ゲーミングキーボード市場において、新たな選択肢として登場した「ZENAIM KEYBOARD」。
このキーボードは、プロゲーミングチーム「ZETA DIVISION」が監修し、競技シーンに最適化された設計となっています。
その影響もあり、発表前から注目を集め、多くのゲーマーの期待を背負った製品でした。
しかし、2023年5月の初回発売時には、スペースキーのスタビライザーに不具合が発覚し、自主回収と無償交換対応が実施されるなど、波乱のスタートを切りました。
その後、交換品が発送されましたが、今度はキーキャップの色味にばらつきがあるとの報告が相次ぎ、再び自主回収に至りました。
こうしたトラブルによって、再販スケジュールが延期される事態に発展し、一時はユーザーからの信頼が揺らぐ場面もありました。
そして、2023年11月、ついに改良版の「ZENAIM KEYBOARD」が完成。
過去の不具合を修正し、ハードウェアの品質を向上させたうえで、販売が再開されました。
さらに、ハードウェアの改善だけでなく、ソフトウェアのアップデートも行われ、新機能「ラピッドトリガー」が実装されるなど、より競技シーンに特化した性能を備えることになりました。
この記事では、この「ZENAIM KEYBOARD」の特徴や使用感を詳しく解説し、ゲーマーにとって本当に価値のある製品なのかをレビューしていきます。

ZENAIM 「KEYBOARD」とは?

ZENAIM 「KEYBOARD」は、プロゲーミングチーム「ZETA DIVISION」が監修し、競技向けに開発された高性能ゲーミングキーボードです。
発売前からゲーマーやeスポーツシーンで話題となり、2023年5月の発売直後には即完売するほどの人気を集めました。
しかし、その後、スタビライザーの不具合やキーキャップの色ムラといった問題が発覚し、複数回の自主回収を経て、2023年11月に改良版が販売再開されるという経緯を辿りました。
ここでは、ZENAIM 「KEYBOARD」がなぜこれほど話題になったのか、また、どのような特徴を持つキーボードなのかについて詳しく解説していきます。
プロゲーミングチーム監修のこだわり設計
ZENAIM 「KEYBOARD」最大の特徴は、プロゲーミングチーム「ZETA DIVISION」が監修している点です。
ZETA DIVISIONは、『VALORANT』や『APEX Legends』などのFPSタイトルを中心に活躍するプロチームであり、国内外の大会で結果を残しているトッププレイヤーが所属しています。
そのため、このキーボードは単なる高性能なデバイスというだけでなく、プロの視点から「実戦で本当に使える」ことを重視した設計になっています。
特に、以下のポイントがZETA DIVISION監修のもとでこだわられています。
- ラピッドトリガー(Rapid Trigger)機能の搭載
- FPSにおいて「キーの素早い入力と解除」が重要であるため、キーの押し込み量を細かく調整できる機能を搭載。
- 超ショートストローク(1.9mm)設計
- 一般的なメカニカルキーボードのキーストローク(4mm前後)よりも圧倒的に短く、素早い入力が可能。
- キーの揺れやブレを最小限に抑える設計
- FPSではキーの誤入力が命取りになるため、キーキャップの安定性を向上させた設計を採用。
ZENAIM 「KEYBOARD」は、こうした競技シーン向けの設計を徹底することで、「勝つためのキーボード」として仕上げられています。
高級ゲーミングキーボードとしての位置づけ
ZENAIM 「KEYBOARD」の価格は約48,000円と、ゲーミングキーボードとしては非常に高価な部類に入ります。
これほどの高額設定にも関わらず、多くのゲーマーが注目し、発売直後に品切れとなった背景には、以下のような要因が挙げられます。
✅ 高品質な素材とデザイン
- トッププレートにはアルミニウム合金フレームを採用
- 高級感があり、指紋がつきにくい加工が施されている。
- シンプルで洗練されたデザイン
- 一般的な「ゲーミング感の強いゴテゴテしたデザイン」ではなく、シンプルで洗練されたデザインが特徴。
- デスク周りをスッキリしたい人にも最適。
✅ 競技向けの独自機能
- アクチュエーションポイント(0.1mm単位)調整
- キーを押し込む深さを細かく設定でき、プレイヤーの好みに合わせたカスタマイズが可能。
- ラピッドトリガー機能(最短0.05mm)
- 他社のWooting 60 HE(0.15mm)やRazer Huntsman V3 Pro(0.1mm)よりもさらに速い0.05mmで動作可能。
✅ プロレベルの安定性
- 温度補正機能の搭載
- 磁気スイッチの特性上、温度変化によってキーの反応速度が変わることがあるが、それを補正する機能を搭載。
- キーのブレを抑える設計
