この記事は2023年に公開された内容です
ゲーミングマウス市場で高い評価を受けているPulsarのXliteシリーズ。
今回は、その最新モデルである 「Xlite V3」 と 「Xlite V3 eS」 を徹底レビューします。
PulsarのXliteシリーズは、エルゴノミクス形状で軽量な設計が特徴のワイヤレスゲーミングマウスです。
特に今回の 「Xlite V3」 と 「Xlite V3 eS」 は、従来のV2シリーズから形状や仕様が大きく進化しており、ゲーマーにとって重要な 「フィット感」「応答速度」「バッテリー持ち」 などの点で大幅に改善されています。
「Xlite V3」 と 「Xlite V3 eS」は一見すると似たモデルですが、 「Xlite V3 eS」はプロ向け仕様 であり、ソフトウェア不要の OLEDパネルを搭載 し、オフライン大会でも使いやすいように設計されています。
一方で、通常の 「Xlite V3」はソフトウェア対応 で、より一般ユーザー向けのモデルとなっています。
また、重量の違いもポイントです。「Xlite V3」は 55g、「Xlite V3 eS」は 65g であり、それぞれのプレイスタイルに応じて最適な選択が求められます。
さらに、ポーリングレートやセンサーの性能、コーティングの質感にも違いがあり、細かい部分まで比較しながら選ぶことが重要です。
この記事では、両モデルの詳細な違いや、それぞれがどのようなユーザーに向いているのか を詳しく解説していきます。
あなたに最適なゲーミングマウス選びの参考になれば幸いです。

Pulsar 「Xlite V3」 / 「Xlite V3 eS」とは?

Pulsar Xlite V3シリーズは、エルゴノミクス形状を採用した軽量ワイヤレスゲーミングマウス で、従来のXlite V2シリーズからさらなる進化を遂げたモデルです。
特に、通常版(Xlite V3)とプロ仕様(Xlite V3 eS) の2種類が展開され、それぞれ異なる特徴を持っています。
ここでは、両モデルの違いや、それぞれのターゲット層、価格面などを詳しく解説します。
「Xlite V3」 と 「Xlite V3 eS」の違いとは?
「Xlite V3」 と 「Xlite V3 eS」は、見た目が非常に似ているものの、いくつかの大きな違いがあります。
① ソフトウェア対応の有無
- 「Xlite V3」(通常版):Pulsar公式ソフトウェア「Pulsar Fusion」に対応。PC上でDPIやポーリングレート、キー設定などを細かくカスタマイズ可能。
- 「Xlite V3 eS」(プロ仕様):ソフトウェア非対応。マウス本体のOLEDパネルとボタン操作のみで設定を変更可能。
⇒ 「Xlite V3 eS」はオフライン大会向けに設計され、ソフトウェアを使用せずに本体のみで設定を完結できるようになっている。
② OLEDパネルの搭載
- 「Xlite V3」:OLEDパネルなし。設定の変更や確認はPCのソフトウェアで行う。
- 「Xlite V3 eS」:底面に OLEDパネルを搭載。DPIやポーリングレート、バッテリー残量、LOD(リフトオフディスタンス)などをリアルタイムで確認可能。
⇒ 「Xlite V3 eS」は、PCなしでも直感的に設定を変更できる点が大きな強み。特にプロゲーマーやオフライン大会向けの仕様。
③ 重量の違い
- Xlite V3:55g
- Xlite V3 eS:65g(OLEDパネル搭載による重量増加)
⇒ 軽量なマウスを好むなら「Xlite V3」、多少重くてもOLEDパネルの利便性を重視するなら「Xlite V3 eS」が適している。
④ バッテリー容量と持続時間
- Xlite V3:300mAhのバッテリー で最大100時間の動作が可能(1000Hz設定時)
- Xlite V3 eS:500mAhのバッテリー を搭載するが、OLEDパネルの消費電力の影響で最大70~100時間の動作(1000Hz設定時)
⇒ 「Xlite V3 eS」はバッテリー容量が多いが、OLEDパネルによる消費があるため、実質的な駆動時間は同じ。
⑤ デザインの違い
- 「Xlite V3」 はシンプルなデザインで、標準的な樹脂製ホイールを採用。
- 「Xlite V3 eS」 には アルミニウム製ホイール や 赤いワンポイントタグ があり、高級感がある。
⇒ デザイン面でも「Xlite V3 eS」はプロ仕様らしい特別感がある。
一般ユーザーとプロ向け、それぞれの選び方
一般ユーザー向け → 「Xlite V3」
- PCで細かい設定ができる方が便利
- 軽量マウスが好み(55g)
