この記事は2023年に公開された内容です
ゲーミングヘッドセット市場で絶大な人気を誇るHyperXシリーズ。
その中でも多くのプロゲーマーに愛用された「Cloud2」の正統進化版が、今回レビューする「Cloud3」です。
「Cloud2」は、その優れた装着感・高音質・リーズナブルな価格で、多くのゲーマーに支持されてきました。
実際、海外メディアの調査ではプロゲーマーの使用率No.1に輝いたこともあるほどの実力派ヘッドセットです。
そんな名機の後継モデルとして登場した「Cloud3」は、一体どんな進化を遂げたのでしょうか?
この記事では、「Cloud2」との違いや進化ポイント、デザインや装着感、サウンド性能、実際のゲームでの使用感などを徹底レビューします。
また、筆者が実際に使用して感じたリアルなメリット・デメリットも正直にお伝えしていきますので、「Cloud3」の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

HyperX 「Cloud3」とは?

ゲーミングヘッドセットとして圧倒的な人気を誇るHyperX Cloudシリーズ。
その中でも伝説的な評価を受けた「Cloud2」の正統な後継モデルとして登場したのが「Cloud3」です。
「Cloud3」は、前作「Cloud2」の高い評価を受け継ぎつつ、デザイン・装着感・音質・マイク性能などが進化したモデルとなっています。
ここでは、「Cloud2」との違い、「Cloud3」の進化したポイント、そして購入前に知っておくべきポイントを詳しく解説します。
前作「Cloud2」との違いとは?
前作HyperX 「Cloud2」は、プロゲーマーの使用率No.1に輝いたこともある名機ですが、その後継モデルである「Cloud3」はどのような点が進化したのか?
まずは「Cloud2」との主な違いを比較してみましょう。
項目 | Cloud2 | Cloud3 |
---|---|---|
デザイン | シンプルな外観 | より高級感のあるデザインに進化 |
装着感 | 側圧がやや強め・イヤーカップ小さめ | 側圧が弱めで快適性アップ・イヤーカップ拡大 |
ドライバー | 53mmドライバー(標準) | 角度付き53mmドライバー搭載で立体感向上 |
マイク | 着脱式・ノイズキャンセリング対応 | 着脱式・よりクリアな音質に進化 |
サラウンド | 7.1chサラウンド対応(USB経由) | DTS Headphone:X対応で立体音響強化 |
操作性 | USBオーディオコントローラー付き | イヤーカップにミュートボタン&音量ダイヤル搭載 |
接続方法 | 3.5mm + USBサウンドカード | 3.5mm + USBオーディオアダプター |
重量 | 約320g | 約308gで少し軽量化 |
「Cloud3」の大きなポイントは、装着感と音質が向上していることです。
特にイヤーカップのサイズが拡大され、より快適に耳を覆うようになっています。
また、DTS Headphone:Xによる立体音響を採用し、FPSやバトルロイヤルゲームにおいてより正確な音の方向を把握しやすくなっています。
「Cloud3」の特徴と進化ポイント
「Cloud3」の進化ポイントを、デザイン・装着感・音質・マイク・操作性の5つの視点で詳しく解説していきます。
高級感が増したデザイン
「Cloud2」と比べて全体的なデザインが洗練され、より高級感のある仕上がりになっています。
- メタルフレームは健在ながら、フレーム部分がより薄くスリムな形状に変更。
- ヘッドバンドは、全体的に丸みを帯びたデザインになった。
- HyperXの赤黒のカラーデザインは継承され、ゲーミングデスク周りにも映える。
側圧が弱まり、長時間でも快適な装着感
「Cloud2」は装着感が良いと評価されつつも、側圧がやや強めで長時間使用すると疲れるという声もありました。
「Cloud3」ではイヤーカップのサイズを拡大し、側圧を弱めることで、より快適に装着できるようになりました。
- イヤーカップの内寸が「Cloud3」では拡大し、耳をよりしっかり覆う。
- イヤーパッドの厚みも増し、低反発クッションがより柔らかく進化。
- ヘッドバンドのクッション素材も改良され、長時間装着しても負担が少ない。
角度付き53mmドライバー搭載で音質向上
「Cloud3」では、新しく角度付き53mmドライバーが搭載され、前作よりも立体的な音響体験が可能になりました。
