Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」徹底レビュー！FPS最強のゲーミングヘッドセットの実力とは？ - GamingGearLab-ゲーミングギアラボ：ゲーミングデバイスの情報サイト

この記事は2023年に公開された内容です

ゲーミングヘッドセット市場において、高い評価を受け続けているLogicool（ロジクール）の「G PRO」シリーズ。

その最新モデル「G PRO X2 LIGHTSPEED」が登場しました。

本製品は、プロゲーマーとの共同開発を経て、さらに進化したサウンド性能と快適な装着感を実現したヘッドセットです。

特に、今回のモデルで注目すべきポイントは「グラフェンドライバーの採用」です。

従来のG PRO Xシリーズでは、中高音域の明瞭さが特徴でしたが、「G PRO X2 LIGHTSPEED」では低音の表現力が向上し、より立体的なサウンドが楽しめる仕様になっています。

さらに、Bluetooth対応や50時間のバッテリー駆動といった利便性の向上も見逃せません。

しかし、価格は約35,000円と、ゲーミングヘッドセットとしては高級な部類に入ります。

この価格に見合った性能なのか？旧型と比べてどのような進化があるのか？そして、他の競合モデルと比較してどこが優れているのか？

この記事では、「G PRO X2 LIGHTSPEED」のデザイン、装着感、音質、マイク性能、接続性などを徹底的にレビューし、詳しく解説していきます。

Logicool G PRO X 2 ワイヤレスゲーミングヘッドセット LIGHTSPEEDワイヤレス Bluetooth 50mm グラフェンドライバー BLUE VO!CE搭載

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Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」とは？

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、プロゲーマー向けに設計された高性能ゲーミングヘッドセットです。

従来のG PRO X ワイヤレスモデルからの進化点が多く、特に音質・快適性・接続性において大きく改善されています。

ここでは、「G PRO X2 LIGHTSPEED」の特徴と進化点、デザインと装着感の変化、付属品と接続オプションについて詳しく解説します。

「G PRO X2 LIGHTSPEED」の特徴と進化点

「G PRO X2 LIGHTSPEED」の最大の進化点は、「グラフェンドライバー」の搭載です。

従来モデルではハイブリッドメッシュ構造の「Pro-G 50mmドライバー」を採用していましたが、新型では振動板の90%がグラフェンで構成された50mmドライバーに変更されています。

▼ グラフェンドライバーのメリット

音の歪みを軽減 → 高精細な音質を実現
レスポンス向上 → 足音や銃声の方向がより正確に把握できる
低音域の強化 → ゲームだけでなく、映画や音楽にも適したサウンド

さらに、ワイヤレス接続の安定性も向上しています。

旧モデルでは最大通信距離が15mだったのに対し、新型では30mまで対応。

また、バッテリー駆動時間も30時間から50時間に大幅増加しており、長時間のゲームプレイにも対応できる仕様になりました。

▼ G PRO XからG PRO X2への進化点まとめ

	旧モデル（G PRO X Wireless）	新モデル（G PRO X2 LIGHTSPEED）
ドライバー	Pro-G 50mm（ハイブリッドメッシュ）	グラフェン50mm
音質特性	中高音が強調されている	低音の表現力が向上
ワイヤレス通信距離	15m	30m
バッテリー駆動時間	約20時間	約50時間
装着感	固定式イヤーカップ	回転式イヤーカップに変更
接続方式	LIGHTSPEEDワイヤレス / 有線	LIGHTSPEEDワイヤレス / 有線 / Bluetooth
価格	約25,000円	約35,000円

旧モデルと比べると、「G PRO X2 LIGHTSPEED」はより快適で、より高音質なモデルに進化していることがわかります。

デザインと装着感の変化

「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、デザイン面でもいくつかの変更が加えられています。

旧型と見た目は似ていますが、細かい部分でユーザーの快適性を向上させる工夫がされています。

① イヤーカップが回転式になり、フィット感が向上

旧型のG PRO Xでは、イヤーカップが前後の動きにしか対応しておらず、頭の形状に完全にフィットさせるのが難しい場合がありました。

しかし、新型ではイヤーカップが左右に回転可能になったため、より多くのユーザーの頭にフィットしやすくなっています。

また、側圧（締め付け感）が調整され、長時間使用しても疲れにくい仕様になりました。

実際に装着してみると、「キツすぎず、緩すぎず」の絶妙なバランスで、長時間プレイしても快適です。

② 高級感のあるデザインを維持

ヘッドバンド部分
ヘッドバンドにはPUレザー（合成皮革）を採用し、高級感のある仕上がりになっています。ステッチもしっかり施されており、耐久性も向上。
イヤーカップデザイン
シルバーの金属製プレートが採用され、スタイリッシュなデザインが維持されています。また、従来のブラックモデルに加えて、新たにホワイトモデルが追加されました。ゲーミングデバイスでホワイトカラーを好むユーザーにとっては嬉しいポイントです。

