ワイヤレスマウス全盛の現代において、あえて「有線」のマウスを選ぶ。
その決断には、確固たる理由が必要です。
ゲーミングマウス市場はワイヤレス技術が成熟し、ケーブルから解放されることが「標準」となりました。
しかし、その流れに逆行するかのように登場したのがEndgame Gear 「OP1 8K V2」です。
「最速」を求める変態的(最大限の賛辞です)なデバイス企業として知られるEndgame Gear。
「OP1 8K V2」は、ワイヤレスの利便性と引き換えにしてでも手に入れたい、圧倒的なパフォーマンスを秘めています。
私自身、長年FPSをプレイし、数々のハイエンドワイヤレスマウスの快適さに満足していました。
しかし、心のどこかで「本当にこれが最速の環境なのか?」という疑問(バッテリー残量、わずかな遅延、高ポーリングレート時の消費電力)が常にありました。
「OP1 8K V2」は、それらの「ワイヤレスであるがゆえの小さな妥協」を一切排除し、「有線であること」をパフォーマンス追求のためのポジティブな選択肢として昇華させた製品です。
この記事では、なぜ「OP1 8K V2」が競技志向プレイヤーにとって「最強の選択肢」となり得るのか、V1との比較、そして私の実体験に基づき徹底的にレビューします。
Endgame Gear 「OP1 8K V2」とは? – 勝利を追求する有線マウスの「最適解」

「OP1 8K V2」は、ドイツEndgame Gearが誇る、競技志向の有線ゲーミングマウスです。
一見シンプルですが、その質実剛健なシェル内部には、eスポーツの最前線で戦うための最先端技術が凝縮されています。
なぜ今、あえて「有線」を選択するのか?
答えは、「パフォーマンスの常時最大出力」と「絶対的な信頼性」です。
ワイヤレスマウスが高性能化(4000Hzや8000Hz)すればするほど、内蔵バッテリーへの負荷は爆発的に増加します。
▼ ワイヤレスマウスにおける高ポーリングレートの悩み
- 激しいバッテリー消費: 4KHz設定時、バッテリー持続時間が1000Hz時の半分以下になることも多く、充電頻度が激増する。
- 充電の煩わしさ: 重要な試合や長時間の練習前に、常にバッテリー残量を確認・充電する手間が発生する。
- 途切れのリスク: ゼロではない電波干渉や、バッテリー切れのリスクが常につきまとう。
「OP1 8K V2」は、有線接続によってこの「バッテリーという足枷」から完全に解放されています。
これにより、その持てるスペックを常時フルパワーで、時間無制限に解放できるのです。
8000Hzポーリングレートと常時20,000FPSスキャンレートの恩恵
本機の「8K」が示す通り、最大8000Hzのポーリングレートに対応。
一般的な1000Hz(1ms間隔)のマウスの8倍の密度(0.125ms間隔)でPCに情報を送信します。
ポーリングレート比較
| ポーリングレート | データ送信間隔 | 1秒間の送信回数 |
|---|---|---|
| 1000 Hz | 1.000 ms | 1,000 回 |
| 4000 Hz | 0.250 ms | 4,000 回 |
| 8000 Hz | 0.125 ms | 8,000 回 |
高リフレッシュレートモニター(240Hz以上)とハイスペックPCが揃えば、カーソルの動きがモニターの更新に限りなく同期し、目と手の動きが一体化するような「真の1:1」の操作感を実現します。
さらに、「OP1 8K V2」ではセンサースキャンレートが常時20,000FPS(1秒間に2万回表面を読み取る)に達しており、どれほど高速でマウスを動かしても、その軌道を取りこぼしません。
業界最速クラスを謳う「GXスピードモード」のクリック応答
Endgame Gearが追求する「速さ」は、カーソル操作だけではありません。独自の「GXスピードモード」です。
一般的なメカニカルスイッチは、物理的な接点が接触し「カチッ」と音が鳴るタイミングで入力されます。
しかし、「GXスピードモード」をオンにすると、物理的な接点が離れた瞬間(=クリックを押し始めた瞬間)に入力を検知します。
- 通常モード (Safe): 接点が底に触れた時に入力。誤クリックを防ぎ、安定性を重視。
- GXスピードモード (Speed): 接点が離れた(押し始めた)時に入力。物理的な遅延を最小限にし、最速の反応を追求。
文字通り「音が鳴る前に撃っている」状態を実現し、VALORANTのようなゲームにおいて理論上最速の反応を可能にします。
掴み持ち特化の形状と卓越したEndgame Gear 「OP1 8K V2」のビルドクオリティ

