この記事は2023年に公開された内容です
ゲーミングマウス市場は年々進化を遂げており、近年では高級素材を使用した超軽量モデルも注目を集めています。
その中でも、Pwnage 「StormBreaker」は、マグネシウム合金シェルを採用し、2000Hzポーリングレートに対応したハイスペックなエルゴノミクスデザインのゲーミングマウスとして話題になっています。
価格は約25,000円と、ゲーミングマウスとしてはかなり高価な部類に入ります。
しかし、同じくマグネシウム合金を採用した競合他社商品と比べると比較的手頃な価格設定になっています。
では、このマウスは実際に価格に見合う価値があるのか?
結論から言えば、価格相応の高いクオリティを持ち、さらにユニークな機能が備わっているため、ユーザーによっては価格以上の価値を感じられるマウスだと言えます。
特に、本機の最大の特徴であるセンサー位置の調整機能は、プレイヤーの持ち方やプレイスタイルに合わせた細かなカスタマイズを可能にし、ゲーミングマウスとしての新たな可能性を提示しています。
この記事では、Pwnage 「StormBreaker」の特徴やスペック、実際の使用感を詳しくレビューし、「このマウスはどんな人におすすめなのか?」 について解説していきます。
それでは、まずはこのマウスの基本情報から見ていきましょう。
Pwnage 「StormBreaker」とは?

項目 | 仕様・詳細 |
---|---|
本体サイズ | 幅 64mm × 長さ 122mm × 高さ 42mm |
重量 | 約50g |
形状 | 右手用エルゴノミクスデザイン |
シェル素材 | マグネシウム合金 |
センサー | PixArt PAW3395(ハイエンドセンサー) |
最大DPI | 26,000 DPI |
ポーリングレート | 125Hz / 500Hz / 1000Hz / 2000Hz(ソフトウェア調整可) |
センサー位置調整機能 | あり(前後にスライド調整可能) |
スイッチ(メインボタン) | オムロン製マイクロスイッチ |
サイドボタン | 2個 |
バッテリー容量 | 300mAh |
バッテリー駆動時間 | 最大160時間 |
充電端子 | USB-C(有線接続で使用可能) |
ワイヤレス接続方式 | 2.4GHz ワイヤレス(遅延なし、安定した通信) |
ソール(マウスフィート) | 100% PTFE(純正オプションでガラスソールも選択可能) |
Pwnage 「StormBreaker」は、マグネシウム合金シェルを採用し、2000Hzポーリングレートに対応したハイスペックなエルゴノミクスデザインのゲーミングマウスです。
超軽量設計と独自のセンサー位置調整機構を搭載し、FPSプレイヤーを中心に高い評価を受けています。
ここでは、「StormBreaker」の基本情報を整理しながら、他の高級ゲーミングマウスとの違いや特長について詳しく解説します。
高級ゲーミングマウスとしての位置づけ
「StormBreaker」は、価格・性能・素材のすべてにおいてハイエンドクラスのゲーミングマウスに分類されます。
特に、以下の点が他の一般的なゲーミングマウスと一線を画すポイントです。
- マグネシウム合金シェルを採用
- 2000Hzポーリングレート対応
- 重量わずか50g
- センサー位置を自由に調整できる独自機構
国内では約25,000円で販売されており、一般的なゲーミングマウス(10,000円前後)と比べると高額な価格設定になっています。
しかし、同じマグネシウム合金を採用している他社商品(Finalmouse 「Starlight-12」やRazer 「Viper Mini Signature Edition」など)と比べると、比較的手頃な価格と言えます。
「StormBreaker」は、単に「高価なゲーミングマウス」ではなく、「価格に見合った革新的な機能と高品質なビルドクオリティ」を持つマウスとして位置づけられています。
マグネシウム合金シェルの特徴
「StormBreaker」の最大の特徴のひとつが、マグネシウム合金シェルの採用です。
マグネシウム合金は、アルミニウムと比較して軽量でありながら高い剛性を持つという特長があります。
マグネシウム合金シェルのメリット
- 超軽量設計(50g)で操作性が向上
- 耐久性が高く、長期間の使用でも劣化しにくい
- 高級感のある質感で所有欲を満たす
- マウスを振ったときに軋み音や歪みがない
このマウスは、従来の軽量ゲーミングマウスで見られるプラスチック製のハニカムデザイン(穴あきシェル)ではなく、マグネシウム合金を使いながらも高剛性を維持しつつ軽量化を実現しています。
そのため、激しい操作を行ってもマウスが歪んだり軋んだりすることがなく、精密な操作が可能になります。
また、金属素材でありながらエッジ部分はしっかりと面取り処理されており、手にフィットしやすく、長時間の使用でも快適なグリップ感を提供します。
基本情報のまとめ
- 「StormBreaker」は、マグネシウム合金シェルを採用したハイエンドゲーミングマウス
