この記事は2023年に公開された内容です
東プレの「REALFORCE GX1」は、日本が誇る高性能キーボード「REALFORCE」シリーズの中でも特にゲーミング用途に特化したモデルです。
もともと静電容量無接点方式を採用した高耐久なキーボードとして人気を博していましたが、2023年のファームウェアアップデートによって、大幅な機能向上を果たしました。
特に注目すべきは「ラピッドトリガー」の実装です。
この機能は、キーを押した瞬間だけでなく、離した瞬間にも即座に反応できるようになるため、FPSゲームやMOBAなどの競技性の高いゲームで極限まで素早い入力を求めるプレイヤーにとっては革命的なアップデートと言えるでしょう。
また、アクチュエーションポイント(キーが反応する深さ)も最短0.1mmから3.0mmまで0.1mm刻みで調整可能 となり、まさにプレイヤーごとの最適な操作感を追求できる仕様となっています。
さらに、新機能「Kill Switch」の搭載によって、左右移動時のキー入力の精度向上が期待されるなど、ゲーマー向けの細かい調整機能が充実。
これにより、「REALFORCE GX1」は従来のメカニカルキーボードとは一線を画すゲーミングデバイスへと進化しました。
この記事では、そんな「REALFORCE GX1」の基本スペックや特徴、新機能、競合製品との比較などを詳しくレビューしていきます。
「REALFORCE GX1」が本当にゲーム用途として最適なキーボードなのか?実際の使用感も含めて徹底解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

東プレ「REALFORCE GX1」とは?

東プレ「REALFORCE GX1」は、プロフェッショナル向けの高級静電容量無接点キーボードであり、特にゲーマー向けにカスタマイズされたモデルです。
日本国内でも評価の高いREALFORCEシリーズの最新作として登場し、FPSやMOBAなどの競技性の高いゲームに最適な機能を多数搭載しています。
2023年7月のファームウェアアップデートによって、「REALFORCE GX1」はさらに進化を遂げ、特にゲーミングキーボード市場で注目を集めています。
ここでは、「REALFORCE GX1」の基本スペック、ラインナップの種類、外観デザインやビルドクオリティについて詳しく解説します。
「REALFORCE GX1」の基本スペック
項目 | 内容 |
---|---|
スイッチ方式 | 静電容量無接点方式 |
キー荷重 | 35g / 45g モデルあり |
アクチュエーションポイント | 0.1mm 〜 3.0mm(0.1mm刻みで調整可能) |
ラピッドトリガー機能 | あり(オン/オフの距離を個別設定可能) |
キルスイッチ機能 | あり(逆キー入力の精度向上) |
キー配列 | 日本語配列 / 英語配列 |
サイズ | テンキーレス(TKL) |
キーキャップ素材 | ABSダブルショット |
接続方式 | 有線(USB接続、ケーブル着脱不可) |
RGBライティング | あり(ソフトウェアでカスタマイズ可能) |
東プレ「REALFORCE GX1」は細かいカスタマイズが可能なゲーミングキーボードであり、特にアクチュエーションポイントの調整やラピッドトリガー機能によって、ユーザーのプレイスタイルに応じた設定が可能です。
価格とラインナップの種類
「REALFORCE GX1」には、4つの異なるバリエーションが存在します。これらの違いを比較すると、自分に最適なモデルを選びやすくなります。
モデル | キー配列 | キー荷重 |
---|---|---|
GX1-JP35 | 日本語配列 | 35g |
GX1-JP45 | 日本語配列 | 45g |
GX1-US35 | 英語配列 | 35g |
GX1-US45 | 英語配列 | 45g |
キー荷重の違いについて
- 35gモデル(GX1-JP35 / GX1-US35)
→ 軽い押し心地で素早い入力に適している。指の疲労が少なく、長時間の使用向け。 - 45gモデル(GX1-JP45 / GX1-US45)
