BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズ徹底レビュー！軽量＆高性能ゲーミングマウスの魅力を解説(S1-C / S2-C)

この記事は2022年に公開された内容です

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズは、プロゲーマーやeスポーツ愛好家向けに設計された高性能ゲーミングマウスです。

このシリーズは、軽量化やケーブル性能の向上など、前作からさまざまな改良が加えられています。

特に、快適な操作性と優れた耐久性を兼ね備えた設計が特徴で、FPSやMOBAといったジャンルのゲームに最適です。

今回のレビューでは、「S-C」シリーズの具体的な特徴や前作からの進化点、実際の使用感について詳しく解説します。

さらに、私自身の体験談も交えながら、ゲーミングマウスとしての実力を探っていきます。

初心者から上級者まで、どのようなゲーマーにとっても有益な情報を提供できるよう努めますので、ぜひ最後までお付き合いください。

　

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズとは？

項目	S1-C（ミディアムサイズ）	S2-C（スモールサイズ）
形状	左右対称
サイズ	ミディアム（中型）	スモール（小型）
重量	72g	69g
寸法（L×W×H）	123mm × 61mm × 40mm	120mm × 59mm × 38mm
ケーブル長	2.0m パラコードケーブル
センサー	PixArt PMW3360
DPI設定	400 / 800 / 1600 / 3200
ボタン数	5
ホイール	24ステップホイール
接続方式	有線（USB）
マウスソール	PTFE素材、大型ソール
耐久性	高剛性シェル採用
カラー	ブラック
グリップ性能	マットコーティング仕上げ

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズは、ゲーミングデバイスブランドZOWIEによる左右対称デザインの有線ゲーミングマウスです。

このシリーズは、操作性や快適性を重視し、多くのゲーマーが求める実用性と高いパフォーマンスを提供することを目的に設計されています。

「S-C」シリーズの特徴

「S-C」シリーズには、以下の特徴があります：

• 軽量化
  前作と比較して、各モデルで13～15gの軽量化を実現しました。これにより、手の負担が減り、長時間のゲームプレイでも快適な操作が可能です。
• パラコードケーブル
  従来のビニールケーブルに代わり、柔軟性と取り回しやすさを重視したパラコードケーブルを採用。ケーブルがマウスパッドに引っかかる問題を軽減し、スムーズな操作をサポートします。
• 改良されたホイール
  従来の16ステップホイールから、一般的な24ステップホイールへと変更。より細かいスクロール操作が可能となり、幅広い用途で使いやすくなっています。
• 優れたビルドクオリティ
  分厚いシェルを採用しながらも軽量化を達成。剛性の高い構造により、激しい動きや衝撃にも耐える頑丈さを備えています。

前作との違い

「S-C」シリーズは、前作に比べて多くの改良点があります：

• 軽量化
  「S1-C」モデルで72g、「S2-C」モデルで69gと、どちらも前作より軽くなっています。これにより、反応速度が重要なゲームプレイにおいて操作性が向上しました。
• ケーブルの改良
  パラコードケーブルは柔軟性が高く、マウスの移動を妨げません。また、ケーブルの付け根部分は斜め上を向く設計となり、マウスパッドとの干渉を防いでいます。
• ホイールの変更
  16ステップから24ステップに変更され、スクロール操作の精度が向上。特に細かい操作を必要とする場面で効果を発揮します。

「S-C」シリーズのターゲットユーザー

「S-C」シリーズは以下のようなユーザーをターゲットとしています：

• FPSやMOBAをプレイするゲーマー
  瞬時の反応と精密なエイムが求められるジャンルに最適です。軽量化と優れたセンサー性能が、これらのゲームで重要な要素をサポートします。
• 快適な操作性を重視するユーザー
  柔軟なパラコードケーブルや優れたグリップ性能は、長時間の使用でもストレスなく操作が可能です。
• 左右対称デザインが好みのユーザー
  S-Cシリーズは左右対称の形状で、利き手を問わず使用できます。また、各モデルがミディアム（S1-C）とスモール（S2-C）の2サイズ展開となっており、手の大きさや持ち方に応じて最適な選択が可能です。

「S-C」シリーズは、プロゲーマーだけでなく、エントリーユーザーにも適したバランスの取れたゲーミングマウスといえるでしょう。

　

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズの製品詳細とパフォーマンス

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズの詳細スペックや付属品、パフォーマンスについて説明します。

