ゲーミングキーボード市場において、日々新たな技術やデザインが登場する中、「真に完成度の高い一台」を探すのは難しいものです。
特に日本語配列でテンキーレス、かつ高性能なラピッドトリガー対応キーボードを探しているユーザーにとっては、選択肢が限られているのが現状です。
そんな中、登場したのが Pulsar(パルサー) の新作ホールエフェクトキーボード「PCMK2 HE TKL」。
第1世代にあたるPCMK1から約1〜2年ぶりの新モデルであり、今作ではパフォーマンスとユーザビリティの両面で大幅な進化を遂げています。
本機は磁気スイッチ(ホールエフェクト)によるラピッドトリガー対応を特徴とし、最大0.1mm単位でキー感度の調整が可能。
さらに、ソフトウェア「bbin」はブラウザから操作可能という利便性も備えており、初心者から上級ゲーマーまで幅広い層にとって魅力的な仕様となっています。
また、「PCMK2 HE TKL」には日本語配列モデルと英語配列モデルが用意されており、これまで「日本語配列で高性能なゲーミングキーボードが少ない」と感じていたユーザーにとっては、まさに救世主とも言える存在でしょう。
この記事では、そんな「PCMK2 HE TKL」の特徴や使い心地を、実際のレビューを交えながら詳しく解説していきます。
あなたの理想のキーボード選びの一助になれば幸いです。

Pulsar 「PCMK2 HE TKL」とは?

項目 | 内容 |
---|---|
接続方式 | 有線(USB Type-C) |
レイアウト | テンキーレス(TKL / 80%) |
配列 | 日本語(JIS) / 英語(US ANSI) |
スイッチタイプ | ホールエフェクトスイッチ(磁気スイッチ) ※Pulsar × Gateronコラボスイッチ搭載 |
ラピッドトリガー対応 | ✅ 対応(0.1mm〜4.0mmで設定可) |
アクチュエーションポイント | 0.1mm〜4.0mm(0.1mm刻みで調整可能) |
リリースポイント | 0.1mm〜2.0mm(独立調整可能) |
ボトムアウト保護(デッドゾーン) | 0.1〜0.5mm / オフ設定も可能 |
ポーリングレート | 最大8,000Hz |
キーキャップ素材 | PBT(昇華印刷 / ダブルショット、モデルにより異なる) |
プロファイル数 | 最大3つ(オンボード保存可) |
ソフトウェア | bbin(ブラウザベース、インストール不要) ※日本語対応あり |
ライティング | RGB(44種類のプリセットエフェクト) 個別キーごとに設定可 |
マクロ対応 | ✅ 対応(ソフトウェアから作成・編集・保存可能) |
フレーム素材 | トップ:アルミニウム ボトム:透明プラスチック(シリコンフォーム内蔵) |
チルトスタンド | 2段階調整(角度:3° / 6° / 10°) |
サイズ | 約 355 × 127 × 37 m |
重量 | 約970kg |
価格(目安) | 約23,980円(税込) |
Pulsarのキーボード開発の背景と進化
Pulsarといえば、軽量ワイヤレスマウス「Xlite」シリーズで一躍名を上げた韓国発のゲーミングブランドですが、近年ではキーボードにも力を入れており、その第1弾が60%レイアウトの「PCMK1」でした。
そして今回、約1~2年ぶりに登場したのが「PCMK2 HE TKL」。
これは以下の点で進化しています:
比較項目 | PCMK1 | PCMK2 HE TKL |
---|---|---|
レイアウト | 60%(コンパクト) | テンキーレス(TKL) |
スイッチ | メカニカル | ホールエフェクト(磁気スイッチ) |
ラピッドトリガー | 非対応 | 対応(0.1mm〜調整可) |
配列 | 英語のみ | 英語 / 日本語両対応 |
ソフトウェア | インストール型 | ブラウザ型(bbin) |
「PCMK2 HE TKL」は、ラピッドトリガー対応・磁気スイッチ搭載という点が最大の進化ポイントであり、ゲーマー向け機能が大きく強化されています。
ラピッドトリガー対応と磁気スイッチの特徴
本機に採用されているのは、ホールエフェクト方式の磁気スイッチ。
これは従来のメカニカルスイッチとは異なり、物理的な接点を使わず、磁力の変化でキーの押下を検知する方式です。
このスイッチ方式により、以下のようなメリットがあります:
