXEEらしい ソリッドでタクタイル感のある押し心地 を持っています。

  • クリック圧は やや軽め で、長時間のプレイでも指が疲れにくい
  • 跳ね返りがしっかりしており、素早い連打にも対応しやすい
  • プリトラベル(押す前の遊び)やポストトラベル(押した後の余分な沈み込み)が少ない
  • どの位置で押してもクリック感が均一

また、マイクロスイッチにはHuano Blue Shell Pink Dotが採用されており、耐久性と応答速度のバランスが取れた仕様 になっています。

有線モデルのNP-01と比べてもクリック感に大きな違いはなく、ワイヤレス化による構造の変化がほとんど影響していない のもポイントです。

ホイールとサイドボタンの感触

ホイール

VAXEEのゲーミングマウスは、従来 高額式ホイール を搭載していましたが、「NP-01 Wireless」では 機械式ホイール に変更されています。

  • 適度な抵抗感があり、正確なスクロール操作が可能
  • ワンノッチごとに明確なフィードバックがあり、カチカチとした感触
  • グリップ力の高いホイールリングで、指が滑りにくい

特にFPSゲームでは、ホイールジャンプや武器切り替えなど、正確なスクロール操作が求められるため、この適度なノッチ感は大きなメリットとなります。

サイドボタン

「NP-01 Wireless」のサイドボタンは、VAXEEのマウスの中でも 特に押しやすい設計 になっています。

  • ボタンの角度が改善され、親指の置き場が広くなった
  • 適度な飛び出しがあり、押し間違えしにくい
  • 硬すぎず、柔らかすぎない適度なクリック感
  • プリトラベル・ポストトラベルが少なく、ダイレクトな入力感

また、ボタンの配置も絶妙で、誤爆を防ぎつつ、自然な位置で押しやすい設計 になっています。

特に、FPSやMOBAなどのゲームで、素早くサイドボタンを使うプレイヤーには高評価されるでしょう。

センサー性能とトラッキング精度

「NP-01 Wireless」には、PixArt PAW3950センサー が搭載されています。

このセンサーは、高性能なワイヤレスゲーミングマウスに採用されることが多いモデル で、以下のような特徴を持ちます。

  • 最大26,000DPIに対応(ただしVAXEEは高DPI設定を推奨していない)
  • リフトオフディスタンス(LoD)が低く、意図しないトラッキングが発生しにくい
  • マウスの動きを忠実に再現する高精度トラッキング
  • 加速度やスムージングがなく、プロ仕様のエイム調整が可能

ポーリングレートと遅延の少なさ

「NP-01 Wireless」は、最大1000Hzのポーリングレートを標準でサポート しており、4Kドングルを使用すると最大4000Hzに対応 します。

ポーリングレートが高いと、カーソルの動きがよりスムーズになり、細かいエイム調整がしやすくなる ため、競技ゲームでの使用に最適です。

また、VAXEE独自の補正技術により、4Kポーリングレート時でも信号ロスを最小限に抑え、安定したトラッキングが可能 になっています。

  • 1000Hz(標準モード) → バッテリー持続時間が長く、最も安定した動作
  • 2000Hz(4Kドングル使用時) → 応答速度が向上し、より滑らかなカーソル操作
  • 4000Hz(4Kドングル使用時) → 最も速い応答速度を実現し、競技向けに最適

特に、プロレベルのFPSプレイヤーや、細かいエイム調整を求める人には4Kポーリングレートの恩恵が大きい でしょう。

操作感と使用感まとめ

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」の操作感と使用感を総合的に評価すると、プロレベルの精密な操作に対応できる設計 であることがわかります。

クリック感は軽めで跳ね返りが良く、連打がしやすい
ホイールは適度な抵抗感があり、正確な操作が可能
サイドボタンは押しやすく、誤爆を防ぐ設計
PixArt PAW3950センサー搭載で、高精度トラッキングを実現
4Kポーリングレート対応で、最速の応答速度を提供

 

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」のバッテリー性能と設定機能

NP-01 Wirelessイメージ画像
出典:VAXEE公式

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」は、高性能ワイヤレスマウスとして競技シーンでも使えるバッテリー性能と、ソフトウェア不要の直感的な設定システムを兼ね備えている のが特徴です。

