この記事は2024年に公開された内容です
ゲーミングマウス市場において、軽量かつ高性能なモデルが次々と登場する中、WLMOUSE 「Sword X」はひときわ注目を集めています。
本製品は、47gという超軽量設計に加え、マグネシウム合金製シェルを採用した希少なエルゴノミクスデザインのワイヤレスマウスです。
さらに、最新のPixArt PAW 3950センサーを搭載し、最大8000Hzのポーリングレートにも対応するなど、まさにハイエンドゲーマー向けのスペックを誇ります。
また、デザイン面でも個性的な要素が詰め込まれており、「剣」をモチーフにした意匠が施されたユニークな外観が特徴です。
さらに、機能面では、DPIやポーリングレートの変更が可能な専用ドングルが付属し、マウス本体の底部にボタンがない構造になっている点も斬新です。
これにより、マウスの剛性を維持しつつ、軽量化と耐久性の向上を実現しています。
今回の記事では、「Sword X」の価格やスペック、実際の使用感について詳しくレビューし、その魅力を余すところなくお伝えします。
ゲーマーにとって重要な形状やクリック感、バッテリー持ちなどの詳細にも触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

WLMOUSE 「Sword X」とは?

WLMOUSE 「Sword X」は、ゲーミングマウス市場でも珍しいマグネシウム合金製のエルゴノミクス(エルゴ)マウスです。
これまでのWLMOUSE製品は左右対称デザインが主流でしたが、本モデルはメーカー初の非対称エルゴノミクス形状を採用。
手のひら全体を包み込むような設計になっており、かぶせ持ちやつかみ持ちのユーザーに適したデザインとなっています。
また、本製品はただのエルゴマウスではなく、47gという超軽量設計が特徴です。
軽量なマウスは一般的にプラスチック製のシェルを採用することが多いですが、「Sword X」はマグネシウム合金を使用することで、高い耐久性と剛性を確保しつつ軽量化を実現しています。
さらに、最新のPixArt PAW 3950センサーを搭載し、最大8000Hzのポーリングレートにも対応。ハイスペックなゲーマー向けの製品に仕上がっています。
ここでは、価格やスペック、デザインについて詳しく解説します。
価格と販売情報
「Sword X」の価格は約25,500円ほどに設定されています。
やや高価な部類ですが、マグネシウム合金製のゲーミングマウスは市場でも非常に珍しく、特にエルゴノミクスデザインのモデルはほぼ存在しません。
そのため、本製品はプレミアムな仕様を備えつつ、競争力のある価格設定になっていると言えます。
また、「Sword X」は一般的なゲーミングマウスと異なり、交換用ソールやグリップテープ、ドングルといった付属品が非常に充実している点も魅力です。
スペックと基本性能
項目 | スペック |
---|---|
重量 | 47g |
素材 | マグネシウム合金 |
センサー | PixArt PAW 3950 |
最大DPI | 26,000 DPI |
ポーリングレート | 最大8000Hz |
接続方式 | 2.4GHz ワイヤレス |
バッテリー持続時間 | 約17~20時間(8000Hz使用時) |
メインボタンスイッチ | TTC Gold 2.0 / Omron Optical(選択可能) |
付属品 | ドングル×2(1000Hz用、8000Hz用)、グリップテープ、交換用マウスソール、USB-Cケーブル |
このマウスは、超軽量ながら高耐久なマグネシウム合金製ボディを採用している点が大きな特徴です。
また、PixArt社の最新センサーPAW 3950を搭載し、ハイスピードモード(競技用モード)にも対応しているため、プロゲーマーでも満足できる性能を備えています。
ポーリングレートは1000Hz・2000Hz・4000Hz・8000Hzに対応しており、競技シーンにおいても優れた追従性を発揮します。
