この記事は2024年に公開された内容です
WLMOUSE 「Beast X Max」は、ゲーミングマウスの中でも特に大型ながら超軽量設計を実現したモデルです。
Lサイズのボディでありながら、わずか42gという驚異的な軽さを誇る点が最大の特徴であり、大きな手のプレイヤーでも軽快な操作を可能にします。
さらに、本機は最大8000Hzのポーリングレートに対応しており、一般的な1000Hzポーリングレートのマウスと比較して最大8倍の高速入力が可能です。
これにより、超低遅延での操作が求められるFPSゲームやeスポーツシーンでも強力な武器となります。
また、最新の「PW3950」センサーを搭載し、正確で滑らかなトラッキング性能を実現。
加えて、WLMOUSEシリーズの特徴として、マグネシウム合金シェルを採用しているため、軽量でありながら頑丈なボディを実現しています。
「Beast X Max」は、単なる軽量マウスではなく、Lサイズのマウスで軽さを追求した唯一無二のモデルです。
Finalmouseの「Ultralight X」やDarmoshark 「M3 Pro」と比較されることが多いですが、サイズ感と軽さのバランスにおいて唯一無二のポジションを確立しています。
この記事では、「Beast X Max」の特徴や使用感、デザイン、性能を詳しく解説し、実際の体験談も交えてレビューしていきます。
Lサイズのゲーミングマウスを探している方や、軽量ゲーミングマウスの最新モデルに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
WLMOUSE 「Beast X Max」とは?

項目 | 仕様・特徴 |
---|---|
サイズ(寸法) | 奥行き: 126mm × 横幅: 65mm × 高さ: 39mm |
重量 | 42g(±1g) |
形状 | 左右対称デザイン(エルゴノミクス設計) |
シェル素材 | マグネシウム合金 |
センサー | PixArt PW3950 |
最大DPI | 26,000 DPI(調整可能) |
トラッキング速度 | 650 IPS |
最大加速度 | 50G |
ポーリングレート | 最大8000Hz(125Hz / 500Hz / 1000Hz / 2000Hz / 4000Hz / 8000Hz対応) |
LOD(リフトオフディスタンス) | 1mm~3mm(調整可能) |
メインスイッチ | オムロンオプティカル or TTC2.0ヒル(選択可能) |
接続方式 | 2.4GHz ワイヤレス(専用ドングル) |
充電方式 | USB-C |
ソフトウェア | 専用Webドライバー(ブラウザベース、インストール不要) |
WLMOUSE 「Beast X Max」は、ゲーミングマウス市場において「Lサイズながら超軽量」という特異なポジションを持つモデルです。
通常、軽量ゲーミングマウスはSサイズやMサイズのものが多く、大型マウスは重量が増してしまう傾向があります。
しかし、本機はLサイズでありながら、わずか42g(±1g)の超軽量設計を実現しており、大きな手を持つプレイヤーでも快適に操作できるよう設計されています。
また、センサーやポーリングレートなどの最新技術を惜しみなく投入しており、プロゲーマーや競技志向のプレイヤーにも対応できる仕様となっています。
さらに、カスタマイズ性の高さやデザインの工夫など、単なる「軽さ」だけではない魅力が詰まったモデルです。
ここでは、「Beast X Max」の特徴を詳しく見ていきましょう。
「Beast X Max」シリーズのラインナップと特徴
WLMOUSEのBEAST Xシリーズは、プレイヤーの手の大きさや好みに応じて選べる3種類のサイズ展開となっています。
- BEAST X Mini(Sサイズ)
- BEAST X(Mサイズ)
- BEAST X Max(Lサイズ) ← 本レビュー対象
「Beast X Max」は、シリーズの中で最も大きなモデルであり、奥行き126mm・横幅65mm・高さ39mmと、競合モデルの中でもかなり大きめのサイズ感になっています。
これにより、手の大きいプレイヤーでもしっかりとフィットする握り心地を実現しています。
また、各モデル共通の特徴として、マグネシウム合金製のシェルを採用し、高い耐久性を持ちながら超軽量化を実現しています。
マグネシウム合金採用で超軽量設計
