VAXEE 「XE Wireless」レビュー|高精度センサーとデュアル接続でゲーマー必見!

当ページのリンクには広告が含まれています。
XE Wirelessトップ画像
出典:VAXEE公式

この記事は2023年に公開された内容です

VAXEEが初のワイヤレスゲーミングマウスとしてリリースした「VAXEE XE Wireless」は、ゲーマーの間で大きな注目を集めました。

この製品は、有線版で人気を博した「XE」をベースに設計され、左右対称型デザインや高性能センサーを搭載しつつ、ワイヤレス化による利便性を追加したモデルです。

特に、精密なトラッキング性能や低遅延な無線技術、さらにはデュアル接続機能といった、ゲーマーにとって実用的な機能が充実しており、競合製品との差別化を図っています。

また、マット仕上げのコーティングや安定感のある形状が特徴で、快適な使用感を提供します。

この記事では、VAXEE 「XE Wireless」の詳細な仕様や実際の使い心地、競合製品との比較を通じて、その魅力と課題を徹底的にレビューしていきます。

初心者からハイエンドゲーマーまで、幅広いユーザーに対応するこのワイヤレスマウスが、果たして価格に見合う価値を持つのかを探っていきます。

 

目次

VAXEE 「XE Wireless」の概要

XE Wirelessイメージ画像
出典:VAXEE公式
項目詳細
形状左右対称型
サイズ長さ:122mm / 幅:61mm(グリップ幅) / 高さ:38mm
重量実測:約76g
センサーPixArt PAW3395
DPI設定400 / 800 / 1600 / 3200(マウス本体ボタンで調整可能)
ポーリングレート125Hz / 500Hz / 1000Hz(3段階調整可能)
応答速度(クリックレイテンシ)2ms / 3ms / 4ms / 8ms(4段階調整可能)
バッテリー容量400mAh
バッテリー駆動時間– 通常モード:約100時間
– ハイスピードモード:約50時間
充電ポートUSB-C
充電時間約1時間50分(0%からフル充電まで)
コーティングマット仕上げ(滑り止め効果あり)
LEDインジケーターバッテリー残量・DPI設定を表示(色別に確認可能)
付属品– USBレシーバー
– 延長アダプター(USB-A→USB-C)
– USB-Cケーブル
– マウス本体
接続方式2.4GHzワイヤレス
デュアル接続機能USBレシーバーを追加することで、2台のデバイス間を切り替え可能
センサー機能– モーションシンク
– ハイスピードモード
– LOD調整(ローモード:約0.8mm / ハイモード:約1.3mm)

製品の特徴

「XE Wireless」は、VAXEEが初めて発売したワイヤレスゲーミングマウスです。

有線版「XE」をベースに、ワイヤレス化と機能のアップグレードを行ったこのモデルは、以下のような特徴を持っています:

  • 左右対称型デザイン: 人間工学に基づいた形状で、右利き・左利きを問わず快適に使用可能。特に、指先やかぶせ持ち、つまみ持ちなど、さまざまなグリップスタイルに対応。
  • 高精度センサー: PixArt社製の「PAW3395センサー」を搭載し、DPIズレやトラッキングエラーがほとんどなく、滑らかで正確なカーソル操作を実現。
  • デュアル接続機能: USBレシーバーを複数台のPCに接続し、ワンタッチで接続先を切り替えることが可能。マルチデバイス環境でも効率的に使用できます。
  • カスタマイズ可能なボタン: DPIやポーリングレート、クリック応答速度をマウス本体のボタンで直接変更可能。ソフトウェア不要のドライバーレス設計が魅力です。
  • マット仕上げコーティング: 滑りにくく、長時間の使用でも快適なグリップ感を提供する表面加工。ただし、汚れが目立ちやすいデメリットがあります。

同梱物とセットアップ方法

「XE Wireless」の同梱物は以下の通りです:

