この記事は2024年に公開された内容です
ゲーミングマウス市場において、高性能な無線マウスが主流となる中で、有線モデルの存在意義はどうなっているのでしょうか?
その疑問に対する答えの一つが、今回紹介する Endgame Gear 「OP1 8K」 です。
近年、ゲーミングマウスはワイヤレス化が進み、多くのプロプレイヤーやカジュアルゲーマーが無線モデルを選択するようになりました。
しかし、高ポーリングレート(8000Hz)での使用時にはバッテリー消費が激しく、頻繁な充電が必要となるという課題がありました。
そんな中、有線モデルである 「OP1 8K」 は、バッテリーを気にすることなく 8000Hzの超高速ポーリングレート をフル活用できる点が大きな魅力です。
本モデルは、以前リリースされた 「OP1 We」(無線モデル) の後継として登場し、軽量化やクリック感の改善、ホットスワップ対応のスイッチ交換機能など、さまざまな進化を遂げています。
特に、クリックの遅延の少なさや、圧倒的なエイムの解像度 は、有線マウスならではの強みと言えるでしょう。
この記事では、「OP1 8K」 の特徴や、実際の使用感、他モデルとの比較、そして有線マウスならではのメリット・デメリット を詳しく解説していきます。

Endgame Gear 「OP1 8K」 とは?

項目 | 詳細 |
---|---|
接続方式 | 有線(USB) |
センサー | PixArt PAW 3395 |
DPI範囲 | 50~26,000 DPI(調整可能) |
ポーリングレート | 最大8000Hz(1000Hz / 2000Hz / 4000Hz / 8000Hz切替可能) |
応答速度 | 0.07ms(クリック遅延) |
スイッチ | Kailh GM 2.0(ホットスワップ対応) |
形状 | 左右対称デザイン |
サイズ(縦×横×高さ) | 118.2 × 60.5 × 37.2 mm |
重量 | 約50.5g |
ケーブル | パラコード(柔軟な布巻きケーブル) |
ソール素材 | PTFE(低摩擦ソール) |
ボタン数 | 6ボタン(メイン×2、サイド×2、スクロールクリック×1、DPI/ポーリングレートボタン×1) |
カスタマイズ | ホットスワップ対応(スイッチ交換可能) |
表面加工 | ラバーコーティング(滑りにくい) |
Endgame Gear 「OP1 8K」 は、ゲーミングデバイスメーカー Endgame Gear が開発した有線ゲーミングマウスです。
本モデルは、従来の無線版 「OP1 We」 の改良版として登場し、超高速8000Hzポーリングレート に対応した点が大きな特徴です。
近年、ワイヤレスゲーミングマウスが主流となっていますが、あえて 有線モデル を採用したのには明確な理由があります。
それを理解するために、まず 「OP1 We」との違い や 有線モデルならではの利点 を詳しく見ていきましょう。
「OP1 We」との違いとは?
「OP1 We」 は無線マウスとして人気を博しましたが、ゲーマーからはいくつかの課題も指摘されていました。
そこで、「OP1 8K」 では以下のような改良が施されています。
比較項目 | OP1 We(無線版) | OP1 8K(有線版) |
---|---|---|
接続方式 | 無線(2.4GHz) | 有線(USB) |
ポーリングレート | 最大1000Hz | 最大8000Hz |
重量 | 約58.5g | 約50.5g |
クリック感 | やや硬め | 柔らかく改良 |
バッテリー持続時間 | 約30時間(高PR時) | 無制限(充電不要) |
改良ポイント
- ポーリングレート8000Hz対応
- OP1 Weは1000Hzまでの対応だったのに対し、「OP1 8K」 は最大8000Hz での動作が可能です。これにより、カーソルの動きがよりスムーズになり、FPSなどの高速なエイム操作でアドバンテージを得られます。
- 軽量化(58.5g → 50.5g)
- 有線モデルながら、無線版よりも約8gの軽量化が実現されました。これにより、手の負担を減らし、長時間のゲームプレイでも疲れにくくなっています。
- クリック感の改善
- 「OP1 We」では、左右クリックが「硬すぎる」という声が多くありました。「OP1 8K」 では、クリックの感触が大幅に改善され、どの位置で押しても適切な柔らかさを感じられる設計になっています。
- バッテリー問題の解決
- 無線モデルでは、高ポーリングレート(例えば4000Hzや8000Hz)で使用するとバッテリー消費が激しく、1日1回の充電が必要でした。有線モデルではその心配がなく、常に安定した環境でプレイ可能 です。
なぜ今、有線モデルが求められるのか?
