この記事は2023年に公開された内容です
ゲーミングキーボードの進化が加速する中で、DrunkDeer 「A75」 は「低価格でラピッドトリガーを搭載したキーボード」として注目を集めています。
通常、ラピッドトリガー機能が搭載されたゲーミングキーボードは2~3万円台が相場ですが、「A75」は16,000円前後と圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
そんな「A75」ですが、最近のアップデートによりアクチュエーションポイントが最短0.2mmに短縮され、ゲーミングキーボード市場でもトップクラスの反応速度を実現しました。
特に、VALORANTやAPEXなどのFPSゲームでは、キー入力の速さがプレイヤーのパフォーマンスに直結するため、このラピッドトリガー機能の恩恵を大きく受けることができます。
この記事では、DrunkDeer 「A75」の特徴やラピッドトリガーの実力、デザインや打鍵感の評価、そして実際に使用してみた感想を詳しく解説します。
これからコスパ最強のゲーミングキーボードを探している方や、ラピッドトリガー機能の恩恵を体感したい方に向けて、購入の参考になる情報をお届けします。

DrunkDeer 「A75」とは?

DrunkDeer 「A75」の特徴と基本スペック
DrunkDeer 「A75」 は、低価格ながらラピッドトリガー機能を搭載したゲーミングキーボードです。
ラピッドトリガー対応のキーボードは一般的に高価格帯(3~5万円以上)が多いですが、「A75」は16,000円前後で購入可能。
これにより、初心者から上級者まで幅広いゲーマーが手軽にラピッドトリガーを体験できる製品となっています。
スペック | 詳細 |
---|---|
キータイプ | ホールエフェクトスイッチ(磁気センサー) |
アクチュエーションポイント | 0.2mm~3.6mm(調整可能) |
リセットポイント(オフになる距離) | 0.2mm~3.6mm(追従可) |
ラピッドトリガー機能 | あり(オン/オフ可能) |
キーボード配列 | 英語配列(日本語配列は未対応) |
サイズ | 75%(テンキーレスより小型) |
接続方式 | 有線(USB Type-C) |
キーキャップ素材 | ABS樹脂(PBTではない) |
耐久性 | 約1億回のキー入力に耐える |
重量 | 約715g(比較的軽量) |
ライティング | あり(RGBライティング) |
価格とコストパフォーマンス
「A75」の最大の魅力はコストパフォーマンスです。
通常、ラピッドトリガー機能を搭載したゲーミングキーボードは高価であり、例えば以下のような製品と比較すると、「A75」は圧倒的にコスパが良いことが分かります。
製品名 | 価格 | ラピッドトリガー | アクチュエーションポイント |
---|---|---|---|
DrunkDeer A75 | 約16,000円 | あり | 0.2mm~3.6mm(調整可能) |
Wooting 60HE | 約36,000円 | あり | 0.1mm~4.0mm |
Razer Huntsman V2 Analog | 約30,000円 | なし | 1.5mm~3.6mm |
SteelSeries Apex Pro | 約28,000円 | なし | 0.1mm~4.0mm |
「A75」は半額以下の価格でラピッドトリガーを体験できるため、FPSやMOBAをプレイするゲーマーにとって非常に魅力的な選択肢になっています。
特に日本のAmazonでも購入可能であり、海外製品のように面倒な個人輸入をしなくても手軽に入手できるのも大きなメリットです。
他のゲーミングキーボードとの比較
「A75」は、ラピッドトリガーを試したい人やコスパを重視する人に最適ですが、一方でいくつかのデメリットもあります。
他の人気ゲーミングキーボードと比較し、どのようなユーザーに向いているのかを解説します。
✅ DrunkDeer 「A75」が向いている人
- コスパ重視の人(2~3万円のキーボードを買う前に、まずラピッドトリガーを試したい)
- FPS(特にVALORANT)をプレイする人(キーを離した際の反応速度が重要なゲーム)
- 軽量なキーボードが欲しい人(715gと比較的軽く、持ち運びもしやすい)
❌ 他のキーボードが向いている人
- 最速のラピッドトリガーを求める人(0.1mmの超高速反応が必要ならWooting 60HEが最適)
- 日本語配列が必須な人(「A75」は英語配列のみ)
- カスタマイズ性を求める人(キーキャップやケースの交換自由度は他製品より低め)
DrunkDeer 「A75」は、低価格ながらラピッドトリガーを搭載したコスパ最強のゲーミングキーボードです。
他のハイエンドモデルと比べると最短アクチュエーションポイントは0.2mmとやや遅めですが、実際のゲームプレイでの差はわずかであり、多くのゲーマーにとって十分な性能を持っています。
DrunkDeer 「A75」のラピッドトリガー機能の実力

ラピッドトリガーとは?