③ イヤーパッドの交換が可能

「G PRO X2 LIGHTSPEED」には合成皮革とファブリック（布製）の2種類のイヤーパッドが付属しています。

合成皮革イヤーパッド → 遮音性が高く、ゲームへの没入感を重視
ファブリックイヤーパッド → 通気性が良く、蒸れにくい

状況に応じてイヤーパッドを交換できるため、快適性が向上しています。

④ 重量はやや軽量化

本体重量は約25g軽量化され、長時間装着しても負担が少なくなりました。

G PRO X Wireless：約370g
G PRO X2 LIGHTSPEED： 約345g

付属品と接続オプション

「G PRO X2 LIGHTSPEED」の付属品は、ゲーミングヘッドセットとしては非常に充実しています。

① 付属品一覧

USBドングル（LIGHTSPEED接続用）
- 旧型よりもコンパクト化され、PCやPS5に接続しやすい
着脱式ブームマイク
- 必要に応じて取り外し可能
USB-C充電ケーブル
- 充電用のType-Cケーブルが付属（旧型はMicro-USBだったため改善）
3.5mmオーディオケーブル
- 有線接続も可能
イヤーパッド（2種類）
- 合成皮革 / ファブリック（布製）
キャリングケース
- ファスナー付きで、持ち運びしやすい仕様

② 3つの接続方法

「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、以下の3つの接続方法に対応しており、シーンに応じた使い分けが可能です。

接続方式	特徴
LIGHTSPEED（USBドングル）	低遅延・高音質のワイヤレス接続（PC / PS5推奨）
Bluetooth	スマホやタブレットと簡単に接続可能（移動時に便利）
有線（3.5mm端子）	バッテリー不要で高音質な接続（Xboxでも使用可能）

また、新たに「オーディオミックス機能」が搭載され、USBドングルに3.5mmのオーディオ入力端子が追加されました。

これにより、PCでゲームをプレイしながらスマホの音楽や通話音声を同時にヘッドセットで聞くことが可能です。

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」の音質とゲームでの使用感

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、新たに搭載されたグラフェンドライバーによって、従来モデルから大幅に音質が向上しています。

特に、低音の表現力と音の分離感が強化され、FPSやバトルロワイヤルゲームでの足音の聞き取り精度が向上しました。

ここでは、新型グラフェンドライバーの実力、FPSやバトロワでの使用感、そして音楽・映画視聴時の音質について詳しく解説します。

新型グラフェンドライバーの実力

「G PRO X2 LIGHTSPEED」の最大の進化点は、グラフェンドライバーを搭載した50mmスピーカーです。

この新技術により、音の忠実度とレスポンスが飛躍的に向上しています。

グラフェンドライバーの特徴

音の歪みを大幅に軽減 → クリアで解像度の高いサウンドを実現
レスポンスが向上 → 音の立ち上がり・立ち下がりがより正確に
低音が強化されるが、こもらない → FPSでの足音・爆発音がより自然に聞こえる
音量を上げても耳に優しい → 長時間の使用でも疲れにくい

従来のゲーミングヘッドセットでは、低音が強すぎると他の音域をマスキング（覆い隠す）してしまい、結果として足音などの重要な情報が埋もれてしまうことがありました。

しかし、グラフェンドライバーは低音を強調しつつも、中高音域のクリアさを損なわない設計になっており、非常にバランスの良いサウンドになっています。

また、音の分離感（複数の音が同時に鳴っている際の聞き分け能力）も優秀で、FPSやMOBAのように音の情報が重要なゲームにおいて特に効果を発揮します。

FPS・バトロワでの足音の聞き取りやすさ

FPSにおける音の違い（旧型 vs G PRO X2）

FPSやバトルロワイヤル（バトロワ）ゲームでは、敵の足音や銃声の方向、距離感を正確に把握することが重要です。

「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、グラフェンドライバーの恩恵により、旧型のG PRO Xと比較して より細かい音の情報を捉えやすくなりました。