このシリーズは、軽量化やケーブル性能の改善だけでなく、操作性や耐久性にも細やかな配慮が施されています。

パッケージと付属品

「S-C」シリーズのパッケージには、以下のアイテムが含まれています：

• マウス本体
  購入後すぐに使用できる状態で梱包されています。
• 交換用マウスソール（1セット）
  マウスソールが摩耗した際に交換できるよう、予備が付属しています。これはゲーマーにとって嬉しいポイントです。
• 取り扱い説明書
  初めて使用するユーザーにもわかりやすいガイドが付属。基本的な操作方法やメンテナンスの注意点が記載されています。
• ステッカー
  ZOWIEブランドを象徴するデザインのステッカーが付属。ゲーミングデバイス好きには嬉しいアクセサリーです。

パッケージ自体はシンプルですが、必要なものがしっかりと揃っています。

接続方式とケーブル性能

「S-C」シリーズは有線接続のゲーミングマウスです。

有線ならではの安定した接続と遅延のない応答速度が魅力です。

• パラコードケーブルの採用
  従来のビニールケーブルよりも柔らかく、軽量で取り回しやすいパラコードケーブルを搭載。
  • 柔軟性が高く、マウスパッドと擦れる不快感を軽減。
  • ケーブルの付け根が斜め上を向いており、操作時にケーブルが引っかかりにくい設計。
  • 柔軟なブッシュ（ケーブル根元部分）は、マウスの動きに応じて上下左右にスムーズに動くため、快適な使用感をサポートします。
• マウスバンジーとの相性
  ケーブルが非常に柔軟なため、マウスバンジーを使用することでさらに快適さが向上します。特にFPSプレイヤーにはおすすめの組み合わせです。

ビルドクオリティと耐久性

「S-C」シリーズのビルドクオリティは非常に高い水準にあります。

• 堅牢なシェル
  軽量化されたにもかかわらず、分厚いシェルが採用されています。これにより、激しい動きや不意の衝撃にも耐える堅牢性を実現。
  • 剛性の高さ：強く握り込んだり、激しく振った際にもきしみやぐらつきがありません。
  • 高い耐久性：長時間使用しても壊れにくい設計が施されています。
• スイッチの精度
  各ボタンのスイッチは適切に取り付けられており、クリック時のフィーリングに違和感がありません。操作感も均一で、ストレスなく使用できます。

---

「S-C」シリーズは、パッケージ内容からケーブル性能、ビルドクオリティに至るまで、非常に優れたゲーミングマウスです。

特に、柔らかいパラコードケーブルや高い剛性を兼ね備えたデザインは、快適な使用感を求めるゲーマーにとって大きな魅力となっています。

　

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズの操作性と使用感

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズは、軽量で快適な操作性を追求したゲーミングマウスです。

ここでは、グリップ性能、形状、持ち方別の相性、重量バランス、センサー性能について詳しく解説します。

ゲーマーの手にフィットするよう工夫されたデザインと実用性が見どころです。

グリップ性能と形状の特徴

• 表面コーティング
  マウス表面にはマットコーティングが施されており、しっかりとしたグリップ感を提供します。軽量マウスにありがちなグリップ性能を犠牲にすることなく、プレイ中の滑りを防ぎます。
  • 手汗が多い場合、若干滑りやすくなる可能性がありますが、グリップ性能自体は非常に高いです。
  • 汗や皮脂が付着しやすく、汚れが目立つ点には注意が必要です。
• 形状とサイズ展開
  S-Cシリーズは左右対称の形状で、両利きのユーザーに対応しています。また、2つのサイズが用意されており、手の大きさや持ち方に合わせて選択できます。
  • ミディアムサイズ（S1-C）：一般的な手の大きさのユーザー向け。
  • スモールサイズ（S2-C）：手が小さい人や軽量を求めるユーザー向け。
• 形状の詳細
  全体的に平べったい形状ながら、後部が少し盛り上がっています。この形状により、手のひらにフィットし、縦方向の動きがスムーズになります。
  • 後部の高さと幅：手のひらを自然に支え、安定感を提供します。
  • サイドのくびれ：親指と小指でしっかり挟み込める形状になっており、操作時の安定感を向上させます。

持ち方別の相性チェック

「S-C」シリーズは、かぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちといった主要な持ち方に幅広く対応します。

