ゲーミングマウス市場はここ数年で急速に進化し、高性能かつ軽量なモデルが次々と登場しています。
しかし、その分価格も高騰し、2万円超えが当たり前になりつつある中、「高品質・軽量・低価格」という三拍子を揃えた注目のマウスが登場しました。
それが、Scyrox(サイロックス) 「V6」です。
この「V6」は、知る人ぞ知るブランド「LAMS(ラムズ)」のサブブランドであるScyroxがリリースした第2弾モデル。
前作「V8」が1万円を切る価格で話題を呼んだ中、その続編として登場した「V6」もまた、多くのゲーマーの間で注目を集めています。
特に注目すべきは、重量40gという驚異的な軽さと、約12,000円という価格破壊的なコストパフォーマンス。
加えて、人気マウスG-Wolves 「HTS Plus」のクローン形状を採用しており、合法的にあの理想的な形状を再現している点も見逃せません。
手のひらに自然にフィットし、軽さが生み出す快適な操作感。細部まで配慮された設計と、妥協のないセンサー性能。
これらが揃ってこの価格帯で手に入るというのは、まさに「神マウス」と呼ぶにふさわしい存在です。
この記事では、そんなScyrox 「V6」の魅力やスペック、使用感、他製品との比較などを初心者にもわかりやすく、かつゲーマー視点で深掘りしてご紹介していきます。

Scyrox 「V6」の概要と注目ポイント

Scyroxとは?ラムズとの関係
Scyrox(サイロックス)は、LAMZU(ラムズ)という実力派ブランドのサブブランドとして誕生しました。
LAMZUは近年、コストパフォーマンスに優れた高品質ゲーミングマウスをリリースし、一部のコアゲーマーから絶大な信頼を得ている存在です。
ScyroxはそのLAMZUの思想を受け継ぎながら、より価格を抑えつつも高品質をキープすることに特化したラインです。
特に「第1弾のV8」は、1万円を切る価格ながら8K対応で、性能・価格の両面で驚きをもって迎えられました。
そして第2弾として登場したのが今回の「V6」。
Scyroxの中でも、形状・重量・パフォーマンスのバランスに優れたモデルとして注目されています。
Scyrox 「V6」のスペックと価格の魅力
Scyrox 「V6」は、単なる“安いマウス”ではありません。
最新のセンサー・軽量設計・高機能ソフトウェアといったゲーミングマウスに求められる要素をしっかりと押さえた上で、驚異的なコストパフォーマンスを実現しています。
✅ 主なスペック(表形式)
項目 | 詳細 |
---|---|
重量 | 約40g |
センサー | PixArt PAW3950 |
ポーリングレート | 最大8000Hz対応(8Kドングル付属) |
バッテリー容量 | 250mAh |
接続方式 | 無線(USB Type-Cドングル) |
サイズ(約) | 奥行119mm × 幅61mm × 高さ40mm |
価格 | 約12,000円 |
ソフトウェア | 専用ブラウザベースソフト対応(UIは英語・中国語) |
ボタン数 | メイン×2、ホイール、サイド×2、DPI・電源スイッチ |
✅ 特に注目すべきポイント
- 超軽量ボディ:40g前後の軽さは現行の軽量マウスの中でもトップクラス。
- 高性能センサー搭載:PixArt 3950は精度とレスポンスに定評あり。
- 8000Hz対応:最先端の8Kポーリング対応。低遅延で滑らかな操作感。
- 価格破壊:ドングル同梱で約12,000円という価格は驚異的。
パッケージ内容と開封時の印象
「V6」のパッケージは、シンプルでありながら洗練されたデザイン。
前作「V8」の時と同じく、引き出し式のユニークな化粧箱に包まれています。
📦 内容物一覧
- Scyrox 「V6」本体
- 8K対応USBドングル(Type-C)
- 予備の交換用マウスソール(形状違い)
- USBケーブル(Type-C)
- クイックスタートガイド(簡易説明書)
📝 開封時の印象
- パッケージはコンパクトながら高級感あり。
- マウス本体はシェル剛性が高く、きしみもほぼなし。
- 予備ソール付きという点もユーザー思いで好印象。
- 「これで1万2000円?」と驚くレベルの完成度。
Scyrox 「V6」のデザインと形状の特徴

Scyrox 「V6」の最大の魅力のひとつが、その絶妙な形状と設計バランスです。
特に手の形や持ち方に強く影響する要素なので、ここをしっかり理解することで、自分に合うかどうかの判断がしやすくなります。
G ProやHTS Plusとの比較
