ゲーミングマウス市場において、性能だけでなくデザイン性も求められる時代になりました。
そんな中、ひときわ異彩を放つのがGravaStar 「Mercury X Pro」(グラバスター マーキュリー X プロ)です。
近未来的かつSF映画の小道具のようなデザインは、デスクに置くだけでその存在感を示し、多くのゲーマーやガジェット愛好家の注目を集めています。
GravaStarといえば、これまでも個性的なスピーカーやマウスを手がけてきたことで知られていますが、過去のモデルはその見た目ゆえに「デザイン先行で実用性に欠ける」といった評価を受けることもありました。
特に前作「Mercury M2」は80g台と重量があり、実戦向きとは言い難い仕様でした。
しかし、今回の「Mercury X Pro」はそうした課題を大幅にクリア。
重量はわずか49gという驚異の軽量化を実現し、しかもマグネシウム合金を用いた堅牢なボディを採用しています。
軽さと剛性、そして唯一無二のビジュアルを高次元で両立したこの製品は、「見た目だけじゃない」真の実用機として大きな注目を集めています。
この記事では、GravaStar 「Mercury X Pro」の基本仕様や形状、使用感、クリック性能、カスタマイズ機能、さらには実際に使ってみて感じたことまで、あらゆる角度から徹底的にレビューしていきます。
機能性とデザイン性を兼ね備えたゲーミングマウスを探している方は、ぜひ最後までご覧ください。

GravaStar 「Mercury X Pro」の特徴とは?

項目 | 内容 |
---|---|
センサー | PixArt PAW3950(カスタム版) |
最大DPI | 32,000 DPI |
ポーリングレート | 最大8,000Hz(2.4GHz無線時にも対応) |
重量 | 約49g(±2g) |
本体サイズ | 長さ124.6mm × 幅63.5mm × 高さ40.5mm |
スイッチ | メカニカルスイッチ(反発感強め、クリック感明瞭) |
ホイール | ソフトノッチ仕様/クリックはやや重め |
サイドボタン | 2ボタン/軽めで遊びなし、配置良好 |
接続方式 | ・2.4GHz ワイヤレス(USBドングル) ・Bluetooth ・USB Type-C 有線 |
バッテリー容量 | 400mAh |
バッテリー駆動時間 | 約18時間(8KHz時・LEDオフ)/約10〜12時間(LEDオン時) |
ソフトウェア | Webベース設定ツール(日本語対応) |
グリップスタイル | つかみ持ち/かぶせ持ち/つまみ持ち対応(指の配置自由度高め) |
近未来感あふれるデザインと素材
GravaStar 「Mercury X Pro」の最大の魅力のひとつは、まるでSF映画から飛び出してきたような近未来的なデザイン。
細部に至るまで精巧に設計されたシェルは、単なる装飾ではなく、実用性と耐久性も兼ね備えています。
特徴的なデザイン要素
- マグネシウム合金シェルを採用:軽さと強度を両立
- 大胆に開けられた通気穴:重量削減とデザイン性の両立
- サイドスリットの幾何学形状:独特なグリップ感を演出
- レシーバーやケーブルも世界観にマッチ:統一されたビジュアルコンセプト
デスク上に置いておくだけで、ゲーミング環境に独特の雰囲気を加える“アートピース”的存在感があります。
驚きの軽量化とサイズバランス
「Mercury X Pro」は、前モデルM2の重さ(約80g)から約49gへと大幅に軽量化。
この劇的な改善によって、性能重視のFPSプレイヤー層にも強くアピールする仕様となりました。
サイズと重量のスペック表
項目 | 値 |
---|---|
本体重量 | 約49g(+2gの個体差) |
全長 | 約124.6mm |
幅(最大部) | 約63.5mm |
高さ | 約40.5mm |
このサイズ感は、Logicool 「G Pro X Superlight」とほぼ同等。
競技向けマウスとして定評あるG Pro形状を踏襲しており、手に馴染みやすく、扱いやすい形状となっています。