ただし、ポーリングレートが高くなるとバッテリー消費が早くなるため、使用環境に応じた設定が必要です。
カラー展開とデザインの特徴
「Sword X」は、デザインにもこだわりが詰まったゲーミングマウスです。
名前の通り、「剣(Sword)」をテーマにした装飾が施されており、ボディには剣のモチーフが彫り込まれています。
さらに、専用のドングルにも剣のデザインが施され、発光機能が搭載されている点も特徴的です。
カラー展開は豊富にラインアップされており、様々なバリエーションが選択可能です。
特に「初号機カラー」とも言われるパープルレッドは、エヴァンゲリオンのような配色で個性的なデザインとなっています。
ゲーマーにとって、マウスは「手に馴染む武器」とも言える存在ですが、本製品はそのコンセプトをまさに体現していると言えるでしょう。
また、ボディの素材がマグネシウム合金であるため、従来のプラスチック製ゲーミングマウスとは異なる質感と高級感を持っています。
表面には滑りにくいコーティングが施されており、手汗をかきやすい人でも快適に使用できるよう工夫されています。
WLMOUSE 「Sword X」は、軽量性・耐久性・高性能センサーを兼ね備えた次世代型のエルゴノミクスマウスです。
特に、マグネシウム合金製ボディとPixArt PAW 3950センサーの組み合わせは、競技志向のゲーマーにとって魅力的な要素でしょう。
WLMOUSE 「Sword X」の操作性と使い心地

WLMOUSE 「Sword X」は、軽量かつ高精度な操作性を実現したハイエンドゲーマー向けエルゴノミクスマウスです。
ここでは、ドングルの機能と利便性、エルゴノミクス形状の持ちやすさ、ボタンのクリック感や耐久性について詳しく解説します。
ドングルの機能と利便性
「Sword X」には、2種類の専用ドングル(1000Hz用と8000Hz用)が付属しており、それぞれの用途に応じて使用できます。
特に特徴的なのは、DPIやポーリングレート、LOD(リフトオフディスタンス)をドングル側で変更できる点です。
通常、これらの設定変更はマウス本体の底面にあるボタンを押すことで行うことが多いですが、「Sword X」ではすべてドングルのボタンで設定可能となっています。
ドングルの機能
- DPI変更ボタン → マウスの感度を変更
- ポーリングレート変更ボタン → 1000Hz~8000Hzまで調整可能
- LOD調整ボタン → リフトオフディスタンスを短く調整
ドングルのメリット
- マウス本体の軽量化が可能
- 本体に物理ボタンがないため、内部構造をシンプルにし、47gという超軽量化を実現。
- マウスの剛性を向上
- マウスの底面に余計なボタンや穴がないため、マグネシウム合金の強度を最大限に活かせる設計。
- 設定変更が直感的
- マウス本体をひっくり返さずに設定変更できるため、ゲームプレイ中でも素早く調整が可能。
- 視覚的に設定を確認
- DPI変更時には、マウス本体が光ることで現在の設定を把握できる。
- Webアプリと連携することで、設定変更の通知がPC画面上に表示される。
惜しいポイント
ただし、現在のポーリングレートやLOD設定をドングルのLEDでは判別できないという問題点があります。
DPIは色で識別できますが、ポーリングレートやLODは設定変更時に同じ色に光るため、変更後の状態を確認するには結局Webアプリを開く必要があります。
そのため、特に8000Hzなどの高ポーリングレートを利用する際には、ゲームプレイ前にWebアプリで数値を確認するのが確実でしょう。
エルゴノミクス形状と持ちやすさ
「Sword X」は、従来のエルゴノミクス形状とは異なる独自のフォルムを持っています。
一般的なエルゴノミクスマウス(例えばZowie EC2など)と比較すると、より手のひらのホールド感を重視した設計になっています。
形状の特徴
- 後部の高さと幅がある
- 手のひら全体を支えるホールド感が強い
