LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」徹底レビュー|軽量×高性能×美デザインの特別モデルを解説

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出典:LAMZU公式

ゲーミングデバイスの世界では、軽量化・高性能化・独自デザインの三拍子がそろったマウスが求められています。

その中でも近年注目を集めているブランドのひとつが LAMZU(ラムズ) です。軽量ワイヤレスマウス「PARO」は、登場以来コンパクトで握りやすいL型エルゴノミクス形状と最新スペックで高評価を得てきました。

そして今回、その「PARO」をベースに、日本のプロeスポーツチーム REJECT(リジェクト) とコラボした限定モデルが登場しました。

それが LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」 です。

このモデルは、単なるカラー変更にとどまらず、夏の夜空を思わせる深いネイビーのグラデーションと星を散りばめたデザイン、さらにはドングルやケーブル、パッケージに至るまで統一感のある特別仕様。

外観の美しさだけでなく、中身もフラッグシップ級のセンサー「PAW3950」や最大8000Hzポーリングレート、20K FPSモードなど最新機能を備えています。

特に注目すべきは、そのサイズ感と形状の絶妙なバランス

従来のL型エルゴマウスの持ちやすさを活かしつつ、通常形状マウスからの移行もしやすいハイブリッド設計になっており、日本人の手にフィットしやすい点が魅力です。

この記事では、このLAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」を実際に触れた感覚や、形状・スペックの詳細、使用感のメリット・注意点まで、余すことなく解説していきます。

目次

LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」とは

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出典:LAMZU公式

リジェクトとのコラボ背景とコンセプト

LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」は、日本のプロeスポーツチーム REJECT(リジェクト) と、ゲーミングデバイスメーカー LAMZU がコラボした限定モデルです。

  • コンセプトテーマ:夏の夜空
  • デザインモチーフ:深いネイビーのグラデーションに、星を散りばめたような粒子パターン
  • ファン向け特別仕様:ドングルやケーブル、パッケージまでデザインを統一
  • ターゲット層:REJECTファン、コンパクトなL型エルゴマウスを探しているプレイヤー、限定モデルをコレクションしたいユーザー

LAMZUが日本市場向けに公式展開しているL型エルゴマウスはまだ数が少なく、このコラボは国内ゲーマーにとっても注目度の高いリリースとなりました。

ベースモデル「PARO」との共通点と違い

項目ベースモデル「PARO」REJECT SPECIAL EDITION
形状L型エルゴ形状(右手特化)
重量約48g(公称値)
センサーPAW3950
最大ポーリングレート8000Hz
20K FPSモード搭載
カラーリングブラック・ホワイト限定ネイビースターグラデーション
付属品ソール・グリップテープ・ポーチなど付属品にREJECTロゴ・ネイビーカラー統一

つまり性能面はベースと同等ですが、デザイン面とファン向け要素が大きく異なるのが特徴です。

主なスペックと同梱物

主なスペック

  • センサー:PixArt PAW3950(最大DPI 30,000)
  • ポーリングレート:最大8000Hz
  • 重量:約48g(公称値)
  • サイズ:全長 120mm / 横幅 65mm / 高さ 40mm
  • 形状:右手特化型 L型エルゴ + 通常形状ハイブリッド
  • バッテリー容量:約250mAh
  • スイッチ:オムロン製オプティカルスイッチ(クリック耐久性向上)
  • 特殊機能:20K FPSモード、アングルチューン、競技モード

同梱物一覧

  • LAMZU PARO REJECT SPECIAL EDITION 本体
  • USB Type-Cケーブル(ネイビーカラー)
  • REJECTロゴ入りワイヤレスドングル(ネイビー)
  • キャリーポーチ(LAMZU × REJECTロゴ入り)
  • 予備マウスソール(ラージサイズ)
  • グリップテープセット
  • ステッカー(REJECT仕様)
  • クイックガイド

このモデルは、性能自体はベースモデルと同等ながら、国内ファン向けにデザインや同梱物を特別仕様にした“所有欲を満たすゲーミングマウス” という位置づけです。

 

LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」のデザインと外観の特徴

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出典:LAMZU公式

夏の夜空をイメージした限定カラー

LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」」の最大の特徴は、夏の夜空をテーマにした限定カラーです。

深いネイビーを基調に、先端に向かって徐々に色が濃くなるグラデーション。

そして細かな星屑のようなドットが全体に散りばめられ、光の角度によって異なる表情を見せます。

  • 上品で落ち着いた配色ながら、近くで見ると特別感が際立つ
  • 本体だけでなくドングルやUSB Type-Cケーブルまでネイビー系で統一
  • DPI変更時にはトップシェル上のLEDインジケーターが色で光り、視覚的な楽しさと実用性を両立

デスク上で派手すぎず、それでいて唯一無二の存在感を放つカラーリングです。

ロゴ・ドングル・パッケージのこだわり

限定モデルらしい“所有欲を満たす仕掛け”が、細部までしっかり盛り込まれています。

エレメント特徴
本体ロゴLAMZUとREJECTのロゴを控えめに配置。デザインの世界観を損なわない落ち着き。
ワイヤレスドングルネイビー筐体に「PARO」表記。多数のドングルがある環境でも一目で判別可能。側面にはREJECTロゴ刻印。
パッケージ夜空モチーフの特別仕様。開封体験自体が楽しく、コレクション性も高い。
キャリーポーチLAMZU × REJECTロゴ入り。持ち運びと保護の両立。
ステッカーネイビーカラーのREJECTステッカー付属。PCやデスクの統一感を演出可能。

ドングルの識別性が高いのは、日常的に複数デバイスを使うゲーマーにとって実用的なメリットです。

コーティングと質感

手触りや耐久性の面でも、使いやすさを重視した設計がなされています。

  • トップシェル:マット寄りのコーティングでサラッとした感触。長時間使用でも汗で滑りにくい
  • グリップ感:素の状態でも十分な保持力。さらに強めのホールドが欲しい場合は付属のグリップテープでカスタマイズ可能
  • ビルドクオリティ:軽量ながら剛性感が高く、握っても軋みやたわみが出にくい
  • ソール:厚さ約0.9mmのラージサイズを初期装着。シンプルな底面構造で素直な滑走フィーリングを実現。予備ソールも付属
  • ホイール:オプティカルエンコーダ採用で長寿命。メカ式に比べ読み違いが起きにくく、ノッチ感も明瞭

デザインと外観の特徴ポイントまとめ

  • 見た目:ネイビー×星屑ドットで特別感と上品さを両立
  • 所有体験:本体からドングル・外箱まで統一感のある限定仕様
  • 触感:マットコートで安定感、必要に応じてグリップテープで調整可能
  • 実用性:ラージソール標準装備、LEDでDPI確認、ドングル識別性◎、オプティカルホイールで信頼性確保

 

LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」の形状とサイズ感の詳細分析

PARO REJECTイメージ画像
出典:LAMZU公式

全体サイズと重量バランス

まずは“どれくらいの大きさで、どんな握り心地になりやすいか”を俯瞰します。

  • 外形寸法:全長 約120mm/横幅 約65mm/高さ 約40mm
  • グリップ幅約57mm前後
  • 重量:公称 約48g(ソール込み実測で約51g前後)
  • サイズ感の位置づけ:いわゆる“ミッドスモール〜ミッド”帯。
    • 大型エルゴ(例:DA系フルサイズ)に窮屈さを感じる人にはハマりやすい
    • 手長18〜19cm前後の日本人男性の平均的な手でも扱いやすいバランス
  • 高さ配分背のピークは“ほぼ中央”。前後どちらかに片寄らず、手のひら〜指先へ自然に荷重が流れやすい

こんな人に合いやすい

  • 「フルサイズのエルゴは大きすぎる」と感じた人
  • 被せ/深めのつかみを安定させたい人
  • 通常形状(左右対称)から“違和感少なく”エルゴに移行したい人

