Razer 「Viper V3 Pro」の性能・使用感を徹底レビュー!軽量&高精度マウスの真価

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Viper V3 Proトップ画像
出典:Razer公式

この記事は2024年に公開された内容です

ゲーミングマウス界のトップブランドであるRazerから、新たに登場した「Viper V3 Pro」。

このモデルは、前作「Viper V2 Pro」の正統進化版として、さらなる軽量化やセンサー性能の向上を実現し、プロゲーマー向けに最適化されたマウスとして登場しました。

実際、世界的なFPSタイトル「VALORANT」のトッププロたちも愛用し、VCT(VALORANT Champions Tour)の優勝チームメンバーが使用していたことでも大きな話題となっています。

この記事では、Razer 「Viper V3 Pro」の特徴やスペック、使用感を詳しくレビューしていきます。

特に、

  • Viper V2 Proから何が進化したのか?
  • 軽量化や形状の変化はどれほど影響があるのか?
  • 実際のゲームプレイでの操作感やメリットは?

といった点を掘り下げて解説していきます。

価格はやや高めですが、それに見合うだけのパフォーマンスを発揮できるのか?

実際の使用感とともにレビューしていきましょう。

 

目次

Razer 「Viper V3 Pro」とは?

Viper V3 Proイメージ画像
出典:Razer公式
項目仕様
重量54g(ブラック) / 55g(ホワイト)
センサーFocus Pro 35K オプティカルセンサー
最大DPI35,000 DPI
DPI調整単位1 DPI単位で調整可能
ポーリングレート最大8000Hz
最大速度750 IPS
最大加速度70G
ボタン数6ボタン(メイン×2, サイド×2, DPI×1, ホイール)
メインスイッチ第3世代 Razer オプティカルスイッチ
バッテリー持続時間(1000Hz)約95時間(1000Hz) / 約17時間(8000Hz)
接続方式ワイヤレス(Razer HyperSpeed) / 有線
充電ポートUSB Type-C

RazerのViperシリーズは、プロゲーマー向けの高性能ゲーミングマウスとして人気を誇ります。

その最新モデルである「Viper V3 Pro」は、前作「Viper V2 Pro」からさらなる進化を遂げ、軽量化・センサー性能・形状の改良など、多くのポイントで競技向けの最適化が施されています。

ここでは、「Viper V3 Pro」の特徴について詳しく解説していきます。

Razer 「Viper V3 Pro」の進化ポイント

「Viper V3 Pro」は、前モデルのViper V2 Proと比較して、以下の点で進化しています。

1. 軽量化 & より洗練された形状

  • Viper V2 Pro: 約58g
  • Viper V3 Pro: 約54g(ホワイトモデルは55g)

「Viper V3 Pro」は、さらに軽量化され、約4gの軽量化を実現。

長時間のゲームプレイやFPSの繊細なエイム操作において、手の疲れを軽減し、よりスムーズな操作が可能になっています。

また、形状も微調整され、手のひらのフィット感が向上。

特に、「薬指と小指の置き場が広くなった」ことや、「マウス後方(お尻部分)の盛り上がりが増した」ことで、掴み持ちやつまみ持ちの安定感が増しました。

2. 新しい「Focus Pro 35K」センサーの搭載

「Viper V3 Pro」には、Razer独自の最新センサー「Focus Pro 35K」が搭載されています。

  • 最大DPI:35,000DPI(1DPI単位で調整可能)
  • 最大速度:750IPS
  • 最大加速度:70G

これにより、極めて正確なトラッキングが可能になり、プロレベルの精密なエイム操作をサポートします。

特に、1DPI単位での調整が可能なため、細かな設定を求めるユーザーにも最適です。

3. 8000Hzポーリングレート対応

  • 1000Hz(標準)→最大8000Hz対応
  • より高速なデータ送信で滑らかな動きを実現

「Viper V3 Pro」は、標準の1000Hzポーリングレートに加え、最大8000Hzまで対応しています。

ポーリングレートを上げることで、マウスの応答速度が向上し、よりスムーズなカーソルの動きを実現できます。

ただし、8000HzではPCへの負荷が増えるため、ハイスペックなPCを必要とする点には注意が必要です。

4. バッテリー持続時間が向上

  • 1000Hz動作時:最大95時間
  • 2000Hz動作時:最大62時間
  • 4000Hz動作時:最大40時間
  • 8000Hz動作時:最大17時間