- 一般的なメカニカルキーボードと比較して、キーの横揺れや誤入力を防ぐ設計になっている。
こうしたトップレベルの性能と品質を求めるゲーマー向けに開発されており、価格が高くても購入する価値があると判断したユーザーが多かったと考えられます。
発売直後の人気と即完売の背景
ZENAIM 「KEYBOARD」は、2023年5月に発売されるや否や、即完売となり入手困難な状況が続きました。
その背景には、以下の要因があります。
📌 ① 発表前からの注目度の高さ
- ZETA DIVISIONのプロ選手が発売前から使用していたことが配信などで確認され、ゲーマーの間で話題になった。
- 「ZETA監修のゲーミングキーボード」というブランド価値が高かった。
📌 ② 限定生産と供給不足
- 高品質なパーツを使用しているため、大量生産が難しかった。
- 公式サイトでの限定販売であり、購入チャンスが限られていた。
📌 ③ 競技ゲーマーのニーズにマッチ
- VALORANTやAPEX LegendsといったFPSタイトル向けに特化した設計が評価され、競技志向のゲーマーにとって理想的なデバイスだった。
📌 ④ 軽量で操作性が高いロープロファイル設計
- 薄型で高速入力が可能なロープロファイルスイッチを採用し、これまでのゲーミングキーボードとは異なる使用感が魅力だった。
しかし、発売後すぐにスタビライザーの不具合が発覚し、自主回収・交換対応が行われることになります。
この問題によって一時的に信頼が揺らぎましたが、その後の改良版ではすべての不具合が修正され、さらに機能が向上しました。
ZENAIM 「KEYBOARD」は、プロゲーマーの意見を取り入れた競技特化型の高級ゲーミングキーボードです。
そのため、カジュアルゲーマーや一般的なPC用途にはオーバースペックな部分もありますが、FPSでトップレベルを目指すユーザーにとっては非常に魅力的な選択肢となります。
一方で、価格が約48,000円と高価であるため、競合製品との比較や自分のプレイスタイルに合ったものかを慎重に判断する必要があります。
改良版ZENAIM 「KEYBOARD」の特徴

項目 | 仕様・詳細 |
---|---|
発売日 | 2023年5月(初期版)、2023年11月(改良版) |
価格 | 約48,000円(税込) |
キースイッチ | 独自設計の磁気スイッチ |
ラピッドトリガー | 最短0.05mm(モーションハック機能) |
アクチュエーションポイント | 0.1mm~1.8mm(0.05mm単位で調整可能) |
リセットポイント | 0.05mm~1.7mm(0.05mm単位で調整可能) |
キーストローク | 1.9mm(超ショートストローク) |
キーキャップ | マット塗装済み(滑りにくく、指紋がつきにくい) |
温度補正機能 | あり(磁力の影響による誤差を自動補正) |
キーリマップ | F1~F8キーのみカスタマイズ可能(他のキーは変更不可) |
マクロ機能 | あり(簡易的な設定のみ可能) |
プロファイル管理 | あり(ゲームごとに自動切り替え可能) |
接続方式 | 有線(USB Type-C) |
キーの角度調整 | 0° / 4° / 8°(3段階調整) |
バックライト | RGBライティング搭載(色・エフェクト変更可) |
ZENAIM 「KEYBOARD」は、2023年5月の初回発売時に高い評価を受けましたが、スペースキーのスタビライザーの不具合やキーキャップの色ムラといった問題が発覚し、一度自主回収されることとなりました。
その後、8月に交換品が発送されるも、キーキャップの品質にばらつきがあるとの報告が相次ぎ、再び販売が中止されるという異例の対応が取られました。
しかし、2023年11月に、すべての不具合が修正された改良版がついに登場し、ZENAIM 「KEYBOARD」は完成形へと進化しました。
今回の改良では、ハードウェアの品質向上だけでなく、ソフトウェアのアップデートも行われ、ゲーマーにとってさらに魅力的な製品へと仕上がっています。
ここでは、改良版ZENAIM 「KEYBOARD」の主な変更点と、それが使用感にどのような影響を与えたのかを詳しく解説していきます。
スペースキーのスタビライザー改善
✅ 初期ロットの問題点
初期ロットでは、スペースキーのスタビライザーの不具合が発覚し、多くのユーザーが「キーが均等に押し込めない」「端を押すと反応しない」という問題に直面しました。
スペースキーは長いため、端を押しても均等に力が伝わるようにスタビライザー(補助パーツ)が設置されています。
しかし、初期ロットでは端を押した際にキーが沈まない、または反応しないことがあり、ゲームプレイに支障をきたすケースがありました。
✅ 改良版での修正
改良版では、スタビライザーの構造が見直され、キーの均等な押し込みが可能になりました。