ラピッドトリガーとは、キーを押し込んだ距離だけでなく、キーを離す距離でもオンオフを制御できる機能 です。
従来のメカニカルキーボードでは、キーが一定の深さまで押し込まれないとオンにならず、戻る際にも元の位置まで戻らないとオフになりませんでした。
一方、ラピッドトリガー搭載のキーボードでは、キーをどこまで押し込んだかに関係なく、最小限の距離で反応のオンオフが可能 になります。
これにより、ゲーム内のキャラクター操作がより俊敏になり、特にVALORANTやAPEXのようなFPSタイトルで大きなアドバンテージを得ることができます。
ラピッドトリガーの仕組み
通常のメカニカルスイッチでは、以下のような動作になります:
- キーを押す → アクチュエーションポイント(例:2.0mm)を超えるとオン
- キーを離す → リセットポイント(例:1.8mm)に戻るまでオフにならない
一方で、ラピッドトリガー搭載キーボードの場合:
- キーを押す → アクチュエーションポイント(0.2mm~3.6mm)を設定可能
- キーを離す → リセットポイントが自動追従し、0.2mm戻った時点でオフになる
この仕組みにより、従来よりもはるかに速いキー入力とリセットが可能になります。
DrunkDeer 「A75」のラピッドトリガー性能
「A75」は、最近のアップデートによりアクチュエーションポイントの最短設定が0.4mmから0.2mmに短縮されました。
このアップデートにより、より素早いキー入力とリセットが可能になり、従来のメカニカルキーボードと比較して圧倒的な速度を誇るようになりました。
アクチュエーションポイントの調整機能
「A75」では、キーごとにアクチュエーションポイントを設定可能です。
これにより、以下のようなカスタマイズが可能になります:
- 移動キー(WASD) → 最短0.2mmに設定し、即座に移動やストッピングが可能
- スキルキー(F1~F4など) → 誤爆を防ぐために1.5mm~2.0mmに設定
- ジャンプキー(スペースバー) → 0.4mm~0.8mmに設定し、ジャンプの精度を向上
このように、ゲームのプレイスタイルに応じてキーごとの感度を細かく調整できるのが大きな魅力です。
リセットポイントの自動追従(ラピッドトリガー機能)
「A75」のラピッドトリガーでは、キーを押した距離に関係なく、0.2mm戻した時点でオフになるよう設定可能です。
例えば:
- 通常のキーボード → キーを押して0.4mm以上戻さないとオフにならない
- DrunkDeer A75 → どの深さからでも0.2mm戻せばオフになる
この機能により、FPSゲームでの動作が大幅に高速化します。
ゲームでの使用感とメリット
「A75」のラピッドトリガーは、特にFPSゲーム(VALORANT、APEX Legendsなど)で大きな影響を与えます。
FPSゲームでのメリット
- ストッピングが高速化
→ FPSでは「キーを離した瞬間にキャラが止まること」が重要。
→ ラピッドトリガーにより、キーを離すと即座にキャラが停止し、より正確なエイムが可能になる。 - キー入力のレスポンス向上
→ 通常のキーボードよりも数ミリ秒早く入力が反映されるため、撃ち合いでの反応速度が上がる。 - 繊細なキャラコントロールが可能
→ ラピッドトリガーの特性を活かし、スムーズな移動やカウンターストレイフ(移動→ストップ→撃つ動作)が向上。
実際にプレイして感じた変化
- VALORANTでの撃ち合いが有利に
→ 移動キーを離した瞬間にピタッと止まり、正確なエイムが可能に。 - APEX Legendsのストレイフがスムーズに
→ 左右のキー入力のレスポンスが早く、撃ち合い中の回避行動が取りやすい。 - フォートナイトの建築や編集が高速化
→ 入力の遅延が少なく、壁の建築や編集を素早く行えるようになった。
ラピッドトリガーのデメリット
- 慣れるまで時間がかかる