- 他の金属製マウスと比較すると価格は比較的抑えめで、ユニークな機能が充実
- 最大の特徴は「センサー位置の調整が可能」という点
- 超軽量設計(50g)ながら剛性が高く、歪みや軋み音がない
- 2000Hzポーリングレート対応で、FPS向けの高精度な操作が可能
Pwnage 「StormBreaker」の形状とデザインの詳細

Pwnage 「StormBreaker」は、エルゴノミクス(左右非対称)デザインを採用した軽量ゲーミングマウスです。
エルゴマウスの中でも比較的コンパクトなサイズ感になっています。
また、エルゴノミクスマウスとしては珍しくセンサー位置の調整機能を備えており、ユーザーの持ち方や操作スタイルに合わせた最適なカスタマイズが可能です。
ここでは、このマウスの形状やデザインに関する詳細を解説していきます。
エルゴノミクスデザインのメリット
「StormBreaker」は、左右非対称のエルゴノミクスデザインを採用しています。
エルゴマウスの特徴として、右手で握った際に自然な角度で手を置けるような形状になっているため、長時間の使用でも疲れにくいというメリットがあります。
「StormBreaker」の形状を分析すると、以下のような特徴が見られます。
- 親指側(左サイド)がくぼんでおり、グリップしやすい
- 右側(薬指・小指側)はわずかに膨らんでおり、安定したホールド感を提供
- 前方に向かって低くなる傾斜があり、手首を自然に置きやすい
- 人差し指と中指の位置がやや低めで、手の形に沿ったデザイン
このデザインにより、手のひら全体でマウスを支えることができるため、長時間のゲームプレイでも疲労を感じにくくなっています。
また、エルゴノミクスマウスの中では比較的小型であり、手のサイズが標準〜小さめの人にもフィットしやすい形状になっています。
持ち方別の使用感(かぶせ・つかみ・つまみ)
「StormBreaker」は、持ち方によってフィット感が異なります。それぞれの持ち方に対する相性を詳しく見ていきましょう。
① かぶせ持ち
- 相性:普通
- 特長:手のひら全体をマウスに密着させる持ち方
「StormBreaker」のサイズ感はやや小ぶりなエルゴマウスなので、手の大きい人がかぶせ持ちをすると指先がマウスからはみ出る可能性があります。
また、人差し指の位置がやや低くなっているため、指の角度に違和感を覚える人もいるかもしれません。
② つかみ持ち
- 相性:非常に良い
- 特長:指先と手のひらの一部でマウスを支える持ち方
「StormBreaker」は、つかみ持ちとの相性が抜群です。
- エルゴマウスにしては横幅がスリムで、グリップしやすい
- サイドのくぼみが親指のフィット感を向上させている
- 薬指・小指を自然に添えやすい形状になっている
これらの特徴により、手のサイズを問わず安定したグリップ感を得られます。
③ つまみ持ち
- 相性:普通
- 特長:指先だけでマウスを支える持ち方
つまみ持ちでも使えますが、エルゴマウス特有の傾斜があるため、左右対称マウスと比べると若干違和感がある可能性があります。
また、マウスの前方が低くなっているため、つまみ持ちをすると人差し指・中指がボタンの前寄りになりやすく、操作に慣れるまで時間がかかるかもしれません。
軽量設計による操作性
「StormBreaker」は、マグネシウム合金シェルを採用することで、わずか約50gという超軽量設計を実現しています。
一般的なエルゴノミクスマウスは、形状的にどうしても重くなりがちですが、「StormBreaker」は以下の点で軽量化を実現しています。
- マグネシウム合金の採用により、剛性を維持しつつ軽量化
- 最小限の肉抜き(ハニカム構造は採用せず)
- 薄型の内部パーツを使用し、バッテリー搭載でも軽量化
この軽量設計により、手首や指の負担が少なく、長時間のゲームプレイでも快適に使用できます。
また、重心バランスも優れており、持ち上げた際に違和感がなく、スムーズなトラッキングが可能です。
特に、マウスを頻繁に持ち上げるプレイヤーにとっては大きなメリットになります。
形状とデザインの詳細まとめ
✅ エルゴノミクスデザインで、自然な手の形にフィットする
✅ かぶせ持ち・つかみ持ちに適した形状(特につかみ持ちが最適)
✅ マグネシウム合金シェルを採用し、わずか50gの超軽量設計
✅ 重心バランスが良く、長時間の使用でも疲れにくい
Pwnage 「StormBreaker」の機能とスペック

Pwnage 「StormBreaker」は、単に「軽量でエルゴノミクスな形状を持つ高級マウス」というだけではなく、センサー位置の調整機能や2000Hzのポーリングレートといった独自の機能を搭載した、極めてユニークなゲーミングマウスです。
さらに、バッテリー性能やクリックの応答速度といった、ゲームプレイに直結する要素も優れています。
ここでは、「StormBreaker」の主な機能とスペックを詳しく解説します。
調整可能なセンサー位置のメリット
センサーの位置で何が変わるのか?