「Beast X Max」の最大の特徴の一つが、マグネシウム合金製のシェルを採用している点です。
一般的なゲーミングマウスはプラスチック製が主流ですが、マグネシウム合金を採用することで、以下のようなメリットがあります。
✅ 軽量性の向上:金属製ながらも驚異的な軽さを実現(42g)
✅ 耐久性の向上:強度が高く、激しい操作でも歪まない
✅ 剛性感の向上:握った際にたわみやきしみがなく、しっかりした操作感
さらに、表面には滑りにくい特殊コーティングが施されているため、金属製でも持ちやすいという特徴があります。
通常、金属製マウスは滑りやすい傾向がありますが、WLMOUSEはその点をしっかりと考慮した設計になっています。
ただし、マウスのシェルには通気性を向上させるためのハニカム構造(穴あきデザイン)が採用されており、手汗をかきやすい人は、グリップテープを併用することで持ちやすさを向上できるでしょう。
8Kポーリングレート対応と最新センサー搭載
「Beast X Max」は、最大8000Hzのポーリングレートに対応しています。
これは、一般的な1000Hzポーリングレートのマウスと比較すると、最大8倍の入力速度を実現していることになります。
ポーリングレートとは、マウスがPCへ信号を送る頻度のことを指し、数値が高いほど「カーソルの追従性が向上し、遅延が少なくなる」ため、特にFPSゲームでは有利に働きます。
加えて、本機には「PW3950」センサーを搭載しており、これはPixArt製の最新かつ高性能なセンサーです。
✅ ポーリングレート:最大8000Hz対応
✅ センサー:PixArt PW3950
✅ リフトオフディスタンス(LOD):1mm~3mmで調整可能
✅ トラッキング精度:高DPI設定でもスムーズな操作が可能
また、ポーリングレート設定に応じて、バッテリーの持続時間が変動する仕様になっています。
- 1000Hz設定 → 1週間以上使用可能
- 8000Hz設定 → 約20時間
このように、ポーリングレートを上げるほどバッテリー消費が激しくなるため、プレイヤーのプレイスタイルに応じて最適な設定を選ぶことが重要です。
さらに、ソフトウェア不要で設定を変更できるのもポイントで、専用のWebドライバー(ブラウザ上で操作可能)を使うことで、ポーリングレートやDPI設定を簡単にカスタマイズすることができます。
WLMOUSE 「Beast X Max」の基本情報まとめ
- BEAST Xシリーズの中で最大サイズのモデル(Lサイズ)
- 42g(±1g)の超軽量設計ながら高い剛性を実現
- マグネシウム合金製のシェルを採用し、耐久性と軽量性を両立
- 最大8000Hzのポーリングレートに対応し、超低遅延の操作が可能
- PixArt PW3950センサー搭載で高精度なトラッキング性能を発揮
- バッテリーの持ちはポーリングレート設定によって変動
- 専用のWebドライバーで簡単に設定変更が可能
このように、WLMOUSE 「Beast X Max」は、Lサイズのマウスを求めるプレイヤーにとって最適な選択肢の一つと言えます。
WLMOUSE 「Beast X Max」のデザインと形状

WLMOUSE 「Beast X Max」は、Lサイズのゲーミングマウスとしては異例の超軽量設計を実現しながらも、しっかりとした剛性感と快適なグリップを提供するデザインが特徴です。
一般的な大型マウスは重量が増してしまいがちですが、本機は42g(±1g)の軽量ボディでありながら、耐久性や操作性を犠牲にしていません。
ここでは、形状の特徴、穴あきデザインのメリット・デメリット、持ち方との相性について詳しく解説していきます。
独自のエルゴノミクス形状と持ち方の相性
「Beast X Max」は、左右対称型のエルゴノミクスデザインを採用しており、右利き・左利きを問わず多くのプレイヤーに適応する形状になっています。
本機のサイズは以下の通りです。
✅ 奥行き(長さ):126mm
✅ 横幅:65mm
✅ 高さ:39mm
このサイズ感は、Logicool 「G Pro X Superlight 2」 や Razer 「Viper V3 Pro」 などの海外基準のミディアムサイズよりも一回り大きいため、日本人の手のサイズにとってはLサイズ相当となります。
そのため、手が大きいプレイヤーにとっては、「深めのつかみ持ち」に最適な設計になっています。
また、側面のカーブが緩やかに設計されているのも特徴です。
