VAXEE 「ZYGEN NP-01S」の特徴と使用感を徹底レビュー!NP-01との違いも比較

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出典:VAXEE公式

この記事は2021年に公開された内容です

ゲーミングマウス市場において、プレイヤーの手に完全にフィットする形状や、精密な操作感を追求することは欠かせない要素です。

その中でも注目を集めているのが、VAXEE社が開発した「ZYGEN NP-01S」です。

このマウスは、前作「NP-01」の優れたデザインを継承しつつも、よりフラットで自由度の高い操作感を実現するために改良されました。

「NP-01S」は、特にFPSプレイヤーを意識して設計されており、背面の低い非対称形状が特徴です。

この形状により、手のひらとマウスの接触を最小限に抑え、スムーズな操作を可能にします。

また、軽量設計やコーティングの選択肢、応答速度の調整機能など、プレイヤーが求める性能を細部まで考慮しています。

この記事では、「NP-01S」の特徴や操作性、実際の使用感について詳しくレビューしていきます。

「NP-01」との違いや、どのようなユーザーに最適なのかも解説するので、購入を検討している方の参考になれば幸いです。

 

目次

VAXEE 「ZYGEN NP-01S」とは?

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出典:VAXEE公式
項目仕様
センサーPixArt 3389
DPI設定400 / 800 / 1600 / 3200(4段階、カスタマイズ可能)
リフトオフディスタンス調整3段階調整可能
応答速度2ms / 4ms / 8ms(3段階調整可能)
重量約71g(ケーブルを除く)
ボタン数5(左右クリック、サイドボタン×2、スクロールホイールクリック)
スクロールホイール24段階光学式スクロールホイール
マウスソール厚0.6mm(交換可能:0.45mm / 0.6mm)
接続方式有線(USB接続)
ソフトウェア対応非対応(本体で設定可能)
対応ゲームジャンルFPS / TPS / MOBA / 日常用途
形状左右非対称、背面が低いデザイン
本体サイズ長さ118mm × 幅63mm × 高さ37mm
サイドボタンの配置水平に配置、誤操作防止デザイン
ホイール操作感はっきりした段差感、滑らかさを両立

VAXEE 「ZYGEN NP-01S」は、ゲーミングマウスメーカーVAXEEが開発した最新モデルで、前作「NP-01」をベースに改良された製品です。

特に、背面の低さや軽量設計にこだわり、FPSプレイヤーを中心に幅広いゲーマーに対応できるよう設計されています。

ここでは、「NP-01S」の特徴、「NP-01」との違い、さらにコーティングや重量について詳しく解説します。

「NP-01S」の特徴とデザインコンセプト

「NP-01S」は、初の低背型非対称マウスとして設計されています。

背面の高さを低くし、手のひらとマウスの接触面積を減らすことで、より自由な操作感を提供します。

また、左右の側面が狭くデザインされており、垂直方向の動きにも対応しやすい形状です。

デザインの中核には、右側に大きなカーブを設けるという特徴があります。

これにより、つかみ持ちやつまみ持ちのユーザーでも快適に使用できる設計が実現されています。

特に、薬指と小指の配置が自然になるよう考慮されており、長時間使用しても疲れにくい形状が追求されています。

「NP-01」との違い

「NP-01S」は、「NP-01」と同じ長さを維持しつつも、背面が低く設計されています。

この変更により、手のひらがマウス背面に触れる感覚が軽減され、よりフラットで自由度の高い操作が可能になりました。

また、左右の側面はより狭くなっており、親指や指先の自由な動きをサポートします。

さらに、サイドボタンの形状も調整されており、親指が誤って触れてしまうリスクが低減されています。

このデザイン変更により、つまみ持ちや掴み持ちのプレイヤーにとって、より操作しやすいモデルとなっています。

クリック感においても微妙な違いがあります。

「NP-01S」は、AXのクリックデザインに近い形状を採用しており、キーストロークがわずかに長くなっています。

この設計は、FPSプレイヤーが誤クリックを減らし、正確な入力ができるよう考えられています。

コーティングや重量のこだわり

「NP-01S」は、マットブラックと光沢ホワイトの2種類のコーティングから選択可能です。

マットブラックはグリップ性能が高く、汗に強い仕様となっています。

一方、光沢ホワイトは滑りやすいものの、指の張り付き感が少なく、長時間の使用でも見た目が変わりにくい特徴があります。

どちらのコーティングも、ユーザーの好みに応じて選択できる柔軟性があります。

重量は、超軽量化を追求するトレンドに逆らい、70〜80gを維持しています。

この重量は、一般的なゲーミングマウスの使用感に慣れているユーザーが、違和感なく移行できるよう考えられています。

また、ビルドクオリティも高く、剛性の高い設計が特徴です。


「NP-01S」は、これらの特徴により、ゲーミングマウスとしての完成度が非常に高いモデルとなっています。

 

