この記事は2023年に公開された内容です
ゲーミングマウス市場では、軽量設計が主流となり、特にFPSプレイヤーにとっては「軽さ」が重要な要素のひとつになっています。
そんな中、G-Wolvesが送り出した「HTS Plus 4K」は、軽量でありながら高性能なセンサーと4000Hzのポーリングレートに対応し、多くのプロゲーマーやハイエンドゲーマーの注目を集めています。
G-Wolvesは、2019年に軽量ゲーミングマウス市場へ本格参入し、一気に知名度を高めました。
その後も、ユニークなデザインと高い技術力を武器に、軽量マウスの進化を牽引し続けています。
そして今回レビューする「HTS Plus 4K」は、シリーズの中でも特に注目を集めるモデルです。
有名なプロゲーマーが愛用していることでも話題となり、G-Wolvesファンだけでなく、多くのFPSゲーマーがその性能に期待を寄せています。
この記事では、「HTS Plus 4K」の特徴やデザイン、実際の使用感などを通じて、このマウスの魅力を詳しく解説していきます。
G-Wolves 「HTS Plus 4K」とは?

G-Wolvesの「HTS Plus 4K」は、軽量ゲーミングマウス市場において注目を集めているハイエンドモデルです。
ポーリングレート最大4000Hzに対応し、プロゲーマーから競技志向のゲーマーまで幅広い層に支持されています。
ここでは、その背景や特徴などを詳しく解説していきます。
G-Wolvesの歴史と軽量ゲーミングマウスの流れ
G-Wolvesは、2019年に軽量ゲーミングマウス市場へ本格参入したメーカーです。
現在では軽量マウスが当たり前のように存在していますが、5〜6年前は必ずしもそうではありませんでした。
軽量ゲーミングマウスの流行の起点は、2018年に発表されたFinalmouse 「Ultralight Pro」でした。
当初は爆発的なヒットには至りませんでしたが、2019年頃から各社が続々と軽量マウスを発表し始めたことで、「Ultralight Pro」は軽量マウスのパイオニア的存在として再評価されるようになりました。
その波にいち早く乗ったメーカーの一つがG-Wolvesです。
G-Wolvesの特徴は、フットワークの軽さと革新的なデザインです。
特にワイヤレスマウスのラインナップが充実しており、ポーリングレート1000Hzだけでなく4000Hz対応のハイエンドモデルまで取り揃えています。
「HTS Plus 4K」の特徴とスペック
「HTS Plus 4K」は、G-Wolvesのワイヤレスゲーミングマウスの中でも特に高性能なモデルです。
その最大の特徴はポーリングレート4000Hzに対応している点で、より高速な入力と正確なトラッキングが可能になっています。
「HTS Plus 4K」の主なスペック
項目 | 詳細 |
---|---|
重量 | 46g ± 2g |
接続方式 | 2.4GHz ワイヤレス |
ポーリングレート | 最大4000Hz |
センサー | PixArt PMW3399 |
バッテリー持続時間 | 約20時間(4000Hz使用時) |
充電端子 | Micro USB |
ボタン数 | 6個(メイン×2、サイド×2、ホイールクリック×1、DPIボタン×1) |
形状 | 左右対称デザイン |
付属品 | 交換用ソール、グリップテープ、レシーバー、ケーブル |
HTS Plus 4Kの特徴
- 超軽量ボディ(約46g)
- 「HTS Plus 4K」は、わずか46gの軽量設計で、長時間の使用でも手首の負担を軽減します。
- 軽量ながら剛性がしっかりしており、軋みや歪みが発生しにくいビルドクオリティを実現。
- ポーリングレート最大4000Hz対応
- 一般的なゲーミングマウスは1000Hzが主流ですが、「HTS Plus 4K」は最大4000Hzに対応。
- ポーリングレートを上げることで、マウスの入力遅延を最小限に抑え、よりスムーズなカーソル操作が可能。
- ただし、PCスペックによっては4000Hzの恩恵を体感しづらいこともあるため、適切な環境が必要。