✅ ホールエフェクトスイッチの主な特徴
- ラピッドトリガー対応: キーの押し込みと戻しをそれぞれ別の感度で設定可能
- 0.1mm単位で感度調整可能: 極めて繊細なカスタマイズが可能
- 摩耗が少なく耐久性が高い: 構造的にスイッチ寿命が長い
- 静音性や滑らかさに優れる: ルブ済み&接点がないため、打鍵感がスムーズ
特にラピッドトリガーは、キーを完全に離さなくても再入力が可能になるため、高速連打や素早い入力操作が求められるゲームで強力な武器となります。
日本語配列モデルと英語配列モデルの違い
日本のユーザーにとって嬉しいのが、「PCMK2 HE TKL」が「日本語配列」モデルを用意しているという点。
これまでの多くの高性能ゲーミングキーボードは英語配列が中心で、日本語配列は選択肢が限られていました。
🔍 配列の違いと注目ポイント
項目 | 英語配列(US) | 日本語配列(JIS) |
---|---|---|
Enterキーの形状 | 横長の細い形状 | L字型で大きい |
記号の位置 | 若干異なる | 日本語に最適化 |
かな印字 | なし | あり(好みが分かれる) |
キー数 | 87キー前後 | 91キー前後(増える) |
加えて、日本語配列でもラピッドトリガーやソフトウェアの機能はすべて完全対応。
これにより、日本語ユーザーも最高のパフォーマンスと使いやすさを両立できるようになりました。
特に「PCMK2 HE TKL」の日本語配列は以下の点で高評価です:
- 高品質なPBT素材のキーキャップ
- 日本語配列でも交換用キーキャップが不要な完成度
- レイアウト全体が非常に整理されていて打ちやすい
Pulsar 「PCMK2 HE TKL」のデザイン・外観・素材について

フローティングデザインと筐体構造
Pulsar 「PCMK2 HE TKL」の第一印象は「質感が非常に高く、洗練された外観」。
筐体設計や仕上げのレベルが高く、他のゲーミングキーボードと比べてもワンランク上の完成度です。
✅ 外観の特徴
- フローティングデザイン採用:
キーが筐体から飛び出しているデザインで、掃除がしやすくメンテナンス性が高い。 - トップケース:
アルミニウム製でマットな質感。角度によって黒にもグレーにも見える光の反射が美しい。 - ボトムケース:
透明プラスチック素材を採用。内部のシリコンフォームが見える構造で、見た目も中身もハイエンド感。
📷 側面から見たときの構成
- 上部:黒アルミプレート(高級感)
- 下部:透明ボトムケース(抜け感&個性)
- 隙間なく接合されており、剛性感の高い仕上がり
キーキャップとチルトスタンドの工夫
キーキャップやスタンド部分も非常に実用的で、こだわりが詰まっています。
🧩 キーキャップの特徴
項目 | 内容 |
---|---|
素材 | PBT(二色成形 or 昇華印刷) |
厚み | 約1.45mm(しっかりとした剛性) |
打鍵感 | スムーズで滑りにくい、かつ静音性あり |
フォント | スタイリッシュで読みやすい |
配列 | 英語 / 日本語両対応(高クオリティ) |
特に日本語配列では、交換用キーキャップの選択肢が少ないため、初期状態で質の高いキーキャップが付属しているのは大きなメリットです。
📐 チルトスタンドの構造と角度
- 2段階チルト調整が可能で、好みに応じて打鍵角度を調整可能。
- チルトスタンド使用時の角度は以下の通り:
モード | 角度(約) |
---|---|
折りたたみ時 | 3° |
小スタンド | 6° |
大スタンド | 10° |
- 安定感も高く、たわみや沈み込みが少ない設計。
- スタンドを立てた状態で強く押してもほとんど沈まない→ゲーミング用途でも安心。
ケーブル端子・ポートの配置と実用性
細部までこだわって設計されており、ケーブルポートの位置や実用性にも配慮が見られます。
🔌 ケーブル端子
- 接続端子:USB-C
- 位置:背面のやや左寄り(中央でもなく、端でもない絶妙な位置)
- 真上から見たときに見た目の違和感が少ない
- コイルケーブルを使う人は若干気になる可能性あり
その他の実用性ポイント
- 耐久性の高いケーブルスリーブ推奨(外付けケーブル交換可能)
- 8000Hzのポーリングレートに対応しているため、接続ケーブル自体も性能に影響する可能性あり
Pulsar 「PCMK2 HE TKL」の打鍵感とスイッチ性能の実力