eスポーツデバイスにおいて、スペック以上にパフォーマンスを左右するのが「形状」と「ビルドクオリティ」です。
「OP1 8K V2」は、V1から引き継がれた「完成形」とも言える領域に達しています。
多くのプレイヤーに愛される「神形状」を徹底分析
「OP1 8K V2」は「掴み持ちのための形状」です。
▼ OP1 8K V2 サイズスペック
- 全長: 118.2 mm
- 幅 (グリップ部): 60 mm
- 高さ (最頂部): 37 mm
- 重量: 49.5g (Black/White), 50.5g (Dark Frost)
サイズはS~Mに分類され、左右対称。
マウス後方に頂点があり、そこから急なカーブを描くデザインが特徴です。
これにより、手のひらの付け根でマウスの後部をしっかり「掴む」ことができ、安定したホールディングが可能です。
一方で、全体的に細身なため、指先での細かなエイム調整(マイクロコントロール)を行う「遊び」も確保されています。
手のひらで「固定」し、指先で「操作」する役割分担が非常にしやすいのです。
標準的な掴み持ちはもちろん、浅めのかぶせ持ちからの移行や、指先だけで掴むスタイルにもフィットしやすいでしょう。
逆に、手のひら全体を乗せる「かぶせ持ち」には、高さと長さが足りず、窮屈に感じる可能性が高いです。
49.5gの軽さとドイツ設計の剛性を両立したシェル
重量は49.5g。
単に軽いだけでなく、Endgame Gear製品に共通するドイツメーカーらしい質実剛健なビルドクオリティ(剛性)が詰め込まれています。
強く握り込んでも、シェルのどこかがミシミシと軋んだり、たわんだりする感覚は一切ありません。
この「カッチリ感」は、エイムの際に無駄な力みをなくし、操作の正確性に直結します。
コーティングはサラサラとした高品質なマット仕上げで、グリップテープなしでも十分なホールド感が得られます。
V1から進化したホイールエンコーダーとスイッチの感触
「OP1 8K V2」は、V1(無印)ユーザーのフィードバックを基に、内部コンポーネントが堅実にアップグレードされています。
▼ V1(無印)と V2 の主な違い
| 項目 | OP1 8K (V1) | OP1 8K V2 (V2) | 変更点 |
|---|---|---|---|
| センサー | PAW 3395 | PAW 3950U+1F95A | 最新センサーに刷新 |
| スキャンレート | 最大 16,000 FPS | 常時 20,000 FPS | 性能向上と安定化 |
| ホイールエンコーダー | TTC シルバーホワイト | Kailh ダストプルーフ | 耐久性と操作感の変更 |
| クリックモード | 1種類 | 2種類 (Speed / Safe) | GXスピードモード追加 |
| LOD調整 | 2段階 (1mm / 2mm) | 0.1mm単位 (0.7-1.7mm) | 超詳細な調整が可能に |
| モーションシンク | 4KHzまで | 8KHzまで対応 | 制限の撤廃 |
| 重量 | 50.5g | 49.5g (Black/White) | わずかに軽量化 |
最大の変更点の一つが、ホイールエンコーダーです。
V1のTTCシルバーホワイトは「軽い回し心地」が特徴でしたが、V2のKailh製エンコーダーは、より重めで「ハッキリとしたノッチ感(カリカリ感)」が特徴です。
これは好みが分かれる点ですが、武器切り替えなどで意図しない誤操作を防ぎたいプレイヤーにとっては、この確実な操作感は明確なメリットとなります。
異次元の追従性を生むEndgame Gear 「OP1 8K V2」のハードウェアとソフトウェア

「OP1 8K V2」の真価は、最新のハードウェアと、それを制御するために進化した専用ソフトウェアによって発揮されます。
最新センサー「PAW3950U+1F95A」がもたらす精度
センサーはPixArt社の最新フラッグシップモデル「PAW3950U+1F95A」にアップグレード。
これにより、前述の常時20,000FPSスキャンレートが実現しました。
低速での微細なエイムから高速での振り向きまで、あらゆる速度域でマウスの動きを完璧にトラッキングします。
高速でマウスを振った際のカーソルの意図しない挙動(スピンアウト)は、もはやあり得ません。
0.1mm単位で調整可能なLOD(リフトオフディスタンス)
LOD(マウスを持ち上げた際にセンサーが反応しなくなる距離)が、「OP1 8K V2」では0.1mm単位という驚異的な細かさで調整可能になりました(V1は2段階)。
なぜ0.1mm単位の調整が必要なのか?