- コストパフォーマンスを重視
一般的なゲーマーやカジュアルプレイヤーには、ソフトウェア対応の「Xlite V3」の方が扱いやすい です。
軽量設計で、カスタマイズ性も高いため、多くのユーザーにフィットするモデルとなっています。
プロ向け・競技志向のユーザー向け → 「Xlite V3 eS」
- ソフトウェア不要で設定変更できる方が便利
- オフライン大会での使用を考慮
- OLEDパネルでリアルタイムに設定確認したい
eS(Eスポーツ)シリーズ という名前の通り、プロゲーマーや競技プレイヤー向けに作られたモデルです。
特に オフライン大会では外部ソフトウェアの使用が制限される ため、「Xlite V3 eS」の本体設定機能が大きな強みになります。
価格とコストパフォーマンスの比較
価格
- Xlite V3(通常版):約14,000円
- Xlite V3 eS(プロ仕様):約18,000円(4Kドングル付属)
追加費用の違い
「Xlite V3」を4000Hzワイヤレスで使用するには、別売りの「Pulsar 4Kドングル」(約3,000円)を購入する必要 があります。
一方、「Xlite V3 eS」には最初から4Kドングルが付属 しているため、追加購入の必要がありません。
⇒ 4000Hzワイヤレスを使うなら、最終的な価格はどちらも同じくらい になります。
Pulsar 「Xlite V3」 / 「Xlite V3 eS」概要のまとめ
モデル | Xlite V3(通常版) | Xlite V3 eS(プロ仕様) |
---|---|---|
重量 | 55g(超軽量) | 65g(OLEDパネル搭載でやや重い) |
ソフトウェア | 対応(PCで細かく設定可能) | 非対応(本体ボタン+OLEDパネルで設定) |
OLEDパネル | なし | 搭載(DPIやバッテリー残量を表示) |
バッテリー | 300mAh / 最大100時間 | 500mAh / 最大100時間(OLEDの消費電力あり) |
デザイン | シンプル | アルミ製ホイール、赤タグ付き |
価格 | 約14,000円(+4Kドングル必要) | 約17,000円(4Kドングル付属) |
ターゲット層 | 一般ゲーマー、カジュアルプレイヤー向け | プロゲーマー、競技プレイヤー向け |
どちらのモデルも非常に優秀ですが、「軽さ」と「PCでの細かいカスタマイズ」を重視するなら「Xlite V3」、「プロ仕様の機能」と「ソフトウェア不要の利便性」を求めるなら「Xlite V3 eS」 がおすすめです。
Pulsar 「Xlite V3」 / 「Xlite V3 eS」のデザインとビルドクオリティ

Pulsar Xlite V3シリーズは、シンプルながら高級感のあるデザインと、堅牢なビルドクオリティを備えたゲーミングマウスです。
特に、「Xlite V3 eS」はプロ向け仕様 ということもあり、通常版(V3)と比べてデザインや仕上げに違いがあります。
ここでは、「Xlite V3」と「Xlite V3 eS」のデザインの違いや、ビルドクオリティについて詳しく解説します。
高級感のある外観と細部の作り込み
Xlite V3シリーズは、シンプルなエルゴノミクス形状のデザインが特徴です。
Xlite V3のデザイン
- 一般的なゲーミングマウスに近い、落ち着いたデザイン
- シェル(外装)はマットな質感 で、光沢を抑えたシンプルな仕上げ
- ホイールやボタン周りはプラスチック素材 で統一されている
シンプルでクセのないデザインのため、どんな環境でも違和感なく使用できます。
Xlite V3 eSのデザイン
一方で、「Xlite V3 eS」はプロ向けの特別仕様となっており、通常版と比べて細部に違いがあります。
- アルミニウム製ホイール を採用し、高級感と耐久性が向上
- 本体後部に赤いワンポイントタグ があり、eSシリーズならではのデザイン
- 光沢感のある仕上げ で、V3よりも少しリッチな見た目
- OLEDパネル搭載(底面) により、リアルタイムで各種設定の変更が可能
「Xlite V3 eS」の方が、デザイン面ではより高級感があり、特別仕様のモデルとしての雰囲気を強く感じさせます。
「Xlite V3 eS」の特徴的なOLEDパネルとアルミ製ホイール
OLEDパネル
「Xlite V3 eS」の最大の特徴のひとつが、マウス底面に搭載されたOLEDパネル です。
✅ 確認できる情報
- DPI(解像度)
- ポーリングレート(1000Hz / 4000Hz など)
- LOD(リフトオフディスタンス)
- バッテリー残量
✅ OLEDパネルのメリット