特に、足音の輪郭がハッキリしている ため、以下のような違いを体感できます：
✅ 足音の方向がより正確に把握できる
✅ 遮蔽物越しの微妙な足音も聞き逃さない
✅ 銃声の距離感がより直感的に分かる

実際のゲームでの使用感

足音の聞き取りやすさが向上し、特に 建物内の上下移動の把握がしやすい
遮蔽物の向こう側の敵の位置が分かりやすくなり、待ち伏せがしやすい
爆発音や銃声がクリアで、遠くの戦闘がより正確に認識できる
マップ内の足音が非常に鮮明で、敵の位置が正確に把握できる
「歩き」と「走り」の違いが明確 に聞き分けられる
サプレッサー付き武器の音もより細かく聴こえ、索敵に役立つ

旧型と比較すると、「G PRO X2 LIGHTSPEED」は足音や環境音の明瞭さが明らかに向上しており、ゲームプレイの勝率に直結するレベルの進化を遂げています。

また、「G PRO X2 LIGHTSPEED」にはDTS Headphone:X 2.0の仮想サラウンド機能が搭載されており、敵の位置や距離感を立体的に把握できるのも強みです。

音楽・映画視聴での評価

ゲーミングヘッドセットはゲーム特化型のチューニングが施されているため、音楽や映画視聴には向いていないものもあります。

しかし、「G PRO X2 LIGHTSPEED」はグラフェンドライバーの採用により、音楽や映画鑑賞でも十分に満足できる音質を提供します。

音楽鑑賞

✅ 低音が深く、リズム感がしっかりと伝わる
✅ 中高音のクリアさが向上し、ボーカルの表現力が増す
✅ 音量を上げても歪みが少なく、聴き疲れしにくい

特に、EDMやロック系の音楽は迫力が増し、映画のサウンドトラックやオーケストラ楽曲も臨場感が高いです。

しかし、完全なオーディオ向けヘッドホンと比較すると、若干の物足りなさはあるため、純粋に音楽鑑賞目的で使用する場合は専用のオーディオヘッドホンの方が適しています。

映画視聴

✅ 爆発音や環境音の臨場感が増し、迫力のあるサウンドが楽しめる
✅ セリフの明瞭さが向上し、聞き取りやすい
✅ 低音が適度に響き、没入感が高まる

特に、アクション映画やSF映画など、重低音が重要な作品との相性が良いです。

DTS Headphone:X 2.0をオンにすることで、仮想サラウンドの効果も加わり、よりシネマティックな体験が可能になります。

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」の音質は、ゲーミングヘッドセットの中ではトップクラスであり、特にFPSやバトロワなどの競技シーンでは強力な武器となります。

旧型よりも足音がハッキリし、環境音との分離感が向上しているため、音による索敵能力が格段に向上しました。

また、音楽や映画視聴にも対応できるレベルの音質を備えているため、オールラウンドな用途でも満足できるヘッドセットと言えるでしょう。

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」のマイク性能と通話品質

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」のマイクは、ゲーム内のボイスチャットや配信時の音声収録に使用できる着脱式のブームマイクです。

しかし、競合モデルと比較するとマイク音質のクオリティは若干劣るという評価も多く、通話用途での実用性にはやや課題が残ります。

ここでは、マイクの基本スペック、競合モデルとの比較、外部マイクとの併用、ソフトウェアでの調整方法について詳しく解説します。

マイクの音質と競合モデルとの比較

「G PRO X2 LIGHTSPEED」のマイクは、旧モデル（G PRO X Wireless）と同じく6mmエレクトレットコンデンサーマイクを採用しています。

着脱式のため、不要な時は外しておくことも可能です。

マイクの基本スペック

項目	スペック
マイクタイプ	エレクトレットコンデンサーマイク
指向性	単一指向性（カーディオイド）
サイズ	6mm
接続方法	着脱式（3.5mmジャック）
ノイズキャンセリング	なし（ソフトウェア処理あり）
ソフトウェア補正	Blue VO!CE対応

マイクの集音性能は比較的良く、一般的なゲーム用途では必要十分な品質ですが、競合モデルのRazer 「BlackShark V2 Pro」やSteelSeries 「Arctis Nova Pro Wireless」と比較すると、こもり気味の音質で、クリアさに欠けるという点が課題です。