→ わずかにタクタイル感があり、しっかりとしたキー入力を好む人向け。誤入力を減らしたい場合におすすめ。
日本語配列と英語配列の違い
- 日本語配列(JP)
→ 変換キー・無変換キー・全角/半角キーなどがあり、普段のタイピングに慣れている人におすすめ。 - 英語配列(US)
→ シンプルな配列で、ゲーミング用途では人気。スペースバーが大きく、FPSプレイヤーに好まれる。
外観デザインとビルドクオリティ
「REALFORCE GX1」は、ゲーマー向けに特化した洗練されたデザインになっています。
トッププレート
- 金属製のトッププレートを採用しており、高い剛性と耐久性を誇ります。
- 表面にはコーティングが施されており、光の反射を抑えた落ち着いた質感になっています。
- フローティングデザインにより、キーキャップが浮き上がって見えるため、見た目にもスタイリッシュ。
キーキャップ
- ABSダブルショットキーキャップを採用しており、耐久性が高く、印字が剥げにくい。
- 表面は滑りにくい加工が施されており、グリップ感のあるタイピングが可能。
打鍵音
- 静音設計になっており、底打ち時の音が極めて小さい。
- 一般的なメカニカルキーボードと比べても、かなり静かな部類に入るため、配信や仕事用途でも快適に使える。
ケーブル
- 着脱不可のUSBケーブルを採用。
- ケーブルはやや太めで取り回しがしにくいが、底面にはケーブルを逃がすための溝があり、左右どちらからでも配線できる設計。
「REALFORCE GX1」は、ゲーミング向けに進化した高級キーボードであり、静電容量無接点方式の耐久性の高さやアクチュエーションポイントの細かい調整機能など、多くの強みを持っています。
また、キー荷重や配列の選択肢があるため、自分のプレイスタイルや好みに合わせて最適なモデルを選べる点も大きな魅力です。
特に ラピッドトリガー機能の搭載によって、従来のREALFORCEキーボードとは一線を画すゲーミング性能を持つことになり、競技シーンでも十分に活躍できるデバイスになったと言えるでしょう。
東プレ「REALFORCE GX1」の特徴と新機能

「REALFORCE GX1」は、従来のREALFORCEシリーズと比べてゲーミング向けの機能が大幅に強化されたモデルです。
特に、2023年のファームウェアアップデートによって、以下の新機能が追加され、ゲーマーにとって非常に魅力的なキーボードとなりました。
- アクチュエーションポイントの調整機能
- ラピッドトリガー機能の搭載
- 新機能「Kill Switch」
それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
アクチュエーションポイントの調整機能
アクチュエーションポイント(AP)とは?
アクチュエーションポイントとは、キーが反応する深さのことを指します。
一般的なメカニカルキーボードでは、固定のアクチュエーションポイント(通常1.5mm〜2.0mm)が設定されており、変更することはできません。
しかし、「REALFORCE GX1」では、0.1mmから3.0mmまで、0.1mm刻みで細かく調整できます。
これは非常に大きな利点で、使用環境に合わせたカスタマイズが可能です。
ゲーミング用途での調整例
- 最短0.1mm:
→ 瞬時にキー入力を反映させたいFPSゲーマー向け。 - 0.5mm~1.0mm:
→ 軽いタッチで入力できるため、MOBAやRTS向けに最適。 - 2.0mm以上:
→ 誤入力を防ぎたいタイピング用途や仕事用に向いている。
また、キーごとに異なるアクチュエーションポイントを設定できる のも「REALFORCE GX1」の大きな特徴です。
例えば、FPSゲームでは 「WASDキーは0.1mm」「その他のキーは0.8mm」 というように設定することで、移動を素早く、他のキーは誤入力を防ぐようにできます。
メリット
✅ ゲームジャンルごとに最適な設定が可能
✅ キーごとに異なる設定を適用できる
✅ 従来のキーボードにはない細かい調整が可能
ラピッドトリガーの搭載とその効果
ラピッドトリガーとは?