ここでは、バッテリーの持続時間や充電仕様、4Kポーリングレート使用時の消費電力、そしてソフトウェア不要の設定機能について詳しく解説します。

バッテリー持続時間と充電仕様

「NP-01 Wireless」には 400mAhのバッテリー が搭載されており、ポーリングレートの設定に応じて以下のような駆動時間 となっています。

ポーリングレートバッテリー持続時間(目安)
1000Hz(標準モード)約100時間
1000Hz(競技用モード)約55時間
2000Hz(4Kドングル使用時)約45時間
4000Hz(4Kドングル使用時)約35時間
  • 1000Hzの標準モードでは最長100時間 の連続動作が可能
  • 競技用モード(応答速度最適化)では55時間 だが、より安定したレスポンスを得られる
  • 4K(4000Hz)モードでは約35時間の駆動時間 だが、競技向けの最速応答速度を実現

競合他社と比較すると、VAXEEのバッテリー性能は非常に優秀 であり、特に4000Hzモードでの35時間という駆動時間は他の4K対応マウスと比べても長めです。

4Kポーリングレート使用時の消費電力

4Kポーリングレート(4000Hz)に設定すると、バッテリー消費が約3倍速くなる ため、バッテリー持続時間は短くなります。

  • ポーリングレートが 2倍になると、消費電力もほぼ2倍 になる
  • 1000Hz → 4000Hzにすると、消費電力は 約4倍 になる

しかし、VAXEEでは 独自の消費電力最適化技術 を導入しており、同じ4000Hz対応の競合製品と比較しても 駆動時間が長く、安定した動作を維持できる ようになっています。

さらに、1000Hzの競技用モードでは、通常モードの約半分の駆動時間となる点も注目ポイント です。

これは、応答速度を最適化するために内部処理が強化されるためと考えられます。

ソフトウェア不要の設定システム

VAXEEのゲーミングマウスは、競技向けの「プラグ&プレイ設計」が特徴であり、専用ソフトウェアをインストールしなくても、マウス本体の操作のみで各種設定を変更できる 仕様になっています。

本体で設定可能な項目

  • 通常モード ⇔ 競技用モードの切り替え
  • モーションシンク(Motion Sync)のオン/オフ
  • リフトオフディスタンス(LoD)の変更
  • DPI(解像度)の変更
  • クリック応答速度の変更
  • ポーリングレート(1000Hz / 2000Hz / 4000Hz)の変更

これらの設定を、マウスの裏面にあるボタンを使って簡単に変更可能 です。

ソフトウェア不要のメリット

  1. ゲームプレイ中に即座に設定変更可能 : 一般的なゲーミングマウスでは、設定変更のためにソフトウェアを開く必要があるが、「NP-01 Wireless」は ゲーム中でも本体のボタンで簡単に設定を変更 できる。
  2. 余計なプロセスを動作させない : ソフトウェアをインストールしないため、PCの負荷を軽減できる(競技プレイヤーにとって重要)。
  3. ドライバーレスで使えるLANイベントや大会などの環境でも即座に使用可能 で、余計なソフトウェアのインストールが不要。

ただし、バッテリー残量をソフトウェア上で確認することはできないため、充電のタイミングはLEDインジケーターで判断する必要がある という点には注意が必要です。

バッテリー性能と設定機能まとめ

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」のバッテリー性能と設定機能を総合的に評価すると、以下の点が強みとなります。

最大100時間のバッテリー持続時間(4000Hzでも35時間)
4Kポーリングレート時の消費電力が最適化されており、他社製品よりも駆動時間が長い
ソフトウェア不要で、本体ボタンだけで細かい設定が可能
ゲームプレイ中でも即座に設定を変更でき、競技向けに最適な設計

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VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」を使用した私の体験談・レビュー

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VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」を実際に使用し、FPSゲームを中心に数週間プレイした体験をもとに、握り心地、操作感、バッテリーの持ち、ポーリングレートの違いによるプレイへの影響 などを詳しく解説します。

握り心地とフィット感

最初に感じたのは、ハーフエルゴ形状の握りやすさ です。

「NP-01 Wireless」は 左右対称マウスの操作性と、エルゴノミクス形状のフィット感の両方を兼ね備えている ため、違和感なく自然に手に馴染みました。

  • 指を置く位置が決まりやすく、リラックスして握れる
  • 手のひら全体でしっかりホールドできるが、窮屈感はない
  • 手のひらで支える深めの掴み持ちや、薬指・小指を伸ばした持ち方との相性が抜群

一般的な左右対称マウスと比較すると、手のひらにフィットしやすく、力を入れなくても安定した操作が可能 でした。

また、コーティングの質も高く、長時間のプレイでも滑りにくい点も好印象でした。

ただし、手が極端に乾燥しているとやや滑りやすいと感じることがあったので、グリップテープを貼るとさらに快適になるかもしれません。

ゲームでの使用感(FPS・MOBA)