- PCのソフトウェアを開かなくても、マウス本体で設定を変更できる
- オフライン大会で使用する際に便利(外部ソフトウェアを禁止している大会が多いため)
- マウスの底面に配置 されており、誤操作の心配がない
✅ OLEDパネルのデメリット
- その分、重量が増えている(65g)
- 消費電力がやや増えるため、バッテリー持続時間には影響
特に プロゲーマーや競技プレイヤーにとっては大きなメリット となりますが、カジュアルゲーマーにとっては「設定を頻繁に変更しないなら不要」と感じるかもしれません。
アルミニウム製ホイール
もうひとつの大きな違いは、「Xlite V3 eS」のみアルミ製のホイールを採用 している点です。
✅ アルミ製ホイールの特徴
- 冷たい金属の感触 があり、高級感がある
- 耐久性が向上 し、長期間の使用でも劣化しにくい
- スクロールのフィードバックがしっかりしており、精度が高い
✅ 通常版(V3)のホイールとの違い
- 「Xlite V3」は 通常のプラスチック製ホイール
- 「Xlite V3 eS」のアルミ製ホイールの方が スクロール時の重みと安定感がある
このホイールの違いも、「軽量性」か「操作性と高級感」か という選び方のポイントになります。
コーティングとグリップ感の評価
コーティングの違い
Pulsarのゲーミングマウスは、最近コーティングの質が非常に優れている と評判です。
- Xlite V3(通常版)
- ややザラつきのあるマットなコーティング
- 指紋や皮脂の跡がつきにくく、長時間の使用でも滑りにくい
- 標準的なゲーミングマウスのコーティングに近い
- Xlite V3 eS(プロ仕様)
- より光沢感のある仕上げ で、見た目がやや高級感のある仕様
- グリップ力はほぼ同じだが、手汗や皮脂がつくと少し目立ちやすい
- 触り心地はしっとりとした感触
✅ グリップ性能の比較
どちらのモデルも、指先や手のひらをしっかり固定しやすい設計 になっています。
特に 指が滑りにくく、コーティングが劣化しにくい のが特徴です。
しかし、ブラックカラーの「Xlite V3 eS」は皮脂汚れが目立ちやすい ため、気になる場合はホワイトカラーを選ぶのも良い選択肢でしょう。
ビルドクオリティの評価
Pulsarのマウスは、軽量ながらもしっかりとした作りで、剛性が高い のも特徴です。
✅ 頑丈なシェル構造
- 強く握ったり、側面を押してもほとんど歪まない
- 通常のゲーミングマウスよりも剛性が高く、耐久性に優れている
- ボタンのクリック時のブレや違和感もなし
✅ 組み立て精度の高さ
- シェルとボトムの隙間がほぼない → ズレやガタつきがない
- ボタンやホイールの軸もブレが少なく、安定した操作感
✅ 軽量設計でも剛性を維持
最近の超軽量マウスでは、軽量化のために剛性が落ちるケースもありますが、Xlite V3シリーズは 軽量ながら剛性をしっかり確保 している点が高評価ポイントです。
まとめ:デザインとビルドクオリティの違い
モデル | Xlite V3(通常版) | Xlite V3 eS(プロ仕様) |
---|---|---|
デザイン | シンプルなマット仕上げ | 高級感のある光沢仕上げ |
ホイール | 樹脂製 | アルミニウム製 |
OLEDパネル | なし | あり(底面に搭載) |
グリップ感 | 滑りにくいマット加工 | 光沢があるがグリップ性能は同等 |
ビルドクオリティ | 高い剛性、歪みなし | 同じく高品質、よりプロ仕様 |
通常版はシンプルで扱いやすく、「Xlite V3 eS」はプロ仕様ならではの高級感が魅力 です。
Pulsar 「Xlite V3」 / 「Xlite V3 eS」の性能と使用感

Pulsar Xlite V3シリーズは、単に軽量なゲーミングマウスというだけでなく、高い応答速度や安定したワイヤレス性能、優れたクリック感 など、多くの要素が競技向けに最適化されています。
特に、「Xlite V3」と「Xlite V3 eS」の違いが、使用感にどのような影響を与えるのか を詳しく解説していきます。
軽量ボディと本体重量の違いが与える影響
Xlite V3(通常版):55g
✅ 超軽量設計で、長時間のプレイでも疲れにくい
✅ 高速なフリックやスワイプ操作がしやすい
✅ つまみ持ち・かぶせ持ちのどちらにも対応しやすい
Xlite V3 eS(プロ仕様):65g
✅ OLEDパネルやアルミホイール搭載の影響で重量アップ
✅ 軽量ながらも安定感があり、操作のブレが少ない
✅ 60g台のマウスを好むプレイヤーに最適
✅ 重量の違いが操作感にどう影響するのか?