  • マウス本体
  • USBレシーバー: トップにVAXEEのロゴが刻印され、他のレシーバーと混同しないよう配慮。
  • 延長アダプター: USB-AからUSB-Cへ変換する小型アダプターで、Macユーザーにも便利な仕様。
  • USB-Cケーブル: 布巻きの柔らかいケーブルで、充電と有線モードの利用に対応。

セットアップは非常にシンプルです。以下の手順で使用を開始できます:

  1. USBレシーバーをPCに接続します。
  2. マウス裏面の電源スイッチを「ON」に切り替えます。
  3. 必要に応じてDPIやポーリングレートを本体ボタンで調整します。

ドライバーレス設計のため、追加のソフトウェアインストールは不要。

複数のデバイスで使用する場合は、USBレシーバーを追加購入し、デュアル接続機能を利用すると便利です。

ワイヤレス化の利便性

「XE Wireless」は、ワイヤレス化によって以下の利便性を実現しました:

  • 自由な操作性: ケーブルがないため、デスク周りがスッキリし、自由な動作が可能。特にFPSゲームなどで精密な操作が求められる場面で、ストレスフリーな体験を提供します。
  • バッテリー寿命: 400mAhの大容量バッテリーを搭載し、通常モードで最大100時間、ハイスピードモードでも50時間の連続使用が可能。競技用モードにも対応しており、ハイパフォーマンスを発揮します。
  • 安定した接続: VAXEE独自の無線技術を採用し、有線に近い低遅延での通信を実現。モーションシンクやハイスピードモードを組み合わせることで、用途に応じた最適な設定が可能です。

また、初めてワイヤレス化されたことで、「XE」の持つ万人向けの形状や使用感をそのままに、新しい使い方の幅を広げました。

このモデルは、オフィス利用だけでなく、プロレベルのゲーミングシーンでも活躍が期待される一台です。

 

VAXEE 「XE Wireless」の性能と使い心地

XE Wirelessイメージ画像
出典:VAXEE公式

センサーと応答速度の評価

「XE Wireless」には、最新鋭のPixArt製「PAW3395センサー」が搭載されています。

このセンサーは高精度で、DPIズレやトラッキングエラーがほぼなく、滑らかで正確なカーソル移動を実現しています。

以下が主な特徴です:

  • DPI設定: 400~3200DPIの範囲で4段階に調整可能。DPIごとに色分けされたLED表示で、視覚的に確認できます。
  • ポーリングレート: 125Hz、500Hz、1000Hzの3段階に対応。競技シーンでは1000Hzが推奨され、スムーズな操作をサポートします。
  • モーションシンク: センサーとPCの信号を同期させることで、カーソルの動きをさらに滑らかにします。特にFPSゲームでその効果を実感でき、細かいエイム操作に役立ちます。
  • ハイスピードモード: センサースキャンと無線通信の性能を向上させるモードで、トラッキングの応答速度をさらに高めます。ただし、このモードではバッテリー消費が2倍になる点に注意が必要です。

センサー位置はマウス中央付近に配置されており、操作の安定感が確保されています。

テストでは、DPIズレが0.14%以内に収まる正確性を記録し、LOD(リフトオフディスタンス)もローモードとハイモの切り替えが可能で競技用マウスにふさわしい性能を備えています。

重量とバランス

「XE Wireless」の重量は、約76g。

有線版の約67.5gと比べて10gほど増加しています。

この増加分は、内蔵バッテリー(400mAh)の搭載によるものです。重量に関する詳細な特徴は以下の通りです:

  • 重量バランス: センサー付近に重心が調整されており、マウスの動きをスムーズに制御できます。
  • 適度な重さ: 最近のゲーミングマウス市場では60g台の軽量モデルが人気ですが、「XE Wireless」はやや重めの部類に入ります。そのため、軽量マウスからの乗り換えには慣れが必要な場合があります。
  • 使用感: 重量が手のひらにしっかりとフィットし、安定感を高めています。ただし、長時間の使用では手が疲れやすくなる可能性もあり、60g台の軽量マウスを愛用していたユーザーにはやや不向きかもしれません。