無線ゲーミングマウスが一般的になった現在、有線モデルの価値はどこにあるのでしょうか? 「
OP1 8K」 の登場は、有線マウスのメリットを再評価させるきっかけ となっています。
① 遅延の少なさ
無線マウスは技術の進化によって大幅に低遅延化されましたが、それでも 有線マウスの方が「物理的に遅延が少ない」 という事実は変わりません。
特に 「OP1 8K」 はクリック遅延が極めて速く、リアルタイムに近いレスポンスが得られます。
② 充電不要の利便性
無線マウスの最大の弱点は、バッテリーの持続時間 です。
特に、8000Hzの高ポーリングレート設定では、バッテリー消費が激しく、毎日充電が必要 になることが一般的です。
有線マウスなら 充電の必要がなく、常に安定した環境 で使用できます。
③ 軽量化のメリット
無線マウスは バッテリーを内蔵しているため、ある程度の重量が必要 になります。
対して、有線マウスは バッテリーを搭載しない分、軽量化 できます。
「OP1 8K」 は 50.5gと、同シリーズの無線版より約8gも軽量 です。
特に「つまみ持ち」や「かぶせ持ち」をするプレイヤーにとって、軽さは大きなアドバンテージとなります。
④ 価格のバランス
一般的に、有線マウスの方が無線マウスよりもコストが抑えられる 傾向にあります。
しかし、「OP1 8K」 は高性能なセンサーやスイッチ交換機能などを搭載しているため、価格は 13,480円前後 とやや高めに設定されています。
8000Hz対応のメリットとは?
「OP1 8K」 最大の特徴である 8000Hzポーリングレート。これは実際にどのようなメリットをもたらすのでしょうか?
① 8000Hzとは?
ポーリングレートとは、マウスがPCに情報を送る頻度 のことです。
例えば、1000Hzなら1秒間に1000回 のデータ送信を行います。
これが 8000Hzになると、1秒間に8000回送信 することになり、カーソルの動きがよりスムーズで滑らか になります。
② FPSにおける有利な点
8000Hzでは「エイムの精度」が格段に向上 します。
例えば、低ポーリングレートのマウスでは細かいマウス操作をしても、PCに伝わる情報が少ないため動きがカクつく ことがあります。
しかし、8000Hzなら1秒間に8000回のデータを送信するため、細かなマウスの動きがリアルタイムに反映 されます。
③ 遅延の少なさによる快適な操作
「OP1 8K」 は、クリック遅延が わずか0.07ms と極めて低いため、クリックした瞬間に反応する感覚を得られます。
これにより、FPSやMOBAなどのゲームでは、わずかな差が勝敗を分ける場面 で優位性を発揮できます。
④ 8000Hzのデメリットは?
8000Hz対応のマウスは、PC側にも高いスペックを要求します。
古いCPUや低スペックのPCでは、8000Hzを活かしきれない こともあるため、自分のPC環境を確認することが重要です。
概要のまとめ:「OP1 8K」 はどんな人におすすめか?
✅ FPSやMOBAで、わずかな遅延も許容できないプレイヤー
✅ 無線マウスのバッテリー管理が面倒な人
✅ 超高ポーリングレート(8000Hz)で滑らかなエイムを求める人
✅ 軽量かつ有線で安定したパフォーマンスを求める人
Endgame Gear 「OP1 8K」のデザインと形状の特徴

Endgame Gear 「OP1 8K」 は、ゲーミングマウスの中でも特に コンパクトでスリムな設計 が特徴です。
左右対称の形状を採用し、つまみ持ちやつかみ持ちに適したデザインとなっています。
「OP1 We」(無線版)と比べても軽量化され、より自由度の高い操作が可能になりました。
ここでは、サイズ感、グリップ感、ZA13との比較 を通じて、「OP1 8K」 のデザインと形状について詳しく解説します。
コンパクトなSサイズ設計
サイズスペック
「OP1 8K」 のサイズは以下の通りです。
- 縦:118.2mm
- 横:60.5mm
- 高さ:37.2mm
- 重量:50.5g(純正ソール装着時)
一般的なゲーミングマウスと比べると、小型で細長い形状 となっており、特に指を立てる つまみ持ちや 浅めのつかみ持ちに適したデザインです。
また、背の高さ(37.2mm)が抑えられているため、手のひらがマウスに密着しにくく、より素早い操作が可能になっています。
手の大きさ別おすすめグリップ
- 小〜中サイズの手 → つかみ持ち、つまみ持ちが快適
- 中〜大サイズの手 → つまみ持ちが最適、かぶせ持ちはやや窮屈
