この記事は2023年に公開された内容です
ゲーミングマウス市場において、その高品質な設計と洗練されたデザインで注目を集めるEndgame Gear 「XM2we」。
このモデルは、従来のXM1シリーズのフォルムを継承しながらもワイヤレス化・軽量化を実現し、さらなる進化を遂げました。
「XM1クローン」と呼ばれる類似モデルが次々と登場する中で、この「XM2we」はどのような立ち位置を確立しているのでしょうか?
また、実際の使用感はどうなのか? ゲームプレイにおいてどんな違いを生み出すのか?
この記事では、「XM2we」の特徴や性能、実際の使用感を詳しくレビューしていきます。
特に、FPSゲーマーにとって重要な重量バランス・クリック感・センサー性能などを徹底検証し、「どんな人に最適なマウスなのか?」を明らかにしていきます。

Endgame Gear 「XM2we」の特徴とは?

カテゴリ | 詳細スペック |
---|---|
本体カラー | ブラック / ホワイト |
接続方式 | 2.4GHz ワイヤレス / USB有線(USB-C) |
重量 | 約63g |
ボディ形状 | 左右対称(非対称マウスではない) |
メインスイッチ | Kailh GO オプティカルスイッチ |
クリック耐久性 | 8000万回 |
センサー | PixArt PAW3370 |
最大DPI | 19,000DPI(100単位で調整可能) |
最大トラッキング速度(IPS) | 400 IPS(高速なマウス移動に対応) |
最大加速度 | 50G |
リフトオフディスタンス(LOD) | 1mm / 2mm(ソフトウェアで調整可能) |
レポートレート(ポーリングレート) | 125Hz / 500Hz / 1000Hz(設定変更可能) |
バッテリー容量 | 410mAh |
最大バッテリー持続時間 | 約80時間(使用状況による) |
充電ポート | USB-C(着脱式) |
充電ケーブル | Flex Cord 3.0(耐久性向上&柔軟設計) |
ワイヤレスドングル | 2.4GHz USB-Aレシーバー付属 |
コーティング | マットUVコーティング(高グリップ・汚れやすい) |
マウスソール | PTFE製(スムーズな滑り・大型ソール) |
ソフトウェア対応 | あり(キー割り当て・DPI変更・LOD調整など) |
RGBライティング | なし(競技向けデザインのため) |
Endgame Gear 「XM2we」は、ゲーミングマウス市場で高評価を受けているXM1シリーズの正統進化版として登場しました。
前作「XM1r」から大幅なアップデートが施され、ワイヤレス化・軽量化・クリック感の向上といった改良点が特徴的です。
ここでは、「XM2we」の進化ポイントやデザイン、付属品の内容について詳しく解説します。
「XM2we」の進化ポイント – 無線化と軽量化
ついにワイヤレス化!自由度の向上
XM1シリーズは「有線ゲーミングマウス」として評価を得ていましたが、競技シーンにおいてはケーブルの抵抗が操作性に影響することもありました。
「XM2we」では、低遅延の2.4GHzワイヤレス接続に対応し、ケーブルの制約から解放された操作性を実現しています。
また、ワイヤレス化に伴いバッテリーが搭載されているにもかかわらず、重量は63g(ホワイトモデルは62.4g)と驚くほど軽量です。
従来のワイヤレスゲーミングマウスは、バッテリー搭載の影響で80g以上のモデルが多い中、「XM2we」は軽量ボディを維持しながらもバランスの取れた設計がされています。
ポイント
✅ 低遅延の2.4GHzワイヤレス接続
✅ ケーブルレスで自由な操作性
✅ 穴なしデザインながら軽量(約63g)
高品質な光学式スイッチを搭載
メインボタンにはKailh GOオプティカルスイッチが搭載されており、8000万回の耐久性を誇ります。
一般的なメカニカルスイッチと比べてデバンスタイム(遅延)が不要で、高速入力が可能です。
さらに、「XM2we」ではクリック感を重視し、光学スイッチながらメカニカルスイッチに近いタクタイルなクリック感を実現。
この改良により、従来の光学スイッチ特有の「押し心地の軽さ」に違和感を感じていたユーザーにも適した仕様になっています。
ポイント
✅ 8000万回の耐久性を誇る光学スイッチ
✅ デバンスタイム(遅延)ゼロの高速入力
✅ タクタイルなクリック感で操作感向上
デザインとカラーバリエーション
シンプルで洗練されたデザイン
「XM2we」の外観デザインは、無駄な装飾を排したシンプルな仕上がりになっています。
RGBライティングは非搭載で、実用性に特化した競技向けマウスとして設計されています。
シェル表面には、前作「XM1r」と同様のマットUVコーティングが施されており、手汗や皮脂による影響を受けにくく、グリップ性が非常に高いのが特徴です。
ただし、皮脂や指紋が付きやすく、汚れが目立つため、清潔に保つためのメンテナンスが必要です。
カラーバリエーション
「XM2we」は、ブラック・ホワイトの2色展開 となっています。
- ブラックモデル:マットブラックのシェルにグレーロゴ