グリップと形状の特徴

「XE Wireless」の形状は左右対称型で、以下のような特徴があります:

  • 全体の形状: Zowie FKシリーズやRazer Viperに似た平べったいデザインですが、XEは背面がわずかに高く、手のひらにより多くの接触面積を提供します。このデザインにより、かぶせ持ちやつかみ持ちが快適です。
  • サイドのくびれ: サイド部分が適度にくびれており、どの位置でも安定して握ることができます。特に薬指や小指が窮屈に感じない設計です。
  • コーティング仕上げ: 表面はマット加工で汗をかいても滑りにくく、快適なグリップ感を提供します。ただし、汚れやテカリが目立ちやすいため、定期的な清掃が必要です。

さらに、「XE Wireless」は「万人向け」の形状としてデザインされています。

手の大きさや握り方を選ばず、安定感と快適さを両立させています。

ただし、つまみ持ちユーザーには重量がやや気になる可能性があります。


性能面では、最新センサーによる高精度なトラッキングと低遅延のワイヤレス接続が大きな魅力です。

一方で、重量が軽いマウスを好むユーザーや、高価格帯を考慮すると、購入前にしっかり検討する必要があります。

それでも、VAXEE 「XE Wireless」の快適なグリップ感や安定した性能は、競技用ゲーミングマウスとしての価値を十分に提供しているといえます。

 

VAXEE 「XE Wireless」の使用感

XE Wirelessイメージ画像
出典:VAXEE公式

ゲームでのパフォーマンス

「XE Wireless」は、その正確なトラッキング性能と低遅延の通信技術により、FPSやMOBAといった競技性の高いゲームで優れたパフォーマンスを発揮します。

以下はゲームでの使用感の特徴です:

  • 正確なトラッキング: PixArt PAW3395センサーは、高精度で滑らかな操作を可能にします。特に、DPIズレがほとんどなく、素早いエイムや微調整が必要な状況でも安定した操作感を提供します。
  • モーションシンク: この機能により、マウスの動きと画面上のカーソルが完全に同期。微細な動きも正確に反映され、ターゲットを正確に狙うことができます。
  • ハイスピードモード: 消費電力が増える代わりに、さらに高速なトラッキングレスポンスを実現。激しい動きが必要なバトルロイヤルやアクションゲームに最適です。
  • 重量感の影響: 約76gの重量は、安定感を提供する一方で、素早い動きが求められるプレイヤーにはやや負担となる場合があります。特に、軽量マウスに慣れているユーザーは適応に時間がかかるかもしれません。

また、ポーリングレート(最大1000Hz)やクリック応答速度(2~8msまで調整可能)は、競技用マウスとして十分な性能を持ち、多くのゲーマーの期待に応えるでしょう。

デュアル接続機能の便利さ

「XE Wireless」の大きな特徴の一つが、デュアル接続機能です。

この機能を使うことで、複数のデバイス間で簡単に接続を切り替えることができます:

  • 使い方: 別売りのUSBレシーバーを追加で購入し、もう1台のPCに接続します。その後、サイドボタン2つとファンクションキーを押し続けることで接続先を切り替えられます。
  • 接続のスムーズさ: 切り替え自体は一瞬で完了しますが、切り替えの発動に約2秒間ボタンを押し続ける必要があるため、頻繁に切り替えたいユーザーにはやや煩わしいと感じる場合があります。
  • 実用性: 複数のデバイスを使い分ける環境では非常に便利です。たとえば、デスクトップPCでゲームをしつつ、ノートPCで作業をする場合にマウスを簡単に共有できます。