- 親指が自然とフィットしやすい「前寄りのくぼみ」があり、深めのつかみ持ちをサポート
- 薬指や小指をしっかりと固定できるデザインになっており、安定感がある
- かぶせ持ち・つかみ持ちに適しているが、指先持ちにはやや向かない
特に、競合モデルと比較すると、手のひら全体で支えるよりも、指先のコントロールでエイムしやすい形状になっています。
例えば、「G Pro X Superlight 2」 は背が高く、手のひらの接触面積が広いのに対し、「Beast X Max 」は横幅があるため、手のひらの中央ではなく側面で支えるような持ち方になります。
この設計により、
- 深めのつかみ持ち
- 指を軽く伸ばしたかぶせ持ち
といった持ち方をするプレイヤーに特に適していると言えます。
穴あきデザインの利点とグリップテープの必要性
「Beast X Max」の外装には、軽量化のための穴あきデザイン(ハニカム構造)が採用されています。
この穴あきデザインは、軽量化に貢献するだけでなく、以下のメリットがあります。
✅ 通気性が向上し、長時間の使用でも手汗がこもりにくい
✅ 重量削減により、大型マウスでも指先の負担が少ない
✅ 一部の穴は指を固定するのに役立ち、グリップ性能を向上
ただし、この穴あきデザインにはデメリットもあるため、プレイヤーの好みに応じたカスタマイズが必要になります。
❌ グリップテープを貼らないと持ちにくい場合がある
❌ 手汗をかくプレイヤーにとっては不安要素が残る
❌ 左右のボタン部分には穴がないため、恩恵を受けにくい
このため、WLMOUSEは標準で2種類のグリップテープを付属させています。
- ユニバーサルタイプ(汎用)
- BEAST X Max 専用カットタイプ
これにより、グリップテープを活用すれば、穴あきデザインの弱点を補いながら持ちやすさを向上させることが可能です。
特に、指の位置によっては「穴の位置が微妙に合わずに違和感を感じる」という意見もあるため、自分の持ち方に応じてグリップテープをカスタマイズするのが最適でしょう。
Lサイズながら軽量42gの驚異的なバランス
一般的に、Lサイズのゲーミングマウスは60g~80g前後が主流です。
「Beast X Max」は、金属製マウスでありながら42g(±1g)の軽量設計を実現しています。
この軽さの秘密は、前述のマグネシウム合金製シェルとハニカム構造による徹底した軽量化にあります。
また、一般的なLサイズマウスと異なり、「Beast X Max」は重量バランスにもこだわっており、持ち上げた際の違和感が少ないことも大きな魅力です。
「Beast X Max」のデザインと形状のまとめ
- 126×65×39mmのLサイズながら、超軽量42g(±1g)を実現
- 左右対称のエルゴノミクス形状で、つかみ持ちやかぶせ持ちに最適
- 穴あきデザインにより軽量化&通気性を向上するが、グリップテープが必要な場合も
- 重量バランスが良く、手のひらに余計な負担がかからない
- G Pro X Superlight 2やViper V3 Proなどの競合製品と比較しても、圧倒的な軽量さ
このように、WLMOUSE 「Beast X Max」は「Lサイズのマウスが欲しいが、軽さも妥協したくない」というプレイヤーにとって、最適な選択肢となるデザインに仕上がっています。
WLMOUSE 「Beast X Max」の性能と使用感

WLMOUSE 「Beast X Max」は、高性能なセンサーと超高速ポーリングレートにより、プロレベルの操作性を実現したゲーミングマウスです。
ここでは、ポーリングレート・センサー性能・ボタンの操作性・バッテリー持ちなどのポイントを詳しく解説していきます。
ポーリングレートとセンサー性能の詳細
✅ 8Kポーリングレート対応(最大8000Hz)
本機の最大の強みのひとつが、最大8000Hzのポーリングレートに対応している点です。
ポーリングレートとは、マウスがPCに信号を送る頻度のことで、数値が高いほど「カーソルの追従性が向上し、遅延が少なくなる」メリットがあります。
一般的なゲーミングマウスのポーリングレートは1000Hzが標準ですが、本機はその8倍の速度でデータを送信できます。
ポーリングレート | 1秒間の信号送信回数 | 応答速度(ms) |
---|---|---|
125Hz | 125回 | 8ms |
500Hz | 500回 | 2ms |