「StormBreaker」の最も革新的な機能が、センサー位置の調整機構です。
付属のドライバーを使うことで、センサーの位置を前後にスライドさせることが可能になっています。
この機能のメリットは、プレイヤーのマウスの動かし方に応じて最適なセンサー位置を選べるという点です。
具体的に、センサーの位置によってカーソルの動き方が変わります。
- センサーが前寄りにある場合 → 手首の細かい動きが反映されやすくなる
- センサーが後寄りにある場合 → 手全体での大きな動きがしやすくなる
プレイヤーの動かし方とセンサー位置の関係
マウスの操作スタイルによって、最適なセンサー位置は変わります。
- 手首主体でマウスを動かす人(細かい操作が多い)
→ センサーを前寄りに配置することで、手首の微調整がしやすくなる - 腕主体で大きくマウスを動かす人(ローセンシのプレイヤー)
→ センサーを後寄りに配置することで、スムーズな操作が可能になる
通常、ゲーミングマウスのセンサー位置は固定されており、自分の動かし方に合わないと「違和感」を感じることがあります。
しかし、「StormBreaker」ならセンサー位置を自分好みに調整できるため、より直感的な操作が可能になります。
2000Hzポーリングレートと応答速度
ポーリングレートとは?
ポーリングレートとは、マウスがPCに情報を送信する頻度のことです。
一般的なゲーミングマウスでは1000Hz(1ミリ秒ごとに情報を送信)が主流ですが、StormBreakerは2000Hz(0.5ミリ秒ごとに情報を送信)に対応しています。
2000Hzのメリット
ポーリングレートが高いほど、マウスの動きがよりリアルタイムに反映され、応答速度が向上します。
これは、特にハイスピードなFPSゲームで重要になります。
実際の使用感としても、1000Hzのマウスと比較してカーソルの追従性が向上しているのが体感できます。
特に、スナイピングやトラッキングエイム時の細かい動作で違いが分かりやすいです。
また、クリックの遅延についても優秀で、独自のテストでは 0.6msの遅延 という非常に低い数値が記録されています。これは、プロゲーマー向けのマウスと比較してもトップクラスの速さです。
バッテリー性能と使用時間の実測値
公式スペック
「StormBreaker」は、300mAhのバッテリーを搭載し、最大160時間の連続使用が可能とされています。
ただし、この数値は125Hz(低ポーリングレート)での計測値であり、実際のゲーミング環境(1000Hz〜2000Hz)では使用時間が短くなります。
実際のバッテリー持ち
実際に2000Hzで使用した場合、約2日(40〜50時間)で充電が必要になる印象です。
これは、朝から晩までゲームをするようなヘビーユーザーの場合、2日に1回の充電が必要になることを意味します。
特に、2000Hzの高ポーリングレートで使用すると、バッテリー消費が早い ため、長時間の使用を考えるとワイヤレス充電環境を整えるのがベストでしょう。
また、充電はUSB-Cで行うため、充電しながらの有線使用も可能です。
充電ケーブルの接続部分は適度に角度がついており、プレイ中でもケーブルが邪魔になりにくい設計になっています。
機能とスペックまとめ
✅ センサー位置の調整機能を搭載し、操作感をカスタマイズ可能
✅ 2000Hzポーリングレート対応で、超高速な応答速度を実現
✅ クリック遅延が極めて低く、競技シーンでも使用可能
✅ バッテリーは最大160時間だが、2000Hz使用時は2日ほどで充電が必要
✅ USB-Cでの充電に対応し、有線プレイも可能
Pwnage 「StormBreaker」を使用した感想・レビュー

Pwnage 「StormBreaker」は、マグネシウム合金シェルの軽量設計やセンサー位置の調整機能、2000Hzポーリングレートなど、これまでにない独自の機能を搭載したゲーミングマウスです。
では、実際に使ってみるとどう感じるのか?