- パッドとの相性: 布、ガラス、ハイブリッド製など、パッド素材による最適なLODの違いに対応できます。
- プレイスタイル: マウスを頻繁に持ち上げるローセンシプレイヤーにとって、LODはエイムの安定性に直結します。
- 個人の癖: 持ち上げ方や角度の癖に合わせ、完璧にセンサーを制御できます。
マニアックながらも非常に実用的な進化です。
8000Hzモーションシンクロ対応とソフトウェアの進化
V1では、モーションシンクロ(カーソルの軌道を滑らかにする機能)をオンにすると、ポーリングレートが4000Hzに制限されていました。
V2ではこの制限が撤廃され、8000Hzとモーションシンクロの同時使用が可能になりました。
▼ モーションシンクロ:オン vs オフ
| 設定 | メリット | デメリット | 推奨ゲーム |
|---|---|---|---|
| オン | 非常に滑らかなカーソル軌道。トラッキングエイム(追いエイム)の精度向上。 | 理論上、わずかな遅延(0.5フレーム未満)が発生する可能性。 | Apex, Overwatch, Kovaakなど |
| オフ | 遅延が理論値で最小。フリックエイムやストッピングの「キレ」を重視する場合に有効。 | 軌道の滑らかさはオンに劣る。 | VALORANT, CSなど |
▼ その他のソフトウェア機能
- アングルスナッピング: 水平・垂直方向の動きを補正します。FPSでは微細なエイムの邪魔になるため、通常はオフ推奨です。
- リップルコントロール: 高DPI設定時(8000 DPI以上)のポインターのブレを軽減します。低~中DPIユーザーはオフで問題ありません。
- グラスモード: ガラス製マウスパッド使用時にオンにする専用モードです。
私の体験談 – 「OP1 8K V2」はFPSプレイヤーの新たな相棒となり得るか

ここからは、私が実際に「OP1 8K V2」を約2週間にわたり、メインマウスとして使用してみた率直な感想と評価をお伝えします。
ファーストインプレッションと有線コードの取り回し
箱から出して感じたのは、49.5gという数値以上の「軽さ」と、シェルの「剛性の高さ」です。
懸念していた有線コードは驚くほど柔らかく、しなやかでした。
ケーブルの付け根が上向きに設計されているため、デスク面との摩擦も最小限です。
ただし、マウスバンジー(ケーブルを宙に浮かせる器具)の使用は必須だと感じました。
高品質なマウスバンジーと組み合わせれば、プレイ中の感覚は「限りなくワイヤレスに近い」ものになります。
VALORANT実戦投入:クリックの速さが撃ち合いを制する
タクティカルFPSであるVALORANTでは、「GXスピードモード」が真価を発揮しました。
- プリエイムでの撃ち合い: 敵が見えた瞬間にクリック。相手が撃つよりも先に弾が当たる感覚が明らかに増えました。
- タップ撃ち: ヴァンダルやシェリフでの高速タップの反応が非常に快適です。
- フリックショット: クリックの入力遅延がないため、イメージ通りに弾が飛んでいきます。
掴み持ち形状によるストッピングのしやすさも相まって、「止める・撃つ」という基本動作の精度が一段階上がったように感じます。
モーションシンクロはオフ、ポーリングレート8000Hzの設定が、最も「キレ」を感じられました。
トラッキングエイムでの使用感(Apex Legendsなど)
Apex Legendsのようなトラッキングエイムが重要なゲームでは、8000Hzポーリングレートとモーションシンクロ(オン)の恩恵が絶大でした。
240Hzモニター環境下ですが、敵のレレレ(左右移動)に対して、エイムがカクつくことなく、文字通り「吸い付く」ような滑らかさで追従できました。
R-99やカービンのリコイルコントロールも、指先で制御しやすい形状のおかげで非常に安定します。
V1で感じていた「4000Hz制限」の不満が解消され、トラッキングエイム性能も文句なしの領域に達したと感じます。
無印(V1)ユーザーは買い替えるべきか?
私の答えは「条件付きでYES」です。
▼ 買い替えるべき人
- V1のモーションシンクロ4KHz制限に不満がある。
- 0.1mm単位のLOD調整など、設定を突き詰めたい。
- GXスピードモードによる最速クリックを体験したい。
- V1の軽いホイールが苦手で、より確実なノッチ感が欲しい。
▼ 買い替えなくても良い人
- V1のホイールの感触が気に入っている(V2は重くなります)。
- 現状のV1の性能に完全に満足している。
「現時点で最高の有線マウス」を求めるなら、V1からでも買い替える価値は十分にあります。
本気で「勝ちたい」プレイヤーにこそ勧めたい理由
「OP1 8K V2」は、ワイヤレスの「快適さ」や「利便性」をあえて捨て、パフォーマンスを極限まで追求したストイックなマウスです。
「今日は充電したかな?
