この記事は2021年に公開された内容です
Razer 「Opus X」は、2021年にRazerから発売されたワイヤレスゲーミングヘッドセットです。
特徴的なアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能や、低遅延接続(ゲーミングモード)を搭載し、ゲームや音楽、映画鑑賞など、幅広い用途で使えるデバイスとして注目を集めています。
このヘッドセットは、Razerの人気シリーズ「Opus」の廉価版として登場しました。
従来のOpusと比べ、価格が抑えられている一方で、ゲーミングに特化した低遅延接続機能やカスタムチューニングされた40mmドライバーを採用するなど、ユニークな特徴を備えています。
また、ANCや外音取り込みモード(クイックアテンションモード)も搭載されており、周囲の環境に応じた快適なリスニング体験を提供します。
「Opus X」は、軽量な設計とポップなカラーバリエーション(グリーン、ピンク、ホワイト)で、スタイリッシュなデザインも魅力の一つです。
価格帯は手頃で、ゲーミングヘッドセット初心者やカジュアルなゲーマーにも手を伸ばしやすい製品となっています。
この記事では、Razer 「Opus X」の詳細な機能や特徴、実際の使用感をレビュー形式でお伝えします。
特に「低遅延接続」や「ANC」の性能、さらにヘッドセットの装着感や音質について、私自身の体験をもとに評価していますので、購入を検討されている方にとって参考になれば幸いです。

Razer 「Opus X」の概要

項目 | 詳細 |
---|---|
接続方式 | Bluetooth 5.0 |
ドライバーサイズ | 40mmカスタムチューニングドライバー |
ノイズキャンセリング(ANC) | フィードフォワード型ANC |
低遅延接続 | 60ms低遅延接続(ゲーミングモード) |
バッテリー持続時間 | ANCオン:最大30時間、ANCオフ:最大40時間 |
重量 | 約270g |
イヤーパッド素材 | プロテインレザー/ナイロン |
マイクの種類 | 内蔵マイク |
イコライザー機能 | プリセット型(カスタム設定非対応) |
専用アプリ | RAZER AUDIO |
カラーバリエーション | グリーン、ピンク、ホワイト |
付属品 | USB Type-C充電ケーブル、説明書 |
Razer 「Opus X」は、Razerが手掛けるゲーミングヘッドセットシリーズ「Opus」の一つであり、2021年に発売されました。
このモデルは、手頃な価格ながらもゲーミング用途に最適化された機能を数多く搭載しており、スタイリッシュなデザインとカラーバリエーションでも注目されています。
以下では、デザイン、重量、その他の特徴を詳しく見ていきます。
Razer 「Opus X」について
「Opus X」は、Bluetooth 5.0によるワイヤレス接続を採用したヘッドセットで、主に以下の機能を特徴としています:
- カスタムチューニングされた40mmドライバー
高音域から低音域までクリアな音質を提供し、ゲーム内の音や音楽を幅広くカバーするサウンドを実現しています。 - アクティブノイズキャンセリング(ANC)
周囲のノイズを遮断し、ゲームや音楽に集中できる環境を提供します。 - 60msの低遅延接続(ゲーミングモード)
音と映像のタイムラグを最小限に抑え、FPSや音ゲーなど遅延が重要なシーンでも快適にプレイできます。
また、内蔵マイクによるクリアな音声通話や、クイックアテンションモードによる外音取り込み機能も備えており、日常的な使用にも適しています。
デザイン
Razer 「Opus X」は、シンプルかつ洗練されたデザインが特徴です。
以下の点が特筆されます:
- ポップなカラーバリエーション
グリーン、ピンク、ホワイトの3色展開で、ゲーミングデバイスらしいスタイリッシュさと明るい印象を兼ね備えています。 - スリムで軽量なデザイン
無駄のないシンプルな外観で、右側のイヤーカップに電源スイッチ、音量調整ボタン、再生・停止ボタンが集約されています。 - イヤーカップとヘッドバンドの快適性