ここでは、使用感や操作性、細かいディテールの印象をレビューしていきます。
マウスの握り心地とフィット感
軽量エルゴマウスとしての完成度
「StormBreaker」は、わずか50gという超軽量なエルゴノミクスマウスでありながら、剛性が非常に高く、歪みや軋み音が一切ないのが印象的です。
手に持ったときの感覚としては、エルゴマウスの形状を持ちつつ、小型のサイズ感を実現しているのが特徴的でした。
また、エルゴマウスとしては珍しくサイドのくぼみが比較的浅めになっているため、親指の置き場所にクセが少なく、持ち方に応じた調整がしやすいです。
持ち方による相性
持ち方別の使用感は以下のような印象でした。
持ち方 | フィット感 | コメント |
---|---|---|
かぶせ持ち | ★★★☆☆ | 手のひら全体が密着するが、指先が少し浮く感覚がある |
つかみ持ち | ★★★★★ | グリップ感が抜群で、どんな手の大きさでもフィットしやすい |
つまみ持ち | ★★★☆☆ | 持ちやすいが、左右対称マウスほどの自由度はない |
特に「つかみ持ち」に最適な形状になっており、手のひらのフィット感が絶妙でした。
逆に「かぶせ持ち」の場合は、やや指が浮くような感覚があるため、普段から大型エルゴマウスを使っている人は少し慣れが必要かもしれません。
センサー位置調整機能の実用性
「StormBreaker」の最大の特徴 である「センサー位置の調整機能」は、使ってみると想像以上に便利なものでした。
✅ センサー位置の違いによる操作感の変化
- センサーを前寄りに設定 → 細かい手首の操作がしやすくなり、エイムの微調整がスムーズになる
- センサーを後寄りに設定 → 大きなスワイプ操作が安定し、腕を使うプレイヤーに適している
普段、異なるマウスを使うと「センサーの位置が違ってエイム感覚が変わる」という問題がありますが、この機能によって以前使っていたマウスの感覚に近づけることが可能になっています。
クリック感と応答速度
クリックのフィードバック
「StormBreaker」は、オムロン製のマイクロスイッチを搭載しており、クリック感は軽すぎず、適度な押し込み感がある のが特徴です。
特に、以下の点で優れています。
- プリトラベル・ポストトラベルがほぼゼロ
- クリックの跳ね返りが適度にあり、連打がしやすい
- ボタンの全体で均一なクリック感
ボタンを押す位置によってクリック感が変わることがなく、どこを押しても安定して反応してくれるため、FPSやMOBAなど、クリック精度が求められるゲームに向いています。
ポーリングレート2000Hzの体感
2000Hzのポーリングレートの効果についても検証しました。
一般的な1000Hzのゲーミングマウスと比較して、より滑らかで正確なトラッキングが可能になっていると感じます。
特に、スナイピング時やトラッキングエイム時に違いを感じることができました。
バッテリー持ちとワイヤレス性能
「StormBreaker」は、最大160時間のバッテリー駆動が可能ですが、これは 25Hzのポーリングレートでの計測値です。
実際に2000Hzで使用した場合、以下のような結果になりました。
- 2000Hzで使用 → 約40〜50時間で充電が必要(2日程度)
- 1000Hzで使用 → 約4〜5日間使用可能
高ポーリングレートで運用する場合は頻繁な充電が必要になるため、長時間の使用を想定している人は、充電環境を整えることをおすすめします。
また、ワイヤレス性能については、接続が非常に安定しており、遅延や干渉は一切感じられませんでした。
マウスを持ち上げたときのレスポンスも非常に良く、ワイヤレスゲーミングマウスとしてはトップクラスの安定性を誇っています。
実際に使って気になった点(デメリット)
「StormBreaker」は非常に完成度の高いマウスですが、実際に使ってみるといくつか気になる点 もありました。
- バッテリーの消耗が早い(特に2000Hz時)