1000Hz(標準) | 1000回 | 1ms |
2000Hz | 2000回 | 0.5ms |
4000Hz | 4000回 | 0.25ms |
8000Hz(本機対応) | 8000回 | 0.125ms |
この8000Hzポーリングレートにより、マウスの動きが極めてスムーズかつ正確に反映されるため、特にFPSやMOBAのプロレベルの競技シーンで大きなアドバンテージとなります。
また、ポーリングレートの変更は専用のWebドライバー(ソフトウェア不要のブラウザ設定ツール)から簡単に変更できます。
- 1000Hzモード(バッテリー持ち重視)
- 4000Hzモード(バランス)
- 8000Hzモード(最大性能)
これにより、プレイヤーの環境やプレイスタイルに応じた最適な設定が可能です。
✅ 最新PixArt PW3950センサー搭載
本機には、PixArtの最新型「PW3950」センサーが搭載されています。
このセンサーは、競技向けゲーミングマウスで主流の「PixArt 3395」をベースにした進化版であり、以下の点が強化されています。
✅ DPI範囲:最大26000 DPI(調整可能)
✅ トラッキング速度:650 IPS(毎秒650インチの高速移動対応)
✅ 加速度:50G(急激な動きにも正確に追従)
✅ リフトオフディスタンス(LOD):1mm~3mmで調整可能
このセンサーの特徴は、高DPI設定でも精度が落ちにくく、低感度プレイヤーの高速スワイプにも確実に追従する点です。
特に、ローセンシ(低感度)でのFPSプレイヤーにとって重要な「精密なトラッキング」が強化されているため、AIMの安定感が増します。
また、LOD(リフトオフディスタンス)を1mm単位で調整できるため、マウスを持ち上げた際の反応を細かくカスタマイズ可能です。
これにより、「マウスパッドの種類やプレイスタイルに合わせた最適な設定」ができるのも大きな利点です。
メインボタン・サイドボタン・ホイールの操作性
✅ メインボタン(オムロンオプティカル or TTC2.0ヒル)
本機は、オムロンオプティカルスイッチ or TTC2.0ヒルスイッチの2種類から選択可能です。
スイッチの種類 | 特徴 | おすすめプレイヤー |
---|---|---|
オムロンオプティカル | 軽めの押し心地・跳ね返り強め・チャタリングなし | FPS・タップ撃ち向け |
TTC2.0ヒル | やや硬め・しっかりとしたクリック感 | MOBA・長押し向け |
オムロンオプティカルスイッチは、軽い押し心地と強い跳ね返りが特徴で、タップ撃ち(VALORANTやCS2)を多用するプレイヤーに適しています。
一方で、TTC2.0ヒルスイッチはやや硬めでしっかりとした押し心地があり、MOBAなどのスキル長押し操作が多いプレイヤー向けです。
どちらも「シェルがしっかりしているため、クリック時のブレが少ない」のが大きな利点です。
✅ サイドボタン & ホイール
- サイドボタン:やや前寄りに配置、深く持つと押しやすい
- ホイール:やや高めの位置、APEXのタップストレイフなどに最適
サイドボタンは「押し込みが深すぎず、無駄な遊びがない」ため、意図しない誤爆を防ぎやすくなっています。
また、ホイールは「高めの位置に設置され、はっきりとした区切り感」があり、APEX Legendsなどのストレイフ(ジャンプ回避)操作に最適です。
バッテリー持ちとソフトウェアの設定
✅ バッテリー持ちの実測値
本機は、ポーリングレート設定によってバッテリー持ちが変動します。
ポーリングレート | バッテリー持続時間(目安) |
---|---|
1000Hz | 約1週間(8時間/日) |
8000Hz | 約20時間 |
高ポーリングレートにするとバッテリー消費が激しくなるため、充電の手間を考慮するなら4000Hz設定がバランス良い選択肢となります。
✅ ブラウザベースのWebドライバーで簡単設定
「Beast X Max」は、専用ソフトウェアをインストールする必要がなく、Webブラウザ上で設定変更が可能です。
✅ DPI調整(100~26000まで微調整可能)
✅ ポーリングレート変更(125Hz~8000Hz)
✅ ボタン割り当て変更
✅ マクロ設定
このブラウザ設定はUIが直感的で分かりやすく、インストール不要なので手軽にカスタマイズできる点が魅力です。
「Beast X Max」の性能と使用感まとめ
