Lamzu 「Thorn」徹底レビュー!超軽量52gのエルゴノミクスマウスの実力とは?

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出典:Lamzu公式

この記事は2023年に公開された内容です

ゲーミングマウス市場において、軽量かつ高性能な製品が次々と登場する中、Lamzu 「Thorn」はエルゴノミクスデザインを採用した最新の注目モデルです。

Lamzuといえば、「Atlantis」シリーズで一躍有名になったブランドですが、今回はそのノウハウを活かした左右非対称マウスとして「Thorn」を発表しました。

このマウスは重量はわずか52gと非常に軽量

さらに、別売りの4000Hz対応ドングルを使用することで、より高精度なトラッキングを実現できます。

加えて、光学式スイッチの採用により、耐久性と応答速度の向上も期待できます。

また、エルゴノミクス形状のマウスとしては珍しく、左右の傾きが控えめな設計になっており、BenQ ECシリーズやRazer DeathAdder V3などのエルゴマウスが苦手なユーザーにも適したデザインとなっています。

この記事では、実際の使用感やグリップのしやすさなど、細かい点も検証しながら詳しくレビューしていきます。

それでは、Lamzu 「Thorn」の詳細なスペックや特徴をチェックしていきましょう。

 

目次

Lamzu 「Thorn」とは?

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出典:Lamzu公式

Lamzu 「Thorn」は、エルゴノミクス形状を採用した超軽量ゲーミングマウスです。

これまで左右対称デザインの「Atlantis」シリーズで高い評価を得てきたLamzuが、初めてエルゴノミクス(左右非対称)設計に挑戦したモデルとして登場しました。

本体重量はわずか52gという驚異的な軽さを実現しながら、剛性を損なわない優れた設計が特徴です。

さらに、4000Hzのポーリングレート対応(別売りドングル使用)光学式スイッチの採用PixArt PAW3395センサーの搭載など、最前線のスペックを備えています。

ここでは、「Thorn」の特長やスペックについて詳しく解説していきます。

Lamzu 「Thorn」の特徴とスペック

「Thorn」は、軽量かつ高性能なゲーミングマウスとして、以下のような最新のスペックを備えています。

項目内容
形状エルゴノミクス(左右非対称)
サイズ幅65mm × 長さ119mm × 高さ42mm
重量52g
センサーPixArt PAW3395
DPI最大26,000 DPI(調整可能)
ポーリングレート1000Hz(別売りドングルで4000Hz対応)
スイッチ光学式スイッチ
接続方式ワイヤレス(2.4GHz) / 有線(USB Type-C)
バッテリー持続時間約80時間(1000Hz時)
充電端子USB Type-C
ソールPTFE(四隅に配置)
コーティング高グリップコーティング

超軽量設計(52g)とバランスの取れた剛性

「Thorn」の最も大きな特徴は、エルゴノミクスマウスでありながら驚異的な軽さを実現している点です。

一般的にエルゴノミクスマウスは左右非対称の形状により、重量が増しやすいですが、「Thorn」はわずか52gという軽量ボディを維持

これは、BenQ 「Zowie EC2」(90g前後)やRazer 「DeathAdder V3」(63g)と比べても、圧倒的に軽いことが分かります。

また、軽量ながらも剛性が高く、シェルに継ぎ目や隙間がほとんどないため、圧力をかけても歪みにくい設計となっています。

内部構造を見ると、基板が横に伸びてサイドシェルを支えているため、しっかりとした強度が保たれています。

ただし、強い側圧がかかった際に基板がわずかにたわむ可能性が指摘されており、その点は注意が必要です。

4000Hz対応のドングルについて

「Thorn」は、デフォルトで1000Hzのポーリングレートに対応していますが、別売りの「4000Hzドングル」を使用することで、ポーリングレートを最大4000Hzに引き上げることができます。

ポーリングレートとは?