- 超軽量な「Xlite V3」は、素早いエイムやリストエイムを多用するFPSプレイヤー向き
- 「Xlite V3 eS」は、わずかに重みがあるため、手ブレを抑えつつ安定した操作がしやすい
「とにかく軽い方が良い」なら「Xlite V3」、「安定感も欲しい」なら「Xlite V3 eS」 が適しているでしょう。
ポーリングレートとバッテリー持続時間の実測値
ポーリングレートとは?
ポーリングレート(Polling Rate)は、マウスがPCに情報を送る頻度を表します。
数値が高いほど、マウスの動きがより正確に反映される ため、FPSやMOBAなどのゲームでは特に重要です。
ポーリングレート | 応答時間(理論値) |
---|---|
125Hz | 8ms |
500Hz | 2ms |
1000Hz | 1ms |
4000Hz | 0.25ms |
8000Hz(有線時) | 0.125ms |
✅ Xlite V3(通常版)
- 標準では1000Hz対応(1ms)
- 別売りの4Kドングルを購入すると、4000Hzに対応
✅ Xlite V3 eS(プロ仕様)
- 標準で4000Hzワイヤレスに対応(4Kドングルが付属)
- 有線接続時は最大8000Hz対応
結論:応答速度を求めるなら「Xlite V3」が最適
- 一般的な1000Hzマウスより、4000Hzの方が4倍速く応答 するため、特にハイレベルなFPSやeスポーツシーンでは重要な差となる。
- ただし、4000Hzでの動作はバッテリー消費が速くなる ため、1000Hzと使い分けるのもアリ。
バッテリー持続時間の比較
モデル | 1000Hz設定時 | 4000Hz設定時 |
---|---|---|
Xlite V3 | 最大100時間 | 約25時間(別売4Kドングル使用時) |
Xlite V3 eS | 最大100時間 | 約25時間(標準で4K対応) |
✅ 1000Hz設定ならどちらも長時間使用可能(最大100時間)
✅ 4000Hz設定では約25時間の駆動時間だが、競合製品よりバッテリー持ちは優秀
✅ 「Xlite V3 eS」はOLEDパネルがあるが、バッテリー持ちは「Xlite V3」と同じ(消費電力が最適化されている)
クリック感・ホイール・サイドボタンの操作性
メインボタン(クリック感)
Xlite V3シリーズは、光学式スイッチ を搭載しています。
✅ 光学式スイッチのメリット
- クリック遅延が極めて低い(メカニカルスイッチより高速)
- 二重入力(チャタリング)が発生しない
- クリック耐久性が向上(約1億回のクリック耐久性)
✅ クリックのフィーリング
- 「Xlite V3 eS」の方がわずかにソフトなクリック感(ボトムシェルの構造差によるもの)
- どちらも「パキパキ」とした歯切れのいいクリック感
✅ 連打のしやすさ
- 柔らかめのクリックなので、タップ撃ちや連打がスムーズ
- クリックの戻りが速く、タップ撃ちとスプレー(連続射撃)の切り替えがしやすい
ホイールの操作性
✅ Xlite V3(通常版)
- 樹脂製ホイールで、標準的なゲーミングマウスと同じ操作感
- 滑らかで回しやすいが、やや軽め
✅ Xlite V3 eS(プロ仕様)
- アルミニウム製ホイールを採用 し、スクロール時の安定感が向上
- やや重めのスクロール感で、意図しない回転を防ぎやすい
「軽く回せる方が好きならXlite V3」「しっかりしたホイール感が欲しいならXlite V3 eS」 が適している。
サイドボタンの使いやすさ
✅ 押しやすい位置に配置され、誤操作が少ない
✅ クリック感はやや硬めで、誤爆しにくい設計
✅ V2のような「詰まった感」のある押し心地が改善され、スムーズなクリックが可能
特にFPSやMMORPGで重要なボタン割り当てをする場合、サイドボタンの誤操作が起きにくいのは大きなメリット です。
まとめ:「Xlite V3」と「Xlite V3 eS」の使用感の違い
性能 | Xlite V3(通常版) | Xlite V3 eS(プロ仕様) |
---|---|---|
重量 | 55g(超軽量) | 65g(OLED搭載でやや重い) |
ポーリングレート | 1000Hz(4Kドングル購入で4000Hz) | 4000Hz(標準対応)/ 8000Hz(有線) |
バッテリー持続時間 | 最大100時間 | 最大100時間(OLED消費あり) |
クリック感 | 軽めで高速な応答 | ややソフトで安定感あり |
ホイール | 樹脂製(軽め) | アルミ製(しっかりした感触) |
サイドボタン | クリック感が改善され、誤操作しにくい | 同様の改善、安定した押し心地 |
超軽量で素早い動きを求めるなら「Xlite V3」、安定感とプロ仕様を求めるなら「Xlite V3 eS」がおすすめ!