- 8000Hzのポーリングレートで超低遅延
- PixArt PW3950センサー搭載で高精度なトラッキング
- メインボタンのスイッチが選択可能(オムロン or TTC)
- サイドボタン・ホイールの位置も操作性重視の設計
- バッテリー持ちはポーリングレートによって変動
- Webブラウザで直感的なカスタマイズが可能
WLMOUSE 「Beast X Max」を使用した私の体験談・レビュー

WLMOUSE 「Beast X Max」を実際に使用し、形状のフィット感・操作性・ゲームプレイでのパフォーマンスなど、さまざまな角度から検証しました。
Lサイズの超軽量マウスがどれほど快適なのか、また、競合製品との違いについて詳しく述べていきます。
実際に握った時のフィット感
私は手のサイズが普通~やや大きめくらいで、普段は「G Pro X Superlight」や「Viper V3 Pro」などのミディアムサイズのマウスを使用していました。
しかし、これらのマウスを使用する際、つかみ持ちでは手のひらに余裕がなく、やや窮屈に感じることが多かったです。
「Beast X Max」は、126mmの奥行きがあるため、手のひら全体にしっかりフィットし、つかみ持ち・かぶせ持ちのどちらにも対応しやすいと感じました。
特に、側面のくぼみが指の配置に適しており、親指や薬指の固定感が抜群です。
- つかみ持ち時 → 親指を少し前寄りに置くことで安定し、指先でのエイムがしやすい
- かぶせ持ち時 → 手のひら全体をマウスに沿わせても違和感がなく、自然なグリップ感
また、サイドの穴あきデザインが指の固定に役立つことも実感しました。
穴の位置が絶妙で、指先でしっかり支えられるため、グリップテープなしでも滑りにくい設計になっていました。
ただし、私は長時間のプレイ時に安定感を求めたため、付属の専用グリップテープを使用しました。
これにより、より確実なホールド感を得られました。
軽さと操作感のバランス
Lサイズなのに42gという軽さは、最初に持った瞬間に衝撃を受けました。
軽量マウスは通常、SサイズやMサイズが多く、大きいマウスは60g以上が当たり前という認識があったため、「こんなに大きいのにこんなに軽いのか」と驚きました。
特に恩恵を感じたのはローセンシ(低感度)でのFPSプレイです。
- 軽量なので手首や腕の負担が少なく、長時間のプレイでも疲れにくい
- スナイピング時の微調整がしやすく、細かい動きにも即座に対応できる
- マウスの移動がスムーズで、トラッキング精度が非常に高い
普段、ローセンシでエイムを調整することが多いため、細かい動きのしやすさに感動しました。
一般的に、大きなマウスは「動かしにくい」「指先でのコントロールが難しい」というイメージがありますが、「Beast X Max」はその概念を完全に覆しました。
また、重量バランスが絶妙で、持ち上げた時の違和感がなく、マウスの重心が手の自然な位置に来るのもポイントです。
FinalmouseのUltralight Xシリーズは軽いものの、重量バランスが偏りやすく感じることがありましたが、本機はその点が優れています。
ゲームプレイでのパフォーマンス
✅ FPSでの使用感
「Beast X Max」は8000Hzのポーリングレートに対応しているため、マウスの動きが異次元レベルにスムーズです。
実際にVALORANTで使用したところ、クリックの遅延が感じられず、タップ撃ちやトラッキングエイムが非常に快適でした。
特に、タップ撃ちやバースト撃ちが必要な場面で、オムロンオプティカルスイッチの反発力が強く、素早い連打がしやすかったです。
また、ポーリングレートを8000Hzに設定した際、AIMの滑らかさが格段に向上しました。
- スナイパーライフルのスコープエイム時にブレがなく、狙い通りのショットが決まる
- 連続したストレイフ動作でもターゲットの追従が正確で、トラッキングエイムの精度が向上
- 高速スワイプ時にも遅延がなく、急なエイムの修正がスムーズ
ただし、8000Hzでの動作はバッテリー消費が激しいため、普段は4000Hz設定で運用するのがベストバランスだと感じました。
✅ APEX Legendsでの使用感
APEX Legendsでは、マウスの軽さとホイールの位置が特に重要な要素になります。
- ジャンプ(ホイール入力)を多用するため、ホイールの押しやすさがポイント