ポーリングレートとは、1秒間にマウスの位置情報をPCに送信する回数を指します。

例えば、1000Hzでは1秒間に1000回の情報が送信されますが、4000Hzではその4倍の情報が送信されるため、より滑らかで高精度なトラッキングが可能になります。

4000Hzのメリット

  • カーソルの追従性が向上し、トラッキング精度が高まる
  • 遅延が少なくなり、素早い動きにも対応しやすい
  • 特にFPSなどの高速な動きが求められるゲームで有利

4000Hzのデメリット

  • PC(特にCPU)への負荷が高くなる
  • FPSのフレームレート(リフレッシュレート)が低い環境ではメリットを感じにくい

4000Hzのポーリングレートを活用するためには、高性能なPCと240Hz以上の高リフレッシュレートモニターが推奨されます。

特に、FPSゲームをプレイする際には、マウスの動きがよりスムーズに反映されるため、プロプレイヤーや競技シーンにおいて大きなアドバンテージとなるでしょう。

ただし、4000Hz対応ドングルは別売りであり、デフォルトの1000Hzでも十分なパフォーマンスを発揮できるため、一般的なユーザーは1000Hzで問題なく使用できます。

コーティングとビルドクオリティ

高グリップコーティング

「Thorn」の表面は、高グリップコーティングが施されており、グリップテープを貼らなくても手にしっかりとフィットします。

特に、滑りやすい手汗をかくプレイヤーでも安定したホールドが可能です。

ただし、コーティングには以下のような特徴があります。

  • 汗や皮脂の影響を受けやすい(汚れが目立ちやすい)
  • ブラックカラーは汚れが目立ちやすいが、ホワイトカラーは比較的目立ちにくい

高い成形精度と剛性

「Thorn」のシェルは、非常に高い成形精度を誇り、継ぎ目や隙間がほとんどないのが特徴です。

強めに圧力をかけても歪みやたわみが生じることはほぼなく、全体的に頑丈な作りとなっています。

ただし、基板を横に伸ばしてシェルを支える構造になっているため、強い側圧がかかると基板がたわむ可能性がある点は指摘されています。

この影響で、DPIの安定性に影響を及ぼすリスクがゼロではないため、耐久性については注意が必要です。

まとめ:Lamzu 「Thorn」の基本情報

「Thorn」は、エルゴノミクス形状のマウスでありながら、圧倒的な軽さ(52g)と高性能スペックを兼ね備えたモデルです。
軽量でありながら高剛性なシェル
4000Hz対応の高ポーリングレート
高グリップコーティングで安定した持ち心地
PixArt PAW3395センサー搭載で高精度なトラッキング

 

Lamzu 「Thorn」形状と持ちやすさ

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出典:Lamzu公式

Lamzu 「Thorn」はエルゴノミクス形状のゲーミングマウスでありながら、これまでのエルゴマウスとは一線を画す独自のデザインを採用しています。

特に、従来のエルゴマウスと比べると、左右の傾きが控えめで、より多くのグリップスタイルに対応できる形状となっています。

ここでは、「Thorn」の形状や持ちやすさについて詳しく解説し、他のエルゴノミクスマウスとの比較や持ち方の相性についても掘り下げていきます。

エルゴノミクス形状の特長

「Thorn」の形状は、左右非対称のエルゴノミクスデザインを採用していますが、一般的なエルゴノミクスマウスと比べて左右の傾きが控えめなのが特徴です。

これにより、エルゴノミクス形状が苦手な人でも扱いやすいデザインになっています。

基本的な形状とサイズ

  • 幅:65mm
  • 長さ:119mm
  • 高さ:42mm
  • 重量:52g

「Thorn」のデザインのポイントは以下の通りです。

左右の傾きが少なく、手のひらをまっすぐ置きやすい
親指側のくびれが深く、フィット感が高い
薬指・小指側の背が比較的高く、小指がパッドに触れにくい

この設計により、エルゴマウスの中でも比較的ナチュラルな持ち心地が得られます。

特に、従来のエルゴマウスの傾きが強すぎると感じる人にとって、扱いやすい形状となっています。

他のエルゴマウスとの比較

「Thorn」の形状を他の代表的なエルゴノミクスマウスと比較してみます。

マウス名長さ高さ重量左右の傾き備考
Lamzu Thorn65mm119mm42mm52g控えめ幅広で安定感がある
BenQ
Zowie EC2
61mm123mm42mm90g強め傾きが強く、人によって好みが分かれる
Razer DeathAdder V368mm128mm44mm59g強め大型でかぶせ持ち向き
Pulsar Xlite V266mm122mm42mm59g中程度軽量ながら高さがある