Pulsar 「Xlite V3」 / 「Xlite V3 eS」を使用した私の体験談・レビュー

ここでは、実際に Pulsar 「Xlite V3」 と 「Xlite V3 eS」 を使用してみた際のリアルな使用感についてお話しします。
私は普段、FPS(特にVALORANTやAPEX)をメインにプレイしており、軽量ゲーミングマウス を好むプレイヤーです。
特に、マウスの重量・クリック感・ポーリングレート などがプレイにどれほど影響を与えるのかを重視しながら試してみました。
初めて持ったときの印象
Xlite V3(通常版)
✅ 「めちゃくちゃ軽い!」 というのが最初の印象でした。
✅ 55gという重量は、持ち上げた瞬間に「浮くような感覚」があり、長時間使っても疲れにくいのが明らか。
✅ エルゴノミクス形状なので、手のひらにしっかりフィットし、違和感なく操作できる。
Xlite V3 eS(プロ仕様)
✅ V3に比べてわずかに重みを感じる が、65gなのでまだまだ軽量の部類。
✅ アルミホイールの質感が高級感抜群 で、スクロール時の安定感が良い。
✅ OLEDパネルでポーリングレートやDPIを即座に確認できるのが便利。
どちらのモデルも、サイズ感や形状が手に馴染みやすく、軽さを活かした素早い操作が可能 でした。
FPSゲームでの実際の使用感
Xlite V3(通常版)を使ってみた感想
🔹 エイムのしやすさ:★★★★★(5/5)
- 軽さのおかげでリストエイム(手首の動きで照準を合わせる)がめちゃくちゃ快適。
- フリック(素早い照準移動)もスムーズで、違和感なくターゲットに合わせられる。
🔹 クリックの感触:★★★★☆(4.5/5)
- 光学式スイッチが「パキッ」と歯切れよく反応 し、単発撃ち(タップ撃ち)がしやすい。
- クリックの硬さは 柔らかめ なので、連打するときに指が疲れにくい。
🔹 安定性と精度:★★★★☆(4.5/5)
- 1000Hzのポーリングレートで十分に滑らかな動作。
- ただし、より精密なエイムを求める場合は4000Hzにしたいが、別売の4Kドングルが必要 なのがネック。
Xlite V3 eS(プロ仕様)を使ってみた感想
🔹 エイムのしやすさ:★★★★☆(4.5/5)
- V3より10g重い分、手ブレが少なくなり安定感が増す。
- ただし、リストエイム主体のプレイヤーには、軽量なV3の方が扱いやすいかも。
🔹 クリックの感触:★★★★★(5/5)
- V3よりも若干柔らかめのクリック感 で、指への負担が少なく連打しやすい。
- 光学式スイッチなので、レスポンスがめちゃくちゃ速い(メカニカルスイッチより明らかに優位)。
🔹 ポーリングレートの違い(1000Hz vs 4000Hz)
- V3 eSは最初から4000Hz対応 なので、4Kドングルを別途購入しなくてもOK。
- 実際に4000Hzで使用すると、エイム時の滑らかさがさらに向上。
- ただし、4000Hz設定時はバッテリー消費が激しい(約25時間)。
✅ 「手首の動きで素早くエイムしたいならXlite V3、安定感を求めるなら Xlite V3 eS」 というのが結論でした。
バッテリー持ちの検証
✅ 1000Hz設定でのバッテリー持ち
- どちらのモデルも最大100時間 のバッテリー持続時間。
- 1日3〜4時間のゲームプレイなら、約1週間は充電なしで使える。
✅ 4000Hz設定でのバッテリー持ち(V3 eS)
- 1時間で約4%消費(約25時間持続)。
- 長時間プレイするなら1000Hzに切り替えた方がバッテリーを節約できる。
✅ スリープモードが優秀
- どちらのモデルも、一定時間使用しないと自動的にスリープモードに入る ため、バッテリー消費が抑えられる。
- 特に「Xlite V3 eS」は、4000Hz接続でもバッテリー消費が少なく、他の4000Hz対応マウスより長持ち する。
Xlite V3シリーズの欠点・気になった点
✅ V3(通常版)
- 4000Hzで使うには、別売の4Kドングル(約2,690円)が必要。
- 軽すぎて、手ブレが気になる場合がある(特に手の大きい人)。
✅ V3 eS(プロ仕様)
- OLEDパネルの操作に慣れるまで時間がかかる。
- ソフトウェア非対応なので、PC側で細かいカスタマイズができない。
- 65gは十分軽いが、V3(55g)と比べると「やや重い」と感じる人もいるかも。
使用してみての結論:どちらがオススメか?