ポーリングレートが高くなるほど消費電力が増えますが、それでも2000Hzで62時間持続するため、長時間のプレイでも問題なく使用できます。

価格と付属品

価格

  • 約26,000円

ゲーミングマウスの中では高価格帯ですが、プロ向けのハイエンドモデルとしての価値を考えると、妥当な設定と言えるでしょう。

付属品

「Viper V3 Pro」には、以下のアクセサリーが付属しています。

  • 8000Hz対応ドングル(Amazonなどで購入すると約5000円相当)
  • USB-Cケーブル(柔軟で高品質なパラコード)
  • ワイヤレスドングルアダプター
  • グリップテープ(滑り止め用)
  • マウスソール(大型で交換可能)
  • Razerのゲーミングステッカー

特に、「グリップテープ」が付属しているのはポイント。

指の滑りを防ぐため、手汗をかきやすい人には嬉しいオプションです。

デザインとビルドクオリティ

「Viper V3 Pro」は、左右対称のエルゴノミクスデザインを採用し、シンプルかつ洗練された外観になっています。

本体デザイン

  • 左右対称だが、右手専用のボタン配置
  • マットな仕上げで、指紋が目立ちにくい
  • ロゴ部分にライティングなし(軽量化のため)
  • サイド部分の形状が変更され、薬指・小指のフィット感が向上

前作「Viper V2 Pro」との違いとして、サイドの「くびれ」がなだらかになり、持ちやすくなった点が挙げられます。

素材とコーティング

  • 表面はサラサラとしたマットコーティング(滑りすぎず、指紋も付きにくい)
  • ホイールやボタンのクリック感が向上
  • 裏面のマウスソールが大型化し、安定感が向上

特に、「ホイールの高さ」や「サイドボタンの配置」も変更され、誤クリックが発生しにくい設計になっています。

概要のまとめ:「Viper V3 Pro」はどう進化したのか?

項目Viper V2 ProViper V3 Pro
重量約59g約54g
センサーFocus Pro 30KFocus Pro 35K
最大DPI30,00035,000
ポーリングレート4000Hzまで8000Hz対応
バッテリー持続時間約80時間(1000Hz)約95時間(1000Hz)
形状くびれが強めなだらかで持ちやすい
マウスソール小さめ大型化

「Viper V3 Pro」は、軽量化・センサー性能の向上・8000Hz対応・持ちやすい形状への変更など、FPSプレイヤーにとって理想的な進化を遂げています。

特に、プロゲーマーや競技プレイヤーにとっては、「より高精度なエイム」「操作感の向上」といった大きなメリットがあるため、本気でFPSに取り組むなら選ぶ価値のあるマウスと言えるでしょう。

 

Razer 「Viper V3 Pro」スペックと性能

Viper V3 Proイメージ画像
出典:Razer公式

Razer 「Viper V3 Pro」は、ゲーミングマウスとしての最高峰のスペックを誇ります。

特に、センサー性能の向上・軽量化・バッテリー持続時間の改善・ポーリングレートの強化といった点で、競技向けの理想的なスペックに仕上がっています。

ここでは、「Viper V3 Pro」の詳細スペックと、それが実際のプレイにどう影響するのかについて詳しく解説していきます。

センサー性能とDPI設定

Razer Focus Pro 35Kセンサーを搭載

「Viper V3 Pro」には、Razerが開発した最新の「Focus Pro 35K」オプティカルセンサーが搭載されています。

センサー性能Viper V2 ProViper V3 Pro
最大DPI30,000 DPI35,000 DPI
DPI調整単位50 DPI単位1 DPI単位
最大速度750 IPS750 IPS
最大加速度70G70G
トラッキング精度99.6%99.8%
  • 最大DPIが35,000まで向上
  • 1DPI単位で調整可能(極めて細かい感度設定が可能)
  • トラッキング精度が99.8%に向上(より正確なマウス操作が可能)