メモリーフォームを採用したイヤーパッドは、適度な柔らかさがありつつ、しっかりと耳を包み込む密閉性を持っています。また、ヘッドバンド部分はPUレザー素材で、柔らかい感触とフィット感を提供します。
一方で、「Opus X」は高級感というよりもカジュアルさを重視したデザインで、金属パーツや特殊加工は抑えられています。
重量
「Opus X」の重量は約270gです。
これは同シリーズの上位モデル「Opus」と比較してほぼ同等で、装着時のフィット感はしっかりしています。
長時間の使用では耳が蒸れる可能性もあるため、快適性を求める場合は適度な休憩を挟むことを推奨します。
その他の特徴
「Opus X」には、ゲーミングヘッドセットとしての機能以外にも、以下のような便利なポイントがあります:
- クイックアテンションモード(外音取り込み)
通勤時や外出中でも周囲の音を取り込み、必要なアナウンスや会話を聞き取ることができます。 - バッテリー持続時間
ANCオンの場合は最大30時間、ANCオフの場合は最大40時間の使用が可能で、長時間のゲームセッションや音楽再生に十分なバッテリー性能を持っています。 - 付属品
USB Type-C充電ケーブル、説明書が同梱されています。ただし、3.5mmオーディオケーブルには非対応のため、有線接続での使用はできません。
Razer 「Opus X」の機能

Razer 「Opus X」は、ゲーミングヘッドセットとして求められる機能性を充実させた製品です。
ここでは、クッション性や装着感から始まり、ノイズキャンセリング機能、低遅延接続、イコライザー機能、マイク性能まで、具体的な特徴を詳しく解説していきます。
クッション性と装着感
「Opus X」のイヤーカップには、柔らかいメモリーフォームが採用されており、長時間の装着でも耳を圧迫しすぎず快適な使用感を提供します。
ヘッドバンド部分もPUレザー素材を使用し、頭部に均等に圧力がかかる設計になっています。
- メリット
- 密閉性が高く、外部ノイズを効果的に遮断します。
- 頭部や耳への負担が少なく、快適な装着感を実現。
- デメリット
- クッション性が高い反面、イヤーカップが小さめの設計なため、耳の大きいユーザーには少し窮屈に感じられる可能性があります。
- 密閉性の高さゆえ、長時間の使用で耳が蒸れることがあります。
ノイズキャンセリング機能(ANC)
「Opus X」のANC(アクティブノイズキャンセリング)は、ゲーミングや音楽鑑賞において周囲の雑音を効果的に除去します。
この機能は特に、カフェや通勤電車などの騒がしい環境で活躍します。
- ANCの仕組み
- 外部のノイズを検出し、逆位相の音を生成してノイズをキャンセルします。
- 「フィードフォワード型」のANCを採用しており、中高音域のノイズに強い設計になっています。
- 実際の効果
- エアコンやPCファンなどの一定音を大幅に削減。
- 会話や高周波音もある程度軽減されますが、完全に消すことは難しいです。
- 外音取り込みモード(クイックアテンションモード)
ANCをオフにして外部音を取り込むモードが搭載されており、電車のアナウンスや外部との会話が必要な際に便利です。
低遅延接続(ゲーミングモード)
ゲーミングヘッドセットとしての目玉機能が「60ms低遅延接続モード」です。
Bluetooth 5.0を活用して音の遅延を最小限に抑え、FPSやアクションゲームなど、音と映像の同期が重要なゲームプレイにおいて優れたパフォーマンスを発揮します。
- 使用感
- ゲーム内の足音や銃声などの音がしっかりと同期し、敵の位置を把握しやすい。
- 音ゲーにも対応可能ですが、極度にタイミングを重視する場合は有線ヘッドセットがより適しています。
- 注意点
- 接続環境によっては音が途切れることがあります(ゲーム1回につき1度程度、一瞬音が消えることがある)。
- 遅延は少ないものの、無線接続特有のわずかなラグを感じることがあるため、完全な遅延ゼロを求める場合には不向きです。
イコライザーとアプリ機能
Razer Opus Xは、専用アプリ「RAZER AUDIO」を使用して、ノイズキャンセリングやイコライザーモードの切り替えを簡単に行えます。