- 薬指と小指の付け根までしっかりと支えられる設計
- 前部の幅が狭い
- 指先の自由度が高く、繊細な操作がしやすい
- 左右対称マウスに近いフィーリングを実現
- センサーの位置が後方寄り
- センサー位置は中指の付け根の関節(第3関節)の真下付近に配置
- これにより、マウスの動きを直感的に捉えやすい
持ち方別の適正
- かぶせ持ち → 手のひら全体でしっかり固定できるため、最も相性が良い
- つかみ持ち → 指先の自由度が高いため、つかみ持ちにも対応可能
- つまみ持ち → 前側の幅が狭いため、左右対称マウスのように操作できるが、手のひらの接地が必要
特にかぶせ持ちのプレイヤーにとって、ホールド感の高さと軽量ボディのバランスが絶妙です。
一方で、一般的なエルゴノミクスマウスと比べて前部が細いため、最初は少し違和感を覚えるかもしれません。
しかし、慣れると指先の動きに直結する精密なエイムが可能になります。
また、センサー位置については、「DeathAdder V3 Pro」と似た配置になっており、後方寄りのセンサーを好むプレイヤーにとっては違和感なく扱えるでしょう。
ボタンのクリック感と耐久性
「Sword X」のボタンには、TTC Gold 2.0またはOmron Opticalのスイッチを選択可能です。
メインボタン
- TTC Gold 2.0(メカニカルスイッチ)
- クリック感が硬め
- 反発が強く、歯切れが良い
- 誤入力しにくいが、長時間の使用では指に負担がかかる可能性
- Omron Optical(光学スイッチ)
- クリックが軽め
- 応答速度が速く、チャタリングの発生リスクがゼロ
- ただし、クリック音が大きい
競技向けの設定を重視するなら、Omron Opticalの方が適しているでしょう。
一方で、しっかりとしたクリック感を求めるならTTC Gold 2.0が良い選択肢になります。
サイドボタン
- 本体上部に配置されており、誤入力しにくい
- 押し心地は軽めで、反発がしっかりしている
ホイール
- 軽い回し心地で、スクロールの区切りはやや緩め
- ホイールクリックは左右クリックとほぼ同じか、やや軽い
全体的にクリック感はしっかりしており、ボタンの耐久性も高いです。
ただし、メインボタンのクリック感が硬いため、指に力を入れずにプレイしたい人には向かないかもしれません。
WLMOUSE 「Sword X」の操作性は、独自のエルゴノミクス形状と軽量設計、利便性の高いドングル機能によって、従来のゲーミングマウスとは一線を画す特徴を持っています。
特に、後方に膨らみのある形状と細い前部の組み合わせにより、ホールド感を維持しつつ指先の精密なコントロールが可能になっています。
WLMOUSE 「Sword X」のセンサー性能と設定機能

WLMOUSE 「Sword X」は、ゲーミングマウスとして最先端のセンサー性能と利便性の高い設定機能を兼ね備えています。
ここでは、搭載されているPixArt PAW 3950センサーの性能、Webアプリを活用した設定方法、バッテリー持ちと競技用モードの詳細について詳しく解説します。
高精度センサーとポーリングレート
「Sword X」は、最新のPixArt PAW 3950センサーを搭載しています。
このセンサーは、ゲーミングマウス市場における最上級の性能を誇り、高精度なトラッキングと低遅延な応答速度を実現しています。
PixArt PAW 3950センサーの特徴
- 最大DPI:26,000(細かい調整が可能)
- 最大ポーリングレート:8000Hz(超高速データ転送)
- トラッキング速度:650 IPS(急激な動きでも精度を維持)
- 加速度耐性:50G(高速なマウス操作に対応)
このスペックにより、「Sword X」はeスポーツ競技レベルの精度とスピードを実現しています。
特に、ポーリングレート8000Hzに対応している点は、ハイエンドゲーマーにとって大きな魅力です。
ポーリングレートとは?