- 軽量マウスの方が素早い振り向きや180度ターンがしやすい
「Beast X Max」は、高めの位置にあるホイールが絶妙な使い心地で、タップストレイフやジャンプ移動が快適でした。
また、42gという軽さが活きて、スライディング時のエイム合わせや急な方向転換もスムーズに行えました。
APEXでは、つかみ持ち・かぶせ持ちを適宜切り替えてプレイすることが多いのですが、「Beast X Max」はどちらの持ち方にも柔軟に対応できる設計であることが分かりました。
バッテリー持ちと充電の手間
バッテリーの持ちはポーリングレート設定によって大きく変わります。
- 1000Hz設定 → 1週間程度持続
- 8000Hz設定 → 20時間程度
私は普段4000Hz設定でプレイすることが多く、バッテリーは3~4日おきに充電する形になりました。
8000Hz設定ではほぼ毎日充電が必要でしたが、それ以上のAIMの精度向上を実感できたため、充電の手間以上のメリットがあると感じました。
また、充電はUSB-Cで手軽に行え、Webブラウザ上でバッテリー残量を1%刻みで確認できるため、充電タイミングを管理しやすい点も好印象でした。
使用してみた感想まとめ
✅ Lサイズながら手に馴染みやすいエルゴノミクス設計
✅ 42gの超軽量設計がFPS・MOBAで圧倒的な操作性を実現
✅ 8000Hzポーリングレートによる超低遅延でAIM精度が向上
✅ ホイールやサイドボタンの配置が適切で操作しやすい
✅ バッテリー持ちはポーリングレート次第、4000Hzがバランス最適
結論として、「Lサイズの軽量ゲーミングマウス」を求める人にとって、「Beast X Max」は最高の選択肢の一つと言えます。
WLMOUSE 「Beast X Max」に関するQ&A

WLMOUSE 「Beast X Max」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「Beast X Max」に関はどのようなゲーマー向けのマウスですか?
✅ Lサイズのマウスを好むプレイヤー向け
✅ 軽量(42g)なゲーミングマウスが欲しい人向け
✅ FPSやMOBAなどの競技シーンで使用するプレイヤー向け
✅ 高精度のセンサーと低遅延を求める人向け
✅ カスタマイズ性が高いゲーミングマウスを求める人向け
特に、「大きめのマウスが欲しいが、軽さも妥協したくない」という人に最適です。
「Beast X Max」のサイズはどれくらいですか?
✅ 奥行き: 126mm
✅ 横幅: 65mm
✅ 高さ: 39mm
これは、一般的なミディアムサイズ(Logitech G Pro X Superlight 2やRazer Viper V3 Pro)よりも一回り大きいサイズで、日本人の手にとってはLサイズに相当します。
「Beast X Max」と他のBEAST Xシリーズの違いは何ですか?
WLMOUSEのBEAST Xシリーズには、以下の3種類のモデルがあります。
モデル | サイズ | 重量 |
---|---|---|
BEAST X Mini | Sサイズ | 約37g |
BEAST X | Mサイズ | 約40g |
BEAST X Max | Lサイズ | 約42g |
「Beast X Max」は、シリーズの中で最も大きく、Lサイズの手のプレイヤーに最適な設計になっています。
「Beast X Max」の持ち方は?
✅ つかみ持ち(深めのグリップに最適)
✅ かぶせ持ち(指を伸ばす持ち方も可能)
❌ つまみ持ち(マウスサイズが大きいため不向き)
特に、つかみ持ち・かぶせ持ちのプレイヤーに最適なエルゴノミクス形状になっています。
穴あきデザインは持ちやすいですか?
「Beast X Max」のシェルには、軽量化のためのハニカム(穴あき)デザインが採用されています。
✅ メリット:
- 超軽量化(42g)を実現
- 通気性が良く、長時間プレイでも手汗がこもりにくい
- 指の固定に役立つ
❌ デメリット:
- 指の位置によっては違和感があることも
- 穴の感触が気になる場合は、付属のグリップテープを活用すると快適
サイドボタンの位置は押しやすいですか?
サイドボタンはやや前寄りに配置されているため、つかみ持ちや深めのグリップでは押しやすい設計になっています。しかし、指先持ちの場合はボタンの位置が遠く感じる可能性があります。
クリック感やボタンの硬さはどうですか?