「NP-01 Wireless」を FPSやMOBAで実際に使用してみました。

FPSでの使用感

エイムの安定感が抜群

  • 手のひら全体でホールドできるため、低センシ(ローセンシ)でもブレにくい
  • クリックの跳ね返りが強く、連射しやすい(特にタップ撃ちがしやすい)
  • ホイールのノッチ感がしっかりしているため、武器切り替えが確実

センサーの精度が高い

  • PAW3950センサーのおかげで どのマウスパッドでもスムーズにトラッキング できる
  • リフトオフディスタンス(LoD)が短いため、マウスの持ち上げ時に余計な動きが発生しない

ポーリングレート4000Hzでの違い

  • 1000Hzと比べると、エイムの追従性が向上 し、微調整がしやすい
  • クリックの応答速度も速くなり、反応がよりダイレクトに
  • 特にスナイパー系のエイムがしやすくなり、細かいトラッキングが向上

結論: FPSプレイヤーにとって、「NP-01 Wireless」は 安定したエイムを求める人に最適。特に4000Hz環境を整えれば、マウスの動きがよりスムーズになり、撃ち合いでの反応速度が向上 するため、プロレベルの競技環境でも十分に活躍できる。

MOBAでの使用感

スキル発動が素早く、快適

  • メインボタンのクリック感が軽く、スキル入力が素早くできる
  • サイドボタンが押しやすく、誤爆が少ない(アイテム・スキル割り当てに最適)

ワイヤレスの恩恵が大きい

  • ケーブルの抵抗がないため、ストレスなく素早くマウスを動かせる
  • バッテリー持ちが良いので、長時間のプレイでも安心

結論: MOBA用途でも 優れたクリック感とボタン配置により、快適にプレイ可能。ワイヤレスの利便性とサイドボタンの押しやすさが特に優れている。

バッテリーの持ちと充電サイクル

実際に 4Kドングルを使用し、4000Hz設定でバッテリーの持ちを検証 しました。

  • メーカー公称値では 35時間 だが、実際のプレイ環境(FPS 5~6時間/日)でもほぼ同じ時間持続
  • 充電時間は 約1時間50分でフル充電 可能
  • 低バッテリーになるとLEDインジケーターで通知されるため、バッテリー切れの心配は少ない

また、1000Hzモードでの長時間駆動(最大100時間)も試してみた が、通常の使用では数日間充電なしで快適に使えた。

バッテリーの消耗を抑えつつ高ポーリングレートを維持できる点は、競技用ワイヤレスマウスの中でもトップクラスの性能 と言える。

ソフトウェア不要の設定の使い勝手

マウス本体のボタンで設定変更できるのが便利

  • DPIやポーリングレートを簡単に変更でき、ゲーム中でも瞬時に調整可能
  • 設定ボタンの押しやすさも考慮されており、間違えて変更する心配がない

余計なソフトウェアが不要

  • PCに負担をかけず、軽量な環境でゲームをプレイできる
  • LANイベントや大会での使用にも最適

ただし、バッテリー残量が正確に数値表示されない ため、LEDインジケーターを頻繁にチェックする必要がある点は注意が必要。

競合製品との比較

Logicool G Pro X SUPERLIGHTと比較
✅ 「NP-01 Wireless」の方が エルゴノミクスに優れ、フィット感が良い
✅ G Pro Xは より軽量(約63g)だが、NP-01の安定感の方が高い
4Kポーリングレート対応の分、NP-01 Wirelessの方が高性能

Razer Viper V2 Proと比較
✅ 「NP-01 Wireless」の方が ボタンの押し心地がしっかりしている
Viper V2 Proはより軽量(58g)だが、グリップ感はNP-01の方が上
バッテリー持ちはNP-01の方が優秀(4000Hz時でも35時間持続)

使用した感想まとめ

ハーフエルゴ形状のおかげで、持ちやすさと操作の安定感が抜群
FPSでは特に4000Hzの恩恵が大きく、エイムが向上
バッテリーの持ちが良く、充電の手間が少ない
ソフトウェア不要で、設定変更が簡単
競合製品と比べても、フィット感とトラッキング性能に優れる

 

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」に関するQ&A

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※画像はイメージです

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「NP-01 Wireless」の特徴は何ですか?

「NP-01 Wireless」は、ハーフエルゴノミクス形状のゲーミングマウス で、左右対称マウスの操作性とエルゴノミクスマウスのフィット感を兼ね備えたデザイン になっています。ワイヤレス化により、ケーブルの制約から解放され、さらに4Kポーリングレート対応 で応答速度が向上しています。

「NP-01 Wireless」のサイズと重量は?