BluetoothではなくUSB接続を採用しているため、ポーリングレートが低下せず、滑らかな操作を維持できる点が魅力です。

この機能は、ゲーマーだけでなく、複数のデバイスを日常的に使うユーザーにも非常に便利です。


VAXEE 「XE Wireless」は、ゲームにおいて正確で滑らかな操作を求めるユーザーにとって魅力的な製品です。

また、デュアル接続機能や独自のコーティング仕上げなど、実用性と快適さを両立しています。

ただし、軽量化を重視するゲーマーや価格に敏感なユーザーにはやや慎重な検討が必要かもしれません。

ゲームと作業を切り替えて使用する多用途なユーザーや、重めのマウスを好むユーザーには、「XE Wireless」は最適な選択肢となるでしょう。

 

VAXEE 「XE Wireless」を使用した私の体験談・レビュー

イメージ画像
※画像はイメージです

VAXEE 「XE Wireless」を実際に使用してみて、感じたメリットとデメリットを含めたリアルな体験談を共有します

。購入前に気になっていた部分も含めて、実際の使用感をお伝えします。

使用環境

私の使用環境は、主にFPSゲーム(VALORANTやApex Legends)と日常的なデスクワークが中心です。

また、軽量マウスを長年使用していたため、重量の違いがどのように影響するかが気になるポイントでした。

メリット

  1. 安定感のある操作
    「XE Wireless」は、有線版と同じ左右対称型の形状ながら、背面がわずかに高いため、手のひら全体がマウスにフィットする感覚がとても心地よいです。グリップ力のあるマット仕上げのおかげで、長時間の使用でも滑りにくく、集中して操作ができました。
    また、重量が約76.7gと比較的重めではあるものの、この重量感が安定した操作を提供してくれます。特に、微細なエイムが必要なFPSゲームでは、この安定感がプレイの精度を向上させてくれました。
  2. デュアル接続の便利さ
    私はデスクトップPCとMacBookを頻繁に使い分けるため、デュアル接続機能には大いに助けられました。最初の設定は少し手間がかかりましたが、一度設定してしまえば、接続先を簡単に切り替えられます。Bluetooth接続ではなくUSBレシーバー方式なので、ポーリングレートが落ちることもなく快適です。
  3. クリック感の改善
    以前の有線版XEでは、クリック感が柔らかすぎて誤操作が発生しやすいという問題がありました。しかし、ワイヤレス版ではクリック感が改善され、適度な反発感と明瞭なフィードバックを得られるようになっています。これにより、FPSゲームでもクリックの操作ミスが減り、プレイに集中できました。

デメリット

  1. 重量への慣れが必要
    軽量マウス(60g台)に慣れていた私にとって、76gという重量はやや重く感じました。最初の2日間は特に疲れを感じましたが、3日目以降にはこの重量感に慣れ、逆に「安定感がある」と感じるようになりました。ただし、軽量マウスからの乗り換えを検討している場合、慣れるまで時間がかかる可能性があります。
  2. 汚れやテカリが目立つ
    マット仕上げのコーティングは滑りにくく快適ですが、汗や皮脂が付着すると目立ちやすくなります。特に黒モデルを選んだ場合、定期的な掃除が必須だと感じました。汚れが気になる方には白モデルをおすすめします。
  3. 価格の高さ
    約20,000円という価格は、競合他社の同等製品と比べてもやや高めです。たとえば、Logitech G Pro X SuperlightやRazer Viperなどの軽量モデルと比べて、性能面での大きな差はありません。デュアル接続やモーションシンクなど独自機能を考慮すると納得感はありますが、予算に余裕がない方には少し敷居が高いかもしれません。

使用しての総評

VAXEE 「XE Wireless」は、特に正確なトラッキングや安定感を重視するユーザーにとって、非常に満足度の高いマウスだと感じました。

デュアル接続機能や優れたクリック感、そしてコーティングの使い心地は、一度使うと手放せなくなる魅力があります。

一方で、軽量マウスを好む方や、予算を抑えたい方にはややハードルが高いかもしれません。

ただし、マウスを手に取った際の高品質なビルドクオリティは、価格に見合う価値を提供しているといえます。

総じて、「万人向けの形状に高性能を詰め込んだ、安定感と快適さを兼ね備えたワイヤレスマウス」として、初心者からプロゲーマーまで幅広くおすすめできる製品だと思います。

 

VAXEE 「XE Wireless」に関するQ&A

イメージ画像
※画像はイメージです

VAXEE 「XE Wireless」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「XE Wireless」は軽量マウスと比べて重すぎませんか?

