この記事は2023年に公開された内容です
ゲーミングマウスの進化は止まることを知りません。
近年、プロゲーマーやFPSプレイヤーの間で注目を集めているのが、VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」です。
本モデルは、既存の有線モデル「NP-01S」をベースに、ワイヤレス化を実現した製品であり、シンプルながら高いパフォーマンスを誇る設計となっています。
VAXEEは、プロ向けのゲーミングデバイスを展開するブランドとして知られており、その製品は高品質かつ機能的に洗練されたものが多いです。
「NP-01S Wireless」は、従来の有線モデルから軽量化され、より自由度の高いプレイスタイルを可能にするワイヤレステクノロジーを採用しています。
また、カラーバリエーションも豊富で、ブラック・ホワイト・ピンク・イエロー・ブルー・オレンジの6色展開。
ゲーマーの個性に合わせた選択ができるのも魅力の一つです。
この記事では、VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」のデザインやビルドクオリティ、使用感やパフォーマンス、他のゲーミングマウスとの比較など、多角的な視点から徹底レビューしていきます。
VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」とは?

項目 | 詳細 |
---|---|
接続方式 | 2.4GHz ワイヤレス(USBドングル) |
センサー | PixArt PAW 3395 |
DPI設定 | 400 / 800 / 1600 / 3200(本体ボタンで調整) |
ポーリングレート | 125Hz / 500Hz / 1000Hz |
重量 | 約68g |
サイズ | 幅 63mm × 奥行 118mm × 高さ 37mm |
形状 | 左右対称型(ハーフエルゴデザイン) |
バッテリー持続時間 | 標準モード:最大100時間 / 競技用モード:最大55時間 |
充電時間 | 約1時間50分(フル充電) |
マウスソール | PTFE素材(上下2枚+中央1枚) |
ボタン数 | 5ボタン(左右クリック・サイド×2・ホイール) |
カラーバリエーション | ブラック / ホワイト / ピンク / イエロー / ブルー / オレンジ |
VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」は、VAXEEが手掛けるワイヤレスゲーミングマウスです。
有線版の「NP-01S」をベースに、ワイヤレス化することで操作性を向上させたモデルであり、FPSやTPSなどの競技シーンに特化した設計がされています。
VAXEEはプロゲーマーの意見を積極的に取り入れることで、製品の細部にまでこだわるブランドであり、「NP-01S Wireless」もその例外ではありません。
製品概要とカラーバリエーション
「ZYGEN NP-01S Wireless」は、ゲーマーの好みに応じて選べる6種類のカラーバリエーションが用意されています。
✅ カラーバリエーション
- ブラック
- ホワイト
- ピンク
- イエロー
- ブルー
- オレンジ
通常のゲーミングマウスではブラックやホワイトの2色展開が一般的ですが、VAXEEは個性的なカラーバリエーションを展開することで、プレイヤーの好みに合ったデザインを提供しています。
これにより、見た目にもこだわりたいゲーマーにとって魅力的な選択肢となっています。
また、シンプルなパッケージデザインも特徴の一つです。
他のメーカーが豪華なパッケージデザインを採用する中、VAXEEは機能性を重視した簡素なパッケージを採用し、無駄なコストを削減。
その分、製品自体の品質向上に注力しています。
主要スペックとワイヤレス化のポイント
「ZYGEN NP-01S Wireless」は、有線モデルと比較して大幅に進化したポイントがいくつかあります。
以下にその主な特徴をまとめます。
✅ スペック詳細
- 接続方式:2.4GHz ワイヤレス
- センサー:PixArt PAW 3395(最新のフラッグシップセンサー)
- DPI設定:400 / 800 / 1600 / 3200(本体ボタンで切り替え可能)
- ポーリングレート:125Hz / 500Hz / 1000Hz
- バッテリー駆動時間:標準モードで最大100時間、競技用モードで最大55時間
- 重量:68g(有線版より約3g軽量化)
- マウスソール:標準で上下2枚+中央ソール(XEワイヤレスと同様の設計)
- ソフトウェアレス設計:本体のボタンのみで各種設定を調整可能
✅ ワイヤレス化による進化ポイント
- 重量の軽量化
- 有線版のNP-01Sは約71gでしたが、ワイヤレス版は68gまで軽量化。