用途 | オススメのモデル |
---|---|
軽量マウスが好きで、素早いエイムを重視 | Xlite V3 |
ポーリングレート4000Hzを標準で使いたい | Xlite V3 eS |
ソフトウェアで細かくカスタマイズしたい | Xlite V3 |
オフライン大会やプロ仕様の機能を求める | Xlite V3 eS |
バッテリー持ちを重視 | どちらも優秀(1000Hzなら最大100時間) |
✅ 「軽さ・ソフトウェア対応を求めるならXlite V3」
✅ 「OLEDパネル・4000Hz標準対応を求めるならXlite V3 eS」
どちらも優秀ですが、一般ゲーマーには「Xlite V3」、競技プレイヤーには「Xlite V3 eS」 が最適です!
Pulsar 「Xlite V3」 / 「Xlite V3 eS」に関するQ&A

Pulsar 「Xlite V3」と「Xlite V3 eS」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「Xlite V3」と「Xlite V3 eS」、どちらを選べばいい?
Xlite V3(通常版)がオススメな人
✅ 超軽量(55g)のゲーミングマウスを探している人
✅ ソフトウェアで細かく設定をカスタマイズしたい人
✅ 価格をできるだけ抑えたい人
✅ 普段使いも考慮しつつゲームプレイをしたい人
Xlite V3 eS(プロ仕様)がオススメな人
✅ ポーリングレート4000Hzを標準で使いたい人
✅ オフライン大会や競技シーンでの使用を考えている人
✅ PCソフトウェアを使わず、マウス単体で設定を完結させたい人
✅ OLEDパネルでリアルタイムのDPIやバッテリー残量を確認したい人
🔹 結論
→ 軽量性とカスタマイズ性を重視するなら「Xlite V3」
→ 競技向け機能やOLEDパネルを活かしたいなら「Xlite V3 eS」
4000Hzのポーリングレートって本当に違いを感じる?
✅ 1000Hzと4000Hzの違いはあるのか?
ポーリングレートが高くなると、マウスの動きをPCがより正確に読み取れるようになります。
以下の比較を見てください。
ポーリングレート | 応答時間(理論値) | 体感の違い |
---|---|---|
1000Hz | 1ms | 一般的な高性能ゲーミングマウス |
4000Hz | 0.25ms | わずかにスムーズ、精密なエイムが可能 |
8000Hz(有線) | 0.125ms | ほぼ遅延なし、プロ向け |
✅ 違いを感じる場面
- 素早くフリックする場面(FPSでのターゲット切り替え)
- 超精密なトラッキングが必要な場面(AIMのブレを極限まで抑えたい)
- 144Hz以上の高リフレッシュレートのモニターを使っている場合
4000Hzは、ハイレベルなFPSプレイヤーやプロゲーマーには確実なメリットがありますが、カジュアルプレイヤーなら1000Hzでも十分。
Xlite V3シリーズは手の大きさに合う?
✅ 基本的には「中~大きめの手のサイズ」にフィットする設計
特に、被せ持ちの人にはフィットしやすく、つまみ持ちの人にはやや大きく感じる可能性がある ので、持ち方との相性も考慮しましょう。
ソフトウェア対応と非対応の違いは?