Pulsar×Gateronのコラボスイッチ
Pulsar 「PCMK2 HE TKL」に搭載されているのは、PulsarとGateron(ガテロン)によるコラボスイッチ。
ホールエフェクト技術を活用した磁気スイッチで、リニア特性かつ軽めの打鍵感が特徴です。
✅ スイッチの基本スペック
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | ホールエフェクト・リニア |
アクチュエーションフォース | 約30g〜(軽め) |
トータルトラベル | 約4.1mm |
プリトラベル | 可変(0.1mm〜4.0mm)※ラピッドトリガー対応 |
ルブ処理 | 工場出荷時に済み(ファクトリールブ) |
✨ 特徴ポイント
- デュアルレール構造:滑らかで安定した押下感を実現
- カスタマイズ済みカラー:青ステムはPulsarのブランドカラーを反映
- ルブ済みで摩擦感ゼロ:擦れる感触がなく、指に吸い付くような押し心地
打鍵音と反応速度の精度
打鍵音と反応速度は、ゲーミングキーボードにおける「操作快適性」と「パフォーマンス」の両面に関わる重要な要素です。
🎧 打鍵音の特徴
- 「コトコト」という柔らかく心地よい音質
- 安っぽい「カチャカチャ」音とは無縁
- スタビライザー周りの音も良好で、スペースキーなどの大きなキーもノイズなし
- フローティング構造にもかかわらず、音の跳ね返りが少なく落ち着いた音
⚡ 反応速度・精度
検証項目 | 結果(※実測値あり) |
---|---|
アクチュエーション精度 | 約0.10〜0.24mm(個体差あり) |
ボトムアウト保護(デッドゾーン) | 平均0.10〜0.23mm |
入力遅延 | 8000Hzポーリング設定時:最速クラス |
キャリブレーション | 自動(PC接続時に即完了) |
🔍 注目ポイント:
- ラピッドトリガー有効時の設定は0.1mm単位で調整可能
- キーの押下とリリースを個別に設定可能なため、動きの速いゲームでの入力精度が大幅アップ
- しかも自動キャリブレーションにより、常に安定して正確な反応が得られる
スイッチの互換性とカスタマイズ性
「PCMK2 HE TKL」は、他社製の磁気スイッチとも互換性が高いというのも大きな特徴です。
これにより、ユーザーが自分の好みに合わせてスイッチを交換できるカスタマイズ性が確保されています。
🔧 スイッチカスタマイズの実用性
項目 | 評価 |
---|---|
ソケット交換 | 工具不要、差し替えるだけでOK |
ソフトウェア認識 | JDスイッチなども正式対応 |
推奨使用 | 高速反応が必要なキーだけ交換して使い分けるのがベスト |
また、ラピッドトリガーの使用においても、JDスイッチを使うと最短設定(0.1mm)でも安定動作するため、特定キーのパフォーマンスを最大化する運用が可能です。
Pulsar 「PCMK2 HE TKL」のソフトウェアの使い勝手と設定項目

Webブラウザ対応の「bbin」について
Pulsar 「PCMK2 HE TKL」で使用できる公式ソフトウェアは、インストール不要でWebブラウザ上から操作可能な「bbin」です。
✅ bbinの特徴
- インストール不要: ブラウザでアクセスすれば即使用可能
- 日本語対応: UIを日本語に切り替え可能で分かりやすい
- 動作が軽快: ローカルアプリに劣らないレスポンス
🌐 基本構成(タブ構造)
- キーマッピング(Keymap)
- パフォーマンス(Performance)
- ライティング(LED設定)
- マクロ(Macro)
- 設定(Setting)
ラピッドトリガー設定と推奨構成
bbinの中でも、特に注目すべきなのが「パフォーマンス」タブ。
ここでは、アクチュエーションポイント(AP)やラピッドトリガー(RT)の詳細な調整が行えます。
🎮 主なパフォーマンス設定項目
項目 | 内容 |
---|---|
スイッチ選択 | Pulsar磁気スイッチ / Gateron JDなどから選択可 |
AP(作動点) | 0.1〜4.0mmで自由に調整可能 |
RT(ラピッドトリガー) | 有効 / 無効切替可能 |
RT感度(オン/オフ) | 押し込み・リリースを別々に0.1〜2.0mmで設定可能 |
ボトムアウト保護 | 0.1〜0.5mmで調整可能(デッドゾーン対策) |