- FPSやバトロワゲームで、敵の足音や銃声の方向がより明確に聞こえる。
- 音の広がりが向上し、定位感のあるサウンド体験ができる。
- 低音の迫力が増し、爆発音や重低音の表現がよりリアルに。
着脱式マイクがよりクリアに
「Cloud3」のマイクは着脱式で、ノイズキャンセリング機能を搭載しています。
- 「Cloud2」のマイクと比べ、より自然でクリアな音声に進化。
- ポップノイズや破裂音を軽減する構造で、ボイスチャットでの聞き取りやすさが向上。
- マイクを使用しない時は取り外して軽量化も可能。
イヤーカップに音量調節ダイヤル&ミュートボタン搭載
「Cloud2」ではUSBオーディオコントローラーがありましたが、「Cloud3」ではイヤーカップに直接音量ダイヤルとミュートボタンを搭載しました。
- 左側イヤーカップ:ミュートボタン(ボタンを押すだけで即ミュート可能)
- 右側イヤーカップ:音量調整ダイヤル(耳元で手軽に音量調節可能)
- USB接続時は専用ソフトウェアでイコライザー調整も可能
このように、「Cloud3」はデザイン・装着感・音質・マイク性能・操作性の全ての面で前作よりも進化しています。
購入前に知っておきたいポイント
「Cloud3」は多くの進化を遂げたヘッドセットですが、購入前に考慮すべき点もあります。
✅ 価格が上昇している
「Cloud2」の価格が約8,000円だったのに対し、「Cloud3」は約12,980円と価格が上がっています。
✅ USB接続でないとDTS Headphone:Xは使えない
立体音響機能であるDTS Headphone:XはUSB接続時のみ利用可能。PS5やSwitchでは3.5mm接続のみのため、サラウンド機能は使用不可。
✅ ケーブルが着脱不可
「Cloud3」のケーブルは本体に固定されているため、断線時に交換できないのはデメリット。
これらのポイントを踏まえ、価格や機能面で自分のプレイスタイルに合うかどうかを考えて選ぶのが重要です。
HyperX 「Cloud3」のデザインと装着感

HyperX 「Cloud3」は、前作「Cloud2」の特徴を受け継ぎながらも、デザイン・装着感が大きく進化しています。
ヘッドセットは長時間使用することが多いため、デザインの高級感や装着時の快適さは非常に重要なポイントです。
ここでは、「Cloud3」のデザインやフィット感、長時間使用時の快適性について詳しく解説していきます。
高級感あるデザインと素材の進化
「Cloud3」は、「Cloud2」の赤黒のゲーミングデザインを継承しつつ、より洗練された外観へと進化しています。
✅ メタルフレームのデザイン変更
「Cloud2」のフレームはややゴツめのデザインでしたが、「Cloud3」ではよりスリムでスタイリッシュなフレームに変更されています。
- フレームの厚みが抑えられ、見た目がスッキリとした印象に。
- 軽量アルミニウム素材を採用し、耐久性を保ちながらも重量を抑えている。
✅ ヘッドバンドの高級感アップ
「Cloud3」のヘッドバンドは、「Cloud2」と比べてより高級感のある仕上がりになっています。
- 赤いステッチがなくなり、シンプルなデザインに変更。(赤黒カラー)
- クッション部分の低反発素材が改良され、よりソフトな装着感を実現。
- 長時間使用しても頭頂部の負担が少なくなるように設計されている。
✅ イヤーカップのデザイン変更
「Cloud3」では、イヤーカップのサイズが拡大され、より耳をしっかりと覆う形状になりました。
- 「Cloud2」のイヤーカップはやや小さめだったが、「Cloud3」ではサイズアップ。
- これにより、耳全体を覆うことで外部のノイズを軽減し、没入感が向上。
- 外装のメタルフレーム部分の質感が向上し、高級感が増している。
装着感の快適さと側圧バランス
ゲーミングヘッドセットを選ぶ際に重要なのが、装着感の良さです。
長時間プレイするゲーマーにとって、ヘッドセットのフィット感や側圧(締め付け感)は、疲労の軽減に直結します。
✅ 側圧が適度に調整され、快適性が向上
「Cloud2」は装着感が良いと評価される一方で、側圧がやや強めで長時間使用すると耳や側頭部に負担がかかるという声もありました。
「Cloud3」では、この点が改善されています。
- 側圧が少し弱まり、長時間使用しても締め付け感を感じにくい設計に。
- イヤーパッドのサイズ拡大により、圧力が分散され、耳への負担が軽減。
- メガネをかけていても違和感なく装着できる。
✅ イヤーパッドの改良でさらにフィット感アップ