このセンサーは、世界で最も精度が高いとされており、特にFPSやRTSのような高精度なエイムを要求されるゲームで真価を発揮します。

特に、1DPI単位で設定可能なのはプロゲーマーにとって大きな強みで、これまで「50DPI単位でしか調整できなかった不便さ」が解消されています。

軽量設計と形状の変化

さらなる軽量化を実現

「Viper V3 Pro」は、前作よりもさらに軽量化されています。

重量Viper V2 ProViper V3 Pro
ブラックモデル約58g約54g
ホワイトモデル約59g約55g
  • ブラックモデルは 54g(-4g)
  • ホワイトモデルは 55g(-4g)

ゲーミングマウスとしては軽量クラスの部類に入り、長時間プレイしても手の負担を感じにくくなっています。

形状の進化

「Viper V3 Pro」では、持ち心地をより万人向けに改善するため、以下のような形状の変更が施されました。

  1. マウス後方(お尻部分)の盛り上がりを強化 → より安定したホールド感を実現
  2. 薬指・小指の置き場が広くなり、フィット感向上
  3. サイドのくびれがなだらかになり、持ち上げやすくなった

特に、Viperシリーズは「つまみ持ち・つかみ持ち向け」として知られていますが、今回の「Viper V3 Pro」ではかぶせ持ちでも扱いやすい形状になっているのが特徴です。

軽量化と形状の改良により、マウス操作の安定感が増し、より正確なエイムや操作が可能になっています。

バッテリー持続時間とポーリングレート

バッテリー持続時間の向上

「Viper V3 Pro」は、前作よりもさらにバッテリー持続時間が改善されました。

ポーリングレートViper V2 Pro(最大80時間)Viper V3 Pro(最大95時間)
1000Hz約90時間約95時間
2000Hz約55時間約62時間
4000Hz約38時間約40〜50時間
8000Hz約15時間約17時間

最大8000Hzのポーリングレートに対応

ポーリングレートとは、「マウスが1秒間にPCへ情報を送る回数」を指します。

ポーリングレートデータ送信間隔
125Hz8msごとにデータ送信
500Hz2msごとにデータ送信
1000Hz1msごとにデータ送信
2000Hz0.5msごとにデータ送信
4000Hz0.25msごとにデータ送信
8000Hz0.125msごとにデータ送信

「Viper V3 Pro」では、最大8000Hzの超高ポーリングレートに対応し、より滑らかで正確なカーソル操作が可能になります。

ポーリングレートを高くするメリット:

  • マウスの反応速度が大幅に向上
  • 画面のカクつきが減少し、よりスムーズな操作が可能
  • FPSゲームなどで細かいエイム操作が向上

ただし、高いポーリングレートほどPCの負荷が増加するため、使用するPCのスペックによっては1000Hzや2000Hzの設定が最適となる場合もあります。

スペックと性能まとめ:スペックの進化がもたらすメリット

項目Viper V2 ProViper V3 Pro
重量58g54g
センサーFocus Pro 30KFocus Pro 35K
最大DPI30,00035,000
DPI調整単位50 DPI単位1 DPI単位
ポーリングレート4000Hzまで8000Hz対応
バッテリー持続時間約90時間約95時間
形状くびれが強めなだらかで持ちやすい
マウスソール小さめ大型化

「Viper V3 Pro」は、センサーの精度向上・軽量化・持ちやすい形状への変更・ポーリングレートの強化など、ゲーミングマウスとしての理想形に近づいたモデルです。

特に、競技レベルのFPSゲーマーにとって、エイムの精度やマウス操作の安定性が向上する点は、大きなメリットとなるでしょう。

 

Razer 「Viper V3 Pro」使用感と特徴

Viper V3 Proイメージ画像
出典:Razer公式

ここまで、Razer 「Viper V3 Pro」のスペックや性能について詳しく解説してきましたが、実際の使用感はどうでしょうか?