特に手の大きい人がかぶせ持ちをする場合、マウスの背が低いため、手のひら全体をマウスにフィットさせることが難しいかもしれません。
しかし、指先でしっかりとグリップできる設計なので、素早いマウス操作を求めるゲーマーには最適です。
優れたグリップ感と表面加工
ラバーコーティングによる安定感
Endgame Gearのマウスといえば、優れた表面加工 も特徴のひとつです。
「OP1 8K」 のシェル表面には、独自のラバーコーティング が施されており、以下のようなメリットがあります。
✅ 滑りにくく、安定したグリップが可能
✅ 手汗をかいても持ちやすい
✅ 指の力を抜いても、マウスが手にフィットする
長時間のゲームプレイにおいて、指先や手のひらが汗で滑ることはよくあります。
しかし、「OP1 8K」 のラバーコーティングは手のひらから指先までしっかりとフィットするため、握力を抜いた状態でも自然にマウスを保持できます。
ただし、ブラックモデルは皮脂汚れが目立ちやすい ため、清潔に保つためには定期的なメンテナンスが必要です。
ホワイトモデルを選ぶと、汚れが目立ちにくくなります。
側面のデザインと握り心地
側面のカーブは 緩やか で、角度がほとんどついていません。
このため、指先がひっかかりすぎず、自然なフォームで楽に持つことができます。
特に、つまみ持ちをする際に重要なのが「指の自由度」です。
「OP1 8K」 は側面がストレートに近いデザインとなっており、指の位置を調整しやすくなっています。
ZA13との比較—似ている点と異なる点
「OP1 8K」 は、ZOWIEの人気モデル 「ZA13」 に似た形状を持っています。
しかし、実際に比較すると、いくつかの重要な違いがあります。
サイズと形状の違い
比較項目 | OP1 8K | ZA13-C |
---|---|---|
全長 | 118.2mm | 121mm |
幅 | 60.5mm | 57mm |
高さ | 37.2mm | 40mm |
重量 | 50.5g | 約65g |
大きな違いは、「OP1 8K」 の方が軽量で、背が低い という点です。
「ZA13」と比較して、「OP1 8K」 は背の高さが抑えられており、より指先でのコントロールがしやすい形状になっています。
持ち心地の違い
項目 | OP1 8K | ZA13 |
---|---|---|
つまみ持ち適正 | ◎ | 〇 |
つかみ持ち適正 | ◎ | 〇 |
かぶせ持ち適正 | △ | 〇 |
「OP1 8K」 は、つまみ持ちや浅めのつかみ持ち に特化したデザインですが、「ZA13」はやや汎用性が高く、かぶせ持ちにも適しています。
また、「ZA13」の方が背の高さがあり、後部に膨らみがあるため、手のひらをフィットさせる持ち方が可能です。
一方で、「OP1 8K」 はよりスリムで、軽快な操作感を重視 しています。
ホイールとボタンの違い
項目 | OP1 8K | ZA13 |
---|---|---|
ホイール感触 | 軽め、区切り緩め | やや重め、しっかりした区切り |
クリック感 | 改善され、適度な軽さ | やや重め |
サイドボタン | 硬めで確実な押し心地 | 柔らかめ |
「OP1 8K」 は、サイドボタンが硬めでカチッとした押し心地 になっており、誤操作が起こりにくい仕様になっています。
また、ホイールは軽めで区切りがやや緩いため、キャラクターコントロールに適した操作性を提供します。
一方、「ZA13」はホイールの区切りがしっかりしており、サイドボタンも柔らかめなので、指の負担を少なくしたい人には向いているかもしれません。
デザインと形状のポイントまとめ
✅ コンパクトでスリムなSサイズ設計
✅ 軽量(50.5g)で、つまみ持ち・つかみ持ちに最適
✅ ラバーコーティングにより、滑りにくくグリップ力が高い
✅ ZA13と比較して、より軽量でスリムな形状
✅ サイドボタンは硬めで、クリック感が改善されている
Endgame Gear 「OP1 8K」のクリック感とボタン性能

Endgame Gear 「OP1 8K」 は、無線版の「OP1 We」と比較して、クリック感が大幅に改善されたモデルです。
特にFPSなどの競技シーンでは、クリックのしやすさや遅延の少なさがプレイヤーのパフォーマンスに直結します。
本モデルでは、ホットスワップ対応のスイッチ交換機能を備えており、ユーザーが好みに合わせてカスタマイズできるのも魅力です。
ここでは、クリック感の特徴、ホットスワップ機能、サイドボタンやホイールの使用感について詳しく解説します。
ホットスワップ対応でスイッチ交換可能
ホットスワップとは?