✅ Xlite V3(通常版) は、Pulsarの公式ソフトウェア「Pulsar Fusion」に対応しており、以下の設定が可能。
- DPI調整(50~26,000 DPI)
- ボタンのリマッピング / マクロ設定
- ポーリングレートの変更(125Hz / 500Hz / 1000Hz)
- リフトオフディスタンス(LOD)の調整
- モーションシンクの有無
✅ Xlite V3 eS(プロ仕様) はソフトウェア非対応だが、OLEDパネルとボタン操作だけで設定を変更できる。
結論:PC上で細かいカスタマイズをしたいならXlite V3、ソフト不要で即座に設定変更したいならXlite V3 eS。
充電はどれくらいの頻度で必要?
モデル | 1000Hz使用時 | 4000Hz使用時 |
---|---|---|
Xlite V3 | 最大100時間(約1週間持続) | 約25時間 |
Xlite V3 eS | 最大100時間(OLED消費あり) | 約25時間 |
✅ 1000Hzなら約1週間充電不要 なので、バッテリー持ちは優秀。
✅ 4000Hzで使用すると25時間程度なので、2〜3日に1回は充電が必要。
✅ USB-C充電対応なので、充電しながらの有線プレイも可能。
クリック感や耐久性はどう?
✅ 光学式スイッチ採用 → チャタリング(2重入力)なし
✅ クリックの耐久性は1億回以上 → 長期間使用可能
✅ 一般的なメカニカルスイッチより反応速度が速い(遅延なし)
クリック感は、Xlite V3が「軽めのパキパキ感」、Xlite V3 eSが「やや柔らかめ」 という違いがあります。
特にタップ撃ち(単発クリック)が多いFPSプレイヤーには最高のスイッチ感 でした。
他のエルゴノミクスマウスと比べるとどう?
✅ ZOWIE EC2との比較
- EC2の方が高さが低く、少し小さい
- Xlite V3はEC2に近いが、より軽量&高性能
- EC2に慣れている人は違和感なく移行可能
✅ Razer DeathAdder V3との比較
- Xlite V3の方が横幅が狭く、背が高い
- デスアダーよりエルゴノミクスの傾斜が急
- 持ち方によって「デスアダーよりEC2に近い」印象
✅ LAMZU Thornとの比較
- Xlite V3の方が形状が安定しており、バッテリー持ちが優秀
- LAMZU Thornはバッテリーが短く、4000Hz時に12時間しか持たない
- バッテリー重視ならXlite V3の方が優秀
Pulsar 「Xlite V3」 / 「Xlite V3 eS」レビューのまとめ

Pulsar Xlite V3シリーズは、超軽量設計のエルゴノミクス形状ゲーミングマウス であり、FPS・MOBA・RTSといったあらゆるジャンルのゲームに最適なパフォーマンスを提供 するモデルです。
特に、通常版(Xlite V3)とプロ仕様(Xlite V3 eS)の違い を理解し、自分のプレイスタイルに合わせて選ぶことが重要です。
ここでは、記事全体を振り返りつつ、最終的な結論をまとめます。
Pulsar 「Xlite V3」と「Xlite V3 eS」の総評
✅ 「Xlite V3」(通常版) – 軽さとカスタマイズ性を求める人向け
- 55gの超軽量設計 で、リストエイムや素早いフリックがしやすい。
- Pulsar Fusionソフトウェア対応 で、PC上で詳細なカスタマイズが可能。
- 1000Hzが標準、4000Hz対応には別売りの4Kドングルが必要。
- 価格が約14,000円と手頃で、コストパフォーマンスが高い。
- オフライン大会向けではなく、一般ゲーマーやカジュアルプレイヤー向け。
→ FPS・MOBA・RTSをプレイするカジュアルゲーマーや、軽さを最重視する人に最適!
✅ 「Xlite V3 eS」(プロ仕様) – 競技向けの高性能マウス
- OLEDパネル搭載で、ソフトウェアなしで設定を管理できる。
- 4000Hzワイヤレス標準対応(4Kドングル付属) で、よりスムーズな動きが可能。
- アルミホイールや光沢感のあるシェルで、高級感のあるデザイン。
- 65gと軽量ながら、V3よりもやや安定した操作感。
- 有線接続時に8000Hzの超高速ポーリングレートに対応。
- オフライン大会やeスポーツシーンに最適な仕様。
→ プロ志向のプレイヤーや、競技シーンで戦うゲーマー向け!