VAXEE 「ZYGEN NP-01S」のゲーミングマウスとしての操作性

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出典:VAXEE公式

VAXEE 「ZYGEN NP-01S」は、特にFPSプレイヤーをターゲットにした設計が特徴的で、細かい動作や長時間の使用でも快適な操作性を提供します。

ここでは、持ち方や形状、ボタン配置、そしてスクロールホイールを含む具体的な操作性について詳しく解説します。

つかみ持ち・つまみ持ちへの適応性

「NP-01S」は、背面が低い非対称形状のため、つかみ持ちやつまみ持ちのプレイヤーに非常に適しています。

左右の側面は狭く設計されており、親指や指先の動きが制限されず、スムーズな動作が可能です。

  • つかみ持ち:両サイドの自然なくぼみが、指を不自然に曲げることなくフィットします。また、手のひらを固定するための十分な幅が本体後部にあり、長時間のプレイでも快適なグリップ感を維持できます。
  • つまみ持ち:背面の低い形状と左右非対称のデザインにより、手のひらとマウス本体の間に広いスペースを確保できます。そのため、指先の力を効率的に伝えやすく、素早いマウス操作が可能です。

特に左右非対称マウス特有の右側の大きなカーブは、薬指と小指の配置を自然に整える設計が施されています。

このデザインにより、従来の左右対称マウスでは得られなかった快適さが提供されます。

背面の低さと手のひらの自由度

「NP-01S」の最大の特徴の一つは、背面が低い設計です。

この背面の低さにより、手のひらがマウスに直接触れる範囲が減少し、左右の移動がスムーズになります。

特に、手のひらをマウスに乗せずに操作するスタイルのプレイヤーにとって、この設計は非常に効果的です。

また、背面が低いことで、垂直方向の移動時にマウスが手のひらに当たることを防ぎます。

これにより、細かい操作や繊細なエイムが求められるFPSゲームにおいて、より正確なコントロールが可能になります。

さらに、背面の高さが抑えられたことで、親指の配置の自由度も高まっています。

左側のカーブは垂直に近い形状となっており、親指を自然な位置に置ける設計がされています。

これにより、誤操作を防ぎながら快適にマウスを握ることができます。

サイドボタンやホイールの操作感

  • サイドボタン:「NP-01S」のサイドボタンは水平に配置されており、掴み持ちやつまみ持ちで操作しやすいデザインになっています。親指が自然にボタンに触れる角度で設計されており、誤爆を防ぎながら、軽すぎず重すぎない適切なクリック感を提供します。
  • スクロールホイール:「NP-01S」のホイールは24段階の光学式で、細かな操作と滑らかなスクロールの両方に対応しています。ホイールの段差感がはっきりしており、高精度が求められるゲームプレイにも適しています。一方で、引っかかり感がやや強い仕様のため、連続スクロールを多用するユーザーには好みが分かれるかもしれません。

「NP-01S」の操作性は、特に手のひらや指先を多用するゲーマーにとって、細部まで配慮された設計が光る製品です。

つかみ持ちやつまみ持ちに適した設計と背面の低さにより、これまでにない自由度と正確性を提供します。

 

VAXEE 「ZYGEN NP-01S」のパフォーマンスとセンサー

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出典:VAXEE公式

VAXEE 「ZYGEN NP-01S」は、FPSプレイヤー向けに設計されたゲーミングマウスであり、そのパフォーマンスは業界のハイエンドレベルに位置しています。

ここでは、搭載されているセンサーや応答速度、そして滑りやすさを支えるマウスソールの仕様について詳しく解説します。

3389センサーと応答速度設定

「NP-01S」には、PixArt製のハイエンドセンサー「3389センサー」が搭載されています。

このセンサーは、精度と信頼性が非常に高く、FPSゲームにおいて安定した追従性能を発揮します。

以下は3389センサーの主な特徴です:

  • 最大16,000 DPI:幅広いDPI設定が可能で、400、800、1600、3200の4段階がデフォルトで用意されています。これにより、さまざまなプレイスタイルやゲームジャンルに対応できます。
  • リフトオフディスタンス調整:NP-01Sは、特定のボタンを押しながら接続することで、リフトオフディスタンスを3段階(1.1mm、1.5mm、1.9mm)に調整できます。これにより、マウスを持ち上げる際のセンサー反応を細かくカスタマイズ可能です。
  • 応答速度設定:クリックの応答速度は「2ms、4ms、8ms」の3段階に設定できます。応答速度が速いほど、スコープの操作や連射性能が向上しますが、安定した操作感を重視する場合は4msが推奨されます。ユーザーのプレイスタイルに合わせて柔軟に調整できるのが大きな特徴です。

これらの機能により、「NP-01S」は精密なエイムが求められるFPSゲームで非常に高い性能を発揮します。

マウスソールの互換性と滑りやすさ

「NP-01S」の底面には、0.6mm厚のPTFE素材を使用したマウスソールが採用されています。

この素材は、滑りやすさと耐久性を兼ね備えており、スムーズな操作を可能にします。

  • 標準のソール形状:「NP-01」や「AX」と互換性があるソール形状を採用しており、既存のVAXEE製品のソールをそのまま使用することが可能です。また、公式サイトでは0.45mm厚と0.6mm厚の2種類の交換用ソールが販売されています。
  • 滑らかなエッジ加工:ソールのエッジは滑らかに処理されており、マウスパッドとの摩擦を最小限に抑えます。これにより、操作中の引っかかり感がなく、スムーズな動きを実現します。
  • マウスパッドとの相性:ソールは柔らかいスポンジ系のマウスパッドでも安定した滑りを提供しますが、厚さが控えめなため、パッドによっては若干の擦れ感が生じる場合もあります。

FPSゲームにおける操作性

「NP-01S」のセンサーと応答速度、ソールの組み合わせは、FPSゲームでの操作性を最大限に引き出します。

  • 正確なトラッキング性能:3389センサーの高精度なトラッキングにより、プレイヤーの動きを正確に反映します。素早いターンや細かいエイム操作が求められる場面でも安定した動作を保証します。
  • 滑らかな移動:PTFEソールと適度な重量(約71g)の組み合わせにより、軽すぎず重すぎないバランスの取れた滑りが実現されています。このため、長時間のプレイでも疲れにくい仕様です。
  • 応答速度のカスタマイズ:応答速度の設定が可能であるため、ユーザーが最適なレスポンスを選択することができます。例えば、2ms設定は素早い反応が求められる競技シーンで効果的です。

「NP-01S」のパフォーマンスは、センサーや応答速度の調整機能を備えている点で非常に柔軟性が高い製品です。

ゲーマーが求める正確性や操作性を高い次元で実現しており、特にFPSプレイヤーにとって理想的な選択肢と言えます。

 

 

VAXEE 「ZYGEN NP-01S」を使用した私の体験談・レビュー

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VAXEE 「ZYGEN NP-01S」を実際に使用してみて感じたことを、特徴的な操作性やデザイン、ゲームプレイでの使用感を中心にお伝えします。

筆者の使用環境やプレイスタイルも交えながら、リアルな感想を共有します。

初めて手に取った感想

「NP-01S」を手に取った瞬間に感じたのは、その高いビルドクオリティです。

全体的に頑丈な作りで、強く握り込んでも軋むような感覚は全くありませんでした。

また、左右非対称の形状が手にしっくりと馴染み、つかみ持ちやつまみ持ちに最適化されていると感じました。

背面が低い設計のため、手のひらに触れる面積が少なく、これまでのマウスとは異なる操作感が新鮮でした。

この形状がもたらす自由度の高さは、特に素早いエイム操作が求められるFPSゲームで実感できました。

FPSゲームでの使用感

私は主にFPSゲーム(例えば「APEX」や「Valorant」)でこのマウスを使用しました。

以下は特に印象的だった点です:

  • 高精度のエイム:3389センサーの性能が非常に安定しており、素早い動きや細かなエイムも正確にトラッキングしてくれました。特に、DPIを800に設定してプレイした際には、ヘッドショットの成功率が向上したと感じました。
  • 軽快な操作感:重量が約71gと適度で、軽すぎないため、動きの安定感を保ちながらも素早くターゲットに合わせることができました。つまみ持ちでの操作が非常に快適で、敵の動きに素早く反応するのに役立ちました。
  • リフトオフディスタンス:マウスを持ち上げる際にもセンサーが安定しており、リフトオフディスタンスを自分のプレイスタイルに合わせて調整できたのは非常に便利でした。