「OP1 8K」 は、左右のメインクリックボタンがホットスワップ対応になっています。
つまり、ユーザー自身が簡単にスイッチを交換できる仕様になっています。
これにより、好みに合わせたクリック感の調整が可能になります。
交換可能なスイッチの種類
公式によると、以下のスイッチがホットスワップ対応として利用可能です。
✅ Kailh GM 2.0(デフォルト):軽めでバランスの良いクリック感
✅ Omron D2FC-F-7N:やや重めで反発感が強い
✅ Huano Blue Shell Pink Dot:しっかりとした押し心地で、競技向け
また、Endgame Gearは専用の「ユニバーサルスイッチパック」も販売しており、14個入り(7種類 × 2個)のスイッチが含まれています。
これを利用することで、ユーザーは自分の好みに応じてクリック感を細かくカスタマイズできます。
改善されたクリック感と遅延の少なさ
クリックの硬さと感触
「OP1 We」(無線版)では、左右クリックが「硬すぎる」という意見が多くありました。
特に、浅めの持ち方(つまみ持ち)をする場合、ボタンの先端を押すとさらに硬く感じることがありました。
しかし、「OP1 8K」 ではクリックの感触が大幅に改善され、次のような特徴があります。
✅ 適度な柔らかさで、どこを押しても一貫したクリック感
✅ バネの反発が程よく、連続クリックがしやすい
✅ 軽すぎず、誤クリックが発生しにくい設計
また、クリックの応答速度(遅延)も無線マウスと比較すると「桁違いに速い」応答速度であり、競技レベルのFPSゲーマーにとって大きなアドバンテージとなります。
クリック音の違い(OP1 Weとの比較)
- OP1 We → 高音で硬めのクリック音
- OP1 8K → やや低音で軽やかなクリック音
音の違いからも分かるように、「OP1 8K」 は無線版と比べて「より軽快なクリック感」に調整されています。
サイドボタンやホイールの使用感
サイドボタンの特徴
「OP1 8K」 のサイドボタンは、以下のような特徴があります。
✅ クリック感はやや硬めで、はっきりとした押し心地
✅ 余計な遊び(ガタつき)がなく、誤爆しにくい
✅ やや高めの位置に配置されており、親指が自然に届きやすい
多くのゲーミングマウスは、サイドボタンが「ふにゃふにゃ」としていたり、押し込むとグラつくことがありますが、「OP1 8K」 はクリック時の安定感が抜群 です。
FPSでの「しゃがみ」「グレネード」「スキル使用」など、素早く確実に入力が必要なアクションに最適 なサイドボタン設計になっています。
ホイールの特徴
「OP1 8K」 のホイールは、以下のような特徴を持っています。
✅ 軽めのスクロール感で、回しやすい
✅ 区切り(ステップ)はやや緩めで、スムーズな操作が可能
✅ クリック感は適度な硬さで、誤爆しにくい設計
一般的なZOWIE製マウス(例:ECシリーズ、ZAシリーズ)はホイールの区切りが強めで「コリコリ」とした感触が特徴ですが、「OP1 8K」 は区切りがやや緩く、スムーズな操作ができる 設計になっています。
これは、以下のような用途に適しています。
✅ ゲーム内のアイテム選択や武器切り替えがスムーズに行える
✅ スクロール量の調整がしやすく、ウェブブラウジングにも適している
✅ キャラクターコントロール(バニーホップなど)にも対応しやすい
ホイールクリックも適度な硬さになっており、左右クリックと比べて若干強めに押し込む必要がありますが、クリックミスを防ぎつつ、確実な操作が可能 です。
クリック感とボタン性能のポイントまとめ
✅ ホットスワップ対応でスイッチの交換が可能(クリック感を自由にカスタマイズ)
✅ クリック感が大幅に改善され、適度な柔らかさと反発感を実現
✅ 遅延が極めて少なく、素早い応答が可能
✅ サイドボタンは硬めで誤クリックしにくく、競技向けの設計
✅ ホイールは軽めでスムーズなスクロールが可能、誤爆を防ぐ適度な硬さ
「OP1 8K」 のクリック感とボタン性能は、特に競技志向のゲーマーにとって大きなアドバンテージとなるポイントです。
Endgame Gear 「OP1 8K」のパフォーマンスと使い心地

Endgame Gear 「OP1 8K」 は、超高速8000Hzポーリングレートに対応し、ゲーミングマウスの中でも最先端の技術が詰め込まれたモデルです。
ポーリングレートとは、マウスがPCに情報を送信する頻度を指し、数値が高いほどカーソルの動きが滑らかになります。
また、50.5gという超軽量設計、有線接続による安定した遅延の少なさ、そして優れたフィット感により、長時間のゲームプレイでも快適に使用できます。
ここでは、8000Hzポーリングレートの実力、無線マウスとの違い、有線マウスのデメリットとその対策について詳しく解説します。
8000Hzポーリングレートの実力
ポーリングレートとは?