「XE Wireless」の重量は約76gです。現在のゲーミングマウス市場では60g台の超軽量モデルが主流になりつつありますが、この製品はあえて安定感を重視した重量設計がされています。
実際に使ってみると、重量バランスがセンサー付近に調整されているため、重さを感じることなくスムーズに操作が可能です。ただし、軽量マウスに慣れている方は、慣れるまでに少し時間が必要です。

デュアル接続機能とは何ですか?Bluetoothマウスとの違いは?

デュアル接続機能とは、USBレシーバーを2台のPCに接続し、1つのマウスで接続先を簡単に切り替えられる機能です。Bluetooth接続のように遅延が発生することがなく、ポーリングレートも最大1000Hzを維持できます。
また、Bluetooth接続と比べてカーソルの動きが滑らかで、特にFPSゲームなどの精密な操作を必要とする場面で優れたパフォーマンスを発揮します。

バッテリーの持ちはどれくらいですか?

400mAhのバッテリーを搭載しており、以下の条件で使用可能です:

  • 通常モード: 最大100時間
  • ハイスピードモード: 最大50時間
  • 競技用モード: 最大50時間

バッテリーの消耗が激しいハイスピードモードを使用する場合でも、連続50時間の使用が可能なので、頻繁な充電の手間はほとんど感じません。ただし、バッテリー残量の確認はLEDランプで行うため、慣れるまでは残量が分かりにくい点があります。

「XE Wireless」はどんな形状ですか?どのようなグリップスタイルに適していますか?

「XE Wireless」は左右対称型のデザインで、以下のような特徴があります:

  • 背面がやや高め: 手のひら全体を包み込むような安定感があり、かぶせ持ちやつかみ持ちに適しています。
  • くびれたサイドデザイン: サイド部分が適度にくびれており、つまみ持ちにも対応。ただし、重量があるため、長時間のつまみ持ちでは疲労感が出る場合があります。
  • 万人向けの形状: Zowie FK2やRazer Viperに似た平らなデザインで、クセが少なく、多くのユーザーにフィットします。

クリック感やホイールの操作感はどうですか?

  • クリック感: 有線版XEと比べて改善されており、適度な反発感が加わり、誤クリックが減少しています。柔らかめで連打もしやすく、長時間のゲームでも疲れにくい設計です。
  • ホイール: メカニカル式ホイールを採用し、軽めの回し心地と適度なノッチ感があります。ただし、クリックがやや硬めのため、頻繁にホイールをクリックする設定では指が疲れる場合があります。

競合製品と比べた場合のメリットとデメリットは?

メリット:

  • デュアル接続機能やドライバーレスの設計により、使い勝手が良い。
  • モーションシンクやハイスピードモードなど、トラッキング性能を高める独自機能を搭載。
  • 安定感のある重量と万人向けの形状で、使いやすいデザイン。

デメリット:

  • 軽量マウスと比べると重めのため、軽量化を重視するユーザーには不向き。
  • 約20,000円の価格は、競合製品(Logitech G Pro X Superlight、Razer Viperなど)と比べて高め。
  • ハイスピードモードやモーションシンクは、カジュアルゲーマーには効果が体感しにくい場合がある。

価格に見合う価値はありますか?