それぞれの持ち方における相性は以下の通りです：

• かぶせ持ち
  手のひら全体でマウスを覆う持ち方に適しています。
  • 後部の盛り上がりが手のひらにフィットし、自然な安定感を提供します。
  • 「S1-C」が特に適しており、手のひら全体をしっかり支える形状が特徴です。
• つかみ持ち
  指でマウスを握り込むような持ち方に最適です。
  • 後部のコブが広く、親指と小指で挟み込む操作がしやすいです。
  • 「S2-C」が特におすすめで、軽量かつコンパクトなサイズ感が特徴です。
• つまみ持ち
  指先だけでマウスをつまむ持ち方にも対応しています。
  • 本体後部が短めに設計されており、指先だけで細かい操作が可能です。
  • 「S2-C」が適しており、軽量で敏捷性を求めるプレイヤーに向いています。

重量バランスとセンサー性能

• 重量とバランス
  • 「S1-C」（72g）と「S2-C」（69g）は、どちらも軽量ですが、特に軽さを追求した設計ではありません。70g前後の重量は、軽量すぎず扱いやすいバランスを提供します。
  • 重心はほぼ中央に位置しており、操作時のバランスが良好です。マウス全体が軽快に動き、長時間のプレイでも負担が少ない設計です。
• センサー性能
  「S-C」シリーズには、高性能センサー「PixArt PMW3360」が搭載されています。
  • DPI設定：400、800、1600、3200の4段階調整が可能で、底面に配置されたDPIボタンで簡単に切り替えられます。
  • 安定性：Apex LegendsやValorantといったFPSゲームでのプレイテストにおいても、センサー挙動に問題は見られませんでした。
  • 配置：センサーはマウス本体の中央に配置されており、カーソルの挙動に違和感がありません。

---

「S-C」シリーズの操作性は非常に優れており、持ち方や手のサイズに応じて適切なモデルを選べる点が魅力です。

グリップ性能、形状、重量バランスがしっかり設計されているため、長時間のゲームプレイや精密な操作が求められるシーンでも快適に使用できます。

　

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズを使用した私の体験談・レビュー

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズを実際に使用してみた感想を詳しくお伝えします。

レビューを通じて感じたポイントや、ゲームでの使用感、普段使いでの利便性についても触れます。

初めての印象とデザイン

「S-C」シリーズを手に取った瞬間、まず軽さと手に馴染む形状が印象的でした。

私は「S1-C」（ミディアムサイズ）を選びましたが、標準的な男性の手の大きさにぴったりで、特にかぶせ持ちでのフィット感が抜群でした。

表面のマットコーティングも程よく手に吸い付く感じがあり、滑る心配はありませんでした。

一方で、表面が汚れやすいことも感じました。

特に手汗が多いと汗跡が残りやすく、定期的な手入れが必要です。

しかし、ゲーマー向けのマウスとしては許容範囲内だと思います。

実際のゲームプレイでの使用感

1. FPSゲームでのパフォーマンス
   Apex LegendsやValorantなどのFPSゲームで使用してみました。軽量かつ中央に位置した重心のおかげで、エイムの精度が高まりました。特に素早い振り向きや微調整がしやすく、ヘッドショットを狙う場面でもスムーズに動作しました。
   • クリック感：メインボタンのクリック感はやや軽めで、長時間プレイしても疲れにくい仕様です。ただし、クリックの反応が若干鈍いと感じる場面もあり、素早い連打が求められるシチュエーションでは注意が必要です。
2. MOBAゲームでの操作性
   League of LegendsやDota 2でも使用してみました。マウスの正確なトラッキング性能と、柔らかいパラコードケーブルがストレスのない操作感を提供。クリック感はしっかりしており、スキルショットや素早いアイテム使用にも対応できます。
3. マウスバンジーの併用
   パラコードケーブルは非常に柔軟で、単体でも快適に操作できましたが、マウスバンジーを使用することでさらなる安定感を得ることができました。ケーブルの煩わしさを完全に排除したい方には、ぜひ併用をおすすめします。

普段使いでの利便性

• 仕事やブラウジングでの使用
  「S-C」シリーズは、ゲームだけでなく普段使いにも適しています。改良された24ステップホイールのおかげで、ウェブページやドキュメントをスクロールする際の操作が快適でした。
  • ホイールの回し心地は若干重ためですが、正確性が高く、必要な情報にすぐアクセスできる点は好印象でした。
• DPI調整の利便性
  マウス底面のDPIボタンで簡単に感度を変更できるため、用途に応じた調整が可能でした。例えば、ゲーム中は低感度、デザイン作業時には高感度に切り替えることで、ストレスなく使用できました。