ポーリングレートとは、マウスが1秒間にPCへ送信するデータの回数を指します。
数値が高いほど、より滑らかで精密なカーソル操作が可能になります。
ポーリングレート | 応答速度(理論値) |
---|---|
1000Hz | 1ms |
2000Hz | 0.5ms |
4000Hz | 0.25ms |
8000Hz | 0.125ms |
8000Hzでは0.125msという超高速応答を実現し、フレームレートが高い環境(360Hzや500Hzのモニター)でその効果を最大限発揮します。
ただし、高ポーリングレートではCPU負荷が増えるため、高性能なゲーミングPCが必要になります。
また、8000Hzでの動作には専用の8000Hz対応ドングルが必要です。
標準の1000Hzドングルでは最大1000Hzまでしか利用できません。
Webベースの設定変更機能
「Sword X」では、専用のWebアプリを利用して設定をカスタマイズできます。
通常、ゲーミングマウスは専用ソフトウェアをPCにインストールする必要がありますが、本製品はWebブラウザ上で設定を変更できるため、環境に依存せずどこでも設定変更が可能です。
Webアプリで変更可能な設定
- DPI設定(50~26,000 DPIの範囲で細かく調整可能)
- ポーリングレート設定(1000Hz / 2000Hz / 4000Hz / 8000Hz)
- LOD(リフトオフディスタンス)調整(低・中・高の3段階)
- ハイスピードモードのオン/オフ(競技用モード)
- スリープタイム設定(省電力設定の調整)
- ボタンのキーバインド設定(カスタマイズ可能)
- ライティング設定(4種類の発光パターンを選択可能)
Webアプリのメリット
- ソフトウェア不要で手軽に設定変更可能
- PCだけでなく、スマートフォンからも設定可能
- インストール不要なので、どこでも設定を変更できる
惜しいポイント
ただし、Webアプリは現在、英語と中国語のみ対応しており、日本語版は提供されていません。
そのため、英語に慣れていないユーザーは設定の変更に少し戸惑う可能性があります。
また、ポーリングレートやLODの変更はドングルのボタンを使っても可能ですが、現在の設定をドングルのLEDでは確認できないため、最終的にはWebアプリでチェックする必要があるのが少し不便な点です。
バッテリー持ちと競技用モード
「Sword X」は、ワイヤレスマウスとしてのバッテリー性能も優れています。
バッテリー持ち
- 8000Hzでの使用時 → 約20時間(1時間の使用で5%減少)
- 1000Hzでの使用時 → 約70~80時間
ポーリングレートを上げると消費電力も増えるため、8000Hzで長時間プレイする場合は、1~2日ごとに充電が必要です。
一方で、1000Hzで使用すれば約1週間は充電なしで使用可能です。
競技用モード(ハイスピードモード)
ハイスピードモード(いわゆる競技用モード)をオンにすると、センサーの遅延がさらに低減し、トラッキング性能が向上します。
ただし、このモードは1000Hz以下でのみ使用可能で、8000Hzでは利用できません。
そのため、1000Hzで最適な遅延を求めるプレイヤーにとっては、ハイスピードモードをオンにすることでより精密な動作が可能になります。
一方、8000Hzの低遅延を利用するか、1000Hzのハイスピードモードを利用するかは、環境と好みによって使い分ける必要があります。
充電方法
「Sword X」は、USB-Cケーブルでの充電に対応しています。
また、付属のドングルにはUSBポートが備わっており、充電しながらワイヤレス接続を維持できるため、プレイ中にバッテリー切れを心配する必要はありません。
WLMOUSE 「Sword X」は、最新のPixArt PAW 3950センサーを搭載し、最大8000Hzのポーリングレートに対応することで、競技レベルのゲーマーにも対応できるスペックを持っています。
さらに、Webアプリを活用した直感的な設定変更が可能であり、ワイヤレスながらバッテリー持ちも十分な設計になっています。
一方で、ポーリングレートやLODの変更時に現在の設定を視覚的に確認しづらい点や、Webアプリが日本語未対応である点は、少し惜しい部分です。
しかし、これらを差し引いても、「Sword X」の性能は現行のゲーミングマウスの中でもトップクラスであり、特に競技ゲーマーや軽量マウスを好むプレイヤーにとって非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
WLMOUSE 「Sword X」を使用した私の体験談・レビュー

実際にWLMOUSE 「Sword X」を数週間使用し、FPSやMOBAなどのゲームで試しました。
その結果、操作性の良さ、クリック感、センサーの精度といったポイントで非常に優れたパフォーマンスを発揮しました。
しかし、一方で改善してほしい点もいくつか見えてきました。
ここでは、良かった点・惜しい点を含めたリアルな使用感をお伝えします。
軽量かつ剛性の高いボディの驚異的な操作感