ラピッドトリガーとは、キーを押した瞬間だけでなく、離した瞬間にも即座に反応する仕組みのことです。
これにより、キーの押下とリリースを極限まで速く行うことが可能になり、FPSや格闘ゲームなどでの高速なキー入力に大きく貢献します
従来のメカニカルキーボードとの違い
通常のメカニカルキーボードでは、キーが1.5mmまで押し込まれたらON、1.5mm戻るとOFFという固定のアクチュエーションポイントがあります。
しかし、ラピッドトリガーではどの位置からでもON/OFFが可能になり、以下のような利点があります。
FPSゲームでの利点
✅ ストッピング精度の向上(キャラクターの動作を即座に止める)
✅ フェイント動作が高速化(左右の移動切り替えが瞬時に可能)
✅ 誤入力を防ぐ細かい調整が可能
また、「REALFORCE GX1」ではオン/オフの距離を個別に設定可能です。
例えば、「0.1mmでオン、0.5mmでオフ」や「0.3mmでオン、1.0mmでオフ」など、状況に応じて最適な設定ができます。
他社キーボードとの比較
「REALFORCE GX1」の最大の強みは、キーごとにラピッドトリガーの数値を変更できることです。
例えば、「WASDキーだけラピッドトリガーを0.1mm」「他のキーは0.3mm」のように、個別設定が可能です。
メリット
✅ キーのON/OFFを瞬時に切り替えられる
✅ キーごとの細かい調整が可能(他社製品にはない機能)
✅ FPSやMOBAゲームでの操作精度が向上する
新機能「Kill Switch」のメリットとデメリット
Kill Switchとは?
「REALFORCE GX1」に追加されたKill Switch機能は、左右移動キー(Aキー・Dキー)の動作を特殊な仕様に変更するものです。
通常のキーボードでは、Aキーを押した後にDキーを押すとキャラクターは停止します。
しかし、Kill Switchをオンにすると、Aキーを押したままDキーを押すと即座に右に移動するようになります。
メリット
✅ 高速な切り返し移動が可能(FPSやCS2、VALORANTで有利)
✅ 逆ストッピング時のラグを減少(入力遅延が発生しにくい)
✅ マクロ不要でストレイフジャンプなどのテクニックが向上
デメリット
❌ 操作に慣れが必要(通常の操作感と異なるため、最初は違和感あり)
❌ 他のキーボードを使うと違和感を感じる(クセが強い)
❌ 一部のゲームでは使いづらい可能性あり
Kill Switchは、特定のプレイヤーにとっては大きなメリットですが、操作感が大きく変わるため、慣れが必要な機能です。
特に FPSゲームの上級者向け の機能と言えるでしょう。
「REALFORCE GX1」の特徴と新機能まとめ
「REALFORCE GX1」は、以下の3つの特徴的な新機能を備えたゲーミングキーボードです。
- アクチュエーションポイントの調整機能(0.1mm~3.0mmの細かい設定が可能)
- ラピッドトリガー機能(キーのON/OFFを瞬時に切り替え可能で、FPSゲームに最適)
- Kill Switch機能(A/Dキーの切り返し動作を最適化し、高速移動が可能)
これらの機能によって、「REALFORCE GX1」は競技向けゲーマーやハイエンドユーザー向けのキーボードとして、新たな基準を打ち立てています。
東プレ「REALFORCE GX1」の打鍵感と操作性の評価

東プレ「REALFORCE GX1」は、静電容量無接点方式を採用した高級ゲーミングキーボードであり、独特の打鍵感と高い操作性を備えています。
特に、ラピッドトリガー機能やアクチュエーションポイント調整機能によって、一般的なメカニカルキーボードとは一線を画す操作感を実現しています。
ここでは、「REALFORCE GX1」の打鍵感の特徴、キー荷重の違い、ゲーミング用途での操作性について詳しく解説します。
静電容量無接点方式の特性とは?