「4KHz設定だとバッテリーが…」
そういった、ゲーム以外の「ノイズ」を一切排除し、自分のフィジカルとPCスペックを100%ゲームに反映させることだけを考えた設計です。
本気で「勝ちたい」と願う競技プレイヤーにこそ、このマウスは最高の相棒となるでしょう。
体験談の総括
「OP1 8K V2」は「明確な目的を持ったピーキーな競技用デバイス」です。
有線であることのデメリットを、マウスバンジーと優れたケーブル設計で最小限に抑えつつ、クリック速度とトラッキング精度というFPSの勝敗に直結する2大要素を極限まで高めています。
VALORANTでの「撃ち勝てる」感覚、Apexでの「吸い付く」ようなエイム。
これらは決して気のせいではなく、ハードウェアの進化がもたらした明確なアドバンテージだと断言できます。
決して万人受けするマウスではありませんが、「勝ち」にこだわるプレイヤーが最後にたどり着く選択肢の一つです。
Endgame Gear 「OP1 8K V2」 に関するよくある質問(Q&A)

Endgame Gear 「OP1 8K V2」 に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
今、あえて有線マウスを使うメリットは?
バッテリー管理からの完全な解放と、遅延のない最強の性能です。 充電を気にする必要がなく、常にフルパワーで動作します。ケーブルは非常に柔らかいですが、快適に使うにはマウスバンジーが必須です。
8000Hzを使うのに必要なPCスペックは?
高スペックなCPUと、240Hz以上のモニターが推奨されます。 CPU負荷が高いため、スペックが低いPCだと逆に動作が重くなる可能性があります。
前作(V1)から買い替えるべき?
「クリック速度」と「詳細設定」にこだわるなら買いです。 最速の「GXスピードモード」や0.1mm単位のLOD調整が不要で、V1の軽いホイールが好きなら、無理に買い替える必要はありません。
ワイヤレス版(OP1we)とどっちが良い?
「快適さ」ならワイヤレス、「勝ち」にこだわるならV2です。 形状は同じです。日常使いも重視するならワイヤレス、競技シーンで0.1秒を削り出したいならV2を選びましょう。
手が小さい人でも使える?
はい、S〜Mサイズ相当なので最適です。 幅が細身で握りやすく、手の小さい方や女性にも合います。「つかみ持ち」推奨で、「かぶせ持ち」には不向きです。
ホイールが重いって本当?
はい、V1よりノッチ感が強く、少し重めです。 誤操作を防ぐための仕様変更です。軽い回し心地が好きな方は注意してください。
DPIズレはある?
設定値より少し低く出る傾向があります。 V2はソフトで10単位の微調整が可能なので、違和感があれば数値を少し上げて調整できます。
ガラス製マウスパッドでも使える?
はい、問題なく使えます。 高性能センサーに加え、ソフト側に専用の「Glass Mode」も搭載されています。
メインクリックのスイッチは交換できますか?
はい、ホットスワップに対応しています。 マウスの分解(ソールを剥がす必要あり)は必要ですが、はんだ付けなしでスイッチの交換が可能です。交換用スイッチパックは別売りです。
専用ソフトウェアは日本語に対応していますか?
いいえ、対応していません(2025年11月現在)。 ソフトウェアはすべて英語表記です。ただし、設定項目自体はシンプルなので、一度設定してしまえば操作に迷うことは少ないでしょう。
PS5やXboxなどの家庭用ゲーム機でも使えますか?
推奨しません。 8000Hzの高ポーリングレートには対応していません。1000Hzに設定すれば動作する可能性はありますが、このマウスの真価は高性能なPC環境で発揮されます。
「モーションシンク(Motion Sync)」はオンにすべきですか?
好みによりますが、ゲームによって使い分けるのがおすすめです。
- オン: エイムの軌道が滑らかになります(Apexなどトラッキング系ゲーム)。
- オフ: 理論上の遅延が最小になります(VALORANTなどキレ重視のゲーム)。
購入後、最初にやるべきことはありますか?
ファームウェアのアップデートを強く推奨します。 工場出荷時の状態から、バグ修正や性能向上が行われている場合があります。公式サイトから最新のソフトウェアをダウンロードし、最初にアップデートを適用してください。
ケーブルは取り外し可能ですか?