「Beast X Max」では、2種類のスイッチから選択可能です。
スイッチの種類 | 特徴 | おすすめプレイヤー |
---|---|---|
オムロンオプティカル | 軽めの押し心地・跳ね返り強め・チャタリングなし | FPS・タップ撃ち向け |
TTC2.0ヒル | やや硬め・しっかりとしたクリック感 | MOBA・長押し向け |
FPSでの使用を考えている場合はオムロンオプティカル、MOBAやRTSなど長押し操作が多い場合はTTC2.0ヒルを選ぶのがベストです。
ポーリングレート8000Hzにすると、どのような違いがありますか?
ポーリングレート8000Hzを使用すると、以下のような変化が感じられます。
✅ エイムの滑らかさが向上し、微調整がしやすくなる
✅ クリックの応答速度が向上し、タップ撃ちがスムーズ
✅ スワイプ時のトラッキング精度が向上し、急なエイム調整もブレにくい
FPSでは特に、スナイパーライフルのスコープエイム時や、タップ撃ちの精度向上が期待できます。
センサー性能はどのくらい高いですか?
✅ PixArt PW3950センサー搭載
✅ 最大DPI: 26,000 DPI(細かく調整可能)
✅ トラッキング速度: 650 IPS
✅ 最大加速度: 50G
このセンサーは、競技向けの高精度トラッキングを実現しており、ローセンシ(低感度)でも正確なエイムが可能です。
バッテリーの持ちはどのくらいですか?
ポーリングレート設定によってバッテリーの持ち時間が変わります。
ポーリングレート | バッテリー持続時間(目安) |
---|---|
1000Hz | 約1週間(8時間/日) |
8000Hz | 約20時間 |
8000Hzではバッテリー消費が早いですが、充電はUSB-Cで手軽に行えます。
ソフトウェアのインストールは必要ですか?
✅ 専用ソフトウェアは不要!
✅ ブラウザベースのWebドライバーで設定可能
設定項目 | 調整可能内容 |
---|---|
DPI調整 | 100~26,000 DPI(細かく設定可) |
ポーリングレート | 125Hz~8000Hz |
ボタン割当 | 任意のキーに変更可 |
マクロ設定 | 設定可能 |
専用ソフトウェアをインストールする必要がないため、手軽に設定変更が可能です。
WLMOUSE 「Beast X Max」レビューのまとめ

WLMOUSE 「Beast X Max」は、Lサイズのゲーミングマウスでありながら、驚異的な軽量設計(42g±1g)を実現した、競技向けのハイエンドモデルです。
最大8000Hzのポーリングレート、最新のPixArt PW3950センサー、マグネシウム合金製のシェルといった最先端の技術が惜しみなく投入されており、FPSやMOBAを中心としたゲーマーにとって理想的なマウスと言えるでしょう。
ここでは、WLMOUSE 「Beast X Max」の特に優れているポイント、惜しい点、どのようなプレイヤーにおすすめかを総括していきます。
「Beast X Max」の優れているポイント
✅ Lサイズながら業界最軽量クラスの42g(±1g)を実現
→ 一般的なLサイズマウスが60g~80gであるのに対し、圧倒的な軽量化を達成。長時間のプレイでも疲れにくい。
✅ PixArt PW3950センサー搭載で超精密トラッキング
→ 26000DPI対応、650IPS、50G加速度など、最先端のセンサー性能により、高精度なエイムが可能。
✅ 最大8000Hzポーリングレート対応で超低遅延
→ 通常の1000Hzマウスの8倍の速度でPCに信号を送信できるため、AIMの追従性や反応速度が劇的に向上。
✅ つかみ持ち・かぶせ持ちに最適なエルゴノミクス形状
→ サイドのくぼみや絶妙なカーブにより、手のひらや指がしっかりとフィット。安定感抜群。
✅ グリップテープ標準付属で、好みに応じたカスタマイズが可能
→ 穴あきデザインが気になる人も、付属のグリップテープを活用することで快適に使用できる。
✅ 専用ソフトウェア不要!Webブラウザ上で設定変更が可能
→ DPI、ポーリングレート、ボタン割当などを直感的に調整可能。インストール不要で手軽。
✅ メインボタンはオムロンオプティカル・TTC2.0ヒルから選択可能
→ FPS向けのオムロンオプティカル、MOBA向けのTTC2.0ヒルと、プレイスタイルに応じて選べるのが魅力。
惜しい点・気になる点
❌ バッテリー持ちはポーリングレートによって変動
→ 8000Hz設定では約20時間と消耗が激しく、毎日充電が必要になる可能性あり。
(対策:4000Hz設定なら比較的長時間持続し、バランスの良い運用が可能)
❌ 穴あきデザインのため、好みによってはグリップテープが必須
→ 指の位置や持ち方によっては穴の感触が気になる場合がある。グリップテープを使用すれば問題なし。
❌ サイドボタンの位置がやや前寄りで、深く持たないと押しにくいことも
→ つかみ持ち・かぶせ持ちには適しているが、指先持ちのプレイヤーにはやや操作しづらい。
「Beast X Max」はどんな人におすすめ?