- イコライザー機能
- プリセットされた複数の音質モードを選択可能(例:低音強調、クリア音声モードなど)。
- ユーザー自身で細かく周波数を調整するカスタムイコライザー設定は非対応。
- アプリの操作性
- インターフェースはシンプルで直感的に操作可能。
- アプリ経由でノイズキャンセリングや低遅延モードの切り替えができる点は便利。
- 一方で、細かい音質設定ができない点に不満を感じるユーザーもいるようです。
マイク性能
「Opus X」には内蔵マイクが搭載されており、ボイスチャットやWeb会議に利用できます。
- 音質
- 声はクリアに伝わりますが、低音を拾う際に少しこもった印象になることがあります。
- マイクの位置がヘッドセット右前部分に固定されているため、口元に調整できるブームマイクタイプと比べると音質は若干劣ります。
- 用途
- ボイスチャットや簡単な通話には十分ですが、ストリーミングやプロレベルの音声録音には向いていません。
- 外部ノイズもある程度拾うため、静かな環境での使用が推奨されます。
Razer 「Opus X」は、価格帯を考慮すると優れた機能を持つゲーミングヘッドセットと言えます。
Razer 「Opus X」の使用感とサイズ感

Razer 「Opus X」の使用感とサイズ感について、このセクションでは実際に装着した際の快適性や長時間使用時の感想を中心に詳しく解説します。
これにより、購入前に具体的なイメージを持つことができるでしょう。
実際の装着感と快適性
「Opus X」は、装着感に優れた設計が特徴ですが、ユーザーによっては好みが分かれるポイントもあります。
以下は装着感についての詳細です。
- イヤーカップのサイズと素材
「Opus X」のイヤーカップは小さめの設計で、耳を完全に覆うタイプですが、耳の大きいユーザーにはやや窮屈に感じられる可能性があります。- 素材:柔らかなメモリーフォームとPUレザーが採用されており、肌触りが良く密閉性も高い。
- フィット感:しっかりとした密着感があり、外部ノイズを遮断しやすい設計になっています。
- ヘッドバンドの調整
ヘッドバンド部分には適度なクッション性があり、頭部への圧力が均等に分散されるよう設計されています。また、伸縮調整が可能なため、さまざまな頭のサイズに対応できます。 - 締め付け具合
「Opus X」は、やや強めの締め付けが特徴です。この密着感により、遮音性が向上する一方で、長時間の使用では耳や頭部に疲れを感じる場合があります。
長時間使用時の感想
「Opus X」は快適性を重視した設計ではありますが、長時間の使用には以下のようなポイントに注意が必要です。
- 耳の蒸れ
メモリーフォームとPUレザー素材は密閉性が高いため、長時間使用すると耳が蒸れる可能性があります。特に夏場や湿度が高い環境では不快感を感じることがあるため、適度にヘッドセットを外して休憩することをおすすめします。 - 重量感
約270gの重量は、他のワイヤレスヘッドセットと比較しても標準的な重さですが、長時間使用する場合には少し重く感じることもあります。 - 快適性の評価
ゲームや音楽に集中する短時間の使用では問題なく快適ですが、2~3時間以上の連続使用では耳や頭部に負担を感じるユーザーもいるようです。
サイズ感の印象
「Opus X」のサイズ感は、全体的にスリムでコンパクトなデザインですが、以下の点に注意してください。
- イヤーカップの内部サイズ
耳全体を覆うオーバーイヤータイプとしては少し小さめで、耳が大きいユーザーの場合、イヤーカップの中に耳が収まりきらない可能性があります。 - フィット感のバランス
小型のイヤーカップとしっかりとしたヘッドバンドの締め付けにより、動いてもヘッドセットがズレにくい点は利点です。ただし、長時間の使用では圧迫感を感じる場合があります。 - 適応するユーザー層
耳が小さめ、または標準的なサイズのユーザーに最適です。一方で、耳や頭部が大きいユーザーにとっては、窮屈さを感じるかもしれません。