エルゴ形状と通常形状のハイブリッド構造

「PARO」の肝は、エルゴらしさと“いつもの左右対称マウス的な持ちやすさ”を両立している点です。

要点をパーツごとに整理します。

  • 後方(パーム側)
    • 左右の張り出しが控えめ:一般的なエルゴほど“ナス型”に膨らまず、手を傾けずに握りやすい
    • 傾斜は直線的でフラット寄り被せ/深めのつかみでパーム全体が面で密着 → ホールド感が高い
  • 左サイド(親指側)
    • えぐりは浅め:親指が食い込みすぎず、通常形状に近い感覚でグリップ可能
    • サイドボタンは突出強めでアクセス明快(誤爆抑制には慣れが必要な場合あり)
  • 右サイド(薬指・小指側)
    • カーブ控えめ+後方は“ほぼ絶壁”:小指を曲げても窮屈になりにくい
    • 前方の幅が広がりにくい直線的レイアウト:薬指の収まりが良く、“細く持つ”感覚を作りやすい
  • 前方(クリック周り)
    • メインクリックの位置が高め:指先の緊張を抜きやすく、リラックスした可動がしやすい
    • 先端形状は角張り気味で、指が前に突出する持ち方よりも、高さを活かした保持に向く
  • ボトム(底面)
    • 跳ね上げ(反り)弱め手首とマウス底の隙間を作りにくく、被せ・深めのつかみで体重を預けやすい
    • 初期ソールはラージ&厚め(約0.9mm)で、素直な初速と減速を得やすい

まとめると“やり過ぎないエルゴ”

エルゴの恩恵(面で支える安定・クリック高めの余裕)を受けつつ、通常形状からの移行障壁が低いのが強みです。

他モデル(EC3-DW・DeathAdder V3など)との比較

数多くの人気機と“どこが違うか”を相対比較で押さえます。

数値はあくまで相対的な傾向を示しています。

観点PARO REJECTZOWIE EC3-DWRazer DeathAdder V3 HSPulsar Xlite V4
サイズ感ミッドスモール〜ミッドミッド寄りラージ寄りミッド寄り
後方の張り出し控えめ(フラット傾斜)控えめ〜中庸やや強め(エルゴ感濃い)中庸
左サイドのえぐり浅め(通常形状寄り)中庸強め(親指の居場所が明確)中庸
右サイドの形カーブ控えめ/後方“ほぼ絶壁”緩やかカーブやや強め緩やか
前方の幅広がりにくい直線基調直線寄りややワイド中庸
クリック高さ高めやや高め高め中庸
得意グリップ被せ/深めのつかみ被せ/つかみ被せ強めつかみ/被せ
乗り換え難度(対称→)低い(違和感少)低〜中(エルゴ色が濃い)低〜中
  • EC3-DW:後方の張りが控えめという“方向性”は近いが、PAROの方がさらに細身で直線的
  • DeathAdder V3 HS:サイズ・エルゴ感ともにより大きく濃い。PAROは小柄手や“軽い取り回し”を求める人向け
  • Xlite V4:バランス型。PAROは右サイドと前方の直線感が強く、“細く握る”設計思想が際立つ

サイズ選び&持ち方の実用ヒント

  • 手長〜手幅の目安
    • 手長18〜19.5cm・手幅8〜9cm本命サイズ帯
    • 20cm超:つまみ寄りか、もう一回り上のエルゴも検討
  • グリップ別の相性
    • 被せ:パーム面で支える安定感が強み。長時間プレイでも疲れにくい
    • 深めのつかみ:左右の張り出し控えめ+右後方“絶壁”で指の収まりが良い
    • 浅めのつかみ:可。右側が低いので小指の運用に癖が出る人は要調整
    • つまみ:物理的には可能だが、最適解ではない(軽量&高クリックで補える人向け)

形状とサイズ感の要点まとめ

  • ミッドスモール〜ミッドの扱いやすい外形。“やり過ぎないエルゴ”で通常形状からの移行がスムーズ
  • 後方の張り出し控えめ・右後方“ほぼ絶壁”・前方直線基調=“細く、安定して”握れる
  • 被せ/深めのつかみに特化しつつ、小柄手〜平均手のユーザーが軽快な操作を実現しやすい構造