いくらスペックが高くても、使いにくければ意味がありません。

ここでは、実際の持ち心地・クリック感・ゲームプレイでの操作感など、「Viper V3 Pro」の特徴をより深く掘り下げていきます。

グリップ感と持ち方の相性

「Viper V3 Pro」はどんな持ち方に適しているのか?

Viperシリーズはもともとつまみ持ち・つかみ持ちに最適化されたゲーミングマウスとして知られています。

しかし、「Viper V3 Pro」では形状の変更によって、より多くのプレイヤーにフィットしやすくなりました。

持ち方別の相性チェック
持ち方Viper V3 Proの相性特徴
つまみ持ち★★★★★軽量でコンパクト、指の動きで素早く操作可能
つかみ持ち★★★★★お尻部分の盛り上がりが手のひらにフィットし、安定感アップ
かぶせ持ち★★★☆☆可能だが、やや小さめのため大きな手の人には向かない

特に、「Viper V3 Pro」は「お尻の盛り上がりが増した」ため、つかみ持ちがよりしやすくなり、安定したホールド感を得られるようになりました。

指の配置がしやすい形状

「Viper V3 Pro」では、以下の点が改良されています。

  • 薬指・小指のフィット感が向上(より広い設置面で安定する)
  • サイドのくびれがなだらかになり、持ち上げやすくなった
  • マウス後方の盛り上がりが手のひらにフィットし、より自然なホールド感

特に、薬指・小指を置くスペースが増えたことで、前作のViper V2 Proよりも持ちやすくなったと感じるユーザーが多いようです。

クリック感とスイッチ性能

第3世代 Razer オプティカルマウススイッチを採用

「Viper V3 Pro」のメインスイッチには、第3世代のRazer オプティカルマウススイッチが採用されています。

項目Viper V2 ProViper V3 Pro
スイッチ方式第2世代オプティカル第3世代オプティカル
応答速度0.2ms0.2ms
耐久性9000万回9000万回
クリック感軽めさらにクリスピーで反応が良い

オプティカルスイッチ(光学式スイッチ)のメリット:

  • 物理接点がないため、チャタリング(誤クリック)が発生しない
  • クリックの反応速度が速い(0.2ms)
  • 耐久性が高く、9000万回のクリックに耐える

クリックの押し心地

  • 軽くて素早い反応(FPS向けの高速クリックが可能)
  • しっかりとしたクリック感があり、タップ撃ちがしやすい
  • メインクリックのへこみが指を固定しやすく、安定感がある

特にFPSプレイヤーにとって、クリックのしやすさは非常に重要なポイントです。

「Viper V3 Pro」では、「指が安定しやすい形状 + クリックの軽さと反応速度の向上」により、素早い連打やタップ撃ちがしやすくなっています。

サイドボタンの変更

  • ボタン間の間隔が広くなり、押し間違いが減った
  • ボタンの厚みが増し、よりフィードバックが分かりやすくなった
  • クリック感が改善され、確実な押し込みが可能に

「Viper V2 Pro」では、サイドボタンが密接していたため、押し間違いが起こりやすかったのですが、「Viper V3 Pro」ではボタンの間隔が広がり、より快適に操作できるようになりました。