Scyrox 「V6」の形状は、G-Wolves 「HTS Plus」をベースにしたいわゆる“クローン形状”。
このHTS Plus自体が、Logicool 「G PRO X SUPERLIGHT」の設計をやや短く、かつ後部のコブ(背の高さ)を維持したようなマウスです。
✅ 比較イメージ
モデル | 全長 | 高さ | 特徴 |
---|---|---|---|
Logicool G PRO X SUPERLIGHT | 約125mm | 約40mm | ベーシックで万人向けな形状、左右対称 |
G-Wolves HTS Plus | 約117mm | 約40mm | G Proを短く、後部の高さをキープ |
Scyrox V6 | 約119mm | 約40mm | HTS Plusとほぼ同形状、やや前後に長め感あり |
HTS Plusは海外市場でも人気ですが、正規購入が難しかったため、「入手しやすいHTS Plus形状」として「V6」は大きな注目を浴びています。
細身ボディと高めの背がもたらす持ちやすさ
「V6」は「細身」+「背が高い」=握りやすさに特化した設計です。
✅ 主な形状の特徴
- サイドのくびれが強調されていて、掴み持ち時のフィット感が高い
- 背の高さ(40mm)が手のひらをしっかり支える
- 全長は短め(119mm)なので、取り回しがしやすい
- 真ん中~後ろの高さをキープしており、後部のコブで安定感が増している
✋ 掴み持ちに適した理由:
- 高さがあることで、手のひら全体でマウスを包み込める
- 指先の引っかかりがよく、無駄な力をかけずに持ち上げられる
- 小指や薬指を収めやすい形状で、負担が少ない
サイズ感と手の大きさによる相性
「V6」は「S〜Mサイズの中間」といえる絶妙なサイズ感で、手が小さい〜普通サイズの人には特に相性が良いです。
✅ サイズ詳細(実測値)
- 全長:119mm
- 幅:61mm
- 高さ:40mm
- 重量:40g前後
✋ 手のサイズ別 相性
手の大きさ | 持ち方 | 相性 |
---|---|---|
小さめ | 掴み持ち/つまみ持ち | ◎ 非常にフィットしやすい |
普通 | 掴み持ち/かぶせ持ち | ○ 背の高さがしっかり手を支える |
大きめ | 掴み持ちメイン | △ 幅の細さに違和感を感じる可能性あり |
特に手の大きい人が薬指・小指の位置に違和感を覚える場合は、グリップテープやフォームアタッチメントなどで調整するのがおすすめです。
💡 形状のポイントまとめ
- G-Wolves 「HTS Plus」とほぼ同一形状
- Logicool 「G PRO X SUPERLIGHT」から後部をカットしたようなコンパクトデザイン
- 高さがしっかりあるため、手のひらサポートが強い
- 細身なため握りやすく、くびれが指に自然にフィット
- 掴み持ち、つまみ持ちに特に適した形状
- 背のコブが高いため、かぶせ持ちでも安定感あり
Scyrox 「V6」の使用感とパフォーマンス

Scyrox 「V6」は、形状だけでなく、クリック感や操作性、ビルドクオリティの高さでも高評価を得ているゲーミングマウスです。
ここでは、実際に使ってみた際のパフォーマンスや細かな使い心地を、項目ごとに分けて詳しく見ていきます。
重量とセンサー位置のバランス
✅ 超軽量ボディがもたらす快適性
- 実測重量:約40g(ソール込みで42〜43g)
- クラス最軽量級。手への負担が少なく、長時間プレイでも疲れにくい
- 初動の反応が鋭く、エイムの追従性も良好
✅ センサー位置の絶妙なチューニング
項目 | 内容 |
---|---|
搭載センサー | PixArt PAW3950(8K対応) |
位置 | やや前寄り |
特徴 | ・指先寄りで直感的なエイムが可能 ・掴み持ちでもカーソル挙動が自然 ・深めの持ち方でもセンサーが後ろに潜り込まない |
センサーが中央やや前寄りに配置されているため、手元の操作がカーソルに直結するような「ダイレクト感」があり、ローセンシ派・指エイム派に最適です。
各ボタン・ホイールの操作性と質感
✅ メインボタン(左右クリック)
- オムロン製オプティカルスイッチ搭載
- 軽めのクリック感+強い跳ね返り
- タップ撃ちや連打に強く、FPSとの相性◎
🔹 感触の特徴:
- やや鋭い押し心地
- 跳ね返りが強く、疲れにくい
- ただし「ごくわずかなぐらつき」や「擦れるような感触」があるため、クリックに繊細なこだわりがある人は気になる可能性あり
✅ サイドボタン
- 軽めの押し心地
- ストロークが長めで、やや“ふにゃっ”とした感触