高速連続トリガー(ホールド中RT持続) | ON/OFF可 |
🔍 Tips:
- ボトムアウト保護をオフにすると入力切れのリスクあり。標準スイッチではONが無難。
- RTオン時は、APとRT設定が独立するので、操作に応じた最適なセッティングが可能。
ライティング・マクロ・プロファイル管理
ソフトウェアには、RGBライティングとマクロ編集機能も豊富に備わっています。
🌈 ライティング設定(LED)
- プリセットエフェクト:44種類
- 色・スピード・明るさ調整可能
- キー単位での発光設定が可能
- プロファイルカラー連動: ロゴプレートの発光色で切替が分かる
🧠 マクロ設定
- キー単位で任意のマクロ登録が可能
- 記録・再生・編集・削除が直感的にできるUI
- FPSやMMOなどのジャンルを問わず活用できる
💼 プロファイル管理
- 3つまでのプロファイル保存に対応
- 各プロファイルで設定した内容は本体に記憶可能
- ゲーム別・作業別に即切り替えできる
🔧 その他の設定
項目 | 説明 |
---|---|
言語 | 日本語を含む複数対応 |
ポーリングレート | 最大8000Hzまで設定可能 |
ファームウェア更新 | bbinから手動で可能(公式サイトよりDL) |
キャリブレーション | 自動で実施。手動設定不要 |
Pulsar 「PCMK2 HE TKL」を使用した私の体験談・レビュー

Pulsar 「PCMK2 HE TKL」を実際に使ってみて、「ただのスペック重視のゲーミングキーボード」ではないということをすぐに感じました。
ハードウェアとソフトウェア、両面の完成度が高く、使うほどに細かい気配りが見えてくる製品でした。
🎮 ゲーミングでの使用感
FPSゲームで使った際に感じたのは、入力反応の速さと正確さがずば抜けているという点です。
実際の印象:
- ラピッドトリガーの効果は絶大。撃ち合い中の「移動しながら撃つ→即離れる」という動きが非常にスムーズ。
- 0.1mm設定でも誤作動なし。キーを浅く押しただけで反応するので、指の動きが非常に軽くて済む。
- ただし、押し込みが浅すぎるとミス入力が増える人もいるかも。ゲームによっては0.2〜0.3mmに設定変更した方が安定することも。
⌨ タイピング・作業時の印象
タイピングに関しては、スムーズかつ静かで疲れにくい印象を受けました。
評価軸 | 印象 |
---|---|
打鍵音 | 静かで「コトコト」感が心地良い |
打鍵感 | しっとり滑らか。ルブ済みの恩恵を強く感じる |
長時間使用 | 指への負担が少ないため、作業向けにも◎ |
キー配置 | 日本語配列でも無理のない設計。違和感ゼロ |
また、キーキャップの品質が高く、PBTの質感も非常に良いため、タイピング時の指触りも気持ちよかったです。
🔧 カスタマイズ体験
個人的に面白かったのが、スイッチの交換とキーごとの感度調整です。
カスタマイズ内容と効果:
- WASDキー: JDスイッチに変更し、ラピッドトリガーを0.1mmに設定 → 移動入力が超スムーズ
- スペースキー: 標準スイッチのまま、保護距離0.2mm → 誤入力防止と押し心地のバランス
- Enter/Shiftキー: RT無効+深めのAP設定 → 作業時に誤爆を避けるため
🔍 結果:使う用途ごとに感度を変えられる自由さが本当に快適でした。「FPS用」「タイピング用」など、自分に合ったセッティングが可能です。
💬 総合的な満足度と気づき
良かった点:
- 圧倒的な入力精度と反応の速さ
- 高品質な素材と堅牢なビルド
- ソフトウェアが軽く直感的
- カスタマイズ性が非常に高い
- 日本語配列でも手抜きなしの完成度
改善点 or 注意点:
- ラピッドトリガーを使いこなすには少し慣れが必要
- コイルケーブル派にはポート位置が気になるかも
- 公式で対応スイッチ一覧が明示されると安心
📝 まとめ感想
総じて、「ゲーミングでも作業でもメインキーボードとして使える数少ない一台」という印象です。
ラピッドトリガーに憧れていたけど、英語配列しか選択肢がなくて悩んでいた方にはまさに“待望のモデル”だと思います。
Pulsar 「PCMK2 HE TKL」に関するQ&A

Pulsar 「PCMK2 HE TKL」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
ラピッドトリガーってなに?ゲームにどう影響するの?