マイク音質の比較（G PRO X2 vs 競合モデル）

✅ Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」

メリット：集音性能が良く、ボイスチャット用途なら十分
デメリット：高音域が弱く、こもったような音に聞こえる

✅ Razer 「BlackShark V2 Pro」

メリット：ゲーミングヘッドセットの中でトップクラスのマイク音質
デメリット：若干のホワイトノイズが入ることがある

✅ SteelSeries 「Arctis Nova Pro Wireless」

メリット：高音質でノイズキャンセリング性能も優秀
デメリット：「G PRO X2 LIGHTSPEED」よりも価格が高い

実際に録音して比較すると、「G PRO X2 LIGHTSPEED」のマイクは少しこもった音に感じるため、ボイスチャットや配信でクリアな音質を求める場合は 外部マイクを併用するのがベストです。

外部マイクとの併用は必要か？

こんな人には外部マイクがおすすめ

✅ 配信や実況をする → クリアな音質が求められる
✅ ボイスチャットで相手に聞き取りやすい声を届けたい → 高音域の抜けが重要
✅ マイク音質を最大限にこだわりたい → スタジオクオリティの音を目指す

「G PRO X2 LIGHTSPEED」のマイクは、カジュアルなボイスチャットやゲーム内VC（ボイスチャット）には十分な品質ですが、「配信や実況をする」「クリアな音質を求める」場合は外部マイクの導入を検討した方がよいでしょう。

▼ おすすめの外部マイク

マイク名	特徴
Shure SM7B	プロの配信者・YouTuberも愛用する高音質マイク
Elgato Wave 3	ゲーミング向けのUSBマイクで高音質
HyperX QuadCast S	ゲーマー向けで見た目もスタイリッシュ

ゲーム中のコミュニケーションだけなら「G PRO X2 LIGHTSPEED」のマイクでも十分ですが、配信や録音用途なら外部マイクを使う方が圧倒的に音質が良くなるので、用途に応じて選びましょう。

ソフトウェアによる調整の効果

Logicool G HUB（専用ソフトウェア）では、マイクの音質を調整する「Blue VO!CE」機能が搭載されています。

これを活用することで、マイク音質を多少改善することが可能です。

▼ Blue VO!CEで調整できる項目

設定項目	説明
ノイズリダクション	環境ノイズを軽減する（強くかけすぎると音質が劣化する）
ハイパスフィルター	低周波ノイズ（風切り音など）をカット
ゲート	一定音量以下の音をカットし、周囲の雑音を減らす
コンプレッサー	声の大小の差を均一化し、聴きやすくする
EQ（イコライザー）	高音・低音の調整が可能

✅ Blue VO!CEを適用すると？

ノイズリダクションをONにすると、エアコンやキーボードの打鍵音が軽減される
コンプレッサーを使うと、声のボリュームが安定し、聴き取りやすくなる
EQで高音を少しブーストすると、こもった感じが軽減される

しかし、ソフトウェア補正をしても元々のマイクのスペックを超えることはできないため、根本的に音質を向上させたい場合は外部マイクを導入するのがベストです。

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」のマイクは、一般的なゲーム用途では十分に使えますが、高音質なボイスチャットや配信には向いていません。

もし「音声のクリアさ」を重視するなら、Blue VO!CEで補正するか、外部マイクを使用するのが理想的です。

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」のバッテリーと接続性

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、最大50時間の長時間バッテリーを搭載し、LIGHTSPEEDワイヤレス・Bluetooth・有線接続 の3つの接続方法に対応しています。

前モデル（G PRO X Wireless）と比べてもバッテリー持続時間・接続オプション・通信の安定性が大幅に向上しており、さまざまな環境で快適に使用できる仕様になっています。

ここでは、バッテリー性能の詳細、3種類の接続方法の違い、遅延や安定性について詳しく解説します。

最大50時間のバッテリー性能

「G PRO X2 LIGHTSPEED」のバッテリーは、最大50時間の連続使用が可能 です。

これは前モデル（G PRO X Wireless）の約20時間と比べて+30時間の大幅アップとなっています。

バッテリー持続時間の比較

モデル	バッテリー持続時間
G PRO X Wireless（旧型）	約20時間
G PRO X2（新型）	約50時間

実際の使用環境でのバッテリー持ち

実際に使用した場合、バッテリー持ちは以下のような結果になります。

1日5時間の使用で約10日間持続
ボリューム70%程度で40～45時間使用可能
Bluetooth接続のみで使用すると、さらにバッテリー持ちが良くなる

このバッテリー性能は、ハイエンドなワイヤレスゲーミングヘッドセットの中でもトップクラスです。

例えば、競合モデルである Razer 「BlackShark V2 Pro」は最大70時間のバッテリーを持っていますが、「G PRO X2 LIGHTSPEED」は低遅延なLIGHTSPEED接続と高音質を両立しつつ、50時間のバッテリーを確保しています。