特に、以下の点が大きく改善されています。
- スタビライザーの形状変更
- 初期ロットでは、中央に十字型の支えがあるだけだったが、四隅に追加の支柱が配置され、キーキャップ全体がしっかり固定されるようになった。
- 端を押しても確実に反応する設計
- 端を押した際の歪みが軽減され、スペースキー全体が均等に沈むようになった。
- ゲームプレイ時の安定性向上
- FPSやMOBAなど、頻繁にスペースキーを使用するゲームにおいて、ミス入力が減少し、安定した操作が可能に。
この改善により、特にジャンプやスライディング動作が頻繁に求められるFPSタイトルにおいて、より快適なプレイが可能になりました。
キーキャップの品質向上とデザイン
✅ 初期ロットの問題点
初期ロットでは、「キーキャップの色ムラ」が問題視されました。
交換品として送られた製品の中には、キーごとに色味が異なり、見た目がチグハグになっているものがあったとの報告がありました。
特に、WASDキーなどの使用頻度が高い部分と、それ以外の部分で色の濃さや質感が違っていたことが、一部ユーザーから指摘されていました。
✅ 改良版での修正
改良版では、キーキャップの品質管理が強化され、色ムラが解消されました。
また、以下の点でも改善が見られます。
- キーキャップの材質を見直し、統一感を向上
- マットな表面加工が施され、サラサラとした手触りに。
- 汚れや指紋が目立ちにくくなり、長時間の使用でも清潔感を保てる。
- デザインの洗練
- 「ゲーミングキーボード特有のゴテゴテしたデザイン」ではなく、シンプルかつ高級感のあるデザインに。
- 刻印がないクリーンなキーキャップが採用され、見た目の美しさが向上。
- キーキャップ交換の自由度
- ロープロファイルキーキャップと互換性のある設計のため、市販の交換用キーキャップともある程度互換性がある。
この変更により、見た目の統一感が増しただけでなく、手触りや耐久性の面でも向上しています。
反響音の低減と打鍵感の向上
✅ 初期ロットの問題点
初期ロットでは、キーを押し込んだ際に「反響音」が発生するという問題がありました。
特に、キーを強く押した際に「パーン」という金属的な響きが生じることがあり、タイピングの快適さに影響を与えていました。
また、バネの「スプリングノイズ」や、キーキャップ同士が擦れる音なども、一部のユーザーにとっては気になる点でした。
✅ 改良版での修正
改良版では、内部構造の見直しと追加の吸音材を導入することで、反響音が大幅に低減しました。
具体的には、以下の改善が行われています。
- 内部に吸音シートを追加
- キーを押し込んだ際の音を吸収し、「パーン」と響く金属音を抑制。
- スプリングの改良
- スプリングノイズが軽減され、タイピング時の「カチカチ」という高音が少なくなった。
- 底打ち時の打鍵感の向上
- キーストロークが短い(1.9mm)ため、底打ちしやすい設計だが、クッション性が増し、衝撃が軽減されている。
また、タイピング音が以前よりも落ち着いたことで、「上品な打鍵音」に変化しています。
これは、仕事や長時間の作業でも快適に使えるポイントとなり、ゲーミング用途以外にも適しているという意見もあります。
改良版ZENAIM 「KEYBOARD」は、初期ロットで発生した問題点をすべて解決し、より完成度の高いゲーミングキーボードへと進化しました。
✅ 主な改良点まとめ
- スペースキーのスタビライザーが改善され、端を押しても均等に沈むように
- キーキャップの色ムラが解消され、統一感のあるデザインに
- 内部の吸音シート導入により、反響音やスプリングノイズが大幅に低減
特に、スペースキーの安定性とキーキャップの品質向上は、多くのユーザーにとって大きなメリットとなります。
また、反響音の低減により、ゲーミングだけでなく、日常的なタイピング用途としても使いやすくなった点は見逃せません。
この改良版がリリースされたことで、ZENAIM 「KEYBOARD」は本来目指していた「競技シーンに最適な高性能キーボード」として、さらに魅力的な選択肢となりました。
ZENAIM 「KEYBOARD」のゲーミング性能と使用感

ZENAIM 「KEYBOARD」は、競技向けに開発されたプロ仕様のゲーミングキーボードです。
そのため、単なる高級デバイスではなく、FPSやアクションゲームでのパフォーマンスを最大化するための機能が多数搭載されています。
特に、ラピッドトリガー機能(モーションハック)や、超ショートストローク(1.9mm)などは、他のゲーミングキーボードと比較しても非常に優れた特徴となっています。
ここでは、実際の使用感や他社製品との比較を交えながら、ZENAIM 「KEYBOARD」のゲーミング性能について詳しく解説します。
ラピッドトリガーとモーションハック機能
✅ ラピッドトリガーとは?