- 高ポーリングレートで運用すると2日ほどで充電が必要になるため、長時間の使用には向かない。
- グリップテープがほぼ必須
- マグネシウム合金シェルは乾燥した手ではグリップしやすいが、汗をかくと滑りやすくなるため、付属のグリップテープを貼ることを推奨。
- ホイールのノッチ感が強い
- ホイールのノッチ感がかなり強めになっており、プレーヤーによっては少し違和感があるかもしれない。
実際に使ってみた感想 まとめ
✅ 超軽量エルゴマウスとしての完成度が高く、つかみ持ちに最適
✅ センサー位置の調整機能により、自分好みの操作感を実現可能
✅ クリックの応答速度が速く、競技向けのパフォーマンスを発揮
✅ ワイヤレス接続は安定しており、遅延や干渉は一切なし
✅ バッテリー持ちは2000Hz使用時に短め(2日程度)
✅ 汗をかくと滑りやすいので、グリップテープの使用を推奨
Pwnage 「StormBreaker」に関するQ&A(よくある質問)

Pwnage 「StormBreaker」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「StormBreaker」のサイズや重量はどれくらいですか?
- サイズ: 幅64mm × 長さ122mm × 高さ42mm
- 重量:約50g
- 形状: 右手用エルゴノミクスデザイン
- センサー: PixArt PAW3395
「StormBreaker」は、エルゴノミクスマウスとしてはコンパクトなサイズ感です。
「StormBreaker」はどの持ち方に向いていますか?
持ち方による相性は以下の通りです。
持ち方 | フィット感 | コメント |
---|---|---|
かぶせ持ち(パームグリップ) | ★★★☆☆ | 指が若干浮く可能性があるが、手のひら全体が密着する |
つかみ持ち(クローグリップ) | ★★★★★ | 形状・サイズともに最適。安定感抜群 |
つまみ持ち(フィンガーグリップ) | ★★★☆☆ | サイズがやや大きいため、左右対称マウスのほうが適している |
特に「つかみ持ち」に最適で、指のフィット感が非常に優れています。
センサー位置を調整するメリットは何ですか?
センサー位置の変更で操作感が大きく変わるため、自分のプレイスタイルに最適化できます。
- センサーを前寄りに配置 → 手首の細かい動きを重視するプレイヤー向け
- センサーを後寄りに配置 → 腕全体を使うプレイヤー向け
この機能により、異なるマウスの使用感に近づけることが可能 なので、複数のマウスを持ち替える人にもメリットがあります。
2000Hzポーリングレートは実際に違いを感じる?
特にFPSやMOBAなどの高速な動きが求められるゲームでは違いが分かります。
- 1000Hz → 2000Hzへの変化
- マウスカーソルの追従性が向上し、エイムの微調整がしやすくなる
- スナイピング時の精度が向上
- クリックの応答速度が改善され、より直感的な操作が可能
特にハイレベルなFPSプレイヤーにとって、入力遅延の削減はパフォーマンス向上につながるため、2000Hz対応は大きなアドバンテージになります。
ポーリングレートを変更することはできますか?
ソフトウェアで 125Hz / 500Hz / 1000Hz / 2000Hz の4段階に変更可能です。バッテリーの持ちを考慮すると、1000Hzでの使用が最適です。
ワイヤレス接続は安定していますか?
非常に安定しています。 2.4GHzワイヤレス接続に対応しており、遅延や干渉は一切なし。有線接続でも遅延なく使用可能です。
充電しながら使用できますか?
USB-Cケーブルを接続することで、充電しながら有線マウスとして使用可能 です。
マグネシウム合金シェルはどんな質感ですか?
- 軽量ながら剛性が非常に高い(歪みや軋みがない)
- 表面は若干サラサラしており、手汗があると滑りやすくなる
金属製マウスとしては非常に質感が良く、高級感があるデザインになっています。
マウスが滑りやすいと感じることはありますか?