長時間使用した際の快適さ

「NP-01S」を数時間プレイし続けた後でも、手の疲れを感じることはほとんどありませんでした。

背面が低いため、手のひらが押しつけられる圧迫感が軽減され、長時間のプレイでも快適さを保てました。

また、マットブラックのコーティングを選択したことで、手汗をかいても滑りにくく、グリップ感が持続した点が良かったです。

ただし、長時間使用後には指紋や汚れが目立つため、こまめな清掃が必要だと感じました。

日常用途での使用感

ゲームだけでなく、日常的な作業(ブラウジングや文書作成など)にも使用しました。

特に、スクロールホイールの段差感がしっかりしているため、正確な操作が求められる作業でも役立ちました。

一方で、ホイールの「引っかかり感」がやや強いため、長いページを一気にスクロールしたい場面では少し不便に感じました。

注意点として感じたこと

実際に使用してみて、以下の点が気になりました:

  • ソフトウェア非対応:設定がすべてマウス本体で行われるため、DPIや応答速度を頻繁に変更したい場合には少し手間がかかります。
  • ホイールの好みが分かれる:FPSゲームでの細かい動きには適していますが、一般的な用途ではやや操作感が硬いと感じることがありました。
  • 光沢ホワイトモデルの滑りやすさ:試用した光沢ホワイトモデルは、特に手汗をかくと滑りやすいと感じました。プレイスタイルや環境に応じてコーティングを選ぶ必要があります。

「NP-01S」は、FPSプレイヤーにとって非常に完成度の高いマウスです。

その形状やセンサー性能は、正確な操作と自由度の高い動きを両立しており、プレイの満足度を大きく向上させてくれます。

一方で、形状やホイールの硬さ、ソフトウェア非対応など、個々の好みによってはデメリットと感じる場合もあるため、自分のプレイスタイルを考慮して選択することが重要です。

 

VAXEE 「ZYGEN NP-01S」に関するQ&A

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VAXEE 「ZYGEN NP-01S」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「NP-01S」はどのようなプレイヤーに向いていますか?

「NP-01S」は、つかみ持ちやつまみ持ちを好むFPSプレイヤーに最適です。特に、素早いエイムや自由な操作感を求めるゲーマーにおすすめです。一方で、かぶせ持ちや超軽量マウスを好むプレイヤーにはあまり適していない場合があります。


「NP-01S」と「NP-01」の主な違いは何ですか?

「NP-01S」は、「NP-01」と同じ長さですが、背面が低く設計されており、手のひらとの接触を最小限に抑えます。また、側面が狭くなり、親指の自由な配置が可能です。サイドボタンの配置やクリック感も調整され、よりつまみ持ち・つかみ持ち向けに最適化されています。


「NP-01S」は超軽量マウスと比べてどうですか?

「NP-01S」の重量は約71gで、超軽量マウスと比べると少し重めです。しかし、この重量は安定感を提供し、正確なエイムや繊細な操作をサポートするために設計されています。超軽量マウスの操作感とは異なり、しっかりとした操作性を求める方に適しています。

ソフトウェア非対応と聞きましたが、設定はどう行いますか?

「NP-01S」は専用ソフトウェアに依存せず、本体ボタンを使って設定を行います。DPI設定や応答速度、リフトオフディスタンスの調整が可能です。ソフトウェアを必要としないシンプルな設計が特徴ですが、細かいカスタマイズを頻繁に行うユーザーには少し手間に感じるかもしれません。

リフトオフディスタンス調整とは何ですか?

リフトオフディスタンスとは、マウスを持ち上げた際にセンサーが反応を停止する距離のことです。「NP-01S」では3段階から選択でき、個々のプレイスタイルや好みに応じてカスタマイズ可能です。

スクロールホイールの特徴は何ですか?

「NP-01S」は24段階の光学式スクロールホイールを採用しており、段差感がしっかりしているため、高精度が求められるFPSゲームに適しています。ただし、連続スクロール時には引っかかり感がやや強いと感じる場合があるため、一般的な用途では好みが分かれるかもしれません。

「NP-01S」の耐久性はどうですか?

「NP-01S」は非常に高いビルドクオリティを誇り、剛性が高く長期間の使用でも劣化しにくい設計です。さらに、マウスソールやケーブルの交換も可能なため、メンテナンスを行うことで長く使用できます。

「NP-01S」はどのようなマウスパッドと相性が良いですか?

「NP-01S」は、柔らかいスポンジ系のマウスパッドでも滑りが安定しています。標準ソールの厚みは0.6mmですが、好みに応じて0.45mm厚のソールも選択可能です。摩擦感を調整したい場合は、交換用ソールを利用すると良いでしょう。

「NP-01S」は一般用途でも使えますか?