「REALFORCE GX1」は、一般的なメカニカルキーボードとは異なる静電容量無接点方式を採用しています。
この方式には、以下のような特徴があります。
静電容量無接点方式のメリット
✅ 物理的な接点がないため、摩耗が少なく耐久性が高い(寿命1億回以上の耐久性)
✅ スイッチの劣化によるチャタリング(誤入力)が発生しにくい
✅ キーを完全に押し込まずに反応するため、指の負担が少ない
✅ 底打ち時の衝撃が少なく、静音性が高い
「REALFORCE GX1」のキー入力は軽く、なめらかで、しっとりとした感触があり、特に長時間のタイピングやゲームプレイにおいて疲労が少ないのが特徴です。
また、一般的なメカニカルキーボードのように、キーの底打ち時に「カチカチ」とした音が鳴ることはなく、全体的に静音性が高いのも魅力です。
キー荷重(押下圧)35gと45gの違いと選び方
「REALFORCE GX1」には、キー荷重35gモデルと45gモデル の2種類が存在します。
それぞれの特性と違いを解説します。
35gモデルの特徴(GX1-JP35 / GX1-US35)
✅ 非常に軽い押し心地で、指への負担が少ない
✅ 長時間のタイピングや高速入力に向いている
✅ FPSゲームで瞬時の反応が求められる場面に最適
❌ 軽すぎて誤入力が発生しやすい可能性あり
35gモデルは、キーを軽く押すだけで入力が反映されるため、素早い連打が可能です。
特にVALORANTやAPEXのような競技性の高いFPSゲームでは、移動や射撃の操作性が向上します。
しかし、あまりにも軽いため、意図しない誤入力が発生しやすいというデメリットもあります。
ラピッドトリガーを0.1mmに設定すると、ほんの少しキーに触れただけで反応するため、慣れが必要です。
45gモデルの特徴(GX1-JP45 / GX1-US45)
✅ 適度なタクタイル感があり、キーの押し心地がしっかりしている
✅ 誤入力が発生しにくい
✅ 一般的なメカニカルキーボードのキー荷重に近い
❌ 長時間の連打には若干の負担がかかる
45gモデルは、35gよりも少ししっかりとした押し心地になっており、意図しない入力を防ぐのに適しています。
特に、メカニカルキーボードに慣れている人や、細かい操作をするMMORPGやRTSゲームでは、45gモデルの方が扱いやすいと感じるかもしれません。
キー荷重の選び方
ゲームジャンル | おすすめのキー荷重 |
---|---|
FPS | 35g(高速な操作が可能) |
MOBA | 35g(スキル発動の素早さが向上) |
MMORPG | 45g(誤入力を防ぎ、安定した操作) |
タイピング用途 | 45g(長時間でも快適な打鍵感) |
最終的には好みによる部分が大きいので一概には言えませんが、FPSプレイヤーには35gモデルを、タイピング用途や誤入力を防ぎたい人には45gモデルをおすすめします。
ゲーミング用途での使用感
「REALFORCE GX1」は、一般的なゲーミングキーボードとは一味違う打鍵感と操作性を提供します。
ここでは、特にFPSやMOBAゲームでの使用感について詳しく解説します。
FPSゲームでのメリット
✅ ラピッドトリガー機能により、ストッピング精度が向上
✅ アクチュエーションポイントの調整で、最適な反応速度に設定可能
✅ 静電容量無接点方式のなめらかなキー入力が、長時間プレイに適している
FPSゲームでは、ストッピング(素早く移動を止めて正確に射撃する動作)が重要になります。
「REALFORCE GX1」では、WASDキーのアクチュエーションポイントを0.1mmに設定することで、極限まで高速なストッピングが可能になります。
また、キルスイッチ機能を活用することで、逆キー入力(A→D、D→A)の遅延を減らし、高速な切り返し移動が可能になります。
これは特に、シビアな移動精度が求められるFPSで大きなアドバンテージになります。
MOBAゲームでのメリット
✅ キーごとのアクチュエーションポイント設定が可能で、スキル発動の最適化ができる
✅ 誤入力を防ぐために、特定のキーの反応速度を遅くすることができる