- ホワイトモデル:マットホワイトのシェルにブラックロゴ
機能面の違いはありませんが、ブラックモデルは皮脂や汗の跡が目立ちやすく、ホワイトモデルはそれが気にならないという特性があります。
汚れが気になる場合は、ホワイトモデルを選ぶのが良いでしょう。
ポイント
✅ シンプルなミニマルデザイン
✅ 高グリップなマットUVコーティング
✅ ブラック&ホワイトの2色展開
付属品とパッケージ内容
パッケージ内容
「XM2we」のパッケージには、以下のアイテムが同梱されています。
- XM2we 本体
- USB-C充電ケーブル(Flex Cord 3.0)
- USBドングル(2.4GHzワイヤレスアダプター)
- 延長アダプター(ドングルをマウスに近づけるためのもの)
- 取扱説明書
USBドングルと延長アダプターが付属しているため、マウスとドングルの距離を最適化し、通信の安定性を確保できます。
特に、PCのUSBポートが遠い場合は、付属のケーブルとアダプターを活用することで、ワイヤレスの遅延を最小限に抑えられます。
充電ケーブルの進化
「XM2we」には、新たにFlex Cord 3.0という新設計の充電ケーブルが付属しています。
このケーブルは、前モデル(Flex Cord 2.0)と同様に柔らかいながらも、内部構造を強化して耐久性を向上させたものです。
さらに、ケーブルの接続部が上向きになっているため、充電中にマウスパッドと擦れにくい設計になっています。
これにより、有線で使用する際にもストレスなく操作できるのが特徴です。
バッテリー性能
「XM2we」は、410mAhのバッテリーを搭載しており、最大80時間の連続使用が可能です。
競合製品の中には100時間以上のバッテリーを持つモデルもありますが、「XM2we」は重量とのバランスを考慮し、適切なバッテリー容量を採用しています。
また、バッテリー残量は底面のボタンを長押しすることで確認できるため、充電のタイミングが分かりやすいのもポイントです。
ポイント
✅ USBドングル&延長アダプター付属で通信安定性◎
✅ 柔軟で耐久性の高いFlex Cord 3.0ケーブル
✅ 最大80時間のバッテリー持ちで長時間使用OK
まとめ:「XM2we」の特徴
「XM2we」の特徴をまとめると、以下のようになります。
- 低遅延ワイヤレス接続&軽量ボディ(約63g)
- 光学式スイッチ採用で遅延ゼロ&高耐久(8000万回クリック)
- 競技向けのシンプルなミニマルデザイン&高グリップコーティング
- ブラック&ホワイトの2色展開(汚れが気になるならホワイト推奨)
- USBドングル&延長アダプター付きで安定したワイヤレス通信
- 最大80時間のバッテリー持ち&快適な充電設計
Endgame Gear 「XM2we」の性能と使用感

ここからは、Endgame Gear 「XM2we」の性能と使用感について詳しく解説していきます。
特に、バッテリー持ち・充電機能・ビルドクオリティ・重量バランス・操作性など、実際のプレイ環境での快適さに直結するポイントを深掘りしていきます。
バッテリー持ちと充電機能
最大80時間の連続使用が可能
「XM2we」には、410mAhのバッテリーが搭載されており、最大80時間の連続使用が可能とされています。
これは、1日平均8時間の使用を想定すると約10日間充電なしで使用できる計算になります。
同じワイヤレスゲーミングマウスのバッテリー持ちと比較すると、次のようになります。
マウス名 | 最大バッテリー持ち | 重量 |
---|---|---|
Endgame Gear XM2we | 約80時間 | 約63g |
Logicool G Pro X Superlight | 約70時間 | 63g |
Razer Viper V2 Pro | 約90時間 | 64g |
Pulsar X2 | 約100時間 | 52g |
「XM2we」はバッテリー持ちが競合製品と同等レベルでありながら、穴を開けないシェル設計でしっかりとした作りになっています。
充電機能とケーブルの使いやすさ
充電は、付属のUSB-Cケーブル(Flex Cord 3.0)を使用します。
このケーブルは、柔軟性が高く、充電中でも有線マウスとして快適に使用できる点が特徴です。
特に、ケーブルの根元が上向きになっており、マウスパッドとの干渉を防ぐ設計になっているのがポイントです。
このため、有線マウスとして使用する際にも違和感なく操作でき、充電しながらのプレイにも適しています。
また、バッテリー残量はマウス底面のボタンを長押しすることで確認可能です。
急に電池切れになる心配がないのも、競技向けゲーミングマウスとしての重要なポイントです。
ポイントまとめ
✅ 最大80時間のバッテリー持ちで長時間使用可能
✅ USB-C充電&Flex Cord 3.0ケーブルで充電しながらの使用も快適
✅ バッテリー残量確認機能付きで充電タイミングを把握しやすい
ビルドクオリティとコーティングの質
剛性の高いシェル設計
「XM2we」のビルドクオリティは、競合製品と比較しても非常に高いレベルにあります。