ラピッドトリガーとは、キーを押し込む深さに関係なく、少しでも指を離した瞬間にキー入力がオフになり、再び少しでも押せばオンになる機能です。
通常のキーボードでは、キーのオン/オフが決まったアクチュエーションポイント(押し込みの深さ)で制御されるため、指を完全に戻さないとオフになりません。
しかし、ラピッドトリガー機能を搭載したキーボードでは、わずか0.05mmの指の動きでも入力のオン/オフが切り替わるため、以下のようなメリットがあります。
- 移動キー(WASD)の連打が速くなる
- ストッピング(移動停止時の精度)が向上し、撃ち合いで有利
- キーを押し込む時間が短縮され、素早い反応が可能
FPSゲーム(VALORANT、CS:GO、APEX Legends)では、敵と撃ち合う際に「ストッピング」と呼ばれる正確な射撃のための動作が重要になります。
この機能を活用することで、移動停止の瞬間に攻撃が可能になり、ゲームプレイの精度が大幅に向上します。
✅ ZENAIM 「KEYBOARD」独自の「モーションハック」
ZENAIM 「KEYBOARD」には、「モーションハック(Motion Hack)」という独自のラピッドトリガー機能が搭載されています。
この機能を使うと、通常のラピッドトリガーと同じく、キーを押し込んだ際のオン/オフを0.05mm単位で調整できるほか、「温度補正機能」によって、周囲の環境変化による誤差が補正されます。
また、モーションハックの有効範囲を個別設定できる点も特徴的です。
これにより、ゲーム中に特定のキーだけラピッドトリガーを有効にし、それ以外のキーは通常の動作にする、といったカスタマイズが可能です。
✅ 他社のラピッドトリガー対応キーボードとの比較
キーボード | 最短アクチュエーションポイント | 最短ラピッドトリガーオフポイント |
---|---|---|
ZENAIM KEYBOARD | 0.1mm | 0.05mm |
Wooting 60 HE | 0.1mm | 0.15mm |
Razer Huntsman V3 Pro | 0.1mm | 0.1mm |
ZENAIM 「KEYBOARD」のラピッドトリガーは、他社製品よりもさらに敏感に反応し、最速のオン/オフ切り替えが可能になっています。
超ショートストローク1.9mmの影響
✅ 超ショートストローク設計とは?
ZENAIM 「KEYBOARD」のキーストロークは、わずか1.9mmです。
これは一般的なゲーミングキーボードの半分以下の長さであり、以下のような特徴があります。
- キーの押し込みが浅く、素早い操作が可能
- 高速なリピート入力が可能になり、反応速度が向上
- タイピング時の負担が少なく、長時間使用しても疲れにくい
例えば、一般的なメカニカルキーボードでは、キーストロークは4mm前後あります。
これに対し、ZENAIM 「KEYBOARD」は1.9mmしかないため、キーストロークの半分以下の距離で動作することになります。
特に、FPSやMOBAなどのゲームでは、キーの素早い入力が勝敗を分ける場面が多いため、この超ショートストロークは大きなアドバンテージとなります。
✅ 他社製品とのキーストローク比較
キーボード | キーストローク(押し込み距離) |
---|---|
ZENAIM KEYBOARD | 1.9mm |
SteelSeries Apex Pro | 3.6mm |
Logitech G PRO X | 4.0mm |
このように、ZENAIM 「KEYBOARD」は他社製品よりも圧倒的に浅いストロークを採用しており、素早い入力が求められるゲームでは圧倒的に有利です。
他社製品との比較と競争力
ZENAIM 「KEYBOARD」は、ラピッドトリガー機能や超ショートストロークなど、最先端の技術を詰め込んだキーボードですが、他社の競合製品と比べた際にどのような違いがあるのでしょうか?
✅ ZENAIM KEYBOARDの強み
- 最速のラピッドトリガー
- 他社製品(Wooting 60 HEやRazer Huntsman V3 Pro)よりもさらに速い0.05mmでの入力オン/オフが可能。
- 超ショートストローク
- 1.9mmの短いストロークにより、より素早い入力が可能。
- 温度補正機能の搭載
- 他社の磁気スイッチ式キーボードにはない「温度変化による誤差を補正する機能」があり、安定した入力が可能。
✅ 競合製品との比較表
製品 | ラピッドトリガー | キーストローク | 温度補正機能 | 価格 |
---|---|---|---|---|
ZENAIM KEYBOARD | 0.05mm | 1.9mm | あり | 48,000円 |
Wooting 60 HE | 0.15mm | 4.0mm | なし | 39,800円 |
Razer Huntsman V3 Pro | 0.1mm | 3.6mm | なし | 44,000円 |
ZENAIM 「KEYBOARD」は、最速のラピッドトリガーと超ショートストロークを兼ね備えた、競技向けのハイエンドゲーミングキーボードです。
✅ ゲーミング性能のポイント
- 最短0.05mmでのラピッドトリガーにより、移動キーの反応速度が向上
- 1.9mmのショートストロークで、キーの押し込み速度が速くなる
- 温度補正機能により、安定した入力が可能
これらの要素が組み合わさることで、FPSやアクションゲームの競技プレイヤーにとって最適なキーボードとなっています。
ZENAIM 「KEYBOARD」の専用ソフトウェアとカスタマイズ性

ZENAIM 「KEYBOARD」は、専用ソフトウェアを使用することで、細かい設定変更が可能です。
特に、アクチュエーションポイント(キーの押し込み深さ)やラピッドトリガー(モーションハック)の調整ができる点が最大の特徴です。
また、プロファイルの自動切り替え機能を搭載しており、ゲームと作業で異なる設定を簡単に切り替えることができます。
一方で、キーのリマップ機能が制限されているというデメリットもあるため、その点についても詳しく解説します。
アクチュエーションポイントとリセットポイント調整
✅ アクチュエーションポイントとは?