- 精密さよりも「誤操作のなさ」を重視した印象
✅ ホイール
項目 | 内容 |
---|---|
回転 | 軽め、スムーズなスクロール |
クリック | やや硬め(「V8」と同様の傾向) |
評価 | FPSでピンを刺すような操作にはやや固めに感じるが、誤操作は少ない設計 |
コーティングとビルドクオリティ
✅ シェルの質感と剛性
- シェルの剛性感は非常に高い
- 強く押し込んでもたわみなし、軋みもなし
- 安価な軽量マウスにありがちな「脆さ」は一切感じられない
✅ コーティング(表面加工)
- 表面はややツルっとしているが、適度なグリップ感
- 汗をかくとやや滑りやすいが、グリップテープは必須ではない
- VAXEEやZowie製品より少し滑りにくい、エンドゲームギアよりはやや控えめな質感
✅ クオリティ面で気になるポイント
- メインボタン周りに「軽微なぐらつき」
- サイドボタンの感触が価格帯相応(高級機と比較すると差はある)
- ただし全体として1万2000円でこの完成度は驚異的
💡 操作性まとめ
- 圧倒的な軽量ボディで快適操作
- 前寄りセンサーで直感的なカーソル操作が可能
- オムロンオプティカルの強め跳ね返りがFPSにマッチ
- ホイール・サイドボタンは少しチープさがあるが十分許容範囲
- ビルド品質は価格以上、細かい点を気にしなければ大満足レベル
Scyrox 「V6」を使用した私の体験談・レビュー

Scyrox 「V6」を実際に使ってみて感じたのは、「この価格でここまで来たか」という驚きでした。
軽量ゲーミングマウスをいくつか試してきましたが、「V6」はその中でもとくに「軽さ」と「形状のフィット感」のバランスが際立っていました。
🎮 ゲーム中の使用感
FPS(VALORANTやApex Legends)を中心にテストしてみましたが、特に低感度でのAIMコントロールで効果を実感できました。
✅ 良かった点
- エイムが自然に合わせられる
→ 指先とマウスの一体感が強く、動かしたぶんだけ素直にカーソルが動く。 - スナップエイムの精度が高まった
→ センサー位置が前寄りで、瞬間的な方向転換にキレが出る。 - 長時間でも疲れにくい
→ 40g台の軽さは伊達じゃない。腕や手首の負担がほぼなし。
⛔ 気になった点
- ホイールクリックは少し硬め
→ スキルやピン配置をホイールに設定している人は、少し力が必要に感じるかも。 - サイドボタンの感触は軽めでややソフト
→ 普段ZowieやRazerなどのハッキリしたスイッチに慣れていると、最初は「ふにゃっ」としたクリックに違和感があるかもしれません。
✋ 持ち方と相性
私は手のサイズが中~やや大きめ(手長18.5cm)で、普段は掴み持ちを基本に、時々つまみ持ちも併用します。
そんな私でも、「V6」の細身+高背フォルムはかなり扱いやすかったです。
✅ ポイント
- 掴み持ちでは手のひらにしっかりと背のコブがフィット
- 側面のくびれが指にしっかり収まり、マウスコントロールが安定
- つまみ持ちでも軽さと形状のおかげでブレが少なく操作しやすい
💻 普段使いでも活躍
ゲーム以外でも、普段の作業やブラウジングで違和感なく使用可能。
マクロやDPIの変更も専用ソフトで簡単にカスタマイズできるため、仕事とゲームを両立させたいユーザーにも適しています。
🔚 総合的な評価(個人的視点)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
軽さ | ★★★★★ | 文句なし。手が自由に動く。 |
形状 | ★★★★★ | 掴み持ち・つまみ持ちどちらにも対応。 |
クリック感 | ★★★★☆ | メインは優秀。ホイールとサイドにやや課題。 |
ビルドクオリティ | ★★★★☆ | 全体はしっかり。細部の質感は価格相応。 |
コスパ | ★★★★★ | この性能で12,000円は破格。 |
Scyrox 「V6」は、“軽さ”と“操作感”の最適解に近い存在だと感じました。
とにかく軽くて扱いやすい、でも安っぽさは感じない。
そして何より、この完成度で1万2000円という価格設定には素直に脱帽です。
「軽くてコンパクトだけど、しっかり手にフィットするゲーミングマウスを探している」
そんな人には間違いなく刺さる1台だと思います。
Q&A:Scyrox 「V6」に関するよくある質問

Scyrox 「V6」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「V6」はどんな持ち方に向いていますか?