- 3gの違いでも、ワイヤレス化による「コードの抵抗がない」点を加味すると、体感的にはより軽く感じる設計になっています。
- センサー性能の向上
- PixArt PAW 3395センサーを搭載。
- 高精度なトラッキングを実現し、低遅延で安定したパフォーマンスを発揮。
- 競技向けのモーションシンク機能を搭載し、センサーのスキャン精度を向上。
- 競技用モードの搭載
- ワイヤレス通信の遅延を最小限に抑える「競技用モード」を搭載。
- 通常モードよりも消費電力が増えるが、パフォーマンスが向上。
- オフライン大会などの安定した環境で最大限の力を発揮する設計。
- ソフトウェア不要のハードウェア設定
- DPIやポーリングレート、リフトオフディスタンス(LOD)の設定が、すべて本体ボタンだけで完結。
- 専用ソフトウェアが不要なため、PC環境に依存せず、すぐに使用可能。
- ただし、ボタンの組み合わせ操作がやや面倒というデメリットもあり、初心者には少し難しく感じるかもしれません。
価格とコストパフォーマンス
✅ コストパフォーマンスの評価
- 一般的なワイヤレスゲーミングマウスと比較すると、価格はやや高め。
- しかし、VAXEE独自の形状設計とワイヤレス化の恩恵を考慮すると、価格相応の価値があると言える。
- 特に「NP-01Sの形状が好きな人」にとっては唯一無二の選択肢。
✅ 価格に対する評価ポイント
項目 | 評価 |
---|---|
形状・グリップ感 | 唯一無二の形状 |
ワイヤレスの快適さ | 有線版より自由度UP |
クリック感 | 有線版よりわずかに柔らかめ |
ボタン設定の利便性 | ソフトウェアレスが好みなら◎ |
価格の妥当性 | 高品質だが競合製品より高め |
VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」のデザインとビルドクオリティ

VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」は、見た目のシンプルさとは裏腹に、細部までこだわり抜かれた設計が特徴のゲーミングマウスです。
ここでは、シェルの精度やコーティングの質感、重量バランスなど、デザイン面とビルドクオリティについて詳しく解説していきます。
シェルの成形精度と耐久性
✅ シェルの構造と精度
VAXEE製品の特徴として、シェルの精密な成形が挙げられます。
「ZYGEN NP-01S Wireless」も例外ではなく、トップシェルとサイドシェルの継ぎ目がほとんど目立たない高精度な仕上がりになっています。
- ボトムシェルのフチ部分にも隙間がなく、歪みもなし
- シェル同士のチリ合わせ(隙間のズレ)が非常に正確
- 押し込んでもたわみが少なく、剛性の高さが感じられる
✅ 耐久性の評価
一般的なゲーミングマウスでは、シェルのズレや歪みが原因でクリック感や持ち心地に影響が出ることがあります。
しかし、「ZYGEN NP-01S Wireless」は剛性が高く、安定したグリップ感を維持できます。
ただし、一部の個体で「右側のシェルがわずかに浮いている」という報告もあり、力を加えた際に軋み音が発生することがあるようです。
この問題に関しては、メーカーが公式に不具合として認めており、保証対象内で無償交換が可能となっています。
✅ 耐久性に関するまとめ
項目 | 評価 |
---|---|
シェルの精度 | 継ぎ目が少なく高精度 |
剛性 | 押し込んでも歪みなし |
軋み音の発生 | 一部個体で発生する可能性 |
耐久性 | 高品質な作り込み |
コーティングの質感とグリップ感
✅ コーティングの特性
「ZYGEN NP-01S Wireless」のコーティングは、上品なマット仕上げで、適度なグリップ力があります。
ベタつきにくく、滑りすぎない絶妙なバランスが取られており、長時間の使用でも快適に操作できます。
- 手汗による影響を受けにくい
- 軽量ゲーミングマウス特有の安っぽさがない
- ラバーコーティングに匹敵する防滑性
✅ カラーごとの違い
カラーによって、若干のコーティングの違いがあるようです。
- ホワイト:手汗や皮脂による汚れが目立ちにくい
- ブラック:表面の汚れが光の角度で見えやすい
- その他のカラー(ピンク、イエロー、ブルー、オレンジ):色ごとの違いは不明だが、基本的にはホワイトと同じ処理が施されていると思われます
✅ グリップ感の評価
表面の滑り具合と汚れの目立ちやすさはトレードオフの関係にありますが、「ZYGEN NP-01S Wireless」はグリップ感と清潔感のバランスが非常に優れていると評価できます。
項目 | 評価 |
---|---|
グリップ性能 | 高い滑り止め効果 |
汚れの目立ちにくさ | ホワイトは目立ちにくい |
表面の質感 | 上品なマット仕上げ |