気になった点

• 汚れやすさ
  長時間使用すると、手汗や皮脂が付着しやすく、マットコーティング部分の汚れが目立ちます。定期的に拭き取ることで清潔感を保てますが、気になる人は専用のクリーニングキットを用意すると良いでしょう。
• 重量に関する好み
  「S-C」シリーズは軽量化されていますが、特に軽量を求めるゲーマーにとっては少し重たく感じる場合があります。他の超軽量マウス（50g前後）と比較すると、重量感があると感じるかもしれません。

---

「S-C」シリーズは、特にFPSやMOBAプレイヤーにとって非常に優れた選択肢です。軽量ながら頑丈な作りで、安定した操作性を提供します。

個人的には、柔らかいパラコードケーブルや優れたセンサー性能が特に魅力的でした。

一方、重量やクリック感に好みが分かれる部分があるため、使用前に自分のプレイスタイルに合っているか確認することをおすすめします。

それでも、「S-C」シリーズはゲーミングマウスとして十分に信頼できる一台だと感じました。

　

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズに関するQ&A

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズに関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「S-C」シリーズはどんなゲーマーにおすすめですか？

「S-C」シリーズは、特に以下のようなゲーマーにおすすめです：

• FPSやMOBAプレイヤー：軽量で操作性が高く、素早い動きや精密なエイムが求められるゲームに適しています。
• 左右対称デザインが好みの方：左右対称の形状は、利き手を問わず使用できるため、左利きのゲーマーにも適しています。
• 中～小型のマウスを好む方：「S1-C」（ミディアムサイズ）と「S2-C」（スモールサイズ）の2サイズ展開で、手の大きさや持ち方に合わせた選択が可能です。

他のZOWIEシリーズとの違いは何ですか？

「S-C」シリーズは、ZOWIEの他のシリーズ（例：FKシリーズ、ZAシリーズ）と以下の点で異なります：

• 形状：「S-C」シリーズは左右対称デザインで、全体的に平べったい形状が特徴です。一方で、「ZA」シリーズは背が高く、手のひらへのフィット感が強調されています。
• 重量：「S-C」シリーズは軽量化されており、「S1-C」が72g、「S2-C」が69gと、FKやZAシリーズに比べて軽めです。
• ケーブル：「S-C」シリーズは柔軟性の高いパラコードケーブルを採用しており、従来のビニールケーブルよりも取り回しがしやすくなっています。

「S-C」シリーズのケーブルは交換可能ですか？

「S-C」シリーズのケーブルは本体に直結しており、ユーザーが簡単に交換することはできません。ただし、パラコードケーブルは非常に柔軟で高品質なため、通常使用ではケーブルの劣化を気にする必要はほとんどありません。

手が大きい場合、「S1-C」と「S2-C」のどちらが適していますか？

手が大きい場合は、「S1-C」（ミディアムサイズ）を選ぶのがおすすめです。「S1-C」は全長が長めに設計されており、手のひら全体をしっかりサポートできます。一方、「S2-C」（スモールサイズ）は小さな手や軽量マウスを好む方に適しています。

センサー性能はどうですか？

「S1-C」シリーズにはPixArt PMW3360センサーが搭載されています。このセンサーは非常に高い精度を持ち、プロゲーマーにも採用される信頼性の高いモデルです。DPIは400、800、1600、3200の4段階で調整可能で、FPSやMOBA、RTSなど幅広いジャンルのゲームで快適に使用できます。

クリック感はどのような感じですか？

メインボタンのクリック感は、固すぎず柔らかすぎず、標準的な押し心地です。ただし、ストロークが短めで、若干鈍いクリック感に感じる人もいるかもしれません。クリック音は低めで落ち着いた音質のため、甲高い音が苦手な方にも向いています。

汗や汚れに弱いというレビューを見ましたが、実際どうですか？

「S1-C」シリーズのマットコーティングは手汗や皮脂の付着による汚れが目立ちやすいです。しかし、こまめに拭き取ることで清潔感を保てます。汚れが気になる方は、クリーニングキットを使用するか、手を清潔にしてから使用することをおすすめします。

マウスソールの交換は難しいですか？

マウスソールの交換は非常に簡単です。パッケージに交換用ソールが1セット付属しており、貼り付けるだけで交換可能です。ソールの材質はPTFEで、滑りや止まりのバランスが良く、標準的なマウスパッドとの相性も良好です。

ゲーム以外の用途にも適していますか？

「S1-C」シリーズは、日常的なブラウジングやオフィスワークにも十分対応可能です。特に改良された24ステップホイールは、ドキュメントやウェブページのスクロール操作を快適にします。DPIの調整が簡単にできる点も、作業内容に応じたカスタマイズに便利です。