アクチュエーションポイントとは、キーが入力として認識される深さ(押し込み量)のことです。
例えば、アクチュエーションポイントが「1.5mm」に設定されている場合、キーを1.5mm押し込んだ時点で入力がオンになります。
ZENAIM 「KEYBOARD」では、0.1mm単位でアクチュエーションポイントを調整可能で、最短0.1mmから1.8mmまで自由に設定できます。
✅ リセットポイントとは?
リセットポイントとは、キー入力が解除される深さのことです。
通常のキーボードでは、押したキーを一定の深さまで戻さないと入力が解除されませんが、ZENAIM 「KEYBOARD」ではリセットポイントも0.05mm単位で調整できます。
この設定を調整することで、キーを押し込んだ状態からの素早い連打や連続入力が可能になります。
✅ アクチュエーションポイントとリセットポイントの設定例
設定 | アクチュエーションポイント | リセットポイント | 使用感 |
---|---|---|---|
デフォルト | 1.5mm | 1.3mm | 一般的なメカニカルキーボードと同じ感覚 |
競技モード | 0.1mm | 0.05mm | 超高速入力、最速の反応速度 |
作業モード | 1.8mm | 1.6mm | 誤入力を防ぎ、安定したタイピング |
例えば、FPSゲームではアクチュエーションポイントを0.1mmに設定し、最小の押し込みでキーを反応させることで、素早い移動やストッピングを可能にします。
一方、文章入力などの作業では1.8mmに設定することで、誤入力を防ぐことができます。
プロファイルの自動切り替え機能
✅ ゲームと作業を自動で切り替え
ZENAIM 「KEYBOARD」の専用ソフトウェアでは、プロファイル(設定)を自動で切り替える機能が搭載されています。
例えば、以下のような設定が可能です。
- FPSゲーム(VALORANT)を起動すると、自動で「競技モード」設定に変更
- 普段のデスクワークでは「作業モード」設定に戻す
これにより、ゲームと作業で毎回設定を変更する手間を省くことが可能です。
✅ プロファイル切り替えの活用例
プロファイル名 | 設定内容 |
---|---|
FPSモード | アクチュエーションポイント 0.1mm、リセットポイント 0.05mm |
MMORPGモード | アクチュエーションポイント 1.0mm、マクロ設定ON |
タイピングモード | アクチュエーションポイント 1.8mm、リセットポイント 1.6mm |
この機能を活用すれば、一台のキーボードでゲームと作業の両方に最適化した設定を簡単に切り替えることができます。
キー割り当てとマクロ設定の制限
❌ キーのリマップ機能が制限されている
ZENAIM 「KEYBOARD」は、競技シーン向けに最適化されているため、キーのリマップ(キー配置変更)機能に制限があります。
例えば、一般的なゲーミングキーボードでは、
- 「Caps LockキーをCtrlキーに変更」
- 「無変換キーをマクロキーに割り当てる」
といった設定が可能ですが、ZENAIM 「KEYBOARD」では、リマップできるキーがF1~F8のみとなっています。
これは、おそらくプロ選手が使用する際に、不正なマクロやキーリマップによるチート行為を防ぐための仕様と考えられます。
✅ マクロ機能は制限付きで搭載
ZENAIM 「KEYBOARD」には、簡単なマクロ機能も搭載されています。
例えば、以下のような設定が可能です。
- F1キーに「Ctrl+C(コピー)」を割り当てる
- F2キーに「Ctrl+V(ペースト)」を割り当てる
- F3キーに「ゲーム内のスキル発動キー」を設定する
ただし、マクロ機能は一般的なゲーミングキーボードと比べて簡易的で、複雑なスクリプトを組むことはできません。
ZENAIM 「KEYBOARD」の専用ソフトウェアは、競技向けキーボードらしく、ゲーマーが求めるカスタマイズ性を重視した設計になっています。
一方で、マクロやキーリマップ機能に制限があるため、自由度の高いカスタマイズを求めるユーザーには向いていない点もあります。
✅ 専用ソフトウェアのメリット
- アクチュエーションポイントを0.1mm単位で調整可能
- リセットポイント(キーのオフ判定)も0.05mm単位で調整可能
- ゲームや作業に合わせてプロファイルを自動切り替え可能
❌ 制限のある機能
- キーのリマップ(配置変更)はF1~F8のみに制限
- マクロ機能は簡易的で、複雑なスクリプトは組めない
結論として、ZENAIM 「KEYBOARD」の専用ソフトウェアは、FPSや競技向けのプレイヤーにとって最適化されているが、自由なカスタマイズを求めるユーザーには少し物足りない仕様となっていると言えます。
ZENAIM 「KEYBOARD」を使用した私の体験談・レビュー

ZENAIM 「KEYBOARD」の改良版を実際に使用し、ゲームプレイやタイピング作業においてどのような違いを感じたのかを詳しくお伝えします。
私は普段からFPSゲーム(VALORANT、APEX Legendsなど)をプレイしながら、仕事ではタイピング作業も多く行っています。
そのため、ゲーミング用途と作業用途の両方の観点からレビューしていきます。
FPSゲーム(VALORANT、APEX Legends)での使用感
✅ ラピッドトリガー(モーションハック)の恩恵は絶大
まず、ZENAIM 「KEYBOARD」のラピッドトリガー(モーションハック)は、FPSゲームにおいて間違いなく最強の機能だと感じました。