「V6」は「掴み持ち」「つまみ持ち」と非常に相性が良いマウスです。全長が短め(119mm)かつ背が高い(40mm)ため、手のひらを乗せて支えることができ、特に中型手のユーザーにはフィットしやすい設計です。かぶせ持ちも不可能ではありませんが、手が大きい人には少し小さく感じる場合があります。
センサーの精度はどのくらい? ゲーム向き?
「V6」にはPixArtの最新高性能センサーPAW3950が搭載されており、トラッキング精度や反応速度はトップクラスです。特に8000Hzのポーリングレートに対応しているため、ApexやVALORANTなどの高速エイムが要求されるFPSでも十分活躍できます。滑らかさや遅延の少なさは、ゲーマー目線でもしっかり満足できるレベルです。
8Kポーリングに対応するには何が必要ですか?
「V6」は専用の8K対応ドングルが同梱されています。そのため、パソコン側が8Kポーリングレートに対応できる環境(USB3.0ポート推奨)であれば、ドライバ不要で8Kが使用可能です。ただし、バッテリー消費は早くなるため、8000Hzで使用する場合は充電頻度が上がることに注意しましょう。
ソフトウェアの使い方は?日本語対応していますか?
専用ソフトはブラウザベースで動作します(PCへのインストール不要)。UIは英語と中国語のみですが、直感的な配置で、ボタン割り当て・DPI・ポーリングレート・LOD(リフトオフディスタンス)など一通りの設定が可能です。日本語には未対応ですが、1度設定してしまえば頻繁に触る必要はないため、そこまで支障はありません。
サイドボタンやホイールの感触はどう?
メインボタン(左右クリック)はオムロンオプティカルスイッチで、軽くて跳ね返りが強く、FPSに向いたクリック感です。サイドボタンはやや柔らかめで、ストロークが深い印象。精密な押し感を求める人には少しふにゃっと感じるかもしれません。ホイールは軽めに回せますが、中クリックがやや硬めのため、押し込む操作が多い人には注意が必要です。
「G PRO X SUPERLIGHT」や「HTS Plus」と比べてどう違うの?
- 形状:「G PRO X SUPERLIGHT」を短くしたような感じで、「HTS Plus」に非常に近い形状。背が高く、手のひらのサポートがしっかりある。
- 重量:「G PRO X SUPERLIGHT」(63g)や「HTS Plus 4K」(約46g)よりも軽量な約40g。取り回しの良さが格段に向上。
- 価格:「HTS Plus」の正規購入は難しく高価(2万円超)。「V6」は12,000円で手に入るクローン形状。
充電について教えてください。どれくらい持ちますか?
バッテリー容量は250mAh。8Kモードでは電池の減りが速くなりますが、通常の1000Hzで使用すれば1週間前後は持続します。充電はUSB Type-CケーブルでPCに接続するだけでOK。充電中も有線マウスとして使用できます。
軽すぎて逆に使いにくいことはない?
軽量マウスに慣れていない人には、最初は滑りやすく感じるかもしれません。ただし、慣れれば圧倒的に操作がラクになりますし、グリップテープなどのカスタムで補うことも可能です。特にローセンシや指先エイム派には、軽さのメリットが如実に出ます。
初心者にもおすすめできますか?
十分おすすめできます。複雑なドライバ設定が不要で、開封してすぐ使える。形状もクセがなく、多くのユーザーにフィットします。初めての軽量ワイヤレスマウスとして選ぶには、性能・価格ともにちょうどいいバランスです。
「V6」は有線接続にも対応していますか?
対応しています。充電用のUSB Type-Cケーブルを接続すれば、有線モードとしてそのまま使用可能です。ただし、有線接続時のポーリングレートは最大8000Hzには対応しません(最大1000Hzまで)。バッテリーが切れた際の緊急使用や、安定性重視のプレイ時に便利です。
ソール(マウスフィート)は交換できますか?また、他社製ソールは使えますか?
交換可能です。初期状態で貼られているソールに加え、形状の異なる予備ソールが同梱されています。サイズと形状が合えば、汎用の社外製ソールも使用可能ですが、自己責任での装着になります。
グリップテープは必要ですか?
基本的には不要ですが、手汗をかきやすい方やよりしっかりとホールドしたい方にはおすすめです。表面はややツルツル系で、湿度の高い環境では滑ると感じることもあります。専用のテープは付属していませんが、他社の汎用グリップテープで対応できます。
Macやゲーム機(PS5など)でも使えますか?