「Cloud3」のイヤーパッドは、より厚みがあり、低反発クッションが改良されています。
- 柔らかさが増し、長時間つけても痛くなりにくい。
- 耳をしっかり覆うサイズになったことで、ノイズを遮断しやすくなった(パッシブノイズキャンセリング効果)。
- イヤーパッドの内部が広くなったことで、耳が圧迫されにくくなった。
✅ ヘッドバンドのクッション性向上
ヘッドバンド部分のクッションも改良され、頭頂部への圧迫感が軽減されています。
- 「Cloud2」よりもふかふかの低反発クッションを採用し、頭に優しくフィット。
- ヘッドセットの重量が均等に分散される設計で、長時間装着しても疲れにくい。
長時間使用時のフィット感と蒸れ対策
ゲーミングヘッドセットは、長時間の使用に耐えられるかが非常に重要です。
「Cloud3」は、快適な装着感を維持しつつ、蒸れや疲労感を抑えるための工夫が施されています。
✅ イヤーカップの通気性
イヤーカップのサイズが大きくなったことで、耳周りの通気性が向上しました。
- イヤーカップが耳を完全に覆うため、耳の圧迫感が減り、蒸れにくくなった。
- 内部のクッション素材が適度に通気性を確保し、夏場でも快適に使用できる。
✅ 重量バランスの改善
「Cloud3」の重量はマイクなしで約308g、マイクありで約320g。
- 「Cloud2」より若干の軽量化でありながら、ヘッドバンドの設計が改良されたことで、重量バランスがより均等に。
- 長時間使用しても首や肩に負担がかかりにくい設計になっている。
- マイクを取り外せばさらに軽量化可能。
✅ 頭を振ってもズレにくい安定感
「Cloud3」は、側圧が強すぎず弱すぎず、ちょうど良いバランスに調整されています。
- 激しく動いてもズレにくく、FPSやバトルロイヤルゲーム中でも安定した装着感を維持できる。
- 側圧が強すぎないため、長時間使用しても側頭部が痛くなりにくい。
まとめ:デザイン・装着感の総評
「Cloud3」は、前作「Cloud2」のデザインや装着感をさらに進化させたヘッドセットです。
✅ デザインのポイント
✔ よりスリムで高級感のあるメタルフレームを採用
✔ イヤーカップのサイズが拡大し、フィット感向上
✔ ヘッドバンドのクッションが厚くなり、頭への負担を軽減
✅ 装着感のポイント
✔ 側圧が適度に調整され、長時間使用しても疲れにくい
✔ イヤーパッドが厚く、耳をしっかり覆うことで快適性が向上
✔ ヘッドバンドのクッションが柔らかく、重量バランスも改善
✅ 長時間使用時の快適性
✔ イヤーカップの通気性が向上し、蒸れにくい設計
✔ 重量バランスが良く、首や肩に負担がかかりにくい
✔ 動いてもズレにくく、安定した装着感をキープ
デザインと装着感の進化により、「Cloud3」は「長時間快適に使えるゲーミングヘッドセット」として確実に進化しています。
HyperX 「Cloud3」のサウンド・マイク性能

HyperX 「Cloud3」は、ゲーミングヘッドセットとしての音質とマイク性能の向上が大きなポイントです。
ここでは、「Cloud3」のサウンド性能・マイク音質・イコライザー調整の可能性について詳しく解説していきます。
53mmドライバーによる立体的な音場
「Cloud3」には、前作「Cloud2」と同じく53mm径の大口径ドライバーが搭載されています。
ただし、今回は「角度付き53mmドライバー」へと進化しており、音の定位感や立体感が大きく向上しています。
✅ 音の方向感が分かりやすくなった
- FPSやバトルロイヤルゲームでの敵の足音や銃声の方向が正確に把握しやすい。
- Cloud2ではやや左右の定位感が甘い部分もあったが、「Cloud3」では前後左右の音の区別がより明瞭に。
- 特にバトルロイヤル系のゲーム(APEX、フォートナイト、CoD)での索敵に強みを発揮。
✅ 音場の広がりが向上
- 角度付きドライバーにより、音が自然に広がるようになり、映画や音楽を聴く際の没入感がアップ。
- ステレオ再生でも音の距離感がより正確に伝わるようになった。
✅ 低音の強化で迫力あるサウンド
- 「Cloud2」と比較すると低音の迫力が増し、銃声や爆発音の臨場感が強化された。
- ただし、デフォルトでは若干低音が強めなので、高音や中音を強調したい場合はイコライザー設定で調整が必要。
着脱式マイクの音質とノイズ対策
「Cloud3」には、前作と同じく着脱式のマイクが搭載されていますが、今回はマイクの音質が向上しています。
✅ マイクの音質がよりクリアに