特に、VALORANTのような正確なストッピングが求められるゲームでは、ラピッドトリガーを0.05mmに設定すると、指をほんの少し浮かせるだけで移動を即座に止められるため、ショットの精度が大きく向上しました。
🔹 ストッピングが向上した結果…
- ショットの精度が向上し、撃ち合いで有利になった
- 「移動→停止→射撃」の一連の動作が速くなった
- 反応速度が向上し、デスマッチでも勝率が上がった
🔹 APEX Legendsでは…
- スライディングやジャンプ操作がスムーズに行える
- 戦闘時の「レレレ撃ち(左右移動しながらの射撃)」の精度が向上
- キーの押し込みが浅いため、長時間プレイしても指が疲れにくい
ラピッドトリガーは、最初の1~2時間ほどは慣れが必要でしたが、慣れるともう従来のキーボードには戻れないほどの快適さでした。
タイピング作業での使用感
✅ 慣れるまで少し時間がかかった
ゲーミング用途ではラピッドトリガーが非常に便利でしたが、タイピング用途では最初は少し戸惑いました。
理由:
- キーのストロークが1.9mmと短いため、タイピング時に「打ち込んだ感覚」が弱い
- ラピッドトリガーの設定によっては、指を軽く置いただけで入力される
特に、最初の数時間は誤入力が多発しました。キーが非常に敏感なため、いつものキーボードの感覚で打つと、不要なキーが押されてしまうことがありました。
しかし、アクチュエーションポイントを1.8mmに設定することで、通常のキーボードと同じ感覚でタイピングができるようになり、ミスが激減しました。
✅ 静音性が向上し、打鍵音が心地よい
また、改良版ではキーの反響音が抑えられたため、打鍵音が非常に落ち着いており、長時間の作業でも快適にタイピングできると感じました。
ただし、底打ちすると「コツコツ」とした打鍵音が少し響くため、静音性を求める人はOリング(静音リング)を装着すると、より快適に使用できるかもしれません。
長時間使用時の疲労感の変化
✅ 指の疲労が軽減された
一般的なキーボードでは、キーの押し込みが深いため、長時間ゲームや作業をしていると指が疲れやすくなります。
ZENAIM 「KEYBOARD」は、1.9mmの超ショートストローク+ラピッドトリガーのおかげで、ほんの少しの力でキーを押せるため、長時間使用しても指の疲労が軽減されました。
🔹 疲労軽減のポイント
- キーストロークが浅いため、押し込む力が少なくて済む
- ラピッドトリガーで、指をわずかに動かすだけでキーが反応する
- 底打ちしなくても入力できるため、指に優しい
一方で、「キーをしっかり押し込みたい派」の人には少し物足りないかもしれません。
その場合は、アクチュエーションポイントを深め(1.5mm~1.8mm)に設定することで、通常のキーボードに近い感覚で使用できます。
他社のゲーミングキーボードとの違い
✅ 比較対象:Wooting 60 HE、Razer Huntsman V3 Pro
私がこれまで使用してきた「Wooting 60 HE」「Razer Huntsman V3 Pro」と比較してみました。
キーボード | ラピッドトリガー | キーストローク | タイピングのしやすさ | 疲労感 |
---|---|---|---|---|
ZENAIM KEYBOARD | 最短0.05mm(最速) | 1.9mm(最短) | 慣れれば快適 | 指が疲れにくい |
Wooting 60 HE | 0.15mm | 4.0mm | しっかり打鍵感あり | やや疲れやすい |
Razer Huntsman V3 Pro | 0.1mm | 3.6mm | 打鍵感あり | 普通 |
ZENAIM 「KEYBOARD」は、「最も速く、最も軽く打てる」ゲーミングキーボードでした。
そのため、FPSゲームでは圧倒的に有利に感じましたが、タイピング作業においては、最初の慣れが必要でした。
気になった点(デメリット)
ZENAIM 「KEYBOARD」は、非常に完成度の高いゲーミングキーボードですが、いくつか気になる点もありました。
- 価格が高い(約48,000円)
- 競合製品よりも高価で、手を出しにくい。
- 価格に見合った価値を感じるかどうかは、個人の判断による。
- キーリマップ機能が制限されている
- F1~F8キーしかリマップできないため、自由なキー配置変更ができない。
- 他のゲーミングキーボードのように無変換キーやCapsLockキーのカスタマイズができない。
- 慣れるまで時間がかかる
- ショートストロークとラピッドトリガーが敏感すぎて、最初は誤入力が多発。
- タイピング作業には、アクチュエーションポイントの調整が必須。
ZENAIM 「KEYBOARD」を使用した感想まとめ
✅ ZENAIM 「KEYBOARD」の良かった点
- FPSゲームでのパフォーマンスが大幅に向上(特にVALORANTやAPEX)
- ストッピングが速くなり、撃ち合いで有利
- 指の疲労が軽減され、長時間の使用も快適
❌ 気になった点
- 価格が高い(約48,000円)
- キーリマップ機能の制限
- タイピング用途では慣れが必要
結論として、ZENAIM 「KEYBOARD」は「FPSゲームを本気でプレイする人」に最適なキーボードだと感じました。
ZENAIM 「KEYBOARD」に関するQ&A

ZENAIM 「KEYBOARD」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
ZENAIM 「KEYBOARD」とはどんな製品ですか?