  • サイズ:118 × 60 × 39 mm(ミディアムサイズ)
  • 重量:約71~72g

全長は短めで、手のひらにフィットしやすい形状 になっています。

「NP-01 Wireless」のバッテリー持ちはどのくらい?

ポーリングレートによって異なります。

ポーリングレートバッテリー持続時間(目安)
1000Hz(標準モード)約100時間
1000Hz(競技用モード)約55時間
2000Hz(4Kドングル使用時)約45時間
4000Hz(4Kドングル使用時)約35時間

特に4000Hz設定時でも35時間の連続使用が可能 で、競合製品と比較しても長めのバッテリー持ちを誇ります。

「NP-01 Wireless」のセンサーは何ですか?

PixArt PAW3950センサー を搭載。

  • 最大26,000DPI対応(ただし、VAXEEは高DPI設定を推奨していない)
  • LoD(リフトオフディスタンス)が短く、意図しないトラッキングが発生しにくい
  • スムージングや加速度がなく、正確なエイムが可能

ポーリングレートはどのように設定できますか?

「NP-01 Wireless」は、本体のボタンのみでポーリングレートを変更可能 です。また、別売りの4Kドングル(VXD02)を使用すると、最大4000Hzに設定可能 です。

1000Hzと4000Hzの違いは何ですか?

ポーリングレートが高いほど、マウスの動きがより滑らかになり、カーソルの追従性が向上 します。

ポーリングレート違い
1000Hz一般的なゲーミングマウスの標準設定。バッテリー持ちが良い
2000Hzより滑らかで正確なエイムが可能
4000Hz最速の応答速度。FPSなどの競技シーンで有利

特にFPSプレイヤーは、4000Hzを使用することでより細かいエイム調整が可能 になります。

クリック感はどのようなものですか?

  • Huano Blue Shell Pink Dotスイッチ採用
  • タクタイル感が強く、跳ね返りがしっかりしている
  • プリトラベル・ポストトラベルが少なく、素早い連打に向いている

特にタップ撃ちやバースト撃ちがしやすく、FPSプレイヤーに向いているスイッチ です。

サイドボタンの押し心地は?

  • 適度な飛び出しがあり、押しやすい
  • 誤爆しにくく、競技シーンでも使いやすい
  • クリック圧は硬すぎず、柔らかすぎず、ちょうどよい感触

FPSやMOBAでのスキル発動や武器切り替えに最適な設計になっています。

ソフトウェアは必要ですか?

不要です。VAXEEのマウスは プラグ&プレイ仕様 で、マウス本体のボタンでDPI・ポーリングレート・LoDの設定変更が可能です。ソフトウェアをインストールしなくても、競技環境で即座に使用可能 なのが大きなメリットです。

バッテリー残量はどのように確認できますか?

専用ソフトウェアがないため、LEDインジケーターで確認 します。細かい数値で確認することはできないので、こまめに充電する習慣をつけると安心 です。

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VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」レビューのまとめ

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VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」は、ゲーミングマウスの中でも特に「安定感」「精度」「競技向けの性能」を重視するプレイヤーに最適な製品 です。

ここでは、これまでのレビューを総括し、特に優れている点や惜しい点、どのようなプレイヤーにおすすめできるかを詳しく解説していきます。

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」の総評

本マウスは、VAXEEの設計思想を忠実に受け継ぎつつ、ワイヤレス化と4Kポーリングレート対応で大幅に進化 しました。

特に、以下の3つのポイントが優れています。

ハーフエルゴ形状による持ちやすさと安定感
PixArt PAW3950センサーの高精度トラッキング
4Kポーリングレート対応による超高速応答

また、ソフトウェア不要のシンプルな設定システム、バッテリー持続時間の長さ も大きな魅力であり、eスポーツシーンでも十分に戦える性能を備えています。

一方で、細かい点で改善の余地がある部分もあります。

「NP-01 Wireless」の長所と短所

✅ 長所(メリット)