- ポップノイズや破裂音を軽減する構造を採用し、息の音が入りにくくなっている。
- 録音した音声を確認すると、「Cloud2」よりもこもりが少なく、自然でクリアな音質になっている。
- ゲーミングヘッドセットのマイクとしては十分な品質で、DiscordやZoomなどのボイスチャットも快適。
✅ ノイズキャンセリング機能を搭載
- 「Cloud3」のマイクにはノイズキャンセリング機能が搭載されており、キーボードの打鍵音や環境音を低減。
- 特にメカニカルキーボードを使用しているゲーマーには大きなメリット。
- 一般的なゲーミングマイクよりもノイズ除去の効果が高く、声がクリアに通る。
✅ マイクの取り外しが可能で、軽量化もOK
- マイクを使わないときは取り外してヘッドセットの軽量化が可能。
- 取り外し式なので、リスニング専用のヘッドホンとしても使いやすい。
イコライザー設定とDTS Headphone:Xの効果
「Cloud3」は、USB接続時に専用ソフトウェアを使用してイコライザーのカスタマイズが可能です。
また、DTS Headphone:X に対応し、立体音響の強化が図られています。
✅ イコライザー設定で好みの音に調整可能
「Cloud3」のソフトウェアを使うことで、低音・中音・高音を細かく調整できます。
- FPS用に足音を強調した設定(中高音をブースト)
- 音楽鑑賞向けのバランスの良い設定
- 低音を強調して迫力のあるサウンドにする設定
自分のプレイスタイルや使用シーンに合わせた調整ができるのは、大きなメリットです。
✅ DTS Headphone:Xによる3Dオーディオ
「Cloud3」は、PCでのUSB接続時にDTS Headphone:Xを使用可能。
- 通常のステレオ音声をバーチャル7.1chサラウンドに変換し、臨場感を高める。
- FPSやバトルロイヤルゲームでの「敵の位置を音で正確に把握できる」のが強み。
- 音楽や映画鑑賞でも、空間的な広がりが強調される。
ただし、DTS Headphone:XはUSB接続時のみ使用可能で、PS5やNintendo Switchでは利用できません。
そのため、コンソール機で使用する場合はステレオ出力のみになります。
サウンド・マイク性能の総評
「Cloud3」は、前作「Cloud2」と比較して、音質・立体音響・マイク性能が大きく進化しています。
✅ サウンドの進化ポイント
✔ 角度付き53mmドライバーで定位感が向上
✔ 低音が強化され、爆発音や銃声の迫力が増した
✔ DTS Headphone:X対応で立体音響の没入感がアップ
✔ イコライザーで音を好みにカスタマイズ可能
✅ マイクの進化ポイント
✔ ポップノイズや破裂音が抑えられ、クリアな音質に
✔ ノイズキャンセリング機能で環境音を低減
✔ 着脱式マイクで、リスニング用途にも対応
✅ 注意すべき点
⚠ USB接続時のみDTS Headphone:Xが使用可能(PS5やSwitchでは利用不可)
⚠ デフォルトの低音がやや強めなので、イコライザー調整が必要な場合あり
「Cloud3」は、ゲーマーにとって「立体音響が強化された高品質なヘッドセット」として非常に魅力的な選択肢です。
特にFPS・バトルロイヤル系のプレイヤーに最適なサウンド設計となっています。
HyperX 「Cloud3」のゲームでの使用感

HyperX 「Cloud3」は、ゲーマー向けに設計されたヘッドセットであり、FPS・バトルロイヤル・RPG・MMO・音楽ゲームなど様々なジャンルでの使用に適しています。
ここでは、実際のゲームプレイにおける音の定位感・快適性・デバイスの互換性・メリット・デメリットについて詳しく解説します。
FPSやバトロワでの定位感と没入感
FPSやバトルロイヤルゲームでは、敵の足音・銃声・環境音を正確に聞き分けることが重要です。
「Cloud3」は、ゲーミングに最適なチューニングが施されており、特に音の方向感(定位感)と臨場感(没入感)の向上が実感できます。
✅ FPS・バトロワゲームでの使用感
「Cloud3」の音の特徴として、「低音強め」「広がりのある音場」「明確な定位感」が挙げられます。
- 敵の足音がしっかり聞こえる(特にDTS Headphone:Xを使用すると、前後左右の音がより明瞭に)
- 遠くの銃声や爆発音の方向が分かりやすい(索敵がスムーズになる)
- ステレオ音響でも十分な定位感(USB接続でなくても、3.5mmジャックで十分なゲーミング性能を発揮)