ポーリングレートとは、マウスがPCに入力データを送る頻度 を指します。
一般的なマウスのポーリングレートは 1000Hz(1msごとにデータ送信) ですが、「OP1 8K」 は 最大8000Hz(0.125msごとにデータ送信) に対応しています。
ポーリングレート別の応答速度
ポーリングレート | 応答速度(1回のデータ送信にかかる時間) |
---|---|
125Hz | 8ms |
500Hz | 2ms |
1000Hz | 1ms |
2000Hz | 0.5ms |
4000Hz | 0.25ms |
8000Hz | 0.125ms |
8000Hzのメリット
✅ マウスカーソルの動きがより滑らかになる
✅ エイム精度が向上し、ミリ単位の操作がしやすい
✅ 遅延が最小限になり、クリックと射撃のタイミングが正確に一致
特に、FPSやMOBAなどの競技ゲーム では、クリックのタイミングが勝敗を左右する場面が多く、8000Hz対応の「OP1 8K」 はゲーマーにとって大きな武器 となります。
8000Hzのデメリット
しかし、8000Hzにはいくつかの注意点もあります。
⚠ 高スペックPCが必要
8000Hzポーリングレートでは、CPUへの負荷が大きくなる ため、古いPCや低スペックPCではパフォーマンスが低下する可能性があります。
⚠ 一部のゲームで対応していない場合がある
一部のゲームでは、ポーリングレートの上限が1000Hzに制限されている場合があります。その場合、8000Hzで設定しても恩恵を受けられない可能性があります。
⚠ ケーブルの取り回しに注意が必要
有線マウスなので、適切にマウスバンジーを使用しないと、8000Hzの滑らかさを最大限に活かせない可能性があります。
有線マウスのデメリットは?
近年、ワイヤレスゲーミングマウスが普及する中で、「なぜ今、有線マウスを選ぶのか?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
しかし、有線マウスには明確なメリットもあります。
有線マウスのメリット
✅ 遅延が無線よりも少ない
✅ バッテリー切れを気にする必要がない
✅ 8000Hzなどの高ポーリングレートを安定して利用できる
有線マウスのデメリット
⚠ ケーブルの煩わしさ
「OP1 8K」 は「パラコードケーブル」を採用しており、非常に柔らかく軽量ですが、それでも無線マウスに比べると動かしやすさでは劣ります。特に、低感度で大きく腕を動かすプレイヤーは、ケーブルの取り回しに工夫が必要 です。
⚠ 設置環境に左右される
無線マウスならどこでも快適に使えますが、有線マウスの場合、ケーブルの長さやPCのUSBポートの位置によっては、取り回しが難しくなることがあります。
対策:マウスバンジーの活用
有線マウスのデメリットを解決するために、「マウスバンジー」を活用するのがおすすめです。
マウスバンジーとは、ケーブルを固定し、宙に浮かせることで摩擦をなくすデバイス です。
これを使うことで、無線マウスとほぼ同じ操作感 を得ることができます。
無線モデルと比較した使用感
OP1 We(無線モデル)との比較
比較項目 | OP1 We(無線版) | OP1 8K(有線版) |
---|---|---|
ポーリングレート | 最大1000Hz | 最大8000Hz |
クリック遅延 | 約1ms | 約0.07ms |
重量 | 58.5g | 50.5g |
バッテリー持続時間 | 約30時間 | 無制限 |
ケーブルの有無 | なし | あり |
✅ 操作感の違い
- 「OP1 8K」 は より軽量 で、クリックの遅延が大幅に少なくなっています。
- 8000Hzのポーリングレートにより、カーソルの動きがよりスムーズ になり、細かいエイム調整が可能。
- 有線なので、バッテリーを気にせず、常に安定した環境でプレイできる。
✅ どちらを選ぶべきか?