→ 最初はキーを軽く触れただけで反応するため、誤入力が増える可能性がある。 - 一部のゲームでは過敏すぎる
→ 例えばMMORPGやRTSでは、誤爆を防ぐためにアクチュエーションポイントを深めに設定する必要がある。
DrunkDeer 「A75」のラピッドトリガーは、FPSゲームにおいて大きなアドバンテージを提供します。
特にVALORANTやAPEXのような精密な動きが要求されるゲームでは、ストッピングの速さやキーの応答性が勝敗を分ける要因になるため、この機能は非常に有用です。
また、キーごとのアクチュエーションポイントをカスタマイズ可能なので、自分のプレイスタイルに合わせた最適な設定ができます。
DrunkDeer 「A75」のデザインと使い勝手

DrunkDeer 「A75」は、ゲーミングキーボードとしての性能だけでなく、デザインや打鍵感、カスタマイズ性にもこだわりが見られる製品です。
ここでは、見た目のデザイン、実際の打鍵感、キー配列やカスタマイズ性、ライティング機能などについて詳しく解説していきます。
キーボードの外観・デザイン
「A75」のデザインは、ゲーミングキーボードにありがちな派手なRGBライティングやゴツい外観ではなく、シンプルで洗練されたレトロポップなデザイン になっています。
✅ 外観のポイント
- コンパクトな75%サイズ
- フルサイズキーボードよりも小さく、テンキーレスよりさらに省スペース。
- 矢印キーやファンクションキー(F1〜F12)はしっかり配置されており、ゲームだけでなく普段使いにも対応可能。
- カラーバリエーション
- ブラック / ホワイト / グレーの3色展開。
- 特にグレーモデルは新色で、シンプルながらもおしゃれな雰囲気を演出。
- プラスチック製のボディ
- トッププレートはABS樹脂製で、価格を抑えつつ軽量化。
- 高級感はあまりないが、その分軽量で持ち運びに適している。
- キーキャップのデザイン
- シフトキーとエンターキーだけ異なるカラーで差し色が入っている。
- シンプルなデザインの中にもアクセントがあり、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
- コンパクトながらしっかりとした厚み
- 厚みがあるため安定感があり、タイピング時の振動や揺れも少ない。
🎯 デザインの総評
DrunkDeer 「A75」のデザインは、一般的なゲーミングキーボードの派手さを抑えつつ、洗練されたシンプルな外観を実現しています。ゲーミング用途だけでなく、普段のデスク環境にも馴染みやすいデザインです。
タイピングの打鍵感と耐久性
「A75」の打鍵感は、一般的なメカニカルキーボードとは異なり、ホールエフェクトスイッチ(磁気センサー方式)を採用しています。
これにより、軽いタッチでの入力が可能となり、ゲームだけでなくタイピング用途でも快適に使うことができます。
✅ 打鍵感の特徴
- スムーズな押し込み
- ホールエフェクトスイッチの特性上、キーの押し始めから底打ちまでが非常にスムーズ。
- 通常のメカニカルスイッチ(赤軸など)と比べても、抵抗感が少なく、軽快なタイピングが可能。
- 静音性
- クリック感のある青軸系のスイッチとは異なり、打鍵音が控えめで静かな部類。
- ただし、スペースバーのみ若干の金属音(ping音)があるため、人によっては気になる可能性がある。
- 耐久性
- キーの耐久性は1億回のキー入力に対応しており、長期間使用してもへたりにくい。
- 物理的な接触がないホールエフェクトスイッチのため、従来のメカニカルスイッチと比べて長寿命。
- キーキャップの質
- ABS樹脂製のため、長期間使用するとテカリが出やすい。
- PBT素材のようなザラつき感がないため、しっとりとした手触りが好きな人には向いている。
🎯 打鍵感の総評