Razer 「Opus X」は、快適な装着感と高い密閉性を提供するヘッドセットですが、長時間の使用やユーザーの耳や頭のサイズによっては負担を感じる場合があります。
短時間のゲームセッションや音楽鑑賞では快適に使用できますが、適度な休憩を挟むことを推奨します。
Razer 「Opus X」を使用した私の体験談・レビュー

ここでは、Razer 「Opus X」を実際に使用して感じた印象を、具体的なシチュエーションに基づいてお伝えします。
ゲームプレイ、音楽鑑賞、その他の使用場面に分けて、どのような体験が得られたのかを詳しく解説します。
ゲーム使用時の印象
- 音質と臨場感
「Opus X」の低遅延接続(60msのゲーミングモード)は、FPSやMOBAなどのゲームで特に活躍しました。足音や銃声など、敵の位置を特定するための重要な音がしっかりと聞き取れるため、臨場感が高まります。音の方向感覚も良好で、ゲーム内でのサウンドデザインがしっかりと再現されている印象を受けました。 - 低遅延モードのパフォーマンス
ゲーミングモードでは、音の遅延が最小限に抑えられており、音と映像がしっかりと同期していました。ただし、1ゲームにつき1回程度、ほんの一瞬だけ音が途切れることがありました。大きな問題ではありませんが、音に敏感なプレイヤーにとっては気になるかもしれません。 - 装着感
密閉性の高いイヤーカップのおかげで、外部の騒音を遮断し、ゲームに集中しやすい環境が整いました。一方で、長時間のゲームプレイでは耳が蒸れることがあり、2~3時間に一度はヘッドセットを外して休憩を挟むのがおすすめです。
音楽鑑賞時の印象
- 音質
「Opus X」は、低音が強調されたサウンドが特徴です。そのため、EDMやヒップホップ、ロックなどのジャンルでは、重低音がしっかりと響き、迫力のあるリスニング体験が得られました。一方で、クラシックやジャズのような繊細な音を求める場合は、低音がやや強すぎると感じることもあるかもしれません。 - ノイズキャンセリング(ANC)の効果
通勤時やカフェで音楽を聴く際には、ANCが効果的に働きました。エアコンや車の走行音といった一定のノイズがほぼ消え、音楽だけに集中できる環境が作れます。ただし、人の声や高周波音は完全には遮断できないため、完璧な静寂を求める方には少し物足りないかもしれません。 - 長時間使用の快適性
音楽を聴く際の装着感は快適でしたが、やはり2時間以上の連続使用では耳が蒸れる感覚がありました。音楽鑑賞用に使用する場合でも、適度な休憩をおすすめします。
その他のシチュエーションでの活用
- Web会議やボイスチャット
「Opus X」の内蔵マイクは、ボイスチャットやWeb会議で十分な性能を発揮しました。相手にはクリアな音声が伝わり、特に問題なく使用できました。ただし、低音域を拾うとこもったような音質になることがあり、声が低い方には少し気になるかもしれません。 - 通勤・外出時
クイックアテンションモード(外音取り込み)が非常に便利でした。電車のアナウンスや道を歩く際の周囲の音をしっかりと聞き取れるため、安全性が確保されます。また、ANCが外部のノイズを軽減してくれるため、周囲の騒音が気になる場面でも快適に使用できました。 - 映画鑑賞
映画やドラマを見る際には、「Opus X」の低音がしっかりと効いた音質が没入感を高めてくれました。セリフの聞き取りも良好で、映像と音声の同期にズレがないため、快適に楽しむことができました。
Razer 「Opus X」は、ゲームや音楽鑑賞、日常的な使用まで幅広いシーンで活躍するヘッドセットです。
特にゲーミングモードやANCの効果は価格帯を考えると非常に優秀で、カジュアルゲーマーやエンタメ愛好者にとって十分満足できる性能を持っています。
ただし、長時間使用時の蒸れや、マイク性能の限界など、気になる点もいくつかありました。
Razer 「Opus X」に関するQ&A

Razer 「Opus X」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
購入を検討している方や、すでに使用している方の参考になれば幸いです。
「Opus X」のノイズキャンセリング(ANC)はどれくらい効果がありますか?