実際に強く握ってもたわみや軋み音が発生せず、剛性の高さがしっかりと感じられる仕上がりになっています。
XM1系のマウスは元々剛性の高さが特徴でしたが、「XM2we」でもその設計がしっかりと引き継がれています。
軽量マウスの中には、剛性を犠牲にして穴を開けたハニカムシェル設計のものもありますが、「XM2we」はそうしたデザインを採用せずにしっかりとした作りを維持しています。
マットUVコーティングの質
「XM2we」のシェル表面には、マットUVコーティングが施されています。
このコーティングにより、手の滑りを防ぎ、長時間のプレイでも安定したグリップが可能になっています。
ただし、皮脂や指紋がつきやすいという欠点もあります。
特にブラックモデルは、指の跡が目立ちやすいため、定期的なクリーニングが推奨されます。
ホワイトモデルであれば、汚れが目立ちにくく、よりメンテナンスが楽になります。
ポイントまとめ
✅ 剛性が高く、強く握っても歪まない設計
✅ マットUVコーティングで高いグリップ性を実現
✅ ブラックモデルは指紋や皮脂が目立ちやすいが、ホワイトなら気にならない
重量バランスと操作性
重量バランスの最適化
XM2weの重量はブラックモデルが63g、ホワイトモデルが62.4gです。
重心はマウス中央部のセンサー付近に設定されており、バランスが非常に良くなっています。
軽量マウスの中には、前後の重量バランスが偏っているものもありますが、XM2weはそうした違和感がなく、自然なグリップ感が得られます。
また、ワイヤレス化されても前作のXM1rと同じ重心バランスが保たれており、XM1系ユーザーがそのまま移行しても違和感なく使える設計になっています。
操作性の向上
「XM2we」の操作性は、特にFPS/TPSゲームに最適化されています。
- 掴み持ちユーザー向けの形状
- バランスの取れた重量設計
- 滑らかなソールによるスムーズな滑り
特に、ソールには高品質なPTFE(テフロン)素材が使用されており、摩擦が少なくスムーズな動きが可能です。
これにより、エイム時の微調整がしやすく、マウスパッドとの相性も良好です。
また、前述のマットUVコーティングとの組み合わせにより、グリップが安定し、長時間のプレイでも疲れにくくなっています。
競合モデルとの比較
「XM2we」と他の軽量ワイヤレスゲーミングマウスの比較をまとめると、以下のようになります。
マウス名 | 重量 | 特徴 |
---|---|---|
Endgame Gear XM2we | 63g | 高いビルドクオリティ・バランスの取れた形状 |
Logitech G Pro X Superlight | 63g | 軽量でバランスが良いがクリック感が独特 |
Razer Viper V2 Pro | 64g | 軽量でセンサー性能が非常に高い |
Pulsar X2 | 52g | 最軽量だが剛性がやや低い |
「XM2we」は、「軽量ながらもしっかりとした剛性とバランスの取れた重量配分」 が特徴です。
そのため、単に軽さを求めるのではなく、「操作性・剛性・バッテリー持ちのバランスを重視する人」 に最適な選択肢となります。
ポイントまとめ
✅ 63gの軽量設計ながら、剛性の高いシェルを採用
✅ センサー付近に重心を配置し、操作性を最適化
✅ PTFEソール採用でスムーズな滑りを実現
Endgame Gear 「XM2we」の形状と持ち方の相性

Endgame Gear 「XM2we」は、前作の「XM1」シリーズの形状を踏襲しつつ、ワイヤレス化・軽量化されたモデルです。
特に掴み持ちに最適なデザインとして設計されており、握り心地やグリップの安定感が非常に高いことが特徴です。
ここでは、「XM2we」の形状の特徴や、掴み持ち・つまみ持ち・かぶせ持ちそれぞれの適性について詳しく解説していきます。
掴み持ちに最適な設計
掴み持ち向けの特徴
「XM2we」は、ゲーミングマウスの中でも「掴み持ち」に特化したデザインになっています。
その理由は以下の3つの形状的特徴によるものです。
- 中央の深いくぼみと後部の膨らみ
- マウスのサイド中央が大きくくびれており、指が自然にフィットする形状になっています。
- 後部はふくらみが大きく、手のひらでしっかりと固定できるため、マウスの安定感が増します。
- トップの一番高い部分が後方に配置
- マウスの高さのピークが、一般的な左右対称マウスよりやや後ろ寄りになっています。
- これにより、手のひら後部にしっかりフィットし、エイムの安定性が向上します。
- サイドの強い「逆ハの字」形状
- マウスの両サイドが、中央に向かって大きくくびれた「逆ハの字」になっています。
- これにより、指が自然に入り込むため、掴んだときにマウスをしっかりとホールドすることができます。
掴み持ちの操作感
実際に「XM2we」を掴み持ちで使用すると、
- 手のひら後部と指先の両方でしっかりとマウスを支えられる
- 余計な力を入れずに安定したエイムが可能
- リフトオフ(持ち上げる動作)が非常にスムーズ
といった感触を得られます。