- PixArt PMW3399センサー搭載
- 高精度なPixArt PMW3399センサーを搭載し、低遅延かつ安定したトラッキングを実現。
- DPI設定は400 / 800 / 1600 / 3200の4段階で切り替え可能。
- センサー位置がやや前寄りに配置されているため、持ち方によっては若干の違和感を覚える可能性あり。
- 充実の付属品
- 「HTS Plus 4K」には、交換用マウスソールやグリップテープ、レシーバー、ケーブルが付属。
- マウスのカスタマイズ性が高く、自分好みのフィーリングに調整しやすい。
「HTS Plus 4K」は、軽量ゲーミングマウスの最先端を行くモデルであり、高いスペックと優れたパフォーマンスを兼ね備えています。
特にFPSプレイヤーにとっては、4000Hzのポーリングレートによる低遅延と高精度なトラッキングが強みとなるでしょう。
G-Wolves 「HTS Plus 4K」のデザインとビルドクオリティ

G-Wolves 「HTS Plus 4K」は、軽量かつ高精度なゲーミングマウスとして設計されています。
そのデザインや質感、作りの良さは、ゲーマーにとって非常に重要な要素です。
ここでは、「HTS Plus 4K」の外観デザイン、コーティングやグリップ感、ビルドクオリティについて詳しく解説していきます。
外観と形状の特徴
「HTS Plus 4K」のデザインは、左右対称のシンプルなフォルムが特徴的です。
形状のポイント
- 左右対称デザイン(両利き対応ではないが、左右のバランスが良い)
- コンパクトで丸みを帯びたボディ
- エルゴノミクスな軽量設計
- 手のひらの付け根がしっかりと触れるように設計されている
- 「G Pro X Superlight」よりも後部がスリムになっている
- くびれがあるため、つかみ持ち・つまみ持ちがしやすい
「HTS Plus 4K」は、比較的小さめのマウスに分類されますが、実際に手に持つとミディアムサイズのマウスに近いフィット感があります。
これは、本体後部の高さがあるため、手のひらの付け根で支えられるように設計されているからです。
サイズ
項目 | 数値 |
---|---|
幅 | 61.0mm |
全長 | 117.0mm |
高さ | 40.0mm |
重量 | 46g ± 2g |
形状の比較として、Pulsar 「X2 Mini」と並べると、「HTS Plus 4K」の方がやや高さがあり、手にフィットしやすい作りになっています。
コーティングとグリップ感
「HTS Plus 4K」の表面は、マットなコーティングが施されたプラスチック製シェルで構成されています。
コーティングの特徴
- グリップ感はやや弱め
- 指紋や汗の汚れが付きにくい
- ツルツルしすぎず、サラサラとした触感
- 手の滑りを抑えるためにグリップテープを貼るのが推奨
「HTS Plus 4K」のコーティングは、ファイナルマウスやロジクールのハイエンドモデルと比べると、若干グリップ性能が弱いと感じることがあります。
そのため、滑りやすいと感じる人は、付属のグリップテープを貼ると快適に使用できるでしょう。
また、汗や皮脂による汚れが目立ちにくく、長時間の使用でも表面がテカることが少ないのは大きなメリットです。
グリップの相性
- つかみ持ち(◎):くびれがあるため、しっかりとフィットする
- つまみ持ち(◎):軽量でコンパクトなため、つまみ持ちしやすい
- かぶせ持ち(△):後部の高さがやや低いため、大きめの手にはフィットしにくい
特につかみ持ちやつまみ持ちを好む人にとっては、非常に扱いやすいマウスになっています。
ビルドクオリティと耐久性
「HTS Plus 4K」は、軽量設計ながらも非常に剛性が高く、しっかりとした作りになっています。
本体の剛性
- トップシェルとサイドシェルの継ぎ目はほとんど気にならない
- 側圧を加えてもたわまず、軋み音も鳴らない
- メインボタンのグラつきはあるが、クリック感には影響なし
- シェルの成形精度は高く、歪みや隙間はほぼなし