- 無線の自由度が欲しい人 → OP1 We
- 最高の遅延の少なさと8000Hzを活用したい人 → OP1 8K
パフォーマンスと使い心地のポイントまとめ
✅ 8000Hzポーリングレート対応で、極めて滑らかなカーソル操作
✅ クリック遅延が極めて少なく、FPSでの反応速度が向上
✅ 有線接続により、バッテリーを気にせずプレイできる
✅ マウスバンジーを使えば、有線のデメリットを最小限に抑えられる
✅ 無線マウスと比べ、より軽量でクリックの応答性が高い
Endgame Gear 「OP1 8K」を使用した私の体験談・レビュー

これまで多くのゲーミングマウスを試してきましたが、Endgame Gear 「OP1 8K」 は、まさに「競技向けゲーマーのための究極の有線マウス」 という印象を受けました。
特に 8000Hzポーリングレートの滑らかさ、クリックの応答速度、軽量デザイン の3点が、他のマウスとは一線を画すポイントです。
ここでは、私が実際に FPSやMOBAで使用した感想 や 普段使いでのメリット・デメリット を詳しく紹介します。
FPSゲームでの使用感
FPSゲーム(特に VALORANT、APEX LEGENDS)で数週間使ってみた結果、以下のような特徴を実感しました。
✅ 8000Hzの恩恵を最大限に感じた
ポーリングレートを 1000Hz → 8000Hz に変更したときに、まず 「カーソルの追従性が滑らか」 という点に驚きました。
特に 高DPI設定(1600DPI以上) での微調整時に、明らかにマウスの追従が向上したと感じました。
例えば、
- スナイパーライフルでの細かいエイム調整 がしやすくなった。
- フリックエイム(素早くターゲットにエイムを合わせる動作) の精度が向上した。
- リコイルコントロール(連射時のブレ補正) がより直感的にできるようになった。
8000Hzの影響で「画面上の動きがリアルタイムに追従する」という感覚があり、これまでの1000Hzマウスとはまったく別物 だと実感しました。
✅ クリック遅延の少なさが撃ち合いで優位に
「OP1 8K」 のクリック遅延は非常に少なく驚異的な伝達速度です。
実際に撃ち合いの際、弾の発射がより「リアルタイム」に近い感覚 になり、トラッキングエイム(敵の動きに合わせるエイム)が非常にスムーズに行えました。
特に タップ撃ち(単発射撃) を多用するVALORANTなどでは、この遅延の少なさが大きな武器になりました。
MOBA・RTSゲームでの使用感
MOBAやRTSでは、マウスのクリック速度やポーリングレートが重要になります。
✅ 8000Hzでスキル発動の反応速度が向上
MOBAゲームでは、スキル発動のタイミングが命取りになることが多いですが、「OP1 8K」 では入力がほぼリアルタイムで反映 されました。
スキルのコンボや、タワーダイブ時の瞬時の判断が求められる場面でも、マウスの遅延がないことで操作が快適でした。
✅ 高速スクロールが必要な場面でのホイール操作が優秀
RTSでは、マップスクロールや素早いカメラ移動が重要ですが、「OP1 8K」 のホイールは軽く、かつ適度な区切り感がある ため、意図した通りの操作ができました。
普段使いでの快適性
ゲーミングマウスとしての性能は申し分ありませんが、普段使いの作業ではどのような違いがあるのかを試してみました。
✅ Webブラウジングや動画編集での快適性
- 8000Hzによるカーソルの滑らかさ は、ゲーム以外の場面でも違いを実感。特に 大きなモニターでの作業(32インチ以上)では、細かいカーソル操作が圧倒的にスムーズ でした。
- 動画編集時、タイムライン上の細かい調整 でクリックが正確に行える点も、意外なメリットでした。
⚠ デメリット:8000HzはPC負荷が高め
8000Hzで使用していると、CPU使用率が若干上昇することを確認しました。特に 高負荷なアプリ(Premiere Proなどの動画編集ソフト) を使用しているときは、ポーリングレートを 4000Hzや2000Hzに下げた方が安定 しました。
有線マウスとしての使いやすさ
✅ 軽量(50.5g)のメリット
普段 58g以上の無線マウスを使っていた ため、「OP1 8K」を使った瞬間、軽さに驚きました。特に、長時間ゲームをプレイした後の手首の疲労感が大幅に軽減されました。
⚠ 有線の取り回しには工夫が必要
有線マウスならではのデメリットとして、ケーブルの取り回し が挙げられます。「OP1 8K」 のパラコードケーブルは柔らかく、従来の有線マウスよりもストレスは少ないですが、やはり無線と比べると動かしやすさでは劣ります。
対策として、マウスバンジーを使用 すると、無線マウスに近い快適さを得ることができました。
私の体験談のポイントまとめ
✅ 8000Hzのポーリングレートで、FPSのエイム精度が格段に向上
✅ クリック遅延が少なく、撃ち合いでの応答速度が優位に
✅ MOBAやRTSでもスキル発動の反応速度が向上
✅ 普段使いではカーソルの滑らかさや動画編集の精度が向上
✅ 軽量設計で疲れにくいが、有線の取り回しには工夫が必要
Endgame Gear 「OP1 8K」 に関するQ&A

ここでは、Endgame Gear 「OP1 8K」 に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「OP1 8K」 とはどんなマウスですか?