 

LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」の使用感とパフォーマンス

PARO REJECTイメージ画像
出典:LAMZU公式

グリップ感と持ち方別の相性

“やり過ぎないエルゴ”という設計が、そのまま握り心地の素直さに直結します。

背のピークがほぼ中央・後方の張り出し控えめ・右後方は直線的という骨格により、被せ〜深めのつかみで面接地(パーム)を取りやすく、細く安定して握れるのが持ち味。

  • 被せ持ち:手のひら全体で支えやすく、長時間でも疲れにくい。クリック面が高めなので指先の力みが抜けやすい。
  • 深めのつかみ:右後方が“ほぼ絶壁”寄りで薬指・小指の収まりが良い。前方が直線基調のため“細く持つ”感覚を作りやすい。
  • 浅めのつかみ:可能。ただし右側が低いので、小指を寝かせる癖が強い人は最初だけ調整が必要。
  • つまみ:物理的には可。ただ最適解ではない(軽量さとクリックの軽さでカバーできる人向け)。

手の大きさ×相性

手長/手幅の目安相性の良い持ち方フィット感の所感
17–18.5cm / 7.5–8.5cm被せ / 深めのつかみベスト帯。細身のエルゴとして“ハマる”サイズ感
18.5–19.5cm / 8–9cm被せ / つかみ安定。通常形状からの移行も違和感少なめ
20cm以上つかみ(浅〜中)人によってはやや小さく感じる。保持位置の工夫で最適化

エイム傾向と相性

  • トラッキング主体:面で支えるホールド感が効きやすい
  • ミクロなフリック主体:前方直線&クリック高めで指先の微調整がやりやすい

センサー性能・ポーリングレート・20K FPSモード

PAW3950搭載(最大DPI 30,000)。

前寄りのセンサー配置で、止め・初動が素直。LODは0.7 / 1.0 / 2.0mmから選択可能。

  • ポーリングレート:1,000 / 2,000 / 4,000 / 8,000Hz
  • スキャン(フレーム)レート20K FPSモードで内部読み取り頻度をブースト(ポーリングとは別軸)
  • 競技モード:センサー駆動を強めて応答を底上げ
  • Motion Sync / アングルチューン:同期安定化・手首の傾きを補正して直線性を調整

体感としては、4K以上+20K FPSで「微細な滑らかさ」「追従の粘り」を感じやすい一方、消費電力は一気に増加

8K×20Kの常用はバッテリー運用を選ぶ設定です。

実用プリセット例(好みで微調整)

シーンDPI(目安)ポーリング20K FPS競技モードMotion Syncねらい
デイリー/省電力800–16001000HzOFFOFFON安定とバッテリー寿命のバランス
ランク/大会想定800–16004000HzONONON低遅延・滑らかさ・安定性の折衷
エイム調整/検証800–16008000HzONOFF/ONOFF/ON最高レスポンスの体感・検証用
ハイセン向け1600–32002000–4000HzONOFFON高DPIの微細入力を滑らかに

クリック・ホイールの操作感

メインスイッチはオプティカル(オムロン系)。

プリトラベル短めで立ち上がりが速く、ポストトラベルはやや残る傾向。

クリック面が高めのため、指先を強く押し込みがちな人はスイートスポット(中央〜手前寄り)を探すと収まりが良いです。

サイドボタンは突出が強めで押下しやすい反面、音がやや高め・クリック感はわずかにふわっとする印象。

誤爆が気になる場合は、ソフト側で押下割り当てを一段重い操作に変えると安心。

ホイールオプティカルエンコーダ採用でノッチ感明瞭。

ホイールクリックはやや重ため寄り(誤押下を避けたい人には長所)。

ホイールの長期信頼性:光学読み取りゆえ、メカ式で起きがちな“回転方向の取り違え”や“経年のがたつき由来の誤読”が生じにくい設計。

要素所感ひと工夫
メインクリック立ち上がり速め/戻りしっかり先端を強く押し込む癖がある人は少し手前で打つと安定
サイドボタン押しやすいが音はやや高め使用頻度の高い機能を前側に集約するとミス減
ホイール回転ノッチ明瞭・安定細かな武器切替には◎
ホイールクリックやや重めソフトで“中ボタンクリック”の役割を低頻度機能へ