軽量マウスは強度が犠牲になりがちですが、「HTS Plus 4K」はフレームの精度が非常に高く、強度面での不安はほぼありません。
ビルドクオリティの注意点
- メインボタンの水平方向のわずかなグラつきはあるが、クリック感には影響なし
- シェルの成形は非常に精度が高いが、コーティングの好みが分かれる可能性あり
端子とケーブル
- 充電端子はMicro USB(Type-Cではない点がややマイナス)
- ケーブルの接続はしっかりしているが、差し込みがやや硬め
- 付属ケーブルはビニールケーブルとパラコードケーブルの2種類が用意されている
- ワイヤレスレシーバーと延長アダプターが付属しており、無線環境の最適化が可能
「HTS Plus 4K」のビルドクオリティは、価格相応の高いクオリティを持っていますが、メインボタンのグラつきやMicro USBの採用など、細かい部分でやや気になる点もあるため、完璧を求めるユーザーには少し気になるかもしれません。
デザインとビルドクオリティの総評
「HTS Plus 4K」のデザインとビルドクオリティをまとめると、以下のようになります。
項目 | 評価 |
---|---|
形状・デザイン | 左右対称で扱いやすいが、G Pro X Superlightよりコンパクト |
コーティング | サラサラした表面で汚れにくいが、グリップ性能はやや弱め |
剛性・耐久性 | しっかりとした作りで、軋みや歪みはほぼなし |
充電端子 | Micro USBでやや古い規格 |
付属品 | 交換用ソールやグリップテープが充実 |
「HTS Plus 4K」は、軽量かつ高い剛性を持ったゲーミングマウスであり、特にFPS向けのつかみ持ち・つまみ持ちプレイヤーに最適な設計になっています。
G-Wolves 「HTS Plus 4K」の使用感と性能

G-Wolves 「HTS Plus 4K」は、軽量設計・高精度センサー・4000Hzのポーリングレート対応といった特徴を備えた高性能なゲーミングマウスです。
ここでは、実際の使用感やゲームでの操作性、クリック感、バッテリー持続時間について詳しく解説していきます。
ボタンとクリックの感触
「HTS Plus 4K」には、メインボタン×2、サイドボタン×2、ホイールクリック×1、DPIボタン×1の合計6つのボタンが搭載されています。
特に、メインボタンのクリック感やサイドボタンの配置は、ゲームのプレイ感に大きな影響を与える重要なポイントです。
メインボタン
- スイッチには Zippy DF3P1L1 を採用
- クリックの硬さはやや重ため
- プリトラベルは若干あるが、ポストトラベルはほぼゼロ
- 反発力が強く、誤入力しにくい設計
- クリック音はカチッと歯切れが良い
メインボタンのスイッチは、一般的なゲーミングマウスよりも若干硬めに設計されています。
そのため、軽いタッチで連打するのには向いていませんが、FPSで正確なクリックを求めるプレイヤーには非常に相性が良いです。
また、クリックの反発力が強く、クリック後の戻りが速いため、連打やタップ撃ちがスムーズに行えるのも特徴です。
サイドボタン
- ボタンのサイズは標準的で、出っ張りがあり押しやすい
- 配置がやや前寄りに設計されている
- 深めのグリップでは押しやすいが、浅めのグリップだと奥側のボタンが押しにくい
- クリックの硬さは やや軽め で、ポストトラベルが少ない
「HTS Plus 4K」のサイドボタンは、親指の位置にしっかりフィットするように設計されていますが、ボタンの配置がやや前寄りになっているため、浅めのグリップをする人は、奥側のボタンに指が届きにくい可能性があります。
そのため、サイドボタンを多用するプレイヤーは、自分の持ち方と相性を確認しておくと良いでしょう。
ホイール
- 標準的な硬さのホイールクリック
- ノッチ感がはっきりしており、スクロールの誤操作を防げる
- ホイールのゴム部分には適度なグリップがあり、滑りにくい
ホイールクリックの感触は、硬すぎず、ソフトすぎず、標準的な操作感です。