価格は約20,000円と高めですが、性能と独自機能を考慮すると価格に見合う価値はあります。

特に、デュアル接続やモーションシンク、ハイスピードモードなど、他の製品にはない機能が豊富に搭載されている点がポイントです。

ただし、軽量マウスを求めるユーザーや、費用対効果を重視する場合は、購入前に慎重な検討が必要です。

 

 

VAXEE 「XE Wireless」レビューのまとめ

イメージ画像
※画像はイメージです

VAXEE 「XE Wireless」は、初めてのワイヤレスゲーミングマウスとして高い完成度を誇る製品です。

有線版「XE」をベースに、ワイヤレス化による利便性と独自の機能を加えたこのマウスは、ゲーマーや日常使いのユーザーに多くの魅力を提供します。

ここでは、そのポイントを振り返りながら、総合的な評価をまとめます。

長所

  1. 高精度なセンサーと低遅延通信
    PixArt製PAW3395センサーを搭載し、DPIズレやトラッキングエラーがほぼ皆無。さらに、モーションシンクやハイスピードモードといった独自機能がトラッキング性能を引き上げています。有線に近い遅延の少ない通信も、競技レベルでの使用に耐えうる性能です。
  2. 安定感と快適性を両立したデザイン
    左右対称型の万人向け形状で、かぶせ持ちやつかみ持ちに最適。適度なくびれや背面の高さが、長時間の使用でも疲れにくい安定した握り心地を提供します。グリップ感のあるマット仕上げも手の滑りを防ぎ、快適さを向上させています。
  3. デュアル接続機能の便利さ
    複数のデバイスを切り替えて使うユーザーにとって、デュアル接続機能は大きな魅力です。仕事やゲームの切り替えがスムーズで、1台のマウスで効率的に作業を進められる点が特徴です。
  4. ソフトウェア不要のドライバーレス設計
    DPIやポーリングレート、クリック応答速度などのカスタマイズがマウス本体のボタンで完結するため、インストールや設定の手間がかかりません。シンプルで分かりやすい操作性が魅力です。

短所

  1. 重さがネックになる場合がある
    重量が約76gとやや重めのため、60g台の軽量マウスに慣れているユーザーには負担に感じる可能性があります。特に、つまみ持ちのスタイルでは疲れやすいと感じる場合があるでしょう。
  2. 汚れが目立つ仕上げ
    マット仕上げのコーティングは快適なグリップ感を提供しますが、皮脂や汗の汚れが目立ちやすい点がデメリットです。特に黒モデルは汚れが目立ちやすいため、清掃の頻度が高くなるでしょう。
  3. 価格が高め
    約20.000円という価格は、同クラスの競合製品と比べてもやや高価です。独自機能があるとはいえ、価格対性能を重視するユーザーには慎重な検討が必要です。

おすすめするユーザー層

  • 正確なトラッキング性能と安定した操作性を求めるFPSゲーマーやMOBAプレイヤー
  • 複数のデバイスを切り替えながら使用するユーザー(デュアル接続機能の活用)
  • 万人向けの形状で快適に使えるマウスを探している方
  • 高品質なワイヤレスマウスを求め、予算に余裕がある方

おすすめしないユーザー層

  • 軽量マウスを好むユーザー(60g台の軽い製品に慣れている方)
  • 初心者や価格を重視する方(18,900円の価格が予算オーバーの場合)
  • マウスの汚れや手入れに敏感な方(黒モデルは特に汚れが目立ちます)

VAXEE 「XE Wireless」レビューの総括

VAXEE 「XE Wireless」は、正確なトラッキング性能、低遅延通信、そしてデュアル接続機能など、競技向けゲーミングマウスとして非常に高い完成度を持つ製品です。

特に、万人向けの左右対称型デザインや、ドライバーレスのシンプルな操作性が魅力で、初心者からプロゲーマーまで幅広く対応します。

一方で、重量がやや重めである点や価格の高さは、人によっては課題となるかもしれません。

しかし、安定感を求めるユーザーやマルチデバイス環境を活用する方にとって、このマウスは十分な価値を提供します。

「高性能と使いやすさを兼ね備えた、次世代のゲーミングマウス」としておすすめできる製品です。

よかったらシェアしてね!
目次