特にFPS・バトロワ系では、「Cloud3」の音質が大きなアドバンテージとなり、足音を頼りに索敵するプレイスタイルのプレイヤーには最適です。
✅ RPG・オープンワールドゲームでの使用感
「Cloud3」の音場の広がりによって、RPGやオープンワールドゲームでは、より臨場感のある音響体験が可能です。
- 環境音のディテールが豊かになり、没入感が向上(雨音・風の音・波の音などがリアルに)
- BGMの重厚感が増し、音楽ゲームやシネマティックなRPGに最適
DTS Headphone:Xを使用すれば、音楽の奥行きが深まり、まるで映画館でプレイしているような感覚を味わえます。
マルチデバイス対応の利便性
「Cloud3」は、様々なデバイスに対応しており、PCだけでなくPS5・PS4・Nintendo Switch・Xbox・スマートフォンなどでも使用可能です。
デバイス | 接続方法 | DTS Headphone:Xの使用 |
---|---|---|
PC(Windows) | USB / 3.5mm | ✅ 使用可能(USB接続時) |
PlayStation 5 / 4 | 3.5mm | ❌ 使用不可 |
Nintendo Switch | 3.5mm | ❌ 使用不可 |
Xbox Series X / S | 3.5mm | ❌ 使用不可 |
スマートフォン(3.5mm端子あり) | 3.5mm | ❌ 使用不可 |
✅ USB接続時のメリット(PC向け)
- DTS Headphone:Xが使用でき、バーチャルサラウンドでのプレイが可能
- 専用ソフトウェアでイコライザーを調整できる
✅ 3.5mm接続時のメリット(PS5・Switchなど)
- 幅広いデバイスで利用可能(PS5・Switch・Xboxでも使用OK)
- USB不要でシンプルに接続できる
「Cloud3」のメリット・デメリット
✅ 「Cloud3」のメリット
🎧 1. FPS・バトロワに最適な音の定位感
- 足音や銃声の方向を正確に把握できるため、索敵能力が向上する。
- DTS Headphone:Xを使えば、より広範囲の音をクリアに認識できる。
🎧 2. 長時間快適にプレイできる装着感
- 側圧がちょうどよく、長時間プレイしても頭が痛くなりにくい。
- イヤーパッドが柔らかく、耳をしっかり覆うため、快適性が高い。
🎧 3. USB・3.5mm両方に対応し、幅広いデバイスで使える
- PCではUSB接続で高品質なサウンドを楽しめる
- PS5やSwitchでは3.5mm接続で快適に使用できる
🎧 4. 着脱式マイクのクリアな音質
- ボイスチャットでの音質が向上し、仲間との連携がスムーズに。
- ノイズキャンセリング機能付きで、雑音を抑えてクリアな音声を届けられる。
⚠ 「Cloud3」のデメリット
⚠ 1. DTS Headphone:XはUSB接続時のみ使用可能
- PS5・Switch・XboxではDTS Headphone:Xの立体音響が使えないため、PC専用機能になってしまう。
- 3.5mm接続では通常のステレオ音声のみになる。
⚠ 2. ケーブルが着脱不可
- 3.5mmケーブルが本体に固定されているため、断線した場合に交換できない。
⚠ 3. 「Cloud2」より価格が上昇
- 「Cloud2」の価格が約8,000円だったのに対し、「Cloud3」は約12,980円と価格が上がっている。
ゲームでの使用感まとめ
🎮 FPS・バトロワでの使用に最適
✔ 敵の足音や銃声の方向を正確に把握できる
✔ DTS Headphone:Xを使えば、より広範囲の音をクリアに認識可能
🎮 RPG・オープンワールドゲームでも没入感アップ
✔ 音の広がりが向上し、環境音やBGMの臨場感が増す
🎮 マルチデバイス対応で幅広い用途に使える
✔ PCではUSB接続でDTS Headphone:Xが利用可能
✔ PS5・Switch・Xboxでは3.5mm接続で快適に使用できる
⚠ 注意点
⚠ USB接続時のみDTS Headphone:Xが利用可能(PS5・Switchでは使えない)
⚠ ケーブルが固定式で、断線時の交換ができない
HyperX 「Cloud3」を使用した私の体験談・レビュー

HyperX 「Cloud3」を実際に使用してみて、ゲーミングヘッドセットとしての性能、快適性、そして実際のゲームプレイで感じたリアルなメリット・デメリットを紹介します。
「Cloud3」は、前作「Cloud2」の正統進化モデルとして期待されるポイントが多いですが、果たしてその実力は本物なのか?