また、ノッチ感がしっかりしているため、1段階ずつのスクロール操作がしやすく、誤入力を防げるようになっています。
センサー性能とポーリングレートの影響
「HTS Plus 4K」には、PixArt PMW3399という高精度なセンサーが搭載されており、低遅延かつ安定したトラッキング性能を誇ります。
また、最大4000Hzのポーリングレートに対応しており、一般的な1000Hzのゲーミングマウスと比較すると、より高速な応答速度を実現しています。
センサー性能
- トラッキング精度が非常に高く、飛びや加速が発生しにくい
- DPIは400 / 800 / 1600 / 3200の4段階で調整可能
- センサー位置は中央よりやや前寄り
- モーションシンク機能に対応し、トラッキングの精度を向上
特に、センサー位置が中央より少し前寄りになっているため、マウスを持つ位置によっては、カーソルの移動速度が速く感じる可能性があります。
しかし、FPSをプレイする際には、エイム時の微調整がしやすく、素早いトラッキングにも対応可能なため、競技性の高いゲームに最適な設計になっています。
ポーリングレート(最大4000Hz)
ポーリングレートとは、マウスが1秒間に何回PCへデータを送信するかを示す指標です。
「HTS Plus 4K」は、最大4000Hzのポーリングレートに対応しており、従来の1000Hzマウスと比較して、以下のような違いがあります。
ポーリングレート | 応答時間(ms) |
---|---|
125Hz | 8ms |
250Hz | 4ms |
500Hz | 2ms |
1000Hz | 1ms |
4000Hz | 0.25ms |
4000Hzでは、1msの4分の1の速さで応答するため、よりスムーズなトラッキングが可能になります。
ただし、4000Hzを有効にするとバッテリー消費が速くなるため、長時間の使用には向いていない点に注意が必要です。
バッテリー持続時間と充電方式
「HTS Plus 4K」はワイヤレス接続(2.4GHz)に対応しており、ポーリングレートによってバッテリー持続時間が変化します。
バッテリー持続時間
- 4000Hzモード → 約12〜20時間(使用環境による)
- 1000Hzモード → 約40時間以上
バッテリー容量自体は大きくないため、4000Hzでの長時間プレイは厳しいですが、1000Hzモードであれば、1回の充電で数日は持つ設計になっています。
充電端子とケーブル
- Micro USB(Type-C非対応)
- ケーブルはビニール製とパラコード製の2種類が付属
- ワイヤレスレシーバーと延長アダプターが付属し、信号干渉を防げる
Micro USB端子なのはやや残念ですが、充電自体は比較的スムーズに行えます。
特に4000Hzモードを使用する場合は、こまめな充電が必要になるため、ドック型の充電スタンドがあると便利です。
「HTS Plus 4K」は、競技向けFPSに最適なマウスであり、特にポーリングレート4000Hzの恩恵を最大限に活かせるプレイヤーに向いているモデルです。
私の体験談:G-Wolves 「HTS Plus 4K」を実際に使ってみた感想・レビュー

G-Wolves 「HTS Plus 4K」を数週間にわたり実際に使用し、FPS、MOBAで試しました。
結論から言うと、競技性の高いFPSゲーマーにとっては「最高クラスのポテンシャル」を持つゲーミングマウスであると感じました。
ただし、いくつか注意点もあるため、それも含めて詳しくレビューします。
軽量な操作感がとにかく快適
まず、重量46gという超軽量設計は、長時間のプレイでも手首の負担を大幅に軽減してくれました。
以前は「G Pro X Superlight(63g)」を愛用していたのですが、「HTS Plus 4K」に変えた途端、エイムの操作感が格段に向上したのを実感しました。
特に、エイムが求められるFPSでは、マウスの軽さがストレス軽減につながることを改めて実感。
また、振り向き動作も楽に行えるため、ローセンシプレイヤーにも向いていると感じました。
4000Hzのポーリングレートは体感できるのか?