「OP1 8K」 は、Endgame Gearが開発した有線ゲーミングマウスで、最大8000Hzポーリングレートに対応した軽量(50.5g)マウスです。競技向けのFPSプレイヤーに特化した設計で、クリック遅延が非常に低いのが特徴です。
8000Hzのポーリングレートって本当に必要ですか?
8000Hzは、マウスの入力をPCに1秒間に8000回送ることを意味します。これによりカーソルの動きが滑らかになり、FPSゲームでのエイム精度が向上します。特に、高DPI設定(1600DPI以上)やローセンシのプレイヤーには、違いを感じやすいです。
「OP1 8K」 のセンサーは何ですか?
「OP1 8K」 には、PixArt PAW 3395センサーが搭載されており、最大26,000DPIまで対応しています。低遅延かつ高精度のセンサーとして評価されています。
無線マウスと比べて、有線マウスのメリットは何ですか?
有線マウスの主なメリットは以下の通りです。
- 遅延がほぼゼロ(OP1 8Kのクリック遅延は0.07ms)
- バッテリー切れの心配がなく、常に安定したパフォーマンス
- 8000Hzの高ポーリングレートを安定して利用できる
「OP1 8K」 のクリック感はどんな感じですか?
「OP1 8K」 のクリック感は、「OP1 We」(無線版)と比較して大幅に改善されており、適度な柔らかさと反発感があります。また、ホットスワップ対応のため、スイッチを交換して好みのクリック感にカスタマイズすることも可能です。
「OP1 8K」 はどんな持ち方に適していますか?
「OP1 8K」 は、左右対称の細身デザインのため、特に以下の持ち方に適しています。
- つまみ持ち):軽量かつコンパクトなため、細かい操作がしやすい。
- 浅めのつかみ持ち:背が低めで指の自由度が高い。
手が大きい人でも快適に使えますか?
「OP1 8K」 は小型のため、大きな手の人にはやや窮屈に感じることがあります。特に「かぶせ持ち」には向いていません。
ポーリングレートの変更はできますか?
「OP1 8K」 は 1000Hz / 2000Hz / 4000Hz / 8000Hz の4段階で変更可能です。設定ツールまたは本体裏面のボタンを使用して調整できます。
ホットスワップ対応のスイッチはどれが使えますか?
Kailh GM 2.0(デフォルト)以外にも、以下のスイッチに交換可能です。
- Omron D2FC-F-7N(やや重め)
- Huano Blue Shell Pink Dot(しっかりした押し心地)
- Endgame Gear ユニバーサルスイッチパック(14個入り)
8000Hzはすべてのゲームで有効ですか?