FPS・バトロワ・RPG・ボイスチャット・長時間使用など、あらゆるシチュエーションで試したリアルな使用感をお伝えします。
FPSでの使用感 – 足音の聞こえ方が重要
FPSゲームでは敵の足音・銃声・環境音を正確に把握できるかどうかが勝敗を分ける大きなポイントになります。
私はAPEX LEGENDSとVALORANTをメインに、「Cloud3」の音質を確かめました。
✅ 足音の方向がより明確に
- DTS Headphone:Xを有効にすると、敵の位置が驚くほど正確に把握できる。特に「どこから来るのか?」が直感的にわかるようになった。
- 3Dオーディオの効果で、上下の音も聞き取りやすくなり、敵が建物の上にいるか下にいるかの判断がしやすい。
✅ 銃声や爆発音の迫力がアップ
- 「Cloud3」は低音が強めなので、銃声や爆発音の迫力が増している。
- ただし、デフォルトでは少し低音が強すぎるため、高音を強調するイコライザー調整をすると、より聞きやすくなる。
✅ チームコミュニケーションが快適に
- マイクの音質が向上しており、ボイスチャットで仲間とクリアに意思疎通ができる。
- ノイズキャンセリング機能により、キーボードの打鍵音が入りにくくなり、VC中のノイズが軽減された。
▶ 結論:FPS・バトロワプレイヤーに最適!
「Cloud3」はFPSにおいて定位感・臨場感・ボイスチャットの快適性の全てが向上しており、特に足音を重視するプレイヤーにはおすすめできる。
RPG・オープンワールドゲームでの使用感 – 音の広がりが圧倒的
次に、The Witcher 3やElden Ring、Final Fantasy XIVなどのRPG・オープンワールドゲームでの使用感を確かめました。
✅ 環境音がリアルで没入感が向上
- 風の音や水の流れる音、焚き火のパチパチとした音など、細かな環境音がはっきりと聞こえる。
- フィールドの広がりを感じるような立体的な音響設計になっているので、オープンワールドとの相性が抜群。
✅ BGMの表現力がアップ
- 「Cloud3」の音場の広がりによって、壮大なBGMがより迫力を増して感じられる。
- 特にファンタジー系RPGのオーケストラBGMとの相性が非常に良い。
✅ 長時間プレイしても快適
- イヤーパッドのフィット感が良く、長時間つけても耳が痛くならない。
- 側圧が絶妙で、しっかりフィットしながらも締め付け感が少ないため、数時間プレイしても疲れにくい。
▶ 結論:映画のようなゲーム体験ができる!
「Cloud3」は、環境音やBGMの豊かさを引き出すため、RPGやオープンワールドゲームの没入感を高めたい人に最適。
長時間使用時の快適性 – 側圧がちょうど良い
ゲームを2~3時間続けてプレイすることはよくありますが、ヘッドセットの快適性は長時間の使用に耐えられるかが重要です。
✅ 軽すぎず、重すぎずのバランス
- 約320g(マイクなしで308g)の重量は、ヘッドセット全体で見ると軽量ではないが、負担を感じるほどではない。
- 頭頂部のクッションが柔らかく、圧力が分散されるため、長時間でも快適。
✅ 側圧が絶妙で耳が痛くならない
- 「Cloud2」は少し側圧が強めだったが、「Cloud3」は適度に弱まり、長時間つけても頭や耳が痛くなりにくい。
- メガネをかけていても違和感なく使用できた。
✅ 蒸れにくいイヤーパッドの素材
- イヤーパッドは柔らかく、通気性も考慮されているため、長時間つけても蒸れにくい。
- ただし、夏場は少し蒸れを感じるため、冷却ジェルパッドなどのアクセサリーがあるとより快適に使えそう。
ボイスチャット・配信でのマイク使用感
✅ Discordやゲーム内VCでの音質が向上
- 友人とDiscordで通話しながらゲームをしたが、「声がクリアに聞こえる」と言われた。
- キーボードの打鍵音や生活音が入りにくくなっているため、ボイスチャットがより快適に。
✅ 配信での使用も問題なし
- マイクはコンデンサーマイクほどのクオリティではないが、配信のサブマイクとしては十分な性能。
- 音質は「クセがなく、普通に聞き取りやすい」との評価を受けた。
私が感じたメリット・デメリット
✅ メリット
✔ FPS・バトロワでの足音の聞こえ方が優秀(索敵がしやすい)
✔ RPG・オープンワールドゲームでの没入感が増す(環境音がリアル)
✔ 長時間プレイしても快適な装着感(側圧がちょうどよく、耳が痛くなりにくい)
✔ マイク音質が向上し、VCや配信でも使いやすい
✔ USB・3.5mm両対応で、PC・PS5・Switch・スマホなど様々なデバイスで使える
⚠ デメリット
⚠ DTS Headphone:XはUSB接続時のみ対応(PS5やSwitchでは利用不可)
⚠ デフォルトの低音が強めで、調整が必要な場合がある
⚠ ケーブルが着脱不可なので、断線すると交換できない
体験談まとめ – こんな人におすすめ!