最大4000Hzのポーリングレートがこのマウスの最大の特徴ですが、正直に言うと、一般的なプレイでは1000Hzとの違いをはっきり体感するのは難しいと感じました。
しかし、長時間プレイしているうちに、「エイムがスムーズにできた」という感覚を実感できる瞬間は何度かありました。
普段のプレイで常に性能を実感できるわけではありませんが、やはりいざというときに直感的な反応を反映できる点は大きな強みだと感じました。
とはいえ、4000Hzのメリットを最大限に活かすには、それに対応したハイスペックPCが必要だと感じました。
(PCのスペックが低いと、4000HzにしてもFPSの安定性に影響が出る可能性があります。)
持ちやすさとグリップの快適性
- つかみ持ち(◎):最高にフィットする!
- つまみ持ち(◎):軽いので操作が快適
- かぶせ持ち(△):やや窮屈に感じる
「HTS Plus 4K」の形状は、「G Pro X Superlight」に似ていますが、よりコンパクトで後部がスリムになっています。
そのため、つかみ持ち・つまみ持ちをする人にはピッタリですが、かぶせ持ちには少し窮屈に感じるかもしれません。
また、コーティングのグリップ力はやや弱めなので、手汗をかくと滑りやすく感じました。
個人的には、付属のグリップテープを貼るとより安定して持てると感じました。
センサー性能とトラッキングの精度
「HTS Plus 4K」にはPixArt PMW3399が搭載されており、トラッキング精度は非常に高く、センサーの飛びや加速は一切感じませんでした。
特に、モーションシンク機能が効いており、細かいエイム調整がより滑らかに行えると感じました。
実際にFPSゲームで試したところ、フリックショットの精度が向上し、スムーズな操作感を実感できました。
ただし、センサーの位置がやや前寄りに配置されているため、持ち方によっては「ポインタが速く感じる」ことがあるので注意が必要です。
バッテリー持続時間と充電の不便さ
良かった点
- 1000Hzでの使用なら40時間以上持つので、普段使いには十分
- ワイヤレスレシーバーと延長アダプターが付属しており、安定した接続が可能
悪かった点
- 4000Hz使用時のバッテリー持ちは約12〜20時間と短い
- 充電端子がMicro USB(Type-C非対応)
特に、4000Hzで使用すると、バッテリー持ちが悪くなるのが大きなネックでした。
1日3〜4時間プレイするだけで、2〜3日に1回は充電が必要になります。
また、Micro USB端子の充電は少し差し込みづらく、今の時代にしては古い仕様に感じました。
もし「HTS Plus 4K」をメインマウスとして使うなら、充電を習慣づけるか、1000Hzモードで使用するのもアリだと感じました。
競技FPSプレイヤーに最適な理由
実際にVALORANTやAPEXで数十時間プレイした結果、「HTS Plus 4K」は競技性の高いFPSプレイヤーにとって最高の選択肢のひとつだと感じました。
その理由は以下の3つ:
- 超軽量(46g)で素早いエイムが可能
- 4000Hz対応で遅延を最小限に抑えられる
- モーションシンク搭載のPixArt PMW3399センサーで正確なトラッキング
ただし、万人向けではなく、「バッテリー持ちの短さ」「Micro USB充電」「ポーリングレートの体感差が分かりにくい」といったデメリットもあります。
G-Wolves 「HTS Plus 4K」は、「FPS向けの最先端マウス」であることは間違いありません。
特に、競技性の高いプレイヤーにとっては、応答速度の速さと軽量設計が大きな武器になります。
Q&A:G-Wolves HTS Plus 4Kに関するよくある質問

G-Wolves 「HTS Plus 4K」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「HTS Plus 4K」の4000Hzは本当に体感できる?
体感できる人とできない人がいるが、競技FPSでは違いを感じやすい。
ポーリングレート4000Hzは、1000Hzと比べて理論上4倍の情報をPCへ送信できるため、応答速度が向上します。
しかし、普通のプレイでは1000Hzとの差を感じにくいことが多いです。
4000Hzで使用するとPCへの負荷は増える?