形状のポイント

  • BenQ ECシリーズに近いが、より幅が広く傾きが少ないため、ECの形状が苦手な人にも扱いやすい
  • Razer DeathAdder V3と比べてコンパクトで軽量、よりスムーズな操作が可能
  • 親指側のくびれがECシリーズよりも深く、フィット感が強い

持ち方との相性

「Thorn」は、持ち方によって感じ方が異なります。

エルゴノミクス形状ながら、左右の傾きが少ないため、従来のエルゴノミクスマウスとは異なる使い心地になります。

持ち方ごとの適性

持ち方適性特徴
かぶせ持ち幅広で手のひらにフィットしやすい
つかみ持ち側面のくびれが深く、安定感がある
つまみ持ち高さがあるため、指だけで持つには不向き

かぶせ持ち

  • 非常にフィット感が高いため、長時間の使用でも快適
  • 幅広で高さがあるため、手のひらをしっかり支えられる
  • 特に大きめの手の人に最適

つかみ持ち)

  • 親指側のくびれが深いため、しっかりとグリップできる
  • 左右の傾きが少ないため、水平な動きがしやすい
  • 手の大きさを問わず、安定したホールド感を得られる

つまみ持ち

  • マウスの高さがあるため、つまみ持ちには少し不向き
  • 軽量なので指だけで操作は可能だが、安定感が落ちる
  • つまみ持ちをメインにする場合は、より低いマウスの方が適している

まとめ:Lamzu 「Thorn」の形状と持ちやすさ

エルゴノミクス形状ながら左右の傾きが少なく、扱いやすいデザイン
かぶせ持ち・つかみ持ちに最適な形状
親指側のくびれが深く、フィット感が高い
つまみ持ちには少し不向き

Lamzu 「Thorn」は、エルゴノミクス形状のゲーミングマウスとしては比較的クセが少なく、幅広いユーザーに適したデザインとなっています。

特に、従来のエルゴマウスの傾きが強すぎると感じる人や、左右対称マウスからエルゴマウスへ移行したい人には非常に適したモデルといえるでしょう。

 

Lamzu 「Thorn」使用感とパフォーマンス

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出典:Lamzu公式

Lamzu 「Thorn」は、超軽量でありながらも高性能なセンサーとスイッチを搭載しており、FPSやTPSなどの競技系ゲームでも十分に通用するゲーミングマウスです。

ここでは、実際の使用感やボタンのクリック感、センサー性能、ポーリングレートなどのパフォーマンスについて詳しく解説していきます。

メインボタンとクリック感

「Thorn」のメインボタンには光学式スイッチが採用されています。

これは、一般的な機械式スイッチとは異なり、電気信号を物理的な接点ではなく光で検出する仕組みです。

光学式スイッチのメリット

チャタリング(連打による誤作動)が発生しない
クリックの反応速度が速い(機械式スイッチよりも遅延が少ない)
耐久性が高く、長期間の使用でも劣化しにくい

クリック感は軽めで、跳ね返りが強く、素早い連打が可能です。プリトラベル(押し始めの遊び)やポストトラベル(押し終わりの遊び)は最小限に抑えられており、クリックの応答速度も良好です。

クリック音とフィードバック

  • クリック音は「パキパキ」とした高めの音
  • クリックの移動距離は短く、素早い操作に適している
  • 押し込んだ瞬間にしっかりとしたフィードバックがある

機械式スイッチの「カチカチ」とした感触よりもスムーズなクリックフィーリングが特徴的です。

サイドボタンとホイールの操作性

サイドボタンの配置と押し心地

「Thorn」のサイドボタンは本体の中央寄りに配置されており、大きめで押しやすい設計です。

  • かぶせ持ちでも、つかみ持ちでも親指で自然にアクセスできる位置
  • ボタンはしっかりと突き出しており、誤操作が少ない
  • クリック感はカチッとした適度な硬さで、押し心地が良い