特に、指でのグリップ感が強く、リフトオフがしやすいので、FPSゲームで頻繁にマウスを持ち上げる人には理想的な形状です。
✅ 掴み持ちに適しているポイント
✔ 深いくぼみと膨らみによる安定感
✔ トップの高さが後方にあることで手のひらにフィット
✔ 指が食い込むサイドの形状でしっかりグリップ
つまみ持ち・かぶせ持ちの適性
つまみ持ちの場合
「XM2we」は、つまみ持ちにも一定の適性があるマウスですが、完全に最適とは言えません。
つまみ持ちに影響するポイントを見てみましょう。
✅ つまみ持ちに向いているポイント
✔ 63gの軽量設計で、指だけで持ち上げるのが容易
✔ サイドの深いくぼみに指がしっかりフィット
✔ 重心バランスが良く、指先での細かい動きに適している
⛔ つまみ持ちで注意すべきポイント
✖ サイドの「逆ハの字」形状が強すぎて、指が深く入り込みすぎる
✖ 後部の膨らみが大きいため、つまみ持ち時に小指が窮屈に感じる
✖ トップの高さが後方に寄っているため、つまみ持ちでは不要な接触が生じる
実際につまみ持ちで使ってみると、
- 指先での細かいコントロールはしやすい
- ただし、小指が窮屈に感じる場面がある
- 長時間のプレイでは指の負担がやや大きい
といった印象です。
つまみ持ちができなくはないが、他のマウスの方が向いているという結論になります。
かぶせ持ちの場合
「XM2we」は、かぶせ持ちにはあまり適していません。
これは、以下の3つの理由によるものです。
- 左右対称形状なので、かぶせ持ちには不向き
- かぶせ持ち向けのマウスは通常、左右非対称で手のひらをしっかりと支えられる設計になっています。
- 「XM2we」は左右対称なので、かぶせ持ちでしっかりと固定するのが難しい。
- 後部の膨らみが強く、手のひら全体を密着させにくい
- かぶせ持ちは、手のひら全体でマウスを包み込む持ち方。
- しかし、「XM2we」の後部の膨らみは「掴み持ち向け」に調整されているため、手のひらが浮くような感覚になりやすい。
- 小指と薬指が干渉しやすい
- かぶせ持ちをしようとすると、小指と薬指の付け根が後部の膨らみに強く当たってしまう。
- これにより、持ち方に違和感が生じる。
✅ かぶせ持ちで気になるポイント
✖ 左右対称形状なので、手のひらのフィット感が低い
✖ 後部の膨らみが強く、手のひらが浮きやすい
✖ 小指・薬指が干渉しやすく、違和感が出やすい
かぶせ持ちで使えないわけではないですが、「無理にかぶせ持ちをするくらいなら、掴み持ちの方が圧倒的に快適」というのが結論です。
競合製品との比較
「XM2we」の形状を競合製品と比較すると、以下のようになります。
マウス名 | 掴み持ち適性 | つまみ持ち適性 | かぶせ持ち適性 |
---|---|---|---|
XM2we | ◎ 最適 | △(小指が窮屈) | ×(不向き) |
Logitech G Pro X Superlight | 〇(使いやすい) | 〇(汎用性が高い) | 〇(問題なし) |
Razer Viper V2 Pro | 〇(無難) | ◎(指での操作がしやすい) | △(やや小さめ) |
Pulsar X2 | △(ややフラットすぎる) | ◎(つまみ持ち最適) | ×(不向き) |
「XM2we」は掴み持ち特化型の形状であることが明確です。
他の持ち方をしたい場合は、G Pro X SuperlightやViper V2 Proの方が選択肢として適しています。
結論:どの持ち方に向いているのか?
✅ 掴み持ち → 最適!
✅ つまみ持ち → できなくはないが、やや窮屈
✅ かぶせ持ち → 不向き
Endgame Gear 「XM2we」のボタン・ホイール・センサー性能の評価

ここでは、Endgame Gear 「XM2we」のボタン・ホイール・センサー性能について詳しく解説します。
特に、競技ゲーマーにとって重要なクリック感やセンサーの精度、ホイールの操作性について細かく見ていきます。
メインボタンのクリック感とスイッチ性能
光学式スイッチ「Kailh GO オプティカルスイッチ」
「XM2we」のメインボタンには、Kailh GO(カイルGO)オプティカルスイッチが採用されています。
このスイッチは、従来の機械式スイッチとは異なり、光学式による高速入力が可能な設計になっています。
✅ Kailh GO オプティカルスイッチの特徴
- デバンスタイム(遅延)ゼロ → 高速な入力が可能
- 8000万回のクリック耐久 → 長寿命で耐久性が高い
- ダブルクリック(チャタリング)の発生なし → 安定した入力が可能
従来の機械式スイッチ(オムロン製など)では、長期間の使用でチャタリングが発生しやすいですが、「XM2we」の光学スイッチは電気接点を使用しないため、耐久性が高くチャタリングが起こらないという利点があります。
クリック感の評価
「XM2we」のクリック感は、一般的な光学スイッチとは異なり、メカニカルスイッチに近い「タクタイルなクリック感」を意識して設計されています。
✅ クリック感の特徴 ✔ クリックはやや重めで、カチッとした確かなフィードバック
✔ スイッチの押し込みには適度なストローク(深さ)がある