DrunkDeer 「A75」は、軽快でスムーズな打鍵感と静音性を両立しており、ゲームにも日常のタイピングにも適したキーボードです。唯一の欠点は、キーキャップがABS製でややチープな点ですが、カスタムキーキャップを使えば改善可能です。
配列・カスタマイズ性・ライティング
🔹 キーボード配列
- 英語配列のみ対応(日本語配列はなし)
- 日本語配列が欲しい人には不向きだが、ゲーミング用途では英語配列の方が使いやすい。
- 75%レイアウト
- テンキーレスよりさらにコンパクトながら、矢印キーやファンクションキーがしっかり配置されている。
🔹 キーごとのカスタマイズ性
- アクチュエーションポイントの個別設定
- キーごとに0.2mm~3.6mmで感度を調整可能。
- WASDキーは0.2mm、その他のキーは1.5mmなど、プレイスタイルに合わせてカスタマイズできる。
- スプリング交換可能
- 公式サイトではスプリングの交換用パーツが販売されており、軽い押し心地が好みの人は変更可能。
🔹 ライティング機能
- RGBライティング搭載
- ライティングの発色は悪くないが、ゲーミングブランドの高級キーボード(Razer, Corsair, SteelSeriesなど)と比べると若干控えめ。
- カスタマイズ性は低めで、RGBの発色を重視する人には物足りないかもしれない。
🎯 カスタマイズ性の総評
DrunkDeer 「A75」は、キーごとのアクチュエーションポイント設定が可能で、スプリングの交換もできるため、カスタマイズ性は非常に高いです。ただし、日本語配列がない点やライティングのカスタマイズが限られる点は、人によってはデメリットとなるかもしれません。
DrunkDeer 「A75」のデザインと使い勝手をまとめると、以下のようになります。
✅ メリット
- シンプルでおしゃれなデザイン(ゲーミング感が少なく、デスクにも馴染む)
- 軽快でスムーズな打鍵感(ホールエフェクトスイッチの恩恵)
- キーごとのアクチュエーションポイント設定が可能(自分好みにカスタマイズできる)
- 75%レイアウトでコンパクトながら矢印キーやファンクションキーを搭載
❌ デメリット
- 英語配列のみ(日本語配列は非対応)
- キーキャップがABS製でややチープ
- RGBライティングのカスタマイズ性がやや低め
DrunkDeer 「A75」を使用した私の体験談・レビュー

実際に DrunkDeer 「A75」を使用してみた感想を、開封・初期設定・ゲームプレイ・日常使用の4つの観点 から詳しく紹介します。
開封&ファーストインプレッション
📦 開封時の印象
DrunkDeer 「A75」のパッケージは、シンプルながらもレトロポップなデザイン で、ゲーミングデバイスらしからぬカジュアルな雰囲気 を感じました。
✅ 同梱物
- DrunkDeer 「A75」本体
- USB Type-Cケーブル(有線接続専用)
- キーキャッププラー(キーキャップ取り外し用)
- 取扱説明書(英語/中国語、日本語はなし)
本体を取り出すと、ABS樹脂製の軽量なボディ が特徴的でした。
最初に持った感想は「意外と軽い!」。715gと軽量なので持ち運びがしやすい のもポイントです。
また、キーキャップのデザインが特徴的で、エンターキーとシフトキーが差し色になっている のも、シンプルながらおしゃれな印象を受けました。
初期設定&カスタマイズ
🔧 ソフトウェアのインストール
「A75」の設定を変更するためには、公式サイトから専用ソフトウェアをダウンロードする必要があります。
✅ ソフトウェアの主な機能
- アクチュエーションポイントの設定(0.2mm〜3.6mm)
- ラピッドトリガーのオン/オフ
- キーごとのアクチュエーション調整
- ライティングのカスタマイズ
- マクロ設定
ただし、このソフトウェアには日本語対応がなく、UIも少し分かりづらい ため、最初の設定には少し手間がかかりました。
特に、現在のアクチュエーションポイントの数値が表示されない のは不便に感じました。
💡 改善点として