また、サイドボタンのエッジが丸く仕上げられているため、指に引っかかる感じもなく、スムーズに押し込める設計になっています。

ホイールの回し心地とクリック感

  • TTCシルバーエンコーダーを採用(硬めのノッチ感が特徴)
  • 1ノッチごとにしっかりとしたフィードバックがある
  • ホイールクリックはやや硬めで、誤爆しにくい設計

ホイールの高さは適度で、表面には波模様のテクスチャ加工が施されているため、指先の引っかかりも良く、滑りにくい仕様になっています。

「軽く回せるホイール」よりも「しっかりとしたノッチ感のあるホイール」を好む人に向いている設計です。

センサー性能とポーリングレート

PixArt PAW3395センサーの性能

「Thorn」には、PixArt PAW3395センサーが搭載されています。

これは、現在のゲーミングマウス市場で最高クラスの性能を持つセンサーの1つであり、多くのハイエンドモデルにも採用されています。

最大DPI 26,000(実際に使うのは800〜3200 DPIが一般的)
高精度なトラッキング性能(加速度やスピンアウトの発生なし)
リフトオフディスタンス(LOD)の調整が可能

ポーリングレートとは?

ポーリングレートとは、1秒間にPCへ送信するマウスの位置情報の回数を指します。

一般的なマウスは1000Hz(1msの遅延)ですが、「Thorn」は4000Hz(0.25msの遅延)に対応しています(※別売りの4000Hzドングル使用時)。

ポーリングレート1秒間の更新回数入力遅延
125Hz125回8ms
500Hz500回2ms
1000Hz(標準)1000回1ms
4000Hz(ドングル使用時)4000回0.25ms

4000Hzのメリットとデメリット

カーソルの追従性が向上し、より正確なエイムが可能
FPSゲームでの反応速度が向上し、より滑らかな動作が実現
遅延が少なく、素早い操作に最適

PCの負荷が増加し、CPUの処理能力が求められる
モニターのリフレッシュレートが低い(144Hz以下)の場合、効果が実感しにくい

実際にValorantやAPEXで4000Hz設定を試したところ、低感度のプレイヤーでもより滑らかにマウスを動かせる感覚があり、特に精密なエイムを要求される場面では明らかに違いを感じました

ただし、4000Hzの恩恵を十分に受けるためには、240Hz以上のモニターと高性能なCPUを搭載したPC環境が推奨されます。

まとめ:Lamzu 「Thorn」の使用感とパフォーマンス

光学式スイッチによる高速応答&耐久性の向上
サイドボタンは押しやすく、ホイールも操作しやすい設計
PixArt PAW3395センサー搭載で高精度なトラッキングが可能
1000Hz / 4000Hz対応(4000Hzは別売りドングルが必要)
FPS/TPSでの操作感が非常に良好

軽量なエルゴノミクスマウスの中でも、操作性・クリック感・センサー性能のすべてが高水準であり、特にFPSゲーマーにとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

 

Lamzu 「Thorn」を使用した私の体験談・レビュー

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Lamzu 「Thorn」を実際に数週間使用し、FPS・TPSを中心に様々なゲームで試した結果、軽量エルゴノミクスマウスとして非常に優れたバランスを持つことが分かりました。

ここでは、ゲーミング環境での使用感、持ちやすさ、エイムのしやすさ、長時間使用時の疲労感などの実体験をもとに、Lamzu 「Thorn」の良かった点と気になった点を詳しく紹介していきます。

FPSでの使用感:エイムの安定性と操作感

私は主にValorant・Apex LegendsといったFPSタイトルで「Thorn」を使用しました。

良かった点

超軽量(52g)なので、素早い振り向きが非常にしやすい
左右の傾きが少なく、水平移動がしやすい(エイムの調整が直感的)
グリップ感が良く、安定してマウスを操作できる
4000Hz設定(ドングル使用)での反応速度が非常に速い

特に、トラッキングエイム(敵を追い続けるエイム)が滑らかにできる点が印象的でした。

4000Hzのポーリングレートに設定すると、マウスの動きがよりスムーズになり、標準的な1000Hzと比べて微妙なエイム調整がしやすくなったと感じます。

また、従来のエルゴマウスと比べても、手首を水平に動かした際のズレが少ないため、エイムがぶれにくいのが特徴です。

特に感じた違い

  • Valorantではワンピクセル単位でのエイム調整がスムーズにできた
  • Apex Legendsではスナイパーライフルのトラッキングエイムが安定

グリップの安定感と持ち心地

「Thorn」の形状は、BenQ 「Zowie EC2」やRazer 「DeathAdder V3」と比較するとよりナチュラルな手の形にフィットするデザインになっています。