最も印象的だったのは、47gという軽さと、マグネシウム合金シェルの剛性感です。
一般的に、超軽量マウスはプラスチック製で剛性がやや低く、握ると歪みや軋みが生じることが多いのですが、「Sword X」はどれだけ力を入れて握ってもビクともしない剛性感がありました。
実際にプレイしてみると、以下のような点で優れた操作性を感じました。
✅ マウスが軽いため、振り向きや細かいエイム調整が楽
✅ マグネシウム合金のシェルが頑丈で、握り込んでも軋まない
✅ 滑りづらいコーティングで、グリップテープなしでもしっかりホールドできる
特に、かぶせ持ち・つかみ持ちのプレイヤーにとっては手のひら全体をしっかり支えられる形状のため、操作の安定感が抜群でした。
一方で、指先を繊細に動かしたいつまみ持ちプレイヤーには、少しサイズが大きく感じるかもしれません。
センサー性能とポーリングレート8000Hzの威力
8000Hzのポーリングレートも試してみましたが、結果として、8000Hzの恩恵を最大限に受けられたのは、高リフレッシュレートのモニター(360Hz以上)でプレイしたときでした。
実際の感想は以下の通りです。
✅ マウスカーソルの追従が非常にスムーズで、動かした瞬間に反映される感覚
✅ エイム時の微調整がしやすく、特にスナイピングの精度が向上
✅ 速いフリックをしてもポインターが飛ぶことなく正確にトラッキング
一方で、8000Hzのポーリングレートを使用するとPCのCPU負荷が増えるため、高性能なゲーミングPCが必須であると感じました。
私の環境では問題なく動作しましたが、スペックが低いPCではカクつく可能性がある点は要注意です。
また、私はVALORANTをプレイする際、普段は1000Hzでプレイし、トーナメントや集中したいときのみ8000Hzに変更することで最適なバランスを取るようにしました。
ドングルの操作性とWebアプリの利便性
ドングルのボタンでDPIやポーリングレートを変更できる機能は画期的でしたが、使い勝手には改善の余地があると感じました。
✅ メリット
- マウスを持ち上げたり裏返したりせずにDPIやポーリングレートを変更できるのは便利
- DPIの変更時にマウスが光ることで、視覚的に設定を確認できる
❌ 惜しいポイント
- ポーリングレートとLODの設定はLEDの色で判別できない(Webアプリを開かないと確認できない)
- Webアプリが英語・中国語のみ対応で、日本語がない
特に、ポーリングレートの変更時に「今、何Hzに設定されているのか」がすぐに確認できないのは少し不便でした。
結局、Webアプリを開いて確認することが多くなったため、完全にドングルだけで操作できるようになると、さらに便利だと感じました。
ボタンのクリック感と使用感
「Sword X」のボタンはTTC Gold 2.0とOmron Opticalの2種類から選択可能ですが、私はTTC Gold 2.0を選びました。
✅ メインボタン(TTC Gold 2.0)
- クリック感はやや硬めで、しっかりしたフィードバック
- 反発が強く、誤クリックしにくい
- 連打が必要なゲームでは少し指が疲れる
✅ サイドボタン
- 浮き上がりが適度で、誤爆しづらい
- 軽いクリック感で押しやすい
✅ ホイール
- スクロールは軽めで、適度な抵抗感あり
- ホイールクリックも軽めで押しやすい
特に、TTC Gold 2.0のメインボタンはカチッとした明確なフィードバックがあり、誤爆しにくい反面、少し硬めです。
そのため、長時間のプレイでは少し指が疲れると感じました。
クリックが軽いほうが好みの方は、Omron Opticalの方が適しているかもしれません。
バッテリー持ちは十分だが、充電頻度はやや多め
「Sword X」のバッテリー持ちは1000Hz使用時で約70~80時間、8000Hz使用時で約20時間です。
✅ 良かった点
- 1日2~3時間のプレイなら、1000Hzなら1週間に1回の充電でOK
- 8000Hzでも20時間持つため、実用レベルのバッテリー寿命
❌ 惜しいポイント
- 8000Hzでプレイすると2~3日に1回充電が必要
- バッテリー残量がリアルタイムで確認できる機能があれば良かった
特に8000Hzでフル活用すると、2~3日に1回の充電が必要になるため、頻繁にプレイする人は1000Hzと使い分けるのが現実的でしょう。
ただし、ワイヤレス接続でも安定した動作を維持できる点は評価できます。
WLMOUSE 「Sword X」は、軽量・高耐久・高精度を兼ね備えた最強クラスのエルゴノミクスゲーミングマウスでした。
特に47gの軽量性と剛性、最新センサーによる精度の高さは圧倒的です。
一方で、Webアプリの使い勝手やポーリングレート変更時の視認性など、細かい点での改善の余地はあると感じました。
WLMOUSE 「Sword X」に関するQ&A

WLMOUSE 「Sword X」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「Sword X」はどんな人におすすめですか?