PCスペックによっては負荷が増えます。
ポーリングレートを上げることで、マウスとPCの通信回数が増えるため、CPU負荷が上がる可能性があります。
特に4000Hzにすると、低スペックのPCではフレームレート(FPS)が不安定になる場合があります。
「HTS Plus 4K」のバッテリー持ちは悪い?
4000Hzモードではバッテリー持ちが短いが、1000Hzなら十分持つ。
ポーリングレート | バッテリー持続時間(目安) |
---|---|
1000Hz | 約40時間以上 |
4000Hz | 約12〜20時間 |
「HTS Plus 4K」は、4000Hzで使用すると1日数時間のプレイでも2〜3日に1回の充電が必要になります。1000Hzで使えば数日は充電不要なので、バッテリー持ちを重視するなら1000Hzで運用するのもアリです。
充電端子がMicro USBなのは不便?
正直不便。Type-Cにしてほしかった。
HTS Plus 4Kは、今の時代には珍しくMicro USBを採用しています。そのため、Type-Cに慣れている人にとっては少し不便に感じるかもしれません。また、充電時にケーブルの向きを確認しないといけないのもマイナスポイントです。
頻繁に充電する人にとっては、ややストレスが溜まるかもしれません。
どんな持ち方に向いている?
つかみ持ち・つまみ持ちに最適。かぶせ持ちは微妙。
「HTS Plus 4K」の形状は、「G Pro X Superlight」をベースに後部を削ってコンパクトにしたデザインです。そのため、特につかみ持ち・つまみ持ちプレイヤーに最適な設計になっています。
持ち方 | 相性 | 理由 |
---|---|---|
つかみ持ち | ◎ | 側面のくびれがあり、指がしっかりフィットする |
つまみ持ち | ◎ | 超軽量設計(49g)で指先操作がしやすい |
かぶせ持ち | △ | 本体後部が低めなので、フィット感がやや弱い |
特に、手のサイズが平均〜小さめの人にはフィットしやすい形状ですが、かぶせ持ちをする人には少し窮屈に感じるかもしれません。
買うべき人・買わなくていい人は?
競技向けFPSプレイヤーなら買い、カジュアルゲーマーは他の選択肢もアリ。
✅ 買うべき人
- VALORANT・CS2などの競技向けFPSをプレイする人
- つかみ持ち・つまみ持ちが好きな人
- 4000Hzの低遅延を試したいゲーマー
- 超軽量マウスを探している人(49g)
❌ 買わなくてもいい人
- 1000Hzと4000Hzの違いを体感できる自信がない人
- バッテリー持ちが長いマウスが欲しい人
- 充電端子がType-Cでないと嫌な人
- かぶせ持ちプレイヤー(フィット感が微妙)
「HTS Plus 4K」は、競技向けFPSプレイヤーには最高の選択肢ですが、万人向けではなく、ゲーマーの用途に合うかどうかを考慮して選ぶのが重要です。
G-Wolves 「HTS Plus 4K」レビューのまとめ

G-Wolves 「HTS Plus 4K」は、超軽量設計(46g)・高精度センサー・最大4000Hzポーリングレート対応という特徴を持つ、競技向けFPSゲーマーに特化したワイヤレスゲーミングマウスです。
実際に使用してみた結果、「ハイエンドFPSゲーマー向けの最適解のひとつ」であることが分かりました。
しかし、万人向けのマウスではなく、使いこなせるかどうかはプレイヤー次第という側面もあります。
ここでは、「HTS Plus 4K」の特徴を整理し、最終的にどんな人に向いているのかを総括します。
「HTS Plus 4K」の長所と短所
✅ 「HTS Plus 4K」の長所
- 超軽量設計(46g)で素早いエイムが可能
- 長時間プレイでも手首の負担が少ない
- トラッキングエイムやマイクロフリックがしやすい
- ポーリングレート最大4000Hz対応
- 競技向けFPSでの入力遅延を極限まで低減
- 細かいエイム調整がよりスムーズに
- 高精度なPixArt PMW3399センサー
- 加速なし・飛びなしの安定したトラッキング
- モーションシンク対応でエイムの滑らかさが向上