デザインと実用性のバランス
見た目重視の製品にありがちな「使いにくさ」は、「Mercury X Pro」には当てはまりません。
穴開きシェルやスリットなどのデザイン的要素が、握り込み時のフィット感や通気性にも貢献しています。
実用性に配慮された要素
- サイドスリットは指を固定するガイドとしても機能
→ 一部のユーザーにとっては、グリップ安定に貢献 - 滑りやすさをカバーするグリップテープが付属
→ 見た目を損なわずに操作性を補完 - ホイール・ボタンの質感や押下感も考慮した設計
→ 誤爆を防ぎつつ、快適な操作が可能
このように、「Mercury X Pro」は単なる“見た目マウス”ではなく、「魅せるデザイン」と「使える機能」を両立させた稀有な存在です。
GravaStar 「Mercury X Pro」の使用感と操作性の評価

握りやすさとグリップ感
GravaStar 「Mercury X Pro」は、「G Pro X Superlight」に近い形状を採用しているため、多くのユーザーが直感的に「握りやすい」と感じる設計になっています。
握り心地に関する特徴
- 背面の高さが中央寄り
→ 手のひら中央でしっかりホールドできる構造 - 緩やかなサイドカーブ
→ 指の配置が自由で、持ち方を限定しない - サイドスリットの形状
→ 指先がしっかりはまり込むことで、安定感が増す
一方で、スリットの深さやシェルの穴あき部分が指に当たる感触については、好みが分かれるポイントです。
グリップスタイル別フィット感(目安)
グリップスタイル | フィット感の印象 | コメント |
---|---|---|
つかみ持ち | ◎ 非常に安定して握れる | 背面の厚みが手に心地よく収まる |
かぶせ持ち | ○ 問題なく対応 | 指先のスリットがフィットすれば好印象 |
つまみ持ち | △ 若干スリットが干渉 | 指の位置によって違和感が出る場合も |
クリック・ホイール・サイドボタンの使用感
クリックまわりの仕上がりも、実用性をしっかり意識した設計になっています。
メインボタン
- 押下感は明瞭で、反発力も十分
- プリトラベルは少なめ、ポストトラベルも抑えめ
- クリック位置によって若干のストローク差がある点は注意
ホイール・ホイールクリック
- ノッチ感はやや曖昧で、滑らかなスクロール
- クリックはやや重め
→ 瞬発的な入力には不向きな印象
サイドボタン
- 突出は控えめながら、配置は良好
- 軽めの押下感で、誤爆しにくい
- プリ/ポストトラベルが非常に少なく、安定感がある
全体として、操作に対するレスポンスと安定性は良好で、FPSなどのクリック精度が求められる場面でも安心して使える品質です。
ソール・ビルドクオリティ・耐久性
マウスソール(滑り・厚み)
- 小型PTFEソールが四隅に配置(中央にも1点)
- 滑りはやや控えめ
- ソール枠が狭いため、カスタムソールの選択肢が限られる点は注意
ビルドクオリティ
- 穴あきシェルとは思えないほどの剛性
- トップ・ボトムシェルの接合部は精密に加工されており、軋みや隙間も見られない
- 50gクラスでここまでの堅牢性を実現しているのは希少
注意点
- 一部ユーザーにとっては手のひらや指にスリットが食い込む感触が違和感に
- マウス後方に体重をかけすぎると“シーソー感”が出やすい
総合的な操作性評価
評価項目 | 評価(5段階) | コメント |
---|---|---|
握り心地 | ★★★★☆ | 指の自由度が高く、フィット感も良好 |
クリック感 | ★★★★☆ | 押し心地とレスポンスは優秀、位置ズレにやや注意 |
ホイール操作 | ★★★☆☆ | ノッチが弱く好みが分かれる、クリックはやや重め |
ソールの滑り | ★★★☆☆ | 滑りは悪くないが、厚みと形状により環境次第で差あり |
耐久性(構造) | ★★★★★ | 軽量でありながら極めて高い剛性 |