  1. ハーフエルゴ形状で持ちやすい
    • 手のひらにフィットしやすく、自然な持ち方ができる
    • 手のサイズや持ち方を選ばず、多くのプレイヤーに適応
  2. クリックの応答速度が速く、安定感がある
    • Huano Blue Shell Pink Dotスイッチ採用で、軽快なクリック感
    • タップ撃ち・バースト撃ちに最適で、連打しやすい
  3. センサーが高性能で、トラッキング精度が抜群
    • PixArt PAW3950センサー搭載で、細かいエイム調整がしやすい
    • LoD(リフトオフディスタンス)が短く、意図しないトラッキングが発生しにくい
  4. バッテリー持ちが優秀
    • 1000Hz(通常モード)で最大100時間、4000Hzでも35時間持続
    • 他社の4Kポーリングレート対応マウスと比べても、消費電力が最適化されている
  5. ソフトウェア不要で、直感的に設定可能
    • DPIやポーリングレートの変更をマウス本体だけで完結できる
    • 競技シーンでの使用や、PC環境に余計な負荷をかけたくない人に最適
  6. ビルドクオリティが非常に高い
    • 側圧をかけてもたわみがなく、クリックのズレがない
    • 振っても内部のパーツが動かず、カタつきがない

❌ 短所(デメリット)

  1. 70g超の重量は、超軽量マウスと比べると若干重い
    • 最近のゲーミングマウスは60g以下の超軽量モデルが主流になりつつある
    • 軽さを最優先する人にはやや重めに感じるかもしれない
  2. 手が極端に乾燥していると、コーティングが滑る可能性がある
    • VAXEEのコーティングはグリップ力があるが、乾燥肌の人には若干滑りやすい場合も
    • グリップテープを貼ることで対策可能
  3. バッテリー残量が数値で確認できない
    • LEDインジケーターでバッテリー残量を把握する必要があり、詳細な%表示がない
    • こまめに充電する習慣をつける必要がある
  4. 価格がやや高め
    • 4Kドングルを別途購入すると、合計で2万5千円以上になる
    • 高性能な分、価格も高めなのでコスパ重視の人には不向き

どんなプレイヤーにおすすめ?

✅ 「NP-01 Wireless」が最適な人

FPSゲーマー(特にローセンシ派)

  • エイムの安定感を重視し、精密なトラッキングを求める人
  • 4000Hzポーリングレートを活かし、最速の応答速度を体感したい人

ハーフエルゴ形状のマウスが好きな人

  • 手のひらをしっかり支えつつ、自由な持ち方をしたい人
  • 左右対称とエルゴノミクスの両方の利点を求める人

ソフトウェア不要で、直感的に設定変更したい人

  • ゲーム中にDPIやポーリングレートを変更することが多い人
  • PCに余計なソフトウェアを入れたくない人

ワイヤレスの快適さを求めつつ、バッテリー持ちも気にする人

  • 4000Hz環境でも長時間使いたい人
  • 充電の頻度を減らし、快適にゲームをプレイしたい人

❌ 他のマウスを検討した方がいい人

超軽量マウスを求める人
→ 60g以下の超軽量マウス(例:Razer Viper V2 Pro, Logitech G Pro X SUPERLIGHT)が向いている

価格を抑えたい人
→ 1000Hzで十分なら、4K対応でないワイヤレスマウスの方がコスパが良い

エルゴノミクスマウスに完全に慣れている人
→ 右手専用のエルゴノミクスマウス(例:ZOWIE ECシリーズ)の方が違和感なく使える

最終評価

項目評価
握りやすさ⭐⭐⭐⭐⭐(5/5)
クリックの精度⭐⭐⭐⭐⭐(5/5)
センサー性能⭐⭐⭐⭐⭐(5/5)
ポーリングレート対応⭐⭐⭐⭐⭐(5/5)
バッテリー持ち⭐⭐⭐⭐(4/5)
重量の軽さ⭐⭐⭐(3/5)
コスパ⭐⭐⭐(3/5)

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」レビューの総括

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」は、ハーフエルゴ形状と高性能センサーを備えた、競技向けゲーミングマウスの決定版
4Kポーリングレート対応で、超高速レスポンスを実現
ビルドクオリティが高く、バッテリー持ちも優秀

VAXEE 「ZYGEN NP-01 Wireless」は、ハーフエルゴ形状による快適な握り心地と、競技向けに最適化された高精度なトラッキング性能を兼ね備えたゲーミングマウスです。

ワイヤレス化により、より自由な操作が可能になり、さらに4Kポーリングレート対応によって応答速度が向上。

ソフトウェア不要のシンプルな設定システムや優れたバッテリー性能も魅力で、プロレベルのプレイヤーにも十分対応できる仕様になっています。

特にFPSやMOBAなどの競技シーンで、正確なエイムと素早い操作を求めるユーザーにとっては、有力な選択肢となるでしょう。

これまでの有線モデルから進化した「NP-01 Wireless」は、まさにVAXEEのこだわりが詰まった一台です。

安定感と操作性を求めるなら、このマウスをぜひ試してみてください。

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