一部のゲームでは最大1000Hzに制限されることがあります。特に、競技タイトルではポーリングレートの上限が1000Hzに設定されている場合があります。ただし、将来的に8000Hz対応のゲームが増える可能性は高いです。
Endgame Gear 「OP1 8K」レビューのまとめ

Endgame Gear 「OP1 8K」 は、最先端の技術を搭載した有線ゲーミングマウス であり、特にFPSやMOBAをプレイする競技志向のゲーマーにとって、最高レベルの選択肢の一つとなります。
「8000Hzポーリングレート」「少ないクリック遅延」「超軽量50.5g」「ホットスワップ対応スイッチ」 など、最新のゲーミングマウスとしての性能は申し分ありません。
しかし、全てのプレイヤーにとって最適なマウスというわけではなく、いくつかのデメリットや注意点もある ため、どのような人におすすめかを詳しくまとめていきます。
「OP1 8K」 の「買い」ポイント(メリット)
✅ 1. 8000Hzポーリングレートによる驚異的な滑らかさ
ポーリングレート8000Hz対応により、カーソルの動きが極めてスムーズになり、高DPI環境やFPSでのエイム精度が大幅に向上 します。
✅ 2. 少ないクリック遅延の圧倒的な応答速度
一般的な無線ゲーミングマウス(約1ms)と比べて、約10倍高速な応答速度 を誇り、撃ち合いの際に有利に働きます。
✅ 3. 50.5gの超軽量設計で、長時間のプレイでも疲れにくい
軽量マウスなので、素早いフリックや細かいトラッキングがしやすく、長時間のプレイでも負担が少ないです。
✅ 4. ホットスワップ対応で、自分好みのクリック感に調整可能
スイッチを簡単に交換できるため、クリックの硬さや感触を自分好みにカスタマイズ可能。長く愛用できる設計になっています。
✅ 5. バッテリー切れの心配がなく、安定したプレイ環境を提供
無線マウスのように充電の必要がないため、常に最高のパフォーマンスを維持できる。特に8000Hz設定では無線マウスのバッテリー消費が激しいため、有線の方が実用的 です。
✅ 6. つまみ持ち・つかみ持ち向けの絶妙なデザイン
細長い左右対称形状で、つまみ持ち・浅めのつかみ持ちに最適。ZA13に似た形状でありながら、より軽量で扱いやすい設計です。
「OP1 8K」 の注意点(デメリット)
⚠ 1. 8000Hzの恩恵を受けるには高スペックPCが必要
低スペックPCでは、CPU負荷が高くなり、快適に使用できない可能性があります。
⚠ 2. 有線マウスのため、ケーブルの取り回しに注意が必要
「OP1 8K」 のパラコードケーブルは柔らかく、取り回しやすいですが、完全な無線マウスの自由度には及ばない ため、マウスバンジーの使用を推奨します。
⚠ 3. 価格がやや高め(約13,480円前後)
一般的な有線マウスよりも高価であり、無線マウスのような利便性はないため、8000Hzやホットスワップ機能を本当に必要とするか? を考えた上で購入するのが良いでしょう。
⚠ 4. 形状が小型のため、大きな手の人には合わない可能性がある
小型マウスのため、かぶせ持ちをする人や、大きめのマウスが好みの人には不向き。手のサイズが大きい人は、持ち方を工夫する必要があります。
⚠ 5. 一部のゲームで8000Hzが対応していない場合がある
すべてのゲームが8000Hzのポーリングレートに対応しているわけではなく、最大1000Hzに制限されるゲームもある ため、購入前に確認するのがベストです。
「OP1 8K」 はどんな人におすすめ?
✅ こんな人におすすめ!
- FPS(VALORANT、CS2、APEX)など、競技シーンで戦うプレイヤー
- 8000Hzのポーリングレートを活かした、超高速な入力を求める人
- つまみ持ち・つかみ持ちに適した軽量マウスを探している人
- クリック感をカスタマイズできる、ホットスワップ機能に興味がある人
- 遅延の少なさを最優先し、安定した環境でゲームをプレイしたい人
❌ こんな人には向いていないかも…
- 無線マウスの自由な取り回しを重視する人 → 「OP1 We」(無線版)の方が適している
- 低スペックPCを使っている人 → 8000Hzではなく1000Hzで十分
- 大きめのマウスやかぶせ持ちを好む人 → ZOWIE EC2などの大型マウスが適している
Endgame Gear 「OP1 8K」レビューの総括
💡 結論:「有線で最強のゲーミングマウスを求めるなら、OP1 8Kは間違いなく買い!」
Endgame Gear 「OP1 8K」 は、競技志向のゲーマーにとって理想的な有線ゲーミングマウスです。
8000Hzポーリングレートによる驚異的な滑らかさ、少ないクリック遅延で圧倒的な応答速度、そして50.5gの超軽量設計が、FPSやMOBAなどの高速な操作を必要とするゲームで真価を発揮します。
ホットスワップ対応によりクリック感をカスタマイズできるのも魅力で、バッテリー管理不要の安定した環境でプレイできる点も有線マウスならではのメリットです。
一方で、8000Hzの恩恵を受けるには高スペックなPCが必要であり、ケーブルの取り回しにはマウスバンジーの活用が推奨されます。
無線マウスの自由度と比較しても、最高のパフォーマンスを求めるなら「OP1 8K」 は有力な選択肢となるでしょう。
競技シーンでの勝利を目指すなら、このマウスが確かな武器となるはずです。

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