- UIの分かりやすさの向上
- アクチュエーションポイントのリアルタイム表示機能 があれば、より使いやすくなると感じました。
ゲームでの使用感(FPS・MOBA)
実際に PSとMOBAで使用してみました。
🎯 FPSでの使用感
「A75」の最大の強みは 「ラピッドトリガー」。
特に、FPSゲームではこの機能の恩恵を大きく感じました。
✅ ストッピングの精度が向上
VALORANTでは、キーを離した瞬間にキャラがピタッと止まるのが非常に分かりやすかったです。ストレイフ(A→D→Aなどの細かい動き)をするときのレスポンスが圧倒的に速くなり、エイム精度が向上しました。
✅ リコイルコントロールがしやすい
APEX Legendsでは、射撃中に細かく動くときのキーレスポンスが向上したことで、リコイル制御がしやすくなりました。特に、遮蔽物を利用したピタッと止まる動きがスムーズにできるようになったのが印象的です。
✅ キー入力のミスが少ない
最初はアクチュエーションポイントを0.2mm に設定すると、軽すぎて誤入力が多発しました。しかし、WASDキーを0.4mm~0.6mm に設定することで、適度な反応速度と誤爆防止のバランスを取ることができました。
🛡️ MOBAでの使用感
MOBAでは、FPSほどラピッドトリガーの恩恵は感じませんでしたが、スキル発動の速さやキャラの移動レスポンスが向上したことで、快適な操作感を得ることができました。
✅ スキルコンボがスムーズに
アクチュエーションポイントを0.5mmに設定し、スキル発動を素早くできるよう調整しました。特に、反応速度が求められるシチュエーションで恩恵を感じました。
日常使用(タイピング&作業)
「A75」は、ゲーミングキーボードでありながら 普段使いにも適したデザインですが、日常的なタイピングには若干の慣れが必要でした。
⌨️ タイピングのしやすさ
- 軽いタッチでキーが反応するため、長時間のタイピングでも指が疲れにくい。
- しかし、アクチュエーションポイントが浅いと誤入力が増えるため、文字入力には1.5mm以上の設定がおすすめ。
📖 仕事・プログラミング
- コード入力が多いプログラマーには向いている(軽いキータッチで素早く入力可能)。
- ただし、日本語配列がないため、JIS配列に慣れている人は少し戸惑うかも。
🎨 RGBライティングのカスタマイズ
- ライティングは控えめで、派手な光り方をしないのが好印象。
- ただし、ライティングのカスタマイズ性は他のゲーミングキーボードに比べて低め。
総評(メリット・デメリット)
✅ DrunkDeer 「A75」のメリット
- ラピッドトリガー機能の恩恵がFPSで大きい(VALORANT, APEXなど)
- アクチュエーションポイントを細かく調整可能(キーごとに設定可能)
- 軽いタッチでスムーズなタイピング
- デザインがシンプルで、普段使いもしやすい
- 16,000円台で買える圧倒的なコスパ
❌ DrunkDeer 「A75」のデメリット
- ソフトウェアのUIが分かりづらく、数値のリアルタイム表示がない
- 日本語配列がないため、日本語キーボード派には不向き
- キーキャップがABS製で、ややチープな印象
- ライティングのカスタマイズ性が低め
DrunkDeer 「A75」は、FPSゲーマーにとって最強クラスのコスパを誇るゲーミングキーボードです。
特にラピッドトリガー機能は、FPSゲームで明確に体感できるレベルの違いを生み出し、操作性が大きく向上しました。
一方で、日本語配列の非対応やソフトウェアの改善点など、細かい部分で不満点もありますが、価格を考えれば圧倒的に優秀なゲーミングキーボードと言えます。
DrunkDeer 「A75」に関するQ&A

DrunkDeer 「A75」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
日本語配列(JIS配列)はありますか?