いいえ、本体直付けのため取り外しできません。 パラコードケーブルは固定されています。断線した場合は、公式のスペアケーブルキット(別売)を使って自分で交換・修理することは可能です。
Endgame Gear 「OP1 8K V2」レビューのまとめ

最後に、Endgame Gear 「OP1 8K V2」のレビューを総括します。
「OP1 8K V2」の優れている点(メリット)
- 圧倒的な応答速度と追従性: 8000Hzポーリングレート、常時20,000FPSスキャンレート、そして「GXスピードモード」による最速クリック。有線だからこそ常時最大出力で運用できます。
- 完成された掴み持ち形状: 指先でのコントロール性に優れた細身のS-Mサイズでありながら、手のひらをしっかり支える後部形状。掴み持ちプレイヤーにとっての「一つの答え」です。
- 卓越したビルドクオリティ: 49.5gの軽量設計にもかかわらず、一切の軋みやたわみがないドイツ設計の剛性。
- マニアックなまでの調整機能: 0.1mm単位のLOD調整、8KHzモーションシンクロ対応など、妥協のないソフトウェア。
- バッテリーからの解放: ワイヤレスマウス最大のストレスである「充電」と「バッテリー消費」の悩みから完全に解放されます。
購入前に考慮すべき点(デメリット)
- 有線であること(と、その対策): 快適に使用するには、高品質なマウスバンジーの導入がほぼ必須です。
- 要求されるPCスペック: 8000Hzの性能をフルに活かすには、高スペックPC(特にCPU)と高リフレッシュレートモニター(240Hz以上推奨)が必要です。
- 重くなったホイール: V1と比較し、ホイールエンコーダーが重め(ノッチ感強め)に変更されました。V1の軽いホイールが好きな人には合わない可能性があります。
- 「かぶせ持ち」には不向き: 形状は完全に「掴み持ち」に特化しているため、「かぶせ持ち」のプレイヤーには推奨できません。
価格と国内での入手方法
価格は2025年11月現在、約13,600円前後で販売されています。
これは、最新のハイエンドワイヤレスマウス(2万円前後)と比較すると、非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
ヨドバシカメラなどの家電量販店でも取り扱いがあるため、購入前に形状を確かめることも可能です。
推奨されるソフトウェア設定の一例
あくまで一例ですが、私が試用して導き出した推奨設定です。
| 設定項目 | VALORANT / CS向け | Apex / Overwatch向け |
|---|---|---|
| ポーリングレート | 8000 Hz | 8000 Hz |
| DPI (CPI) | 800 または 1600 | 800 または 1600 |
| LOD | 0.7mm ~ 1.0mm (パッドに合わせる) | 0.7mm ~ 1.0mm (パッドに合わせる) |
| SPDT (クリック) | Speed (GXスピードモード) | Speed (GXスピードモード) |
| モーションシンク | オフ (キレ重視) | オン (滑らかさ重視) |
| アングルスナッピング | オフ | オフ |
| グラスモード | (使用パッドに合わせる) | (使用パッドに合わせる) |
DPIのズレはあったか? 個体差と調整法
Endgame Gear製品は過去にDPIのズレが指摘されることがありました。
私が使用した個体では、設定値よりも約50~100程度低く計測される傾向がありました。
(例:ソフトで1600に設定 → 実際は1500~1550程度で動作)
これは個体差の可能性もありますが、もし違和感がある場合は、V2が10単位でDPIを調整できることを利用し、微調整することをおすすめします。
(例:今までの1600 DPIに感覚を合わせたい場合、ソフトで1700や1650に設定してみる)
Endgame Gear 「OP1 8K V2」レビューの結論:時代に逆行した「最強」の選択肢
Endgame Gear 「OP1 8K V2」は、万人に勧められる「快適な」マウスではありません。
それは、利便性よりも純粋なパフォーマンス(速さ)を優先する、真の競技プレイヤーのために研ぎ澄まされた「ツール」です。
有線という選択は、決して「妥協」や「時代遅れ」ではなく、現時点で最強の性能を、制約なく引き出すための「最適解」です。
その圧倒的な応答速度と追従性は、一度体験すれば「なぜワイヤレスにこだわっていたのだろう?」とさえ思わせてくれるかもしれません。
もしあなたが、現在のパフォーマンスに満足しておらず、機材の限界を疑っているのであれば、この「時代に逆行した最強の選択肢」を手に取る価値は、間違いなくあります。
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