✅ ラピッドトリガーを活用し、スキルコンボを素早く発動可能
MOBAでは、スキルの発動速度が勝敗を左右するため、アクチュエーションポイントを最適化することで、プレイの質を向上させることができます。
例えば、「QWERキーの反応を0.5mmに設定」「その他のキーを1.0mmにする」といった調整が可能です。
また、素早いスキルの発動が求められる状況下では、ラピッドトリガーを活用することで、より高速なスキルコンボが可能になります。
「REALFORCE GX1」の打鍵感と操作性のまとめ
「REALFORCE GX1」の打鍵感と操作性は、一般的なゲーミングキーボードとは異なる独自の強みを持っています。
✅ 静電容量無接点方式のなめらかな打鍵感で、長時間使用しても疲れにくい
✅ キー荷重35gモデルはFPS向け、45gモデルはタイピング向け
✅ アクチュエーションポイント調整&ラピッドトリガーで、ゲームに最適化できる
✅ FPSやMOBAゲームでの操作精度が向上する
「REALFORCE GX1」は、単なる「高級キーボード」ではなく、プロゲーマー向けの精密な操作が可能なハイエンドデバイスとして、ゲーミング市場において強い存在感を放っています。
東プレ「REALFORCE GX1」を使用した私の体験談・レビュー

「REALFORCE GX1」を実際に使い込んでみて、ゲーミング用途での操作性や打鍵感、設定の自由度の高さに大きな魅力を感じました。
特に、FPSゲームでのストッピング精度や、ラピッドトリガーによる素早いキー操作のレスポンスは、従来のメカニカルキーボードでは味わえない新感覚のプレイ体験を提供してくれました。
ここでは、私が「REALFORCE GX1」を使って感じたリアルな使用感を紹介し、メリットとデメリットを率直にレビューします。
FPSゲームでの使用感 – ストッピング精度の向上
FPSゲームでは、移動を正確に制御することが重要です。
特に「ストッピング」(移動を瞬時に止める動作)は、撃ち合いの勝敗を分ける要素になります。
「REALFORCE GX1」のラピッドトリガー機能を0.1mmに設定し、FPSゲームで試してみたところ、キーを少し浮かせるだけで移動が止まるため、従来のメカニカルキーボードよりも素早く正確にストッピングができる ことが実感できました。
ストッピングが向上する理由
- キーを完全に押し切る必要がなくなるため、反応速度が速い
- ラピッドトリガーでキーを戻した瞬間にオフになるため、余計な遅延がない
- WASDキーのアクチュエーションポイントを0.1mmに設定し、即時反応を実現
これによって、相手よりも先に正確な射撃を行える確率が高まったように感じました。
特に、VALORANTのようなシビアなエイム精度が求められるゲームでは、キー入力のレスポンスの速さが重要になるため、「REALFORCE GX1」の優位性を強く実感しました。
WASDキーのカスタマイズで移動操作が向上
「REALFORCE GX1」では、キーごとにアクチュエーションポイントとラピッドトリガーを個別に設定できるため、FPSでの移動キー(WASD)を細かく調整できるのが大きな強みでした。
実際に設定したカスタマイズ
- WASDキー → アクチュエーションポイント:0.1mm / ラピッドトリガー:0.1mm
- 数字キー(1~4:武器スロット) → アクチュエーションポイント:1.0mm(誤入力防止)
- ジャンプキー(スペースキー) → アクチュエーションポイント:0.5mm(軽い入力で発動)
- スキルキー(F / Q / E) → アクチュエーションポイント:0.3mm(素早くスキル発動)
この設定を施したことで、ゲーム内のキャラクター操作が自分の指の感覚と完全に一体化し、従来のキーボードよりも直感的に操作できるようになりました。
キルスイッチ機能の活用 – 高速な左右移動の実現
「REALFORCE GX1」にはキルスイッチ機能が搭載されており、これをオンにすることでFPSゲームの左右移動(A/Dキー)の精度が向上しました。