ゲームプレイ時の操作感とメリット

リフトオフディスタンス(LOD)が最適化

  • LOD(リフトオフディスタンス)が低めに設定可能
  • マウスを持ち上げても、カーソルが不安定にならない

LODとは、「マウスを持ち上げたときにセンサーが反応する高さ」です。

LODが低いほど、マウスを持ち上げた際に不要なカーソル移動が発生しません。

「Viper V3 Pro」では、このLODを「低・中・高」の3段階で調整可能になっており、より細かい設定ができます。

FPSゲームでの使用感

「Viper V3 Pro」は、特にFPSプレイヤーに向けて最適化されています。

実際に「VALORANT」「APEX Legends」などのゲームで使用した際の感想は以下の通りです。

🔹エイムの安定感が向上

  • お尻の盛り上がりによって、手のひらにフィットしやすい
  • マウスの設置面積が増え、エイムのブレが減る

🔹スナップエイムがしやすい

  • 軽量化(54g)によって、素早い横振りエイムが可能
  • ポーリングレート8000Hz対応で、よりスムーズな視点移動が実現

🔹マウスの持ち替えが快適

  • 薬指・小指のフィット感が増し、持ち替えの際の違和感が減った
  • 軽量設計と適切な重心バランスで、持ち替え時の安定感がアップ

特に「トラッキング(細かい動き)」と「スナップエイム(素早い視点移動)」の両方において、「Viper V3 Pro」は最高クラスの操作感を実現しています。

使用感のまとめ

項目特徴
グリップ感つかみ持ち・つまみ持ちに最適、かぶせ持ちも可
クリック感軽くて高速、タップ撃ちしやすい
サイドボタン間隔が広がり、押し間違いが減少
リフトオフディスタンス低めに設定可能、カーソルのブレを防止
FPSゲームでの操作感軽量で素早い操作、エイムの安定感が向上

「Viper V3 Pro」は、持ちやすさ・クリック感・操作性の全てが改善され、特にFPSプレイヤーにとって理想的なゲーミングマウスに仕上がっています。

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Razer 「Viper V3 Pro」を使用した私の体験談・レビュー

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※画像はイメージです

Razer 「Viper V3 Pro」を実際に使用してみて、これまでのゲーミングマウスとは一線を画す完成度だと感じました。

特に、FPSゲームでの操作感、クリックの快適さ、軽量ボディの恩恵を実感できるシーンが多かったです。

ここでは、「Viper V3 Pro」を使い込んで感じたことを、実際のゲームプレイでの使用感を交えながら詳しくお話しします。

実際に使用して感じたポイント

「Viper V3 Pro」を1週間ほど使用し、普段プレイしているFPSゲーム(VALORANT、APEX Legends)MMORPG(Final Fantasy XIV)など、さまざまなゲームで試しました。

その結果、次のような点で特に優れていると感じました。

1. 軽量設計による圧倒的な操作性の向上

54gという超軽量ボディのおかげで、素早い振り向きや細かいトラッキングが楽になりました。

特にFPSゲームで、以下のようなメリットを感じました。

  • 素早い横振りエイム(スナップエイム)が快適 → 180°振り向きがスムーズ
  • マイクロフリック(小さなエイム調整)が精密にできる → ヘッドショットを狙いやすい
  • リフトオフがスムーズで、エイムの乱れが少ない → 持ち上げてもカーソルのブレが最小限

従来のマウスでは、長時間プレイすると手首に負担がかかることがありましたが、「Viper V3 Pro」は長時間使用しても手が疲れにくいと感じました。

2. センサー性能が極めて高い

「Viper V3 Pro」の新型センサー「Focus Pro 35K」は、従来のどのマウスよりも正確なトラッキングを実現しています。

ゲーム中に感じたポイント:

  • トラッキング精度が非常に高い(DPI 800で使用)
  • ポーリングレートを4000Hzにすると、視点移動が驚くほどスムーズ
  • センサーの反応が正確で、微妙なエイム調整も違和感がない