✅ FPSやTPSなどの精密なエイムを必要とするゲームをプレイする人
✅ 軽量なマウスを求めている人(47gの超軽量設計)
✅ かぶせ持ち・つかみ持ちに適したエルゴノミクスマウスを探している人
✅ 高ポーリングレート(8000Hz)を活かせる環境を持っている人
✅ 剛性が高く、軋みのない頑丈なゲーミングマウスを求めている人
逆に、以下のような人には向かない可能性があります。
❌ つまみ持ちをメインで使う人(形状がやや大きめ)
❌ クリックが軽めのマウスを好む人(TTC Gold 2.0は硬めのクリック感)
❌ 8000Hzを活かせるPCスペックがない人(高性能PCが必要)
❌ Webアプリが日本語未対応のため、英語が苦手な人
「Sword X」のバッテリー持ちはどのくらいですか?
バッテリー持ちは使用するポーリングレートによって異なります。
ポーリングレート | バッテリー持ち(目安) |
---|---|
1000Hz | 約70~80時間 |
2000Hz | 約40~50時間 |
4000Hz | 約25~30時間 |
8000Hz | 約20時間 |
8000Hzでの使用時は、2~3日ごとに充電が必要ですが、1000Hzなら1週間以上持続します。頻繁に充電したくない場合は、1000Hzと8000Hzを使い分けるのがおすすめです。
8000Hzのポーリングレートを使うと本当に違いがわかるの?
高リフレッシュレートのモニター(360Hzや500Hz)を使っている場合、違いを実感しやすいです。8000Hzでは、マウスの入力遅延が0.125msにまで短縮されるため、特にスナイピングや細かいエイム調整の際に、より滑らかなトラッキングが可能になります。ただし、ポーリングレートを上げるとPCのCPU負荷が増加するため、低スペックのPCでは8000Hzの恩恵を十分に得られない可能性があります。
マウスのクリック感はどんな感じ?
「Sword X」はTTC Gold 2.0スイッチ(メカニカル)とOmron Opticalスイッチ(光学)の2種類から選択可能です。
✅ TTC Gold 2.0(メカニカル)
- 硬めのクリック感で、誤爆しにくい
- 押したときの反発が強く、歯切れの良いフィードバック
- クリックの強さが必要なため、指が疲れやすい可能性
✅ Omron Optical(光学)
- 軽めのクリックで、応答速度が速い(チャタリングなし)
- クリック音が大きめ(カチカチとした音)
- 連打が必要なゲームでも疲れにくい
長時間プレイする人やクリックの軽さを求める人はOmron Opticalを、しっかりしたクリック感と誤爆防止を重視するならTTC Gold 2.0を選ぶのが良いでしょう。
Webアプリの使い方は難しい?日本語対応はある?