かぶせ持ち

  • 手のひらにしっかりフィットし、長時間でも疲れにくい
  • 左右の傾きが少ないため、手首に余計な負担がかからない
  • 薬指・小指側の形状が絶妙で、自然に支えられる感じがする

▶ かぶせ持ちメインの人には、かなり快適なフィット感

つかみ持ち

  • 親指のくぼみが深く、がっちりホールドできる
  • 軽量なので、指先だけでマウスを動かしても疲れない
  • 手の大きさを問わず扱いやすいバランスの形状

▶ つかみ持ちでも問題なく使えるが、大きめの手の人には特にフィットする

つまみ持ち

  • 背がやや高いため、完全なつまみ持ちはやや不向き
  • 軽量なので操作自体はしやすいが、手の大きさ次第ではフィット感が足りない

▶ つまみ持ちはできなくはないが、よりコンパクトなマウスの方が向いている

長時間使用時の疲労感

約4〜5時間の連続使用でも、手のひらや手首への負担はほぼ感じませんでした

特に、軽量設計のおかげで長時間の使用でも疲れにくく、他のエルゴマウス比べても負担が軽減されているように感じます。

軽さとバランスが優れているため、長時間のプレイでも手首の疲れが少ない
表面のコーティングが良いため、手汗をかいてもグリップが安定する
つまみ持ちにはやや不向きなため、その場合は負担を感じる可能性あり

▶ 結論:かぶせ持ち・つかみ持ちなら、長時間でも疲れにくい

気になった点(デメリット)

ホイールクリックがやや硬め
 → FPSではあまり影響がないが、日常使いではやや押しづらいと感じることがあった。

4000Hz設定時のCPU負荷
 → ゲームのフレームレートが低いPC環境では、4000Hzの恩恵をあまり感じられない。
 → 高スペックなPCでないと、最大のパフォーマンスを発揮しづらい。

つまみ持ちにはやや向かない
 → 高さがあるため、指先だけで支える持ち方をする人には少し大きく感じる可能性あり。

ブラックモデルは指紋が目立ちやすい
 → コーティングの質は良いが、汚れや皮脂が付きやすい印象。

実際の使用感総評:Lamzu 「Thorn」を使って感じたこと

軽量かつエルゴノミクス形状で、長時間使用しても快適
エイムの安定感が高く、FPSゲームに最適
持ちやすさと操作性のバランスが良く、多くのプレイヤーに適したデザイン
ポーリングレート4000Hz対応で、プロレベルのパフォーマンスを発揮
グリップ感が良く、手汗が気になりにくい

❌ 気になった点
ホイールクリックが硬めで、誤入力しづらいが、日常使いでは少し不便
4000Hz使用時はPCスペックが求められる
つまみ持ちにはやや向かない(高さがあるため)

 

Lamzu 「Thorn」に関するQ&A

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Lamzu 「Thorn」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「Thorn」のサイズはどれくらい?手が小さくても使えますか?

「Thorn」のサイズは 幅65mm × 長さ119mm × 高さ42mm で、エルゴノミクス形状のマウスとしては標準〜やや大きめのサイズ感です。

手が小さい(17cm以下) → 持ち方によってはやや大きく感じるかもしれませんが、かぶせ持ちなら問題なく使用可能。
手が中くらい(17cm〜19cm) → かぶせ持ち・つかみ持ちともに快適。
手が大きい(19cm以上) → しっかりとフィットし、非常に持ちやすい。

特にかぶせ持ちやつかみ持ちに適しているため、手が小さめの方でも快適に使える設計になっています。

別売りの4000Hzドングルは買うべき?1000Hzとの差は大きい?