どちらのモデルを選ぶべきか?最終判断
比較項目 | Xlite V3(通常版) | Xlite V3 eS(プロ仕様) |
---|---|---|
重量 | 55g(超軽量) | 65g(OLED搭載でやや重い) |
ポーリングレート | 1000Hz(4Kドングル購入で4000Hz) | 4000Hz標準対応 / 8000Hz(有線) |
ソフトウェア | 対応(PCで設定可能) | 非対応(OLEDパネルで設定変更) |
バッテリー持続時間 | 最大100時間 | 最大100時間(OLED消費あり) |
クリック感 | 軽めのパキパキ感 | ややソフトで安定感あり |
ホイール | 樹脂製(軽め) | アルミ製(しっかりした感触) |
デザイン | シンプルなマット仕上げ | 光沢感のある仕上げ&赤いワンポイント |
価格 | 約14,000円(+4Kドングルが必要) | 約18,000円(4Kドングル付属) |
ターゲット層 | 一般ゲーマー・軽量マウス愛用者 | プロゲーマー・競技プレイヤー |
✅ 「軽さとコスパを重視するならXlite V3」
✅ 「競技向けの機能と安定感を求めるならXlite V3 eS」
実際に使って感じたメリット・デメリット
メリット(Xlite V3 & Xlite V3 eS 共通)
✅ エルゴノミクス形状が手にフィットしやすく、長時間の使用でも疲れにくい。
✅ Pulsarの最新光学式スイッチにより、チャタリングの心配なし&クリック遅延ゼロ。
✅ ポーリングレート4000Hz(Xlite V3 eS)対応で、スムーズなトラッキング。
✅ バッテリー持ちが優秀(1000Hzなら約100時間)。
✅ スリープモードの消費電力が少なく、放置時のバッテリー消費を抑えられる。
デメリット
🚨 Xlite V3のデメリット
- 4000Hzで使うには、別売の4Kドングル(約2,690円)が必要。
- 軽すぎて手ブレが気になる場合がある(特に大きな手の人)。
🚨 Xlite V3 eSのデメリット
- OLEDパネルの操作に慣れるまで少し時間がかかる。
- ソフトウェア非対応なので、PCで細かくカスタマイズできない。
- 65gは軽量だが、V3(55g)と比べるとやや重く感じる人もいるかも。
どちらも優秀なマウスだが、用途や好みによって選ぶべきポイントが異なる。
こんな人におすすめ!
🔹 Xlite V3(通常版)が向いている人
✅ できるだけ軽いマウスが欲しい(55g)
✅ 価格を抑えつつ、高性能なマウスが欲しい
✅ ソフトウェアを使って細かくカスタマイズしたい
✅ 普段使いもしながらゲームプレイを楽しみたい
🔹 Xlite V3 eS(プロ仕様)が向いている人
✅ オフライン大会や競技シーンでの使用を考えている
✅ 4000Hzワイヤレスを標準で使いたい(4Kドングル付属)
✅ ソフトウェアなしで、マウス単体で設定を管理したい
✅ OLEDパネルやアルミホイールなど、プロ向けの機能が欲しい
最終結論:どちらも優秀! 軽量+コスパなら「Xlite V3」、プロ仕様なら「Xlite V3 eS」!
Pulsar 「Xlite V3」 / 「Xlite V3 eS」レビューの総括
Pulsar Xlite V3シリーズは、軽量で高性能なエルゴノミクスマウスとして、多くのゲーマーにとって魅力的な選択肢となるモデルです。
「Xlite V3」は55gという超軽量設計とソフトウェア対応による細かなカスタマイズ性が特徴で、カジュアルゲーマーから競技志向のプレイヤーまで幅広く対応できます。
一方、「Xlite V3 eS」はOLEDパネルを搭載し、4000Hzワイヤレスに標準対応することで、よりプロフェッショナルな環境に適したモデルとなっています。
どちらのモデルも、それぞれのプレイスタイルや用途に合わせた最適な選択ができる点が大きな魅力です。
超軽量かつ柔軟なカスタマイズを求めるなら「Xlite V3」、安定感やオフライン環境での使いやすさを重視するなら「Xlite V3 eS」が適しているでしょう。
どちらを選んでも、ゲーミングマウスとしての完成度は非常に高く、快適なプレイを提供してくれることは間違いありません。
ゲームでのパフォーマンスをさらに向上させたいなら、ぜひ自分に合ったXlite V3を手に取って、その実力を体感してみてください。

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