滑走感・止めのコントロール

  • 初期ラージソール(約0.9mm)で初速が素直、止めも掴みやすい。
  • コントロール系のクロスパッドと相性が良好。スピード系パッドでも“暴れにくい”のは本体の直線基調が効いているため。
  • さらに軽快さを求めるならソールをミドル厚に変更、止め重視なら角を軽く面取りすると違和感が減る。

使用感とパフォーマンスまとめ

  • 被せ/深めのつかみにハマる、細身エルゴの素直な握り心地。
  • PAW3950 × 8KHz × 20K FPSまで対応。高設定は明確に“効く”が、電力消費は大きいため使い分け推奨。
  • 光学スイッチ&光学ホイールで長期の入力安定性に配慮。クリックは短い立ち上がり、サイドは押しやすさ重視。
  • “直線基調の前方”ד控えめな後方膨らみ”で、細く握って素直に止められる。実戦での再現性が高い設計です。
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LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」を使用した私の体験談・レビュー

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※画像はイメージです

実際にLAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」を数日間使用し、FPSから日常作業まで幅広く試しました。

被せ寄り〜深めのつかみをメインにしつつ、設定や持ち方を変えて感触を確かめています。

握り心地と持ち方の相性

  • 被せ持ち:背のピークが中央寄りでパーム全体が面で接地。右後方の直線面に薬指・小指が収まり、長時間でも力みが出にくい。
  • 深めのつかみ:前方の直線基調が効いて“細く握る”感覚が作りやすく、マイクロフリックの初動が素直。
  • 浅めのつかみ:可能だが、小指を寝かせる癖が強いと右側低めの形状に慣れが必要。
  • つまみ持ち:軽量で操作はしやすいが、クリック位置が高めなので完全なつまみ専用には不向き。
手長適した持ち方コメント
17〜19cm被せ/深めのつかみフィット感が高く、形状の恩恵を最大限享受
19〜20cm被せ/つかみ握り位置を少し手前に寄せると安定
20cm超浅〜中つかみ少し小さめに感じるため調整が必要

応答性チューニングと使い分け

高性能センサーPAW3950と最大8KHzポーリング、20K FPSモードを搭載。用途ごとに設定を切り替えると快適です。

シーンDPIPolling20K FPS競技モード特徴
日常作業800〜12001,000HzOFFOFF消費・発熱を抑え安定運用
ランクマッチ8004,000HzONON追従の滑らかさと止めの粘りが両立
短時間集中8008,000HzONOFF/ON最高レスポンス体感、短期運用向け

4K+20K FPSが「効き」とバッテリーのバランスが良好。8K+20Kは明確な効果がある反面、消費が激しいため短期決戦向きです。

入力系の感触

  • メインクリック:立ち上がり短め、戻りしっかり。先端押し込みはポストトラベルを長く感じるため、中央〜手前で打点を作るとテンポが安定。
  • ホイール:オプティカルエンコーダ採用でノッチが明瞭。クリックはやや重めで誤爆しにくい。
  • サイドボタン:突出が強く押しやすいが、音は高め。配信時はマイク感度調整がおすすめ。
  • ソール:厚さ0.9mmのラージサイズで滑り出しが素直、止めも掴みやすい。スピード重視ならミドル厚に交換も可。

実運用での長所と注意点

良かった点

  • 細く握っても安定する直線基調の形状
  • 被せ/深めのつかみで面接地が安定し、長時間でも疲れにくい
  • 高設定時(4K+20K FPS)のレスポンス向上が明確
  • 光学スイッチ&ホイールで長期的に入力安定

注意点

  • 8K+20K FPSは電池持ちが短く短期プレイ向け
  • 浅いつかみ+小指寝かせは慣れが必要
  • サイドボタンのクリック音が高め

この使用感から、「被せ/深めのつかみで止めの精度を上げたいプレイヤー」に非常に相性が良いと感じました。

設定を使い分けることで、省電力から大会モードまで幅広く対応できます。

 

LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」に関するQ&A

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※画像はイメージです

LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

通常モデルの「PARO」と性能の違いはありますか?