✔ クリック時のバンプ(抵抗)がしっかりしており、誤クリックしにくい
実際に使用してみると、光学スイッチ特有の「軽すぎるクリック感」がなく、機械式スイッチに近い、はっきりとしたクリック感が得られるため、FPSなどの高速操作が求められるゲームにも適しています。
クリックの応答速度
応答速度をテストした結果、一般的な機械式スイッチと比較しても遅延は感じられず、高速な反応が可能でした。
特に、クリック連打時の反応が速く、マウスの反応遅延が一切ない点は大きなメリットです。
ポイントまとめ
✅ 光学スイッチで遅延ゼロ&チャタリングなし
✅ 8000万回の耐久性で長寿命
✅ クリック感はやや重め&はっきりとしたフィードバック
サイドボタンとスクロールホイールの使いやすさ
サイドボタン
「XM2we」のサイドボタンは、左右どちらも細長い形状で、親指をスライドさせるだけで簡単に押せる設計になっています。
✅ サイドボタンの特徴
✔ 長めのボタンで、どこを押しても安定したクリック感
✔ カチッとした感触で、クリックのバンプが明確
✔ 突出部分が適度にあり、誤クリックを防ぎやすい
ボタンの配置も絶妙で、親指を無理に動かすことなく、スムーズに押せる位置に配置されています。
FPSやMOBAなどで頻繁にサイドボタンを使用する人にとって、押しやすい設計になっています。
スクロールホイール
「XM2we」のスクロールホイールは、ホイール本体のゴムリングに水平方向の切り込みが入っており、しっかりと指に引っかかるデザインになっています。
✅ スクロールホイールの特徴
✔ TTC製のエンコーダーを採用 → 耐久性が高い
✔ ノッチ感が強く、1ステップごとにしっかりしたクリック感
✔ スクロールホイールの押し込み(ミドルクリック)はやや重め
特にFPSプレイヤーにとって、スクロールのノッチ感がはっきりしているのは大きなメリットです。
素早い武器切り替えなどでも、意図しないスクロールミスが起こりにくい仕様になっています。
ただし、ミドルクリック(ホイールボタン)はやや重いため、連打が必要な操作には向いていない点に注意が必要です。
ポイントまとめ
✅ サイドボタンは長めで押しやすく、フィードバックも良好
✅ スクロールホイールはノッチ感が強く、意図しないスクロールを防止
✅ ミドルクリックは重めで、頻繁な連打には不向き
センサー性能とリフトオフディスタンスの違い
PixArt PAW3370センサー搭載
「XM2we」には、PixArt製のPAW3370センサーが搭載されています。
AW3370は、最新のPAW3395と比較してもほぼ遜色ない高精度なセンサーで、実際のゲームプレイでも非常に滑らかなトラッキングを実現しています。
✅ PAW3370センサーの特徴
✔ 最大19,000 DPI対応
✔ 最大速度400 IPSで素早い動きにも対応
✔ 最大加速度50Gで高速なエイム操作も正確に追従
✔ リフトオフディスタンス(LOD)の調整が可能
リフトオフディスタンス(LOD)の設定
「XM2we」では、リフトオフディスタンス(LOD)を1mm / 2mmの2段階で調整可能です。
LODとは、マウスを持ち上げたときにセンサーが反応しなくなる距離のことを指します。
おすすめの設定
- FPSゲーム → 1mm(短め)
- マウスを持ち上げたときにカーソルがブレにくく、リフトオフの影響を最小限に抑えられる
- MMORPG・RTSゲーム → 2mm(やや長め)
- 画面上での移動操作が多い場合、少し長めのLOD設定の方が扱いやすい
✅ センサー性能まとめ
✔ PAW3370センサー搭載で高精度なトラッキングが可能
✔ 最大19,000DPI / 400IPS / 50G加速度対応でハイエンドスペック
✔ LODを1mm / 2mmで調整可能(FPSなら1mm推奨)
結論:「XM2we」のボタン・ホイール・センサー性能
✅ メインボタン
✔ 光学スイッチ搭載で遅延ゼロ&クリック感はやや重め
✔ 8000万回耐久&チャタリングなし
✅ サイドボタン&スクロールホイール
✔ サイドボタンは押しやすく、誤クリックしにくい
✔ スクロールホイールはノッチ感強め、ミドルクリックは重め
✅ センサー
✔ PAW3370センサー搭載で、高精度なトラッキング
✔ LOD調整可能(FPSなら1mm推奨)
Endgame Gear 「XM2we」を使用した私の体験談 ・レビュー

ここでは、Endgame Gear 「XM2we」を実際にFPS/TPSなどのゲームで使用した際の体験談を詳しく解説します。
特に、エイム精度・クリック感・持ちやすさ・リフトオフ操作など、ゲームプレイに直結するポイントを中心に検証しました。
FPSゲームでの使用感
エイムの安定性
「XM2we」は、掴み持ちに最適な形状と絶妙な重量バランスによって、エイムの安定性が非常に高いと感じました。
特に、低DPI環境(400〜800DPI)でのマイクロアジャスト(微調整エイム)がしやすく、ヘッドショット精度が向上しました。
✅ エイムが安定する理由
✔ 63gの軽量設計 → マウスを振ってもブレが少ない