ラピッドトリガーとは、「キーを完全に押し切らなくても入力が認識され、離してすぐに再入力が可能になる機能」です。特にFPSや音ゲーなど繊細で素早い入力が求められるゲームでは、連打速度・反応速度が劇的に向上します。
日本語配列モデルでもラピッドトリガーは使えますか?
日本語配列モデルでも英語配列モデルと全く同じ機能が使えます。ラピッドトリガー、スイッチ設定、ソフトウェアの操作すべてに違いはありません。
スイッチの交換は簡単?特殊な工具は必要ですか?
工具不要で、ホットスワップ対応のため手で引き抜いて差し込むだけでOKです。ただし、磁気スイッチ専用の設計なので、通常のメカニカルスイッチ(MXなど)は使用できません。
ソフトウェア「bbin」はパソコンにインストールが必要?
不要です。Webブラウザから直接操作可能なクラウドベースの設定ツールなので、インストールの手間がなく非常に軽快です。
ラピッドトリガーの感度はどこまで調整できますか?
押下(アクチュエーション)・離し(リリース)ともに、0.1mm〜最大4.0mm(または2.0mm)まで調整可能です。自分のプレイスタイルや好みに合わせて、1キーごとに細かく設定可能です。
他社製の磁気スイッチは使えますか?
多くのGateron系・TTC系の磁気スイッチに対応していますが、**一部非対応(例:Glorious Lynxなど)**も存在します。購入前に、互換性情報を確認するのがおすすめです。
タイピング用にも向いていますか?
非常に向いています。静音性が高く、キー荷重も軽いため長時間のタイピングでも疲れにくいです。さらに、ラピッドトリガーをオフにしたり、アクチュエーションを深めに設定すれば誤入力も防げます。
初心者でも使いこなせますか?
初期設定のままでも快適に使えますし、設定も非常に直感的です。ラピッドトリガーなど高度な機能も必要に応じて少しずつ触っていけばOK。初心者〜上級者まで幅広く対応する設計です。
値段に見合った価値はありますか?
あります。23,980円という価格で、
- ホールエフェクトスイッチ
- ラピッドトリガー
- 高品質な筐体
- 日本語配列対応
- ブラウザ操作の高機能ソフトウェア
などが揃っているキーボードは他にほぼ存在しません。性能・完成度・価格のバランスが非常に優秀な製品です。
英語配列モデルと日本語配列モデル、どちらがおすすめ?
慣れている配列を選ぶのがベストです。タイピングや書類作成が多い人には日本語配列(JIS)がおすすめ。一方で、ゲーム用途中心・キーキャップのカスタマイズ前提であれば、英語配列(US ANSI)がやや有利です。どちらも機能的な違いはありません。
Fnキーのカスタマイズはできますか?
bbinソフトウェアの「Keymap」機能で、Fnレイヤーに割り当てるキーを自由に設定できます。LED切替、音量調整、マクロ、ゲーム中の機能キーなどを自分好みに配置可能です。
ゲームモード(Windowsキー無効化など)はありますか?
プロファイルごとに特定キーの無効化や、ゲーム中の誤操作防止設定が可能です。例えば、Alt+TabやWinキーの無効化、Fn組み合わせによる操作制限などが設定できます。
ラピッドトリガーを使わず、通常のキーボードとして使えますか?
もちろんです。RTをオフにして「静的アクチュエーションモード」を選択すれば、普通のメカニカル風キーボードとして利用可能。入力感は軽く、静音性にも優れるため、職場やタイピング用にも適しています。
キーボードの発光はオフにできますか?