バッテリー充電とUSB-C対応

「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、USB Type-C充電に対応しており、従来のMicro-USBに比べて充電速度が向上しました。

✅ USB Type-Cで充電可能（約2時間でフル充電）
✅ 充電しながらの使用が可能（有線接続時）

有線接続（3.5mmジャック）を使用すれば、バッテリーがゼロになっても引き続き利用できるのも便利なポイントです。

ワイヤレス・Bluetooth・有線の使い分け

「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、LIGHTSPEEDワイヤレス・Bluetooth・有線接続の3つの接続方法に対応しており、用途に応じて柔軟に使い分けることが可能です。

接続方式	特徴
LIGHTSPEEDワイヤレス（USBドングル）	低遅延・高音質・PC/PS5向け（最大30mの通信距離）
Bluetooth	スマホやタブレットで手軽に接続可能（低消費電力）
有線（3.5mmジャック）	バッテリー不要・音質劣化なし・Xbox対応

① LIGHTSPEEDワイヤレス（USBドングル）

「G PRO X2 LIGHTSPEED」のワイヤレス接続は、LIGHTSPEEDテクノロジーを採用しており、低遅延かつ高音質な通信が可能です。

特にFPSなどの競技シーンでは、音の遅延がほぼ発生しないため、ゲーマーに最適な接続方式となっています。

✅ 最大30mの通信距離（旧型の2倍）
✅ PC・PS5での使用に最適
✅ 超低遅延でゲーム音と画面のズレなし

以前のG PRO X Wirelessでは最大通信距離が15mだったため、新型では2倍の範囲で安定した接続が可能になっています。

② Bluetooth接続

「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、新たにBluetooth 5.3に対応し、スマホやタブレットでも手軽に使用できるようになりました。

ワイヤレスイヤホンのように、スマホとペアリングして音楽を聴く、通話をするといった使い方も可能です。

✅ スマホやタブレットに直接接続可能
✅ 低消費電力でバッテリーが長持ち
✅ カジュアルな音楽視聴や通話にも使える

ただし、BluetoothとLIGHTSPEEDワイヤレスの同時接続には非対応なので、「ゲーム音＋スマホの通話音を同時に聞く」といった使い方はできません。

③ 有線接続（3.5mmジャック）

「G PRO X2 LIGHTSPEED」には、3.5mmの有線接続オプションも用意されており、バッテリー不要で使用できます。

✅ バッテリーゼロでも使用可能
✅ XboxやNintendo Switchでも利用可能
✅ 音質の劣化がなく、純粋なアナログ音声が楽しめる

特に、XboxシリーズはUSBワイヤレス接続に対応していないため、有線接続が必須となります。

また、PS5やPCでも「有線の方が音質が安定する」と感じる場合は、3.5mmジャックを使用するのも良い選択肢です。

遅延と安定性はどうか？

「G PRO X2 LIGHTSPEED」のワイヤレス接続は、前モデルよりもさらに安定性が向上しており、以下のような改善が見られます。

✅ LIGHTSPEEDワイヤレスの通信範囲が15m → 30mに拡大
✅ 遅延が極限まで抑えられ、ゲーム音とのズレがほぼない
✅ 壁や障害物を挟んでも通信が途切れにくい

実際にプレイ中に遅延を感じることはほぼなく、FPSや格闘ゲームなどのリアルタイム性が重要なタイトルでも安心して使用可能です。

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」を使用した私の体験談・レビュー

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」を実際に使用してみたところ、ゲーミングヘッドセットとしての完成度の高さを改めて実感しました。