🔹 FPS・バトロワプレイヤー(足音・銃声の方向が明確で、索敵能力が向上する)
🔹 RPGやオープンワールドのゲームが好きな人(環境音やBGMがリアルに聞こえる)
🔹 ボイスチャットや配信をする人(クリアなマイク音質で快適にVCができる)
🔹 長時間ヘッドセットをつける人(側圧がちょうどよく、快適にプレイできる)
HyperX 「Cloud3」に関するQ&A

HyperX 「Cloud3」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「Cloud3」は前作「Cloud2」と比べてどこが進化しましたか?
「Cloud3」では、音質・装着感・マイク性能が向上しました。主な違いは以下の通りです。
- 角度付き53mmドライバーを搭載し、FPSでの足音の聞こえ方がより正確に。
- イヤーカップが拡大し、装着感が向上。長時間プレイでも耳が痛くなりにくい。
- DTS Headphone:X対応(USB接続時)で、立体音響の精度がアップ。
- マイク音質がクリアに改善され、ボイスチャットや配信での音質が向上。
- イヤーカップに音量ダイヤルとミュートボタンを搭載し、操作性が向上。
「Cloud3」はどんなゲームに向いていますか?
FPS・バトロワ・RPG・オープンワールドゲームに特に適しています。
- FPS・バトロワ
- 足音・銃声の方向が明確に聞こえ、索敵能力が向上する。
- DTS Headphone:Xを使えば、立体音響で敵の位置をより正確に把握できる(PC限定)。
- RPG・オープンワールド
- 環境音のリアルさが増し、没入感のあるゲーム体験が可能。
- BGMの表現力が高まり、壮大な音楽がより楽しめる。
PS5やNintendo Switchでも使えますか?
3.5mmジャックで接続すれば使用できますが、一部機能が制限されます。
- PS5・PS4・Nintendo Switch・Xboxでは、3.5mm接続のみとなり、DTS Headphone:X(立体音響)は利用できません。
- PCでUSB接続すれば、DTS Headphone:Xやイコライザー調整が可能です。
「Cloud3」のマイクは取り外せますか?
着脱式マイクを採用しています。
- 必要に応じて取り外し可能なので、リスニング専用のヘッドホンとしても使用できます。
- マイクにはノイズキャンセリング機能が搭載されており、ボイスチャット時に雑音を抑えることができます。
USB接続と3.5mm接続の違いは何ですか?
USB接続時のみDTS Headphone:Xが使用可能で、音質調整ができます。
接続方法 | 特徴 |
---|---|
USB接続(PC) | DTS Headphone:X対応(立体音響)、イコライザー調整可能、よりクリアな音質 |
3.5mm接続(PS5・Switchなど) | 通常のステレオ音声、DTS Headphone:Xは使用不可 |
イヤーパッドは交換できますか?
イヤーパッドは着脱可能ですが、HyperX公式の交換用パッドが用意されていないため、汎用品を探す必要があります。
ケーブルは着脱可能ですか?
「Cloud3」のケーブルは固定式です。そのため、断線してしまうと交換が難しくなるため、取り扱いには注意が必要です。
「Cloud3」の重さはどのくらいですか?
マイクなしで約308g、マイクありで約320gです。軽量ではないが、ヘッドバンドのクッション性が向上しているため、長時間使用しても負担が少ない設計になっています。
「Cloud3」の音はデフォルトでどういう傾向ですか?