ZENAIM 「KEYBOARD」は、プロゲーミングチーム「ZETA DIVISION」監修の競技向けゲーミングキーボードです。FPSゲーム(VALORANT、CS:GO、APEX Legends)に特化した設計で、最短0.05mmのラピッドトリガーや超ショートストローク(1.9mm)など、トッププレイヤー向けの機能が搭載されています。
テンキーレス(TKL)ですか?
ZENAIM 「KEYBOARD」はテンキーレス(TKL)サイズのキーボードです。右側のテンキーが省略されており、コンパクトなデザインになっています。
ラピッドトリガー(モーションハック)とは何ですか?
ラピッドトリガー(モーションハック)とは、キーをどれだけ押し込んでいても、設定した数値だけ戻すとオフになり、再び押し込むとオンになる機能です。通常のキーボードよりも素早くキーのオン/オフが切り替わるため、FPSゲームにおけるストッピング精度や移動のキビキビ感が大幅に向上します。
他社のラピッドトリガー対応キーボード(Wooting 60 HE、Razer Huntsman V3 Pro)と比べて何が違いますか?
ZENAIM 「KEYBOARD」のラピッドトリガーは最短0.05mmで動作し、競合製品よりもさらに高速な入力が可能です。
製品名 | ラピッドトリガー最短値 | キーストローク |
---|---|---|
ZENAIM KEYBOARD | 0.05mm | 1.9mm |
Wooting 60 HE | 0.15mm | 4.0mm |
Razer Huntsman V3 Pro | 0.1mm | 3.6mm |
特に、FPSプレイヤーにとってはキーの反応速度が他製品よりも速く、撃ち合いで優位に立ちやすいというメリットがあります。
温度補正機能とは何ですか?
磁気スイッチは周囲の温度によって磁力の強さが変動し、キーの押し込み量の検知にズレが生じることがあります。
ZENAIM 「KEYBOARD」には温度を検出するセンサーが内蔵されており、このズレを自動補正する機能が搭載されています。これにより、常に安定したキー入力が可能になります。
アクチュエーションポイントはどのように調整できますか?
0.1mm~1.8mmの範囲内で、0.05mm単位で細かく調整可能です。例えば、ゲーム時は0.1mm(最速)、作業時は1.5mm(ミス防止)など、状況に応じて設定できます。
キーのリマップ(キー配置変更)はできますか?
F1~F8キーのみリマップ可能です。それ以外のキーの変更はできません。他のゲーミングキーボードのように「Caps LockをCtrlに変更する」といった自由なカスタマイズはできません。
マクロ機能はありますか?
簡易的なマクロ機能はありますが、高度なスクリプト設定などはできません。
プロファイルの自動切り替え機能はありますか?
ゲームごとに設定を自動で切り替える機能が搭載されています。例えば、VALORANTを起動すると「競技モード」に、デスクワーク時は「作業モード」に自動切り替えが可能です。
有線接続ですか?無線(ワイヤレス)には対応していますか?
有線専用(USB Type-C)です。ワイヤレス接続には対応していません。
キースイッチの互換性はありますか?