特に、音質の向上・装着感・ワイヤレスの安定性の3点が大きな進化ポイントでした。

ここでは、ゲームプレイ、音楽・映画視聴、装着感、バッテリー持続時間、マイク品質、気になった点について、実体験を元に詳しくレビューしていきます。

ゲームプレイでの使用感

私は普段、APEX LEGENDS、VALORANTなどのFPSを中心にプレイしています。

「G PRO X2 LIGHTSPEED」を実際に使用し、旧モデル（G PRO X Wireless）と比較しながら、ゲーム体験を詳しくチェックしました。

FPSでの音の聞き取りやすさが劇的に向上

✅ 足音の輪郭が明確になり、索敵精度がアップ
✅ 銃声の方向がより直感的に把握できるようになった
✅ 遮蔽物越しの微妙な環境音も聞き取りやすくなった

特に驚いたのは「足音の分離感」です。

敵の足音が環境音と混ざらず、どの方向からどの距離で聞こえているのかが明確になりました。

例えば、APEX LEGENDSのプレイ中、建物内の階段を登る敵の足音が「どの階にいるのか」まで分かるような感覚がありました。

また、VALORANTでは敵が「静かに歩いている」のか「走っている」のかが明確に聞こえ、索敵のしやすさが向上しました。

これは、新しく搭載された「グラフェンドライバー」の影響が大きいと感じました。

音の解像度が上がったことで、細かい音の違いがよりクリアになっています。

音楽・映画視聴での使用感

「G PRO X2 LIGHTSPEED」はゲーミング向けヘッドセットですが、音楽や映画視聴にも十分に使えるレベルの音質を持っています。

✅ 低音が適度に強く、バランスの良いサウンド
✅ ボーカルのクリアさが向上し、聞きやすい
✅ EDMやロック、映画の爆発音が迫力満点

低音が強化されているものの、バランスを崩すことなく中高音域もクリアに再生されるため、長時間のリスニングでも疲れにくいです。

映画の視聴時には、DTS Headphone:X 2.0をオンにすると、サラウンド効果がより強調され、まるで映画館にいるような没入感を味わうことができました。

ただし、音楽鑑賞をメインに考えるなら、オーディオ向けの専用ヘッドホンには及ばないため、あくまで「ゲームをしながら音楽や映画も楽しみたい人向け」といった印象です。

装着感と快適性

✅ イヤーカップの回転機構により、頭の形にフィットしやすい
✅ 側圧が適度に調整され、締め付け感が軽減
✅ イヤーパッドの種類が選べる（合皮 or クロス）

新モデルになり、イヤーカップが左右に回転するようになったことで、よりフィット感が向上しました。

これにより、長時間の使用でも頭や耳への負担が軽減され、快適にプレイできます。

私は4時間ほど連続でプレイしましたが、ヘッドバンドの圧迫感やイヤーパッドの蒸れによる不快感はほとんど感じませんでした。

特に、夏場には布製イヤーパッド（クロス製）が快適で、長時間の使用でも蒸れにくいです。

ただし、重量は約345gと軽量ではないため、長時間使用すると多少の疲れを感じることもあります。

これは、ワイヤレスヘッドセットの宿命とも言えます。

バッテリーの実際の持ち時間

✅ 約40～45時間は実際に持続（70%音量で検証）
✅ 1日5時間の使用なら約10日間充電不要
✅ USB-C充電で、約2時間でフル充電完了

最大50時間のバッテリー持続時間は実際の使用環境でもかなり優秀です。

音量70%での使用で約40～45時間はバッテリーが持続したため、1日数時間の使用であれば1週間以上充電しなくても使えるのが非常に便利でした。

また、USB-C充電に対応しているため、充電スピードも速く、2時間程度でフル充電できる点も評価できます。

マイク品質の実体験

✅ ボイスチャットでは問題なく使えるが、こもった音質
✅ ソフトウェア（Blue VO!CE）で補正すると多少改善
✅ 配信や実況には向かないため、外部マイクの併用推奨

実際にDiscordやゲーム内VC（ボイスチャット）で使用しましたが、相手からは「聞こえやすいけど、ちょっとこもってる」とのフィードバックがありました。

Blue VO!CEを活用すれば多少クリアな音になりますが、競合モデル（Razer 「BlackShark V2 Pro」やSteelSeries 「Arctis Nova Pro Wireless」）と比較すると、マイク音質はやや劣ると感じました。