GravaStar 「Mercury X Pro」のパフォーマンスと機能性の検証

センサー性能とクリック遅延
GravaStar 「Mercury X Pro」には、PixArt製センサー「PAW3950」のカスタムモデルが搭載されています。
このセンサーは最大32,000 DPIまで対応し、現在のゲーミングマウス市場でもハイエンドクラスに位置します。
センサー性能の主なスペック
項目 | 内容 |
---|---|
センサー | PixArt PAW3950(カスタム版) |
最大DPI | 32,000 DPI |
ポーリングレート | 最大8,000Hz(無線時も対応) |
LOD(リフトオフ距離) | 最短0.7mmまで調整可能 |
デバウンスタイム | 最短0ms~15msでカスタマイズ可能 |
特筆すべきは、8,000Hzの高ポーリングレートにワイヤレスで対応している点。
一般的なゲーミングマウスの標準は1,000Hzですが、8K対応により応答遅延を0.7ms前後まで短縮できており、eスポーツレベルの速さを十分に満たす仕様です。
ソフトウェアとカスタマイズ項目
GravaStar 「Mercury X Pro」は、ドライバーインストール不要のWebベース設定ツールを採用。
これは初心者にも扱いやすく、環境を問わずにカスタマイズできる利便性の高い設計です。
設定可能な主な項目
- ボタン割り当て
→ キー入力、マクロ、メディア操作などに対応 - DPIステージ設定
→ 5段階のカスタムプロファイル作成可能 - ポーリングレート
→ 1000Hz / 2000Hz / 4000Hz / 8000Hz - LOD(リフトオフディスタンス)
→ 0.7mm~調整可能 - デバウンスタイム
→ 0ms~15msで設定可能 - ライティング制御
→ 発光パターンの選択や輝度調整が可能(バッテリー消費あり) - LP(低消費電力)モード / HP(高性能)モード
→ 1000Hz時のみ選択可能
UIの使い勝手
- 日本語対応済みで直感的
- ブラウザから即座にアクセス・反映されるため環境依存が少ない
- マクロ設定やライティングまで一括管理できる点が高評価
バッテリー持続時間と接続性
GravaStar 「Mercury X Pro」は400mAhの大容量バッテリーを搭載し、8Kポーリングレートにも関わらず優れた持久力を発揮します。
バッテリー持ち(条件別目安)
設定条件 | 使用時間の目安 |
---|---|
8000Hz / ライティングON | 約10〜12時間 |
8000Hz / ライティングOFF | 約18時間前後 |
1000Hz(LPモード) / ライティングOFF | 約30時間以上も可能 |
バッテリー消費は高レート・高輝度時に顕著ですが、LEDをオフにするだけでも持続時間は大幅に改善します。
接続方式
- 2.4GHzワイヤレス(USBドングル)
- Bluetooth
- 有線USB Type-C
日常使用から本格的なゲームプレイまで、シーンに応じて接続方式を切り替え可能です。
総合的な機能評価
項目 | 評価(5段階) | コメント |
---|---|---|
センサー精度 | ★★★★★ | 高速・高精度、8K対応も魅力 |
ソフトウェア操作 | ★★★★☆ | 日本語対応+Web設定の簡便さは非常に良い |
カスタマイズ性 | ★★★★☆ | ゲーム用途には十分、細かな調整項目も豊富 |
バッテリー持ち | ★★★★☆ | 容量・持続性ともに満足度高い |
接続オプション | ★★★★☆ | 3WAY対応で汎用性高いが、技適未取得の点は要注意 |
GravaStar 「Mercury X Pro」を使用した私の体験談・レビュー

■ 使い始めた直後の印象とギャップ
外観からの期待感
- 手に取る前から感じたのは、「おそらく実用性よりもデザイン先行型のマウスだろう」という先入観。
- デザインはエイリアン的なメカニカル感全開。USBドングルにまで統一された近未来テイストはガジェット好きには刺さる。