基本性能(センサーPAW3950、最大8KHzポーリング、20K FPSモードなど)は同じです。違いはデザインと同梱物で、REJECTとのコラボによる夜空モチーフの限定カラーや、ネイビー統一のケーブル・ドングル、コラボロゴ入りポーチ・ステッカーが付属します。

どのような持ち方に向いていますか?

被せ持ち深めのつかみ持ちに特に適しています。
右後方が直線的で薬指・小指が安定し、前方は直線基調なので細く握りやすく、止めの再現性が高いです。つまみ持ちも可能ですが、クリック位置が高めなので専用設計ほどの最適感はありません。

バッテリー持ちはどれくらいですか?

設定により大きく変わります。

  • 省電力設定(1,000Hz/20K FPS OFF):数日〜1週間程度
  • 高設定(8KHz+20K FPS):数時間〜半日程度
    高設定は応答性が向上しますが、消費が激しいため短期決戦向きです。

アングルチューンとは何ですか?

マウスを握った時の手首の傾きによる視点ズレを補正する機能です。
まっすぐ動かしたつもりでも線が斜めになる場合、±1〜2°単位で調整すると横トラッキングが安定します。

ソールやグリップは交換できますか?

付属で予備ソール(ラージサイズ)とグリップテープが同梱されています。摩耗したら交換可能で、市販の互換ソールも使用できます。グリップは素の状態でも滑りにくいですが、より強いホールドが欲しい場合に貼ると効果的です。

FPS以外でも使いやすいですか?

はい。軽量・高精度なのでデザイン作業や長時間のPC操作にも向きます。
ただしホイールノッチはやや明確なので、連続スクロールよりも武器切替や段階的操作に適しています。

このマウスは有線でも使用できますか?

はい。付属のUSB Type-Cケーブルで有線接続が可能です。充電しながら使用できるため、高設定での長時間プレイ時やバッテリー切れ時にも安心です。

最大ポーリングレート8,000Hzの恩恵は感じられますか?

高感度のプレイヤーやマイクロエイムを多用するFPSでは、視点移動の滑らかさクリック応答の速さで違いを体感しやすいです。ただしバッテリー消費が増えるため、常用よりもランク戦や大会などの本番用に使い分けるのが効果的です。

ソフトウェアのインストールは必須ですか?

基本的な操作は不要ですが、DPIやポーリングレートの細かな設定、アングルチューンなどの機能を活用する場合は、公式Webドライバーを利用する必要があります。ブラウザベースでインストール不要なのも利点です。

クリック音やホイール音はうるさくないですか?

メインクリックは比較的静かで軽快なフィードバックです。ホイールはノッチ感が明瞭でやや音が出ますが、作動音は控えめです。サイドボタンは高めのクリック音があるため、配信や録音環境ではマイク感度を調整すると良いでしょう。

手汗が多い人でも滑りにくいですか?

トップシェルはマットコーティングで、素の状態でも滑りにくい仕様です。さらに安定感を求める場合は、付属のグリップテープを親指側・小指側のみに貼ることで保持力が向上します。

他のLAMZU製品と比べて特徴的な点は?

同社のMAYAやATLANTISに比べ、右手特化のエルゴ形状と細身のシルエットが特徴です。通常形状マウスから移行しやすく、日本人の手に馴染みやすいサイズ感が魅力です。

充電時間はどれくらいですか?

0%から満充電まで約1.5〜2時間です。急速充電機能はありませんが、充電しながら有線使用が可能です。

他ブランドの小型エルゴマウスと比べた特徴は?