そのため、配信や実況をする場合は、外部マイクを使うのがベストです。

気になった点（デメリット）

① マイクの音質が物足りない

先述の通り、マイクのこもり気味の音質は気になりました。

ボイスチャット用途では問題ないですが、配信・実況をするなら外部マイクの使用を推奨します。

② Bluetoothとワイヤレスの同時接続ができない

「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、BluetoothとLIGHTSPEEDワイヤレスの同時接続には対応していません。

例えば、ゲーム音はLIGHTSPEEDワイヤレス、通話はスマホのBluetoothで、という使い方ができないのが少し残念でした。

③ 価格が高め

約35,000円という価格は、ゲーミングヘッドセットの中でも高級な部類に入ります。

そのため、「音質や快適性にこだわる人」向けであり、コスパを求めるなら他の選択肢も検討する必要があるでしょう。

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」に関するQ&A

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「G PRO X2 LIGHTSPEED」とはどんなヘッドセットですか？

「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、プロゲーマー向けに設計されたハイエンドゲーミングヘッドセットです。最大50時間のバッテリー持続時間、最新のグラフェンドライバーによる高音質、ワイヤレス＆有線の3種類の接続方式に対応しており、FPS・バトロワなど競技シーンに最適化されています。

旧モデル（G PRO X Wireless）との違いは？

「G PRO X2 LIGHTSPEED」は旧モデルと比べて、以下の点が大きく進化しています。

比較項目	G PRO X Wireless	G PRO X2 LIGHTSPEED
音質	ハイブリッドメッシュドライバー	グラフェンドライバー（高解像度＆低歪み）
バッテリー持続時間	約20時間	約50時間
ワイヤレス通信範囲	最大15m	最大30m
接続方式	LIGHTSPEEDワイヤレス・有線	LIGHTSPEEDワイヤレス・Bluetooth・有線
イヤーカップの可動性	なし	左右に回転可能（フィット感向上）

音質・バッテリー・装着感の向上が最大の違いとなっています。

「G PRO X2 LIGHTSPEED」の音質はどうですか？

ゲーミングヘッドセットの中ではトップクラスの音質です。グラフェンドライバーによって、足音の分離感が向上し、FPSでの索敵能力が強化されています。また、低音が強化されつつも中高音がクリアで、音楽や映画視聴にも適したサウンドです。

FPSゲーム（APEX・VALORANTなど）での足音の聞き取りやすさは？

旧モデルと比べて足音の方向・距離感がより正確に把握できるため、FPSやバトロワに最適です。特に以下のゲームでの使用感が良好でした。

✅ APEX LEGENDS → 建物内の足音が明確に聞こえ、上下階の移動も把握しやすい
✅ VALORANT → 敵の「歩き」と「走り」の違いがハッキリ聞こえる

競技シーンでの勝率を上げたい人には非常におすすめのヘッドセットです。

ゲーム以外（音楽・映画視聴）にも使えますか？

ゲーム用に特化されていますが、音楽や映画鑑賞にも十分対応できる音質です。低音の迫力がありながらもバランスの取れたサウンドで、特にEDMやアクション映画との相性が抜群です。ただし、オーディオ向けヘッドホンほどの繊細な音表現はないため、純粋な音楽鑑賞用には別のヘッドホンを検討した方が良い でしょう。

「G PRO X2 LIGHTSPEED」のマイク音質はどうですか？

ボイスチャット用途なら問題なく使えますが、競合モデルと比べるとクリアさが劣ります。少しこもった音になりやすく、Razer 「BlackShark V2 Pro」やSteelSeries 「Arctis Nova Pro」の方が高音質なマイクを搭載しています。配信・実況をする場合は、外部マイクの併用を推奨します。

1回の充電でどのくらい持ちますか？

最大50時間のバッテリー持続時間があります。音量70%程度で使用すると約40～45時間使用可能です。1日5時間の使用なら約10日間充電なしで使えます。

充電しながら使用できますか？

USB-C接続で充電しながら使用可能です。ただし、充電中はワイヤレスではなく有線接続（3.5mmジャック）での使用が推奨されます。

イヤーパッドは交換できますか？

付属の合皮イヤーパッドとクロスイヤーパッドを交換可能です。蒸れが気になる場合は、クロス製イヤーパッドに交換すると快適になります。

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」レビューのまとめ

Logicool 「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、FPSゲーマーや長時間プレイする人にとって、極めて優秀なゲーミングヘッドセットです。

新しく搭載されたグラフェンドライバーによる音質の向上、50時間の長時間バッテリー、快適な装着感など、前モデル（G PRO X Wireless）から大きく進化しています。