「Sword X」は、専用のWebアプリを使って設定変更が可能ですが、現在は英語・中国語のみ対応で、日本語には対応していません。
✅ Webアプリで変更可能な設定
- DPI(50~26,000まで調整可能)
- ポーリングレート(1000Hz / 2000Hz / 4000Hz / 8000Hz)
- LOD(リフトオフディスタンスの調整)
- ハイスピードモード(競技用モードのオン/オフ)
- スリープタイム(省電力設定)
- ボタンのキーバインド設定
- ライティング設定(4種類)
操作自体はシンプルなので、英語が苦手でもある程度の設定変更は可能ですが、日本語対応していない点は少し不便に感じるかもしれません。
マウスの形状はどんな人に合う?
「Sword X」は、かぶせ持ち・つかみ持ちに最適な形状です。
✅ かぶせ持ち → 非常にフィット感が良い
✅ つかみ持ち → 指先の自由度が高く、操作性が良い
❌ つまみ持ち → 前方が細い形状なので、合わない可能性
特に、手のひらをしっかり支える広めの背面と、指先を自由に動かしやすい前方の細さが特徴で、エルゴノミクスマウスとしては珍しい設計になっています。
「Sword X」の付属品は何がある?
「Sword X」には、ゲーミングマウスとしてはかなり充実した付属品が用意されています。
✅ 付属品一覧
- 交換用ドングル(1000Hz / 8000Hz)
- 交換用マウスソール(標準4点ソール & 汎用丸型ソール)
- グリップテープ(デザイン入り)
- USB-Cケーブル(充電 & 有線接続用)
- 専用パッケージ & 収納ケース
特に、交換用ソールやグリップテープが最初から付属しているのはポイントが高いです。長期間使用する際に摩耗を気にせず、付属品を活用できるのは嬉しい点です。
WLMOUSE 「Sword X」レビューのまとめ

WLMOUSE 「Sword X」は、ゲーミングマウス市場の中でも珍しいマグネシウム合金製のエルゴノミクス形状を採用し、47gという驚異的な軽さと高い剛性を両立させた製品です。
さらに、PixArt PAW 3950センサーの高精度トラッキングと、最大8000Hzのポーリングレートに対応しており、競技ゲーマーにとって魅力的な要素が詰まっています。
また、Webアプリを利用してソフトウェア不要で設定変更が可能な点も大きなメリットです。
加えて、DPIやポーリングレートをドングルのボタンで直接調整できるというユニークな機能を備えています。
しかし、ドングルのLEDだけではポーリングレートやLODの設定が確認できない点や、日本語対応がないWebアプリの使い勝手にやや課題があるのも事実です。
ここでは、これまでのレビューをもとに、メリット・デメリットを整理し、どんな人におすすめできるかを詳しく解説していきます。
「Sword X」のメリット・デメリット
メリット(おすすめポイント)
✅ 超軽量47g & 高剛性マグネシウム合金シェル
- 軽量なマウスでありながら、握り込んでも軋みや歪みが一切ない頑丈な作り
✅ 最新のPixArt PAW 3950センサー搭載
- 最大26,000 DPI、650 IPS、50Gの加速度耐性でトップクラスの精度を実現
- 1000Hz / 2000Hz / 4000Hz / 8000Hzのポーリングレートに対応
✅ ドングルでDPIやポーリングレートを直接変更可能
- わざわざマウスを裏返さなくても、ドングルのボタンを押すだけで設定変更可能
✅ Webアプリで直感的に設定変更できる
- ソフトウェア不要で、PCやスマートフォンから簡単にDPIやポーリングレートを調整できる
✅ かぶせ持ち・つかみ持ち向けの最適化された形状
- 後方が広く高さのあるデザインで、手のひらへのフィット感が抜群
- 前方が細いため、指先で繊細なコントロールが可能
✅ スイッチが選択可能(TTC Gold 2.0 / Omron Optical)
- 好みに応じて硬めのTTC Gold 2.0か、軽めで応答速度の速いOmron Opticalを選べる
✅ 交換用マウスソールやグリップテープが付属
- 付属品が充実しており、長期間快適に使用できる