「Opus X」のANCは「フィードフォワード型」を採用しており、一定の環境ノイズ(エアコンの音や車の走行音など)を効果的に低減します。ただし、ハイブリッド型ANC(Opusに搭載)のような高性能なノイズキャンセリングと比較すると効果はやや劣ります。特に低音域のノイズには対応力が高いものの、人の声や高周波音は完全には遮断できません。
ゲーミングモードの低遅延接続はどのくらい実用的ですか?
ゲーミングモードの低遅延接続は、60msという数値で、音と映像の同期を重要視するFPSやアクションゲームに最適です。実際の使用感としては、足音や銃声がしっかりと聞き取れ、敵の位置を把握するための音も明確に感じられました。ただし、接続環境によっては音が一瞬途切れることがあり、音ゲーのように完全なタイミングが求められる場合には有線ヘッドセットが推奨されます。
イヤーカップのサイズは大きいですか?
「Opus X」のイヤーカップは、オーバーイヤータイプとしては小さめです。耳が小さめ、もしくは標準的なサイズの方にはフィットしますが、耳が大きい方には窮屈に感じられる可能性があります。また、長時間使用時には耳が蒸れやすいため、適度に休憩を取ることをおすすめします。
マイク性能はどうですか?
「Opus X」の内蔵マイクは、ボイスチャットやWeb会議で十分な性能を発揮します。クリアな音声が伝わりますが、低音を拾う際にこもったような音質になることがあり、声が低い方には少し不満を感じるかもしれません。また、外部ノイズを完全に遮断するわけではないため、静かな環境での使用が推奨されます。
長時間使用しても快適ですか?
「Opus X」は、柔らかいメモリーフォームとPUレザー素材を採用しており、装着感は快適です。ただし、締め付けがやや強めで、密閉性が高いため、2~3時間以上の連続使用では耳が蒸れることがあります。快適に使用するためには、適度にヘッドセットを外して耳を休めることをおすすめします。
専用アプリ「RAZER AUDIO」でできることは?
RAZER AUDIOアプリでは、以下の設定が可能です:
- ノイズキャンセリング(ANC)のオン/オフ
- クイックアテンションモード(外音取り込み)の切り替え
- ゲーミングモードのオン/オフ
- イコライザーモードの変更(プリセットのみ)
一方で、周波数を細かく調整するカスタムイコライザー設定は非対応です。シンプルで直感的な操作ができる反面、細かな音質調整を求めるユーザーには物足りないかもしれません。
3.5mmオーディオケーブルで有線接続はできますか?