現時点では英語配列(US配列)のみです。公式によると「将来的には日本語配列を検討している」とのことですが、現時点では未対応です。
✅ 英語配列と日本語配列の違い
- 英語配列(US配列) → Enterキーが横長で、キーの数が少なくスッキリしたデザイン
- 日本語配列(JIS配列) → 変換キー・無変換キーなどが追加されており、日本語入力に適している
💡 日本語配列にこだわる人は注意!英語配列に慣れている人なら問題なし!
「A75」のラピッドトリガーは他の高級キーボードと比べてどうですか?
他のラピッドトリガー対応キーボードと比べると、僅かに性能が劣るが、価格を考えると十分な性能です。
✅ ラピッドトリガー機能の比較
製品名 | 価格 | アクチュエーションポイント | 最小リセットポイント | 反応速度の速さ |
---|---|---|---|---|
DrunkDeer A75 | 約16,000円 | 0.2mm~3.6mm | 0.2mm | 優秀 |
Wooting 60HE | 約36,000円 | 0.1mm~4.0mm | 0.1mm | 最速 |
Apex Pro(SteelSeries) | 約30,000円 | 0.4mm~3.6mm | 固定 | 普通 |
💡 結論 → Wooting 60HEほどの最速性能はないが、DrunkDeer A75は圧倒的にコスパが良い!
「A75」は無線(ワイヤレス)で使えますか?
「A75」は有線専用(USB Type-C接続)のキーボードです。
無線接続のゲーミングキーボードも増えていますが、ラピッドトリガー機能は超高速な入力を要求するため、遅延のない有線接続が必要です。
💡 結論 → DrunkDeer 「A75」は有線専用!ラピッドトリガーを活かすためには、有線接続が最適!
キーの押し心地はどうですか?
非常にスムーズで軽い押し心地ですが、キーキャップがややチープな印象です。
✅ 打鍵感の特徴
- ホールエフェクトスイッチなので、メカニカルスイッチよりも軽快でスムーズな打鍵感
- クリック感はなく、滑らかで静音性が高い
- キーキャップがABS製のため、長期間使用するとテカリが出やすい
💡 結論 → 軽快な打鍵感で長時間のゲームプレイでも指が疲れにくい!キーキャップは交換推奨!
ソフトウェアの使い勝手は?
正直、やや分かりづらい点が多いが、機能は十分に備わっています。
✅ ソフトウェアの問題点
- UIが直感的ではなく、現在のアクチュエーションポイントの数値が表示されない
- 日本語対応なし(英語のみ)
- RGBライティングのカスタマイズ性が低い
✅ ソフトウェアの良い点
- アクチュエーションポイントをキーごとに設定できる
- ラピッドトリガーのオンオフが可能
💡 結論 → 設定が面倒なので、一度調整したら基本的に変更しない人向け!
耐久性は問題ない?
キーの耐久性は1億回の押下に耐えられる設計なので、一般的なメカニカルスイッチよりも長持ちする。
✅ 耐久性のポイント
- 物理的な接点がないホールエフェクトスイッチなので、摩耗が少なく長寿命
- スペースバーだけ若干金属音がする場合がある
💡 結論 → 耐久性は優秀だが、スペースバーの音が気になる場合は対策が必要!