✔ 低重心・中央重心 → バランスが良く、急なエイム変更もスムーズ
✔ マットUVコーティング → グリップ力があり、手汗で滑りにくい
特にValorantのように精密なエイムが要求されるゲームでは、エイムの安定感が強く実感できました。
Apex Legendsではトラッキングエイム(敵に照準を合わせ続ける動き)も快適に行えました。
リフトオフ時の動作
「XM2we」は、マウスを持ち上げて位置調整する「リフトオフ操作」が非常にスムーズに行えます。
その理由は、以下の3点にあります。
- 軽量なため、持ち上げる際の負担が少ない
- 逆ハの字形状のサイドデザインが、指をフィットさせやすい
- LOD(リフトオフディスタンス)を1mmに設定すれば、余計なカーソルの動きが発生しない
Apexのように素早いターン(振り向き動作)が多いゲームでは、このリフトオフのしやすさが非常に役立ちました。
クリック感と撃ち合い時の反応速度
クリック連打のしやすさ
「XM2we」のメインボタンにはKailh GOオプティカルスイッチが採用されており、一般的な機械式スイッチと比べてデバンスタイム(クリック後の遅延)がゼロになっています。
これにより、フルオート武器の単発撃ちや、タップ撃ちが非常にやりやすいです。
✅ クリック時のメリット
✔ クリック入力の反応が速く、撃ち負けることが少ない
✔ バンプ(クリック時の押し込み感)がしっかりしていて、誤クリックがない
✔ 連打時の感触が良く、疲れにくい
特に、Valorantでバースト撃ちやワンタップ(単発射撃)を多用するプレイヤーには、非常に快適なクリック感でした。
連打性能とトラブル
- 「XM2we」のクリック感はやや重めで、指にしっかりしたフィードバックが伝わる設計
- 誤クリックの発生率が低く、連打時のストレスがない
- デバンスタイムゼロで、撃ち負ける要素が少ない
ただし、「クリック感が重い」と感じる人には、好みが分かれるかもしれません。
特に、軽いタップで高速クリックするスタイルの人には、やや疲れやすいかもしれません。
ゲーム中のサイドボタン・ホイール操作
サイドボタン
FPSでは、サイドボタンに「ジャンプ」や「近接攻撃」を割り当てることが多いですが、「XM2we」のサイドボタンは適度な硬さと押しやすい位置にあるため、誤入力することなく快適に使用できました。
✅ サイドボタンの感想
✔ 押し心地は適度に硬め → 誤爆しない
✔ ボタンの長さがあり、どこを押しても安定感あり
✔ FPSでの素早い操作でも反応が良い
スクロールホイール
スクロールホイールは、強めのノッチ感があるため、誤操作を防ぎやすい設計です。
FPSでは「武器の切り替え」にホイールを使用することがありますが、スクロールのフィードバックがはっきりしているので、意図しない武器変更が起きませんでした。
ただし、ホイールクリック(ミドルクリック)は重めなので、頻繁に押す動作には向いていません。
✅ スクロールホイールの感想
✔ ノッチ感がはっきりしており、スクロールミスが少ない
✔ ホイールクリックは重めで、連打には向かない
✔ 武器切り替えやズーム調整などには快適に使える
長時間使用の快適さ
疲労感と手の負担
「XM2we」は、長時間使用しても疲れにくい設計になっています。
理由は以下の通りです。
- 軽量(63g)なので、腕や手首の負担が少ない
- マットUVコーティングで滑りにくく、グリップが安定
- 掴み持ちに最適化された形状で、無理なく操作できる
実際に3〜4時間の連続プレイをしてみましたが他のマウスよりも、指や手首の疲労が少なかったです。
ただし、クリックがやや重めなので、連打を多用するプレイヤーは指に負担がかかる可能性がある点には注意が必要です。
結論:ゲームプレイでのXM2weの評価
✅ FPS・TPSゲームでの評価
✔ エイムの安定感が非常に高い(特に低DPI環境)
✔ リフトオフ操作がスムーズで、振り向き操作が快適
✔ クリックが高速で、撃ち負けにくい
✔ サイドボタンの位置・押しやすさが絶妙
✔ 軽量なので、長時間プレイでも疲れにくい
❌ 気になる点 ✖ クリック感がやや重め(軽いタップを好む人には合わない)
✖ ホイールクリックが硬めで、頻繁な押し込みには向かない
Endgame Gear 「XM2we」に関するQ&A

Endgame Gear 「XM2we」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「XM2we」のサイズはどれくらいですか?
「XM2we」の本体サイズは以下の通りです。
- 全長(長さ):122mm
- 幅(最広部):66mm
- 高さ(最厚部):38mm
- 重量:約63g
一般的な中型サイズのゲーミングマウスで、掴み持ちに最適な形状になっています。
「XM2we」は有線接続でも使えますか?
USB-Cケーブルを使用して有線接続で使用できます。付属のFlex Cord 3.0(USB-Cケーブル)を使うことで、有線モードでの使用も可能です。充電しながらでも快適にプレイできる設計になっています。
どの持ち方に適していますか?