しかし、マイク品質やBluetooth機能の制限など、いくつかの注意点もあります。

ここでは、「G PRO X2 LIGHTSPEED」のメリット・デメリットを整理し、どんな人におすすめなのかを詳しくまとめます。

「G PRO X2 LIGHTSPEED」のメリット

「G PRO X2 LIGHTSPEED」は、ゲーミング特化のヘッドセットとして最高峰クラスの性能を持っています。

✅ FPS・バトロワでの音の聞き取りが最高レベル

グラフェンドライバー搭載 により、足音や銃声の方向・距離がより明確に把握できる
音の分離感が向上 し、環境音と足音が混ざりにくい
DTS Headphone:X 2.0搭載 で、立体的な音場表現が可能

旧モデルのG PRO X Wirelessでも足音は聞き取りやすかったですが、新型ではさらに解像度が上がり、敵の位置を正確に特定できるようになりました。

✅ 50時間のバッテリー持続時間

1日5時間の使用で約10日間充電不要
USB-C充電に対応（約2時間でフル充電）
充電しながらの使用も可能（有線接続）

バッテリーが20時間 → 50時間に強化され、充電の手間が大幅に減りました。

長時間のゲームプレイをする人には、圧倒的に便利な仕様です。

✅ 装着感が向上し、長時間プレイでも疲れにくい

イヤーカップが回転式になり、フィット感が向上
側圧が適度に調整され、締め付け感が軽減
合皮イヤーパッドとクロスイヤーパッドの2種類が付属

前モデルよりも快適性が大幅に向上しており、長時間プレイしても頭や耳が痛くなりにくいです。

✅ 3つの接続方法に対応し、汎用性が高い

LIGHTSPEEDワイヤレス（低遅延）：PC・PS5向け
Bluetooth（手軽に使える）：スマホ・タブレット向け
有線（バッテリー不要）：Xbox・Switchでも使用可能

どんなデバイスでも使用できる柔軟性の高さは大きなメリットです。

✅ 有線接続でも高音質＆バッテリー切れの心配なし

3.5mmジャックが搭載されているため、有線でも使用可能
有線接続時は音質の劣化が少なく、バッテリーが切れても問題なし

Bluetooth非対応のデバイス（Xboxなど）でも、有線接続で高音質を楽しめるのがポイントです。

「G PRO X2 LIGHTSPEED」のデメリット

一方で、「G PRO X2 LIGHTSPEED」にもいくつかのデメリットがあり、用途によっては別のヘッドセットを検討した方がよい場合もあります。

❌ マイク音質が競合モデルに劣る

こもった音質で、クリアさがやや不足
Razer 「BlackShark V2 Pro」やSteelSeries 「Arctis Nova Pro」の方がマイク音質は優秀
配信・実況用途には外部マイクの併用が推奨

ボイスチャットには問題なく使えますが、配信や実況をする人にはおすすめできません。

高品質なマイクが必要な場合は、外部マイク（例：Shure SM7B、Elgato Wave 3）を併用するのがベストです。

❌ Bluetoothとワイヤレス（LIGHTSPEED）の同時接続ができない

ゲーム音（ワイヤレス）＋通話音（Bluetooth）の同時再生が不可
同時接続できるとより利便性が高まるが、対応していない

例えば、「ゲームの音をPCのLIGHTSPEEDで聞きながら、スマホの通話音をBluetoothで同時に聞く」といった使い方ができません。

❌ 価格が高め

約35,000円と、ゲーミングヘッドセットの中でも高級
コスパ重視なら、G PRO X Wireless（旧型）や他のモデルも選択肢に

「G PRO X2 LIGHTSPEED」はハイエンドモデル なので、ゲーマー向けに最高の性能を備えていますが、「コスパを重視する人」には向いていません。

「G PRO X2 LIGHTSPEED」はこんな人におすすめ！

✅ 買うべき人

✔ FPSやバトロワをプレイするゲーマー（音の聞き取りやすさが大幅向上）
✔ 長時間ゲームをプレイする人（快適な装着感＆50時間バッテリー）
✔ ワイヤレスヘッドセットでも低遅延な音を求める人（LIGHTSPEED対応）
✔ スマホ・PC・PS5・Xboxなど、複数のデバイスで使いたい人（汎用性が高い）
✔ 有線接続もできるゲーミングヘッドセットが欲しい人