キルスイッチをオンにするメリット
✅ AキーからDキーへ瞬時に切り替え可能(逆キー移動の遅延を最小限に)
✅ ストレイフ(左右の細かい動き)やフェイント動作の精度向上
✅ キャラコン(キャラクターの動き)の高速化が可能
例えば、VALORANTの「バニーホップ」や「逆ストッピング」において、キルスイッチをオンにすることで、キーの切り替えがより素早く、スムーズになり、キャラクター操作のレスポンスが向上しました。
ただし、キルスイッチをオンにすると、普段の移動感覚と少し異なる挙動になるため、慣れるまでに時間がかかったのも事実です。
実際に数日間プレイして慣れることで、移動操作の精度が向上し、より素早いキャラコンが可能になったと実感しました。
タイピング用途での使用感 – しっとりとした打鍵感が快適
「REALFORCE GX1」はゲーミング向けのキーボードですが、静電容量無接点方式のしっとりとした打鍵感によって、長時間のタイピングでも快適に作業できました。
✅ キーの反発が適度で、長時間のタイピングでも疲れにくい
✅ 静音性が高く、配信や仕事中でも気にならない
✅ キーの摩耗が少なく、耐久性が高い
特に、キー荷重45gモデルを使用すると、適度な押しごたえがあるため、長文のタイピングでも指が疲れにくいというメリットがありました。
一方で、35gモデルは非常に軽いタッチで入力できるため、軽快なタイピングが可能ですが、誤入力しやすく感じることもありました。
「REALFORCE GX1」を使用した感想まとめ
「REALFORCE GX1」を実際に使用してみた結果、FPSゲームにおける操作性の向上は明らかで、特にラピッドトリガーとアクチュエーションポイント調整機能によるカスタマイズの自由度が圧倒的でした。
✅ FPSプレイヤーにとっては最強のキーボードの1つ
✅ 静電容量無接点方式による滑らかで快適な打鍵感
✅ ゲーミング用途だけでなく、タイピング用途でも快適に使える
価格は高いですが、それに見合うだけの性能とカスタマイズ性を備えた「REALFORCE GX1」は、本格的なゲーマーにとって最高の選択肢の1つだと感じました。
東プレ「REALFORCE GX1」に関するQ&A

東プレ「REALFORCE GX1」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「REALFORCE GX1」の最大の特徴は何ですか?
「REALFORCE GX1」の最大の特徴は、以下の3つです。
- ラピッドトリガー機能 – キーのON/OFFを即時に切り替え可能で、FPSゲームの操作精度が向上
- アクチュエーションポイント調整 – 0.1mm ~ 3.0mmまで0.1mm刻みで自由に設定可能
- キーごとに個別設定が可能 – WASDキーだけ0.1mmにするなど、カスタマイズ性が高い
特にFPS・MOBAゲームをプレイする人にとって、これらの機能は大きなアドバンテージになります。
「REALFORCE GX1」は仕事やタイピング用途にも向いていますか?
向いています。「REALFORCE GX1」は静電容量無接点方式を採用しており、
✅ 打鍵感が滑らかで疲れにくい
✅ 静音性が高く、タイピング音が気にならない
✅ キー荷重45gモデルなら、適度な押し心地で誤入力を防げる
そのため、ゲーム用途だけでなく長時間のタイピングやプログラミング作業にも適したキーボードです。
「REALFORCE GX1」のラピッドトリガー機能は、どのゲームで効果がありますか?
ラピッドトリガーは、以下のゲームで特に効果を発揮します。
🎯 FPSゲーム
🔹 ストッピング(移動を瞬時に止める)が速くなる
🔹 左右移動の切り替えがスムーズになり、撃ち合いで有利
🛡️ MOBAゲーム
🔹 スキルの入力速度を最適化し、コンボを素早く発動可能
🚀 格闘ゲーム・MMORPG
🔹 技やコマンドの入力が正確かつ高速にできる
特にFPSプレイヤーには必須レベルの機能です。
「REALFORCE GX1」とWooting 「60 HE」はどちらが良いですか?