✅ 充電しながらの使用も可能(USB-C接続)
- バッテリー切れを気にせずプレイできる
デメリット(惜しいポイント)
❌ ポーリングレートやLODの設定がLEDで確認できない
- DPIの変更時はマウスが光るため視覚的に把握できるが、ポーリングレートやLODは毎回Webアプリで確認する必要がある
❌ 8000Hz使用時のバッテリー持ちは約20時間と短め
- 1000Hzなら約70~80時間と十分な持続時間だが、8000Hzでは2~3日ごとに充電が必要
❌ Webアプリが日本語未対応(英語・中国語のみ)
- 直感的な操作はできるものの、日本語がないため英語が苦手なユーザーには少しハードルが高い
❌ クリック感が硬め(TTC Gold 2.0の場合)
- TTC Gold 2.0スイッチはしっかりしたクリック感があるが、長時間の使用では指が疲れる可能性あり
- 軽いクリック感が好みなら、Omron Opticalスイッチを選択する方が良い
❌ CPU負荷が高い(8000Hz使用時)
- 8000Hzを有効にすると、低スペックのPCでは動作が重くなる可能性がある
- 高性能なゲーミングPCが前提となるため、環境によっては1000Hzや2000Hzを推奨
「Sword X」はどんな人におすすめ?
「Sword X」は、超軽量ゲーミングマウスを求める競技志向のゲーマーに最適です。
特に以下のような人には強くおすすめできます。
✅ FPS・TPS・バトロワ系ゲームを本格的にプレイする人
- 例:VALORANT、CS2、Apex Legends
- 精密なエイムと高速な振り向きを求めるプレイヤーに最適
✅ 軽量で耐久性の高いゲーミングマウスを探している人
- マグネシウム合金製のため、超軽量ながら頑丈な作り
✅ ポーリングレート8000Hzを活かせるハイスペックPCを持っている人
- 360Hz / 500Hzモニターを使用しているプレイヤーなら、その恩恵を最大限に受けられる
✅ かぶせ持ち・つかみ持ちのプレイヤー
- 手のひらにしっかりフィットし、安定感のある操作が可能
✅ DPIやポーリングレートをすぐに変更したい人
- ドングルのボタンを押すだけで簡単に設定変更できる
一方で、以下のような人には向いていない可能性があります。
❌ 長時間の使用で手が疲れやすい人(TTC Gold 2.0スイッチ使用時)
- クリック感が硬いため、軽めのスイッチが好みならOmron Opticalモデルを選ぶ方が良い
❌ Webアプリの英語・中国語表記が気になる人
- 設定変更が多い人は、日本語未対応の点がストレスになる可能性
❌ 低スペックのPCを使っている人
- 8000Hzを活かすには高性能なCPU・GPUが必要なため、PCスペックが低いとメリットを感じにくい
WLMOUSE 「Sword X」レビューの総括
WLMOUSE 「Sword X」は、超軽量でありながら高剛性を誇るマグネシウム合金製のゲーミングマウスで、競技志向のプレイヤーにとって理想的な選択肢となるモデルです。
最新のPixArt PAW 3950センサーを搭載し、最大8000Hzのポーリングレートに対応することで、極めて高精度なトラッキングと滑らかなカーソル操作を実現しています。
特に、かぶせ持ちやつかみ持ちのプレイヤーには抜群のフィット感を提供し、手のひら全体をしっかり支える形状が特徴です。
一方で、ポーリングレートやLOD設定の視認性がやや不便な点や、Webアプリが日本語未対応である点は惜しい部分ではあります。
しかし、ドングルによる直感的な設定変更や充実した付属品、高い操作性を考慮すると、全体として非常に完成度の高いマウスと言えます。
特に、高リフレッシュレートの環境でゲームをプレイする競技ゲーマーにとって、そのポテンシャルを最大限に発揮できるモデルとなるでしょう。
WLMOUSE 「Sword X」は、最新技術を詰め込んだエルゴノミクスマウスの新たなスタンダードを確立する製品です。
ゲーミングマウスにこだわるすべてのプレイヤーに、ぜひ一度試してほしい逸品です。

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