他社製のゲーミングマウスと比べてどの点が優れていますか？

「S1-C」シリーズの優れた点は以下の通りです：

• パラコードケーブル：従来のビニールケーブルより柔らかく、ストレスフリーな使用感。
• 剛性の高い構造：軽量でありながら頑丈で、耐久性が高い。
• 左右対称デザイン：利き手を問わず快適に使用可能。
• センサー性能：PixArt PMW3360センサーによる高精度なトラッキング。

---

このQ&Aで解決した疑問点をもとに、「S1-C」シリーズが自分のニーズに合っているか判断していただければと思います。

初心者からプロゲーマーまで、幅広いユーザーに対応したゲーミングマウスであることは間違いありません。

　

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズレビューのまとめ

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズは、軽量性、耐久性、快適な操作性を備えたゲーミングマウスで、FPSやMOBAなど精密な操作が求められるゲームジャンルで特に力を発揮する製品です。

今回の記事では、このシリーズの特徴や使用感を徹底的にレビューしましたが、最後にポイントを整理してまとめます。

「S-C」シリーズの主な特徴

1. 軽量化されたデザイン
   前作と比較して13g〜15gの軽量化を実現。「S1-C」は72g、「S2-C」は69gと軽量ですが、剛性の高い構造により耐久性も確保されています。軽量ながら安定した操作性を実現しており、長時間のプレイでも負担が少ない設計です。
2. 高品質なパラコードケーブル
   柔軟性が高く、ケーブルの取り回しが非常にスムーズ。マウスパッドと擦れるストレスを軽減し、快適な操作感を提供します。特にマウスバンジーと併用することで、さらにスムーズな操作が可能です。
3. 優れたビルドクオリティ
   軽量化されているにもかかわらず、分厚いシェルによって剛性が高く、激しい動きにも対応。グリップ性能も高く、手に吸い付くようなフィット感を提供します。
4. 精密なセンサー性能
   PixArt PMW3360センサーを搭載し、カーソルの動きが正確。DPIは400、800、1600、3200の4段階で調整可能で、FPSやRTSゲームでの使用にも適しています。
5. 左右対称デザインとサイズ展開
   左右対称の形状は、利き手を問わず使用可能。また、「S1-C」（ミディアムサイズ）と「S2-C」（スモールサイズ）の2種類のサイズ展開により、手の大きさや持ち方に合わせて最適な選択が可能です。

実際に使って感じたメリット

• 軽さと快適性
  長時間のゲームプレイでも疲れにくく、素早い操作が可能でした。特に、パラコードケーブルは従来のケーブルに比べて柔らかく、ケーブルによるストレスを大幅に軽減してくれました。
• クリック感と操作性
  メインボタンのクリック感は適度な硬さで、指に負担を感じず快適にプレイできました。サイドボタンやホイールの配置も自然で、直感的に操作できる点が魅力的でした。
• 汎用性の高さ
  ゲーム以外の用途でも快適に使用でき、特に24ステップホイールはドキュメントやウェブブラウジングでの操作を快適にしてくれました。

気になる点

1. 表面コーティングの汚れやすさ
   手汗や皮脂が付着しやすいため、こまめに掃除する必要があります。特に長時間プレイするゲーマーにとってはやや気になるポイントかもしれません。
2. 重量に対する好みの分かれ方
   軽量化されていますが、超軽量マウス（50g前後）と比較すると、わずかに重く感じる場合があります。重量を最優先するユーザーにとっては選択肢から外れる可能性もあります。
3. クリック感の個人差
   メインボタンのクリック感は標準的ですが、ストロークが短く若干鈍いと感じる場面がありました。この点は好みが分かれる部分です。

どんな人におすすめ？

• FPSやMOBAゲームでの高精度な操作を求めるゲーマー
• 左右対称デザインが好みの方や左利きのユーザー
• 柔らかいケーブルで快適に操作したい方
• 中～小型サイズのマウスを求めている方

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズレビューの総括

BenQ 「ZOWIE S-C」シリーズは、ゲーミングマウスの中でも高い完成度を誇る製品です。

軽量化やパラコードケーブルの採用による快適な操作性、優れた耐久性、精密なセンサー性能など、ゲーマーにとって魅力的な要素が詰め込まれています。

一方で、重量やクリック感の好み、汚れの目立ちやすさといったデメリットも存在しますが、全体的に見て欠点を補うだけのパフォーマンスと信頼性を備えています。

特にFPSやMOBAをプレイする方にとって、選択肢として強くおすすめできる一台です。