それぞれの強みが異なります。
✅ 「REALFORCE GX1」の強み
🔹 キーごとに個別にラピッドトリガーやアクチュエーションポイントを設定できる
🔹 日本語配列を選択可能
🔹 静電容量無接点方式の滑らかな打鍵感
✅ Wooting 「60 HE」の強み
🔹 アナログ入力が可能で、レースゲームやシミュレーターにも最適
🔹 0.1mm~4.0mmまでアクチュエーションポイントを調整可能(GX1は3.0mmまで)
🔹 コンパクトな60%サイズで、省スペースデスク向け
FPS向けなら「REALFORCE GX1」、アナログ入力を活かすならWooting 「60 HE」がおすすめです。
35gモデルと45gモデルの違いは何ですか?
キー荷重(押下圧)の違い です。
🔹 35gモデル(GX1-JP35 / GX1-US35)
✅ キーが軽く、素早い入力が可能
✅ FPS・MOBA向けに最適
❌ 軽すぎて誤入力しやすい場合がある
🔹 45gモデル(GX1-JP45 / GX1-US45)
✅ 適度な押し心地があり、誤入力を防ぎやすい
✅ タイピングやMMORPGに向いている
❌ 長時間のゲームプレイでは指が疲れやすい
FPSなら35g、タイピング用途なら45gがおすすめです。
「REALFORCE GX1」のキルスイッチ機能って何?
Aキー / Dキーを同時押ししたときに、初めに押したキーを無効化する機能です。
✅ FPSゲームで左右移動を素早く切り替えられる
✅ 逆ストッピング時のラグを最小限にできる
✅ キャラコン(キャラクターの動き)がスムーズになる
特にFPSゲームで役立つが、慣れるまで少し時間がかかるのがポイントです。
「REALFORCE GX1」のRGBライティングはカスタマイズできますか?
「REALFORCE GX1」は専用ソフトウェアを使って、キーごとにRGBライティングを変更できます。
✅ ウェーブ、レインボー、固定色などのエフェクトを設定可能
✅ キーごとに異なる色を割り当てることができる
✅ ゲームごとにライティングプロファイルを設定可能
ただし、ライティングの鮮やかさは一般的なゲーミングキーボードに比べると控えめです。
「REALFORCE GX1」のケーブルは着脱可能ですか?
ケーブルは着脱不可です。底面にケーブルを逃がす溝があり、配線の取り回しはある程度調整できますが、持ち運びや配線整理の自由度は低めです。
「REALFORCE GX1」の耐久性はどれくらい?
「REALFORCE GX1」は1億回以上のキーストローク耐久性を誇ります。一般的なメカニカルキーボード(5000万回耐久)と比較すると2倍以上の寿命です。また、チャタリング(キーの誤入力)が発生しにくい設計になっているため、長期間にわたって安定した入力が可能です。
東プレ「REALFORCE GX1」レビューのまとめ

「REALFORCE GX1」は、2023年のファームウェアアップデートによって、ゲーミングキーボードとしての性能が大幅に向上しました。
特にラピッドトリガーの実装やアクチュエーションポイントの自由な調整により、競技ゲーマーが求める高精度なキー入力と高速な操作性を実現しています。
この記事では、「REALFORCE GX1」の特徴や使用感、競合モデルとの比較を詳しく解説しましたが、改めてこのキーボードを選ぶべき人 と メリット・デメリットを整理してまとめます。
「REALFORCE GX1」を選ぶべき人
✅ FPS・MOBAゲームを本格的にプレイする人
✅ ラピッドトリガーを活用してストッピングやフェイントを向上させたい人
✅ アクチュエーションポイントを細かく調整し、自分に最適な設定をしたい人
✅ 静音性の高いゲーミングキーボードを探している人
✅ 日本語配列の高性能ゲーミングキーボードが欲しい人
✅ REALFORCE独特の静電容量無接点方式の打鍵感を楽しみたい人
逆に、価格を抑えたい人や、ワイヤレス接続を重視する人には向かないかもしれません。
「REALFORCE GX1」のメリット・デメリット