手汗をかくと滑りやすくなるため、グリップテープの使用が推奨されます。付属のグリップテープは薄く、しっかりフィットするタイプなので、そのまま使用可能です。
Pwnage 「StormBreaker」レビューのまとめ

Pwnage 「StormBreaker」は、ゲーミングマウスの新たな可能性を切り開くハイエンドモデルです。
マグネシウム合金シェルの採用による軽量化と剛性の両立、センサー位置の調整機能、2000Hzポーリングレート対応など、革新的な要素を多数備えています。
この記事で解説したポイントを踏まえ、最終的にこのマウスがどんな人に適しているのかを総括します。
「StormBreaker」の長所と短所
✅ 長所(メリット)
- 約50gの超軽量設計
- マグネシウム合金シェルによって、高い剛性と軽量性を実現。
- 激しいマウス操作でも歪みや軋み音がない。
- センサー位置の調整機能
- 自分のプレイスタイルに合わせた最適なセンサー配置が可能。
- 他のマウスからの乗り換えでも違和感を少なくできる。
- 2000Hzポーリングレート対応
- 一般的な1000Hzマウスよりも応答速度が向上し、カーソルの追従性が高い。
- FPSやMOBAで細かいエイム調整がしやすくなる。
- クリック応答速度の速さ
- オムロン製マイクロスイッチによる正確なクリック感。
- FPSプレイヤーにとって、非常に安定したフィードバックを提供。
- ビルドクオリティが高い
- 剛性が高く、軋みや不具合が少ない。
- 高級感のあるデザインで、所有欲を満たす。
- ワイヤレス性能が非常に安定
- 遅延や接続不良の心配がなく、快適なワイヤレス環境を実現。
⚠ 短所(デメリット)
- 2000Hz使用時のバッテリー持ちが短い
- 約2日間(40〜50時間) で充電が必要。
- 長時間使用するなら、1000Hz運用がベター。
- 手汗をかくと滑りやすい
- グリップテープの使用がほぼ必須。
- 付属のグリップテープの質は良いため、そのまま活用できる。
- ホイールのノッチ感が強め
- 壁ジャンプやストライフ移動を多用するAPEXプレイヤーにはやや硬すぎる可能性。
- 価格が高め(約25,000円)
- 一般的なゲーミングマウスの約2倍の価格帯。
- ただし、マグネシウム合金を採用した競合品よりは安価 で、価格に見合う価値はある。
どんな人におすすめか?
「StormBreaker」は、以下のような人におすすめです。
✅ 軽量で操作性の高いエルゴノミクスマウスが欲しい人
✅ センサー位置を調整して、最適なエイム感覚を追求したい人
✅ 2000Hzポーリングレートを活かして、FPSゲームでの応答速度を向上させたい人
✅ ワイヤレスでも安定したゲーミング環境を求めている人
✅ 高級感のあるデザインと剛性を重視する人
逆に、以下のような人には向いていないかもしれません。
⚠ 1万円以下の手頃なゲーミングマウスを探している人
⚠ バッテリー持ちを最優先したい人(2000Hz運用時は約2日間のバッテリー寿命)
⚠ ホイールのノッチ感が強すぎるのが気になる人(APEXでのキャラコン用途)
Pwnage 「StormBreaker」レビューの総括
Pwnage 「StormBreaker」は、ゲーミングマウスの常識を覆す革新的な一台です。
マグネシウム合金シェルによる超軽量設計と高い剛性、2000Hzポーリングレート対応の圧倒的な応答速度、さらにセンサー位置の調整機能という独自のカスタマイズ性を兼ね備え、ハイエンドモデルとしての完成度を誇ります。
特にFPSやMOBAなどの競技シーンにおいては、細かいエイム調整や高速なクリックレスポンスが求められるため、本機の持つ性能は大きなアドバンテージとなるでしょう。
一方で、2000Hz使用時のバッテリー寿命が短めである点や、ホイールのノッチ感の強さなど、人によっては気になる部分もあるかもしれません。
しかし、それを補って余りあるほどの操作感とカスタマイズ性を提供しており、エルゴノミクスマウスの新たな選択肢として確固たる存在感を放っています。
従来のゲーミングマウスでは満足できなかったプレイヤーや、さらなる操作の最適化を求めるゲーマーにとって、「StormBreaker」は間違いなく試す価値のある一台です。
ゲームの世界でさらなる高みを目指すなら、このマウスが新たな武器となるでしょう。
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