4000Hzのポーリングレートは理論上、遅延をさらに減らし、カーソルの追従性を向上させるメリットがあります。しかし、実際に体感できるかどうかは使用環境に依存します。

✅ 4000Hzのメリット
エイムの精度が向上し、カーソルの動きがより滑らかに
高速なトラッキングが必要なFPSプレイヤーに最適
マウスの動きに対する反応速度が向上

4000Hzが活かせる条件

  • PCのスペックが高い(特にCPU性能が重要)
  • モニターのリフレッシュレートが240Hz以上
  • FPSゲームなど、高速なエイム操作が必要な場面が多い

4000Hzのデメリット

  • CPU負荷が増えるため、スペックの低いPCでは動作が不安定になる可能性
  • 144Hz以下のモニターでは違いを実感しにくい
  • 価格が追加でかかる(4000Hzドングルは別売り)

FPSゲームを本格的にプレイするなら、4000Hzドングルを購入する価値はあり。ただし、PCのスペックが低い場合や、一般的な用途(MMORPG・ブラウジング)では、標準の1000Hzで十分なパフォーマンスが発揮できます。


バッテリー持ちはどのくらい?

充電なしでどれくらい使えますか?

  • 1000Hzモード → 約80時間
  • 4000Hzモード → 約35〜40時間

一般的なゲーミングマウスと比べても、1000Hzでのバッテリー持ちは十分に長いです。ただし、4000Hz設定時は消費電力が増加するため、バッテリー持ちが短くなる点に注意。充電端子はUSB Type-Cで、充電中も有線接続で使用可能です。

クリックの押し心地はどんな感じ?軽い?重い?

「Thorn」のメインボタンには光学式スイッチが採用されており、軽めでスムーズな押し心地が特徴です。

クリック感の特徴
軽めのクリック感(Razer DeathAdder V3 Proに近い)
プリトラベル(押し始めの遊び)が少なく、しっかり反応する
クリック音は「パキパキ」とした高めの音

軽いクリック感が好きな人には最適です。ただし、押し込みが浅めなので、深いクリック感を好む人には少し物足りなく感じるかもしれません。

「Thorn」はどの持ち方に向いている?

かぶせ持ち・つかみ持ちに最適です。

持ち方適性特徴
かぶせ持ち(パームグリップ)手のひら全体にフィットし、長時間でも疲れにくい
つかみ持ち(クローグリップ)側面のくびれが深く、しっかりとしたホールド感
つまみ持ち(フィンガーチップグリップ)背が高めなので、完全なつまみ持ちは不向き

BenQ 「Zowie EC2」やRazer 「DeathAdder V3」と比べてどう?

Lamzu 「Thorn」は、EC2やDeathAdder V3と比較して、より軽量で左右の傾きが少ないという違いがあります。

マウス重量左右の傾き持ちやすさ適性
Lamzu Thorn52g弱め自然なフィット感かぶせ・つかみ
Zowie EC290g強め手のひらに密着かぶせ
DeathAdder V363g強め手首を斜めに使う形かぶせ

エルゴノミクス形状を好むが、EC2やDeathAdder V3の傾きが強すぎると感じる人には、Lamzu 「Thorn」が最適。

「Thorn」はどんな人におすすめ?

エルゴノミクス形状の軽量ゲーミングマウスを探している人
かぶせ持ち・つかみ持ちをメインにしている人
FPSでの正確なエイムを求める人
4000Hzポーリングレートを試したい人

つまみ持ちにはやや不向き
ホイールクリックが硬めなので、頻繁に使う人は注意

 

Lamzu 「Thorn」レビューのまとめ

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Lamzu 「Thorn」は、エルゴノミクス形状を採用しながらも、超軽量(52g)・高精度センサー・4000Hz対応といった最先端のスペックを詰め込んだゲーミングマウスです。

BenQ 「Zowie ECシリーズ」やRazer 「DeathAdder V3」のような他のエルゴノミクスマウスの持ち心地をベースにしつつ、より軽量で、より自然なフィット感を提供する点が特徴的です。

ここでは、「Thorn」を総括し、「どんな人に向いているのか?」「どんな点が優れているのか?」「注意すべきポイントは?」といった点を整理していきます。

Lamzu 「Thorn」の総評(メリット・デメリット)

✅ Lamzu Thornのメリット(良かった点)