「XM2we」は「掴み持ち」に特化したマウスです。
- 掴み持ち(最適):フィット感が強く、安定したグリップが可能
- つまみ持ち(やや可):指が深く食い込むため、慣れが必要
- かぶせ持ち(不向き):手のひらがフィットしにくく、快適ではない
特に、FPSプレイヤーで掴み持ちをメインにしている人におすすめです。
「XM2we」のセンサーはどんな性能ですか?
「XM2we」は「PixArt PAW3370」センサーを搭載しており、高精度なトラッキングが可能です。
- 最大DPI:19,000
- 最大トラッキング速度:400 IPS
- 最大加速度:50G
- LOD(リフトオフディスタンス):1mm / 2mm(調整可能)
現在のハイエンドマウスと比較しても遜色のない高精度センサーです。
クリックの押し心地はどんな感じですか?
「XM2we」のクリック感は「やや重め」です。
- Kailh GOオプティカルスイッチを採用し、メカニカルスイッチに近いしっかりしたクリック感があります。
- 軽いタップでクリックするタイプの人にはやや重く感じる可能性がありますが、バンプ感(押し込み時のフィードバック)がはっきりしており、誤クリックしにくいのが特徴です。
ワイヤレス接続時の遅延はありますか?
「XM2we」は2.4GHzワイヤレス接続を採用しており、遅延はほぼゼロです。
- ポーリングレート最大1000Hzで安定した応答速度
- 低遅延技術により、有線とほぼ変わらない反応速度
実際にFPS/TPSゲームで使用しても、遅延を感じることはありませんでした。
どのようなソフトウェア機能がありますか?
「XM2we」の専用ソフトウェアでは、以下の設定が可能です。
- DPI設定(100~19,000DPI)
- ポーリングレート変更(125Hz / 500Hz / 1000Hz)
- LOD(リフトオフディスタンス)調整(1mm / 2mm)
- キー割り当て変更
- デバンスタイム調整(クリック遅延時間設定)
ただし、RGBライティング機能は非搭載のため、発光設定はありません。
バッテリーはどれくらい持ちますか?
最大80時間の連続使用が可能です。(使用状況による)
- 一般的なゲーミング用途では、1日8時間の使用で約10日間持続する計算になります。
- 充電の頻度が少なく、長時間プレイにも適したバッテリー性能を備えています。
バッテリー残量を確認する方法はありますか?
マウス底面の「モードボタン」を長押しするとバッテリー残量を確認できます。
- LEDインジケーターの色で残量を判断できます。
- 具体的なパーセンテージ表示はソフトウェアで確認できます。
コーティングの質感はどんな感じですか?
「XM2we」のシェル表面は「マットUVコーティング」が施されています。
- しっとりとした質感で、グリップ力が高い
- 手汗や乾燥した手でも滑りにくい
- ただし、皮脂や指紋が目立ちやすい(特にブラックモデル)
ホワイトモデルなら、指紋や汚れが目立ちにくいので、汚れが気になる人にはホワイトをおすすめします。
マウスの耐久性はどうですか?
「XM2we」は非常に高いビルドクオリティを誇り、剛性のある設計になっています。
- 強い力で握っても「たわみ」や「軋み音」が発生しない
- クリック耐久は8000万回(光学スイッチのためチャタリングなし)
- 高耐久なPTFE製の大型マウスソールを採用
剛性の高さに関しては、軽量マウスの中でもトップクラスの品質です。
Endgame Gear 「XM2we」レビューのまとめ

ここまでEndgame Gear 「XM2we」の詳細なレビューを行い、性能、持ち方の相性、ゲームプレイ時の使用感などを詳しく解説してきました。
では、最終的に「XM2we」はどんな人に向いているのか?
また、どんな人には向いていないのか?
このセクションで総評としてまとめていきます。
「XM2we」の総評
良い点(メリット)
✅ 掴み持ちに最適な形状
- 深いくぼみと後部の膨らみが、掴み持ち時の安定感を向上
- 指でしっかりとグリップでき、リフトオフもスムーズ
✅ ワイヤレス化&軽量設計(約63g)
- 2.4GHzワイヤレス接続で低遅延、高速応答
- 穴なしデザインながら軽量なので、長時間プレイでも疲れにくい
✅ クリックが高速&正確
- 光学スイッチ(Kailh GO)採用でデバンスタイムなし(遅延ゼロ)
- クリック感はしっかりしたフィードバックがあり、撃ち合いでの反応速度が速い
✅ 高精度なセンサー
- PixArt PAW3370センサー搭載で、滑らかなトラッキングが可能
- 最大19,000DPI / 400IPS / 50G加速度のハイスペック仕様
- LOD(リフトオフディスタンス)1mm / 2mm調整可能
✅ 長時間使用できるバッテリー
- 最大80時間のバッテリー持ちで頻繁な充電が不要
- **充電中も快適に使用できるUSB-Cケーブル(Flex Cord 3.0)**付属
✅ サイドボタンの配置&押し心地が良い
- 誤クリックしにくく、適度な硬さで押しやすい
✅ シンプル&ミニマルなデザイン
- 競技向けに特化し、RGBなしの実用的なデザイン
- ブラック・ホワイトの2色展開
気になる点(デメリット)
❌ クリック感がやや重め
- 光学スイッチの仕様上、クリックの押し心地がしっかりしている
- 軽いクリック感を好む人には向かない
❌ つまみ持ち・かぶせ持ちには不向き
- つまみ持ちは小指が窮屈に感じることがある
- かぶせ持ちは手のひらがフィットしづらいため、持ちにくい
❌ ホイールクリック(ミドルクリック)が重い
- 頻繁に押し込む動作には適していない
- ゲーム内でミドルクリックを多用する人は注意
❌ 皮脂・指紋が付きやすい
- マットUVコーティングはグリップ性が高いが、指紋や皮脂が目立ちやすい(特にブラック)
- 汚れが気になる場合はホワイトモデルの方が無難
「XM2we」はどんな人におすすめか?