重量とバランスの評価
✅ 重量の詳細
「ZYGEN NP-01S Wireless」の重量は公称値68~69gで、ワイヤレスゲーミングマウスとしては軽量な部類に入ります。
- 有線版より約3g軽量化され、操作感が向上
- バッテリー内蔵で69gは、ワイヤレスマウスとしては適度な重さ
- 軽量ゲーミングマウス(50~60g台)と比べると少し重めだが、安定感がある
✅ 重心と重量バランス
「ZYGEN NP-01S Wireless」の重心は、マウスのセンサー付近(ほぼ中央)に配置されています。
これにより、持ち方に左右されず安定したバランスを保つことができます。
- 重心が偏っていないため、長時間の使用でも疲れにくい
- マウスの左右対称設計により、かぶせ持ち・つかみ持ちのどちらでも快適
✅ 競合モデルとの重量比較
マウス名 | 重量(公称値) |
---|---|
VAXEE NP-01S Wireless | 68~69g |
Logicool G PRO X SUPERLIGHT | 63g |
Razer Viper V2 Pro | 58g |
ワイヤレスモデルの中ではやや重めですが、その分バランスの取れた操作感を実現していることがわかります。
✅ 重量とバランスの評価まとめ
項目 | 評価 |
---|---|
軽量化 | 有線版より軽量だが、超軽量ではない |
バランス | 重心が中央で安定 |
安定感 | 手ブレしにくい重量設定 |
VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」の使用感とパフォーマンス

VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」は、競技向けに設計されたゲーミングマウスとして、実際の使用感や操作性の部分で非常に高い評価を受けています。
ここでは、持ち方との相性、ボタンやホイールの操作感、競技用モードとバッテリー性能について詳しく解説していきます。
持ち方との相性とエルゴノミクス設計
「ZYGEN NP-01S Wireless」は、左右対称型に近いデザインながら、わずかにエルゴノミクス要素を取り入れた形状になっています。
そのため、一般的な左右対称型マウスとは異なり、独特なグリップ感を提供します。
✅ 持ち方ごとの相性
持ち方 | 特徴 |
---|---|
つかみ持ち | 本体後部の幅が広く、安定したホールド感が得られる |
かぶせ持ち | 手のひら全体でしっかり支えられるが、やや後部が低め |
つまみ持ち | 軽量で操作しやすいが、ボタンの配置によっては手が疲れやすい |
✅ エルゴノミクスの特徴
- 本体の後部が広く設計されており、つかみ持ちに適している
- 左右対称型ながら、親指・小指側の形状が工夫されており、自然なフィット感を実現
- 背が低め&スムーズなアーチで、長時間使用しても手が疲れにくい
✅ どんな人に向いているか?
- つかみ持ちでしっかりホールドしたい人
- 手のひらでしっかり固定しながら操作したい人
- 手が中~小さめのプレイヤー
メインボタン・サイドボタン・ホイールの操作感
メインボタンのクリック感
「ZYGEN NP-01S Wireless」のメインボタンは、セパレートデザイン(トップシェルと一体ではない)になっており、クリック感に統一性があります。
✅ 特徴
- 軽めのクリック感ながら、しっかりとした押下感がある
- プリトラベル(押し始めの遊び)やポストトラベル(押し終わりの遊び)がやや長め
- 有線版と比較すると、クリック後の跳ね返りが若干弱い
✅ 評価
項目 | 評価 |
---|---|
クリックの軽さ | やや軽め |
クリックの安定感 | セパレートデザインで均一 |
プリトラベル・ポストトラベル | やや長め |
サイドボタンの押し心地
サイドボタンは、出っ張りすぎず、押しやすい設計になっています。
✅ 特徴
- サイズはやや小さめだが、誤爆しにくい設計
- プリトラベル・ポストトラベルは短く、素早い入力が可能
- 有線版からの変更点はスケルトン仕様になったこと
✅ 評価
項目 | 評価 |
---|---|
押しやすさ | 程よいサイズ感 |
誤入力しにくさ | 押下圧が適切 |
クリック感 | 標準的な硬さ |
ホイールの回し心地
✅ 特徴
- ホイールリングはゴム製で、指が滑りにくい
- ノッチ感がしっかりしているため、細かいスクロール操作が可能
- 有線版では光学式スクロールホイールが搭載されていたが、ワイヤレス版では機械式になり、消費電力が抑えられた
✅ 評価
項目 | 評価 |
---|---|
スクロールのしやすさ | 適度なノッチ感 |
ホイールクリック | 標準的な押し心地 |
静音性 | 若干カリカリ音がする |
競技用モードとバッテリー持続時間
競技用モードとは?