「NP-01S」は一般用途でも十分に使えます。特に、マウスの高い追従性能や滑らかな操作感は、ブラウジングや文書作成などの日常作業でも快適さを提供します。ただし、ホイールの引っかかり感が強めなので、長いページの連続スクロールでは少し不便に感じるかもしれません。

 

VAXEE 「ZYGEN NP-01S」レビューのまとめ

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VVAXEE 「ZYGEN NP-01S」は、FPSプレイヤーを中心に幅広いゲーマーに対応する高性能ゲーミングマウスとして、多くの魅力的な特徴を備えています。

一方で、全てのユーザーにとって完璧というわけではなく、選ぶ際には注意すべきポイントも存在します。

ここでは、これまでの内容を総括し、「NP-01S」の利点と欠点を整理します。

「NP-01S」の主な利点

  1. 高い操作性と自由度
    「NP-01S」は、背面の低い非対称形状により、手のひらとの接触面積を減らし、スムーズで自由な操作感を提供します。特に、つかみ持ちやつまみ持ちに適しており、素早いエイムや繊細な操作が求められるFPSゲームで非常に効果的です。
  2. 優れたセンサー性能
    PixArt製3389センサーの搭載により、正確なトラッキング性能と幅広いDPI設定が可能です。また、リフトオフディスタンスやクリック応答速度を調整できる柔軟性は、競技プレイヤーにも満足感を与えます。
  3. 高いビルドクオリティ
    頑丈な設計と洗練されたコーティングにより、長時間の使用でも快適さを損なうことがありません。軽量でありながら適度な安定感を備えており、全体の質感は非常に高いです。
  4. シンプルで直感的な設定
    ソフトウェアに依存せず、マウス本体で全ての設定を行えるシンプルな設計は、手軽さを求めるユーザーにとって魅力的です。

「NP-01S」の主な欠点

  1. 背面の低さによる安定感の不足
    手のひらを背面に密着させたかぶせ持ちを好むユーザーにとっては、安定感に欠けると感じる場合があります。従来型の高い背面を持つマウスに慣れている場合、操作感に違和感を覚えることがあります。
  2. 重量が軽量化トレンドと異なる
    71gという重量は軽量すぎず、安定感を重視する設計ですが、超軽量マウスを求めるユーザーには少し重く感じることがあります。
  3. コーティングの選択と好み
    マットブラックと光沢ホワイトの2種類のコーティングが用意されていますが、それぞれに特有の欠点があります。マットブラックは汚れが目立ちやすく、光沢ホワイトは滑りやすいという課題があります。
  4. ソフトウェア非対応
    全ての設定が本体操作で行われるため、専用ソフトウェアによる細かいカスタマイズを求めるユーザーには不向きです。
  5. ホイールの硬さ
    24段階の光学式スクロールホイールは、FPSゲームでは高い精度を発揮しますが、日常的な用途や連続スクロールには硬さが気になる場合があります。

どんなユーザーにおすすめか

「NP-01S」は、以下のようなユーザーに特におすすめです:

  • FPSゲームをプレイし、正確なエイムとスムーズな操作を求めるプレイヤー
  • つかみ持ちやつまみ持ちを主に使用するユーザー
  • ソフトウェアを使わずに直感的な設定を行いたい人
  • 軽量すぎないマウスを好むプレイヤー
  • 高品質で耐久性の高いゲーミングマウスを探している人

一方で、かぶせ持ちや超軽量マウスを求めるユーザー、またはソフトウェアでの細かなカスタマイズが必須な人には不向きと感じられる可能性があります。

VAXEE 「ZYGEN NP-01S」レビューの総括

VAXEE 「ZYGEN NP-01S」は、FPSプレイヤーを中心に、精度と自由な操作感を求めるゲーマーに最適なゲーミングマウスです。

背面が低い非対称形状や高性能なPixArt 3389センサー、直感的な本体設定など、操作性とパフォーマンスを高次元で実現しています。

一方で、超軽量マウスを好むユーザーやソフトウェアによるカスタマイズが必要な人には不向きな場合もあります。

マウスの形状やコーティングの選択は個人の好みに大きく左右されるため、実際に手に取って使用感を確かめることをおすすめします。

高品質なビルドと幅広いプレイスタイルへの対応力を持つ「NP-01S」は、競技用から日常用途まで幅広く活躍できる、信頼性の高い製品です。

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