Zowie EC3-Cより細身で、Logicool G705よりも軽量です。右手特化シェイプで指の収まりが良く、マイクロエイム時の安定感が高いのが強みです。

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LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」レビューのまとめ

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※画像はイメージです

LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」は、小型〜中間サイズの“やり過ぎないエルゴ”形状に、夜空モチーフの限定デザイン最上位クラスの応答性能(PAW3950/8KHz/20K FPS)を組み合わせたモデルです。

被せ〜深めのつかみで“細く握って素直に止める”操作感を作りやすく、通常形状マウスからの乗り換えもスムーズ。

外観の特別感と実戦性能を両立しています。

特徴まとめ

  • デザイン:ネイビーグラデ+星粒ドットの限定カラー。ドングル・ケーブル・外箱まで統一感あり。
  • 形状:後方の張り出し控えめ/右後方は直線寄り/前方は直線基調 → 細く安定して握れる。
  • 性能:PAW3950・最大8KHz・20K FPS・光学スイッチ&光学ホイール → 入力の信頼性と追従性が高い。
  • 設定の使い分け:4K+20K FPSが“効き”と電力消費のバランス良好。8K+20Kは短期勝負向き。

向いているユーザー

  • 被せ/深めのつかみで安定した止めを重視する人
  • 手長17〜19.5cm前後で、大型エルゴがやや大きく感じる人
  • 左右対称マウスから自然にエルゴへ移行したい人
  • 所有満足感のある限定モデルを探している人

注意が必要なユーザー

  • 完全なつまみ持ち専用を求める人(クリック位置がやや高め)
  • 手が大きく(20cm超)フルサイズ級の包まれ感が欲しい人
  • 長時間のバッテリー駆動を最優先する人(8K+20K常用は持ち時間短め)

おすすめ設定プリセット

シーンDPIPolling20K FPS競技モード目的
日常・省電力800〜12001000HzOFFOFF消費・発熱を抑えつつ滑らかさ確保
ランク/大会8004000HzONON低遅延+安定した追従性
短時間勝負8008000HzONOFF/ON最高レスポンス体感、短期運用
  • 水平線が流れるならアングルチューン±1〜2°で補正。
  • 小指の安定感が欲しい場合は右後方に点付けでテープ追加。
  • 止め重視ならソール角を軽く面取りして引っかかり感を減らす。

他モデルとの比較イメージ

モデル特徴
PARO REJECT細身×直線基調。被せ/深めのつかみで止めの再現性が高い。
ZOWIE EC3-DW方向性は近いがPAROの方がさらに細身で直線的。
Razer DA V3 HSサイズもエルゴ感も大きめ。大型好みならこちらも候補。
Pulsar Xlite V4バランス型。PAROはより“細く握る”設計思想。

LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」レビューの総括

LAMZU 「PARO REJECT SPECIAL EDITION」は、軽量ボディと右手特化のエルゴノミクス形状を絶妙に融合させた、ハイエンドなワイヤレスゲーミングマウスです。

全長120mm・幅65mm・高さ40mmというサイズ感は、被せ持ちや深めのつかみ持ちに適しており、通常形状マウスからの移行もしやすい構造になっています。

PAW3950センサーと最大8,000Hzポーリングレートの組み合わせは、繊細なエイムや高速なトラッキングを要求されるFPSタイトルで真価を発揮し、LOD調整や20K FPSモードといった細やかな設定も可能です。

外観は「夏の夜空」をテーマに、ネイビーからブラックへのグラデーションと星を思わせるドットをあしらい、発色の美しさや質感の高さが手に取った瞬間に感じられます。

化粧箱や付属ケーブル、マウスポーチなど細部まで統一感があり、コレクション性も高い仕上がりです。

見た目の美しさと競技レベルの性能を兼ね備えたこのマウスは、実用性だけでなく所有欲も満たす特別な存在。

高精度と快適性、そしてデザイン性を求める方に、自信を持っておすすめできる一台です。

あなたのゲーム環境に、この唯一無二の存在を迎え入れてみてはいかがでしょうか。

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