「Beast X Max」は、以下のようなプレイヤーに特におすすめです。
🎯 FPS・MOBAの競技プレイヤー
→ 8000Hzポーリングレート&超軽量設計により、AIMの精度と反応速度を最大化できる。
🎯 Lサイズの軽量ゲーミングマウスを求める人
→ 大きめのマウスが好きだが、軽さも妥協したくないというプレイヤーに最適。
🎯 つかみ持ち・かぶせ持ちがメインのプレイヤー
→ エルゴノミクスデザインと側面のくぼみにより、握りやすさが抜群。
🎯 設定の自由度が高いゲーミングマウスを求める人
→ DPI、ポーリングレート、ボタン割当、LOD(リフトオフディスタンス)など、細かいカスタマイズが可能。
🎯 耐久性の高いマウスを求める人
→ マグネシウム合金シェル採用により、軽量ながら頑丈な設計で、長期間の使用にも耐えられる。
「Beast X Max」の総合評価
評価項目 | 評価(5段階評価) |
---|---|
軽量性 | ⭐⭐⭐⭐⭐(42gはLサイズマウスの中で最軽量級) |
センサー性能 | ⭐⭐⭐⭐⭐(PixArt PW3950搭載でトップクラスの精度) |
ポーリングレート | ⭐⭐⭐⭐⭐(8000Hz対応で業界最高レベル) |
操作性 | ⭐⭐⭐⭐(つかみ持ち・かぶせ持ちに最適、指先持ちはやや不向き) |
耐久性 | ⭐⭐⭐⭐⭐(マグネシウム合金シェルで高剛性) |
バッテリー持ち | ⭐⭐⭐(8000Hz設定では短いが、4000Hzならバランス良し) |
カスタマイズ性 | ⭐⭐⭐⭐⭐(ブラウザ設定で直感的に変更可能) |
WLMOUSE 「Beast X Max」レビューの総括
✅ Lサイズなのに42gという驚異的な軽さ
✅ 8000Hzポーリングレート対応で、超低遅延の操作が可能
✅ PixArt PW3950センサー搭載で、業界トップクラスの精度
✅ つかみ持ち・かぶせ持ちに最適なエルゴノミクスデザイン
✅ バッテリー持ちはポーリングレート次第、4000Hz設定がバランス良し
✅ ブラウザで設定変更が可能で、直感的にカスタマイズ可能
WLMOUSE 「Beast X Max」は、Lサイズながら42gという驚異的な軽量設計を実現し、競技向けのハイスペックを兼ね備えたゲーミングマウスです。
最大8000Hzのポーリングレートに対応し、PixArt PW3950センサーを搭載することで、スムーズで高精度なトラッキングが可能となっています。
エルゴノミクスデザインにより、つかみ持ちやかぶせ持ちに適しており、指の固定感や操作性のバランスも優れています。
また、マグネシウム合金製のシェルは高い耐久性を誇り、軽量でありながら剛性感のある安定した操作ができる点も大きな魅力です。
付属のグリップテープを活用することで、持ちやすさをさらに向上させることができ、好みに応じたカスタマイズも容易です。
さらに、専用ソフトウェアのインストールが不要なWebベースの設定ツールにより、DPIやポーリングレートの調整、ボタンの割り当て変更なども直感的に行えます。
一方で、高ポーリングレート時のバッテリー消費が速い点や、指先持ちには向かない形状など、万人向けとは言えない部分もありますが、軽量でありながらしっかりとしたホールド感を求めるプレイヤーには最適な一台と言えるでしょう。
Lサイズのゲーミングマウスで、これほどの軽さとパフォーマンスを兼ね備えたモデルは希少であり、競技シーンでのAIM精度を求めるプレイヤーにとって、強力な武器となるはずです。
新たな次元の操作感を体験したいなら、WLMOUSE 「Beast X Max」は間違いなくチェックすべき一台です。
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