持った瞬間の違和感
- 見た目から想像できないほどとにかく軽い(49g)。重量級ボディを想像していたぶん、そのギャップが鮮烈。
- サイドのスリット形状が、初日はやや異物感を残す。特に中指や薬指が当たる位置にくぼみがあるため、握り込み時に指の肉が引っかかるような感覚があった。
■ 使い続けることで見えてきた長所
① グリップスタイルの自由度が高い
- 「つかみ持ち」「かぶせ持ち」どちらにも対応できるシルエット。
- 特に手のひら中央を背面で押さえる構造がしっくり来る。
- スリットに指を引っかけることで指位置の安定感が生まれ、手元のブレが減少した印象。
② クリックのレスポンスが高速かつ明瞭
- メインボタンはプリトラベルほぼゼロ、ポストトラベルも浅めで、リニアな反応。
- 連打が必要なシーンでもクリック疲労が起きにくく、打鍵感は軽快。
- 指切り撃ち(タップ撃ち)の精度が高く保てる。
③ 高速マウス操作にも追従できる安定性
- 8,000Hz設定でもポインタ挙動にぶれや飛びが一切なし。
- 特に低DPI×ハイポーリング環境下でもセンサーの信頼性は高い。
- トラッキングの精度はSuperlightクラスとほぼ同等で、FPSゲームにおいて違和感なし。
■ 使用して気づいた短所や気になる点
① ホイールクリックは用途を選ぶ
- 押下が重く、瞬時の反応にはやや不向き。
- スキルボタンやピン設定に割り当てると入力遅延やミスクリックが起こりやすいと感じた。
② 表面コーティングの“滑りやすさ”
- ドライな手には問題なし。ただし、手汗が出やすい場面ではグリップが不安定になる。
- 付属のグリップテープで改善可能だが、「貼ると美観が損なわれる」というトレードオフがある。
③ ソールの滑走性と接地バランス
- PTFE素材ながら標準ソールは小さめで滑り出しはやや粘性あり。
- ソフトパッドとの相性が微妙で、沈み込みによって底部が擦ることも。
- ソール交換の選択肢が限られる点は、長期使用時の懸念要素。
■ FPSプレイにおける実戦レビュー(Apex/Valorant)
項目 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
トラッキング安定性 | ◎ 非常に高い | 軽量+高ポーリングが効いていて中~低感度でも滑らか |
リフトオフ感度 | ◎ 高い精度 | 最短0.7mm設定が反映されていて、無駄な移動が発生しない |
クリック精度 | ◎ タップ良好 | 軽い打鍵で発動できるので、長時間でも疲れにくい |
グリップ安定性 | ◯ やや好みあり | スリット形状がフィットすれば武器、違和感を持つ人もいそう |
瞬間反応力(ADS/打ち) | △ ホイール要注意 | ホイール押しに依存する設定は避けた方がベター |
■ 総評:デザイン優先では終わらない「実戦向きの個性派」
GravaStar 「Mercury X Pro」は、第一印象こそ「遊び心のある尖ったマウス」に見えるかもしれませんが、1週間通して使ってみた結果としては、「実用性」と「独自性」が、驚くほど高いレベルで共存しているマウスでした。
軽量ゲーミングマウスが飽和しつつある今、「人とは違うマウスを使いたいが、性能では妥協したくない」と考えるユーザーには、間違いなく刺さる一台だと感じます。
ただし、万人にフィットする製品ではないことも確かです。
スリット形状やホイールの重さ、ソール構造など、尖った個性が光る反面で“好みの分かれる要素”も明確です。
「性能は十分で、なおかつ“自分だけのスタイル”を持ちたい」そんなユーザーにとって、「Mercury X Pro」は選ぶ価値のある個性派マウスと言えるでしょう。
GravaStar 「Mercury X Pro」に関するQ&A

GravaStar 「Mercury X Pro」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「Mercury X Pro」はどんな人に向いていますか?