残念ながら「Opus X」は完全ワイヤレス仕様のため、3.5mmオーディオケーブルでの有線接続には対応していません。有線接続を希望する場合は、Opusなど別のモデルを検討する必要があります。
Razer 「Opus X」は、価格に見合った機能を多数備えたゲーミングヘッドセットです。
低遅延接続やノイズキャンセリングといった機能は、日常的な使用やカジュアルゲーミングに十分応えてくれます。
特に初めてワイヤレスゲーミングヘッドセットを試したい方にはおすすめの一台です。
Razer 「Opus X」レビューのまとめ

Razer 「Opus X」は、スタイリッシュなデザイン、手頃な価格、そして多機能性を兼ね備えたワイヤレスゲーミングヘッドセットです。
ここでは、全体的な評価や特徴をまとめ、どんな人におすすめできるかをお伝えします。
全体的な特徴と評価
- 音質
「Opus X」は、低音を重視したサウンド設計が特徴です。- ゲーム中の足音や銃声といった細かい音が明確に聞き取れるため、臨場感あるプレイが可能。
- 音楽では、EDMやロックなど、低音が強調されるジャンルで特に楽しめます。
- 一方で、クラシックやジャズなどの繊細なジャンルでは、低音が強すぎると感じる場合があります。
- ノイズキャンセリング(ANC)
- フィードフォワード型ANCは、一定の環境ノイズを効果的に軽減し、外出時や騒がしい環境でも快適なリスニング体験を提供します。
- 完全に静寂を作り出すことはできませんが、通勤やカフェなどの日常シーンでは十分な効果を発揮します。
- ゲーミング性能
- ゲーミングモードにより、60msの低遅延接続を実現。FPSやアクションゲームで重要な音と映像の同期がしっかりと取れます。
- 音の遅延はほぼ感じられませんが、接続環境によっては一瞬だけ音が途切れる場合があります。
- 装着感と快適性
- メモリーフォームとPUレザーを使用したイヤーパッドは快適な装着感を提供します。
- ただし、イヤーカップが小さめで締め付けがやや強めのため、耳が大きいユーザーや長時間の使用には注意が必要です。
- マイク性能
- 内蔵マイクはクリアな音声を提供しますが、低音を拾う際にこもることがあるため、プロレベルのボイスチャットには向いていません。
- 日常的な通話やWeb会議には十分な性能です。
- 専用アプリ「RAZER AUDIO」
- シンプルな操作でノイズキャンセリングやイコライザーモード、ゲーミングモードの切り替えが可能です。
- イコライザー設定はプリセットのみで、細かい調整ができない点がデメリットです。
- バッテリー性能
- ANCオンで最大30時間、オフで最大40時間の駆動が可能。長時間のゲームセッションや旅行でも安心です。
良かった点
- 価格が手頃でコストパフォーマンスが高い。
- 低遅延接続とANCの両立により、ゲームと音楽の両方で満足度が高い。
- カラーバリエーションが豊富でデザイン性が高い。
- コンパクトで軽量、外出時でも使いやすい。
改善してほしい点
- イヤーカップが小さめで、耳が大きいユーザーには不向き。
- 専用アプリでのイコライザー設定が制限されており、カスタマイズ性が低い。
- ゲーミングモード使用時に稀に音が途切れる。
- 3.5mmオーディオケーブルが非対応で、有線接続ができない。
こんな人におすすめ!
- カジュアルゲーマー
- 低遅延接続を活用して、FPSやMOBAなどのゲームを楽しむ方に最適。
- 手頃な価格でANCを試したい方
- 高価なノイズキャンセリングヘッドセットは買えないが、手軽に試してみたい方におすすめ。
- スタイリッシュなヘッドセットを探している方
- カラーバリエーションが豊富で、シンプルかつおしゃれなデザインを求める方に最適。
- 音楽や映画鑑賞を重視する方
- 低音が効いたサウンドを楽しみたい方や、没入感を重視する方に向いています。
Razer 「Opus X」レビューの総括
Razer 「Opus X」は、手頃な価格でありながら、ゲーミングヘッドセットに求められる機能をしっかり備えたバランスの良い製品です。
低遅延接続(ゲーミングモード)やノイズキャンセリング(ANC)、豊富なカラーバリエーションが特徴で、カジュアルゲーマーやエンタメ愛好者にとって非常に魅力的な選択肢となります。
一方で、イヤーカップのサイズが小さめで、長時間使用時の蒸れや装着感に注意が必要です。
また、イコライザー設定がプリセットに限られる点や有線接続非対応など、細かな改善ポイントもあります。
初心者やライトユーザーに特におすすめの一台であり、ゲームや音楽、映画鑑賞を手軽に楽しみたい方に最適です。