「ZYGEN NP-01S Wireless」には、通常のワイヤレスモードに加えて、「競技用モード」が搭載されています。
このモードでは、ワイヤレス通信の遅延を最小限に抑えるための特別な設定が適用されます。
✅ 競技用モードの効果
- センサーのスキャン精度が向上
- ワイヤレス通信の安定性が向上
- 信号の遅延が発生した際に、最大3回まで1ms以内に再送信する機能
✅ デメリット
- 消費電力が増えるため、バッテリー持続時間が短くなる
バッテリー持続時間
モード | 最大駆動時間 |
---|---|
標準モード | 最大100時間 |
競技用モード | 最大55時間 |
✅ 充電時間とバッテリー管理
- 0%から100%までのフル充電には約1時間50分
- ホイール直下のLEDインジケーターでバッテリー残量を確認可能
✅ バッテリー性能の評価
項目 | 評価 |
---|---|
バッテリー持ち(標準モード) | 長時間使用可能 |
バッテリー持ち(競技用モード) | 短めだがパフォーマンス優先 |
充電速度 | 約2時間でフル充電 |
VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」を使用した私の体験談

VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」を実際に使用してみて感じたことを、「初めて使ったときの印象」「ゲームでの使用感」「長期間使用しての評価」という3つの観点から詳しくお伝えします。
初めて使ったときの印象
✅ 開封&第一印象
箱を開けた瞬間に感じたのは、シンプルで無駄のないデザインでした。最近のゲーミングマウスは、派手なRGBライティングや装飾が施されていることが多いですが、「ZYGEN NP-01S Wireless」はまさに「競技向けに特化した道具」といった印象を受けました。
✅ 持った瞬間の感触
- 68gという重量は、超軽量マウスではないが、ちょうどいいバランス
- 表面のマットなコーティングが非常にグリップしやすい
- サイドボタンの位置が絶妙で、親指が自然にフィット
✅ ワイヤレスのセットアップ
VAXEE製品はソフトウェア不要のプラグアンドプレイなので、PCにUSBドングルを挿して、マウス底面のスイッチをONにするだけで即使用可能。設定の手間が一切なく、すぐにプレイできるのが魅力的でした。
▶ 第一印象まとめ
項目 | 感想 |
---|---|
外観 | シンプルで洗練されたデザイン |
持ち心地 | つかみ持ち向けの形状がしっくりくる |
設定の簡単さ | ソフトウェア不要で即使用可能 |
ゲームでの使用感(FPS・TPS)
FPS・TPSゲームで実際に使用し、エイムや操作感について検証しました。
✅ エイムの精度
- PixArt PAW 3395センサーのトラッキング性能が非常に優秀
- 低DPI(400~800)でもスムーズに動き、細かい調整がしやすい
- フリックショットの追従性が抜群
✅ ワイヤレスの遅延感
- 2.4GHz接続のため、有線とほぼ遜色ないレスポンス
- 競技用モードをONにすると、より安定したパフォーマンスを発揮
- G PRO X SUPERLIGHTと比較しても、遅延の違いはほとんど感じられない
✅ 持ち方との相性
- つかみ持ちとの相性が抜群で、マウスをがっちりホールドできる
- 長時間の使用でも疲れにくく、安定したエイムを維持できる
✅ クリック感とリズムの良さ