低音が強めで、迫力のあるサウンドです。
- FPSやバトロワでの銃声・爆発音がよりリアルに感じられる。
- ただし、デフォルトでは低音が強すぎると感じる場合があるため、PCでUSB接続時にイコライザーで調整するのがオススメ。
HyperX 「Cloud3」は、FPS・RPG・ボイスチャットなど様々な用途で優れた性能を発揮する万能ゲーミングヘッドセットです。
このQ&Aが、あなたのゲーミング環境にぴったりのヘッドセット選びの参考になれば幸いです! 🎧✨
HyperX 「Cloud3」レビューのまとめ

HyperX 「Cloud3」は、前作「Cloud2」の優れた点を継承しつつ、音質・装着感・マイク性能が進化したゲーミングヘッドセットです。
ここでは、レビュー全体を振り返りながら、どのような人におすすめか、購入前に考慮すべきポイントは何かを詳しくまとめていきます。
「Cloud3」の総評
✅ 音質面
✔ 角度付き53mmドライバーによるクリアな音質
✔ FPS・バトロワゲームでの足音や銃声の方向が正確に把握できる
✔ DTS Headphone:Xによる立体音響(USB接続時のみ)
✔ RPGやオープンワールドでの没入感が向上
✅ 装着感
✔ イヤーパッドの厚みと柔らかさが増し、長時間装着しても快適
✔ 側圧が適度に調整され、頭や耳が痛くなりにくい
✔ ヘッドバンドのクッション性が向上し、長時間のプレイでも負担が少ない
✅ マイク性能
✔ ノイズキャンセリング機能でキーボード音や環境音を低減
✔ ボイスチャットや配信でもクリアな音声を提供
✔ 取り外し可能な設計で、リスニング用のヘッドホンとしても使いやすい
✅ 接続・互換性
✔ USB接続 & 3.5mm接続の両対応で幅広いデバイスで使用可能
✔ PC・PS5・Switch・Xbox・スマホで利用できる(DTS Headphone:XはPCのみ対応)
HyperX Cloud3はこんな人におすすめ!
✅ FPS・バトロワをプレイする人
- 敵の足音や銃声の方向を正確に聞き取れるため、索敵能力が向上する。
- DTS Headphone:X対応(PCのみ)で、3Dオーディオの恩恵を最大限に受けられる。
✅ RPGやオープンワールドゲームを楽しみたい人
- 環境音のリアルさやBGMの美しさを最大限に楽しめるので、映画のようなゲーム体験が可能。
✅ 長時間ゲームをプレイする人
- 装着感が向上し、側圧やイヤーパッドの快適性がアップしているため、長時間つけても耳や頭が痛くなりにくい。
✅ ボイスチャットや配信をする人
- ノイズキャンセリング機能搭載のマイクでクリアな音声が伝わるため、Discordや配信での通話が快適。
✅ PC・PS5・Switchなど複数のデバイスで使いたい人
- USB & 3.5mm接続の両対応で、幅広いデバイスに対応している。
「Cloud3」を購入する前に考慮すべきポイント
「Cloud3」は多くのメリットがありますが、いくつか注意点もあるので、購入前にチェックしておきましょう。
⚠ DTS Headphone:X(3Dオーディオ)はUSB接続時のみ利用可能
- PS5・Switch・Xboxでは3.5mm接続のみのため、立体音響機能は使えない。
⚠ デフォルトの低音がやや強め
- FPSでよりクリアな音を求める場合は、イコライザー設定で調整すると聞きやすくなる。
⚠ ケーブルが着脱不可
- 断線すると交換できないため、取り扱いには注意が必要。
HyperX 「Cloud3」レビューの総括
HyperX 「Cloud3」は、前作「Cloud2」の優れた点を受け継ぎながら、音質・装着感・マイク性能のすべてが進化したゲーミングヘッドセットです。
FPSやバトルロイヤルでは足音の定位感が向上し、RPGやオープンワールドゲームでは環境音のリアルさが際立ちます。
長時間の使用でも快適な装着感を維持できる設計で、ボイスチャットや配信でもクリアな音質を提供。
PCでのUSB接続時にはDTS Headphone:Xによる立体音響が楽しめるため、特にPCゲーマーには大きなメリットがあります。
ただし、3.5mm接続時にはDTS Headphone:Xが使用できない点や、ケーブルが着脱不可である点には注意が必要です。
価格は前作より上がっていますが、ゲームプレイの没入感や快適性を求めるなら、その価値は十分にあります。
HyperX 「Cloud3」は、快適な装着感と高品質なサウンドを求めるゲーマーにとって、頼れる選択肢となるでしょう。

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