特に、ポーリングレートを4000Hzや8000Hzに設定した際は、マウスの動きがPCに瞬時に反映されるため、視点移動の滑らかさが格段に向上しました。

ただし、8000HzではPCへの負荷が大きくなるため、ハイエンドなゲーミングPCでないと恩恵を十分に受けるのが難しいかもしれません。

実際、私の環境では4000Hzが最もバランスが良く、快適にプレイできました。

3. クリック感とボタン配置の最適化

「Viper V3 Pro」のクリック感は、これまでのゲーミングマウスの中でも最高レベルの心地よさを感じました。

  • クリックの応答速度が速い(0.2ms)
  • クリック音が心地よく、押し心地が軽い
  • タップ撃ち(単発射撃)が非常にしやすい

特に「VALORANT」では、ヘッドショットを狙うためにタップ撃ちを多用するのですが、クリックの応答速度が速いため、素早い撃ち分けができるのが印象的でした。

また、サイドボタンの間隔が広がったことで、押し間違いが激減しました。MMORPGなどのスキル割り当てにも使いやすく、FPS以外のジャンルでも快適に操作できます。

4. バッテリー持続時間の長さ

1000Hzのポーリングレートで使用した場合、バッテリーが約95時間持続するため、1週間に1回充電するだけで十分でした。

また、4000Hzでのプレイも試しましたが、それでも約40時間持続し、充電回数が少なくて済むのは非常に助かりました。

実際に感じたポイント:

  • 週に1回の充電で十分(1000Hz運用)
  • 高ポーリングレート設定でも40時間以上持つ
  • 充電しながら有線接続でもプレイ可能(遅延なし)

実際に使って感じたデメリット

「Viper V3 Pro」の完成度は非常に高いですが、いくつか気になった点もありました。

1. 価格が高い

  • 約26,000円と高価格帯
  • エントリーユーザーには手が出しにくい

2. 8000HzはPCスペックに依存

  • 8000Hzを有効活用するには高性能なPCが必要
  • ハイスペックPCがないと、ポーリングレートを上げるとフレームレートが下がることも

3. かぶせ持ちにはやや不向き

  • サイズが小さめで、かぶせ持ちにはフィットしにくい
  • 手の大きい人にはG Pro X Superlight 2の方が向いている可能性あり

使用してみた感想まとめ:「Viper V3 Pro」は買いか?

結論 → FPSゲーマーなら間違いなく買い!

メリットデメリット
軽量で疲れにくい価格が高い
センサーの精度が極めて高い8000HzはPCスペックが必要
クリックが快適かぶせ持ちには不向き
バッテリー持続時間が長い

特に「つかみ持ち・つまみ持ちのFPSゲーマー」には、最高峰のゲーミングマウスだと断言できます。

 

Razer 「Viper V3 Pro」に関するQ&A

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※画像はイメージです

Razer 「Viper V3 Pro」は、ゲーミングマウスとして非常に優れたスペックを持つ一方で、購入を検討している人からよくある疑問もあります。

ここでは、実際の使用経験をもとに、多くの人が気になりそうな質問に答えていきます。

「Viper V3 Pro」はどんな人におすすめ?

特におすすめなのは、以下の人たちです。

  • FPSを本気でプレイする人(VALORANT, APEX Legendsなど)
  • 軽量なゲーミングマウスを求めている人(54gの超軽量設計)
  • つまみ持ち・つかみ持ちがメインのプレイヤー
  • 8000Hzポーリングレートのメリットを活かしたい人(超高精度な操作)

逆に、かぶせ持ちの人や手が大きい人には、「G Pro X Superlight 2」や「Zowie EC2-CW」の方が適している可能性があります。

「Viper V3 Pro」と「Viper V2 Pro」の違いは?

✅ 「Viper V3 Pro」の進化点は以下の通りです。

項目Viper V2 ProViper V3 Pro
重量約58g約54g
センサーFocus Pro 30KFocus Pro 35K
最大DPI30,00035,000
ポーリングレート最大4000Hz最大8000Hz
形状くびれが強いなだらかで持ちやすい
マウスソール小さめ大きめ(安定感アップ)

最も大きな違いは、軽量化・センサーの強化・ポーリングレートの向上の3点です。

価格が高いけど、それだけの価値がある?