超軽量(52g)で長時間使用しても疲れにくい
エルゴノミクス形状ながら、左右の傾きが少なく扱いやすい
PixArt PAW3395センサー搭載で、精度の高いトラッキングが可能
1000Hz / 4000Hz(別売りドングル)対応で高速入力
グリップコーティングが優秀で、滑りにくくしっかりと持てる
かぶせ持ち・つかみ持ちの両方に対応可能
光学式スイッチ採用で、高速クリック&耐久性アップ

「Thorn」は、エルゴノミクスマウスを使いたいけど、従来のモデルは重すぎると感じていた人にとって理想的なマウスといえます。

特に、FPSゲームでの正確なエイムや素早い振り向きに最適で、競技向けマウスとしても非常に優秀な設計です。

❌ Lamzu Thornのデメリット(気になった点)

つまみ持ちにはやや不向き(背が高め)
4000Hz設定時はバッテリー消費が速い(約35時間)
ブラックモデルは指紋が目立ちやすい
ホイールクリックが硬めで、日常使いでは少し押しづらい
4000Hzドングルは別売りで、PCスペックによってはメリットを感じにくい

「4000Hzの恩恵を最大限に受けるには、高性能なPC(特にCPU)と240Hz以上のモニターが必要」という点は、一般ユーザーにとってややハードルが高いかもしれません。

とはいえ、1000Hzでも十分に高いパフォーマンスを発揮できるので、必ずしも4000Hzにこだわる必要はないでしょう。

どんな人におすすめ?

「Thorn」は、以下のような人におすすめのゲーミングマウスです。

✔ Lamzu Thornが向いている人

軽量なエルゴノミクスマウスを探している人(52gの軽さは魅力)
Zowie ECシリーズやDeathAdder V3の持ち心地が好きな人(形状が似ている)
FPS/TPSで正確なエイムを求める人(センサー性能が優秀)
かぶせ持ち・つかみ持ちをメインにしている人(形状が適している)
4000Hzの高ポーリングレートを試してみたい人(より滑らかな操作が可能)
長時間のゲームプレイでも疲れにくいマウスが欲しい人

特に、エルゴノミクスマウスの快適さを維持しつつ、より軽量で素早い操作ができるマウスを求めている人には最適な選択肢です。

✖ Lamzu Thornが向いていない人

つまみ持ちをメインで使う人(高さがあるため、手が浮いてしまう可能性)
ホイールクリックを頻繁に使う人(硬めのクリック感が気になる可能性)
4000Hzの恩恵を最大限に活かせないPC環境の人(高スペックPCが必要)

Lamzu 「Thorn」レビューの総括

結論として、Lamzu 「Thorn」は「軽量エルゴノミクスマウスの新たなスタンダード」になり得るモデルです。

超軽量52gでありながら、剛性が高く、操作感が安定している
エルゴノミクス形状ながら傾きが控えめで、よりナチュラルな持ち心地
FPSプレイヤー向けのスペックを満たし、高精度なトラッキングが可能
4000Hz対応(別売りドングル)で、より高速な入力を実現
1000Hzでも十分に優れたパフォーマンスを発揮

Lamzu 「Thorn」は、軽量なエルゴノミクスマウスとして、優れた操作性と高いパフォーマンスを両立したモデルです。

従来のエルゴノミクスマウスに比べて左右の傾きが抑えられ、自然なフィット感が得られるため、かぶせ持ちやつかみ持ちをするプレイヤーにとって非常に扱いやすい設計となっています。

さらに、52gという圧倒的な軽さとPixArt PAW3395センサーの高精度なトラッキング性能、最大4000Hzのポーリングレート対応といった最先端のスペックを備え、FPSを中心とした競技シーンにおいても高いパフォーマンスを発揮します。

一方で、ホイールクリックの硬さや、つまみ持ちにはやや不向きな点、4000Hz使用時のバッテリー消費の速さなど、いくつかの注意点もあります。

しかし、エルゴノミクスマウスの快適さと最新技術を組み合わせた革新的な設計は、軽量マウスを求めるゲーマーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。

高性能かつ快適なゲーミングマウスを探しているなら、Lamzu 「Thorn」はぜひ一度試してみる価値のある一台です。

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