もちろん可能です。bbinソフトウェアから「ライティングの完全オフ」が選択できるほか、Fnキー操作で即時オフにも対応。プロファイルごとにライティング設定を分けることもできるので、昼用/夜用で切り替える使い方もおすすめです。
Pulsar 「PCMK2 HE TKL」レビューのまとめ

「PCMK2 HE TKL」は、Pulsarが真剣にゲーミングキーボードに取り組んだ結果生まれた、完成度の非常に高い一台です。
特に、「日本語配列のテンキーレスでラピッドトリガーに正式対応している」という点は、国内ユーザーにとって他に類を見ないアドバンテージです。
ただの「ゲーマー向け周辺機器」ではなく、仕事にも、タイピングにも、プロレベルの競技にも対応できる汎用性の高いギアに仕上がっています。
🧩 特に優れているポイントまとめ
1. ハードウェア設計の完成度
- トッププレートは高品質アルミ製、ボトムは透明プラスチック+内部シリコンフォームという見た目と機能性の両立
- 剛性が高く、押し込んでも歪まない頑丈さ
- フローティングデザインで掃除やメンテナンスも楽
2. 打鍵感と静音性
- ルブ済みの磁気スイッチによる、驚くほど滑らかで軽快な打鍵感
- キー音はコトコトと心地良く、耳にも優しい
- ガスケットマウントでなくても打感は極めて良好
3. スイッチ性能とラピッドトリガー
- 0.1mm単位でアクチュエーション・リリース距離を設定可能
- RT(ラピッドトリガー)をキー単位でオンオフ可能
- スイッチの交換も簡単で、互換性の広さも大きな魅力
4. ソフトウェア「bbin」の完成度
- Webブラウザベースで即利用可能、しかも軽い
- キーマッピング、ライティング、マクロ、パフォーマンス設定が直感的
- 8000Hzポーリングやファームウェアアップデートにも対応
5. 日本語配列対応の安心感
- 多くのゲーミングキーボードが英語配列のみの中、日本語配列でも全機能がしっかり使える
- キーキャップの品質が高く、交換不要でも満足できる
✅ Pulsar 「PCMK2 HE TKL」の総合評価
評価項目 | 点数(5段階) | コメント |
---|---|---|
打鍵感 | ★★★★★ | 滑らか&静音、疲れにくい |
入力精度 | ★★★★★ | 0.1mm単位で調整でき、誤入力なし |
カスタマイズ性 | ★★★★★ | スイッチ交換、個別設定、プロファイル切替が自由自在 |
ソフトウェア | ★★★★☆ | 直感的で使いやすいが、細かい情報はWebマニュアルがあるとさらに良い |
見た目・質感 | ★★★★★ | アルミ+クリア筐体の高級感と個性が光る |
コスパ | ★★★★☆ | 約23,980円でこの性能は優秀。上位機種と比較しても安価 |
🎯 こんな人におすすめ
- FPS/TPSゲーマーで、キー入力の速度と正確性を追求したい人
- 日本語配列で高性能なラピッドトリガー対応キーボードを探していた人
- 打鍵感にこだわりがあり、静かで滑らかな感触を求める人
- スイッチや感度設定を自分好みに調整したいDIY派
- 見た目にも高級感やデザイン性を重視する人
🛠 購入前に気をつけたいポイント
注意点 | 解説 |
---|---|
ポート位置が左寄り | ケーブル取り回しによっては気になる人も |
ラピッドトリガーに慣れが必要 | 初めて使う人は最初に設定を試行錯誤する必要あり |
一部スイッチとの互換性に注意 | Glorious Lynx等、一部で非対応の報告あり |
🔚 Pulsar 「PCMK2 HE TKL」レビューの総括
Pulsar 「PCMK2 HE TKL」は、ただ最新技術を詰め込んだだけの製品ではなく、ユーザーの操作体験を徹底的に考え抜いて設計された高性能キーボードです。
ラピッドトリガー対応による圧倒的な応答速度、0.1mm単位の感度調整、磁気スイッチならではの滑らかな打鍵感。
これらをすべて備えながら、日本語配列に正式対応し、見た目にも美しい筐体デザインやPBTキーキャップなど、細部の品質にも一切妥協がありません。
また、ソフトウェアもインストール不要で使いやすく、設定の自由度が非常に高いため、初心者でも安心して使い始めることができ、上級者であれば細部まで自分好みにチューニングして楽しむことができます。
プロゲーマー向けの高性能モデルでありながら、日常の作業や長時間のタイピングにも耐える快適性と耐久性を兼ね備えており、まさに“万能型”の一本です。
性能・品質・使い勝手の三拍子がそろったPulsar 「PCMK2 HE TKL」は、これから長く付き合っていける理想のキーボードとして、自信を持っておすすめできる製品です。
あなたのプレイスタイルや作業環境にぴったり寄り添ってくれる、この完成度の高い一台を、ぜひ体感してみてください。

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