✅ 正直なところ、「価値があるかどうかは、どれだけゲームをやるか次第」です。

  • プロや競技志向のゲーマー → 絶対に買う価値あり!
  • ライトユーザーやカジュアルゲーマー → コスパを考えると高すぎる

価格は高めですが、最先端のセンサー・高精度なクリック・軽量化による操作性の向上を求めるなら、間違いなくその価値があります。

つまみ持ち・つかみ持ちの人にとって、本当に使いやすい?

つまみ持ち・つかみ持ちには完璧なフィット感!

  • 軽量(54g)なので、指だけでの操作が楽
  • お尻の盛り上がりが増し、手のひらへのフィット感がアップ
  • サイドの形状がよりなだらかになり、持ちやすい

実際に使ってみても、「Viper V3 Pro」の形状はつかみ持ち・つまみ持ちの人にとって、過去最高レベルの完成度です。

バッテリー持続時間はどれくらい?

ポーリングレートによって変わります。

ポーリングレートバッテリー持続時間
1000Hz約95時間
2000Hz約62時間
4000Hz約40時間
8000Hz約17時間

普段1000Hzで使用すれば、1週間に1回の充電で十分です。

充電しながら使うことはできる?

可能!有線モードとしても使用できる。
「Viper V3 Pro」は、USB-Cケーブルを接続すれば充電しながらプレイできます。充電しながらでも遅延はほぼゼロなので、バッテリーが切れてもプレイを続けられます。

8000Hzポーリングレートを使うと、どれくらい違いがある?

確かに操作はスムーズになるが、PCスペックが重要!

  • メリット:視点移動がよりスムーズになり、マウスの反応速度が向上
  • デメリット:PCの負荷が増し、フレームレートが低下する可能性あり

実際に8000Hzを試したところ、CPU使用率が上昇し、フレームレートがやや低下しました。そのため、性能を最大限に発揮するにはハイスペックPCが必要になります。一般的なゲーミング環境では、4000Hzがバランスの良い選択肢になるでしょう。

指紋や汚れは目立つ?

ホワイトモデルは目立たない、ブラックはやや目立つ

  • ホワイトモデル → 指紋がつきにくい
  • ブラックモデル → やや指紋が目立つが、サラサラしたコーティングで気になりにくい

また、グリップテープが付属しているため、滑りやすさが気になる場合はテープを貼るのもアリです。

マウスパッドとの相性は?

ほとんどのマウスパッドと相性が良いが、特におすすめは布系!

  • 布系マウスパッド → 最適なトラッキング性能を発揮
  • ガラス系 → 問題なく動作するが、滑りすぎる可能性あり
  • ハード系 → 高速な操作向け、好みが分かれる

特にFPSプレイヤーなら、布製のマウスパッドがベストです。

G Pro X Superlight 2とどちらを選ぶべき?

つまみ・つかみ持ちなら「Viper V3 Pro」、かぶせ持ちならG Pro X Superlight 2!

比較項目Viper V3 ProG Pro X Superlight 2
重量54g60g
形状つまみ・つかみ向けかぶせ向け
ポーリングレート最大8000Hz最大2000Hz
バッテリー持続時間約95時間(1000Hz)約95時間(1000Hz)
クリック感軽快で反応が良いややしっかりめ

結論:

  • つまみ持ち・つかみ持ち → 「Viper V3 Pro」がベスト!
  • かぶせ持ち → 「G Pro X Superlight 2」が快適!
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Razer 「Viper V3 Pro」レビューのまとめ

イメージ画像
※画像はイメージです

Razer 「Viper V3 Pro」は、競技志向のFPSプレイヤー向けに開発された究極のゲーミングマウスです。

前作「Viper V2 Pro」からさらなる進化を遂げ、軽量化・センサー性能の向上・形状の最適化・8000Hzポーリングレート対応など、多くの改良点が加えられました。

ここでは、「Viper V3 Pro」の特徴を総括し、どんな人に最適なのか?買うべきか?他のマウスと比較した場合のメリット・デメリットは?といった点を整理していきます。