メンテナンスはしやすい?
基本的なメンテナンスは簡単だが、キーキャップの汚れが目立ちやすい。
✅ メンテナンスのポイント
- キーキャップがABS製なので、長期間使用すると表面がテカリやすい
- スイッチ部分はホールエフェクト方式なので、分解する必要がない(掃除しやすい)
💡 結論 → キーキャップの交換推奨!掃除はしやすい!
DrunkDeer 「A75」レビューのまとめ

DrunkDeer 「A75」は、ラピッドトリガー機能を低価格で試せる数少ないゲーミングキーボードです。
ここでは、これまで解説してきた内容を整理しながら、どんな人におすすめなのかを再確認し、最終的な結論を導きます。
DrunkDeer 「A75」の魅力とは?
「A75」の最大の魅力は、ラピッドトリガー機能を搭載しながらも、16,000円という圧倒的なコストパフォーマンスを実現していることです。
通常、ラピッドトリガー対応のキーボードは3万円以上するものが多く、初心者が手を出しにくい価格帯になっています。
しかし、「A75」は 低価格ながらも0.2mmのアクチュエーションポイントに対応し、FPSゲームでのパフォーマンス向上が実感できるレベルの仕上がりになっています。
また、デザインもシンプルで、75%サイズのコンパクトなレイアウトを採用。
ゲーム用としてはもちろん、日常の作業やタイピングにも適しており、汎用性の高さも魅力のひとつです。
実際に使ってみて感じたこと
「A75」を使用して感じたのは、FPSゲームにおけるキー入力の速さと正確性の向上です。
特にVALORANTのように「ストッピング」が重要なゲームでは、キーを離した瞬間にキャラクターがピタッと止まる感覚があり、明らかに精度が向上しました。
一方で、アクチュエーションポイントが浅すぎると誤入力が増えるため、最適な設定を見つけるまで少し時間がかかりました。
また、ソフトウェアのUIがやや分かりにくく、日本語非対応な点は惜しいところです。
それでも、キーごとのアクチュエーションポイント調整が可能な点や、ホールエフェクトスイッチのスムーズな打鍵感は非常に快適で、一度慣れれば通常のメカニカルキーボードには戻れなくなるほどの使いやすさを感じました。
こんな人におすすめ!
「A75」は、特にFPSゲームをプレイする人におすすめです。
ラピッドトリガーの恩恵を受けやすく、ストッピングの速さやキー入力の正確性が向上するため、撃ち合いの強化につながります。
また、価格が抑えられているため、「ラピッドトリガー対応のキーボードを試してみたい!」という初心者にも最適 です。
一方で、日本語配列のキーボードに慣れている人や、ワイヤレス接続を求める人には向いていません。
また、最速の入力速度を求める場合は、Wooting 60HEのような高級モデルを検討するのも一つの選択肢です。
DrunkDeer 「A75」レビューの総括
DrunkDeer 「A75」は、コストパフォーマンスと性能のバランスが非常に優れたゲーミングキーボードです。
特にFPSゲームでは、ラピッドトリガーによるレスポンスの速さが大きなアドバンテージとなり、ゲームのパフォーマンスを向上させることができます。
デメリットとして、日本語配列がない点やソフトウェアの使い勝手に課題はありますが、価格を考えれば十分に納得できるレベルです。
結論として、「できるだけ安くラピッドトリガーを体験したい」「FPSゲームでの反応速度を向上させたい」 という人には、間違いなくおすすめできるキーボードです。
もし、日本語配列やワイヤレス機能を求めるなら、他の選択肢を検討するのもありですが、価格と性能のバランスを考えれば、「A75」は現時点で最も手に入れやすいラピッドトリガー対応キーボードのひとつだと言えます。
これからFPSを極めたい人、少しでもゲームのパフォーマンスを上げたい人にとって、DrunkDeer 「A75」は最高の相棒になってくれるはずです。

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