メリット
✅ ラピッドトリガー搭載でFPSゲームの操作精度が向上
✅ アクチュエーションポイントを0.1mm単位で調整可能
✅ キーごとにラピッドトリガーやAPを設定でき、カスタマイズ性が高い
✅ キルスイッチ機能で左右移動の切り替えがスムーズに
✅ 静電容量無接点方式による滑らかで快適な打鍵感
✅ 耐久性が高く、1億回のキー入力に耐える設計
✅ 静音性が高く、配信や仕事用途にも適している
✅ 日本語配列と英語配列の両方が選べる
「REALFORCE GX1」の最大の強みは、キーごとに異なる設定ができることです。
例えば、「WASDキーだけアクチュエーションポイントを0.1mmにする」や、「スキルキー(F, Q, E)は誤入力防止のために0.8mmに設定する」など、ゲームプレイに最適なキー設定を施すことができます。
これにより、FPSゲームでのストッピングやスキル発動の精度が格段に向上し、競技ゲーマーにとっては最強クラスのカスタマイズ性を持つキーボードとなります。
デメリット
❌ 価格が高い
❌ USBケーブルが着脱不可で、取り回しが少し不便
❌ キーの押し心地が柔らかく、メカニカルキーボードの「カチカチ感」が好きな人には向かない
❌ ラピッドトリガーやキルスイッチに慣れるまで時間がかかる
❌ サイズはテンキーレス(TKL)のみで、フルサイズやコンパクト版がない
価格が高いため、単純に「ちょっといいキーボードが欲しい」という人には向いていません。
また、キルスイッチ機能は特殊なため、慣れるまで違和感があることもデメリットの1つです。
ただし、これらのデメリットを理解した上で、カスタマイズ性やゲーミング性能を最優先するなら、「REALFORCE GX1」は非常に魅力的な選択肢になります。
「REALFORCE GX1」は「買い」か?
結論として、「REALFORCE GX1」は競技向けゲーマーにとって最高峰のゲーミングキーボードです。
特にFPSやMOBAを本格的にプレイする人にとって、カスタマイズ性と操作精度の向上は大きなアドバンテージになります。
もしあなたが 「最高の操作性とカスタマイズ性を持つゲーミングキーボードが欲しい」と思っているなら、「REALFORCE GX1」は最適な選択肢の1つです。
他のキーボードとの比較で悩んでいるなら?
もし、「REALFORCE GX1」と他のゲーミングキーボードで悩んでいる場合は、以下のポイントを考慮すると決断しやすいでしょう。
キーボード | 特徴 | おすすめのユーザー |
---|---|---|
REALFORCE GX1 | 静電容量無接点方式、ラピッドトリガー、AP調整可、日本語配列あり | FPS・MOBAゲーマー、最高のカスタマイズ性を求める人 |
Wooting 60 HE | アナログスイッチ搭載、AP調整可、コンパクト60%サイズ | レースゲームやシミュレーターもプレイする人 |
SteelSeries Apex Pro | メカニカルスイッチ、AP調整可、オムニポイントスイッチ搭載 | メカニカルの打鍵感が好きな人 |
Corsair K70 RGB PRO | 銀軸採用、RGBライティング、価格が比較的安い | 高速入力ができるが、価格を抑えたい人 |
東プレ「REALFORCE GX1」レビューの総括
「REALFORCE GX1」は、ラピッドトリガーやアクチュエーションポイントの細かい調整機能を備え、FPSやMOBAなどの競技性の高いゲームに最適なゲーミングキーボードです。
静電容量無接点方式による滑らかな打鍵感と高い耐久性を持ち、長時間の使用でも快適な操作が可能です。
特に、キーごとのカスタマイズ性が高いため、自分のプレイスタイルに合わせた細かい設定ができる点は大きな魅力です。
一方で、価格が高めであり、ケーブルが着脱不可というデメリットもありますが、それを補って余りある性能を備えています。
本格的にゲームをプレイする人や、操作の精度を極限まで追求したい人にとっては、間違いなくおすすめできるキーボードです。