個性的なデザインと軽量性を両立したゲーミングマウスを求める方に最適です。FPSやMOBAなどで繊細なマウスコントロールを重視する方や、競技性と外観の両立を望む方におすすめできます。ただし、スリットやボディ形状に好みが分かれるため、「万人向け」ではない点には注意が必要です。
「G Pro X Superlight」と比べた場合の違いは?
形状は近いものの、「Mercury X Pro」はマグネシウム合金の穴開きシェル構造を採用しており、外観・握り心地ともに異なります。また、「Superlight」は実績ある王道型に対し、「Mercury X Pro」はより尖ったデザインとギミックが特徴的です。重量は「Mercury X Pro」の方が若干軽く、好みに応じて選択肢が分かれます。
無線使用は日本国内でも安全にできますか?
現時点では技適マークが取得されていない可能性があります。日本国内で電波法に準拠して使用するには、個人での申請や技適取得の確認が必要です。確実に合法で使いたい方は、有線接続または技適取得済み製品の使用を推奨します。
ポーリングレート8000Hzって本当に効果あるの?
8000Hzは、1秒間に8,000回の位置情報をPCに送信する超高精度な応答性を意味します。FPSなどの高精度を要するシーンでは有利に働く場面があり、特にローセンシユーザーやプロ志向のゲーマーには恩恵が大きいです。ただし、システム負荷も高まるため、PCスペックとのバランスが重要です。
グリップテープを貼るべき?貼らないべき?
グリップ感が足りないと感じる方にはおすすめです。特に手汗をかきやすい人や激しいプレイをする人には安定感が増します。一方で、マグネシウム合金シェルの美しい外観が隠れてしまうため、見た目を重視する場合は躊躇するかもしれません。使用感と外観、どちらを優先するかで判断すると良いでしょう。
長時間使用しても疲れにくいですか?
本体重量が約49gと非常に軽量なため、長時間の操作でも手首や指の疲労が蓄積しにくいです。また、形状が手のひらにフィットしやすく設計されているため、「つかみ持ち」や「かぶせ持ち」派の方には特に快適に感じられるでしょう。ただし、指の当たるスリットの感触に慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
Webドライバーの設定は保存されますか?別PCでも反映されますか?
設定はマウス本体のオンボードメモリに保存されます。そのため、一度Webドライバーで設定を行えば、他のPCでも同じ設定で使用可能です。ただし、Webドライバーでの設定変更は再度アクセスして操作する必要があります。
DPIやポーリングレートはリアルタイムで切り替えできますか?
DPIはマウス底面の切り替えボタンでリアルタイム変更が可能です。ポーリングレートはソフトウェア側で設定する必要がありますが、複数プロファイルを使い分ければある程度の素早い切り替えも可能です。プレイスタイルに応じて細かく調整できます。
ゲーム以外の日常使いにも適していますか?
軽量で反応の速い操作性により、日常のPC作業やブラウジングでも快適に使えます。特にカーソル移動が速く正確なため、クリエイティブ用途(動画編集やグラフィック制作)などにも適性ありです。デザイン性の高さも含めて、デスク上に置いておくだけで満足感を得られます。
マクロの記録はどの程度まで対応していますか?
Webドライバー上で簡易的なキー入力・連打・遅延の記録に対応しています。複雑な条件分岐やスクリプトのような高度な処理には対応していませんが、FPSやMMORPGに必要な基本的なマクロ構築には十分な機能を備えています。
クリック音はうるさいですか?
クリック音はややシャープで高めの音質ですが、うるさいと感じるほどではありません。オフィスや静かな環境でも問題なく使えるレベルです。「G Pro X Superlight」よりもやや硬質な響きがあり、カチッとした感触が好きな人には好まれます。
充電しながらの有線使用は安定していますか?