「V6」は基本的にはWindows PC用に設計されたゲーミングマウスですが、USBドングルでの接続によって、
- Mac(基本操作可能/ソフトウェア設定は非対応)
- PS5(有線・無線で一部ゲームに使用可能)
などにも使用できる場合があります。ただし、ボタン割り当てやマクロなどは制限される可能性があります。
ソフトウェアはインストール型ですか?常駐しますか?
ブラウザベースの設定ソフトを使用するため、PCにインストールする必要はありません。設定は本体側に保存されるので、設定後はソフトを閉じても問題ありません(常駐不要)。ただし、言語は英語・中国語のみです。
DPIはどこで変更できますか?最大DPIはいくつですか?
DPIは以下の2通りで変更可能です:
- マウス裏面のDPIスイッチ(5段階切替)
- 専用ソフトでDPI値をカスタム設定(100〜26000 DPIまで設定可能)
ゲームジャンルやプレイスタイルに応じて、柔軟に設定できます。
「V6」は左右対称マウスですか?左利きでも使えますか?
基本形状は左右対称(シンメトリーデザイン)ですが、サイドボタンは右手用(左側のみ)となっているため、完全な左利き用マウスとしては不向きです。左手操作も可能ですが、サイドボタンの利便性は落ちる点にご注意ください。
クリック耐久性はどれくらいありますか?
公式には明記されていませんが、オムロン製オプティカルスイッチは5000万回以上のクリック耐久性を誇ります。
通常の使用であれば、数年は問題なく使える設計です。
Scyrox 「V6」レビューのまとめ

Scyrox 「V6」は、いわゆる“コスパ最強ゲーミングマウス”という枠を超え、軽量マウスの進化形といえる仕上がりでした。
価格、形状、性能、そのすべてにおいて「あともう一歩あれば完璧」というレベルに非常に近づいている、完成度の高い製品です。
✅ 総合評価
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
軽さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 最強レベル(実測約40g前後)で取り回し抜群。疲労感も少ない。 |
形状 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 「G PRO X SUPERLIGHT」ベースで後部にコブ。掴み・つまみに最適な“丁度いいサイズ”。 |
性能 | ⭐⭐⭐⭐☆ | PixArt 3950+8K対応。現行トップレベルのスペック。 |
ビルドクオリティ | ⭐⭐⭐⭐☆ | 剛性は高いが、サイドボタンやホイールにやや廉価感あり。 |
価格 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 8Kドングル込みで1万8000円。まさに価格破壊。 |
🔍 購入前にチェックすべきポイント
✅ 向いている人
- 軽量マウスが絶対条件
- 「G PRO X SUPERLIGHT」の形は好きだけど「もう少し短く・軽くしたい」と感じていた
- 掴み持ち or つまみ持ちメインの人
- 高性能マウスをリーズナブルに手に入れたい人
- 8K対応の高ポーリングマウスを試してみたい人
⛔ 向いていない可能性がある人
- ホイールクリックを多用する(やや固め)
- ボタンの“カチカチ感”に強いこだわりがある
- すでにZowieやVAXEEなどの高剛性機を使っていて、感触に厳しい
- 手がかなり大きく、かぶせ持ちが主流(サイズ感がやや小ぶり)
🛠 Scyrox 「V6」レビューの総括
Scyrox 「V6」は、今のゲーミングマウス市場の中でもひときわ目を引く存在です。
約40gという圧倒的な軽さに加え、手に自然にフィットする左右対称の形状、さらにPixArt 3950センサーと8Kポーリング対応というハイスペックを備えており、まさに価格以上の価値を持つマウスです。
形状は「G PRO X SUPERLIGHT」の良さを引き継ぎつつ、全長を少し短くし、背を高めに設計することで掴み持ちやつまみ持ちに理想的なフィット感を提供してくれます。
センサーの位置も絶妙で、直感的なエイム操作が可能。FPSプレイヤーにとっては大きな武器になるでしょう。
もちろん、サイドボタンの押し心地やホイールクリックの硬さなど、細かい部分で高価格帯の製品と比べて劣る部分はあります。
しかし、そうした点を気にしない人にとっては、非常に完成度の高いマウスです。
「軽くて高性能、しかも手頃な価格で信頼できるマウスがほしい」と思っている方には、Scyrox 「V6」はまさに理想に近い選択肢です。
ゲーミングマウスにこだわる人にも、これから初めて高性能マウスを使ってみたいという人にも、しっかり応えてくれる一本だと感じました。
このマウスが、あなたのゲームプレイをより快適で楽しいものにしてくれることを願っています。

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