✅ こんな人におすすめ!
✔ 掴み持ちでマウスを使う人
✔ FPS/TPSをメインにプレイする人(Valorant, CS2, Apex, CoDなど)
✔ 軽量&ワイヤレスの競技向けマウスが欲しい人
✔ 高速クリック・低遅延の光学スイッチを求める人
✔ マウスを頻繁に持ち上げる操作(リフトオフ)を多用する人
✔ シンプルなデザインで高品質なゲーミングマウスを探している人
特に、競技志向のFPSゲーマーで、「掴み持ちで安定したエイムをしたい」「軽量&ワイヤレスで快適にプレイしたい」という人には、「XM2we」は理想的な選択肢になります。
❌ こんな人には向かない
✖ クリックが軽めのマウスを好む人
✖ つまみ持ち・かぶせ持ちをメインに使う人
✖ ミドルクリック(ホイールクリック)を頻繁に使う人
✖ RGBライティングが欲しい人(XM2weはRGB非搭載)
特に、つまみ持ちやかぶせ持ちをメインにする人には、「XM2we」はややフィットしにくい形状です。
また、光学スイッチ特有のクリック感(やや重め)が気になる人は、事前に試してから購入した方が良いでしょう。
競合製品との比較
「XM2we」と他の人気ワイヤレスゲーミングマウスを比較すると、以下のようになります。
マウス名 | 重量 | 持ち方適性 | スイッチ | 最大バッテリー | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
XM2we | 63g | 掴み持ち特化 | 光学式(やや重め) | 約80時間 | 剛性の高いシェル・高精度センサー |
Logitech G Pro X Superlight | 63g | 汎用性が高い | メカニカル式(軽め) | 約70時間 | 軽量でバランスの取れた形状 |
Razer Viper V2 Pro | 64g | 掴み持ち・つまみ持ち向け | メカニカル式(軽め) | 約90時間 | 最軽量クラス・左右対称デザイン |
Pulsar X2 | 52g | つまみ持ち向け | メカニカル式(軽め) | 約100時間 | フラットな形状で軽量 |
「XM2we」は、「剛性の高さ」「掴み持ち特化」「光学スイッチによる高速入力」が特徴のマウスです。
軽さ重視ならPulsar X2、汎用性ならG Pro X Superlight、つまみ持ち向けならViper V2 Proの方が適しています。
結論:「XM2we」は買うべきか?
結論として、「XM2we」は以下のような人には「買い」なゲーミングマウスです。
✅ 掴み持ちプレイヤーで、競技向けFPSをプレイする人
✅ 低遅延ワイヤレス&軽量マウスを求める人
✅ 光学スイッチのデバンスタイムゼロ(遅延なし)を活かしたい人
✅ 剛性の高いシェル・ミニマルデザインを好む人
✅ 最大80時間のバッテリー持ちが欲しい人
一方で、「クリック感が軽い方が好き」「つまみ持ち・かぶせ持ちで使いたい」「RGBライティングが欲しい」という人には、他の選択肢を検討するのが良いでしょう。
Endgame Gear 「XM2we」レビューの総括
Endgame Gear 「XM2we」は、軽量ワイヤレス設計と掴み持ちに最適な形状が特徴のゲーミングマウスです。
低遅延の2.4GHzワイヤレス接続や、高精度なPixArt PAW3370センサー、クリック遅延ゼロの光学スイッチを搭載し、FPSやTPSプレイヤーにとって理想的な操作性を実現しています。
最大80時間のバッテリー持続時間やUSB-C充電対応により、長時間のプレイでも快適に使用でき、剛性の高いシェル構造は耐久性にも優れています。
一方で、クリック感がやや重めで、つまみ持ちやかぶせ持ちにはあまり適さない点や、ホイールクリックの硬さなど、使用スタイルによっては注意が必要です。
しかし、約12,000円という価格を考えれば、掴み持ちをメインとするFPSプレイヤーには非常にコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
競技向けの軽量ワイヤレスマウスを探しているなら、「XM2we」は間違いなくおすすめできる一台です。
ぜひ、自分のプレイスタイルに合うかチェックしてみてください。