ZENAIM独自の磁気スイッチを採用しており、他のスイッチとの互換性はありません。
ZENAIM 「KEYBOARD」レビューのまとめ

ZENAIM 「KEYBOARD」は、競技シーンを意識したプロ仕様のゲーミングキーボードであり、特にFPSゲーム(VALORANT、CS:GO、APEX Legends)に最適な設計が施されています。
この記事では、実際の使用感や他社製品との比較を交えながら詳しくレビューしましたが、改めてその長所と短所を整理し、どんな人におすすめできるのかをまとめていきます。
ZENAIM 「KEYBOARD」の総評
ZENAIM 「KEYBOARD」の最大の特徴は、最速のラピッドトリガー(モーションハック)と超ショートストローク(1.9mm)による圧倒的な操作速度の向上です。
特にFPSゲームをプレイするユーザーにとって、これ以上ない性能を誇るキーボードであると言えます。
一方で、価格が約48,000円と高価であり、また、キーリマップの自由度が低いというデメリットもあります。
そのため、万人向けではなく、競技志向の強いゲーマー向けの製品という位置づけになります。
ZENAIM 「KEYBOARD」のメリット・デメリット
✅ メリット(良かった点)
- 最速のラピッドトリガー(モーションハック)機能
- 最短0.05mmのラピッドトリガーにより、移動キーの反応速度が格段に向上。
- FPSゲームにおいて、ストッピング精度が大幅に向上し、撃ち合いが有利になる。
- 超ショートストローク1.9mmで素早い入力が可能
- 一般的なメカニカルキーボードのストローク(4mm前後)に比べて圧倒的に浅いため、指の負担が少なく、素早いキー入力が可能。
- 長時間のプレイでも指が疲れにくい。
- 温度補正機能により、安定したキー入力が可能
- 環境温度による磁力の変化を自動補正することで、他の磁気スイッチキーボードよりも安定性が高い。
- デザインがシンプルで高級感がある
- アルミ合金フレーム採用で、ゲーミングキーボードらしさを抑えた洗練されたデザイン。
- 指紋がつきにくい加工が施されているため、見た目の美しさを保ちやすい。
- プロファイルの自動切り替えが便利
- ゲームごとに異なる設定を適用でき、作業とゲームの切り替えがスムーズ。
❌ デメリット(気になった点)
- 価格が高い(約48,000円)
- 高性能だが、競合製品よりも高価(Wooting 60 HEやRazer Huntsman V3 Proよりも高額)。
- コストパフォーマンスを重視する人には向かない。
- キーリマップ(キーの配置変更)の自由度が低い
- F1~F8キーしかリマップできず、Caps Lockや無変換キーなどを他のキーに割り当てることができない。
- 自由なカスタマイズを求めるユーザーには不向き。
- ラピッドトリガーが敏感すぎて、慣れが必要
- 最初の数時間は誤入力が多発し、普通のメカニカルキーボードとは異なる操作感に戸惑う。
- タイピング用途では、アクチュエーションポイントを1.8mm以上に設定しないと誤入力が発生しやすい。
- スペースキーとCキーの同時押しがしにくい
- 一部のキー配置が独特で、APEX LegendsのようにスペースキーとCキーを同時押しする操作がしにくいと感じることがあった。
どんな人におすすめか?
✅ ZENAIM KEYBOARDをおすすめできる人
- FPSゲームを本気でプレイする人(特にVALORANT、CS:GO、APEX Legends)
- 最速のラピッドトリガーとショートストロークにより、撃ち合いの精度が向上する。
- ストッピングの正確さを求めるプレイヤーにとっては、圧倒的に有利。
- ゲーミングキーボードのデザインにこだわりたい人
- シンプルで高級感のあるデザインが特徴で、「ゲーミング感が強すぎるデザインが苦手な人」には最適。
- 長時間ゲームをプレイする人
- キーストロークが短く、指の負担が少ないため、長時間プレイしても疲れにくい。
- ゲーミング用途と作業用途を両立したい人
- プロファイルの自動切り替え機能により、ゲームと仕事で異なる設定を簡単に切り替えられる。
❌ ZENAIM KEYBOARDをおすすめできない人
- カジュアルゲーマーや一般的なPC用途で使いたい人
- 価格が高すぎるため、そこまで本格的にゲームをしない人にはオーバースペック。
- ショートストロークの打鍵感に違和感を感じる可能性がある。
- キーリマップ(キー配置変更)を自由にしたい人
- F1~F8以外のキーリマップができないため、カスタマイズ性を重視する人には向かない。
- 価格を抑えたい人
- Wooting 60 HE(約39,800円)やRazer Huntsman V3 Pro(約44,000円)のほうが、コストパフォーマンスが良い場合がある。
ZENAIM 「KEYBOARD」レビューの総括
項目 | 評価 |
---|---|
ゲーミング性能(FPS向け) | ⭐⭐⭐⭐⭐(5/5) |
タイピングのしやすさ | ⭐⭐⭐(3/5) |
デザインの美しさ | ⭐⭐⭐⭐⭐(5/5) |
カスタマイズ性(リマップ機能) | ⭐⭐(2/5) |
価格の妥当性 | ⭐⭐⭐(3/5) |
ZENAIM 「KEYBOARD」は、競技シーンを意識して設計されたハイエンドゲーミングキーボードであり、特にFPSプレイヤーにとって大きなアドバンテージとなる機能を多数備えています。
最短0.05mmのラピッドトリガーや超ショートストロークの採用により、素早い入力と正確な操作が可能になり、ストッピングの精度や撃ち合いの安定感が向上します。
また、温度補正機能を搭載することで、環境の影響を受けにくく、常に安定した動作が期待できる点も魅力です。
一方で、価格が高く、キーリマップの自由度が制限されているため、万人向けの製品ではないことも事実です。
本気でFPSを極めたいプレイヤーや、ゲーミングキーボードの最高峰を求める人には間違いなく最適な選択肢となるでしょう。
ZENAIM 「KEYBOARD」の高性能を活かし、さらなるゲームプレイの向上を目指してみてはいかがでしょうか。