「ZYGEN NP-01S Wireless」のメインボタンは軽すぎず重すぎず、連射が必要な場面でも指が疲れにくいクリック感でした。ただし、有線版と比べるとポストトラベル(クリック後の遊び)がやや長めに感じるため、素早い連打を多用するプレイヤーは若干の違和感を覚えるかもしれません。
長期間使用しての評価(1か月以上使用)
✅ 長時間プレイしても手が疲れにくい
約1か月間、毎日数時間使用しましたが、手の疲れはほとんど感じませんでした。特につかみ持ちでの快適さが際立ち、長時間のFPSプレイでも安定したパフォーマンスを維持できました。
✅ バッテリー持ちの実測
- 標準モードで約90時間前後(公式値の100時間に近い)
- 競技用モードでは約50時間前後(公式値の55時間に近い)
- 充電時間は約1時間50分で、急速充電にも対応
✅ クリックの劣化はほぼなし
長期間使用しても、クリック感が大きく変化することはなく、耐久性は非常に高いと感じました。ただし、一部の個体では右側のシェルがわずかに浮き、軋み音が発生することがあるため、気になる場合はメーカー保証を利用するのが良いでしょう。
✅ 有線版からの乗り換えとしての評価
有線版と比較して、最大のメリットは「ケーブルのストレスがなくなったこと」。
軽量ワイヤレスマウスは多くありますが、「ZYGEN NP-01S Wireless」のように形状と安定感を維持したままワイヤレス化したモデルは希少です。
私の体験談のまとめ
- 第一印象は「シンプルながら競技向けに特化したデザイン」。
- ソフトウェア不要で即使用できるのが便利。
- ゲームでは、PAW 3395センサーの精度が高く、エイムや追従性に優れている。
- つかみ持ちとの相性が抜群で、長時間使用しても疲れにくい。
- バッテリー持ちは実測で約90~100時間(標準モード)と長持ち。
- 有線版と比較すると、ワイヤレスの快適さが大きなメリット。ただし、クリックのポストトラベルはやや長め。
- 右側シェルの浮きや軋み音が発生する個体もあり、メーカー保証で交換対応可能。
VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」に関するQ&A

VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「ZYGEN NP-01S Wireless」とはどんなマウスですか?
VAXEEが開発したワイヤレスゲーミングマウスで、つかみ持ちに最適なハーフエルゴ形状と低遅延のワイヤレス性能を備えた競技向けモデルです。
どんな持ち方に向いていますか?
つかみ持ちに最適ですが、かぶせ持ちにも対応できます。つまみ持ちはやや不向きです。
どんな人におすすめですか?
✅ つかみ持ちユーザー
✅ ソフトウェア不要のシンプルなマウスを求める人
✅ バッテリー持ちが良く、ワイヤレスでも安定した遅延なしの操作をしたい人
バッテリー持ちはどのくらい?
- 標準モード:最大100時間
- 競技用モード:最大55時間
- フル充電時間:約1時間50分
ワイヤレスの遅延はありますか?
ほぼありません。2.4GHzワイヤレス接続で、有線と同等のレスポンスです。
競技用モードとは何ですか?
ワイヤレスの通信安定性を向上させるモードで、信号の再送信機能が追加され、より安定したレスポンスが得られます。ただし、バッテリー消費がやや増えます。
他のワイヤレスマウスと比べて何が違いますか?