Razer 「Viper V3 Pro」の総評

メリット

  1. 超軽量54gで、操作の疲労感が少ない
    • 長時間のFPSプレイでも手が疲れにくい
    • 持ち上げやすく、リフトオフがスムーズ
  2. 最新センサー「Focus Pro 35K」で正確なエイム
    • 最大35,000DPI、99.8%のトラッキング精度
    • 1DPI単位で調整でき、細かい感度設定が可能
    • FPSプレイヤーにとって理想的なセンサー性能
  3. 8000Hzポーリングレート対応
    • 通常の1000Hzよりも、カーソルの動きが滑らか
    • FPSでの視点移動がより正確に
  4. つまみ持ち・つかみ持ちに最適な形状
    • お尻部分の盛り上がりが増し、フィット感が向上
    • 指の置き場が改善され、持ち心地が良い
  5. バッテリー持続時間が長い
    • 1000Hzで約95時間、2000Hzで約62時間
    • 充電の頻度が少なく、長期間使用できる
  6. クリック感が非常に良い
    • 第3世代Razerオプティカルスイッチを搭載
    • クリックの反応速度が速く、タップ撃ちがしやすい
  7. 充電しながら有線でも使用可能
    • 充電中でも遅延なくゲームプレイができる

デメリット

  1. 価格が高い(約25,680円)
    • ゲーミングマウスとしてはハイエンドクラス
    • エントリーユーザーやカジュアルゲーマーには手が出しづらい
  2. 8000Hzを活かすにはPCスペックが必要
    • 低スペックPCではフレームレートが低下する可能性がある
    • 実際には4000Hz設定が最もバランスが良い
  3. かぶせ持ちにはあまり向かない
    • 小型のため、手が大きい人には合わないことがある
    • かぶせ持ちを好むなら、G Pro X Superlight 2の方が適している

どんな人におすすめ?

「Viper V3 Pro」は、特に以下の人におすすめです。

タイプおすすめ度理由
FPSを本気でプレイする人★★★★★高精度センサー・超軽量・高速ポーリングレート
つまみ持ち・つかみ持ちの人★★★★★形状が最適化され、持ちやすい
軽量マウスを求めている人★★★★★54gの超軽量設計
長時間ゲームをプレイする人★★★★★バッテリーが長持ちで、疲れにくい
8000Hzを活かせるハイエンドPCを持っている人★★★★☆最高のスムーズさを実現できる
かぶせ持ちの人★★☆☆☆形状が小さく、フィットしにくい
予算が少ない人★★☆☆☆価格が高いため、エントリー向けではない

Razer 「Viper V3 Pro」レビューの総括

FPSガチ勢なら「買い!」

  • 軽量 & 高精度なセンサー & 8000Hzポーリングレート
  • つまみ持ち・つかみ持ちに最適な形状
  • バッテリーが長持ち & 充電しながら有線使用も可能

カジュアルゲーマーなら、慎重に検討

  • 価格が高い
  • 8000Hzを活かせるPCスペックが必要
  • G Pro X Superlight 2の方が合う可能性も

Razer 「Viper V3 Pro」は、競技向けFPSゲーマーのために生まれた究極のゲーミングマウスです。

前作からさらに軽量化され、精度の高い「Focus Pro 35K」センサーを搭載し、最大8000Hzのポーリングレートに対応することで、より滑らかで正確な操作を実現しました。

つまみ持ちやつかみ持ちに最適な形状へと進化し、長時間の使用でも手の疲れを軽減しながら、安定したエイムコントロールを提供してくれます。

価格は高めですが、その分の価値を十分に感じられる仕上がりであり、特にFPSゲームを本気でプレイする人にとっては大きな武器となるでしょう。

軽さ・正確性・快適性のすべてを兼ね備えた「Viper V3 Pro」は、ゲーマーの期待を裏切らないRazerの最高傑作のひとつです。

もし、自分のエイム力をさらに磨きたいなら、このマウスが新たな相棒になるかもしれません。

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