USB Type-Cによる充電中の使用にも対応しており、遅延や接続不良などは見られません。付属ケーブルの被覆も柔らかめで、マウスの可動に支障はありません。有線モード時はバッテリーを気にせず長時間使用できるため、トーナメント環境でも使いやすいです。
GravaStar 「Mercury X Pro」レビューのまとめ

GravaStar 「Mercury X Pro」は、単なる“デザイン重視”のガジェットではありません。
軽量性・機能性・操作性をしっかりと確保した上で、唯一無二の近未来的デザインを取り入れた、稀有なゲーミングマウスです。
✅ 特に優れていたポイント
- 本体重量49gの超軽量ボディ:見た目に反して実戦的
- 「G Pro X Superlight」を踏襲した形状:高いフィット感と自由な持ち方が可能
- 最大8000Hzの高ポーリングレートに無線で対応:応答速度も上級
- マグネシウム合金による高剛性:軽さと堅牢性の両立
- Webドライバーで簡単にカスタマイズ:日本語対応&ブラウザ完結
- 付属品の充実:交換ソール・2種類のグリップテープ付き
⚠ 注意しておきたいポイント
注意点 | 解説 |
---|---|
サイドスリットや穴あき構造 | 指のフィット感は好みが分かれる。違和感を覚える人も一定数いる可能性あり |
ホイールクリックの重さ | FPSでスキルやピンをホイールに割り当てると反応性にやや難あり |
ソールの滑りとサイズ制限 | 標準ソールはやや粘性あり。カスタムソールは小型円形タイプしか適合しにくい |
技適マークの非取得(想定) | 国内での無線利用には法的な確認・自己責任が必要(有線使用なら問題なし) |
外観とグリップ性能のトレードオフ | 見た目を優先するか、グリップテープを貼るかでジレンマが生じやすい |
👥 こんな人におすすめ
- 軽量×高性能のマウスが欲しいが、人と被りたくない人
- 「性能も、見た目も、どっちも大事!」というこだわり派
- G Pro系の形状が手に馴染む人
- FPSやMOBAで高ポーリングレートの恩恵を実感したいユーザー
- グリップスタイルに多様性を求める人
❌ こんな人は要注意
- 手のひらや指先が繊細で異物感に敏感な人
- ソールやホイールに一貫した滑らかさ・均質性を求める人
- 見た目より機能性・汎用性・保証体制を優先する人
総合評価
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
デザイン性 | ★★★★★ | 圧倒的な存在感と近未来感 |
操作性 | ★★★★☆ | 高評価。ただし、スリット形状の好き嫌いは分かれる |
パフォーマンス | ★★★★☆ | 高いスペックと遅延の少なさ、応答性も優秀 |
カスタマイズ性 | ★★★★☆ | Webドライバーの利便性は高いが、Macでは一部制限あり |
コスパ | ★★★☆☆ | ハイエンド製品との価格競争ではやや劣る場面も |
GravaStar 「Mercury X Pro」レビューの総括
GravaStar 「Mercury X Pro」は、見た目のインパクトだけで語られるような製品ではありません。
徹底した軽量化、高いセンサー精度、最大8000Hzのポーリングレート対応といったハイスペックを備えながら、デザイン性にも強い個性を持たせた希少なゲーミングマウスです。
G Pro X系の形状を踏襲した握りやすさに加え、独特なスリット構造や穴開きシェルが使用感にユニークなアクセントを加えており、手に馴染めばそれ自体が操作の一部として機能します。
一方で、万人向けとは言い切れないクセも持ち合わせており、クリック位置やホイールの硬さ、ソウルの滑走感などには人によって評価が分かれるでしょう。
それでもこのマウスは、他にはない体験を求めるゲーマーや、機能だけでなく“所有する楽しさ”を大切にするユーザーにとって、確かな満足感をもたらしてくれるはずです。
独自性と実用性を兼ね備えたGravaStar 「Mercury X Pro」は、ゲーミングマウスの概念をひとつ広げてくれるような、挑戦的で完成度の高いプロダクトです。

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