- つかみ持ち向けの形状(他のマウスは左右対称が多い)
- ソフトウェアレスで設定が簡単
- バッテリー持ちが優秀(100時間)
VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」レビューのまとめ

VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」は、競技シーンに特化したワイヤレスゲーミングマウスとして、高い完成度を誇る製品です。
有線版のNP-01Sをベースにしながら、ワイヤレス化による自由な操作性と安定したレスポンスを実現しました。
ここでは、本レビューの総括として、本製品の長所・短所を整理し、どんな人におすすめかを解説していきます。
「ZYGEN NP-01S Wireless」の長所・短所
✅ 長所(メリット)
- つかみ持ち特化の形状と高いグリップ力
- 低めのアーチと幅広のデザインが特徴的
- つかみ持ちユーザーに最適なエルゴノミクス設計
- PixArt PAW 3395センサーによる高精度なトラッキング性能
- 低DPI環境でも滑らかに動き、エイムの安定感が抜群
- 競技向けモード(信号再送信機能)で遅延を最小限に抑える
- ソフトウェア不要のプラグアンドプレイ設計
- DPIやポーリングレートの変更が本体のボタンだけで完結
- ソフトウェアインストール不要で、どのPCでも即座に使用可能
- ワイヤレスの遅延がほぼ感じられず、有線版と同等のレスポンス
- 2.4GHz接続により、超低遅延のワイヤレスパフォーマンスを発揮
- 有線マウスと遜色ない操作感
- 競技用モードの搭載で、通信安定性が向上
- ワイヤレスのリスク(電波干渉)を抑え、プロ環境でも使用可能
- バッテリー持ちが優秀(標準モードで約100時間、競技用で55時間)
- 充電頻度が少なく、長時間のプレイに適している
- 剛性が高く、シェルの作り込みが非常に精密
- シームレスな継ぎ目で、剛性が高く、高品質なビルドクオリティ
✅ 短所(デメリット)
- 価格が高め(約19,000円)
- 競合モデル(G PRO X SUPERLIGHTやRazer Viper V2 Pro)と比較して、価格が若干高い
- 右側のシェルが浮き、軋み音が発生する個体がある
- メーカー保証で交換対応可能だが、初期ロットの品質にばらつきがある可能性
- クリックのポストトラベル(押した後の遊び)がやや長め
- クリック感がやや柔らかく、有線版より若干のもたつきを感じることがある
- ソフトウェアレス設定は慣れが必要
- DPIやポーリングレートの変更がボタンの組み合わせ操作で行うため、初心者には分かりづらい
- 超軽量マウスではない(68~69g)
- 最近のトレンドである50g台の超軽量マウスと比較すると、やや重め
✅ 長所・短所のまとめ
項目 | 長所(メリット) | 短所(デメリット) |
---|---|---|
形状・持ちやすさ | つかみ持ち向けのエルゴ設計 | 小型マウス派には向かない |
センサー性能 | 高精度なPixArt PAW 3395搭載 | – |
ワイヤレス性能 | 遅延なしの2.4GHz接続 | – |
バッテリー持ち | 競技用55時間・標準100時間 | – |
クリック感 | 軽めで押しやすい | ポストトラベルがやや長め |
価格 | 高品質な作り込み | 約19,000円と高価 |
「ZYGEN NP-01S Wireless」はどんな人におすすめか?
✅ おすすめのユーザー
- つかみ持ちで安定した操作感を求める人
- 有線版NP-01Sを愛用していた人で、ワイヤレス版を探している人
- ソフトウェア不要でシンプルに設定を完結させたい人
- PixArt PAW 3395センサー搭載の高精度なワイヤレスマウスが欲しい人
- バッテリー持ちが良いマウスを探している人
✅ おすすめできないユーザー
- 超軽量マウスを求める人
- 低価格なワイヤレスマウスが欲しい人
- 左右対称のマウスを求める人
✅ 「ZYGEN NP-01S Wireless」が向いている人の特徴まとめ
- つかみ持ちがメインで、エルゴノミクス設計のワイヤレスマウスが欲しい人
- 有線版NP-01Sが気に入っていて、ワイヤレスに移行したい人
- プロシーンでも使える遅延のないワイヤレスマウスを求める人
- ソフトウェア不要で設定が完結できるマウスが好きな人
- バッテリー持ちが良く、充電の手間を減らしたい人
VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」レビューの総括
VAXEE ZYGEN NP-01S Wirelessは、つかみ持ちに最適な形状と、高精度なPixArt PAW 3395センサーを搭載したワイヤレスゲーミングマウスです。
ソフトウェア不要のシンプルな設定が魅力で、低遅延のワイヤレス接続と長時間持続するバッテリー(最大100時間)により、競技シーンでも安定したパフォーマンスを発揮します。
一方で、価格が約19,000円とやや高めで、クリックのポストトラベルが長めといった点は注意が必要です。
また、一部の個体でシェルの軋み音が発生することがありますが、メーカー保証の対象となるため、問題があれば交換対応が可能です。
総じて、「つかみ持ち向けのワイヤレスゲーミングマウスを探している人」や「有線版NP-01Sを気に入っている人」にとって、最適な選択肢の一つと言えるでしょう。
有線のストレスから解放され、快適な操作を実現したい方には、VAXEE 「ZYGEN NP-01S Wireless」が間違いなくおすすめの一台です。
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