- 持ちやすい左右対称デザイン
- つかみ持ち・つまみ持ちに最適な形状
- G Pro X Superlightをベースに、コンパクトに進化させたような形
- 競技向けのシンプルなボタン配置
- サイドボタンは適度な硬さで誤爆しにくい
- メインクリックの戻りが早く、連打・タップ撃ちに最適
❌ 「HTS Plus 4K」の短所
- 4000Hz使用時のバッテリー持ちが短い
- 1000Hzでは40時間以上持つが、4000Hzでは12〜20時間程度
- 競技プレイヤーでも2〜3日に1回は充電が必要
- 充電端子がMicro USB(Type-C非対応)
- 今の時代にしては古い規格で、不便に感じることがある
- 差し込み向きを確認する必要があり、充電時のストレスがやや大きい
- 万人向けではない(カジュアルプレイヤーにはオーバースペック)
- 1000Hzと4000Hzの違いを感じにくい人もいる
- 4000Hzを活かすにはハイスペックなPCが必要
- かぶせ持ちにはやや不向き
- 本体後部がスリムなため、かぶせ持ちだとフィット感が弱い
- かぶせ持ちの人は「G Pro X Superlight」の方が適している
「HTS Plus 4K」がオススメな人・向いていない人
HTS Plus 4Kは、ゲーマーのプレイスタイルや用途によって向き不向きが大きく分かれるマウスです。
以下の表を参考にして、自分に合っているかどうかを判断してください。
✅ 「HTS Plus 4K」をオススメする人
条件 | 理由 |
---|---|
競技FPS(VALORANT・CS2)を本気でプレイしている | 4000Hzの恩恵を最大限活かせる |
つかみ持ち・つまみ持ちプレイヤー | 軽量&コンパクトな形状がフィットする |
G Pro X Superlightより軽いマウスが欲しい | 46gという圧倒的軽さ |
最新技術のマウスを試したいガジェット好き | 4000Hz・モーションシンク対応 |
ローセンシでトラッキングエイムを多用する | 滑らかで精度の高いエイムが可能 |
❌ 「HTS Plus 4K」をオススメしない人
条件 | 理由 |
---|---|
バッテリー持ちを重視する | 4000Hzでは12〜20時間と短い |
Micro USBの充電が嫌だ | Type-Cではないため不便 |
1000Hzと4000Hzの違いを体感できる自信がない | 一般的なプレイヤーには恩恵が少ない |
かぶせ持ちをする人 | 後部が低めでフィットしにくい |
G-Wolves 「HTS Plus 4K」レビューの総括
G-Wolves 「HTS Plus 4K」は、競技向けFPSゲーマーにとって最先端のテクノロジーを詰め込んだワイヤレスゲーミングマウスです。
46gの超軽量設計と最大4000Hzのポーリングレート対応により、素早く精密なエイムを求めるプレイヤーにとって大きな武器となります。
特にVALORANTやCS2のような競技性の高いタイトルでは、滑らかで応答速度の速い操作感が得られ、ゲームプレイのクオリティを向上させてくれるでしょう。
一方で、4000Hzモードではバッテリーの消耗が激しく、Micro USB端子の採用による充電の不便さもあります。
万人向けのマウスではなく、使いこなすにはある程度のスキルと環境が求められるモデルといえます。
1000Hzとの違いを体感しにくいカジュアルゲーマーにとってはオーバースペックとなる可能性もあり、「G Pro X Superlight」やPulsar 「X2 Mini」などの選択肢と比較することが重要です。
最速の応答速度と圧倒的な軽さを求める競技志向のプレイヤーにとって、「HTS Plus 4K」は間違いなく魅力的な選択肢です。
技術の進化とともに求められる性能が変わる中、このマウスは最先端を走るデバイスのひとつといえるでしょう。
自分のプレイスタイルに合うかどうかを見極め、最高のパフォーマンスを引き出せるかを試してみてください。
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